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これも最近、まあ僕が今ちょっと農業の現場の周りからちょっと離れてしまったっていうのもあるんですけど、
もうつい5,6年前とかでも、やっぱり農協外に売ると村八部になるみたいな。
なんならこれも酷いところだと、これ長野県内であった実例なんですけど、もう農協職員が農家さんの通帳、
犯行を扱っているみたいな。勝手なことはさせんみたいなのがあったと聞いておりますと。
で、まあこれはもうほぼ間違いなくあったんだろうなみたいな。 これは何なんですかね。僕が思うのは、やっぱり田舎の地方でみんな同じようにやってるのに、
お前だけ例えば契約で直買い、直販して、お前だけ儲かるのは許さんみたいな感情なのかなと思ってるんですけども、
なんかそれ以外、農協さんに対してのメリットであったり貢献をしないやつは敵だみたいな。
農家側のイメージみたいなんてあったりするのかなと思いまして。
おそらく聞いたことないとは言わせないですけど。
おそらくさっき言った原理原則論で言うと、
弱かったからみんなでやっていこうぜが成り立ちの組織であるということは、
みんな手をつないで防弾ホードを渡ろうよっていうのがDNAにあるわけですね。
一人がすごい勢いで別方向に走ってったぞって言ったときに、
待って待って、みんなで手をつないで渡らないと危ないよっていう感覚が、
たぶん昔は僕もあったと思ってます。
たぶん最初はそれが最初でしょうね、感情的には。
当初のというかね。
ところがやっぱり、そこまでかって、そこは強制団体じゃないじゃないっていう意識が、
そういう話があった当時から、たぶん少しずつ進んでいて、
今おっしゃったとおり、農協入ってるんだから農協出してよとか。
もっと言うと農協の役員になったんだったら、今までちょっと外売ってたけど、
極力農協で出してねとかっていうのはあり得ると思うんですけど、
今はそこを強制することは、
これ私は北海道でやってるんで、私の周りのことしかわかってないですけど、
まあない。たぶんなくなってしまう。
もちろん強制ではないですよ。
強制力があるじゃないですか、村端部とか。
それこそ変な話。
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車とかトラクターにいたずらされたりとか、出る杭が打たれるみたいな態勢ですよね。
たぶんね、昔あったけど今は聞かない。
ここ最近は本当、ちゃんとは聞かないですけど、
僕、農業界の現場含めて、農業界にいたのは10年程度なんで、
ここ10年でそういう話は山ほど聞いたので。
それが10年経ったから全くゼロになったかというと、たぶんないと思うんですよね。
それは農協側がそれをやってるとかではなくて、
みんなの感覚的にやってるんですよね。無言の圧力というか。
ただ今聞いてて思ったのが、牛乳製乳ですね。
あれって指定収穫団体っていうのがあって、
その系統を農協系にまとめて出すと。
こうやって価格バランスを整えている品目があるわけですよ。
ところがご存知のとおり、コロナ禍で牛乳の消費量は大変だったり。
大変だったときは、この量を超えると価格が下がるから、
出さないというか廃止してくださいみたいな話は確かにあったときに、
だったら自分で釣り先を見つける、いわゆる系統外に出ますよね。
ということに対して、みんなこの価格帯で頑張って数量を整えてるんだから、
自分だけ絞りたいだけ絞るってどうなのっていう議論は、
そういう意味におけると確かにあるんだと思います。
ここの感覚もたぶん、それでずっとやってきたじゃないかっていう人たちは、
おいおい抜けがけするような発想はあると思うんですけど。
はい、まさしくそれですね。
厳しい時代に差し掛かって生きてきた私たちの代理って、
たぶんその感覚薄れてますよね。
新しいこととか新しいルートを作って自分で…。
そうなんですよ。
全部が系統じゃなくてもできる道を自分で見つけたんだったら、
それもあれよねっていう発想を持っている世代が増えてきてると思うんですよね。
逆にそっちが評価される時代にはなってきてはいますよね。
あいつすごいな、自分でルート作ってみたいな。
なので今言ったような村八部とかがあったかなかったかで言うと、たぶんあったでしょう。
