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  2. #260 仕事とプライベートの記..
2025-03-27 1:08:51

#260 仕事とプライベートの記憶を分離する手術があったら…?ドラマ『Severance(セヴェランス)』がやっぱり面白すぎた

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<目次>
() OP
() 2022年ぶりにSeverance回
() 簡単なあらすじ
() そういえば草野のブッククラブの行方
() インスタレーション・マーケティング
() B向け企業との珍しいタイアップ
() Appleが結構推しているのは珍しいね
() ヒットドラマにはミーム力は必須である
() ベン・スティラーの哀愁のあるコメディ感
() 『Wednesday』にもあった即興ダンスミーム
() カジュアルビューイングの普及
() ヒットドラマに必要なものはなにか
() 【ここからネタバレあり】シーズン2の感想
() 好きだったシーン
() 最終話について

<参照リンク>
草野のブッククラブ兼ニュースレター
https://miki.beehiiv.com/p/feb-2025
#105 雑談回 SFドラマ『セヴェランス』面白かった / 信頼できるメディアとは何か? - Off Topic // オフトピック | Podcast (AppleSpotify
『Severance』シーズン1の予告
https://www.youtube.com/watch?v=xEQP4VVuyrY

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サマリー

ポッドキャストでは、Apple TV Plusのドラマ『セヴェランス』について活発な議論が行われています。このシリーズは、仕事とプライベートの記憶を分離する手術を受けた主人公について描かれており、マーケティング戦略の革新性とストーリーの深さが魅力とされています。ドラマの魅力やマーケティング戦略について、特にミーム化や内容のオリジナリティ、キャラクターの深さが物語の成功に寄与している点が語られています。また、制作の背景やベン・スティラーの役割についても触れられています。ポッドキャストでは、ドラマ『セヴェランス』の魅力や分離手術を描くことの意義についても議論されています。さらに、シーズン1からシーズン2へのキャラクターの成長や複雑さについても触れています。『セヴェランス』のエピソードは、記憶を分離する手術をテーマにした独特な世界観や、撮影技術、キャラクターの描写が際立っているとされています。作品の美術や編集についても詳しく語られ、多くの視聴者が興味を持つポイントが紹介されています。また、ポッドキャストでは『Severance(セヴェランス)』の第3シーズンへの期待や作品中のキャラクターの魅力についても話されています。シリーズに残された謎やその解明過程がファンコミュニティに与える影響についても触れられています。ポッドキャストエピソードでは、ドラマ『Severance(セヴェランス)』の深いストーリーと面白さについて語り、視聴者に興味を持ってもらうことを促しています。

セヴェランスの魅力と評価
宮武 徹郎
みなさん、こんにちは。草野美希です。 宮武徹郎です。
草野 みき
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩くかぼれしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、セヴェランスを語ろうの回です。
はい。 ついに。
すごい、早い。はい、トランションが早かったですね。
宮武 徹郎
すいません。
草野 みき
はい、ちょっと今回は、セヴェランスを語ろうっていう回をやろうと思ってまして。
たぶん、一番最初に紹介したのは、2022年の頃に、私が雑談会で、セヴェランスっていうドラマが面白くてっていう、そこからテッドラストとかそこら辺からApple TV Plusにはまったんですけど、
その時に、なんか謎の数字を打ってるんですよとか、なんかよくわかんない仕事してるんですよみたいな話をしてたんですけど、
3年待って、シーズン2が最近出て、で、先週、最終回が、フィナーレがあったんですけど、
ちょっとその話を、宮武さんも見たらしいので、したいなっていうところで、
前半はちょっと、マーケティングとか、そのストーリーもちょっと面白いので、見てない方もぜひ聞いてもらいたいなってところで、後半はちょっと、最終回含めて、いろいろネタバレ。
宮武 徹郎
だいぶネタバレしようするってことですよね。
草野 みき
そうですね、その話をできたらなと思うんですけど、宮武さんも最終回見ましたか?
宮武 徹郎
見ました、見ました。
多分、草野さんがセブランスについて話してから、多分その1、2ヶ月後に見たんですけど、
めちゃくちゃ面白くて、シーズン1の時ですね。
で、そっから、あれ3年でしたよね、確か。間が。
ちょっといろいろコロナとか、いろいろ理由があって、ストライクとかあって、撮影がなかなかできなかったりできたりとかしてたんですけど、
なんか、やっぱり3年経つとだいぶ忘れちゃう場合もあったり、
あと、単純にあの面白さを保てるのかみたいな話が、多分すごいあったと思うんですけど、
多分、ほとんどの方々の期待値以上、作品が出来上がったので、ほんとすごいなっていうのを思いましたね。
草野 みき
おー、そうですね。
いつもこのコンテンツを紹介するときに、やっぱり宮武さんの悔しいなって、上手いなって思います。
見てないコンテンツの話、私よりも説明できるから。
見てもらえてよかったです。見てもらえて。
宮武 徹郎
でもあれですね、Apple TV Plus史上で一番人気の番組になったんですよね。確か、テッドラスを超えて。
草野 みき
テッドラスもシーズン4が回復っていう話なので、それも楽しみだなと思いつつ、
ストーリーの革新性
草野 みき
セベランス何なんだっていう話で言うと、ストーリー大きなあらすじを言うと、
謎めいた製薬企業、ルーモン産業は、ルーモンインダストリーって言うんですけど、
セベランスと呼ばれる手術を受けて、一部の社員の仕事と私生活、プライベートの記憶を分離できるっていう、
セベランスの手術を受けた人が主人公、マークっていう人を中心に、会社の中と外の世界を行き来するみたいな話なんですけど、
本当に社員は何人かいるんですけど、出てくるメインの人は4人と、
その取り巻きの会社のよくわからない人たちと、あと家族とか、そんな感じの本当に面白いドラマですよね。
宮武 徹郎
なんか、そもそものそのコンセプト、シーズン1だと、多分どちらかというと、そのセベランスっていう、
その手術の元、生まれてくる生活の違いとか、そういう話をいろいろしていたと思うんですけど、
シーズン2はもうちょっと違う、ストーリーの話が多分進んでいったと思うんですけど、
すごいシンプルなコンセプトなんですけど、それによっていろいろ考えさせられるような話ではありますよね。
草野 みき
ありそうでなかった設定っていうか、
誰もが思うじゃないですか、仕事のストレスがそのまま引きずって、
なんか生活嫌だなって思うパターンもあれば、逆もあると思うんですけど、
なんかそれをシンプルなコンセプトの中で、すごく複雑なストーリーと、
あと素晴らしいビジュアルと、まあその映像の撮り方とか、グラフィック、演技とかも全部いろいろ含めて、
すごい世界観が確立されてるっていうのが、多分ここのドラマのすごいところかなと思うんですけど、
マーケティング戦略の成功
草野 みき
前に読書を、ブッククラブをしたいみたいな話をしたときに、ニュースレターを作ったんですけど、
そのときにちょっとセベランスの話を少しだけして、ブッククラブじゃねえじゃんっていう話かもしれないんですけど、
宮武 徹郎
ブッククラブって別にニュースレターやるブッククラブあるんでいいじゃないですかね。
草野 みき
でも本の話もしつつ、やっぱセベランス面白いから、ちょっとオフトピックだと語るところがそのときなかったので、
ちょっとニュースレターで書いたんですけど、やっぱり面白いのはマーケティングですよね。
一つ目に言うと。
特にこのシーズン2でのマーケティング施策っていうところですよね。
始まる前に、インスタレーションみたいなニューヨークのグランドセントラルの駅で、実際のキャストを使って、
セベランスの中で一番アイコニックなオフィスフロアみたいなのを駅の中で実際に再現して、
透明のボックスみたいなところでその演者の人たちが、仕事っていうか、よくわからない仕事をみんなはしていて、
