1. normalize.fm
  2. 082. 気がつけばいつも開拓者
2025-06-16 1:50:46

082. 気がつけばいつも開拓者

@butadiene121 さんをお迎えして、つぶやき GLSL が誕生した経緯の話、twigl にまつわるいろんな思い出話、グラフィックスプログラミングを始めたきっかけの話、ベクトルの X 成分で意味が通じてうれしい話、意図していなくても開拓者マインドで動いてしまうという話、機械学習を用いたリアルタイム推論 VJ ツールの話、写真を撮るときの姿勢や考えていることの話、なぜ写真だけは飽きずに続けることができるのか、うっかり CG に出会って二足のわらじになってしまったことについてなどお話しました。


* つぶやき GLSL が生まれた日

* 音速で魔境になってしまった

* twigl が生まれてもたらされたもの

* グラフィックスプログラミングを始めた経緯

* ベクトルの X 成分といえば意味が通じた

* VRChat における「あの時代」

* 機械学習でリアルタイム推論 VJ ツールを作った

* 実装するうえで大変だった部分

* 7万から6千を選択する作業

* リアルタイム推論が必要だった理由

* 思想は込められていないのに伝わるもの

* 橋は横線だし電柱は縦線

* ロケーション選びなどもかなり意図的

* 写真を続けられているのはどうしてなのか

* とてもロジカルに写真を捉えている

* 抽象画のイメージに近い行為としての写真

* 最近は動画も撮っている

* 1から10の部分を生み出すキャラクター

* うっかり CG に出会ってしまった


## show notes


* VJ の経験や、そのモチベーション、ソフトウェア開発の話

* AI を活用した制作や素材としての写真の話

* 普通に日々撮っている写真の話


サマリー

今回のエピソードでは、ゲストのブタジェン君がシェーダーやVRに関する経験を語り、「つぶやきGLSL」の発案とその影響について詳しく話します。シェーダー芸がムーブメントとなった歴史や、現在のエコシステムの変化にも触れられています。このエピソードでは、VRChatを利用してシェーダーの世界に入った経緯や、プログラミング初心者がグラフィックスプログラミングの楽しさをどのように発見するのかが語られています。また、ブタジェンコとその仲間たちとの交流や、シェーダーに関する新しい発見も取り上げられています。 VRチャットの開拓者としての経験や、その当時の空気感についても触れられています。特に、過去のVRチャットコミュニティの活気や新しい技術の進歩についての感慨が強調され、創造的な活動への欲求とその実現の難しさにも言及されています。機械学習を用いて写真をVJ素材に変換する過程や、その実験的な試みについても話されています。リアルタイム生成の挑戦や写真選定の困難さが強調されます。 ブタ寿恵による写真作品の展開やアートに対するアプローチが語られ、彼の作品は時間や空間の動きに焦点を当て、新たな視点を提供することを目指しています。構図や技法の重要性についても深く掘り下げられています。このエピソードでは、構図や表現に対する哲学がテーマで、写真における美しさや不思議さについての考察が中心となっています。抽象画の影響や撮影手法が人それぞれであることも示唆されています。 VJ素材の収集や撮影方法の難しさを語りながら、独自の動画制作アプローチを探ります。AIを活用した創造性や専門的な研究内容についても触れ、今後の活動の方向性について考察されています。このエピソードでは、様々な興味を持ちながらもそれが一つの塊として存在しない不思議な人材について語られ、CGや写真との出会いやVRチャットでの経験が新しいメンタリティを形成していることに注目し、様々な創作活動を楽しむ姿勢が表現されています。