品目によっては製乳が何がまとめて売るかって言うと、すぐダメになってしまうようなもの。
自分で売りすべきを見つけるのが難しいようなもので、割と杖長く残っていましたよ。
だけど時代が少し変わってきて、厳しい中で絵を続けていくためには自助努力をしなきゃいけないという人たちは少し前から増えてきていて、
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この感覚がもう悪だというふうな発想が薄れてきているステージが、今なんだろうなって聞いてて思いました。
だいぶ変わってはきてますよね。
いやー面白いですね。
日本人の体質というかね、本当にみんな同じじゃないといけないというか、
僕も全く昔からあんまり納得というか、意味がわからなくて、
みんな苦労してんの?一人でも二人でも先いけるんやっても活かした方がいいやん。別に俺じゃなくてもいいからさみたいな。
それがね、やっぱり会社組織みたいなところであっても団体みたいなところであっても、どうしても見え隠れしてて、
それだったらもう自分でやった方がいいなって僕は独立したのもあるんですけど。
わかります。
たぶんなんですけど、ざっくり言って本気でやりたいときに二つルートをみんな考えると思うんですよね。
一つが、もう吹き抜けて成功するっていうやり方。
いくら周りからお前勝手にやるなよって言われても、俺はこっちでやるかなってやって、
しっかりと利益を確保できたり、いいやり方を見つけると、
人ってやっぱりさっきも言ったとおり、新しいことにチャレンジするときのリスクってやっぱり怖いじゃないですか。
ところが誰かが吹き抜けて成功していくと、あれ?できるんだって言って、
そこに人がついてくるっていうやり方が一つ現状打破する方法にあると思うんですよ。
これはどの組織であってもそうであって、私たちももちろんそういうやり方の方法もあるなって考えてる人いっぱいいると思います。
もう一個が、表現としてはちょっとあれですけど、うまくやるっていうやり方。
いまいろいろ先輩方の思いをちゃんと聞きながら、「そうですね、そのやり方もわかりますよ。ちゃんと同意をして。でも今の時代こうなんですけどね。ダメだそんなの。」
を繰り返しながら中間管理職的に、ずっとしっかり間を取り持っていって、
お前は話がわかるから若いけどやれよと言われて、例えば地元の役割をいただいたりしていって、
自分が中核に入っていって、いよいよ目的を達成するっていうやり方。
時間がかかるけれども、この組織に同調しながら今の新しい雰囲気を少しずつ伝えていけるような伝達者っていうか。
たぶん物事を変えるときにこのスタッドパターンの人が厳格者としていると思っていて、
相入れない感じに見えるんですよね。
一人が既存のシステムを推奨してるかのように、「わかりますわかります。」って先輩に言っているから、お前何なんだと思われるかもしれないけれど、
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目的を達成するためにやっている手法が違うだけで、
どちらも僕は時代を変えるやり方なんだろうなって。
そうですね。どちらも必要ですね。
全員突き抜けた人ばっかりだとガチャガチャになっちゃうし。
逆に全員そんなふうにはなれないと思いますけどね。
僕も最初は公社というか組織の中で、上から下からと言われてもないですけども、現状を飲み込みながらうまく変えていきたいみたいな、発信していきたいという思いで、
さらにやりながら4Hもやらせていただいて、これは本当に会社自体が認めてくれるような会社だったからできたっていうのもあるんですけど、自分の力というよりは。
あるんですけども、やっぱりそういうことをやりつつも、やっぱりどうしても組織の中で会社の中でできることのかなり重度をもらっているにしても、それでもやっぱり頭打ちが来るというか天井が見えてきたってなったときに、
その天井を抱えながらのストレスより自分でやるリスクを取るストレスの方がはるかに低かったっていうのが、
現状で今に至ってて。
そのリスクの中にまだまだ僕もいるので、今がもうそこを通過点として終わったよっていうことではないんですけども。
でもあんまり今の現状を、今の若手を見るときに、これも完全に老害的な発言ですけど、
いわゆる最近の若者は。