それをみんな観客が見てるみたいな。でもその見てるっていうことも、演者の人は反応しないし、聞こえないしみたいな設定っていうのも、
ドラマの世界観を表現してたりとか、なんか今までだったらこんなことなかった。
ポップアップでもないし、本当にアートみたいな、その実際にやってる人が、生きてる人が演じてるっていうところの面白さ。
メインキャストをフルで活用するっていうのは、多分普通のドラマだとできないっていうことも含めて、すごいマーケティングだなって思いました。
宮武 徹郎
3時間くらいいたらしいですよね。あのインストレーション。
で、実際なんか、あのコンピューターって実際作動するらしいですよね。ただなんか途中でちょっと壊しちゃったりとか。
草野 みき
動かなかったみたいな。
宮武 徹郎
結局、パソコンではなくて紙飛行機を作って遊んだり掃除をしたり、ちょっと怒られてるっぽいシーンがあったりとか。
でも、確かあれですね、中の声は全く観客側から聞こえないので、役者としてはアクションを通して演じるっていう感じだったらしいですよね。
どうでした?見てみて。
あのインストレーションはすごい面白かったですよね。
まず、役者が出てくるっていうところも、普通だとそんなことできないじゃないですか。
確か、セベランスの中で、コーベルとミルチェックってキャラクターが2人いるんですけど、どちらかというと悪役っぽい感じの2人になるんですけど、
その2人が入ってくる瞬間、全員ちょっと静かになったらしくて、観客が。
それぐらい、やっぱりその世界観がうまく保たれていたのかなと思いますし、
そこにいたセキュリティの人たちも、多分雇われてた人たちだと思うんですけど、
またその役者がたぶん仕事終わって帰った時に戻ってくるのかっていうのをある観客がセキュリティガードに聞いたらしいんですけど、
セキュリティガードが答えたのが、ルーモインダストリーは役者を雇いませんと。
もっと会社について知りたければこのパンフレットを読んでくださいっていう。
なんかやっぱり全体的な世界観の作り方がちゃんと守られてるっていうのはすごいなと思うので、
なんかこれを多分ベンスティラとか、多分いろんなスタッフ側の指示だったと思うんですけど、
それをできたのは本当すごいなと思いますね。
草野 みき
なんかやっぱり守られつつ、でもクリエイター側もちゃんと目立ってるっていうのもやっぱすごいなって思いますよね。
ベンスティラなんて普通に俳優として有名な人ですし、そこのバランスも、実際にベンスティラも見に来てたじゃないですか。
なのになんかみんな、多分人がみんなベンスティラに話しかけたいなって話しかけてる人もいましたけど、
なんかそこにちゃんと集中するんじゃなくて、みんな見てたみたいなのが、すごいファンのコミュニティがちゃんと作られてるなって思いましたね。
宮武 徹郎
あとやっぱりすごい設定とすごいフィットしている場所ですし、グラウンドセンターを使っているので、いわゆる仕事でいろいろそこを通る人もいれば、
なんかオフィス空間っていう、なんかちょっと不思議な空間だったり、ちょっとコーポレート感とか、なんかその世界観を多分出しやすいっていうのもあれば、
なんかそのセベランスに草野さんが言ったように、なんかその中にいる人と外にいる人のなんか表現の仕方が、なんかその言葉で表現せずにできたっていうのはすごいいいなと思いましたね。
草野 みき
あとはアップルストアとかでも、結構セベランスの作中に出てくるアイテムだったりとか、アップルストアって結構全部かっこいいじゃないですか。
どこの街行っても、どこの都市行ってもかっこいいから、なんかすごく普通の店舗でそのドラマをフィーチャーするとか、例えばAmazonの店舗でAmazonのIP映画を紹介するっていうのと、なんかまた違う。
結構アップルストアって、結構都市によってその色を出してるじゃないですか。そのそれによってその、なんかドラマのうまく表現できているのかなっていうのも、それもちょっと思ったりとか。
あとまぁオフィスっていうビジネスっていうコンテンツだから、リンクトインとかでなんかマーケティングしたりとか、結構それは他にもドラマとかでもやってたりするんですけど、
ポッドキャストとかでも、アトラシアンとか、ジップリクルーターとか、結構ビーム系のサービスがそのセベランスとコラボしたりとかしていて、なんかそういう意味だと普通のドラマとか映画とかだとあんまりできないようなタイアップっていうのができていたっていうのは今回のシーズンとかでは特にそうだったのかなっていうふうには思います。
宮武 徹郎
やっぱりこれアップルとしては結構レアですよね。これだけその一つの番組をプロモーションするっていうのは、もちろんなんかテッドラッサーとかそういうのもある程度プロモーションしてたんですけど、なんかセベランス、今回のセベランスに関してはそれ以上のその投資だったのかなと思ったので、ティムクックもキャンペーン動画に出てたりとか。
草野 みき
ちょっとアップルっぽさがあるよねみたいなのは、もともと言われたの統一感のあるオフィス空間みたいなとこで言うとあったのかなと思うんですけど、でも私も思いました。なんかポッドキャストとかだとやっぱアップルポッドキャスト押してるので、公式であとやるのかなと思ったんですよね。
アップルTVプラスのアカウントで出すのかなと思ったらちゃんとポッドキャストのショーを作る番組に頼んで、で広告もちゃんと入れて。
宮武 徹郎
アトラシアンとか、でもアトラシアンの広告の宣伝の仕方もルーモンと比べると、うまくストーリーと絡めたようなポッドキャストの広告の作り方だったので、これって今後増えるんですかね。
今までだとやっぱり特にBtoBとかの広告って基本的にちょっと固めなところとか、もうちょっとビジネス系のポッドキャストに出ていくっていうのが普通だったんですけど、なんかもうちょっとこのフィクションな、例えばテレビ番組だったり映画でも結構今ポッドキャスト化してるところ多いじゃないですか。
その中でなんかあえてそのちょっとファンタジーとかちょっとフィクションなIPでもそのBtoBの広告を出すっていうのって今後増えてくると思います。
セベランスの魅力
草野 みき
ふえるとは思うんですけど、結構レアケースってか選ぶなって気がしますよね。テレビドラマの話も後でしたいなと思うんですけど、それで言うと去年一番盛り上がった、ME賞を取ったって意味だとサクセッションとか、もう人気だったじゃないですか。
でもあれもまあオフィスドラマっちゃオフィスドラマっていうか、あともう最近だとTHE INDUSTRYっていうイギリスのドラマとかも金融外のオフィスのドラマなんですけど、なんかそれがこういう形で昇華されるタイアップになるかっていうと、どうなんだろうなっていう気もするっていうか、難しいなって思うんですよね。
なんでなんだろうか。まあでもやっぱりそのある意味扱ってる内容はめちゃくちゃリアルなんだけど、めちゃくちゃフィクションじゃないですか。オフィスドラマでありながらこれだけフィクション感を出せるっていうのが、なんかコラボしやすさがすごくあるっていうか、なんかサクセッションとなんかちょっとあれはちょっとリアルな感じがしませんか、現実世界に引っ張られちゃう感じがして。
宮武 徹郎
ちょっとえっと、そうですね、たぶんサクセッションとかだとちょっとなんかお金持ちの話になっていくので、なんか若干そのブランドイメージみたいな部分が、あとたぶんほとんどのキャラクター若干嫌われてるので、なんかあまりプロモーションされたくないっていう部分があったりとかすると思うんですけど、なんかそこはちょっと違いますよね。
なんでわかんないですけど、ザオフィスとかがやっていれば、なんかもうちょっとなんかちょっと近しいところはできたのかなとか思いますけどね。
あとでもなんかフィクションがまあまあそのセベランスの場合だとあるので、だからこそなんかブランド側としても変な色付けとかしなくても済むっていうのはたぶんいい部分だったりするかなと思いますね。
草野 みき
自分のバランスが取れるなんかものがあんまりない気がするんですよね。ザオフィスとかもうちょっとオフィスドラマではあるんですけど、IP寄りになっちゃうというか、なんかそのストレンジャーシングスとかとそっちのなんかそのなんだろうな、ポップさが強い感じがしてるんで、フレンズとかもちょっと、まあでもシットコンみたいな感じもありますもんね、そのルーム、セベランスって。
宮武 徹郎
そうですね、結局そのポッドキャスト自体はその、あのうちにその続き、そのストーリーの続きっていうよりも振り返りなので、結局そのポッドキャストにその広告を出しているわけなので、その番組自体に広告を出しているわけではないので。
草野 みき
今の話はポッドキャストの後の話ですか?