ゲストの紹介と背景
始まりました、normalize.fmの今回は第82回の収録になります。
ちょっと間が空いちゃったんですけども、今日も元気に撮っていきたいと思います。
今日のゲストは、normalize.fmでも実は何回か名前が出てきている人ではあるんですけど、
付き合いがある人は、もう普通に知っている人ではあると思うんですけど、私的にも結構、
実は何だろうな、なんかスクールの関係とかね、いろんな関係で昔から接点のある方が、
今日はゲストなんですけども、今日のゲストは、ブタジェン君に来ていただきました。
ブタジェン君、今日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
はい、いつか来てもらいたいなとはずっと思ってたんですけど、
なかなかタイミングがなくて結構のびのびになっちゃったって感じだったんですけど、
今日は心よく出ていただけるという感じだったんで、
今日も早速本編の方入っていきたいと思います。
つぶやきGLSLの誕生
じゃあブタジェン君、もうここからは完全にアドリブっていう感じなんですけど、
まずはちょっと簡単に自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか。
自己紹介ですか、難しいですね。
はい、ブタジェンと言います。
そうですね、多分自分の紹介を今はしなきゃいけないんですけど、
今は特に多分何もやってない人なんですけど、
昔はVRチャットでワールドとか作ったりシェーダーを書いたり、
その後はシェーダーをいろいろ書いてコンピューターグラフィックスで遊んだりとかしてました。
最近だとドロー東京の第2回に出させてもらって、
写真と機械学習を使ったVJとかをさせてもらったりしてました。
そんな感じ、とりあえずはちょっとそんな感じです。
ありがとうございます。
あんまりそうですよね。
俺もね、ブタジェン君にいつのタイミングにゲストを呼んだらいいかなっていうのがずっと実は小さな悩みがずっとあって、
なんか俺から見てるとあんまりどういうステータスなのかが見ててもわかんないから、
今、声かけていいんかなっていうので結構時間かかっちゃった感じでしたね。
大丈夫ではありましたよ。
一応今のステータスは学生さんなんですよね。
そうですね、大学院の博士課程をやってます。
そうですよね、だからなんか俺もあれインターンだったのかな、
なんかすごい忙しそうにしてた時期もあったと思うんですよね。
いつだろう、インターンは何回か行ってるんですけど。
なんかすごい忙しそうだから、たぶん今とかは声かけない方がいいんだろうなって思ったりして、
遠慮してた時もあったんですけど。
いやいや、だいたい暇にしてます実は。
そうですか。
そんなに忙しい人間ではないはず。
あ、そっかそっか。
いやなんか最近は結構ドローに出られたっていうのもそうだったんですけど、
見ててもなんかそんなに切羽詰まってもなさそうな感じだったんで、
なんか今の感じだったら出てもらえるかなと思って声かけたっていう感じでしたね。
いやいや、こちらこそお声かけいただき、
ノーマライズFMの名前はよく聞いているので、
そうですか。
ありがたいです。
結構知り合い結構出てると思うんで。
そうなんですよ結構。
自分がよく知ってる友人とかもよく出ているので。
何気にそうだ。
さっきもちょっとこの収録始める前に話したんですけど、
結構ブタジェン君の名前自体はノーマライズFMでは何回も実は登場していて、
っていうのがそのつぶやきGLSLの話になると絶対にブタジェン君の名前が出てくるから。
まあそうでしょうね。
登場回数は結構高いっていう。
私とドクサスさんとあたりで始まったような気がするので。
つぶやきGLSLもなんか私の記憶では完全にブタジェン君がその子祖というか、
一番最初にやり始めた人と思ってるんだけど。
正しいです。
僕が始めたと僕も思っています。
たぶんつぶやきGLSLの一番昔のツイート、いつだっけな。
2020年の4月。
4月それも、いつだろうな。
2020年の4月13日の僕のツイートがたぶん一番最初のつぶやきGLSLのツイートのはずで。
ただ六角形が並んでるだけのシェーダーなんですけど。
これもともとガムさんがきっかけなんですよ実は。
それはなんか俺も知らないな、どういう感じの背景があるのそれは。
ガムさんが確かつぶやきプロセッシングみたいな感じでGLSLもできるんじゃないってつぶやいていたことがあって。
なるほどなるほど。
言い出しそうな感じはするな確かに。
それが確か2020年の2月ぐらいのつぶやきだったんですけども。
それを見てて、確かにGLSLって普通にネイティブに書くと、
一番最初にいろいろ書かなきゃいけないことがあるじゃないですか。
Precision, High, FP, FloatとかUniform, Vector, Resolutionとかいろいろあって。
それ含めて140字で入ることはないだろうっていう空気感はたぶんあって、
たぶんガムさんとかもやってなかったと思うんですけど。
2018か19ぐらいに反格ツイートが、
当時ツイッターで一文字が反格英数字が0.5字扱いになって、
反格英数字が280で入るようになって。
加えてガムさんができるんじゃないみたいなのを見て、
当時コロナだったんで入れてみるかと思って強引に入れたら、
6角形ぐらいだったら入ったんですよね。
これ6角形ぐらいならいけるやんと思って、
つぶやきプロセッシングの真似っていう感じでつぶやきGLSLってつぶやいたんですよ。
ただの6角形が並んでるだけ。
いや俺絵も覚えてるよ。
どんな感じの色のやつが出てるかっていうのも。
青と黄色とピンクのやつで。
で、これ時間diff time tでアニメーションぐらいまでできるじゃんとか思っていたら、
それがドクサスさんに見つかって、
突然文字数をカウントするエディターができて、
そっからたった1週間でみんなレイマーチングはじはじやり始めて、
あっという間に魔境になってしまって。
そうですね。
だって4月13日に僕が作ってるのに、
4月15日には僕レイマーチングしているので、
だって4月17日にメンガーのスポンジとかやってるから、
多分音速で魔境になってしまって。
シェーダー芸のムーブメント
4月下旬ぐらいには、
私はもうどうしようもない、全然ついていけない世界へと行ってしまい、
それ以降はほぼ喉が出てきました。
いや、そういう感じの速度感だったよな。
だからなんか俺もさ、やり始めたのを見て爆速でエディターを作って、
1晩ぐらいで。
2日後ぐらいでしたよね。
2日後ぐらいとかに作って出して。
いやー懐かしいなー、そんな感じだったよね。
確かに。
あれが未だに続いてますからね。
いや、すごいことだと思うよ、俺。
あの発明したの。
やっぱりですよね。
ありがとうございます。
いや、歴史に確実にその思想として名前を残すべきだと思うわ、俺は。
いやー、僕はもう現在のね、今やってる人々のクロマジュスは全く理解できないので。
いや、ほんとだからちょっと今はまたなんか違う世界になっちゃってるけど、
なんかやり始めた当初はなんかみんな結構、
いや、できるのか?いやでもきつくねーか?いやでもできるのか?みたいな感じでこうわちゃわちゃしてたなっていうのあったよね。
あーそうです、テスですです。ほんとに。
リマーチングもできるかできないか分かってなかったみたいな。
そうねそうね。
そんな感じでした。
ギリギリスフィアぐらいはいけんじゃね?ってなって、
結構みんな頑張っていろいろやってはいたんだけども、
はいはい。
やっぱなんかあの、今の2GLのクラシックモードみたいな、
そのユニフォーム宣言文とかも全部込み込みのモードだとやっぱり、
ギリギリレイマーチングは頑張ればできるけど?みたいな感じの世界だったから。
そう、だいたいレイは正規化されないぐらいのレイマーチングですよね。
そうそうねそうね。
それがあの、2GLが短縮されたレギュレーションができるようになって、
それで魔境化がなんかちょっと加速してしまったっていうか、
しまいましたね。
色にめちゃくちゃになってしまった。
マジで、結構独卒さんの作った宣言文ないバージョンぐらいが、
本当に多分ちょうど良かったんでしょうね。
そうね。
長すぎず短すぎず、
なんか本当にツイート1個に収まってるんだけど、
とんでもない絵が出てくるっていうそのギリギリのラインぐらいに多分なってんだよね、あれが。
はいはいはい。間違いなくそう。
なんかすごい覚えてるのが、ひらいさんが、
ひらいさんっていうUnityとかのクリエイターで有名な方がいらっしゃるんですけど、知り合いに。
で、その人がつぶやきGLSLができてから1週間後ぐらいにつぶやいたことで、
つぶやきGLSLってすごい時数短いじゃないですか。
だから、初心者でも結構簡単になんかちょっと作品作ってアップロードできる、
良いプラットフォームだなって思ってたのに音速で魔境になってしまった。
そうね。入れなくなっちゃった。
そうそう。なんかまあそうだなって。
いや本当そうだね。確かに。
バケモンしかいないもんね、今。
いやーもうちょっとよくわかんないです。何が起きてるのか。
バケモンしかいないからさ、マジで。本当に。
いやーそうね。いや俺は結構最初の段階でクラシックなモードで、
いやこれはちょっと俺の能力ではもうついていけないわって思ってたから、
今みたいな感じは本当についていけてない、全然。
僕も全然ついていけない。本当最初の半年、違う違う半月ぐらいで。
あの頃はさ、結構ブタジェン君も割とクリエイティブコーディングとかシェーダーで作品作るみたいなことを割とやってた時期だったじゃないですか。
だからなんか界隈が結構つぶやきGLSLで盛り上がってる景色は、
なんか俺もずっと一応中の人間として見てたけど、
あの頃はなんかすごいシェーダー芸がムーブメントになってたよね、あの時期は。
そうですね、シェーダー芸自体が僕の感覚としてはやっぱり2018年のVRChatから始まって、
その18、19、特にVRChatでUDONっていうシステムが出る前までは、
シェーダーを使わないと結構複雑なギミックが組めないみたいなことがあったこともあって、
結構シェーダーをVRChatの文脈でギークにやる人もいれば、
そこから始めてちょっと離れた場所、それこそそのGLSLサンドボックスみたいなところで、
とかシェーダー解いてやるような人も結構新しく出てきてるみたいな感じの状態で、
あとそれぐらいのタイミングで、2018年かな、9年かの夏ぐらいにクラブでイベントがありましたよね。
クラブってKLABって書くところで、イベントがあって、
あの時の金田さんのライブコーディングがめちゃくちゃバズっていって、
あの辺ですごいシェーダーとかのシェーダー芸とかレイマーチングに興味持ってた人が、
僕も含めてすごい分かって増えたような気はしてます。
ちょうどそのムーブメントが続いてる最中ではあった気がしますね。
確かにそうね。なんかそのクラブのイベントは、なんか俺もちょっと覚えてるな。
あれは確かに、金田くんが書いたKITAの記事とかがすっごいバズって、
みんながファントムモードとかを真似してやりまくってた時期だよね。
はい、そうです。
確かに懐かしいな。
そうっすね。あったな、そういうの。
だって7年前とかですからね。
そうだね。
6年前とか。
だから結構、俺はもともと歳いってたけど、
結構あの頃その20代前半だった子たちとかもみんな30代近くとかに多分なってて。
そうなんですよ。僕あの時21、2で今27なので。
そうだよね。結構時が流れてるんだよな、結構。
はいはい。間違いないと思います。
だとすると結構つぶやきGLSLって長寿なコンテンツだよね。
長寿コンテンツだと思いますよ。意味がわからないぐらい。
そうだよね。今でも続いてるもんね、一部の会話では。
やってる人いますもんね。
やってる人いるね。確かに結構なんかすごいよね。
だからすごい、本当になんかあの別にあんまこうブタジェンコを持ち上げるわけじゃないんだけどさ、
なんかあそこで生み出したことがなんかすごいバタフライエフェクト的にこう世界に影響を及ぼしたなって俺は思ってるし。
いや、そう、ありがたい。
なんかその俺がついGLを作ったっていうのもなんかその勢いを加速させた一つの要因ではあったなって自分で思うことはあるんだけど。
シェーダーとの出会い
つぶやきGLSLは遅かれ早かれ誰かがやってたような気はしますが、
とくさすさんのエディターのサポートのタイミングが絶妙すぎたのは本当に大きいと思っているので。
そうね。あれはでもね、俺本当にブタジェンコを喜ばせたかっただけだったんだよ、あれは。
ありがたい。そう思っていただけてたのはありがたいですね。
なんかすごいさ、やっぱあの頃結構ブタジェンコはシェーダー界隈で名前が知られており、結構自分でこうイベントをホストしたりとかもしてたし。
あとVRチャットでファイさんとか平井さんとかがすごい盛り上げてくれてた時期だったし、
なんかシェーダーで面白いことなんかやったろうみたいな空気がやっぱ今よりもあったから、そういう意味でなんか2GLみたいなもんがあったら、