お、お。山田さんそれ言い始めるとあれですよ。
いやもう言ってみせると思った。
若者は保守的だなって思う部分。
割合ですよ、あくまで。
割合です。圧倒的に貫いて、全然俺の何百倍も超えていってるなっていう人もたくさんいるんですけども、
全体感を見ると、保守派が多いとはちょっと感じますよね。
どうですか、稲浦さんの目で、この社会。
山浦さんと私は年代が近いので、私たち子供の頃はまだバブル崩壊前と記憶はないですけど、
ギリギリいい時代があった頃なんですよね。
おっしゃるとおりです。
記憶はないけどなんとなく多いぞっていうのを聞いていて、
大人になるに失れて、どんどん閉塞感を持っていった世代じゃないですか。
なので、ワンチャンいいことあるかもが、ちょっと頭のどっかにあると思うんですよ。
いや、もうそれしかないですけどね。
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ワンチャン、あれ、待ってよってバブルあって、
あの頃タクシー止めるのに3万円を振ってタクシーを止めてた時代があるって聞いてるぞっていう、
それを体感ギリギリしている世代ですよね。
僕のドリームは、アメリカンドリームじゃないですけど、夢見る世代なんですけど、
いわゆる今の若い子たちはと言われる彼らは、もう本当に停滞したところからギャーで生まれているんですよね。
だからすごいぞ、やったーを何も体感していない。
なので、やっぱり宝くじ当たるぞの発想を持てないんだろうなと思うんですよ。
とか、自分でもできる、自分にもできるみたいなのが、
あんまりそういう人が身近にいないから、そういう発想にならないみたいなのもあるんですかね。
ならないんじゃないかな。
なので、堅実という言い方をするとき、きっと堅実なんですよね。
もっと言うと、お金をたくさんもらうことのやりがいよりも、
社会貢献に自分が値する人間かとか、しっかりと自分の時間を持てるかとか、
そういうふうにシフトしている世代がいるって聞いているのは、
世界的に社会貢献しなきゃいけないっていう風潮があるのもそうですけど、
そういうふうに自分の中で価値観を見出さないと、
よし、これはいいぞっていうことを探し出す機会がなかった世代なんじゃないかなと思うんですね。
なるほど。
だからもしかしたら、僕らはそれを見せてあげられるかもしれない、
ギリギリの世代なのかと思うんですけど。
僕は本当にね、それを見せたくてやってるみたいなところがありますね。
だから極端な話、破天荒以外の何者でもない気もするんですよ、僕の。
子供3人いて40過ぎで独立して、別に何もやること決まってないみたいな感じで独立したんで。
今は狂ってるというか、かっこつけて言う気もないですけど、
今でもめっちゃしんどいんで。よく悪く思ってる。楽しいですけどね。
なるほど、そういう分析なんですね。
だから僕、さっき話を聞いてて思ったんですよ。
ちょっと話戻りますけど、思いっきり突き抜けてやるか、
正式に順応しながら変えていこうと思うかっていう違いがあって、
やりたいことはきっと本質一緒だけど見え方が違うわけですよ。
僕のイメージの中で、4Hさんは本当に自分たちでいろんなことをチャレンジしていく人たちが多い組織だなと思っていて、
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全盛期を青年組織というのは、少し組織の中でポチを合わせながら何か見出せないかなっていうのを探している人たちが割と割合として多いと思うんですけど、
結局本質、農業を本気で考えてる人はどう楽しめるかとか自分が。
どう農業が良くなっていくかとか、こんなベースのところって実は変わらない。
手法が違う人同士であるということだけなのかなっていうのを、さっき自分で話しながら思ったんですね。
おっしゃるとおりですね。
そうは言っても4Hクラブも、僕も会長やらせてもらっておいてあれですけども、
やっぱりどうしても保守的にならざるを得ない。
結局トップダウンの組織ではないので、例の協議会、要はネットワークなんですよね。
ってなったときに、過去の4Hは、いわゆる全盛期と同じ全協と言われて、
全協対各県連組織みたいな対立構造でずっとバトってたイメージがあるんですよね。
10年ぐらい前ぐらいから。
