クリエイティブコーディングとは
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はい、始まりました。ノーマライズFMの今日は第38回ですね。
2月はあっという間に過ぎて、あっという間に3月になっちゃったんですけども、今日も頑張って収録をしていきたいかなと思っております。
今日のゲストなんですけれども、株式会社アクアリングという会社に所属されているクリエイティブデベロッパーのカニ渡さんにゲストで来ていただいています。
カニさん今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、多分プロセッシングとかP5JSとかのあたりを追っかけている人たちはね、まさかあの人がっていうふうに今なっていると思うんですけど。
なかなかその、MGL界隈というよりかはね、もうちょっとクリエイティブコーディングとかデイリーコーディングとかね、そっちの文脈に近い方なのかなと思うんですけども。
今日はね、そのあたり私もなんか知ってるようで知らないような関わってるような関わってないような感じなんで、そのあたりの話とかも、あとお仕事の話とかもですかね、いろいろ今日は聞けたらなと思っておりますので、早速本編の方を始めていきたいと思います。
ではカニさんちょっと最初に、全然簡単にでいいので自己紹介の方お願いしてもよろしいでしょうか。
はい、株式会社アクアリングでクリエイティブディベロッパーをしてます。カニ渡ると申します。
Twitterは@wataaboshiというアカウントでつぶやきプロセッシングとかをガンガンツイートしている。ちょっと肌から見たらよくわかんない人のような感じですけど、よろしくお願いします。
肌から見てよくわかんないというのはちょっと語弊があると思うんですけど、なかなか普段のお仕事の内容と全く違う部分がアウトプットの量としては多いと思うんで、
そういう意味では何やってる人なんだろうみたいなのは思っている人は結構いるかもしれないかなと思うんですけど、実際、普段のお仕事的には普通にウェブのフロントエンドっていう感じなんですかね。
そうですね。アクアリング全体で言うとほとんどウェブ制作の仕事がほとんどで、僕個人で言うと半分ウェブ制作、半分がウェブ以外のデジタルコンテンツというか、
サイネージだったりとかウェブだけではできないようなゲームだったりとかそういうところも一応ゲーム内容としてはやってはいますという感じですね。
なんかそのあれですか、例えばサイネージとかでもブラウザーで動いてはいるけどもそれがサイネージに映ってるみたいなそんな感じですか。
そうですね。ウェブでできるところはなるべくウェブの技術でやるようにはしていて、自分以外で触れる人がいるっていうのが結構大きいんですけど、
他の人に渡せる、渡しやすい形で作ってっていうところで、で、ウェブでどうしてもできないところはオープンフレームワークスとかを使ってやってたりもしますね。
なるほど。じゃあ社内で結構オープンフレームワークスとかで書くってなると難しい場合もあるんで、できるだけJavaScriptで書けるものはJavaScriptでみたいな感じですか。
そうですね。サイネージでもなるべくその表示部分はWebGL使ってグラフィックを作って、で、システム的なところでどうしてもJSだけでできないところはオープンフレームワークスだったりとかNode.jsとかを使って連携させて作るようにはしてますね。
なるほど。じゃあ結構なんかあれですね。何でもできるというか、必要だったらやるみたいな感じなんですね。
アクアリングのお仕事について
そうですね。なんか他の、アクアリングの他のスタッフと比べると結構できることが全然違うので、
もともと大学の時はWeb全然できなかったんですけど、最初プロセッシングとかから入って、で、オープンフレームワークスとかを触ってからのアクアリングに入ってからWebやり始めたみたいな感じだったので、
あーなるほど。
ツッキリセットが全然違う感じですね。他の人とは。
へー、そうなんだ。じゃあどっちかっていうとJavaとかの方がどっちかっていうと書きやすかったりする感じなんですか?