そういうなんか面白さが加速するかなと思って、それでなんか徹夜で作った感じだった。
そうなんで、徹夜だったんですね。
そうそうそう、だから次の日ぐらいに出てきたわけよ、徹夜だったから。
いまだにあれ一番使いやすいですもん、なんかシェーダーの落書き始める時にやっぱ。
そうだね、それは俺も思うわ。
なんか。
よくできてる。
よくできてるし、なんかこうGLSLサンドボックスとかは逆に魔境っていうかもういたずらしたいだけの奴らがわざわざいっぱいいて、
あんまりクラシックにシェーダーを書くっていう感じじゃなくて、もうちょっとなんかすごいスラム街みたいになっちゃってるから。
スラム街。
でシェーダートイはこうなんかさ、アカデミックな感じっていうかさ、あれはあれでガチ勢しかいないじゃん、どっちかっていうと。
そうですね、シェーダートイ、文法も違うし何よりヤバすぎる。
シェーダー書き始めの頃とか本当に憧れでした。
本当そうそうそう、だからなんかこうカジュアルにちょっとなんか息抜きでシェーダー書くかみたいな時は、
3GLみたいにこう別に何のタイムラインもない、ただのエディターみたいなのがちょうどいいっていう感じの時は俺もなんかわかるわ、その感じは。
はい、すごい偉大だと思います、あれは。ありがたい。
いやでもね、3GL、あのブロードキャストモードとかもあったじゃん。
ありましたね、あれも結局僕とラクタイスさんが入ったやつですよね。
そう、あれもだからブタジェン君とラクタイスさんを喜ばせたかっただけの機能だよね。
いやー、なんかあの時のなんか僕とラクタイスさんでやったライブコーディングをなんか見てくれてた人は結構すごい印象に残ってたみたいで、最近そういう話たまに聞くんですよね。
ありがてぇ。
いやあれはでもやっぱちょっとした発明だとは、なんていうんだろうな、なんか演者がやっぱり増えにくい土壌じゃないですか、どうしても。
あーそうですね。
なんか3GLを使ってライブコーディングするみたいなことって、やりたいって感じる人の絶対数も多分少ないし、
その実際にできる人の、技能的にできる人もさらにまた少ないから、なんか機能はあるけど使いこなせる人があんまりいないっていう感じだと思うんだけど、
だけどやっぱり、あれ通してリアルタイムに絵が出来上がっていく様子を見てるのは、すっごいやっぱ見てる側は興奮するっていうか。
はいはいはいはいはい。
すごい視聴体験として面白いなとは思うけどね。
そうですね、かなりプリミティブに面白い感じはすごいする。プリミティブに面白い、まあプリミティブだけどすごい面白い動画なので。
なんか余計なこと考えないでポカーンと見てても楽しいから、見てる側はね。見てる側は。
いやーまあ描いてる側も結構楽しかったりはするから。
そうねー、だから結構なんか俺とブタチェン君はなんかそんな感じなんで、意外と付き合い長いというか、それこそね7,8年くらいになるんかな。
なんかまあ7年前とかからなんやかんや知り合いではあったんで、
なんか俺からするとすごいなんか窮地の間柄っていう感じはするんですけど、
まあとはいえなんかこうそんな頻繁に別に会ったりもしないから。
いやそうですよね、なんか絶妙にすれ違っているというか。
結局僕がシェーダーやり始めた頃はずっとVRチャットにいたし。
まあでも俺が1回スクールの講師かなんかをお願いしたときも。
はいはいはいはいはい。
あの時の資料も結構なんかいろんな人にまた反響を呼びましたよね。
いやーそうなんです、あれは相当気合を入れて作ったんですけど、
なんかやっぱり未だに自分でもよく見て、自分でもよくできてるなって思います。
そうね、ノウハウが詰まってる感じがね。
なんか結構僕はプログラミングうまくないので、
割とどっちかっていうと初心者側なので、
だから結構比較的初心者によってるコンテンツを作るのが比較的得意なのかなとか勝手にちょっと思ってる。
どうだろう、そんなことないかな。
ここで言うと、いやそんなことないよって聞いてる人に思われてるかもしれないけど。
少なくともそういうのを意識して作ったりすることは多いですね。
自分が学習するときにわからなかったことをちゃんと反映させようみたいな意識はすごいしました。
それはね、ブログの記事とかを見ててもそういう感じは結構するな。
プログラミング初心者の挑戦
なんかこう、何だろう、理論整然とこうちゃんと意味とやったことをちゃんと連続で書いてくれるっていうか、
こういうことを思いました、だからこうする必要がありました、なのでこれをやりましたみたいな感じで順調立てて説明してくれるから、
わかりやすいなっていうふうには思うけどね。
ありがとうございます。
いやでも、そのスクールをお願いしたときとかも、なんか俺から見てるとやっぱり年の差もあるから、
すごいこんな若いのにいろいろできてすごいなみたいなふうに当時も結構思っちゃったりしたんですけど、
なんかプタジェン君自身がグラフィックスプログラミング的なことをやり始めたそもそものきっかけみたいなのとかはあるんですか?
VRChatですよ、完全に。
それこそVRChatを2018年の1月10日とかに始めて、
当時ってワールドを作ってる人っていなかったんですよね、ほとんど。
それこそNakutonさんっていう方とかぐらいしか日本だと見た。
つもくらさんがちょっとやってたかなぐらいなんですけど。
僕も全然そんなの知らなかったんですけど、
たまたまその辺の日本人でワールド作ってる数人ぐらいの人とVRChatの中でたまたま会って、
話して作り方教えてもらって、
それでちょっと作ってみたいなので、
それワールド作りの面白さにVRChatにはまってて、
それも物作り自体をすることが人生で初めてだったんですよね。
なるほどなるほど。
1月ぐらいからちょっとずつは作ったりしてて、
ただVRChat当時本当に何もなかったので、
作れるものが結構限りがあって、
その中で工夫していくのもすごい面白くて、
それもさっきのつぶやきGLSLみたいな感じじゃないですけど、
すごい制限の中でできることを増やしていくっていうのがめちゃくちゃ面白い作業だったんですけど、
そんな時に3月ぐらいにファイさんがVRChatに来て、
シェーダー芸をぶちかましていって、
シェーダーを使うとこんなことができるようになるんだ、すごいって、
めちゃくちゃできることが広がるんだみたいなのを、
そこがシェーダーとの出会いって。
なるほど。
ただ自分はシェーダーもプログラミングも全然描けないからって思ってたんで、
全然やってなかったんですけど、
4月、5月ってワールドいろいろ作ったりしてるうちに、
当時、VRChatでGPUパーティクルって呼ばれるものが流行ってたんですよ。
っていうのは何かっていうとジオメトリシェーダーで大量の、
2万ポリゴンぐらいのメッシュポンって変わったとおいて、
それをジオメトリシェーダーでバラバラに巻いて、
すごいパーティクルを連続的な動きにしてかっこよくするみたいなのが流行ってて、
それすごいかっこいいなって思って、
どうしても作りたかったので、しょうがなくシェーダーを始めて。
しょうがなくね。なるほど。
でもプログラム描けない自信があったので、
ノードベースのシェーダーでできないかなって思って、
いろいろ試したりもしたんですけど、
ジオメトリシェーダーはノードベースじゃ描けないよって言われて、
しょうがないって。これ描くしかないんだって。
プログラミングもそこで始めたって感じですね。
なるほど。
それで、6月末にシェーダーを始めました。
それがグラフィックスプログラミングの出会い。
仕方なくやむを得ずみたいな感じの割には、
俺はその経過を知らずに見てたけど、
苦しみがあった末にシェーダーゲーとかをやり始めることになったって感じなの?
イメージ的には。
苦しみというか普通にやったら面白かったんですけど、
コードを書いたことがない人がコードを書き始めるのってすごい抵抗があるじゃないですか。
最初がね。
そうそう。
厳密に言うと書いたことないわけじゃなくて、
大学の授業とかでC言語でハローワールドを書くぐらいはやってたんですけど、
ちんぷんかんぷんだったので、
そういう状態の人がコードで何かものを作れるとは思ってなかったんですけど、
っていう意味ですごいハードルがあったんです。
実際どうだったんですか?
思ってたよりはスッとやりたいことが実現できた感じだったんですか?
いくつか要因はあるんですけど、
結果的に言えば7月にはGP Particleで遊んでたので、
半月ぐらいでサクッといけてるので、
結果的には早かったですね。
理由としては、
そもそもシェーダー自体がかなり素直な言語。
素直ってのは考えたことに対して素直。
いろんなメソッドがあるというよりは、
C言語っぽく書いた通りにものが動くタイプの言語だったので、
それが結構自分にとってわかりやすかったのと、
あとそもそも自分が理数系だったので、
数式とかは頭の中で考えれたから、
数式をそのまま書いたら動いてくれるっていうのが良かったことと、
あとは2月から1月から5月までいっぱいワールド作ってて、
その関係でワールドを作ったりする人の知り合いが、
それこそファイさんをはじめとしてたくさんいたんですよね。
その中にシェーダーを書く人もいっぱいいたので、
すごくシェーダーを質問できる環境が整ってたっていうのが一番大きいですね。
シェーダーの楽しさ
今でも覚えてますよ。
コードを読んでA.Xって書いてあって、
この.Xって何ですかね。
なるほど。
そうそう。
なるほどね。
とか聞いたりして、あ、なるほどみたいな。
ベクトルのX成分なんですねみたいな。
確かにね。
初めて見たら確かにわかんないよね。
このXって何だよみたいな話だよね。
そうそう。
逆に言えばこの.XはベクトルのX成分だよって言われて、
あ、なるほどって言えるぐらいには数学の素養があったっていうのは、
すごいポジティブなポイントではありましたけど。
確かにね。
そっちがだから難しい人が結構多いかもね、一般的には。
シェーダーっていう概念とかはもう知ってて、
ゲームプログラミングの一環でUnity触ってみたことがあるとかっていう状態でも、
数学的な概念がわかんないからシェーダー書けないっていう人は多分いっぱいいて、
そういうケースって俺もよく見るような気がするんだけど。
でも確かにこれ.Xはその、
未知の変数Xではなくて、XYZのXですよ、
ベクトルのX成分ですよって言われたら、
わかるんだったらいろいろ書ける。
もうやることはもうこれやればいいだけやんみたいな感じに、
頭の中で道筋が見えそうだもんね。
そうなんです。
しかもCっぽいから別にメソッドを知らなきゃいけないとかじゃなくて、
ある程度素直に書けばそれっぽくなるので、
それにはすごいありがたかったです。
確かに。メイン関数もりもり書いていくだけだもんね、基本的には。
少なくとも難しいこと、複雑なことやろうとしたら、
それこそトゥーンシェーダーとかでちゃんと光取ったりとかしに行くような正しい使い方だったら、
いろんなユニティ関連のメソッドとか、
機能を知ったりとかいろいろやらなきゃいけないんですけど、
シェーダーだけやるだけだったら本当にメイン関数もりもり書くだけなので。
確かに。そうね。
だからやっぱ向いてる人にはすごい逆に合ってるのかもね、
勉強し始めるのに。
思いますよ。はい。
ブタジェン君の過去の体験
たまたまブタジェン君は多分合ってたんだろうね、その相性が良かったというか。
合ってましたね、確実に。
それはそう思います、はい。
合ってるほうではあったんだろうと思いますね。
しかも先生がファイさんとかだったらさ、
やりたい放題できそうな感じするわ。
非常な幸運ですよね。
当時から幸運だなと思っていましたけど、
時を減れば減るほどいかに幸運だったかを実感するっていう。
そうね。
確かにそれは間違いないわ。
ファイさん教えてくれるんだったら、
しかも数学的な部分とかが割と基礎が身についてるんだったら、
確かに病な気がするわ、それはもう。
書き方の問題だもんね、だって。
はいはいはい。
確かにな。
そうね。
並列処理を飲み込むところだけちょっと渋かったかなっていう感じですかね。
まあまあまあ、確かにそれもあるね、確かにね。
全部のピクセルが一気に処理されるっていう感じがね。
そうそうそうそう。
そこさえ通過できれば。
確かにな。
いやなんかあの頃本当、今も別に捨たれちゃいないんだけどさ、
なんか独特の空気感やっぱあったなって思い返すとなんか思うわ。
ありましたね、もう。
2018年のVRチャットが楽しかったっていう人が結構いますけど、
いろんなところに多分、あの空気感はよく覚えてますね。
コミュニティの変化
今とはまた違う感じだと思います。
そうね。レナード君が戻りたい戻りたいって言ってんだけど、
言ってたんだけどさ。
僕はあの時代に生きてた人なので、
あの時代の話だけできます。
逆に今の時代の話しかできないんですけど。
そうね。
いやだからなんかすごい、
ウェブの世界だとさよくフラッシュ界隈っていうのがさ、
昔はフラッシュでこんなことがいろいろあったよねみたいな懐かし話があるんだけど、
