バンカーショットの基本
ティーチングプロの野山佳治です。
それでは、今日もゴルフ上達に役立つヒントやコツをお伝えいたします。
今日のテーマなんですけども、バンカーショットについてお話しいたします。
バンカーショットですね、結構苦手な方が多いかと思います。
なぜ苦手かというとですね、やはり圧倒的に練習する機会が少ないからです。
ショットの練習だったりとか、パターンの練習っていうのはですね、
結構練習所とか家とかでできるんですけども、
バンカーショットの練習っていうのはですね、なかなか難しいです。
バンカーがあるところっていうのは非常に少ないです。
ゴルフ場にもですね、ないゴルフ場も多いですし、
なかなか練習場でもですね、バンカーの練習ができるところっていうのは少ないです。
ですので、あまり得意じゃない方が多いんですけども、
やっぱりスコアを崩す原因の一つに、やっぱりバンカーが上手く出ないってことがあります。
ですので、バンカーの打ち方について今日はですね、お話ししようと思っております。
打ち方のテクニック
バンカーはですね、まずフェイスを少し開いていただくってことですね。
なぜ開くかというとですね、フェイスを少し開くことによって、
リーディングエッジが地面に触れなくなるってことですね。
一番最初に触れなくなるってことですね。
フェイスの向きがまっすぐだと、リーディングエッジが一番最初に地面に、
地面というか砂に当たりますので、クラブヘッドが潜りすぎてしまうってことですね。
そうするとたくさん砂を取りすぎてしまって、上手く出ないってことになります。
ですので、バンカーは基本的にはエクスプロージョンショットといって、
ボールの周りの砂も一緒に飛ばすんですけども、適正な量を取らないといけないです。
フェイスの向きがまっすぐだとですね、たくさん砂を取りすぎてしまうので、
少しフェイスを開くことによってリーディングエッジが地面から浮くので、
地面から浮くというか、一番最初にリーディングエッジが砂に設置しないので、
潜りすぎないで、ちょうどいい砂の量を取って打つことができます。
あんまり開きすぎてしまうと難しくなってしまうんですけども、少し開くということですね。
開いて打つとですね、ボールが右に飛ぶようであれば、その分ちょっと左を向いて、
スタンスを左に向けてアドレスして、左に振っていただくといいです。
あとですね、バンカーの調理点なんですけども、基本的にはですね、
芝から打つときの2倍から3倍の距離を打つぐらいの強さで振っていただくといいです。
砂も一緒にボールと飛ばしますので、2倍から3倍ぐらいの距離感で打っていただくといいです。
バンカーで15ヤード打つのであれば、フェアウェイから30ヤードとか45ヤードぐらい打つ、
振り幅というか距離感で振っていただくとちょうどいいです。
バンカーを打つときに、グリーンマーイのバンカーを打つときに気をつけていただきたいことなんですけども、
アドレスでハンドファーストに構えないということですね。
通常のショット、バンカーではないアイアンショットとかはですね、
ハンドファーストに構えるんですけども、バンカーの場合はむしろですね、
ハンドレイとクラブヘッドよりも手の方が後ろ、右側にある状態で構えていただくといいです。
やっぱりハンドファーストに構えますと、上から入りすぎて砂をたくさん取りすぎてしまう。
クラブヘッドが砂に潜ってしまったりしますし、ボールに直接当たってしまうということですね。
クラブヘッドがですね、フェイスがボールに直接当たってしまってホームランになってしまうということがありますので、
そういうことがないようにハンドレイとに構えていただくということですね。
アイアンショット、フィアウェイからアイアンショットを打つときにはですね、
クリーンというか、一番最初にフェイスをボールに当てたいので、
ハンドファーストに構えるんですけども、バンカーはダフらないといけないので、
少しハンドレイとに構えていただくといいですね。
あとですね、注意点としては、あまりですね、体を動かしすぎないというか、
特に下半身をあまり動かしすぎないように打っていただくということですね。
バンカーであまり体を使いすぎてしまいますと、
狙ったところにクラブヘッドを落とすのが難しくなるので、
特に下半身はあまり動かさない、バックスイングもダウンスイングもあまり動かさないぐらいのイメージで打っていただくといいです。
打った後もあまりかかとを上げないで、ベタ足で打つぐらいな感じがいいです。
あとですね、うまく出すコツとしては、少しループさせて打つということですね。
バックスイングをややアウトに上げて、
ダウンスイングをバックスイングの軌道よりも少しインサイドから打つようにしていただくといいです。
ループさせるように打つと何がいいかと言いますと、
フェイスが閉じないということですね。
フェイスが閉じないので、クラブヘッドが砂に潜りすぎるミスというのを減らすことができます。
ループ、バックスイングをインサイドに上げてダウンスイングをアウトから下りるような感じだと、
クラブヘッドが地面に刺さってしまって砂をたくさん取りすぎてしまいます。
フェイスが閉じやすくなるので、砂をたくさん取りやすくなるので、
少しループさせる、アウトに上げて少しインサイドから、バックスイングよりは少しインサイドから下ろすような感じで振っていただくと、
フェイスが閉じなくなるのでうまく打ちやすいです。
あとバンカー大事なのは、砂の状態をよく見るということですね。
注意点とコツ
やはり柔らかいバンカーと固いバンカーでは打ち方とか振る幅が違いますので、
そこをよく確認していただくということです。
柔らかい砂の場合にはフェイスを少し多めに開いて、
固い砂の場合にはあまりフェイスを開きすぎないということですね。
固い砂の場合には砂があまり取れませんので、あまり大きく振りすぎないということですね。
柔らかい砂の場合には砂も一緒にボールに飛ばすので、少し大きく振るということです。
あとバンカー大事なのは、球を上げようとしないということですね。
どうしてもバンカーというと顎というか前の土手が高いので、
球を自分で上げようとしてしまうんですけども、
サンドエッジですしフェイスを少し開いていますので、
かなり普通に打てば球が上がりますので、
自分自身で上げようとしないということですね。
打ち方で上げようとしないということです。
普通に打てば全然上がります。
それからですね、バンカー注意していただきたいのは、
あまり打ふろうとしすぎないということですね。
ボールの手前の砂も一緒に飛ばすといっても、
自分で意識して打ふるというよりはですね、
バンカーは構えたときに足場を安定させるために、
少し足を地面に埋めますので、地面に埋めればですね、
ボールを打とうと思って振っても自然に打ふります。
ですので自然に打ふりやすいにも関わらずですね、
さらに打ふろうとしてしまうと砂をだいぶたくさん取りすぎてしまいますので、
あまり打ふろうとしないで振っていただくといいです。
あとバンカーもう一つ大事なのは、
途中で緩めないということですね。
バックスイングは結構勢いよく上げるんだけど、
ダウンスイングで力を抜いてしまうとですね、
うまく出ないで出ませんので、
途中で力を抜かないようにしていただければと思っております。
これらをですね、意識していただければバンカーは上手く出ますので、
ぜひですね、参考にしていただきたいなというふうに思っております。
ということで、今日の音声はこの辺で失礼いたします。