スピーカー 1
スピーカー 2
{openStarringSelector = false;})"
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aria-label="出演者を紐付ける">
草野 みき
{openStarringSelector = false;})"
wire:loading.class.remove="cursor-pointer"
wire:loading.class="cursor-wait"
aria-label="出演者を紐付ける">
宮武 徹郎
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はい。なので、この年末の時期っていうことは、日本でもそうですし、多分アメリカでもそうなんですけど、流行語大賞みたいなものがありますと。
はい。
だから、日本ですとひとつしかないですよね、多分。
スピーカー 2
ひとつ、まあでも入賞みたいな形たくさんは出てますけど、最終的には1個になったりしますね。
スピーカー 1
だから、アメリカの場合ですと、辞書を持っているところがやったりするので、複数あるんですよね。
スピーカー 2
確かに、大賞を決める組織が何個かあるみたいな感じですよね。
スピーカー 1
なので、なんかDictionary.comとか、コリンズとか、何個かあるんですけど、今年の流行語大賞を2つピックアップしたんですけど、実際受賞したところが、
1つ目がDictionary.comが選んだ2025年のWord of the Yearが、6-7。
スピーカー 2
うーん、なるほど。
スピーカー 1
個人的にちょっとびっくりしたんですけどね。
確かに、滑り込みで入ってきたっていう感じと、なんか、多分聞いてる人はほとんど知らない気がします。
そうですね。
多分、日本に住んでるとほぼ聞かないですよね、6-7っていう。
スピーカー 2
そうですね、なんかBrainrodとかも前ありましたけど、それも多分そんなに日本だと浸透してなかった。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
なので、なんかアメリカだとこの6-7っていう言葉、本当に6と7で6-7なんですけど、67ではなくて67ではなくて6-7ですと。
これをちょっと解説している時点で、なんかアルファ世代からすごいおじさんだって思われるかもしれないんですけど。
スピーカー 2
でも日本のアルファ世代はもう何も知らない気がする。
スピーカー 1
知らないかもしれないですね。
知ってても意味は知ってるのかな、どうだろう。
誰も意味をちゃんと理解してないっていうか、それも一部の意味合いでもあると思うんですけど、
元々なんかの曲、スクリーラーの曲から出てきたんじゃないかと言われていて、その後TikTokですごいバイラル化したんですけど、
この67っていう言葉を言うと、全員一緒に67って言ったり、ちょっと手の動きがあったりとか、
いろんなそのムーブメントが勝手に作られたんですけど、
だいたいその動画がバイラル化してから、もう大人たちが困り始めて、
学生、そうなんです、なんだんだっていうところと、もうなんか一日中67しか言わなくなっちゃって、アルファ世代の子たちが学校とかで。
先生たちがどうするべきかっていうのが困ってたっていうところなんですけど、
今年の夏ぐらい、6月ぐらいから多分すごい跳ね上がり始めて、6月から検索ボリュームが6倍ぐらい増えたんですけど、
正直意味合いはほぼないですと。
いろんな意味合いを定義づける人たちはいるんですけど、基本的にはあんまり意味がない。
でもそれ自体がポイントだっていうことを言う人たちもいるので、
その前の年にブレインロッドが流行語大賞を受賞したと思うんですけど、
それの続きっていうか、進化なのかなっていうふうには個人的に思いました。
スピーカー 2
それはどういう意味合いですか?進化っていうと。
スピーカー 1
だからやっぱりこのブレインロッド自体も、いろんな情報を消費しすぎて、
人のメンタルな状態がちょっと悪化するとか、そういう話だと思うんですけど、
いわゆるあんまり意味のなさとか、とりあえずコンテンツみたいなものとして、
スピーカー 2
6・7っていうものも、一つのブレインロッドの事例でもあるのかなっていうふうに思いました。
そもそも意味合いがあんまりなくて、なんか、それも昔流行ったOKブーマみたいな、
ブーマ世代をちょっと霊称するみたいなトレンドあったと思うんですけど、
それもめっちゃ意味があるかって言うとそんなにないんですけど、
その世代をフィルタリングする言葉としてみたいなのは、6・7もちょっと近いのかなって気はしました。
スピーカー 1
でも本当にそうだと思います。で、それを大人たちが乗ろうとして、
なんかハロウィンのコスチュームで6・7っていうコスチュームしたりとか、
それを見て飽きれるアルファ世代っていう、それもよく見るやつですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ブレインロッドは去年だったと思うんですけど、なんかブレインロッドも流行大調をとって、
すごい、今だと割とメインストリーム化した言葉にアメリカの方だとなったのかなっていうふうに思うんですけど、
実はブレインロッド自体は1854年に最初に使われた言葉で。
スピーカー 2
うーん、じゃあ結構歴史のある言葉。
スピーカー 1
そうですね、多分流行ったり流行らなかったりしてたと思うので。
スピーカー 2
でも、流行ってる言葉って言葉なんですか?
スピーカー 1
流行ってる言葉だと思います。
ただまあ、時期的に今が多分一番流行ってるとは思うんですけど、
当時はすごい有名な著者のヘンリー・デイビッド・ソローさんっていう方が書いた言葉で、
僕は彼の名前を聞いて、すごいソローさんが住んでた場所というか、
実際、その著者として活躍してたのが僕の高校のすぐ近くなので、
僕は彼の名前をすごい知っていますし、
彼が住んでた家がいまだにそこにあるんですけど、そこも行ったことあったりするので、
そういう意味だとすごい、あ、彼が書いたんだっていうふうに思ったんですけど。
まあでも、こういうブレインロッドとか、今年だと6・7みたいな言葉が一つ流行って、
スピーカー 2
で、もう一つピックアップすると、アメリカで選ばれた流行語大賞の一つとしてあるのが、バイブスコーディング。
スピーカー 1
これは、我々も何回かメンションしたことありますけど、
アンドレ・カーバシーさんって元テスラ元オープンエイのメンバーの方が考えた言葉で、
確か今年の3月ぐらいだったと思うんですけど、
そこから全員ピックアップ、僕も含めて全員、このバイブスコーディングって言葉がいいねっていう話を、
全員言い出して、そこからどんどん広がっていったっていう感じですね。
スピーカー 2
あ、そんな最近だったんですね。
スピーカー 1
すごい最近ですね、これは。なんか全然最近に感じないですけどね。
スピーカー 2
浸透の速さと言うとそうですよね。
スピーカー 1
テック業界だともう全員こればっかり言ってますもんね、最近は。
でも本当に今年だったはずなんですけど、
いわゆる新しい世代の開発ツールがこのバイブスコーディングだっていう話を彼が言っていて、
いわゆる自然言語みたいな形で、新しい形でアプリとかソフトウェアを作れるような時代が来ましたよっていうことを伝えてたと思うんですけど、
今だと例えばYコンビネーターの参加する企業家とかもほとんどがこのバイブスコーディングを使ってプロダクトとか作っていたり、
我々のCIとかも結構バイブスコーディングを使ってプロトタイプを作ったりとかもしているので、
本当にいろんなテック業界の中の組織ですと普及した言葉でもあり、
ただ同時にバイブスコーディングって全体のこのバイブスの部分が結構大事っていうか、そこが浸透したのかなっていうふうに思うんですよね。
スピーカー 2
テック業界。
スピーカー 1
テック業界以外ですと。
バイブスコーディングですと代表する企業はカーサーとかラバブルとかボルトとかレプリットみたいな、
レプリットも2022年は1ミリオンのARRしかなかったのが今年240ミリオンまで成長したりとか、
ラバブルとかも去年の11月にローンチしたんですけど、8ヶ月間で100ミリオンのARRで今年多分年内250ぐらいいくんじゃないかみたいな話があったり、