なんかその当時のVRチャットもなんか似たような感じというか、
当時はいろんなことあったよねって言い合えるような思い出話がきっといろんな人の中にたくさんあるんでしょうね、きっとね。
あります、絶対あります。
そろそろどっかにみんなアーカイブ残さないと忘れるんで。
7年前とかだから。
そうだよね。
だからなんかVRチャットってさ、
多分俺たちが知ってるVRチャット以外のVRチャットもたぶんたくさんあるっていうか、
見えてないいろんな世界、いろんなコミュニティがたぶんたくさんあるけど、
せめて自分が見えてる範囲のことはちょっと文献として残しておきたいよね、気持ちとしては。
そうですね。
昔はブログとかある程度ちょっと書いたりしてましたね。
当時、今はあんまりそんな日常的にVRチャットやるっていう感じでもないんですか、最近は。
全然そんな、最近やっと数週間で1回ぐらい入るようになりましたけど、
一番長い時で1年半とか2年ぐらいログイン書いてましたね。
それはなんか普通に単純にその学業の方が忙しいからとかそういうことだったの?
そうですかね、別にしのほど忙しいわけじゃなかったんですけど、
ちょっと忙しくて足が遠のいてそのままみたいな感じですかね。
1回足が遠のくとなかなか戻るの難しくなる。
結構自分が衝動的で短時間の開発を好むタイプだったので、
VRチャットの2018年の時とかは、
それこそ思いつきで一晩で作ったものがわーってなるような、
全然開拓されてない世界線だったんですけど、
今ってそれこそワールドでわーってなろうと思ったら、
複数人でスクラム組んで半年作んなきゃいけないみたいなデフォルトみたいな感じじゃないですか。
なるほどね。
あれちょっとさすがに厳しすぎて、
物作らないってなるとそこまで行く理由も、
他人のコンテンツを楽しめばいいんですけど、
自分として積極的に足を戻そうっていう気持ちにそこまで慣れなかったりしたっていうのはありますね。
なるほどね。
まあそうだよね。
確かに。
ウェブの世界もなんか、
今日すごい俺ウェブ側に近いからウェブの話引用しちゃうんだけどさ、
やっぱウェブサイトもさ、
昔はウェブジェール使ってるだけで驚きだったんだけども、
最近はさ、ただ使ってるだけじゃ何にも驚きでも何でもないから、
やっぱすごい作り込まれてる、
とんでもない手間と時間かかってるみたいなことしないと人を驚かせられないようになっちゃってて、
なんかVRChatのワールド作りとかもそんな感じなのかもしんないね。
まあでもあれなんですけど驚かせるってことから、
作りたいものを作るっていう方向に多分フォーカスが向かってるはずで、
それができるようになったこと自体はすごく歓迎すべき話なんですけどね。
まあなんか、多分ファイさんとかもそういう話をしてたような、
ここでしてたのかなとか思うんですけど、してなかったかな。
いやファイさんとかもなんか、
ね、やっぱファイさんはどっちかっていうと驚かすっていうよりは、
自分のやりたいことをベースで駆動してる感じなのかなっていう気もするけど。
ああいう人がちゃんと揃った部品で、
人とがっちり繋ぐのですごいものを世に出せるような、
プラットフォームにはなったという意味ではすごく歓迎すべきだと思うし、
まあすごい歓迎すべきことだと思います。
なるほどね。
でもブタジェン君自身はなんか、
自分で生み出したい欲求が今は落ち着いてるっていう感じなんですか、そういう意味では。
どうですかね。
VRチャットに関しては多分そうだと思います。
創造的活動への考察
多分本当に秋っぽいので、
なるほど。
短期間でもにょって成果出せる多分場所とかものが好きで、
多分01よりのことが好きなんですよ。
確かに。でもそれはあるかもね。確かにそうかもしれないわ。
VRチャットでもう01は求められていないので、
最近VRCライトボリュームとかいうのが生えて、
01空気感が一瞬生えたりしてたのは眺めながら見てましたけど、
それぐらいであんまりそういう場所じゃない気がするので、
どこかで01で面白いことができたらなみたいなのは思ったりはします。
そういう意味では作りたい欲求はありますね。
なるほどね。
多分そこのスタンスはずっと昔からブレてないというか、
つぶやきGLSLを生み出したのも多分そのマインドだったんだろうと思うし。
本当にそうですね。
作って半月でついていけなくなるあたりが、
VRチャットでワールド作ってた頃とそっくりですね。
そうね。
一番やってた頃、2018年2月とか3月ぐらいなんで、
開拓者でいる時代が一番向いてる。
でも僕が憧れてるのはどっちかっていうと、
実は10、100とかそっち側なんですけどね。
腰据えて物作れるようになりたいなってずっと思ってたんですけど、
最近やっと私には無理なんじゃないのかなっていう謎の諦め。
どういうこと?
何やっても続かないんですよ、やっぱ。
なるほどね。
モチベーションがワッて湧いた時駆動みたいな感じなので。
でもそうなりたいなっていうのは、
そうなるとどこからその欲求って来てるんですか?
やっぱり憧れみたいなのがあるんですか?
そうかもしれないですね。
ちゃんと遊び立つものを作りたいみたいなのは何だろうな。
ゼロイチをやってると、どうしても1、10とか10、100をする人がすごくたくさん周りにいて、
そういう人たちがすごく見えるので、
そういうところに対する憧れなのかなって思います。
難しいとこだな、確かにな。
自分が集中力なくなった頃にずっとコツコツコツコツやってた人たちが、
すごいバンバンバンって出してると、かっこいいなって思う。
それは確かにそうだね、確かにね。
でもどっちが偉いではない気はするけどな、なんか俺は。
どっちが偉いとかではないと思うんだ。
これはたぶん単純に憧れと適性が違ったっていうだけの話なので。
そうか、いやでもそうね。
ブタジェン君を旗から見ている第三者目線では別にやれるのではって思っちゃうけど、
本人的には結構じゃあ秋に勝てないというか、続かなくなっちゃうんだ。
勝てない、全然勝てないですね。
そうか、難しいところだな。
それこそこないだのドローのソフト、あれを作ったのが2、3ヶ月ぐらいかかってるんですけど、
あれが限界だと思います、たぶん。
あれ以上デカいものは作れる自信がないです。
そうか、じゃあマックス3ヶ月間没頭するぐらいがギリいける範囲っていう感じか。
3ヶ月よく持ったと思いますけど、
あれはもう完全にドロー運営に追い詰められたっていうか、
出てね、はいってなって自分で自分の締め切りを作ってしまったのでやるしかなかったのでできたんですけど。
その話も俺ちょっと聞きたいなって思ってたんだけど、
しばづけさんとかもこの間ゲストで出てくれたし、
埼玉さんとかもゲストで出てくれたんで、
たぶんこの番組を聞いてくれてる人たちも、
ドローというイベントがどんなものかっていうのはなんとなく知ってる人の方が多いのかなと思いつつ、
もう簡単に補足すると、
いわゆるジェネ系の、ジェネ系っていう言葉が通じるかちょっと微妙だけど、
要はジェネラティブアートみたいにプログラミングでコードで何か絵を作っていくみたいなことを
道具としてVJをするみたいなイベントがあって、
そこにブタジェン君も演者の一人として出てたっていうことですよね。
そうですね。
その時に自分で開発したツールをVJ用のソフトとして使ってて、
そのソフト開発の経緯、アプリケーションの開発の経緯とか背景にあるものとか結構ブログに書いてくれたりとかもしていたんで、
私はそれを見たんで、なんとなく私は把握はしてるんですけど、
一応知らない人もいると思うんで、まずどんなアプリですよっていうところからちょっと簡単に教えてもらってもいいですか。
どんなアプリ、単的に言うと自分がこれまでに撮った写真を機械学習して、
それを基にリアルタイムに画像を変化させて生成していって、それでVJができるツールを作りましたっていう感じでいいのかな。
本当に詳しくはブログを読んでって感じなんですけど。
細かい技術の話やブログを見てくださいになっちゃうかもしれないけど、
現場で操作するのはミリコン的なものを操作する感じなんですか。
ミリコンと現場の音ですよね。
ミリコンの入力とかマウスのカチカチカチって入力とか、現場の音とかによって画面が変化していく。
それは自分の写真を学習して作ったモデルがだいたい40分の1秒ごとに新しく作って、
どんどん画像を作っていって、動画みたいな感じで画像がどんどん変化していくっていう。
実際の写真が出てくるわけじゃなくて、学習結果として出てきたイメージが画面に出てくるっていう感じですよね。
どんな絵を出してくるかの学習のために使った素材が自分の写真ってことですよね。
そうです、そういうことです。
なんか俺そのアイディアすげえなって思っちゃったけど、どうしてそういう感じのことをやってみようというふうになったんですか。
自分としては結構自然だったんですけどね。
ドローには出てくださいって言われて、どうしようかなって思っていたら、
ラクタイヒさんにはOK取れましたよみたいな言われて、
タイロがなくなり、やるかって言ってやったらいいんですけど、
ドローのイベント自体は今年の3月30、3月20なんとかだったんですけど、
メンバー自体は去年の11月ぐらいには確定していて、出演メンバーが。
その出演者には出演メンバーリストみたいなのがわかるんですよ。
それ見て、やばい人がずらって並んでて、
これ適当にやったら終わるなっていう感覚だけがすごいあって、
特にレナード君とかガムさんとかがいたので、
多分ドロー派としてはGLSLライブコーディングをやってくださいってことで僕にオファーが来ているはずなんですけど、
そのラインナップを見て、これGLSLライブコーディングやりたくないなって思ったんです。
GLSLライブコーディングのプロがいすぎてね。
僕はもう3年ぐらいやってないので真面目に。
3年もやってなくて、レイマーチングしか書けないような人が、
このメンツ相手にライブコーディングで戦いたくはないなと思って、
でも別に他にビジュアル作る方法を持ってるわけじゃないんですよ。
どうしようかなって本当に困ったんですけど、
機械学習との出会い
その時に山盛り写真があるなってことに気づいて、いっぱい撮ってきてた。
これ使えばいいじゃんって思ったんですよ。
でも写真って画像じゃないですか、動画じゃないんですよ、動かないから。
VJをするのにすごい向いていなくて困ったなってなった時に、
最近世間で噂の機械学習ってやつがあるらしくて、
僕機械学習全然やったことなかった。
自分で一切実践したことなかったんですけど、
機械学習ってやつ使えば写真と写真の間うまくつなげたりするような気がするし、
やってみるかと思って、写真で機械学習してやってみようかなって思ったっていう感じです。
本当に一番最初の動機というか、
出発点になっているのはフレーム感をつなげられないしなみたいなところが出発点。
そうです。写真は手数としてはすごく優秀だし、
絶対に自分のオリジナリティが出せる。なぜなら自分が撮った写真だから。
他の人と差別化できるが、VJ素材として向いていないので、
なんとかしてVJ素材に向いている形にしようってなって、機械学習になったって感じです。
リアルタイム生成の挑戦
なるほどね。結構思ってた通りにパッとできたんですか、それは。
どうかな。学習させて画像を出すこと自体は割と初期の方に出たんですけど、
それをどう持っていくかっていうところが結構大変で、パフォーマンスに。
方法として2つあるんですよ。
最初に写真使ったモデルでいっぱい動画を作って、短い。
それをVJソフトで使うという方法と、リアルタイムに画像を生成する現場でという方法があって、
リアルタイムで生成した方が格好良さそうだなと思って、リアルタイムで生成する方を選んだんですけど、
これが間違いで、60fpsで画像を生成しなきゃいけないってことがいかに大変かっていうことを
僕は全く気づいていなかった。機械学習素人すぎて。
これを満たすのが相当大変ですね。
60fpsでちゃんと意味のある画像を生成し続けるっていうことがすごい大変でした。
そこはすごい時間かかりました。
なるほどね。
1ヶ月ぐらいかかったかな。
そっか。そこは作業的にはどういう作業になるんですか?
最適化みたいなことをやっていくイメージになるんですか?
どうやったら推論が早くできるかっていうのをひたすら調べてやっていくっていう感じですね。
行動を直すというよりはどういう方法があるのかを自分で調べていろいろやっていく。
結局TensorLtっていうライブラリにたどり着いて何とかなったんですけど、
そこにたどり着くまでが大変でしたね、素人としては。
そっかそっか。
だから多分その界隈に詳しくないからこそのトラブルだったのかもね。
本当にそうです。
後から終わった後にいろんな人に聞いたら、
自分でそれやってることをほとんどの人に秘密にしてたんですよ。
それはそうなんですけど。
なので後からいろんな人にTensorLtラウンドの正解だったねって言われて、
あってたんだなみたいな。
あと写真の分類が大変でしたね、単純に。
その一番最初の分類のことですか、それは。