宮武 徹郎
あ、そうそう。で、なんかそう考えるとある程度可能性は広がるのかなというふうに思いますけどね。
草野 みき
全体の話かと思ってました、ちょっとその普通の。
宮武 徹郎
全体の話は結構難しいですよね、確かに。
草野 みき
それはでもキャストの人に、なんかキャラクターがちゃんとしてると全然ポッドキャストはいけるかもしれないですね。
宮武 徹郎
でもなんか、その結構アプリとして推してるっていうのは、あのホームページで番組を推したのって初めて見た気がします。
草野 みき
うん、あんまりないですね。
でも今後増えそうな気はしますけどね。
宮武 徹郎
でもいろんなコンテンツ出してましたよね。
なんかそのルーモナの風船を作るサイトもそうですし、実際そのPCの画面のやつとか、
あとあの8時間のBGMみたいなやつとか、あとあのebookとか、なんかいろいろいろいろいろ出してましたよね。
結構あれ、草野さんも読みました?
なんかいろいろそこにもヒントがあるんじゃないかみたいなことをいろんなファンが必死に読んでた気がするんですけど。
草野 みき
そうですね、ebookはたまにあったり、前回のシーズンとかあったりとかしたり、
あとなんかApple TVプラス、なんか他にはebook系あった気がするんですけど、
Apple TVプラスとコラボレーションした面白さかもしれないですよね。
もうなんでAmazonプライムとかKindleやればいいのにって思います。
確かに一番フィットしますよね。
そのベンスティラーが言ってたのは、やっぱり誰もまだセベランスを企画した時に、
あと脚本のダン・ディクソンさんがやろうってなった時に、
Apple TVプラスっていうものがまだなかったからこそ、期待値がゼロで、
なんかまだ誰も知らないから、ある意味自由にやれたみたいな話をしてて、
そういう意味だと、絶対に人気のNetflixとか、大きなプラットフォームじゃなくて新しいプラットフォームで、
大きな、みんなメインストリームの会社ではあるものの、
新しいところでチャレンジするっていうのは、こういうところにいい理由があるのかなって思いますよね。
宮武 徹郎
あと、草野さんがニュースセッターの方でも書いた、
これまたマーケティングの話ですけど、
Meme化しやすい、UGC化しやすいコンテンツでもあるなっていうふうには思いますよね。
制作とキャラクターの深さ
草野 みき
ヒットするドラマの定義を考えた時に、やっぱりMeme力の高さっていうのは、
結構長期的な意味でのヒットっていう、トレンドになるとかじゃなくて、
っていう意味だと、それってやっぱ重要だなって思うんですよね。
なんかでも、サクセッションとかもMeme結構よく私も見かけるんですけど、
だからよく働いてたら、私もサクセッション見てないんですけど、
メールがバーってくるみたいな、あれじゃないですか、あのMeme。
あれとかだと、やっぱ確かに仕事してたら、それを使いたくなる気持ちも分かるし、
で、なんか面白いじゃないですか、そのシーンが。
で、セベランスもSFスリラーではあるもののコメディがベースにあるから、
なんか一番有名だと、オフィスの中の管理人みたいな人、ミスター・ミュージックっていうキャラクターが、
なんか無表情でめっちゃ踊ってるみたいなのって、
オフィスの空間なのに、めちゃくちゃなんかディスコみたいなカラフルなライティングで、
もう空間も面白いし、やってることも面白いし、
だけどなんか踊ってるMemeって結構人気じゃないですか。
そのシチュエーションとしては使いやすいから、バズるっていうのはなんかよく分かるし、
それがドラマが終わったとしても、これ何なんだって思わせる、
やっぱMemeの生存能力の高さは、やっぱりドラマ、ヒットするドラマにおいては必要な要素なのかなと思いました。
宮武 徹郎
全員が見てなくても、このMemeは見たことあるっていう、
そこが本当にカルチャーの浸透させる一つの要因ですよね。
特にこのセベランスの場合だと、TikTok化もすごいしやすいものもありましたし、
イニーとアウティって呼ばれる、イニーはセベランスされて、
仕事中の自分、ビルの中の自分と外の自分、イニーとアウティの違いとか、
それこそ役者が外でパパラッチで写真撮られると、
アウティのあのキャラクターだみたいな、すごい言われたりするので、
そういうイニーとアウティっていう言葉を作ったっていうのも、
一つすごいMeme化しやすいポイントだなっていうふうに思いますよね。
草野 みき
大平 本当にでもシンプルな話ですよね。
それ考えついて、またちょっと脱線しちゃいますけど、
これがこうなるんだろうなっていう伏線も予想がつかないじゃないですか。
大体ついたりするじゃないですか。
この人、実はお父さんで、ここがつながってて、みたいなのって、
ちょっとずつわかる気がするので、え?みたいな。
そことこれつながってんの?みたいな。
宮武 徹郎
シーズン1の、このキャラクターこんなに重要な役割だったんだっていうのが、
エピソード7か8ぐらいから10話中、ようやくそこで見えるっていうのって、
結構な衝撃でしたよね、みんなから。
確かにエピソード5、6ぐらいから、
ちょっとこのキャラクターの名前をよりメンションしてるなとかっていうのは、
多少あるんですけど、別にそんな気づかないので、すごいですよね。
作った、書いたダン・エリクソンさんは、
もともとでもこれを、すごいいろんなパートをやっていたときに、
このパイロット、1話目を考えたらしいですよね。
なので、まさにこの自分のやってる仕事を忘れたいみたいな。
草野 みき
シーズン2だと、それの伏線がちょっとだけありますよね。
宮武 徹郎
そうですよね。ちょっとだけ、実際パートでやってた1つの仕事がちょっと出てくるっていう話だったりするんですけど、
そういうのが、やっぱり本当にそういうところから生まれてきて、
でもそこからすごい気になるのは、パイロットって、セブランスってやっぱりすごいのって、
本当にオリジナル作品じゃないですか、これって。
何か本を引用したとか、そういう話ではなくて、
いろいろインスピレーションを受けているものはもちろんあるんですけど、
作品自体は完全オリジナルなので、
どこまで、これパイロットをベン・スティラーに渡したときに、
どこまで先を読んでたのかっていうのはすごい気になりますよね。
草野 みき
確かに。結構、結末は決まってるけど、ちょっとそのどのキャラクターが人気かとか、
その雰囲気とか、たぶん、あのベースのコメディ要素はベン・スティラーな気がするんですよね。
ベン・スティラーの作品とかって見ます?監督の作品とか。
宮武 徹郎
ちょこちょこ、はい。
草野 みき
何見ました?
宮武 徹郎
でも一番、たぶん日本でも有名なやつだと、ナイトミュージアムかな。
ナイトミュージアム。
とか、あと彼の超有名作品だと、あれですね、なんだっけ。
草野 みき
ベン・スティラー トロピックサンダーとかですか?