それがそうでもないんですよね。
なんか一番最初に触ったのはプロセッシングで、そこからオープンフレームワークスとかに流れてはいったんですけど、なんかシープラプラとか硬すぎて全然ちょっと自分の理解が及ばないというか難しいなって感じてて、
で、それでそこから会社に入って、WebGLとJavaScriptを触るようになってからちょっと馴染んできたみたいな感じですね。このJavaScriptの緩いところが割と気に入ってる、良くないところでもあるんですけど。
いや、なんか言いたいことはわかるような気がしますね。JavaScriptね、そりゃいろいろ型が全然定義できなくて、そのゆるふわな部分が問題になってるんでTypeScriptとかが出てきて流行してるわけですけど、
逆にそのゆるふわだからこそ、敷居がすごく低くなっていて、取っかかりやすいみたいなところもありますからね。
そうですね。
なるほどな。じゃあ結構あれなんですね。もともとWebを志してWebのフロントエンドをやってる中でグラフィックスを触ってきたっていう感じでもないんですね、そうすると。
そうですね。会社入った時はWebがあんまり興味がなくて、もともとアクアリングにラボがあった時期があって、今はもうないんですけど、
さっき言ってたオープンフレームワークスとかを使ったデジタルコンテンツとかはWebでは表現できないようなインスタレーションだったりとか、そういうのを作る部署に最初入ってたんですよ。
そこから部署がWebのほうと統合して、今は半々でやるようになったぐらいの感じですね。
なるほど。じゃあ結構会社のお仕事としてやる案件的にも必ずしもWebばっかりでも、今時点でも結構Webばっかりでもないという感じなんですか。
そうですね。半々ぐらいを目標にしてはいますけど、時期的にはWebばっかりやってる時期もあります。
うーん、まあそうですよね。結構感染症関係でイベントとか実地でやれるコンテンツが結構一気に減っちゃった時期があったじゃないですか。
まあ今はもうその範囲の中に今も入ってるのかもしれないですけど、確かに今の時期だと結構Webのほうが割合としては自然と多くなっちゃうのかなっていうのはなんとなく想像ができますけど、
ご本人的にはどうなんですか。やっぱりどっちもバランスよくやれるならやっていきたいなという感じなんですか。
クリエイティブコーディングの経緯
そうですね。でも最近はWebGLに手が馴染んできたのもあって、なんか興味としては両方ともある、モチベーションとしてはある感じなので、半々ぐらいで続けられたらいいかなとは思っておりますね。
なんかその、ちょっとカニさんのことあんまり知らない方もいらっしゃるかもしれないんで、結構どういう感じのものを作ってるかとかも、
多分観測してる人たちはね、パッとすぐ思い浮かぶと思うんですけど、知らない方もいると思うんで、ちょっとその普段、デイリーコーディングとかでアウトプットされてるものとかも、
ちょっとショーノートには載せておこうかなと思うんですけど、そのクリエイティブコーディングの文脈とか、デイリーコーディングの文脈とか、その辺に取り組み始めたなんか経緯とかきっかけみたいなものって、
どんな感じだったのかなというのをちょっと聞いてみてもいいですか。
そうですね、もともと一番初めは大学の2年生ぐらいの時にプロセッシングを触り始めて、
で、なんか当時それがすごい楽しかったのかな、毎日コードは書いてはいたんですけど、公開とかはしてなかったんですよね。
で、周りの他の学生とか先生に見せびらかして、いいでしょ、こういうの作ったよみたいな。
あと大学が名古屋造形っていう芸術系の大学だったんで、なんか廊下にディスプレイ設置して、なんかゲリラ展示みたいなのを勝手にやったりとかしてました。
で、Ladyで始めたのは割と最近で、母校の名古屋造形で非常勤の講師を2年間ほどやってたんですけど、2020年と21年度に。
で、その時にP5JSの授業をするっていうので、課題の作例みたいなやつを作ってたらだんだんそれがLadyになってきたっていうので、今に至るみたいな。
気がついたら続いちゃってたみたいな感じですね。
ちょっとそれ面白いですね、その話。なんか生徒さんたちのために作ってたはずが、自分の方が楽しくなっちゃったみたいな感じなんですか。
そんな感じですね。
面白い。なるほどな。
それに関しては、授業で使う使わないとは全く別に、個人的な制作物としてTwitterとかに気軽にアップロードしてみたいな感じが今につながってるイメージですかね。
そうですね。もともと授業で教えるのに自分がP5を使えないと、なんか説得力ないなっていうところから始まったんですけど、今はもう完全に自分の遊びというか、なんかプレイグラウンドみたいな感じで続いてる感じですね。
なるほどな。もともとプロセッシングやられてたんであれば、かなり考え方とか似てるというか、ほとんど同じですもんね。
そうですね。始めるのは全然ストレスなく、若干ファンプションを書き換えたりとか、変数定義のフロートとかをレッドにしたりで動いちゃうので、すごい移行がしやすかったですね。
そうですよね。そもそもそういうものを作ってみようみたいな、今回の話の出発点としては授業で使うのにっていうところだったと思うんですけど、そもそもクリエイティブコーディングみたいなものはもともと好きだったっていう感じなんですか?