カーサーとかに関しては直近また調達してましたけど、
1年間で100ミリオンぐらいのARRを達成して、
今年年内ですと1ビリオンぐらいにいくので、
今年だけで、今年の多分1月が100ミリオンぐらいだったはずなので、
1年間で100ミリオンから1ビリオンまで成長すると、
すごい成長してる企業がいっぱいある中で、
バイブスコーディングではなくてバイブス○○みたいな言葉を使うのも結構増え始めたのかなと思っていて、
バイブスでゲームを作るとか、英語だとバイブスグラフィング、バイブスで図を作るとか、バイブスアナリシス、バイブスで分析する、
本当にそれバイブスでやっていいのかっていう話は一部あるんですけど、
いわゆる自然言語を使ってAIにお願いして分析してもらったり図を作ってもらったりみたいなそういう言葉ですよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
でもメインストリームでも多分2018年ぐらいからですかね、
TikTokが本当に普及し始めてからこのバイブスっていう言葉自体がより使われ始めたのかなというふうに思っていて、
ここも多分波があったり、一時的にバイブスがすごい流行って入らなかったりしていたと思うんですけど、
多分2018年ぐらいからもう一回社会の中で流行り始めていて、
いわゆるインスタグラムの成長と一緒にある一定のデザインとかライフスタイルのコンセプトみたいなものがバイブスとして呼ばれたりとか、
あとはTikTok上で多分流行ったのがバイブスチェックみたいな、大丈夫なのかみたいなところとか、
いい雰囲気なのかみたいなことを聞いたりしていますし、
最近ですとブランドとかも何かのナラティブを伝えるよりもバイブスを伝えたいみたいな感じになっているのかなと思うので、
例えばムードボードより使うとか、そういうクリエイティブとしても増えている気がするんですよね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
でもこのバイブスってちょっと曖昧な言葉ってもあるわけじゃないですか。
なんとなくつながりとか親近感とか感情を伝えるみたいな形でこのバイブスっていう言葉を使っていると思うので、
例えば誰かが悪いバイブスを持ってるみたいなことを言うと、明確にこれだから悪いっていう話じゃなくて、なんとなく雰囲気が悪いみたいな。
ちょっと曖昧な感じで、これもバイブスコーディングも同じだと思うんですよ。
ちょっと曖昧な自然言語を使って、ダイレクトなコードではなくてちょっと曖昧な言葉を使って、
AIにそれをコードに落とし込んでもらうっていうことだと思うので、
これも個人的にはある意味ちょっとブレインロッド的な話にもちょっと近しい部分があると思っていて、
これが全体的にこの言葉たちが流行りだしたのもあんまり偶然とは思ってなくて、
全体的に社会が向かっている方向性がこれをよりプッシュするようにさせたのかなっていうふうに思いましたね。
スピーカー 2
社会が。
社会、そういう消費行動が生まれたのが別に同時発生したのがあんまり偶然ではないっていうところですね。
スピーカー 1
曖昧だからこそ、受け取り手によって感じ方が違うし、絶対みたいなのは出せないから面白いですよね。
まさにLLMとかそういうものですよね。毎回答えが変わるとか。
でもなんとなくのことを伝えられるみたいな感じだと思うので、
スピーカー 2
この絶対っていうのを曖昧にするっていうのってすごい面白い消費行動の変化だなっていうふうに思いますね。
スピーカー 1
そういうトレンドがある中で、同時にもう一つ、今年流行った商品とか、
これはちょっと日本ではなくてアメリカの方とかなんですけど、
例えばラブブもそうですし、プロテインとかドバイチョコとか、バッグのチャームとか、抹茶とかスムージーとか、いろんなものが流行ったと思うんですけど、
これらを一つにまとめると、カイル・チャイカさんってニューヨークアでしたっけ?
スピーカー 2
ニューヨークタイムズ?
スピーカー 1
ニューヨークタイムズでしたっけ?ニューヨークアでしたっけ?
どっちかのライターの方が、すごい上手い形で彼がまとめてくれたんですけど、
それをIRLブレインロットとして呼んだんです。
我々もオフトビッグクラブのメンバー向けにこの話をちょっとしたんですけど、
このちょっと奇妙で、ちょっと幻覚的なプロダクト、リアルな商品がすごい今流行っていますと、
ある意味インターネットに対する疲れへの、そこから自分を守るための反応でもあり、
でも同時にそれをインサイドジョークとして扱う内輪ネタでもありますと。
ミームをスクリーン上で消費するだけではなくて、もう肉体に取り入れるみたいな。
スピーカー 2
IRLはIn Real Life、現実世界みたいな。
スピーカー 1
リアルでのっていう話ですね。
しかも今流行っている、さっき挙げた話とかだと、一つだけ乗る人ってあんまりいないじゃないですか。
スピーカー 2
ラブ付けてる人は絶対片手に抹茶持ってますね。
スピーカー 1
大体そうですよね。
スピーカー 2
おそらくですけど。
スピーカー 1
もしくは他のバック茶を持ったりとか、プロテインを摂取していたりとか、何かコンビネーションでやってますよね。
それもすごい面白くて、一つではなくてコレクティブでやってるっていうのも、それもたぶんすごい今年を象徴するものだと思っていて。
画面で消費しているコンテンツだけではなくて、リアルでそれを摂取して、それが画面上にまた映るっていうのを、たぶんそのサイクルをすごい意識し始めてるのかなっていうところで。
インターネット上っていろんなトレンドが同時発生しているので、一個だけ乗ってもオンライン上でちゃんと見てるっていうステータスシンボルにならないっていう。
スピーカー 2
ラブ付だけじゃ足りないですか?
スピーカー 1
みたいな、もしかしたらそういう考えなのかもしれないなって思っていて。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
特に、例えば僕と草野さんが似たようなフィードを見ていた場合に、別にラブ付だけが出るわけじゃないじゃないですか。
ラブ付が出て、例えばロードが出て、抹茶が出てみたいな。
その中で、その同じフィード、同じ世界観の中でしっかり僕が今のトレンドを知ってますよっていうのを見せるためには、ラブ付だけ持っても意味がないっていう。
スピーカー 2
それって、今までのトレンドを追わなきゃいけないみたいな流れとはちょっと違う。どう違うんですかね?と思います。
スピーカー 1
過去だと、どこまで同時発生しているのかは気になりますよね。
でも、ある程度同時発生はしてると思うので。
でも、それが分からないですけど、同時発生してたとしても、違うコミュニティで一個ずつより流行ってたと思っているのが、今は一つのアルゴリズムのフィードで我々全員見てるので。
確かに。
そこで全部統一されてるっていう。
スピーカー 2
なんかすごく、でもアメリカってそうですよね。みんなすごい、すべて一つのトレンドをみんなで追ってる感じがしてて。
なんか日本だと、アイドルが好きな人がいて、Jポップが好きな人がいて、洋楽好きな人もいてみたいな。
みんながこのチャームつけますみたいなのってあんまない気がするんですけど。
確かに。
スケールさせていくぞっていう資本主義のカルチャーもあると思うんですけど。
だからラブウェブも成長したらアニメやったり、めちゃくちゃ大きいコラボレーションとかやるのかもしれないですけど。
そこの絶対みんな知ってるよねっていう、最後大きくなるのがちゃんと見えてるっていう世界観だと、すごく最初からつけてましたよっていう言いたくなるっていうのは、
余計日本よりあるような気がしました。
スピーカー 1
あると思いますし、でもこれはたぶん後々話す、草野さんがこれメッションしたのすごいいいポイントで、たぶん日本とアメリカってここすごい違うんですよね。
アメリカはやっぱりこういう、なんかよりメインストリーム化する思考があったりとか、なんかその、後々話しますけど、コミュニティが薄いと思うんですよ、ベースとして。
どういう意味合いで薄いってことですか?
でも、よりメインストリーム化しようとするからこそ、よりサブカル感がなくなるっていうか。
スピーカー 2
母数が多いってことですか?