宮武 徹郎
トロピックサンダーとか、はい。
草野 みき
ベン・スティラー なんかその、私も何個か見てて、ライフっていうあれ。
ベン・スティラー ウォーツ・アミティ。英語だとそういうタイトルだった気がするんですけど、日本語だとライフっていうタイトルで。
ベン・スティラー あと、リアリティ・バイツとか監督してる作品とかあるんですけど、
本、全く別の本を最近読んだ、本か記事読んだときに、ベン・スティラーってよくあるキャラクターの特徴が、
なんか悪気はないけど、真面目なのに、いつも悪い印象を持たれて、それを回復しようとする役が多くて、
それでうまくいかないみたいな、なんかキャラクター多いみたいな話をしてて、
なんかちょっとそれが、なんていうんですかね、結構、セベランスもそうだし、なんかベン・スティラーが出てるキャラクターとかやってる役柄も、
なんかちょっと、いつもうまくいかなくて、過去の過ちを、いつもそれを恥じている男みたいなのが多いらしくて、
なんか、セベランスもちょっとそれの風味を感じるっていうか、
なんていうんですかね、そのめちゃくちゃポジティブ、人生楽しいっていうよりは、ちょっと自信がなさげで、
なんか、だけど、より良い人間になろうと思っている、だけど、あんまりうまくいかないみたいな、
そういうキャラクターが多いっていうのは、なんか共感するし、人間ぽいところ、うまくやろうとするんだけど、うまくいかないみたいなのって、
コメディ的に表現すると、面白い部分だし、あと勇気づけられる部分もあると思うし、
なんかそういうところの風味は、ベン・スティラーが足したのかなって、今日思いました。
ダンスシーンと共通点
宮武 徹郎
なんか、ベン・スティラーの話の前の話にちょっと戻るんですけど、
ミルチックっていうキャラクターがダンスしてたっていう。
それが、ミーム化されたりとか、いろいろ共有されたりとかしてたと思うんですけど、
ウェンズデイも似たようなことが起きたじゃないですか。
ネットフリックスの?
ウェンズデイ役のジェノ・オルテガさんがやったダンスシーンがすごい人気になって、
それも一部、そこまでミーム化はされてないと思うんですけど、
実際、そのダンスシーンがすごいYouTubeで再生されたりとかしてて、
その2つですごい共通で面白いと思ったのは、それぞれの役者が考えたダンスだった。
一切、こうしてくださいみたいな指示がなくて、
ある程度ちょっとふわっとした中で任されて、それであれが出てきたっていうのって、
それって偶然なのか、そこで何か共通点があったのかっていうのは、
個人的に気になってるポイントですね。
セヴェランスの独特な視聴体験
宮武 徹郎
何か魅力をみんなそういうところで感じるのか、何なんですかね、そこって。
草野 みき
それはどうやってそれを埋め出せたのかって話じゃなくて、どうしてそれがヒットしたのかってことですか。
でも、ミームって、何かフリーでダンスしてる方がバズらないですか。
だって、何か普通に、振り付けがあるものよりも、フリーで踊ってるのに、何か顔の表情とか、どっちも真顔な感じじゃないですか。
真顔なのに、何かめっちゃ面白いダンスしてるみたいなのって、すごい面白いし、
宮武 徹郎
誰でもすぐ真似できるダンスだから、人気なのかなって思いました。
何なんですかね、何か自由な自己表現っていうのがそこで出てくるのか、何かわかんないですけど、
たぶんそれぞれ若干違う気はするので、ウェンズデンの場合だともうちょっと、あの風味っていうか、
あのトーンにすごい合わせたダンスを、たぶんジェネラル・テガーさんが調べて作ってたらしいですけど、
セベランスの場合だと違和感があるっていうのが、たぶんすごい良かったりとか。
草野 みき
でも、ウェンズデンもちょっと違和感ないですか。
宮武 徹郎
あれ結構確かあの時代の、たぶんダンスとかをすごいオマージュしていて、
どっちかというと、彼女がダンスするっていうのがちょっとあれですよね、違和感があったっていうところですね。
個人的に、セベランスってすごい個人的に良かったなって、
これはもうちょっと作品の話かもしれないですけど、カジュアルに見ることがあんまりできない作品だなっていう。
で、たぶんここ3年から5年ぐらいで、カジュアルビューイングのカテゴリーってすごい増えてると思うんですよ。
内容を各シーンで何をやってるかっていうのを明確に説明するんですよ、キャラクターが。
これって確かネットフリックス側からの指示もあったりするらしくて、
スマホをいじりながら見てる人用に、今部屋に入ったんですよ、みたいなことを言うとか、
何をやってるかいうことによって、それを聞いて、じゃあこのシーンだったら見ようっていうのを、より選ばせるようにしてる部分があって、
でもセベランスってそれを完全に無視してるような気がしていて。
草野 みき
なんか、色、ビジュアルもそうですし、セリフとか、撮り方とかで全部伏線があったりしますもんね。
宮武 徹郎
そこの、そこを無視してるからこそ、すごい良いと思っていて。
草野 みき
できないですよね。
宮武 徹郎
そこを完全集中しないといけないっていうのって今の時代だと珍しいと思うので、
でもだからこそ多分、よりハマると本当にハマるものだと思うので、
シーズン1とシーズン2の違い
宮武 徹郎
それもなんか、よりファンを喜ばせるような試作だと思いますね。
草野 みき
ドラマの話で言うと、ミーム力の話とか、あと私が書いたので、若いチームとプロが集まっている、
さっきのインスタレーションみたいなのはセレブキャストだと絶対できない話ですし、
だけど、ベン・スティランみたいな、今までやってきた人もいたりするみたいなバランスだったりとか、
あと人間らしさみたいなところ、ヒーローではないっていうところがドラマで表現する話なのかなとか、
あと、Apple TV+,ストリーミングされるプラットフォームの関係性とか、
あと、終わってからもコンテンツをフレンズとかザ・オフィスみたいにずっと投稿し続けてくれたりとかするプロダクションやコミュニティがいるっていうところが重要なのかなと思ったんですけど、
長期的にヒットする作品のドラマってどういう要素が必要だと思いますか、宮武さん的に。
宮武 徹郎
いやー難しいですよね。なんか映画って結構1本2本の作品、いわゆるその続編がなくても大ヒットするもの、大ヒットして長期的になんかヒット映画として覚えられるものってあると思うんですけど、
割と短めのシーズンでなんかそれが同じようにできるかっていうのは正直、そこのなんか時間っていうのは一つ、どこまで重要なのかっていうのは気になっているところと、
草野 みき
時間っていうのはどこの時間ですか。
宮武 徹郎
なんかその長さっていう意味ですね。
エピソードの長さですか。
10年やってるのかとか。
シーズンとかですか。
そこはなんかちょっと一つ気になっているところはありますし、あとは何なんですかね、やっぱりもう1回見たくなるとかっていうのってすごい大事だと思うんですけど、
多分ちょこちょこ見返し見てるのはビッグバングセオリーとか。
草野 みき
なんでなんですかねそれは。
宮武 徹郎
なんか何かやりながらなことが多いので、なんか集中しなくていいっていうのが。
草野 みき
でもそれ音楽とか全然それでもいいじゃないですか。
ニュースとかなんだろう、アニメとかでもいいじゃないですか。
宮武 徹郎
アニメは全然いいと思うんですけど、なんか多分動画みたいなものを求めているのってなんかちょっとしたお笑いみたいな。
ちょっとしたコメディとかが多分すごいフィットするのかなっていうふうに思いますね。
ザ・オフィスとかも多分そうだと思いますし。
草野 みき
ちょっとしたコメディがやっぱあるのって重要なんですね。
宮武 徹郎
なんかセベランスの場合だと、でもなんかカジュアルビューイングしない気がするので。
草野 みき
でもなんかコメディがちょこちょこあるから面白いなって思うんですよね。
なんかすごいシリアスなシーンでも、なんか変なやりとりがあってもう1回見たくなるみたいな、そのカジュアルにも見たくなります。
宮武 徹郎
個人的には、なんかちゃんと見たいって思う場合がいるんですよね。
草野 みき
ちゃんと見たいです。でも4回目とか5回目とか。
宮武 徹郎
でもなんか4回目、5回目見るのは全然いいんですけど、なんか何か例えば、
何かしながらっていうのは結構難しそうだなっていうのは思ったりするので、
なんかそういう意味だと、なんかそのカテゴリーには入らないんですけど、