大学2年の時に始めて、先生に見せびれを貸してたら、こういう作家ユニットがあるんだけど入らないみたいな感じで誘われて、
メディアートとかをずっと作ってたんですよね。その表現を使うような。プロセッシングで映像を作って、あとはRDEとかでセンサーと連携させて、
物理的なインタラクションに対して映像が反応するみたいなメディアートを作品をずっと作ってたので、そういう流れでずっとクリエイティブコーディングはやってますね。
クリエイティブコーディングという趣味について
なんか不思議な感じもする。なんか結構私自身は、自分が結構アーティストだとは思ってないところがあって、クリエイターとかアーティストではないなーって自分で自分のことをそういうふうに思っているので、
なんかこう作っていて、作品作りめっちゃ楽しいみたいなの、まあゼロ、そういう感覚ゼロではないんですけど、どっちかっていうとなんかこう、新しい技術、
その例えばなんだろう、CG的に新しい、自分が今までやったことないものを実装できたら楽しいとかっていう、そういう感覚が強いですよね、私なんかの場合は。
ただ世の中には、これどっちが良い悪いとかではなくって単純にその作品を作ることが楽しいっていうレイヤーの人たちもいて、結構カニさんはそっち寄りなのかなっていう感じがするんですけど、
そうですね。
日々なんかアウトプット、まあその店開かして面白いっていうところがまあ出発点になって、今も結構そのやっぱり作品を作っていること自体が楽しいって感じですか。
そうですね、なんかもう習慣化してしまったので、なんか惰性で続いているような気もしなくもないんですけど、
なんか毎日コードを書いてると結構、プロセッシング界はいてコミュニティが結構優しい、みんな優しいので、こういろんな反応をくれたりとか、
なんか他の人の作品見て、フォークしてみたりとかっていう結構コミュニケーションが生まれるのがあって、そこは面白いですね。
やっぱじゃあその作品を出して終わりじゃなくって、そういうコミュニティ全体のなんかその人との関わりとかみんなとのリアクションの部分だったりとか、
まあそういうところも含めて楽しいっていう感じなんですかね。
そうですね。
プロセッシングとかP5JSとか、あの海外は本当になんかフレンドリーというか、そういう空気強いですよね。なんか他のコミュニティと比べると。
そうですね。なんかすごく小学生に優しいというか、誰でも受け入れてくれるみたいな空気があって。
コミュニティの違い
本当にそれはなんか私も感じますね。なぜなのかちょっとわかんないけど、本当になんかみんな優しいですよね。
うん、みんな優しいです。
なんなんですか。
なんなんだろうな。まあ、じゃあそれならWebGL界隈は優しくないのかっていうと別にそういうことではないんですけど。
なんかWebGL界隈ってもうちょっとなんか、これ完全に個人の意見なんで、本当にそうですよっていうことを言いたいわけではなくて、本当にただの個人の感想になっちゃうんですけど、
結構WebGL界隈ってあんまりこうなんかみんなでワイワイみたいな感じじゃないというか、それぞれなんかみんな個性があってみんな違うって感じで。
別に仲が悪いとかではないし、お互いになんかの詐欺すんでるとかそういうの全然ないし、そういう意味ではなんかその変なギスギスしてるものとかあるわけじゃないんですけど、
ただなんかやっぱりP5JS周りとかプロセッシング周りのワイワイみたいな感じはあんまない。
WebGL周りはあんまないような気がするし。なんか不思議なコミュニティですよね。
うん、そうですね。
なんでなんだろう。プロセッシングの質自体がそういうところをやっぱり目指して作られた言語っていうのもあるかもしれないですけどね。
なんか毎日続けててめっちゃいいなーみたいなのはやっぱりありますか?それともなんかもう癖になっちゃってる感じですか?