母数も多いですし、なんかそもそも、なかなか、特にオンライン上だと、プライベートコミュニティに行かなかったので、最初。
スピーカー 1
ツイッターだったり、よりパブリックな場所にみんな最初集まりに行ったので。
スピーカー 2
だからこそ、よりパブリックなもの向けの、自分の見せ方とか、そういうのを気にすると、特定のコミュニティのものだけを見せても、イケてるように見えなくなる。
スピーカー 1
マスにイケてる感を出さないといけないとなると、マスで流行るものを身につけないといけない。
だからこそ、ラブブとかドバイチョコとか、そういうものも出てくるのかなっていうふうに思いますし、それがベースにあるからこそ、
インフルエンサーもそうだと思うんですけど、ニッチなコミュニティよりも、マスにどうしても思考が向いてると、より、マス向けってしょうがないと思うんですけど、より薄くなっちゃうので、濃さが。
スピーカー 2
そっちにどうしても寄せてしまうっていうところですね。
難しいっすね、それは。
スピーカー 1
難しいと思います。でも、だからこそだと思うんですけど、日本も多分ちょっとずつそっちの目線に向いてるのかなっていうふうに思っていて、アメリカだと、そっちの方向性に行くことによっての大きな課題が生まれていて、
で、それが多分今日のテーマと一番つながるものなんですけど、ちょっとその前にさらに話すとっていうところなんですけど、さっきはカエルチャイカさんっていう方が出した、IRLブレインロッドっていうめちゃくちゃ面白い記事があったんですけど、もう一つすごい面白い記事があって、
これは元ザ・アトランティックの記者のデリック・トムソンさんが書いた記事なんですけど、記事名がEverything is Television。何でもテレビ化。これめちゃくちゃ面白い記事で、いわゆる本当にどんなコンテンツもテレビ化していますっていう話だったんですよね。
すごい一番わかりやすい事例とかですと、元々SNSっていうソーシャルネットワーキングサービスっていうものがあったのが、ほぼネットワークしてませんと。メディア化して、いわゆるテレビ化していますと。
メタが語るには、Facebookの8割の時間とInstagramの9割の時間が動画を視聴していますと。さらに言うと、FacebookとかInstagramのほとんどの時間がユーザーが直接的に知らない人のコンテンツを見ていますと。
スピーカー 2
なので、友達とか家族からのコンテンツは見ていませんと。でもこれがコンテンツの進化の自然な流れですと。
いいことを言っていて、例えば最近出たソラとか、オープンエイのソラとか、あとメタのVibesっていうAI動画のフィードがあるじゃないですか。いわゆるこれってAIをテレビ化したものですよね。
スピーカー 1
ネットフリックスも一応番組みたいなものとか映画とか出してますけど、これもテレビ化してるんじゃないかみたいな話をしていて、ここでのテレビ化っていうところはより簡単にわかりやすくしていますと。
で、これ草野さん、過去のオフトピックでも話したことあると思いますし、草野さんも気づいてると思うんですけど、より多くのネットフリックス番組では今、キャラクターが自分が今何やってるかっていうのをちゃんと解説してくれるんですよ。
今部屋に入りました。これからこういうことをこの人に言いますみたいなことをわざわざ言うんですよね。それはじゃあなぜそれをやるかっていうと、まず背景で見てる人がいっぱいいますとネットフリックスを。
スピーカー 2
特に画面見てない人。
スピーカー 1
で、たぶんおそらくなんですけど、他の画面見てるんですよ。なんでその人たちがなんとなく終えるように、より説明するような、そういう番組、そういうコンテンツが増えているんですけど、
このデレック・トムソンさんが話してるこのテレビ化っていうのは、いろんなコミュニケーションとかコンテンツがよりテレビっぽいバリューっていうか、テレビっぽいフォーマットを取り入れてしまうと。
なので、より即時性のあるものとか、より感情的なもの、よりスペクタル化されるもの、より手短いものみたいな形でどんどん進化していくんじゃないかと。
スピーカー 1
いわゆる、より友達が多いと、よりなんかすごい人だみたいな。
それって、いわゆる本当に友達をなんか平ら化してるわけじゃないですか。
スピーカー 2
数でもう見てるっていう。
スピーカー 1
全部の友達が同じ価値があって、それを数字化すると本当に数になるみたいな話だと思うんですけど、そこから始まり、で、でも今考えると、そもそもフィードもすごい平ら化してるわけじゃないですか。
自分の友達とか、例えばパートナーがいたら、パートナーの投稿のすぐ後に知らない人のMemeの投稿が出るんですよ。
同じスペースを使って。
それもある意味平ら化していると思いますし、
さらに言うと、スマホの画面上で見てるので、スマホの画面そのものも平らではあるんですけど、
そこから出てくる通知も自分の友達からの、例えばSMSとかLINEでのメッセージもあれば、
知らない、最近登録したアプリからの通知が来たりとか、同じ枠で来るわけなので。
なのでそこも、いわゆるコモディ化したっていうか、価値が他で消費しているものと変わらなくなった。
それを人としてどう捉えるかっていうのはあると思うんですけど、
でも、それこそ友達のメッセージを見るか、
今でもその時に見てるTikTok動画の面白いシーンの終わりまで見たいかみたいな、
そこのアテンションの取り合いとしては、正直友達が同じレベル、場合によってはより価値が落ちてしまう可能性がある。
そこの平ら化によって、そもそもソーシャルなインタラクションが1オプションにしかならなくなるんですよね。
今まではどうだったってことですか?
スピーカー 2
今までは、そもそも会って話すしかなかったりとかしてた時代とか。
スピーカー 1
SNSのTikTokの動画を見るっていうのと、友達の電話に出るっていうのが同じ、その1オプションになってるみたいなことですか?