あまり回数見ないですけど、例えば映画とかだとわかるんですけど、
ザ・ゴッドファーダーとか多分めちゃくちゃ回数見るわけではないんですけど、
みんななんかそれをちゃんと見る時があったり。
インターステラーとかも多分そうかもしれないですけど、
なんか映画館にもう1回10周年でリリースされるみたいな。
なんかどちらかというとそっち系に近いのかなっていうふうに思いますけど。
なんかもっと映画に、映画の多分ヒット作品の方になる可能性があるかなと思いましたけどね。
草野 みき
ちょっとここからドラマの話とかしたいなと思うんですけど、いいですか?実際に。
なんでちょっと見てない方は見てほしいなっていうところ。
宮武 徹郎
ちょっと内容知ってもいいけど、知りたいなっていう方はぜひ見てもらえたらなって思うんですけど。
だいぶネタバレしちゃうかもしれないので、そこだけ気をつけながらですかね。
草野 みき
でもちょっと、あんまりネタバレしない程度で、なんか監督の人が言ってた、
シーズン1は本当に子供時代、シーズン2は本当に思春期みたいなステージになってますみたいな話をしてて、
まさにその、イニーとアウティー。
イニーは生まれて数年とか2年とか、早くてもう数ヶ月しか経ってないから、本当に見た目、実年齢はめっちゃ大人なんですけど、
考え方とか、なんか自我があんまり目覚めてないから、ちょっと子供っぽいというか、
そのオフィスのショーよみたいな、よくやったねみたいなのもめちゃくちゃ子供っぽかったりするんですけど、
なんかそういう意味で、シーズン2は本当にちょっとずつ大人になっていく、自我が目覚めるみたいなところがすごい面白かったなっていうところと、
やっぱりイニーとアウティーがあるから、本当にそこが最初は本当に、みんなイニーの時はみんなイニー、みんなアウティーの時はアウティーっていう、
裏表が本当に一緒だったから、分かりやすいんですけど、たまに1人だけアウティーみたいな、1人だけイニーみたいなパターンとかあったりとかして、
で、実はこの人セビリナスされてるんかいみたいなパターンとかもあったりなかったりみたいな感じなんで、
そういう意味だと、全く別の人がそこにいるっていう話になると、ワークライフバランスみたいな話とまたちょっと違う、別の話の複雑性がどんどん増していて、
で、そのアウティーよりイニーの方がちょっと下っていう、働いてもらってるみたいな、外にいる自分、手術を選んだ自分の方が偉いと思ってたのに、中にいる方がちょっと幸せだったり、
中にいる方が自分の権利とか自我が目覚めて、コントロールが難しくなってくるみたいなのは、おもしれーみたいな話作るのうまーみたいなふうに思いましたね。
宮武 徹郎
そこもどんどんエスカレーションしていくじゃないですか、なんかそのシーズン1とかだと、かなり非動機型で、コミュニケーション、自分のイニーとアウティーがコミュニケーションとれたりとかするのが、ちょっとずつ変わってきたりとか、そこの見せ方が、見せ方もすごいうまいですし、
そのコミュニケーションをどう取るのかとか、そもそもなんか、より自我を持ったイニーが出てくる中で、アウティーとどうやってリアクションするのか、お互いの幸せとは何なのかみたいな話とかもいろいろ出てくると思うので、そこはすごいおもしろいですし、個人的にはやっぱり、
伏線とか、解決されてないものが多すぎて、なんかそれを多分いいと思う人もいれば、めちゃくちゃネガティブに捉える人も実はいて、なんか多分、一番このシーズン1とシーズン2の大きく、大きな違いっていうのは、やっぱり複雑度がめちゃくちゃ増すので、シーズン2の中で。
草野 みき
大平 そうですね。ダークさも増して、なんか出てくる。
宮武 徹郎
そういう意味だと、シーズン1がすごい良くて、シーズン2が悪いっていう人に関しては、シーズン1ってめちゃくちゃシンプルなワークライフバランスとか、そういう系の話を明確に話すっていう、で、めちゃくちゃリアリティがあるっていうところなんですけど、シーズン2に入ってくるとそこのリアリティがだいぶ減っていくので、
そこに関して多分指摘する人っていうのはもちろんいるかなと思うんですけど、そこはなんかそれぞれだと思うので、なんか個人的にそこの部分が、なんか一つあるのと、あとやっぱりなんかもうディテールが細かいじゃないですか、この番組って。
もうなんかオープニングの曲から、これって何の意味があるのかっていうのをみんな、なんかファンセオリー化全部されるっていう。なんかなんでここに赤ちゃんが出てくるんだとか。
草野 みき
オープニングの映像で。
エピソードの制作背景
宮武 徹郎
なんかそれこそオープニングの映像の中で、あのちょっとネタバレしないように話す。
草野 みき
もうしちゃっていいです全然。
宮武 徹郎
明日って大丈夫ですか。あのオープニングの映像で、あのなんかミルチック、ミルチックじゃないアービングのなんか顔が入ったコップが出てくるんですけど、なんかそこになんかペーパークリップが入ってるのかなと思ったら、実はあのトランペット風なの楽器だったみたいな。
草野 みき
うーん。
宮武 徹郎
でそれが一番最後のあのエピソード10に実はつながるみたいな話とかあったりするので、なんかそういうところもあのいろいろ細かいところで、なんかあれ確かなんかオープニング映像って、えっとなんかちょこっとだけ指示が入ってたらしくて、基本的にはその内容を知らずに作ったらしいですよね。
必ずコーベルをこういう形で入れろとか、なんかこの多分その各エピソードにちなんだものはなんか入れてくださいみたいな、そこのヒントだけは渡してたらしいんですけど、基本的にストーリーを知らずにやってたっぽいですね。あとどっから話せばいいですか。
オープニングシーンからなんかそのシーズン2のエピソード1ですね。あの走るシーン。5ヶ月かかったらしいですからね。もちろんなんかそれ以外の撮影もいろいろやってたっぽいですけど。
草野 みき
めっちゃ詳しいじゃないですか、宮田くん。
宮武 徹郎
いろいろインタビュー見ました。
草野 みき
でも5ヶ月かかって、でも撮影の様子とか見て本当に撮影大変そうですよね。結構あれ。で毎回そのホールウェイ、その廊下?廊下を毎回改装して作ってみたいな。
宮武 徹郎
みんな迷子になったって言ってましたよね。なんかいろんなインタビューで。毎回廊下のセットをちょこちょこ変えるので、どこに何がいったかわかんなくて、結局スタッフを助けを呼ぶみたいな。
草野 みき
なんかやっぱりでも本当に、まあショットもそうですけど、グラフィック、グラフィカルだなってやっぱ思うんですよね。結局会社、普通の会社もそうですけど、そのロゴから何から何まで統一感を作る、まあ宗教的なところもありますけど、でもそこのガイドラインっていうのはすごくしっかりしてるじゃないですか。
特にITの会社とか、やっぱそこいう意味でも、もうあらゆるエレメント、世界観が全部、ルーモンインダストリーの世界観、もうポスターから、そのすべて、家具とか、なんかいろんなものが、統一感がちゃんとあって、なんか普通、なんか、まあSFSコメディだからしょうがないんですけど、なんかそんなところにお金かけなくてもいいのにみたいな。
すごい細部までこだわってるから、見てて気持ちいいですよね、すごい。
宮武 徹郎
なんか確か、コーベルの冷蔵庫の中も、ちゃんとルーモンの食べ物が置いてあったとか、いろいろね、めちゃくちゃ細かいですよね、そういうところは。
演出と視覚表現
草野 みき
細かいですね。
宮武 徹郎
いやでも、個人的にやっぱりこの作品でやっぱりすごいなっていう、これはやっぱり撮影ですよね、カメラワークもそうですし、ライティングとかもそうですし、編集もそうだと思うんですけど、
そもそも、あの、イニーからアウティー、アウティーからイニーに変わる瞬間を、ドリズム効果を使っているっていうのも、なんかCGIとか一切使わずに、そこのドリズムエフェクトだけで、あれだけ、なんかその違いを見せられたりとか、
そういうのもすごい、なんか単純にめちゃくちゃ上手いなっていうところですね。
草野 みき
どっかの映画でやってたんですよね。羊たちのジムとか。
宮武 徹郎
なんかちょこちょこ、やっぱりちょっとホラー的なものとかで使いますよね、なんか顔の形がちょっと変わるので、それによって。
草野 みき
ズームしながら下がるのが奇跡。なんかやっぱり、面白いユニークなショットと、あと効果音とかも含めて、やっぱ面白いですよね。
宮武 徹郎
最終話を一回置いて、最終話以外で、なんかここすごい面白いとか、なんかありました?