でも今はもう本当に、県連側もそこまで明確な意見とか革命を求めてもいないし、
新しいことも求めてなかったりしますし、でも組織として全協側は組織を何とか維持していかなきゃいけない。
けどもやっぱり新しいことに対するリスクもありますし、
じゃあお金が無限にあるわけでもないし、何かをやろうとしたときの合意を取らなきゃいけないと。
そこにめちゃくちゃハードルがあると。ちょっと新しいだけで、そんなお金の使い方するんだったら単純にお金を返してくれみたいな意見も普通に出ますし。
結局そこを突き抜けられる会長もしくは執行部みたいなところになった方が、
良い意味で変わる、悪い意味で変わる可能性もありますけど、
面白い組織にはなるんだろうなとは思いつつも、そこを明確にすればするほど、
じゃあやめたみたいな、俺もいいやみたいな人も出てくるんで、
良い意味で言うとスマートになるし、悪い意味で言うと弱体化していく、みたいなところは組織としてはやっぱりあるのかなと思いますね。
結局いつも思うんですけど、僕は割ととんじゃくないって言ったらしょうがないんですけど、
例えば有機農業ってあるじゃないですか。
今の環境のことを考えたり、体のことを考えたり、有機農業っていいよねっていう話があって、
それに一生懸命取り組んでいると。
手間もかかるし、あまり収料が落ちたりもするから価格が高いですよね。
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でも観光農法もあるし、化学肥料もあるし防状もあるし、できる範囲でするけど、極力安くいろいろ提供できるよね。
これってどっちも手法じゃないですか。有機農業ってやり方もあります。観光農法もあります。
そうやって目的に対して手法がいっぱいあるのって僕は好きなんですよ。
みんながどれを選ぶかを自分で選べばいいから。
ところが世の中の議論って、環境のことを考えて化学肥料を作ってるなんておかしいとか、
防状やったら水が汚れてもうだめだ、有機農業が正義だとかですね。
逆に有機農業なんかなんでやってるんだ、みたいな対立構造を作ろうとする人が一部いるわけですよ。
自分が正しいと思いたいんですかね。
あれが正しいって気がないなって思って。
それいいじゃんって。他の人がこうやってるのは、そういうやり方もあるなって。
いいじゃんって僕は思っちゃうんですよね。
ケチケチつけないで、自分のやり方は自分で決めてやりましたって自信持ってやればいいだけなのに。
なんなんだろうこれっていつも思ってます。
何なんですかね。自己主張というか、自分がやり始めてやっていることを認めてほしい、負けたくないみたいなことなのが。
結局その世の中の価値観みたいなところがやっぱり絡んできていて、
どうしてもやっぱり日本人なのか、比較的日本人がその対して強いと僕は勝手に思ってるんですけども。
あくまでも持論ですけどね。
やっぱり相対的に見るんですよね。
あいつと比べて俺はみたいなとか。
ブランドもんがどうとか言ってるのも、そういう構造の中でやってる戦いというか、見せ合いというか、肘の張り合いというかみたいな。
だと思うんですけども、結局、これなんか、哲学とか心理学とかの話になってくるかもしれないですけど、
人のことなんか関係ないし、人のことなんか変えられないじゃないですか。
そうです。
なったときに、そこに熱量を使うよりも、自分がやろうとしてるところに熱量を使ったほうがはるかに効率的だしストレスも少ない。
もちろん悪は退治しなきゃいけないかもしれないですけども、その正義と悪の概念さえも人によって違うから。
僕の持論として結論的に言うと、正義を名乗ってるやつが一番ややこしいと僕は思ってる。
正義を名乗って自己主張をしてる人たち。
これ政治的な意味でも、農業でも。
同じ発想ですね、僕も。
あと正論ばかり、これ表現があれだけど。
大丈夫です。
正論って、たぶん正論なんですよ。
だけどその正論以外は全て認めないみたいな人っているんですよね。
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正論ばかりと世間的には言われてますけど。
なんでそんなに自分の主張が間違いないっていう世論を通すのかなって。
私も変えられない派なんで。そう思う派なんで。
いやーそうなんすよね。
コロナのときの自主警察でしたっけ?