そうですね。
どっちのが面白いかみたいなことを選ぶ人って当然ながら出てくると思うんですよ。
なんで、ある意味そこの友達とかからのコンテンツも1エンタメのオプションになっている。
スピーカー 1
なるほど。
しかも関係性もそれによってどんどん変わってきていて、コンテンツの投稿の仕方とかからどうやってそれを消費するかっていうことによって関係性が変わってきてると思うんですけど、
例えばインフルエンサーとかですと、よく言われるパラソーシャルな関係性ってあるじゃないですか。
スピーカー 1
ファンとしてはセレブとかインフルエンサーと会えないので、実際話せないので、
一方的にその人を知ってるかのように、そういう成り立ちの関係性が作られるのがこのパラソーシャルな関係性って呼ばれるんですけど、
当然ながら友達は基本的にそういうパラソーシャルな関係性ではなくて、お互い返信し合ったりとか話し合ったりするわけなのでパラソーシャルではないですと。
でもそこがちょっとずつ別に完全に逆転してるわけではないですけど、ちょっとずつ反対の方向に向いてると思うんですよ。
例えばセレブの人たちとかインフルエンサーとかですと、より多くの人たちがちゃんとユーザーのコメントに対して返信をしたりとか、
関係性を持とうとしてるんですよね。当然ながらそれを持つことによってより関係性が深まって、
そこでよりアーティストだとアーティストの音楽を聴いてくれるとか、よりファンになってくれるみたいな。
テイラーする人とかはまさにこれの本当にめちゃくちゃ上手い人だと思うんですけど。
逆を言うと友達とかは僕はよりパラソーシャルになってると思っていて、
友達が例えばインスタグラムのストーリーとかで投稿したときに当然反応する人はいると思うんですよ。
でも反応しない人の方が多いと思うんですよ。投稿に対して。
それっていわゆるその人の投稿をただただテレビコンテンツとして見てるっていうことだと思うんですよ。
それがずっと続くと、ある意味パラソーシャル的な関係性がそこで成り立つようになってくると思っていて。
スピーカー 1
コミュニケーション取ってないのに、友達の人生をなんとなくわかっているし、
でもそれってテイラー・スウィフトが今年婚約したニュースを消費した形と同じ消費行動を取ってるんですよね。
そういうのが個人的にすごい興味深いと思っていて。
それが良い悪いを一回置いて、そういう関係性がちょっとずつ変わってきている。
じゃあリアルで会う人もいますと、友達と。
スピーカー 2
リアルで会うのは当然すごい個人的に良いことだと思っているんですけど、リアルで会う形も変わってきてると思うんですよ。
スピーカー 1
これも最近別の記事で出てたんですけど、今すごいキャッチアップカルチャーがすごい増えてますと。
友達と会ったりとかすると、基本的に毎日会ったりしてないので、
特に知り合いとかもそうですけど、年1回とか年数回とか数ヶ月に1回とか、数週間に1回でもいいと思うんですけど、
スピーカー 2
会うときに基本的にキャッチアップするんですよね。
スピーカー 1
なんで、それまで前回会ってから何が起きたみたいな話を基本的にして、
それでだいたい時間が決まってたりするので、キャッチアップの時間って。
そこで終わって、次のキャッチアップまでに1回時間が止まるんですよ。
そこでもう1回会って、そこのもう1回ギャップを埋めるっていうことを基本的にずっとしてるわけなんですよね。
でもそれって一緒に人生を経験してないっていうことじゃないですか。
いわゆるハングアウトしてるわけではなくて、キャッチアップしてそれで終わって、次のキャッチアップ向けてやってるので、
それ自体は別にそれが悪いっていう話ではないんですけど、今までの関係性とはちょっと変わってきたのかなっていうところは思いました。
スピーカー 2
本当に、有名人とかインフルエンサーとかじゃなかったとしても、
普通の人でもSNSに投稿してることって、だいたいはいいことしか言わないので、
ある意味テレビ化してるっていうのは確かにそうだなっていう、
実際のリアルな話、つらかったこととか、グチとか、良かったことも含めて、
全てのオーディエンスには伝えたくないけど、その人には伝えたいみたいなことって、
SNSとかオンラインには全然載ってこないし、つらいことありました、メッセージしますみたいな、関係性でもないしみたいなのって、
やっぱり実際に会って、その人のバイブスを見て、話すか話さないかっていうのを決めるとか、
半年に1回会ってるからちょっと話そうかなっていうのは、やっぱりリアルであって、分かる情報ですよね。
スピーカー 1
なんか、そのストーリーとかの情報もそうですし、そのキャッチアップもそうなんですけど、
基本過去ベースの話をするんですよね。
なんか、現在の話と未来の話って、実はあんまりしなくなったのかなっていうふうに思うのはすごい面白いなと思っていて、
やっぱりキャッチアップするっていうことは、過去の何が起きたかっていうのをギャップを埋めないといけないので、
過去情報をどうしても伝えないといけないんですけど、でもその中でも、草野さんが言ったようにちょっとテレビ化され始めてるので、
過去の割と大きなイベントを伝えないといけないじゃないですか。
スピーカー 1
昨日これ食べてみたいなことを言っても、あんまりキャッチアップの時間が限られてる中で、それを伝えてもしょうがないので。
でも、意外とそういうのが良かったりとか、あと今やってることとか、次にやることみたいな話っていうのが、そこまでしてないっていうのは、
過去よりも、これは自分の会話の中でもそうだと思うんですけど、それが今まで以上に減ったなっていうふうに思いましたね。
スピーカー 2
ミレイの話でもしませんか?こういうことしようと思ってて、じゃあこれ一緒にやろうよみたいなとかないですか?
スピーカー 1
友達とのキャッチアップではやらないですね。仕事上だとやるんですけど、
あんまり友達とかでそれをやる、前と比べると将来の話をそこまでしなくなったなっていうふうに思いました。
スピーカー 2
前に見たけさん、仕事と友達の定義があんまり、めっちゃ友達っていう人と、結構かぶってるみたいな話してませんでしたっけ?
でも、純粋にザ友達みたいな人とは本当にミレイの話しないっていうことですか?
ミレイの話を別にしたくないっていうわけでもないんですけど、多分その時間が足りないっていうか、
スピーカー 1
例えばわかんないけど、2時間しかないとか、ご飯食べる時間とかだけだと、その話をする前に、
スピーカー 2
例えば1年間会ってなかった友達だったとすると、過去1年間何が起きたのかだけでいっぱいいっぱいで、それで結局その回が終わっちゃうみたいな。
スピーカー 1
そういうことって起きてしまいがちなのかなっていうふうに思ってて、
全員とは別にそういうわけではないと思うんですけど、そういう関係性、そういうふうに関係性がちょっとずつ変わってきてるのかなと思っていて、
そもそも人と会うみたいなことはアメリカ人は今まで以上に減ってるんですよ。
スピーカー 2
逆に、ニューヨークとかはちょっとまた別ですけど、サンフランとかLAとか、頑張って人に会わないと会えないじゃないですか。
友達が日本みたいにちょっと渋谷でお茶しようよみたいなのとか、日本というか東京とかに住んでると、
アメリカの人ってLAの人も言ってましたけど、車で1時間かけてやるより、ZoomでLA市内でも喋ったほうが楽だよねみたいな。
スピーカー 1
全然歩いて5分とか、そんなに遠くないのにわざわざZoomで話すみたいな感じですよね。実際会って話すよりも。
でも、ここ、やっぱり日本ってより密集してるからこそやりやすいっていう部分はあると思うんですけど、それもそうですし、
昔ですと、計画するのがより難しかったので、とりあえずここに行けばいいっていう場所がいくつかあったんですよね。
スピーカー 2
とりあえず放課後、モールに行けばいいとか、タウンスクエアに行けば誰かいるかもしれないみたいな。
スピーカー 1
そこでたまたまあった人と話すっていうことが多分より多く来てたんですけど、今だとスマホ上で全部事前に計画するわけじゃないですか。
スピーカー 2
フラッとここに行って、他の人がいるだろうって思う瞬間って多分あんまりないんですよね。
それも消費行動の変化としてはすごい面白くて。
スピーカー 1
そういうのも原因だと思いますし、そもそもこのSNSとか、よりテレビ化するっていうところもそうだと思うんですけど、