学習に与える。
まず最初に使える写真を選定するっていう作業があって、
つまり人間の顔が写っていないとか、
視野の角が写っていないとか、
美術館の内部の写真ではないとか、
そういうのがだから普通に教育所に突っ込んで大丈夫な写真だけを
数万枚、7万枚だったかな、から選び出すっていう作業があって、
それで6千枚まで絞るんですけど、それがすごい大変でした。
全部指導であったので。
そうね、7万から6千はちょっとそうね、なかなか大変そうだね。
大変でした、もうあまりやりたくないかなって感じです。
なるほどね、確かにそれは大変だな、確かにな。
プレイ過ぎてる写真抜いたりとかもありますし、
白飛びしてるのを消したりとか。
確かに、だから学習ソースとして適切っていう条件だと、
結構確かに普通に自分がいいと思った写真を選ぶとか、
そういう感じとまた違った大変さがありそうだね。
そうですそうそうそうそうそう。
確かにな、確かにね。
いやでもあれなんか、
俺はリアルタイムで現場では見てなかったけど、
動いてる様子見るとなんかすごいもの作ったなって思いましたけどね。
そう嬉しいな、そう言ってもらえるとありがたい。
すげえもの作っちゃったなまたって思ったけどね、あれは。
嬉しいですね。
リアルタイム推論VJあんまり聞いたことないので、
いや、やったことないでしょ誰も。
多分またゼロイチだったんだと思うよ、それは完全に。
ですよね、なんかそんな気がします。
機械学習を使って作った動画をVJ素材にしてる人はいっぱいいるんですけど、
リアルタイム推論はあんまりいないんじゃないかな。
いやないと思うよ、結局なんか俺もさっきから話聞いてて思ったんだけど、
やっぱグラフィックスプログラミング畑の人間だからリアルタイムにすごいみんなこだわるっていうかさ、
なんかそのプリレンダリングされたものをなんかするよりも、
やっぱその場で生成されてるっていうことにときめきを覚える人たちがやっぱ多いからさ。
だからなんか絶対そっちの方向に行かざるを得なかったんだろうなって話聞いてて思ったけど。
そうですね、それはなんかときめきっていう理由だけでやりたくはなかったので、
でも実際生成するときのパラメーターに音情報を入れてるんですよ。
生成するときの潜在空間って言うんですけど、ある潜在空間と出てくる画像が対応してるんですけど、
潜在空間中のAって場所にいたらAって場所に対応する画像が出るって感じなんですけど、
その場所をちょっと音に合わせてずらすみたいなことをやってるんですけど、
その結果音に合わせてちょっと歪んだ画像がその場で生成されるみたいなことが起きてるんですけど、
そういうことができてるってことはちゃんと現場でリアルタイムで生成し続けてる意味がすごくあるってことなので。
うん、確かに。
ただこだわりってだけじゃなくて。
そうだね、そうだね。
そういう形に収められたのはやっぱ嬉しかったです。
いやそうですよね、だから多分かなり画期的だと思うし、
なんかもっちょい掘りがありそうにも見えるんだけど、
でもそこはやっぱもう豚寿恵くんのその3ヶ月という限界をもう超えちゃってるわけでしょ、今は。
いやーもう正直だってもう1回写真選定すんの嫌ですもん。
そうね、そうだね。
自分の写真管理が悪いせいだろって言われたらそれまでなんですけど。
いやでももうちょっと惚れそうな気も、なんかそれはね苦労も知らないで、
選定作業の難しさ
なんか勝手に第三者が言ってるだけだから全然聞き流してもらっていいんだけど、
なんかもうちょい惚れ、いや今の時点で十分すごいんだけど、
なんかもうちょい可能性まだ広がりそうな感じもするけどなーって思うけど。
いやしますよ、僕もします。
し、なんかいろいろアイディアはあるんですけど、
とにかくなんか作業方法がいろいろやばくて。
そうね。
そう、例えばあれってパラメーターが64個あるんですよ、エフェクト。
はい。
なんですけど、そのエフェクトって機械学者が勝手に生成するんですよね。
だからあるエフェクトが、例えばボタンAのエフェクトがどういう反応をするかっていうのは、
学習し終わるまでわかんないんですよ。
だから学習し終わった後にボタンAを押して、
それがどういうエフェクトなのかっていうのと、
適切なスケーリングをするっていう作業を64個のエフェクト全てに対してやらなきゃいけないんですよ。
このエフェクトは赤っぽく光るから赤っていう名前をつけて、
で、隣の緑ってエフェクトよりエフェクトが弱いからスケーリングを2にしといてみたいな。
みたいなことを全部のエフェクトにやらなきゃいけないんですよ。
異常にめんどくさい。
異常にめんどくさい、そうだね。
しかも新しく写真を学習し直すとそれはすべてやり直しなんですよね。
そっかそっか、なるほどね。
いや、やりたくないですよね。
そうだね、そうだね。ちょっと大変さが勝っちゃうかも、確かに。
そう、で、多分システムとして間違っていて、
例えばそのエフェクトスケーリングとかボタンを作るところまでコードで自動化するとか、
あと写真のタグ付けっていうのもVJで重要だったんですけど、
6000枚の写真のタグ付けも全部手動ですし、
そういうところをちゃんとできるようにしないと、そもそも次を掘る気味はならない。
そうだね、だからもうちょい前の部分のインフラっぽいところを作らないといけないのかもしれないね。
いや、本当にそうなんですよね。
インフラを作れたことがないので、
コツコツコツのインフラを作れたことがない。
難しいとこだな。
しばづけさんのレクターとか本当にすごいなって思います。
すごいよね。
ちゃんとインフラを作れる人は偉い。
プロトタイプ以外をまだあまり作れたことがない。
なんかそれこそ機械学習でいい感じに分類までやってくれる建前をまず作っちゃって、
選定作業を任せられるAIみたいなのを作ってとか、
そういうことをやらないといけないんじゃない?やりやすくしようと思ったら。
実は自動タグ付けAIに4日くらい費やしているんですけど、できなくて諦めています。
そうなんだ。考えてはいたのか。
やりましてもちろん。
そんな手動でやるなんていう、終わってる手法はもちろん最後の最後の手段でしたので。
夜とかは結構適切に弾いてくれるんですよ。
暗い目のやつだけ弾くみたいな。
例えば夕焼けの写真と工場の写真を分けるとか、そういうのは本当に完全に私の主観だったので。
確かに難しそうだよね。
例えば世の中にあるいろいろな写真をアップロードして保管しておけるクラウドのフォトサービスっていろいろあるけど、
ああいうのもうっすらタグ付けっぽいことやってくれるんだけど、全然正確じゃないというか、
偏りがめっちゃある感じはするな、確かに。
これも機械学習うまい人だったらなんか分かるのかもしれないですけど、僕は素人なんで。
うん、そうね。前例としてね。
初めて描いたから。
そうだね、確かに。
掘り替えは多分あるんですけどね。
そうね。掘り替えはあるけど、ちょっと素人が戦える感じではないのかも、確かに。
もっと言うと、みんなに掘ってほしいんですよね。
写真っていう静止画素材でもVGAができるぞっていうことをとりあえず示したので、
みんなやってくれないかなって思ってるんですけど。
いやでも簡単には真似できねえと思うな。
そう、そういうことポロって呟いたら、あれはめんどくせえぞって言われて、僕もそう思うので。
いやー厳しいなと思って。
だから多分やるべきとしたら呟き字入れてるぐらいのノリでできるような写真のVGAスタイルみたいなのを
ちょっと1個示すみたいなのが多分大事なんだろうなって思うんですけど、
それはさすがにアイディアは思いついていないので。
それもなんかできたらできたで、なんかまた新たな01が生まれそうな気はするけど。
確かになー、そうね。
いやでもなんか俺は見てて、これ本当に完全に素人の単なる感想でしかないんだけど、
機械学習を使ってVGA素材としてのビジュアルというかグラフィックスが生成されていくありさまを見ていて、
どっちかっていうとこれこのまま写真賞にぶん投げたらなんかいい結果になるんじゃないかなって見てて思っちゃって。
写真賞?
写真賞っていうのは、
フォトコンって言ってたじゃないですか。
でも普通のフォトコンじゃなくて、いわゆるアート寄りの表現としての写真みたいなことをやってる界隈っていうのがやっぱあって。
例えばそういう界隈って、
ブタジリ君がちょっと知ってるかわかんないけど、
カリベ太郎さんっていう作家さんとかが例えばいるんだけど、
カリベ太郎さんって、もともとホテルのテレビがグリッチしてるのを見て、
ホテルのブラウン管テレビの線をこうわざと抜けるか抜けないかのギリギリぐらいに調整して画面にすっごいグリッチを発生させて、
そのグリッチを発生させたテレビ画面を写真撮って、
さらにその写真をフォトショップのAIに加わして、
これは風景写真素材ですよって言って、そのグリッチがかかった絵をフォトショップのAIに加わせて、
そうするとフォトショップが今度はそのグリッチがかった絵を学習ソースとして、
今度は自分で生成した絵っていうのを出してくるわけなんだけど、
写真作品の評価
それをさらにパラメータをいじったりとか、出力し直したりとかして選定していった結果を写真作品としていろんなところのショーとかに出したりしてるのね。
で、俺はそういうのをすごい見てたから、
いやこれ豚寿恵くんがやってることもそっち系で絶対これ評価受けること可能だわって俺見ててなんかすごい興奮してきちゃって、
こういうことだよなって俺思った。
だからなんかさ、静止画でビタって止まってなくてもいいと思うんだわ、別に。
その映像でもいいと思うし、まぁ映像というよりはどっちかっていうとやっぱビジュアルが音に合わせて変化してるってことも含めて、
なんか写真のまた違った在り方の一側面を示してると思ったのよ、なんか俺はそれを見てて。
そうなんですか。
なんか時間軸を動いてるのとも違うし、空間を動いてるのとも違うけど、
なんかそのよくわかんないけど、いろんな写真空間の中を縦横無尽に動き回ってるわけじゃん、あれって。
あ、そうですね、はい。
なんかそういう文脈も含めてこれはこういう写真作品なんですよっていう形になってたら、
俺はなんかワンチャンあるなってすごい見てて思ったし、
こういうことができるのってほんとやっぱ豚寿恵くんってすげーなって俺も見てて思ってたんですよ、ほんとに。
アプローチの考察
いやーたまたまですけどありがたいですね、ほんとに。
いや、そんな刺さってるのは嬉しい限り。
いや、ほんとにびっくりしたし、なんかこれを写真界隈の人に見せたいってすごい思っちゃって、
まあでも俺はなんていうの、その写真界隈の友達とか別にいないから見せられるわけじゃないんだけど、
すごいなんかね、感心したな、俺は。
いや嬉しいです、ありがとうございます。
あの動画とかアーカイブもあるんで全然、
写真界隈の人に見せるとかあんまりまだ考えたことなかったんで、
そう言われるとありがたいなって思うんですけど、
作った時は本当に手数が欲しくて作っただけなので、
あんまり思想とかが入ってないので、
むしろそうやっていろんな人にそういう思想を見出してもらえるのは面白いなって思って。
本当だから、俺はなんかすごいそういう感じで受け止めた、俺はね。
自分もこうさ、自分の写真をデータソースとしてシェーダーで加工したやつとか、
やってらっしゃいましたね。
そう作ったりしてて、でそれを普通に写真賞とかに出したりしてたの、俺はね。
はいはいはい。
だからなんかもうブタジェン君のこれそのまま出したらなんか受賞できそうみたいな風に思っちゃった。
いやーどうなんだろう。
でも確かに今伺った話を踏まえると、やっぱそれって何の思想もないまま作っただけのものだとやっぱり何かまだ足りないというか、
もうちょっと深掘れるのかなって思うけど、
いやでもアプローチはめちゃくちゃ面白いなって思っちゃった。
多分だけど、なんかそのVJの仕組みと似てて環境音とかを拾って、絵が変化するインスタレーションみたいな形にして、
なんかアート作品の一つの形にちゃんと体裁を作ってあげたりとかすると、
なんかいろいろなところで評価の仕様があるのかなって思うんだけど、
多分今はそういう体裁になってないじゃん。今の形はまだ。
そうですね。あれボタンを押してるだけでも楽しいので、
普通にVJコントローラーとしてポンって置いてインスタレーションでやるってだけでも楽しいなとは思いますけどね。
そうね。
でもなんかいろんな可能性あるなって見てて思っちゃうけど、
いやもうあれもう二度とやりたくないんですよって言われちゃうとその気持ちもちょっと分かるから複雑な気持ちになるわ。
いやーもうあれももう2回ぐらい出してて、出演させてもらってて、
あと1回VRチャットの…ん?VRチャットだったかな?現場だったかな?
ちょっと忘れてたんですけど、あともう1回ぐらい公演するタイミングがあるんですけど、
なんか同じものをそんな10回も20回も吸ってるのなんかあれじゃないですか。
そうね。分かるわ。
だからそろそろあれもう打ち止めかなって思っていて、
そう、まぁこんなもんかなっていう感じではあって、