はいはい。自主警察。
すごい例がありましたよ、北海道で。
たまたまコロナが大々的に出る前に、親戚の結婚式でハワイに行って帰ってきた家族が帯広川あたりにいたんですよ。
たまたまコロナになっちゃったんですね、海外に行ってたから。
学校とかも休んでいる小学生のほうがいて。
それが、結婚式で行ったのに、あいつは遊びに行ったと。
コロナが流行ってたのに遊びに行ってかかってきやがった。
この町にコロナを打ち込んだ、みたいなのをみんなが言って、地元にいられなくなって、その子。
引っ越したんですね、家族ごと札幌に。
初期のほんとそんな感じでしたよね。
もう出だしのころですね。
村の一人、僕が働いた会社の村の一人も知ってる人だったんで、特に年寄りの方々に責められたりとか。
あとちょっと例は違うんですけど、四国のどこだっけな、これはちょっと原名するとあれなんであれですけど、
たぶん農協さんの、四国のどっかの農協さんが、農家さんがコロナにかかって、
で、それがまだ、コロナが何者かがまだわからないときなんで、そこの農家さんの作物も全部出荷停止みたいな。
関係ないじゃないですかね、ほんとに今のときは。
結果的には関係ないですけど、そのときはまだそれが移る芸になる可能性もあるみたいなのがあったのかもしれないですけど。
それで、出荷停止っていうか、出荷停止ってもうね、人生止めてるようなもんじゃないですか、その人の。
恐ろしいなーと思って。
だから人間って未知なものに対する恐怖心、すごいんですよね。
いやー、僕はでもそこの未知にスポットを当てるっていう流れで独立して未知を照らしていくっていう。
やばいですね、山浦さん。人類の本能に逆行した取り組みをしてる。
いやでも、大体、さっきの話に被るのかわかんないですけど、
結局新しいことに挑戦するって未知への挑戦じゃないですか。
で、そこで初めて新たな発見があって、新たなビジネスなのか反論なのかわからないですけど、発想が生まれる。
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で、僕はそこ、その未知のものであったり風景であったり文化であったり、
僕海外によく農家さん連れて行ってる農スターっていうのご存知だと思うんですけど、ツアーやってるんですけど、
そこの場に、その場を僕が提供して、その場を初めての未知と遭遇したときの皆さんのリアクションを見るのがとにかく好きなんですよね。
それにめちゃくちゃ幸せを感じるというか、そこの感動であったり価値であったり、心境の変化に。
なんで、そういうものにやっていかないと新しいものも生まれないし、視野も狭いままになってしまう。
だとやっぱり、旧農協体制というか、
農協だけじゃないですけど旧体制の保守的な考えだけでいくと、日本はもうさらに衰退していくってのはもう見え切っているので。
プラス、そういう社会貢献とか、哲学的な発想ではなくとも、単純に僕が好きだからそれをやっているってのはもちろんあるんですけども。
なんかでもそういうふうにしていきたいなーと思って挑戦はしてますけどね。
もう挑戦が本当に大事なのはみんなわかってるはずなのに、失敗するから挑戦しないじゃないですか。
これは上の年代の方は先行逃げ切りのところにいるんですよね。
あと何年かやれば生きていくのはもういいかっていう人は、これチャレンジなかなかしないんですよ。
失敗のリスクのほうが大きいんで。
さっき言った若者たちも成功体験がないからなかなかこのチャレンジに手が出ない人もいるじゃないですか。
でも、本来は成功する機会なんてそんなにたくさんあるわけじゃないです。
やってみてダメだったときに、これはダメなんだってわかる財産があるはずなんですよ。
この方法ではうまくいかないなっていう、ハズレくじを1個減らしていくっていう作業って、チャレンジしないと減らしていけないんですよね。
だからこういうチャレンジをしてる山浦さんみたいなマインドがないと、たぶん成功も高めないんだろうなって。
結果成功すればいいですけどね。
それと同時に、やっぱり自分で本当にやってて思うんですけど、
やっぱり人に会うのも、タイムパフォーマンスもコストパフォーマンスもかかる。
それって人生を使う結構大変な作業だと思うんですよ。新しい人に会っていく。
でもそれを結構、僕は活動って意識してるわけじゃないですけど、興味があるからただただもうガンガン声かけて、こういう場を作っていくみたいな話す場を作っていく。
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でもそういうのって、それで新しい発想、もしくはビジネスパートナーみたいになればいいんですけど、そういうのって経験則で言うと3,40に1。