草野 みき
ネットフリックスでマニアックっていうSFのドラマがあるんですけど、なんかそれも薬物治療を、すごい貧乏なエマストーンと、コメディの、あ、忘れちゃった。
なんかその2人が出てくるドラマなんですけど、貧乏だから薬物治療のテスターになって、お金を稼ごうとするみたいな。
で、そこで受けるのがすごい、いろんな世界に行くみたいな話なんですけど、なんかそれの世界観もすごくかっこよくて、なんかそこで出てくるのが、アニメーションとかも出てきたり、ストップモーションとかまさにそれも出てくるんですけど、
そういうものでも世界観が作れてるみたいなのはすごい好きですね。なんかセブランスでもそのアニメーションで表現するシーンがあるんですけど、そういうアニメーションじゃないストップモーションかなって表現するシーンがあるんですけど、そういうのとか、
あとPCの中で、達成しました、仕事達成しました、みたいなの出てくるアニメーションとか、なんかそういうの、同じクリエイターだった気がするんですけど、マニアックでやってる人が、それ、はい、それとかは。
宮武 徹郎
あれ、あのストップモーション、ルーモン社が喋るやつですよね。
草野 みき
そうですね、またアダム・スコットがストップモーションにハマってるって。
宮武 徹郎
あれ、でも、あのルーモン社の声、すごいですよね。あれ、クレジットされてないですよね、確か。
ヒアル・ルーブス。
はい、元々オバマにお願いしたらしいですけど。
草野 みき
ダメだったみたいな言ってましたね。
そういうのとかはすごい好きですね。なんかありますか。
宮武 徹郎
いや、でもやっぱりそのショットの仕方がすごい上手いので、ネガティブスペースの使い方もそうですし。
草野 みき
なんか詳しいですね、さすが。ネガティブスペース。
宮武 徹郎
センタリングしないっていうのは。
ショットが。
でも、TikTok寄りにするのであれば、そのセンタリングするじゃないですか。
草野 みき
意味があるみたいなのがすごいですよね、ちょっとなんか。
宮武 徹郎
だからなんか、やっぱりそこのセンタリングしないからこそ、それこそイニーとアウティとか、対戦状にいるっていうのを上手く表現できたりとか、
それこそ何か線を越えるみたいなシーンあったと思うんですけど、エレベーターの中で。
そういうのも表現しやすいと思いますし。
そうそう、たぶんシーズン1とかもそうだったと思うんですけど、
外にいるときと中にいるときのたぶんカメラワークがたぶん若干違ったりもしているので、
なんかよりワイドレンズを使ったりとか使わなかったりとか。
草野 みき
見てわかるんですか、それ。
宮武 徹郎
いろいろ解説があって、それを。
確かにそうだなっていうのを思ってるんですけど。
そんなめちゃくちゃ詳しい人ではないので。
草野 みき
このカメラあれ使ってんなみたいな。
宮武 徹郎
それは絶対わかんないですね。
草野 みき
えー。
宮武 徹郎
でもなんかそこの。
草野 みき
回想シーンとかありましたけど。
宮武 徹郎
回想シーンあれすごい、あれすごかったですよね。
5年間を何分で表現したのか、何秒で表現したのかわからないですけど。
草野 みき
本当にそれぐらいで。
宮武 徹郎
あれしかしか。
監督ですか。
監督、基本的にフォトグラフィーのディレクターの方ですよね。
で、プロデューサーとかも勤めてたジェシカ・リー・ガグネさん。
あの回想をするシーンの、あの家に住んでたらしいんですよね。
だからこそ、よりそこでどういうふうに表現するのかっていうのがわかったりしたので。
確か彼女がどっからポッドキャストに行ってたのが、
一つのあるシーンのインスピレーションとなったのが、
チポトレを注文したとき。
ドア出しで注文したときに。
デリバリーの車が来たときに、そこから出てきたライトの照らし方がすごいいいなと思って。
それで、それ専用のシーンを別途作ったみたいな話をしてましたね。
草野 みき
お気に入りのシーンとかありますか。
宮武 徹郎
いろいろ。
草野 みき
シーズン2でいうと。
宮武 徹郎
ありますけど、最終話の方に行っちゃって大丈夫ですか。
草野 みき
はい、ここまで来たら。
宮武 徹郎
バスケ好きの人だと、わかる、面白いなっていうシーンがあるんですけど。
マークがコールドハーバーを完了させたときに、お祝いがあるじゃないですか。
そのときに、ケアーイーギアンのロボットがおめでとうございますって。
それで、ミルチックを呼び出すじゃないですか。
あのときの曲のチョイスが、すごいベンスティラーだなっていうところもありますし。
あれは、マイケル・ジョーダン時代のシカゴブルーズのオープニング曲なんですよ。
バスケ好きな人は、それ聞いてみんな、え?ってなるんですけど。
あのときも、あのやりとりもすごい面白いですし、ミルチックとロボット。
明らかに、いろいろ問題が抱えてたりとか、ちょっとずれが生じたりとか、そういうのがすごい面白いなって思いましたね。
草野 みき
たしかに、いっぱいありますよね。
なんか個人的には、最後のシーンもすごくかっこいいなって思ったのと、
あとは、リインテグレーションの再統合するときの、やっぱりその、なんかショットがかっこいいのはもちろんなんですけど、
物語の深い含意
草野 みき
最初の、一番最初の5ヶ月かけた、走ってるシーンとか、そのリインテグレーションのシーンとかも、
めっちゃ時間かかることをちゃんと全部やってるっていう、その一ショットにめちゃくちゃ力込めてる感じ。
あれも同じ場所で4パターンぐらい撮ってて、で、あれもでも、使ってる素材で言ったら30分とか1分もないのに、
あれをやってるっていうのは、なんかすごいな、パワーを感じるっていう気がするのと、
あと、ヤギの飼育のオフィススペースみたいなの、やっぱかっこいい。
オフィスの中に山があるみたいな、丘があるみたいなのは、見ててアートでしたね、あれは。
服装とかもかっこいいし、なんか丘の上になんかデスクがあって、そこでなんか話してるみたいなの、すごい面白かったです。
宮武 徹郎
いやー、なんかまだ全然解決されてない伏線が多すぎますよね。
なぜかMDRの人たちはなんかパウチを持ってるとか、なんかいろんな分かんない、ルーモンも、
結局これ、なぜこれをやってるのかっていうのがそこまで明確に分かんなかったり、なんかコーベルが何を調整してるか分かんなかったりとか、いろんな。
草野 みき
そうですよね。お姉さんがいきなり信じてるのもなんか不思議ですよね。ちょっとそこも謎ですよね。
宮武 徹郎
そうですよね。なんか、いやでもちょっと、最後のシーン、最後の5分ぐらいの下りは、これはちょっと話さないといけないなっていうのを思っちゃうので。
どっからいきましょうか。まず、やっぱりこの番組の、多分その最後のエピソードからだと思うんですけど、