次これ写真増やしてもなんか増やすだけだと、例えばモデルサイズがすごい増えて、
例えばあれ学習するのに1週間かかってるんですよ。
はいはいはい。
これとかも踏まえると、また1回学習で数週間使うのもまた大変だし、
って考えるとやっぱ違う方向のアプローチなのかなとは思っているんですけど、
でもアプローチ手法としてやるべきことは全部ブログに示しているので、
多分分かる人が読めばできるはずだから、誰かやりたい人は続きをやってくれ。
こういう思考が多分向いてないコツコツやることに、
ここで面白いものは自分は作れたんだっていう自信を持ってそれを進めていくみたいなのが、
どうしても苦手なんだろうなって思います。
そうね。いやでもなんかそれは悪いことではないからなって思うから、
やっぱり続けるのが上手な人は逆に01がやっぱり難しいからこそ、
あるものを続けていくっていう生き方になると思うから。
俺とかはそういうタイプだからさ、何でも継続はできるけど、
自分にできるなって思ったものをただ長くやることしかできないから、
表現技法の探究
自分で発明して生み出してみたいなことってやっぱ得意ではないなっていう自覚があるんで。
でもなんか俺はどっちかっていうと万能型かもしれないけどね、
とっさに急加速もどっちかっていうとできるタイプではあるから。
そうですよね、いやーすごい。
俺どっちでもできるタイプかもしれないけど、
2GLとかほんと一晩とかでできてるから、
ああいうのは加速度的にすごい勢いでバーンって作ることもできるんだけど、
でも俺はどっちかっていうと、やっぱもう世の中で確立されてるものを、
パクってんじゃないけど、参考にさせてもらって続けていくっていう感じの方が楽チンというか、
そっちのほうが合ってる感じはするから。
すごいなあ。
いや、どうだろうね、どっちがいいかちょっと微妙だと思うけど。
まあ良い悪いじゃないのかもしれないけどさ、そもそも。
そうですね。
難しいなあ。
でもあれはほんと、あそこまで具体的なブログ記事が書いて出してくれてるんであれば、
確かに真似できる下地はもうオープンになってるから、
俺もちょっとやってみたいと思うなあ。
やりましょう、やりましょう。
俺もそれこそ写真素材は何万枚もあるからさ、
やろうと思えばできると思うけど。
やりましょう、面白いですよ。
それこそウェブとかだったら、
サイト入ったらドクザスタッフさんの写真がいっぱいロードされて、
選択するとそれが混ざるみたいなとか、いろいろやり方はある、多分。
いや、俺でも本当に感心したよ。
映像を見る前にこういうことをやってるっていう事実をまず知った時も驚いたし、
実際動いてる様子見ても驚いたし、
嬉しいなあ。
そういうアイディアがどこから来るのかなって思ったりもしたけど、でも。
アイディアがどっから来るかはすごいシンプルです、本当に。
手数を増やしたい時に写真が一番最適。
そうね。
結構そういうとこも面白いんだよな。
一見作品だけ見るとすごい情緒的な感じがするというか、
感情とか感覚にすごい寄ってるのかなって一見思えるんだけど、
根本の部分が結構ロジカルというか、
理屈で考えて作ってるんだなみたいなところが、
そのギャップが面白いなって思うんだけど、
写真とかはどうなん?写真撮る時とかは。
写真撮る時は僕すごいソリッドというか、
めちゃくちゃセオリーに沿ってアプローチしますね。
本当に構図とかも全部横線がここに引かれてて、ここが縦線になっててとか、
光がこっち側にあって情報量が右半分に集中してるかなとか、
そういうのはすごい考えて撮ります。
じゃああんまり感覚としていい感じだからとかじゃないんだ、撮る時は。
まあでも労力低いんで、写真ってシャッター押すだけだから。
いい感じだなって思ったら、それはそれでシャッター一応切っときますけど、
でもいい感じになるのも、
基本的にはセオリーで撮ってる時の合間合間みたいな、
いい感じな、頑張って撮って後ろ向いたらなんかいい感じだったからそれもシャッター押しとくみたいな。
ああ、なるほど。
感じで、基本的にはセオリーで押します。
そうか。
いや、俺結構なんかブタジン君の写真見てると不思議な気持ちになるっていうか、
なんて言ったらいいんかな、その写真ってまず前提として、
色んな楽しみ方があるし、
どういう楽しみ方してもいいっていうすごい懐の深いカルチャーだと思ってる、まず前提として。
はいはいはい。
だからなんかめちゃくちゃこう色が転んでるような絵になっててもいいし、
なんかめっちゃブレてたりめっちゃボケてたり、
なんだって別に自由、
なんかその上で色んな人の写真見たときに、
あ、この人はこういう感じの思想なのかなってやっぱり分かんないなりにこう見て感じることってあるんだけど、
なんかブタジン君の写真は、
これってなんかどういうところを撮ろうとしてるのかなっていうのが、
俺結構読み解けない時が多くて。
あー。
多分それはそうだと思います。
なんかすごい不思議だなーって思って見てる、いつも。
えー、ありがとうございます。いつも見てくださってありがとうございます。
えっと、なんかどういうところを撮りたいっていう思想に多分なってないのが原因で、
その写真を撮るときに基本的に被写体は画面内の構成要素だと思っていて、
例えば、なんか橋は横線だし、電柱は縦線だみたいな認識なんですよね。
だから綺麗な、なんかこううまく見るべき場所が集中するような線の形とかシェイプの形とかあるわけじゃないですか。
そういう形になっていれば、
だからその、よっ、なんか簡単に言ってしまえば、
あの、構図遊びをずっとしているだけなんですよ。
なるほど。なるほど。
そういう人たちが見るべき場所を作り出す、
実際の構図を作り出すというのは、
なんか、こう、
いろいろな形で、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
そういう思想で撮ってるので、どこを撮ってるかっていうことが多分あんまり出てないはずで、写真から、そうすると何を撮りたいのかなみたいな感じでは、すごいアンサーが出てないような写真にはなってるはずだと思います。むしろ出てたらびっくりする、自分が。
なるほどね。じゃあ俺はある意味、意図、狙った通りのものをちゃんと受け止めてるというか、その分からない、分かってないということは、それはそれで狙い通り、ある意味狙い通りみたいな。
はい、狙い通りです。
いや結構さ、俺はブタジェン君が構図的なものに結構重点を置いてるっていうのは、なんとなく分かってはいて、その上で見てると、
多分なんかこのスローシャッターでブレブレになってても、なんて言うんだろう、構図遊びとしては成立してるじゃん、ここら辺が暗い水平線になってて、横線になってるなとかっていうのは多少ブレてても分かるから、
なんかそういうのを見てて、まあそういうことなんかなーって想像はするんだけども、ただとはいえでも、じゃあなんでスローシャッターにしてるのかなとか、なんかこういろんなことを見ながら考えちゃうわけよ、俺は。
スローシャッターの意図は結構、まあ偶然とかも多いんですけど、結構意図として多くあるのはテクスチャーを減らしたいっていう意図があったりします。
なるほど、細かいその微細な質感みたいなところをわからなくするというか。
そうですね、微細な質感が重要な場合もあって、特に酔った場合とかは微細な質感がすごい画面の中で構成要素として重要な働きをすると思うんですけど、
あの、特に広角とかで撮ってたりする場合は、微細な要素がたくさんあると画面として情報量肩になりやすい。
まあむしろそれがうまく見えないからこそレトロの写真とかって評価されている一面、まあもちろん懐かしさとかもあると思うんですけど、
あれとすら思っていて、なので基本的にブラしたりするとそういう細かいところがボケて見えなくなって、全体的な構図に目が自然といくようになるかなって思っていて、
そういう意味でわざとズラしたりとかぼかしたりとかはします。
なるほどね。
本人からそう言われれば、まあまあそうかっていう感じなんだけど、
写真の表現と構図
なんかこうパッと渡されたときの、こう写真をフラットに見るだけの状態であれを見たときの感じはやっぱなんか不思議な感じがするなって思ってて。
それは嬉しいね。ありがとうございます。
個性が出てるってことで。
個性相当あると思うし、たぶんなんだろうな、なんか1枚2枚くらいしか見ないとわかんないっていうか、
何枚かやっぱり日々こう見てると、きっとこういうことなんかなってなんとなくわかってはくるんだけど、
なんか俺はすごい見てて不思議だなって思ってて。
いい意味でね、面白いなっていう意味で不思議な表現だなって思って見てるけどね。
不思議な表現だとは思います。
なんかその根本的な、構図遊びが楽しいの根源は何なんですか?
やっぱそういう絵が撮れたことに対する喜びみたいなのはあるんですか?
どうなんですかね。
普通に見てて気持ちいいものが作りたいみたいなものは、
ビジュアルが好きという点ではシェーダーとか作ったりするとあんまり変わってない。
見てて自分がいいなって思うものを作りたいですよ。
その時に文脈に依存しない見てて良いなって思うものが作りたいんです。
なるほどね。だから構図になっていくのか。
そう。例えば見ててどこだって分かる場所の写真をパッと、
例えばスカイツリーが南に映るような写真とかパッと撮ると、
スカイツリーが綺麗に見える場所でいいねみたいな感想になりがちなんですよね。
そういう場所的な文脈要素とか、あるいは誰が写っているとか、
そういうのを要素として抜いて、
要素として構成されていない写真として良いものを作りたいってなった時に多分、
またそういうものをシェーダーで作るんだったらフラクタルとか作ればそれなりに、
フラクタルが好きっていう要素が出ちゃうにしても、
ある程度色彩と構成要素として成立している、
抽象画に近いような構図になるし、
それを写真でやろうとすれば、
それはどこを撮ってるか明示されない、
文字情報が入っていなくて人間も入っていない、
ような場所で構図遊びをするっていう機械に至る。
撮影の動機と継続
なるほどね。
じゃあロケーションとかも意識的にそういう場所に行って撮ってるって感じなの?
そうです。
行ったことある人はもちろんわかると思うんですけど、
基本的にどこで撮ってるかわからないような写真になってるはずです。
そこを狙ってやってるんだ、面白いな。
狙ってます、完全に狙ってます。
俺はそういう場所がたまたま通勤エリアなのかなとか、
通勤とか通学になるかプラジンクの場合は、
そういうことなのかなとも思ったけど、
狙って撮りに行ってます。
そういうことなんだね。
なるほどね。
サンプルートもそういうところがありそうな場所の駅と駅の間を歩くルートとかに設定したりして、
狙ってます、完全に。
面白いな、なるほど。
写真に関してだけは継続できるのは何でなの?それは。
写真なんか続くんですよね。自分でもびっくりしてます。
まだでも3年くらいだから、VRチャットも3年くらいは熱量があったので、
長期で見たら3年くらいはあるのかなって思ってます。
そっか、だから何だろうね。
満足できちゃったら、
自分の中で至ってしまったなみたいな感覚になっちゃったらやめちゃうのかもしれないけどね。
ステップアップの難度がしんどくなるとですね、多分。
前より良いものを作りたいっていう思想で進んでいくと、
基本的に制作期間ってどんどん伸びていくんですよ、多分。
するとどっかで自分の忍耐度を超えるんですよね。
はいはいはい。自分の忍耐度をね。なるほど。
写真って基本的に労力かけたいなって思っていても、
僕の場合はより良いカメラを買うとか、
もっと卑怯っぽいところに行くみたいなアプローチではないんですよ。
なので基本的にシャッターを切るっていう行為は変わらないので、
難度上昇が比較的緩やかなので、長く続いてるのかなとは思います。
抽象画との関係
いや、俺結構本当、ブサジェン君の写真、本当なんか不思議だなって思ってたから、
その話ばっかりちょっとしつこく聞いちゃうんだけどさ。
いいですよ。ぜひぜひ聞いてください。
夜の写真とかを見ると、光とか、あるいは光に照らされているシャドウのラインとか、
そういうものが構成要素になってるんだろうなっていう感じはするし、
ボケとかブレに関しても、要は情報量の調整のためなんだろうなっていう感じは想像できるんだけど、
すごい謎だなって思ってたのが、
割とこれISO感度高めで撮ったりとかしてるせいか、カラーノイズがめっちゃ乗ってるなとかっていうふうに見えるものとかもあったりして、
そこら辺は自覚的なのか、なんか狙いがあってやってるのか、
それともただ暗いから結果そうなっちゃってるのか、どうなんだろうなみたいな。
最近の写真に関して言えば、もうただのカメラの限界ですよね。
だってあれですよ、コンデジですよ。
コンデジでしかもレンズめっちゃちっちゃい、それこそKodakのWP-Z2ですけど、
撮っているので、普通にISO感度限界の3200まで上げて、
もう暗い場所だったらシャッタースピードが1八分とかにならないと明るく撮れないみたいな世界なので、