まあ50でも100でもいいんですけど、かなりパーセント値が低いんですけど、これが面白いことに、
例えば100としたときに、100分の1でもその1の価値がめちゃくちゃ高いっていう部分と、残り99が、
99のうち半分は多分普通にそのまま消えちゃうというか、何もなく終わるんですけど、もう49ぐらいは時間差で、
5年後、10年後とかにふわっと声かかったりするんですよ。もしくはクラファンとかで、本当に最初に連絡取ったときになんか生まれるとか。
だから、1回つながって自分の熱であるとか、夢であるとか、キャラクターをしっかり相手に擦り込んどくっていうのが、めちゃくちゃその後の人生に価値があるなとは思って。
そういう意味でいくと、やっぱり411の会長をやらせてもらったのも、これはまああんまり、自分自分って言うのもあれですけど、
自分の人生においてもめちゃくちゃ価値があって、今でもその尾を引いて、何か価値に変わる。
これはもう価値というのは別にお金だけじゃなくて、自分の人生においての知見であったりとか、そういうのを含めて価値になるっていうのはやっぱあるので。
そこは、そういうのが組織の価値じゃないですか。そういう機会がなかなかない中で、田舎の農家が411に来て、
じゃあ今まで地区、もしくは足元しか見たことがなかったけど、県連の農家さん聞いて、あ、こんな農家もいるんだ、こんな人もいるんだ、こんなやり方もあるんだ。
それが全国に行くと、さらに上の変態たちがたくさんいると。
その変態たちは、変態というか、上の変な人たちはその後ろにさらに変な人がいるんで、そのネットワークとどんどんつながっていくみたいな。
こんな楽しいことないのになんでみんなやらんのって僕は思っちゃうんですよね。
いや、わかりますよ。私も一緒です。
年間2百何十日か会議に出させていただいて、
要は農業やってないわけですよ。
そうすると農業やってねえなって思われるんですけど、いややってないんですよ、実際。
ただもちろん帰ったときはやりますよ。だけどいろんな情報も聞くし。
今本田麻生さんが言ったとおり、果てしなく新しい人とのコミュニケーションが取れるようになって、
これは粛々と家で農業をやっていただけでは絶対会えなかった人たちとつながるんですね。
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私はもう産業としては、業界だけでやっていたらもうじりひんなのは明らかなので、
業界を制限しないでいろんな業界とタッグを組むしか生き残る道はないと思ってます。
だから漁獲業、飲食業、小売業、他にもありますけど、
なんちゃら業の人たちとどれぐらいつながれるかって考えたときに、
東別町の農家の稲村さんはなかなかつながれない。
全盛況の会長をやっている稲村さんのときは、紹介してもらえるんですよ。
いやー、もうめちゃくちゃそれは感じましたね。
表現としてはあれですけど、このメリットは年間200日をツイヤースに値するんですよね。
そうですよね。人生、長い短いと言いつつも、1年2年そういうことをやってくるだけで、
そうやっても、僕も今、会長を辞めて、今、顧問とは言いつつも、
顧問になると、多分トップに立つのはもちろん会長なので、会長がどんどんやれっていうふうにやるんですけども、
今やっと会長を引退して1年経って、そろそろ味がしなくなってきてるなと。
はいはい。
ここまでが、これは個人的なことを言うと、やっぱり今までぐらいが勝負だったなと思って。
でもその中で、全盛況の会長をやってたとか、4Hは1万人ぐらいのネットワークですけども、
1万人ネットワークの一応、トップっていう言い方はあれですけども、会長という立場にやっていたっていうのは、
めちゃくちゃ価値があったなという部分と、その関係もある中で、
今僕も、農業の現場は正直僕は今持ってないんですけど、持っててないんですけど、
農業の現場は僕もカンボジアで持つって決めてるんで、次は。日本で現場を持たないと。
かつ今日本でやってることでいくと、今町工場のコミュニティの中にぐいっと入っているのと、
あと教育のコミュニティにガッと入っていってるんですよ。
はいはい。
これがまたね、いい感じで回るんですよ。回るというのは。
もちろん自分の海外の経験とかも込みですけど、もちろん農業も含めて、やっぱり町工場っていうのは技術を持っているけども、
農家と結構一緒で足元見て自分の工場内で生きてきた人たちが多いので、
皆さんも社会に出ましょうみたいな、社会とか栄養士とのコミュニケーションを図りましょうみたいなんで、僕も呼ばれて、
入れさせてもらって、やってるんですけど、それがまた面白くて。
ジャンルが違うなと。
で、こういう掛け段できるなとか、いっぱいあるんですよ。