イニーと、自分のイニーとアウティがほぼリアルタイムで話すっていうのを、あれを多分演じるのはめちゃくちゃ大変だったと思うんですけど、
そのシーンをみんな見たかったっていうのはありますし、個人的にやっぱりすごかったのが、マークさんとジェマさんのイニーとアウティの入れ替わりがめちゃくちゃ早く起きるじゃないですか。
最後の方のシーンで、あれが多分4パターン出てくると思うんですけど、アウティのマークとジェマかな。アウティのジェマ。
草野 みき
で、イニーのマークとミシュケイシー。で、イニーのマークとジェマ。っていう、そこでの感情の変化。
めっちゃ一瞬でしたよね。本物の2人が交わるのって本当に一瞬で感動しましたので。
感情的な結末とキャラクターの関係
宮武 徹郎
でもすごいですよね。その一瞬だけだからこそ感動できるし、その後のコメディっぽさのイニーのマークとミシュケイシーがなんでみたいな感じになってるのもすごいですし、
で、もう最後ですよね。このイニーのマークとジェマからのヘリのところに行くっていう。ここもすごい視聴者側もすごい感情的になると思うんですけど、最初はみんなアウティのマークを応援したがると思うんですよ。
ジェマと行けと。だからこそ、なぜヘリを選んだのかみたいなちょっと怒る人って多分出てくると思うんですけど、普通に考えると確かにそっちに行く理由もわかると。
草野 みき
フェアですよね。フェアっていうか、じゃあジェマはもう外に出して解放するから、俺は俺で。もうノートに出ちゃったらもう死んじゃうっていうか、もうヘリとの関係はもう絶対なくなるから、もうジェマ返すからいいですよねっていう。
最後の10分間なのか1時間なのかわかんないですけど、最後は自分が好きな人と一緒にいたいと。で、結局ジェマを先に送り出したので、その人に対して感情がないっていう。
宮武 徹郎
ところの、それの下りの切なさと感動、自我を持ったイニーの面白さっていうのは、そこですごい、アウティのマークとジェマはいろんなトラウマを抱えているのと比較して、
イニーのマークとの、そこの恋ってなんかすごい無邪気なものじゃないですか。そこでの世界しかないからっていうのもありますよね。うん、だからそこのなんかコントラストっていうのもすごい面白いですし、なんか違う形の愛じゃないですか。
いろいろ乗り越えた愛の形と、まだ無邪気で始まりつつある恋っていうか愛情っていうところの違いもすごい面白いなって思うので。あとはなんか、これはなんか多分ベンシティリアンも言ってたと思うんですけど、赤の使い方。
本当の愛が出てるときだけ赤をそのシーズン中に使ってたみたいな話があったと思うんですけど、なんかそれも、これもなんか後々もう1回見たい、見たがる上の要素でもあると思うんですけど、そういうすごい細かいこだわり方をしてるのはすごい面白いですよね。
草野 みき
そうですね、どっちも切ないんですよね。ジェマはジェマで、ずっと地獄なんですよね。誰が一番地獄かって言ったらジェマかもしれない。
宮武 徹郎
たしかに。
草野 みき
ずっと一人で何人、24人分の人格勝手に作らされて、毎回歯医者に行かせられる人格もあれば、毎回ずっと飛行機に乗ってるみたいな、なんかそれを、で、そしてやっと1分、2分会えたと思ったら戻ってこないみたいな。
宮武 徹郎
選ばれなかった。
草野 みき
悲しいですよね。でも、ヘリ選ぶってのも全然わかるし、その2人も幸せになってほしい気もするし、でも、体は1つしかないし、みたいな。
シーズン3の期待と革命
宮武 徹郎
でも、結局、アウティがヘレナだから、なんかそれができるのかみたいな話もありますし。
草野 みき
どう考えても、全然みんなが幸せになるストーリーがなさそうで、シーズン3が怖いみたいな。
宮武 徹郎
でも、シーズン3がようやくあれですよね、MDRの革命みたいな、本当の革命みたいな、だいたい違う部署が違うところに行くと、戦争のみんなイメージがあるじゃないですか、殺されるっていう、それが本当に起きるのかなっていう。
草野 みき
確かに。なんかその、ドクターが最後ジェマに全員死ぬみたいな言ってたじゃないですか、あれもそれはジェマの他のジガの意味の話なのか、ルーモンのいろいろそういう死ぬみたいな話なのか、ちょっと気になりますよね。
宮武 徹郎
いや、そうですよね。あとミルチックがどうなるのかとか。
草野 みき
なんか、もっと反撃するのかなと思ったら、今回はって感じだったんですけど、そのアイデンティティ、人種のアイデンティティみたいなところも今回結構ありましたけど、もっとどうなるのかな、ナタリーとかがあんまり最後出てこなかったりしたけど、ちょっとシーズン3でミルチックとなんかあるのかなとかちょっと楽しみですね。
宮武 徹郎
ミスファンが戻ってくるのかとか、あの人何だったんだっていう。
草野 みき
インターンシップ、もう結構大人になってそう。
宮武 徹郎
そうですよね。
草野 みき
もう、なんか最近の映像見るともうちゃんと大学生になって、なってるから。いやーどうなるんでしょうか、でもおすすめですね、これは。
宮武 徹郎
シーズン3はやるっていう発表はあったっていうところと、あの多分3年はかかんないって言ってたので、それありがたいですね。
草野 みき
一番好きなキャラクター誰ですか?
宮武 徹郎
いやー難しいですね。一番好きなキャラクター、くさなさん先に答えがあったら先に言ってもらいたいですけど。
草野 みき
うーん、でもマークかな、やっぱり。
宮武 徹郎
あー。
草野 みき
なんかどっちも、イニーとアウティのコントラストも好きだし、そうですね、なんかそのキャラクターが違う、そのイニーのマークもなんかかわいくて、子供っぽいというか。
宮武 徹郎
ガキ、ガキですよね。
草野 みき
なんか、でもある意味その、妻をなくしたっていうアウティの、なんか絶妙だなって思いますね。
ヘリと、あのヘルナはなんか、コントラストも好きなんですけど、マークの方が面白いなって思います。
宮武 徹郎
マークって。
あの、イニー、いやそれコーベルの言い方する。
マーク。
あれ、日本語吹き替えってどうなってるのかちょっと気になりますけどね。
同じように言えたのかちょっと、あれですけど。
なんか、いやでもあのイニーのマークとアウティのマークのあの会話、であの、あの発展はすごい面白いなって思いましたね。
なんかイニーのマークが気づくっていう、こいつなんか、ただ利用してるみたいな。
草野 みき
自分の目的を達成したいだけだって。
宮武 徹郎
本当になんか、自我がその瞬間めちゃくちゃわかるっていう感じですよね。
草野 みき
信じてよって。
宮武 徹郎
ヘリーナ、ヘリーナって。
草野 みき
それも、なんか前も名前はジェマーヘルナが間違えると同じ、いいですよね。
宮武 徹郎
誰ですか?