ソーシャルなインタラクションを起こすアメリカ人の割合がどんどん落ちてるんですよね。
例えばフェイスとフェイスで他の人と遊びに行ったりとか、ソーシャライズするっていうのは、
スピーカー 2
例えばアメリカの男性とかだと2003年から2022年にかけて30%ぐらい落ちてるんですよ、時間が。
スピーカー 1
結婚してないアメリカ人だと35%以上落ちていて、10代の子たちだと45%落ちてるんですよ。
スピーカー 2
家の外に出て誰かと対面で会うっていう。
スピーカー 1
15歳から19歳のアメリカ人の子たちの週次でソーシャル上で友達とハングアウトするっていうのが、
毎週3時間ぐらい落ちてるんですよ、過去と比べると。
より時間を過ごしてなくて、それは例えばオンラインで過ごしてるとか、何かしたらだいたい一部されてると思うんですけど、
リアルでハングアウトする時間はどんどん落ちているのと、やっぱりそれによってより一人で行動するアメリカ人がどんどん増えていて、
たぶんアメリカの歴史上過去最多時間ですかね、アメリカ人たちが一人で過ごす時間が。
例えばなんですけど、1970年代とかの後半とかだと、高校3年生の子たちがだいたい半分ぐらいが、半分ちょっとが毎日友達と外で遊んでたんですよ。
スピーカー 2
2017年は28%なんですよ。
スピーカー 1
しかも、これはアンケートで自分で答えた話なので、本当にそうかどうかわかんないですけど、アメリカ人の8人に1人は友達がいないって自分で回答してるんですよ。
スピーカー 2
友達の定義も厳しくなってきてるみたいなのあるんですかね。
スピーカー 1
そこはあるかもしれないですよね。友達の定義がどう変わってきてるのかは正直難しいところだと思いますし、
フェイスブックの友達を昔カウントしてたのが、今だとカウントされてない可能性もありますし、そこの濃さみたいなところですね。
スピーカー 2
ビジュアライズからされてきましたよね。友達だと思ってるけどいいねはくれないしなとか、
友達だと思ってるけど全然メッセージには反応してくれないしなみたいな、
反応というか、実際に会わないオンラインでのリアクションだけ見てると、でも実際会うとめっちゃ喋ってくれるけどみたいな、わかんなくなっちゃいそう。
スピーカー 1
いいねしてくれる人とメッセージ、コメント返す人と違いますよね。
スピーカー 1
でもそれも結局お世辞でやってる人と、オンライン上だからやってる人もいれば、でもオフライン上だと別にあんまりやらないっていう人もいますし。
スピーカー 2
そうなんですよね。だから絶対にいいねする人がケアしてくれてるかっていうと別にそうではないし、別にそれする人が悪いわけではないんですけど。
スピーカー 1
この友達の定義っていうのは確かに、どういう定義をするかっていうのもそこは本当に人によって違うので。
さっき話したデレイク・トムソンさんがこの100年、この1世紀をアンチソーシャルな1世紀だと、アンチソーシャルセンツリーなんじゃないかみたいなことを呼んでいて、
本当にこのより孤独に、アメリカの場合だとより孤独になっているようなスタッフがいっぱいあって、より例えばフードの配達をお願いする人たちが増えて、で一人で食べる傾向が上がっていますとか、レストランに行って食べるみたいなことは少なくなっていたり。
スピーカー 2
日本の孤食先進国は市場化希望がありますね、ポテンシャルありそう。 バレット食品とか一覧みたいなスタイルみたいな、あれは別に孤食のためじゃないですけど、でもフォーカスして一人で食べるみたいなのは、なんか日本ごとくじゃないですか、外食一人でするみたいなの全然あるから。
アメリカだと不思議がれますからね、なんか一人でレストランに入ると、本当に大丈夫ですかみたいな感じになったりするんで。 それは確か別に肯定してもいいカルチャーだと思うので、なんか良さそうな気がするけど。 でも一個のビジネスチャンスではありますよね、日本からすると。 でもまあ確かに寂しいっちゃ寂しいのか。
あと、例えばアメリカ人男性とかですと、家の外に行って誰かと過ごす1時間ごとに家の中でテレビを7時間見てるんですよ。 ポテンシャル テレビってテレビ?
スピーカー 1
画面上っていう意味だと思うんですけど、でもテレビ上っていう話なので、YouTubeとかではないと思いますけど。これも過去オフトピックで話したことあるんですけど、ダイニングルームが家からなくなってるとか、家を作るときに。別に家のサイズがすごい変わったわけではなくて、一個建ての中でダイニングルーム自体をなくしてそれを違うスペースに活用したりとかしているので、
スピーカー 2
キッチンスペースとかリビングとかをよりダイニングルーム化されているっていうのも、ホームパーティーの文化がちょっと落ちていたりとか、パーティー文化がそもそもアメリカで実は落ちていて。 ポテンシャル それは危ない。
スピーカー 1
危ない。 ポテンシャル だから一見いいんじゃないかみたいなことを、より真面目になるとか、そういう意味合いはあるかもしれないんですけど、でもコミュニティ作りとか関係性っていう、そっちの方面で見ると実は良くないんじゃないかっていう。
スピーカー 2
確かに。なんかでも本当に、アメリカ人ってすごくフレンドリーで、道に行っても話しかけて、はい、ハワイ言うみたいな感じの、こんなテンションじゃないですけど、なんかもっと明るくてパーティーしててみたいなイメージでしたけど、意外とそうでもない人っていっぱいいますもんね。
スピーカー 1
ポテンシャル そういう人がもっと増えてるのか。 そういう人が多分もっと増えてると思います。で、これもなんかそのテレビ化した影響だと思っていて、あの例えばなんですけど、テレビってアメリカのそもそもその家の中のインテリアデザインから関係性からコミュニティも全部変えていると思っていて、
スピーカー 2
ポテンシャル なんか例えば1970年だと、6年生の子たちの6%ぐらいしか自分のベッドルーム、自分の部屋にテレビ置いてたんですけど、1999年には77%まで上がったんですよ。
ポテンシャル より自分の部屋の中で一人でテレビ見るっていう多分行動変化がそこからどんどん起きていて、で、まあそれこそその一緒にテレビを一緒に一緒に時間を過ごしているんですけど、テレビを見てたりとか。
スピーカー 1
ポテンシャル そういう時間がどんどんどんどん上がっていて、その会話するよりもテレビを何かコンテンツを一緒に見るみたいな時間がどんどん多分増えてるんですよね。
ポテンシャル なんでなんかこの何でもテレビかっていうところが本当に今起きていると同時にこのブレインロッドとかバイブスコーディングとかそういうのが全部入り混じった形で、これでもう1時間ぐらいのマークでようやく今年のテーマを発表するんですけど、テーマの半分しか発表してないんですけど。
ポテンシャル 何をじゃあ求めてるのかというと、英語で言うとintimacy。親密性っていうんですかね。を求めてると思うんですよね。それが全部このブレインロッドとかバイブスコーディングとか全部そこに結論としてそこが出てくるのかなと思っていて。
ポテンシャル 例えばなんかそのエクスクルーシブなメンバーシップが流行っているのも、アクティビティベースのコミュニティもここはオフトピックでもよく話してますけど、流行ってるのも例えばロブロックスが流行っていたり、なんかポピリズムが流行ってたり、なんかパブリックフォーラムからよりプライベートのメッセージグループに移行したりとか、なんかTikTokの成長みたいなところもなんか全部ここにつながってくると思っていて。
さらにテック業界で言うと、コロナ期間中でいろんなものが分散されたのが、今だとサンフランシスコによりAI企業化が戻ってきたりとか、なんかハッカーハウスにみんな住み始めたりとか、我々も話しましたこのベル研究所みたいな、そういう新しい科学者が集まるような施設を作るとか、AIコンパニオンの成長とかを見てると、なんか全部テック業界ですらこの流れっていうのが、
その親密性を求めにいく姿勢を取ってるのかなっていうふうに思ってますね。
スピーカー 2
うーん、それはやっぱり一人でやるのが精神的にみんなでやったほうがいいよねっていうことなんですかね。なんかその同時に一緒にやることで集まることの利益とか、そのコミュニティに入ることの利益もそれぞれあるような気もするんですけど、どう思います?