それはノイズも乗りまくるよねっていう感じなので、意図的ではないです。
そこが例えばカラーノイズが出てほしくないってなったら、
多分センサーサイズ変えるとかレンズ変えるとか何か必要なんだろうけど、
本当はそこは別にそこじゃないなっていう感じなの?
そうですね、あんまりノイズの手を取ってないカラーとそんなに変わらないかなとは思っているし、
変わる、いいカメラだ方がそういう意味ではいいことも多いんでしょうけど、
まず第一にそんなにいいカメラを買うお金がないっていうのと、
いいカメラは持ち運びがめんどくさいことが多いので、
多分私の場合は持ち運びの利点をとにかく増やさないと写真が続かないことが分かるっていう。
なるほどね。
ノイズ程度だったら持ち運びやすさの方にウェイトを張るかなと思います。
なるほどね。
面白いな、ロジカルな部分がやっぱり何かあるというか。
めちゃくちゃロジカルだと思います。写真は相当ロジカルに撮ってる人があります。
それがすごい面白いわ。俺が知らない世界というか全然自分と違うから。
大体の写真撮ってる人としゃべると大体真逆ですね、自分と言われると。
そうだね、そうだね。そう思うわ。
やっぱ圧倒的になんかフィーリングとか、その良さみたいな感じの良さとか、
なんかそういうことを追求してるウゾウムゾがすっごいいっぱいいて。
ウゾウムゾ?
ウゾウムゾがすっごいいっぱいいて。
なんかこう、そういう接し方で、ブタジェン君みたいな接し方で写真と向き合ってるのめっちゃ面白いわ、見てて。
見てても面白いし、話聞いてもすげえ面白いなって。
いやだからなんかやっぱグラフィックスプログラミング勢の写真はなんかやっぱ面白いわ、話聞いてても思うけど。
みんななんか注目してるとこが普通のそのカジュアル写真界隈と全然違ってさ。
あーそうなんですね。
面白いわ。
あと単純に僕が抽象画が好きみたいなことの影響はすごい受けてると思いますけどね。
なるほどね、そのいわゆる美術とか絵画みたいな意味での抽象画?
そうですそうそうです。
なんかもう、この間撮った写真とか撮った後自分でゲルハルト・リヒターとかになんか似すぎてて。
うわーってなりました、マジで。
そうね。
好みから逃げられない。
リヒターはなんていうか、なんか似ちゃいがちというかさ。
あの人の存在がでかすぎて、何やってもやっぱ似ちゃう、なんか似てるなって感じてしまうとこあるけど。
なんかそういうところも多分あるのかなとは思いますけど、
一応自分のロジカルなところでは文脈をできるだけ排除した結果として、すごい抽象っぽい写真になっている。
うーん、なるほどね。
いや、俺すごいわかったわ。
なんかすごいなんか、勝手に想像はいろいろしてたけど、本人の口からいろいろ聞けてなんか納得感が増した感じがするわ。
ありがとうございます。
なんか人の写真見たりするときはどうなんですか、その自分が誰かの作品を見るみたいなときは。
は割とまあ、感性で流すことが多いんですけど、たまにこう、なんかすごいいいなって思ったら、
なんかここはこういうふうななんか視線の流れになっていて、ここに情報量がギュッて入ってて、だからすごく自分が好きだって思うんだなみたいなことは思ったりします。
だからやっぱり人の作品を見るときも、自分なりのその良し悪しの部分がやっぱり介在してくるというか。
そうそうそうです。それでいいところは盗んで、次に自分のときに生かすってなったときにはやっぱそのロジカルな考え方みたいなのはすごいロジカルなのかな、これはわかんないですけど、使いやすいと思ってます。
なるほどな。いや面白いわ、すごい。私自身はどっちかっていうと感覚で取ってるから、さっきはなんかカジュアル勢とかすごく卑屈な言い方をしてしまったんだけど、
自分はどっちかっていうと多分感覚で取ってる。その、何だろうな、なんか構図もちろん勉強もしたし、いろんな本も読んだし、言ってることはわかるし、その世の中にたくさんある優れた写真と言われているものの多くがそういう要素を含んでいることも理解はしているけど、
例えば散歩してるときにそういう目で世界を見てるかって言われると見てないから、俺の場合は。なんか立ち止まってこの構図こうだなとかっていちいち考えないで取ってるから、自分の場合は。だから多分フィーリング勢だと思うんだよ、俺は。フィーリングカジュアル勢だと思うんだけど。
いやー、どうなんですかね。なんかそう思わなくても、例えば気づかぬうちに三分割構図にするとかそういうことはある程度取ってる人だとありがちだったりすると思うので。
無意識に三分割構図のクロスされる場所に重点を置くような取り方はしてると思うんだけど、なんかあんまりでも本当に0.5秒でできるぐらいのことまでしかやらないというか。
立ち止まってグッとこう見て考えてみたいなことはしないで、ファインダーとか液晶の中でここに収まってるべきだなって体感で感じる場所に収める。で、たまたまそれが3分の1の場所のクロスになってるみたいなことでしか取ってないから、自分はね。
だからなんかその違いも含めてこう見ててすごいなんか面白いんだよな。
いやーでも感性で撮れる人よく逆に本当にすごいって思ってますけど、自分にできないので。
そうねー。いや俺はなんか自分の写真の良さは全くわかんないね、自分では。その人が見てどう感じるのかとかも全くわかんないし。
それは僕もわかんないですね。
うまくできてんのかどうかが全く判断できないっていうか、わかんないっすね。
僕は逆に自分が好きな写真を自分で撮ってるだけなので、そこの判断は結構ついてると思ってます。
そうねー。自分で自分の写真に納得できるかみたいなことはやっぱりこう選んでいくプロセスの中で磨かれていくような気はするな。
わかる、わかります。
撮る瞬間もそうだし、撮った後に選んでいくっていう部分でも、選択していくフェーズがたくさんあればあるほど、連動が高まっていく感じはするけどね。
あー、まあ確かにそれはそうなのかもしれない。そうですね。あとはレタッチしていくとかそういう過程で。
そうね。いやでもすごいなー、なるほどなー。いや、すごい謎が解けたわ、なんか今日は。
うーん、なるほどね。
なんかやっぱ抽象画だと思って見たほうがしっくりくるわ、確かに、そのブタジェン君の写真は。
多分そういうのが好きなんでしょうね、本当に。
それはすごいなんかわかるわ。本当になんかこう田んぼ、あぜ道、鉄道、電線みたいなこの感じの構図があってさ。
はいはいはい。
あれ抽象画だと思って見たら抽象画だもんだって、もう完全に。
ぼけ方からだいたい印象派っぽい感じになってたりしますもんね。
そうそう印象派っぽい感じだし、なんかこう、あえてこうレンズの前に雨粒がついてこう濁っちゃってるっていうか、ブレと似たような効果がこう発生してたりとかさ。
うんうんうん。
抽象画っぽいなーって確かに思うわ。なんか動画とか撮ってみようは何なの?あれは。
あー動画は何なんですかね。何で始めたんだっけ。
あれはなんか写真とはまたちょっと違うんすか。結構最近は特になのかもしれないけど動画は割とよく見かけるから。
動画制作の難しさ
そうですね、はい。あーなんかVJ素材が欲しいんでしょうねって感じがしますね。
そっちなのかなるほど。なるほどね。
多分。
確かに、なんかあらかじめ貯めとかないと使いたい時にないと困っちゃうから。
あ、そうです。多分割とそういう意思がある気がします、なんとなく。
もう写真を集める、こう写真を選定してマシンに突っ込んで数ヶ月苦労するのは嫌だっていう思いで動画を撮ってるのかもしれない、もしかしたら。
そうね、そうかもしれないね。
あーそうか。なんか俺結構さ、自分に置き換えるとやっぱ動画むずいっていうか、むずいっていうのは技術的にむずいとかっていうよりも、撮りたくなる瞬間が来ない、全然、その動画を。
あー。
撮影したい、今この瞬間を動画として収めたいっていう欲求がないから、難しい、そういう意味で撮るのが。
なんかその動画って動かなきゃいけないんですよ。で、動いてる、なんか世の中が動いてる時って存外少ないと思っていて。
例えば、ある場所でカメラを構えて、カメラが動かなかった時に、その画面に変化が起きることって意外に少ない、多分。
その時に、なんか自分が止まってる時に自分の欲しい動きが画面の中で起こってもらう場所を探すのは結構めんどくさいんだろうなって思います。
あーなるほどね。
で、例えばそこで勝手に、なんか人は映したくないみたいな謎の制約を加えると、なんか本当に、世界の中で動いてるものって人と街だったら車ぐらいしかないんで、
車とかになるのかなと思ったりはしますね。そういう意味だと風とかはありがたいですけどね、結構。
あーなるほど。
派手に動くので。
動画はそういうノリで撮ってます。なんかジンバルがないんでカメラワークがほぼできないから、
基本的には立って止まってる状態で動いてるものを探すしかなくて、
で、自分の作風と合う場所でってなると、基本的には車が通ったりとか雨が降ったりとか風が吹いたりとかになるのかなって感じです。
なるほどね。あれは素材なんだね、あれはね。
たぶんそうです。
なるほどね。
あんまり意識してないですけど、それに関しては。
いや、そう思ってみるとまぁ、素材と言われちゃえば素材なのかもとは思うけど、
でも結構、やっぱなんか不思議だなって思うのは、今まさにブタジェン君自身が言ってくれた答えにはなっちゃうんだけども、
結構撮ってる映像に偏りがあるっていうかさ、
要は人映さないようにとかやっていった結果そうなっちゃうっていうのは、今話してくれた通りなんだろうけど、
結構その状況に偏りがあるから、なんかそこに作家性的なものを一瞬感じる瞬間はあって、
なんか意図的にそういう撮りたいものだから撮ってるのかなっていう、こう、推測がね、俺の中にあったんだけど、
でもどっちかというと、やっぱりくつで撮ってる感じなんだね、きっとね。
そうなんですよ、ないんですよ、別に。
別になんか道路に無限の可能性を感じるから道路を撮ってるんじゃなくて、
道路が直線的な素材として非常に優秀なので、
しかもコンテクストの配置した直線素材としてはもうこれ以上ないので、
結果として道路の写真が増える、道路の動画が増える。
AIと創造性
なるほどな、いや面白いですね。
なんかほんと全然俺と違って面白いわ、もうそういう、もうそれが面白いわ、すごく。
AIには全部見抜かれましたけどね、今の話。
えーそうなんだ、それも面白いね。
そう、チャットGBTに10割ぐらい入れて、感想言ってって言ったら、
作家性をあえて秘匿してる形の作家性みたいなのが言われて、
あー、そう、そうっすね。
なるほどね。
そう、匿名性とか。
俺も結構チャットGBTではなくてジェミニの方に、
はいはいはい。
ジェミナイの方になんかやっぱり写真を渡すとそれについて話してくれるからさ、
こいつすげえなって思ってすげえ感心しちゃうんだけど、
いや、なりますなります。
よっぽど人間よりまともなこと言ってくるっていうかさ、
すげえなって感心しちゃうよね。
なんか自分でも気づいてなかったようなこと言ってくるからさ。
実際匿名性に僕も言及されたのはAIが初めてだったので、
そうそうだなーってなりました。
なんかやっぱ今の時代って、
いろいろなんかAIがたくさん出てきていろんな問題ももちろんあるんだろうけど、
いろいろ活用するとすごいなんかいろんな刺激あって面白いよね。
面白いですね、それは間違いなく。
それこそなんかブタジン君みたいに01が得意なタイプだったら、
いろんな可能性見つけられるんだろうなーって思うから。
まあ確かにやってみたいこととか考えることはいっぱいあるんですけど、
なんかあれは何せ面白すぎるプラス人がいっぱいいるので、
もう01結構食いつくされてる感あるんですよね。
まだまだたくさんあるんでしょうけど、
レッドオーシャンすぎてなかなか頑張ろうという気概にはなれなくて。
難しいとこだね、そこはね。
そうそうそう。
いやでも俺、本当なんか今日いろいろ聞かせてもらったけど、
ずっと最初から最後までずっと関心しっぱなしになっちゃったなー。
えーそんなことない。
すごいなーと思って。
すごいなんかなんだろう、これ別に本当悪口じゃなくて、
純粋に俺にないものをたくさん持ってて、すごいなって思っちゃう。
ありがとうございます。
確かに最近ようやく自分が人と違うところがそれなりにあるんだなっていうことを、
ちょっと客観的?ある程度の形で見れるようになってきたんですけど、
比較的、正確に言うと01というよりは、
0、1、10、100で分けた時の1、10が多分得意なんだと思っているんですが、
確かに。
そういうのが割と苦手ではないんだろうなみたいなところは見えてきたかなとは思ってますね。
VRChatとかでワールドを最初に作り始めた時もまさにそういうアプローチをとっていて、
ワールドのギミックみたいなのが全くなかったんですよね、僕が始めた時にVRChatでは。
Shaderとかよりもっと前の話なんですけど、
せいぜいワールドの動く要素っていうのは、
ボタンを押したら鏡がオンオフになるとか、
そういうものばっかりだった時に結構いろんなアイディア組み合わせて、
空を飛べるものを作ったりとか、いろいろ動く何かとかいろいろ作ったりとか、