いやー、なんか好きなキャラクターが正直そこまでいないんですよね。
ただ、ちょっと残念だなって思うのはドラマンドですね。
なんかもうちょっとキャラクターを見たかったなっていうのは思いますけど。
草野 みき
謎でしたね、確かに。
宮武 徹郎
で、なんかヘリーナの唯一のなんかちょっと見方みたいな感じだったと思うんですけど、
なかなかなかなかな死に方だったなっていう。
草野 みき
確かに。
挟まってた様子が面白かったですね。
宮武 徹郎
いや、あれいいですよね。あれなんか、あれなんかああいうのちょこちょこ見ますよね、なんか映画とかで。
あれ、あのちょっとシュールな死んだ後の姿。
あー。
そういうのいいですよね。
草野 みき
確かに。
アーヴィンも戻ってきてほしい。
宮武 徹郎
いやー、確かに。あのアーヴィンとバートの。
草野 みき
もういいキャラクター、好きなキャラクターですよね、みんな。
宮武 徹郎
そうですよね。あの、あの二人の関係性だったり、結局あの二人何やってた人たちなんだみたいな。
うん。
のが、それは確かにあの二人、役者がめっちゃ上手いじゃないですか、あの二人。
そうそう。
まあすごい有名な役者でもありますけど。
で、しかもバートの旦那さんもそうだし。
まあでもそういう意味では好きなキャラクターは、ゴートを扱うキャラクター名忘れちゃいましたけど。
草野 みき
あの方ですね、最後本当にピンと助けてくれた。
宮武 徹郎
はいはい。
草野 みき
あの方確かに強烈ですね。
宮武 徹郎
あー、もしくはエミールが好きかもしれないですね。
ヤギ。
え、結局ゴートは何の、何のためにいるんだっていう。
何故、何故犠牲になるんだっていう。
草野 みき
ジェマーみたいな人がいっぱいいるってことですよね、でも。
宮武 徹郎
でもそれがゴートなんですか。
草野 みき
何人殺せばいい、これ何人羊、ヤギ殺せばいいのっていうのは。
まあ何でヤギなのかってことですよね。
うーん、確かに。
いやー、答えが終わらず、なんかシリーズが全部終わっちゃう気はするんですけどね。
ちょっと気になるなーって感じなんですけど、ぜひそんな感じですか。
宮武 徹郎
そうですね、ちょっとぜひいろんな人に見てもらいたいのは見てもらいたいですよね。
そうですね。
キャラクターの魅力とファンの反応
草野 みき
こんな3年待ってっていうよりも、本当に1と2をすぐ見れるっていう状態を逆に皆さんの方がラッキーな気がするんで。
ぜひ見てほしいなっていう気はしますね。
宮武 徹郎
それぞれのキャラクターがこれ、役者がこれですごい人気になってる気がするので、
シーズン3のコストがすごい気になるんですけどね。
今回なんですか、200ミリオンぐらい使ったって言ってましたよね、確か。
草野 みき
ネットフリックスの3体より大きいです。
宮武 徹郎
本当に。
だから、これで役者がもっと有名になってるので、めちゃくちゃ高いだろうなっていうの、そこだけちょっと心配です。
草野 みき
でも、なんでシーズン1、もしくはシーズン1が始まる前から、私見て注目してたんですけど。
宮武 徹郎
コンセプトじゃないですか、これ。
草野さん、わりと好きなコンセプトな気がするんで。
草野 みき
好きなんですけど、なんで3年待たせたっていうことが一番大きいと思うんですけど、
なんで今こんな人気になったのかなっていうのは、
コンセプトとかTikTokにしやすいみたいなのってずっと1の要素からあったし、
なんかキャラクターも面白いから、前からみんなにおすすめしてたのにって私は思うぐらい。
宮武 徹郎
早く聞いてよって。
草野 みき
でも本当になんでこんなに、シーズン2でこんな爆発したのかなっていうのは、なんか珍しいような気もするんですけど、どうなんですかね。
なんかシーズン1で盛り上がって2に行くみたいなのあるんですけど、なんかしれっと更新、
宮武 徹郎
まあ、コアなファンが強かったんですかね。シーズン待たせてそれを喚起する人が多いっていうぐらい。
あとなんかやっぱりそのポッドキャストやるとか、なんかそれも結局そのファンセオリーにうまくフィードインするっていうか、それもあったと思いますし、
謎がより深まったのが結構大きいと思うんですよね。
なんかそれが結構UGCコンテンツを作りやすくしたっていうのはあると思うので、
なんかRedditのチャンネルがやばいじゃないですか、あの番組って。
みんなが考えなかった、ベンスティラーとかダンエリクソンとかが考えなかった伏線を考えたりとか。
草野 みき
謎が多いのにすごくクリファンが終わり方がいつも、謎は残ってもやっとはするんですけど、
結構いい終わり方するじゃないですか、シーズン1もそうですけど。
ここで終わらせるの?みたいな。
そこのちょっとずつ謎が解明された時の、やっぱりねじゃなくて、え?っていう。
宮武 徹郎
ちょっとすぎません?
もうちょっとやってもいい気がするんですけど。
だいぶエピソード10、シーズン2のエピソード10でだいぶ進んだ気はするんですけど、
シーズン1も7話目ぐらいから急に展開が早くなるみたいな感覚は若干あったりするので。
草野 みき
確かに。人にオススメしてもちょっと暗すぎて見れないとか、ちょっと謎が多すぎて見れないみたいな話はされますね、確かに。
宮武 徹郎
エピソード7、8ぐらいまで見れないと、たぶん衝撃が、シーズン1は特にそうだと思うんですよね。
割とちょっと遅めのペースで、面白いの面白いんですけど、違和感しかたぶんなかったりするので、そこが急に展開が変わってくるっていうところはあったりしますね。
草野 みき
エミション、撮るでしょうね。
宮武 徹郎
これは絶対撮りますね。いろんなカテゴリーで撮りますよね、ここに関しては。
セヴェランスの魅力
宮武 徹郎
最後の、一番最後のフリーズフレインも良かったですね。これはなんか完全にベンシティラのアイデアだったらしいですけど、
60年代、70年代の映画っぽい感じですよね。
草野 みき
解説とかも毎回あるのもいいなと思うんですけど。
宮武 徹郎
ネタバレしない程度でやるっていう、めっちゃ一番大変な解説の仕方ですよね。
フォトキャストも、各エピソードが終わった後のちょっとした解説。
草野 みき
撮り方とか、そうですね。
はい、じゃあちょっと、全然これはPRの話ではないので、興味がある方は是非見てもらえたら面白いかなっていう。
シーズン3が始まったら一緒に。
あとその前回、おすすめした人は見てくれてるのかなっていうのもあるので、
多分見てくれてる人もいるから、その人たちもちょっと共感今回できたらいいなっていうところで、
ちょっとまた次は宮武さんおすすめのドラマとか、サクセッションの話とか。
宮武 徹郎
サクセッションは面白いですけど、なんかセベランスの良さって深いですよね。
単純に面白いストーリーだけではなくて、とりあえず深い。
深く見れるし、別にある程度カジュアルでも見れちゃうので、そこの深さがあるないで、
だいぶ長期にわたって好まれる番組になるのかなっていうふうに思いますね。
草野 みき
はい、じゃあ気になる方見てほしいのと、あとニュースレターもよかったら見てもらえたら嬉しいです。
あと前回のベーシックなネタバレなしの話は雑談会の時に2022年に撮ったやつなんで、
一応まだシーズン1見てない方はそっちもよかったら聞いてもらえたら楽かもしれないですね。
導入としてはいいかもしれないです。
視聴者へのメッセージ
草野 みき
はい、じゃあ今回も聞いていただきありがとうございました。気になった方はオフトピックGPのフォローお願いします。
そしてメンバーシッププログラムオフトピックグループもやってるので、気になる方は概要欄からチェックしてみてください。
そしてSpotifyとYouTubeでもビデオポッドキャスト公開しているので、それも登録ぜひ高評価もお願いします。
宮武 徹郎
それでまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:08:51

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