スピーカー 1
なんかそこの、多分その何かしらのグループに所属したいとか、それによってその多分メンタル的な安定性もそうですし、なんか実際何かのムーブメントにあるっていう希望感とか、なんかその何か次に何をするかっていう意味合いが与えられると思うんですよ。
なんかそういうのを求めるのが、この親密性な関係性を求める、なんか一つの大きな要因なのかなっていうふうに思いますね。
なんでなんか、それこそ最近ですと、そのSNSをちょっとずつ、特にこのZ世代とか、アルファ世代とかもそうだと思うんですけど、ちょっとずつ時間を減らそうとしてる動きもあって、
なんかそこ、そこだと求めるようなレベルの親密性が得られない、多分感じてる人たちがちょっとずつ増えてるのかなと思っていて、なんかアメリカ、これはちょっとアメリカだけの情報ですけど、41%のアメリカ人、48%のZ世代が、
今年、よりソーシャルメディア上で時間を、滞在時間を減らすことを計画しています。これ実態どうなったかをちょっと置いてですけど。
スピーカー 2
その親密性を感じないみたいなのって、何によってみんな感じてるんですかね。それは何かリアクションをされたとか、何かしてくれたっていうことに対して、
例えば、なんかインスタとかやってたけど、全然何もみんなリアクションしてくれないとか、友達全然増えないし、何も無風みたいなので悲しくなっちゃうのか、自分が放置することによって、なんていうか、関係性を感じてるのか、何によってインティマシーを感じてるんですかね。
スピーカー 1
あ、でもこれすごいいい指摘、いいポイントで、インティマシーも種類がいくつかあると思っていて、本当は多分オーセンティックなインティマシーを本当は全員求めてるはずなんですよ。
それは、例えば、パートナーと組むとか、家族を持つとか、親しい友達と毎日話すとか、いい親友がいるとか、コミュニティに所属していて、そこで支え合うとか、多分そういうのをみんな求めてるんですよ。でも、そういうのをなかなかアクセスできないんですよ。
スピーカー 2
まあ、同じギブして、同じ量返ってくる人ってなかなかいないですよね。
スピーカー 1
なんで、それが足りないからこそ、なんか製造されたインティマシーでも、いわゆるちょっと作られたものでもいいって多分なるんですよ。それが、それこそブランドもそうかもしれないですし、ラブブもまさにそうだと思いますし、昔だとスタンレイとかもそうだと思いますし、いわゆる何かのムーブメントにジョインすることによって、
周りからある意味グループ意識されたりとか、同じメンバーですとか、エクスクリューシブコミュニティもまさにそうだと思うんですけど、そこに入ってる感を、そこに認められているとか、そこの中でステータスがあるとか、そういうのを多分求めていると思っていて、そこのグループに、本当にいいグループに入れなかったら、それっぽいものに入るのが多分次のステップになるっていうところですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
ラブブとかもそうだと思いますし、昔だとスタンレイとかもそうですし、いろんなものあると思うんですけど、本当にファンで大好きで、バックストーリーも全部話せるとか、そういう人たちも当然いると思うんですけど、多分ほとんどの人、買ってる人って、それが何でいいのかっていうのを、可愛いからみたいな、今流行ってるからっていう言葉を言う人が多いと思うんですよ。
スピーカー 2
別にそれが悪いっていう話ではなくて、多分求めているものは親密性なんですけど、親密性も度合いがいっぱいある中で、ちょっと弱いバージョンじゃないですけど、でも今すごい流行ってるので、そこに対しての強さっていうか深さはあるように見えるので、多分そういう意味で親密性を求めるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
ちょまど 結構、高校生中学生とかの時に、その時代とかだったらめっちゃわかるけど、ラブグしてて、つけてて、抹茶飲んでて、本読んでて、トトバックしてて、みたいな人がイケてるグループにいて、ちょっと真似しようとか、トレンドとか波っていうものが学校の中で、閉じた環境の中で、
なんかわかんないけど、イケてる奴らはあれつけてるわ、みたいな。なんかそれって、自分はかっこいいとはわからないけど、一応つけたらイケてる人にも喋ってもらえるかも、みたいな。ありそうな気がするんですけど、それがなんかもう、社会に出たらいろんな人がいるよね、みたいな。
全然、そのトップティア、なんかその上に、その上に行った人とかはもう全然、そんなことないよ、みたいな。もう別のコミュニティーがあるし、みたいな感じでしたけど、なんかもう世の中で言ったら、みんなラブグつけて、抹茶飲んでんだけど、みたいな。
なんで、いわゆる高校生のああいう流行り方が、もう全世界に広がっちゃったっていうことなんですよ。 そんな感じですよね。なんかわかんないけど、イケてる奴らをつけてる、みたいな。
スピーカー 1
それが、なんかやっぱりアルゴリズムカルチャーがそういうのをどんどん加速させていて、なんかある意味、そのTikTokとかですと、その、なんかある意味ニッチじゃないですか。その、いわゆるその、自分のパーソナリズされたフィードを出してるんですけど、でも同時に、今メインストリームで流行ってるものを同時に出してくるので。
うーん。 なんで、結果的に、あの、ニッチもなんかちょっと味わうように見せながら、でもなんかメインストリームです、みたいな。それが全員同じように映ってるわけなので、結果的には、あの、なんか同じようなものを買ったりするんですけど、でも薄さを感じるんですよ、たぶん全員ある程度。薄さを感じるから、複数買わないといけないんですよ。
うーん。 一個が薄いので。でもなんか、ちょっと、ちょっとニッチなものとかのコミュニティとかに入ってると、でもそれをTikTokとかでも、その、そういう情報を得られると思うんですけど、そうすると、もう少しその、あの、親密性が高いものを、ものとか情報をアクセスできたりするので、それを買いに行ったり、そこのコミュニティに入ったりするっていうのも同時に起きてるのかなって思います。
うーん。 なんで、なんか分散されながらメインストリーム化もされてるって、なんか同時並行でどっちも起きてるっていうのが、なんかすごい今の特徴的な瞬間なのかなって思いますよね。
スピーカー 2
うーん。 なんで、なんか、ある意味この、それこそさなさんが言ったように、高校生とかで起きてた、なんかそういう現象って、なんかある意味演劇じゃないですか、劇場じゃないですか。
スピーカー 1
うーん。 なんか、各グループがいてみたいな、そこに合わせるか合わせないかとか、なんかどっち側に入ってるんだみたいな、なんかそういうのが常に起きてるのが、なんか全世界に広がって、ある意味親密劇場みたいなものが、なんか全世界プラットフォームで起きてるっていうところでは、一対一のコネクションをマスにスケールするとこういうことが起きるっていう。
スピーカー 1
うーん。 なんで、なんかインスタグラムの親しい友達の機能ってあるじゃないですか。あれって、なんか一見その親密性が高いようにも見えるんですけど、同時もうすく見えるんですよね。
うーん。 なんか、いわゆる一対一の関係性を作るのが大変なので、なんか一対一の関係性っぽく見せるっていう意味合いで、この親しい友達みたいなものってあると思っていて、別になんかそれが悪い話っていうよりも、なんかそこのレベル感の違いがあるのかなっていうふうに思いますね。
スピーカー 2
うーん、確かに。なんか知り合いの人とかは本当に、会ったことがある人はすべて親しい友達に出てるとか、本当に親しい友達、本当に2,3人って人もいるし、なんかそれがどう見せたいかっていうのはその人ぞれぞれですよね。
スピーカー 1
うんうん。そうなんですよ。なんで、なんか個人的にこの、じゃあなんか今年特にそのIRLブレインロッド、そのリアルな商品とかフィジカルのものが流行ったじゃないですか。それこそ去年もアクティビティベースのコミュニティとかグロサリー店舗とか、なんかそういう話を我々しましたけど、それってじゃあなんで流行ってるのかっていうと、なんかこの親密性を作るときに、なんか一つその、
どういう規制とか上限を入れるかっていうのが結構大事だと思っていて。
うん。
あの、これ過去に話した摩擦の考えとか、なんかそういうの難しいところだと思うんですけど、そのオンライン上で作れる親密性ってどうしても限られちゃうんですよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なぜかというと、なんか今一つの理由としてあるのが、コンテンツってもう無限にあって無数のチャンネルが存在しますと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なので、いろんなところからアクセスできちゃうからこそ、アテンションが分裂されるんですよね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