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それ教育もそうです。教育なんかわかりやすいじゃないですか。農業体験みたいなのもできますし。
で、町工場も結局金属加工が多いので、じゃあ農業に特化した製品、ちょっと僕は情報を引っ張ってくるんで、
例えば何でもいいんですけど、ほうれん草の収穫に特化した包丁ナイフを作ろうよみたいな。
ほうれん草業界ではこれがベストってなれば、ひとつの製品として成功事例になるよねみたいな。
そういう話も今ちょっと持っていこうとしてて。
なんかめちゃくちゃ面白いですよね。
いや、面白いんですよ。
結局やっぱりこの奥手の位置が、自分の業界だけだと本当に手にしかならないんで、
極力この奥手の位置を他の業界に広げてあげると、すごい広い面積取れるんですよね。
人の作業ができるのって、やっぱり一旦役割を見直せていただいて、
危険というか、味は私もそのうちしなくなってくるんですけど、
先生協会長という味はどんどん薄れてくるんですけど、
そのときに人脈は人とつながっている限りは、ずっと。
テレビ業界は他から出てくるときは連絡しますねって言われれば、
2年後だろうが5年後だろうがきっと見取りはできるし、
こんなに役割を…楽しかったなあと思って、今。
そうですよね。業種またぐと面白いのが、
こっちはこれで苦労してるけど、あっちはそんなもん、とっくに通り過ぎた。
で、解決済みの技術であったりとか手法を平気でもってたりするじゃないですか。
でもお互いそこに壁がある。壁はないにしても、
茅野外なんで、見ることもできない、知ることもできない。
でもこうやってつながることでね、
それ農業に活かしたらもう一発で解決するやんみたいなのが、
たぶん今農業系IT企業みたいなのがどんどんやっていることでもあると思うんですけど。
いやー、何の結論かよくわかんないですけど。
農をかける農業の結論なのかよくわかんないですけど。
外に出てほしいなあと思いますね。
そうですね。本当にそう思います。
すみません、あまり農業のことの深掘りがなかなかできなかったかもしれないですね。
全然大丈夫です。もうちょっとね、いい加減時間もだいぶ延長したので、
これで締めに回りたいなと思うんですけども、
これもしよければ、稲沢さんの言葉でも、全政協全会長の言葉でもいいんですけども、
最後にリスナーの方に一言、宣伝でもいいですし、
何かしたメッセージがあればお願いします。
ありがとうございます。
私がずっと思ってるのが、私は今現時点で農家をしていますが、
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もともとはサラリーマンをしていましたし、
農業してない時間というのは消費者なわけですよね。
よく農畜産物の価格が上がらないから農家は困ってるという農家目線の話をしますけど、
いざうちの奥さんに電話したら、
今イオンの火曜市行ってるから忙しいから切るよって言われて、
1円でも安い農畜産物を農家の嫁が買いに行くわけですよ。
たぶんこれがリアルなんですよね。
私たちは売り手の立場で考えたら高く買ってほしい。
買い手の立場になると安く買いたい。
もしくは価格に見合ったものをしっかり買いたい。
この価格を忘れて物を売ったら、おそらく消費者の皆さんってついてきてくれないなっていうのは常々思っていて、
高く買ってもらうならその理由が何なのか、
そういうこともしっかりと説明をしなければいけないし、
消費者の皆さんがすべての物価が上がって困ってるっていう感覚は自分たちとも一緒なわけですから、
どういう歩み寄り方をしていかなきゃいけないかなっていうのを、
これは私だけではなくて組織としてもまさに考えているところです。
なので一部の声だけを聞いて、
農家は何か上がってるから値段上げたがってるぞって思わないでいただきたいというか、
ちゃんとそこは私たちもわかって、できるだけいいものを安く提供したいけれど、
続けていくためにどうしても無理なところを相談させてもらいながら、
お互いのベストってどこかで探らなきゃいけないなっていうふうに思いながら、
私たちは農業をやってるよっていうことだけは、
もしご理解いただけるとありがたいなという感じでした。
素晴らしい。素晴らしい最後のメッセージ。ありがとうございます。
ありがとうございます。
最後になりますけども、農の掛け算ラジオではご意見ご感想、
その他こんなテーマで話してほしいなどのご要望をお待ちしております。
メッセージは公式インスタグラム、農の掛け算ラジオまでお気軽にお寄せください。
ということで今回のテーマ、農業×農協。
ゲストは全盛況の前会長山村さんでした。
ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
それではまた次回。