そういうのをやってバチャバチャ遊んでたので、
やっぱり元からあるけど可能性がありそうなものを触って遊ぶのが多分好きなんだろうなって思ってます。
確かに。だからまあ、01、10、10、100で言えば確かに1、10のとこなんだろうなっていう感じはする。
01の部分はそれこそVRChatそのものをまず作った人たちが01であって。
あの人たちがすごい偉大なので。
確かにね。
でもなんかそういうメンタリティというか、
自分なりにだんだん自分はそういうとこあるんだなってことが自覚できるようになってきているっていうのもある中で、
なんか今後っていう意味ではなんかどういうことやっていきたいとかっていうのはあるんですか?
まあこれ話せること話せないことあると思うんで、話せる範囲でいいんですけど。
特にないというか、本当に行き当たりばったりなんですよ。
なんか生きてる感じが。
例えばそれこそシェーダーに出会ったのもVRChatがきっかけだし、
写真を始めたのも元々VHR用のテクスチャー素材が欲しいなと思って写真を撮り始めたんですけど、実は。
つぶやきG-レセルも思いついたからやってみたっていう感じで、
元々そういうTwitter上に面白いコンテンツを作りたかったとかあったわけじゃないし、
VRChatを始めたのもかなり実は突然で、
元々ブレンダーっていうツールを最初に知ってて、
面白そうだなと思ってボールとボールくっつけて遊んだりしてたんですけど、
その時に自分でモデリングしたものを持っていけるゲームがあるって聞いて、
インストールしたのがVRChat。
なるほどね。
そう、実は。
だからVRChatとの出会いもそうやって突然だったわけだし、
という意味で今後これをやりたいみたいなのってそんなにないというか、
むしろ目標は基本的に達成されないので、
私は大体脱線するので、
そういう意味ではない。
プラズマ研究と未来の計画
ただ一応計画的な話で言うと、
自分の研究が結構これもまた一重的な性格を帯びているものなので、
それを使って面白いものを作りたいなみたいなことは思ってます。
なるほどね。
将来の夢レベルのデカいスケールのものは特にないんですか?
いや俺全然わかんないんだけどさ、
例えば研究職としてずっと生きていくつもりでいるのかとか。
全然そんなことはない。
僕はもう就活先決まってるので。
就職先も決まってるのか。
研究半分、仕事半分みたいな職業っぽいので。
そうか。
その辺も全然俺知らないから、
どこまで聞いていいのかも分かんないまま始めちゃったんだけど。
全然喋れますよ。専門内容。
専門内容喋りましょうか。全然いいですよ。
いやもう話せることだったら。
全然話せない。専門はプラズマをやってます。
宇宙プラズマっていう分野なんですけど。
分かりやすく言うと、例えばオーロラがなんでできるんですかとか。
太陽風って何ですかとか。
太陽フレアって何ですかとか。
そういうのやってます。
そういうのをシミュレーションとかで頑張って計算したりしなかったりするっていう研究を一応してて。
一応今は博士課程の3年目なので、
今年で出なきゃいけないから頑張りますって感じですけど。
どうだろう。どうやって掘ればいいのかな。
宇宙転機とかそういうのが、あと核融合とかあたりも実は関連ワードに入ってくるって感じです。
なるほどね。
じゃあ仕事としてやっていくのもそういう系というか。
割と仕事もこっち系なんですけど、
宇宙プラズマとかそういう分野でシミュレーションの結果とかのオリジナルと出すときにCGの技術が使えたらいいなとか思ったりはしてます。
なるほどね。確かにそういう繋がりは全然普通にありそうですね。
ありますね。
すごいこと研究してるね。なんか俺全然知らないわ、そういう話。そういう世界。
ピピンとなかなか来ないですよね。オーロラぐらいならなんとなく伝わる気がするんですけど。
オーロラとかは分かりやすいし、本当にド素人だからYouTubeとかでたまに宇宙の話とかのディスカバリーチャンネルみたいなやつとかで。
ありますね。
太陽風が来て地球の磁場がそれを守ってくれているんですみたいなのとか見て。
そうですよね。
そういうのを見て、なんだ、すげえなみたいな。すごいなって素人何思っちゃったりするんだけど、なんかそういう系の研究っていう感じなのかな。
そうです。じゃあ太陽風と地球の磁場の境界ってどこにあるんですかみたいな。
はいはいはい。
太陽風が強まると境界、地球の磁場がギュッて押されるわけじゃないですか。
そうするとどこまで押し込まれるんですかとか、押し込まれると何が起きるんですかとか。
そういうのを調べたりします。
調べたり、なんかシミュレーションしたりみたいな感じか。
そうですそうですそうです。
すごいね。ほんとすごいね。そういう専門性を持ちながらも、ああいうVJソフトとかも作れるってすごいね。
自分の中ではどうなんですか。そういうところで繋がってるの?本人の中では。
繋がってるというか、二足のわらじを履いてしまったなという感触があり、コツコツと一個のことをやる人に対してぼんやりとした憧れがあり続けるので、
二足のわらじを履いてしまったなという感じはありつつ、両方ができる人ってなかなかいないので、
ある程度は自分の強みなのかなとも思ったりはしますけど、
Cっていうのはそれぐらいで、別によくあるじゃないですか、こういうの二つやってる人たちの根底のところで、
自分は未知のことをやりたいみたいなのが根底にあって、それがアカデミックな方面に出るか実用方面に出るかみたいなことを
格好良く仰ってる方とか結構いるんですけど、僕はそういうこと全然なくて。
不思議な人材の存在
たまたま宇宙系をやりたいと思って大学入ったら、学部時代にうっかりCGに出会って、
大学に入ったら写真にも出会ってしまい、三足のわらじを履いて今に至るみたいな感じになっていて。
いやでも、俺はいいと思うけどな。俺も結構そんな感じだからさ。
写真とかも別に、だからといってそれが仕事にはならないから、いきなり写真が仕事にはならないからさ。
そういう意味では俺も同じだから。
レナード君とかサイナさんとかも言ってたけど、やっぱ不思議な人材になっちゃうんだよね。
その興味のあることが、それだけで一つの塊として存在できる状態っていうのが世の中にないから、
なんか不思議な人材になっちゃうというか。
それで言うんだったら結構そこはあんまり困ってないというか、むしろないんだったら作ればいいぐらいの気持ちでいるので。
それこそ例えばさっき言ったようなオーロラとかあるいは太陽風のシミュレーションとかを、
そういう科学的知識が割としっかり合っている形でリアルタイムCGで可視化しましょうってなったら、
たぶん新しくそういう分野ができるわけで。
そういうのだったらまさにセットで存在する分野じゃないですか。
うん、確かに。
なんかそういう、なんかやっぱすごいよね、ぶたじえんくんの前向きさというか。
あー、なんも考えてないって言ってた。
そうなのかな。いやわかんないけどさ、なんか俺が見ててやっぱなんか、なんだろう。
なんかすごいナイーブな面がないかって言われたらたぶんなくはない。
いろいろこう辛いこととかマイナスなことがあれば、ちゃんと普通にへこむんだろうけど人として。
でもなんか見てるとさ、なんかすごいどんどん出ていくなーみたいな。
どんどん前に進んでいくなーみたいな感じがして。
いやーでもなんか偉そうなこと言ってる割には別に僕のTwitterのアカウントはほぼ3年くらい進捗がなかったわけですけど。
まあまあまあそうね。
うーん、そうね。
なんか不思議な人だよな、だから。
なんか俺、いやなんかこれほんと変な意味に受け取らないでほしいんだけど、なんか俺の周りにあんまりいないっていうか、
不思議なキャラだとは思うよ。それ別に俺は嫌いじゃないしすごくいいなって思って付き合ってるけど、
不思議なキャラだよね、なんか。
僕もあんまり自分みたいな人会ったことないです。
いやそう思うわ。これほんとに丸口じゃないからね。いい意味で言ってんだけどさ。
まあまあでもね、そんなこと言ったらみんなそうなんだけどね。
なんかそのレナード君とかサイナさんとかオブザーバー君とかさ、あの辺みんなそうなんだけど、変な人材っていうか。
VRチャットとメンタリティ
比較的自分のサンクコストが低めの認知をしてるっていうのはなんか自分の性格の特徴として多分あるのかなと。
うんうん、なるほどね。
なんか良くも悪くもなんか自分の技術とか知識が自己同一性と結びついてないというか。
確かに確かに、そうかも。
なんか変にこうロジカルロジカル言っちゃったけど今日俺の方からなんかそのキーワードですごい説明しちゃったけど、そういうことなのかもね、なんか。
それがいい意味でいい方向に作用してるってことなのかもしんないわ。
そうですね、多分そうなのかもしんない。
なんて言うんだろうなと。
今自分の持ってる知識が全く役に立たなくなったとして、
なんかしたらまたなんか新しいフィールドで面白いことできないかなって多分考えれるんだろうなみたいなよくわからない謎の無謀な自信があるのかもしれない。
なんかそれで自分が積み重ねるのが苦手って言ったじゃないですか。
積み重ねるのが苦手だから逆に言うと積み重ねてる自覚がないので積み重ねてきたものを崩されるっていう感覚がない。
そうねそうね、はい。
で、こんな何も考えてない感じになるのかなって思うんですけど。
いやでもそれを本人も別にあまり深刻にシリアスに捉えてるわけでもなくて。
その温度感がいいんでしょうね、きっとね。
こういうのはすごいシリアスに捉えちゃうとアイデンティティがないみたいなしょうもない。
しょうもないって言ったらいいですけど、なんかしんどい話になっちゃうので。
シリアスには考えないようにしてるっていう感じだと思う。
いやーなんかすごい応援してるわ俺は。
ありがとうございます。
なんだろう、なんか俺応援するとかいう偉そうな別に立場ではない、偉い立場では全然ないんだけどもさ。
いやいやいや、こうやって呼んでいただいたりとか大変がいっぱいあるので。
そうね、いやなんか俺にできることがあれば本当に協力もするし、応援してます本当に。
ありがとうございますマジで。
もう本当にそういう人たちに囲まれてることが一番僕の運が良かったところですね、きっと本当にありがたい話です。
そうかもね、それはそうかも。
でもそれはもう運だからね本当に、人の付き合いだけは。
いや本当にそれは本当にそうで、VRチャット始めた時からひたすら運に恵まれている自覚があります。
いいね、そればっかりはもう本当にそうだと思うわ。
でもなんかそれはそれで出会いがなかったらなかったで結局その根っこにあるメンタリティは同じだから、なんか何かに感謝して生きてたんじゃないの?
なんですかねー、いや本当に僕VRチャット始めてから創作を始めたので、メンタリティがVRチャット側で形成されてるんですよ多分。
収録を振り返る
そうなのでどうなんですかね、また全然違ったメンタリティになってる気もしますけど。
まあまあでも運が良かったとは言いつつもね、俺はそういう生き方はすごい良いなと思うし、応援してます陰ながら。
ありがとうございます。
はいじゃあ今日もですね、ちょっとなんかあの思い出話に花が咲きながらあっという間になんか2時間ぐらいね喋ってきたんですけども、
いやなんかあのつぶやきGLSL誕生秘話みたいな話とか、あと写真の背景にあるものとかね、なんか俺結構知らない話もたくさんあったんで、
いろんな話聞けてめちゃくちゃ面白かったですね。
はいこちらこそ楽しく喋らせていただきました。ありがとうございます。
そうだね、なんかあんまりブタジェン君とこんなにちゃんと喋ったこととか全然なかったから、なんか新鮮でした本当に。
いやこちらこそドクサス先生とお話できて光栄でございます。
いやいやいやいやいや本当にね、なんか年が離れているのにこんな風に接してくれて本当にありがたいなって思いますけど、
いやでもなんかあれですね、まだこれから学業もあるしお仕事もあると思うんですけど、
頑張って、かけながら応援してるんで頑張ってください。
頑張りますとりあえず、はい、頑張ります。
いや本当かけながら応援してるんでいつも。
はい、嬉しいです、本当に嬉しい。励みになります。
今日は本当に長時間収録にお付き合いいただきましてありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
はい、じゃああとはノーマライズFMのいつものお知らせ言って終わりにしたいと思うんですけども、
ノーマライズFMではシャープノーマライズFMというそのまま、番組名そのままのねハッシュタグで皆様からのご意見ご感想など随時募集してます。
ちょっと聞きましたよみたいなね簡単な感想でも全然構いませんので、ぜひ何か思うことがあれば共有していただけると嬉しいなと思っております。
はい、では今日はこれで終わりにしたいと思います。最後まで聞いてくださってありがとうございました。
ありがとうございました。
01:50:46

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