なんかある意味一定のものを全員見てるんですけど、同時に一定のもの見てなくて。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
なんで、例えば、草野さんと草野さんの友達がいたとすると、なんかTikTok上のフィードって違うじゃないですか。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
でもなんかそこでたまになく共通するものが出てくるので、それに対して話題になったりとか、お互い認識ができたりするっていう、なんかそのカルチャーの共感の仕方が変わってきたんですよ。
オンラインだと共感がしづらくなってきてるんですよ。より分散されてるので。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
だからこそリアルだと共感しやすくなったと思うんですよ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
なぜかというと、昔、例えばコンテンツだと、そもそもテレビチャンネルが限られてたじゃないですか。
はい。
子供とか、これはアメリカですけど、アメリカの子供だとディズニーチャンネルかニコローディアンかカートゥーネットワークしか見れなかったんですよ。
そうすると自然と全員スポンジボブを知ってたり、デクスターズラボットリーを知っていたりとか、特定のIPを知るようになったんですよね。
でも今だと全世界にいろんなコンテンツがあるわけなので、ココメロを見る人もいれば、ブルーイ見る人もいれば、パワーパトロール見る人もいれば、ミスタービースト見る人もいれば、ミスレーチャー見る人もいれば、いろいろ分散してるんですよ。
ただ市場が大きくなったので、よりインターネット上で、それによってよりフォロワー数が増えたりとか、ある程度バイラル化するコンテンツみたいなのが出てくることによって、より共感されやすくもなったと思うんですけど、
ただ大人になっていくとさらにひどくなって、いろんな情報をアクセスできるようになっちゃうので、でもフィジカルなものって制限があるんですよ。そもそもスペースっていう制限があるので。
たとえばなんですけど、スナック、お菓子がなぜ今すごい流行ってるかっていう一つの多分要因としてあるのが、そもそもスナックを買える場所がすごい限られてるからだと思うんですよ。そもそもウォルマートとかターゲットに行くとか、ちょっとスペシャリティなグロサリに行くとか、ポップアップグロサリに行くとか、エレオンに行くとか、そういうぐらいしかなくて。
そうすると全員同じところに行くので、全員同じコンテンツ見るんですよね。そうすると共感が得られるんですよね。
これ前見たこのパッケージだっていうのがわかるので、ある意味フィジカルなものとか商品とか場所っていうのは共感を生みやすくした親密性を作るためのものでもあって。
スピーカー 1
そこが今回のこのテーマに一番つながる言葉だと思ってて、インティマシーっていう親密性っていう言葉と、もう一つ加えたいのがシェアド。
今年のテーマがシェアド・インティマシーって僕は呼んでるんですけど、このシェアドっていうのは個人的に二つの意味合いがあって、共感っていうシェアドっていうところと共有っていうシェアド。
インティマシーは親密性っていう話ですね。なので、ブランドとか企業とかが今後成功するためにはこのシェアド・インティマシー、共感共通認識されて、なおかつ共有されるような親密性を生み出すっていう。
それがオーセンティックに作るものもあれば、マニファクチャーされた、製造されたもの、でもどっちでも正直いいと思うんですけど、でもそれを作りにいかないと、次の世代では勝ちにくくなるんじゃないかなっていうふうに思います。
で、それのたぶんすごいわかりやすい事例が、我々も最近話した事例だと思うんですけど、ランプっていう法人カードがやったマーケキャンペーンですね。たぶん今年B2B業界だと一番良かったマーケキャンペーンと言っても過言じゃないのかなっていうふうに個人的に思うんですけど、
すごい大型のイベントをニューヨークでやって、ライブ配信、ライブイベントみたいなことをやったんですけど、そこでやっぱりいろんな人がイベントしてる場所にわざわざ行って、写真とか動画を撮って、いわゆるUGC化しながら、そこの中で起きてたこととかキャラクターに対して共感を得られるみたいなものになったので、
共感を得ながら共有されやすい親密性の作り方をランプってすごい上手くやったのかなと思うので、実際1万人ぐらい確かインパーソンできて、さらにライブ配信してたんですけど38万人ぐらいが視聴して、そのTikTokとかで共有された動画たちがたぶん合計8500万再生ぐらい突破したんですよね。
これは本当に法人カードでこれできるのって本当にすごいことだなと思いますし、同時にスピードとかカイセナットみたいなライブ配信者が最近ミスタービーストジミーさんよりも、より人気になってるとか、より濃いファンが集まってるっていうのもやっぱりこの親密性みたいなものを求めていて、やっぱりライブっていうのは一つ大きなキーワードだと思っていて、やっぱりそこのリアルさっていうか、
同じタイミングで見ている、消費しているという共感もそうですし、共有しやすいものっていうところだとすごい強いのかなというふうに思いましたね。
スピーカー 2
たしかに。
スピーカー 1
また今年話したトピックの中だと、例えば新しいスポーツリーグとかも、やっぱりこのシェアドインティマシーをすごい代表するような事例だと思っていて、サバナバナナとかまさにそうだと思うんですけど、共有されやすいコンテンツを作りながら、でもその親密性をすごい大事にしてたりするので、ファンとの関係性ですね。
Netflixも今年ライブイベントによりフォーカスし始めたのも、そういう話かなと思いますし、コメンタリーカルチャーとかリファレンスカルチャーとかも、まさにこの共感の作り方とか共有しやすさの作り方みたいな話だと思いますし、
このインターネットフィクションみたいなところも、親密性の製造みたいないい事例だったと思うので、いろんな意味で今年多分こういう話をしてた中で、今後ブランドとして重要なのって、どういうふうにこの親密性、シェアドインティマシーを作るんだっていう話だと思うんですけど、ここも多分いろいろ我々が話したこととか、今日話したことがヒントになると思っていて、
一つは時間のコントロールみたいな文脈で考えてもいいのかなと思っていて、まさにライブ配信って時間のコントロールだと思うのでリアルタイムでやったり、我々今年パランティアがイベントとかブートキャンプを通してよりクライアントオンボーディングさせたみたいな話をしているので、これは別にC向けだけではなくてB向けでも同じですし、
それこそアップルが今ルクソジュニアにすごい似ているロボットを開発してそこの論文を出したっていう話をしてたんですけど、単純に機能性を高めるだけではなくて、ちょっと時間をかけることによってちょっと人間味を出すとか、親密性を作るみたいなものが事例としてもどんどん増えて、そういうのがより人間から使われるのかなとか。
あとはその時間とかで言うと、より時間と努力を見せるっていうのも一つのブランドとしての手なのかなと思っていて、それこそ我々が話したサンデーノーバディっていうYouTuberとかも他のブランドとかもいろいろやってるんですけど、そのブランドが例えば動画シリーズ作るのもそうですけど、より何かのコンテンツに対して時間とか労力をかけたっていうのを見せるのも一つのやり方だったりすると思いますし、
今日話したフィジカルなものを活用するっていうのも一つの手だと思っていて、なんか最近見た数字で個人的にすごい驚いたわけではないんですけど、そうなんだって思ったのが、アメリカの本の市場の8割が未だに印刷された本なんですよね。
いわゆるずっとデジタル化されてるみたいな話がある中で、結局印刷された本を好む傾向にあるんだっていう話で。
今年だけで31億冊の本が購入、去年購入されたんですけど、大体1人当たり9冊ぐらいなんですけど、やっぱりこのフィジカルのものをより求めている傾向にもあったり、リテールもそうじゃないですか。
数字で見ても、やっぱりオープンするリテールの店舗数が2021年以降、大体2000店舗ぐらい閉じる店舗数を上回っていたり、Z世代もより店舗に行きたがってますし、アルファ世代も行きたがってますし、我々も今年アメリカンドリームっていうモールに行ったときもやっぱりすごい人がいたじゃないですか。
そういう意味でもフィジカルのもの、それこそ現金ですら言いあるフィジカルのキャッシュですよね。アメリカだとずっと利用頻度が落ちてたんですけど、2021年ぐらいから安定し始めたんですよ。
それが本当にこのフィジカル、だからフィジカルみたいな話じゃないかもしれないですけど、やっぱりこういうフィジカルとか、それこそレコードもそうですよね。レコードとかもまた盛り上がってるのも、やっぱりフィジカルなものが欲しいっていう、そこに対する共感とか親密性のところを求める人がどんどん増えてるのかなと思いましたね。
スピーカー 2
なんか、なんかポッドキャストでもちょっと話したと思うんですけど、なんかその長期的な投資とか関係性のがちょっと今まで過小評価っていうか、そのおざなりになってたなっていうそのコンテンツがショートフォームになって、そのいろんなコンテンツも面白いコンテンツが無限にある中で、
それはなんかその人の連絡に返信するよりはTikTokを見たほうが今の自分にとっては楽しいし、なんかその人と約束してレストラン予約してっていうよりは高いしたほうが楽だし、あのネットフリックス見たほうが楽しいよねっていうのはめっちゃわかるんですけど、なんかそのそういう時間を過ごしてきたことによって長期的な人間の関係とか長期的なその、
あと本を読むもそうだと思うんですよ、その結構他のコンテンツより時間がかかるし、投稿する時間が、フォーカスする時間がめちゃくちゃ他のコンテンツより長いので、なんかそれに投稿したことによっての、あのなんか豊かさっていうとすごくチープに聞こえちゃうんですけど、なんかそこのなんて言うんですかね、その長く書けることって意外と大事だねっていうのに、
また再発見してきて、なんかその人間、やっぱり人間としての課題ってやっぱり本能的になんか面白い動画が流れすらあって見ちゃうとか、いい匂いがすらあってなっちゃうんで、それがどうこうキャンセル、キャンセルっていうかその見たいときは見ていいんですけど、なんかそれをずっと流されちゃうと本当にやばいなって思っちゃうので、なんかそれを制御して
スピーカー 1
これでもすごい面白いコメントだなと思ったのは、なんかある意味それしかやらないのも人間ですし、
本能って意味の人間性、でもなんかより動物に近い人間性ですよね、そこら辺が何を評価するかっていうところはすごい難しいですよね、難しいですし、なんかその瞬間だといいやって思っちゃったり、この1回だからいいやとか、別になんかそんなに困ってるわけじゃないしってその瞬間思ったり、別になんか友達もずっといるわけだからみたいなことを考えて、
なんかそういう短期的なところに行ってしまいがちなのはすごい人間っぽいですよね。
スピーカー 2
まあ確かに、まあ逆に言ったら別にそれが幸せだったら別にいいし、なんか毎日デリバリーして一人で過ごすのも幸せなことだし、なんか
スピーカー 1
でもなんか同時に多分なんですけど、例外は当然ながらいると思うんですけど、平均的に見ると幸せじゃないと思うんですよ。やっぱり何かしらグループでいるとか、関係性を持つっていう方が
スピーカー 2
それも本能ですよね。
スピーカー 1
それも本能ですよね。それも本能ですし、でもそれを、それがより多分なんです。僕とくさんさんが多分言ってることって、それがよりその幸せとか、なんかそういう満足度みたいなところにつながっている傾向が高くて、
だからこそそこが、それに完全に振り切れっていう話ではなくて、多分俺ら二人としては。でもそれがゼロに向かっている方向性になっているっていうことは、なんか良くないんじゃないかっていう話ですね。でもそういう意味だと、それがチャンスなんですよ、ビジネスからすると。
スピーカー 2
そうですね、確かに。
スピーカー 1
そこに向けての親密性を求めている人がどんどん増えているわけなので、最近聖書を習字で読む割合がアメリカだと上がってるんですよ、実は。それもやっぱり教会とかそういう場所、親密性を求めに行ってるっていうのが多分一つ傾向としてあって、だからこそ今年話したセベランスのマーケティングの仕方もそうですし、
さっき話したランプもそうですし、それこそAIウェアラブルのフレンドとかも、その野外広告で出すっていう、フィジカル上で出すっていうのも、ある意味、場所をうまく使って共感、共有されるようなものを作ってる。
最近見かけたのが、今サンフランシスコで一番値上がりしている広告のフォーマットって野外広告なんですよ。
もう全部売り切れてるらしくて、枠が。だいたいAI企業なんですけど、今半年待ち状態らしいです。
スピーカー 2
そんなに。
スピーカー 1
そんなにですね。しかもYCのオフィス近辺だと、来年全部埋まってるらしいです。
へぇー。
もう2027年枠を買いに行かないといけないっていう環境になってるらしいので、だからやっぱりこのフィジカルをもっと使うっていうのは多分今後どんどん増えていくと思うんですよ。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
それこそ僕がすごい好きだった、今年のBtoBキャンペーンの僕の中のトップは多分ランプなんですけど、
2024年、これちょっとトップになるかわかんないですけど、結構トップに近いキャンペーンが、ピザを使って栄養をしたスタートアップなんですよ。
ニューヨークベースのアンチメタルっていうスタートアップなんですけど、彼らがベータ版から正式ローンチするときに、
単純にいろんな人にメールするのではなくて、ローンチキャンペーンと同時に1000枚以上のピザをニューヨークとサンフランシスコのいろんなクライアント候補先に届けに行ったんですよ。
しかもカスタムなピザボックスを購入して、そこでアンチメタルっていうブランディングもしてますし、連絡先みたいなものを入れていて、
そこで結局彼ら15件USDだと、なので200万以上お金かけてピザをひたすら届けに行ったんですよ。
彼らはいろんなデリバリーするドライバーとかと提携したり、ドア出しとかそういうところを提携して届けに行ったんですけど、
当然ながら会社によってはランチタイムに届けていったものの、ピザ必要ないですとかあんまり興味ないですっていう人がいるわけじゃないですか。
その場合はデリバリーした人たちにピザを寄付するっていうことをして、いわゆるちゃんとピザをいろんなところで消費されるようにしていたんですけど、
そのキャンペーンによって75社がクライアントになってくれたんですよ。
で、1ミリオン分の契約を取れたんですよ。年間契約。
あゆみ、このスペクタクルマーケティングでもあるんですけど、やっぱり新しい親密性の作り方としてはすごい良かったなっていうふうに思いましたね。
スピーカー 2
へー、希望感がすごいですね。
スピーカー 1
200万使ってみたいな。
でもこれを全体的に見ると、これ草野さんがこのエピソードのもう少し冒頭の方で言ってたと思うんですけど、
このアメリカと日本の違いの中で、個人的にこの日本にとってこれってすごいチャンスだと思っていて。
スピーカー 2
固食があったことですか?
スピーカー 1
固食もそうですけど、固食だけじゃないんですけど。
どちらかというと、何かフィジカルなものを作るとか、ものづくりの体験の作り方とかすごい日本ってうまいじゃないですか。
スピーカー 2
クラフトがすごい。クラフト魂がすごい。
スピーカー 1
そこの特に共感されるようなものづくりの仕方とか、そういうのがすごいうまいんですけど、
スピーカー 2
多分足りてないのは、共有されるようなマーケ思考だと思うんですよ。
スピーカー 1
それはでもちょっとずつ、プロラクトがいいからそれがナチュラルに行われてると今思っていて、
今、日本に行くと、たとえば抹茶屋さんで人が並んでたりとか、揚げさんとかアイムドーナツとかもそうですけど、そこがよりバイラル化するみたいな。
そういうのは多少なりあると思うんですけど、もっともっとそこを工夫しながらものづくりってできるようになると思っていて、
そこの工夫だけで一気に、求めていたらなんですけど、よりグローバルに行けたりとか。
ここもインターネットを一つのストーリーテリングのチャンネルではなくて、ストーリーテリング一環として見るのが大事だと思っていて、
スピーカー 2
結局、共有されやすいものを理解するとか、何があったら友達にこの動画をDMしてくれるとか、
スピーカー 1
そこら辺をたぶんより理解しないといけないようになると思うので、それこそ最近のエピソードで話したオープンウェブの危機とかもそうですけど、
スピーカー 2
Googleだけとかでディスカバリーってそれだけに頼れない時代になっちゃってるので、
スピーカー 1
新しい見つかり方とか考え方、商品設計っていうのが必要になる中で、このシェアインティメッシュっていうのがすごい大事なキーワードになるのかなっていうふうに思ってます。