やっぱり結構そのテンションの上下はあって、毎日続けてるスケッチの中での、この日のやつはいいやつ描けたけど、この日はもうここで諦めたんだなみたいなやつは結構ありますね。
後からなんか見返した時に、こうなんか妥協したやつとバチッと決まったやつとやっぱ温度差がある感じなんですね。
ありますね。色変えただけじゃんみたいな。
後から見てるとなんかあんまりわかんないけど、本人的にはありそうですね、確かにね。
そうですね。なんか極端な例で言うと、コードの数字をちょっと変えただけみたいな。
でもなんか逆にそれが楽しいみたいな部分もあって、その数字をちょっと変えるだけで、ノイズとかだったら全然違う絵が出てくるんで、そこを楽しんでるみたいなところもありますね。
つぶやきプロセッシング
なるほどなぁ、まぁわかる気がするな。やっぱり続けてるからこそ、毎日やってるからこそやっぱり、なんかその思い出の強いものとそうでもないものって出てくるんでしょうけど、別になんかそれ自体に重きを置いていないというか、
よしよしというよりかはやっぱり続けて楽しめることが一番なのかなと思いますけどね。
なんか私も毎日WebGL総本山とか書いてて、もうなんかやんないのもなぁみたいな気持ちになってくるんですよね。
そうですね、そうなりますよね。
やめるのもなんかなぁみたいな。今すら別にやめてもなぁみたいな感じになって、まぁなんかやるかと思ってずるずるなんかやっちゃってるんですけど、
まぁずるずるやっちゃってるというか、別に何のことでもないと思うんですけど。
毎日こう、結構なぁですかね、よく私が言われるのは、そんな毎日やれってすごいっすねみたいな感じの、
自分の感覚よりも課題に評価されてる感じがするっていうか、
わかりますわかります。
自分自身はなんかそこまで大層なことやってる感覚ではないのに、周りから見たらすごいですすごいですっていう風になることが結構あるかなって自分自身では感じるんですけど、
やっぱあの高尾さんとかもそうですけど、やっぱ毎日やってますよっていうと、めっちゃすげぇっていう風に周りからはね見えると思うんですけど、
本人的にはやっぱりなんか、そんなめちゃくちゃ頑張って絞り出してるっていう感じでもなくって、自然に続けられてる感じっすよね、たぶん。
そうですね。
なるほどなぁ、まぁその辺はやっぱり同じなんすね。
なんかその、毎日続けていく中で、なんか自然ともうルーチン化されるというか、組み込まれちゃうんでしょうね、たぶんね。
そうですね、もう生活習慣の中にコーディングの時間っていうのができてしまっているので、逃れられないみたいな。
結構時間帯とかタイミングとか決まってるんすか、それって。
僕の場合はいつも、夜寝る前とかにコーディングをしてますね。なんか一番自由な時間なので。
なんかそれで寝れなくなっちゃったりとかしないんですか?
集中しすぎていつの間にか2、3時間経ってるみたいなのあるかもしれない。
やっぱあるんだなぁ、そういうのなぁ。まぁありますよね。
そうなんですよね。そのつぶやきプロセッシングとかしてると、ゴールが自分で設定しないと終えられないので、一応その文字数っていう制約はあるんですけど、
それをクリアした時に表現の面でどこで落としどころをつけるかっていうのが難しいですね。
つぶやきプロセッシング自体を知らない人もいるかもしれないので、簡単にちょっと補足しますと、
プロセッシングで動作するコードを一つのツイートの中に収まる範囲で書くっていうことですよね。
そうですね。280文字以内で。
そうですね。280文字以内でプロセッシングのコードを書いて、つぶやきプロセッシングっていうハッシュタグが入れられれば入れてツイートするみたいな感じですかね。
プロセッシングコーディングの魅力
そうですね。
あれ結構昔から文化的にはありますよね。
そうですね。僕も途中から参加した組なので、いつから始まっててみたいなところまで把握できてないんですけど。
結構昔からありますよね。なんかだいぶ昔からもう普通になんか浸透しているとか、クリエイティブコーディングとか興味持ってる人たちは
だいたいつぶやきプロセッシングって言えば文脈としては通じるぐらいには浸透しているような気がするけど、誰が始めたのかちょっと私も知らないけど。
一応、HauKunさんっていう。
HauKunさんですかね、やっぱり。
はい、多分、初めたのは。
HauKunさんでいいのかHauKunでいいのかちょっと分からないですけど。
Kunさんになっちゃいます。
Kunさんになっちゃいますけどね。
HauKunさん、HauKunさんなのかなっていう感じはするけど、ちょっと私は本当にそうなのかはちょっと知らないんですけど。
あの界隈はなんかちょっとあんまり私も直接知り合いがいないから、全然分かんないですけど。
言うて僕も知り合いいるとかではなくて、勝手に初めて界隈では認知されてみたいな、そんな感じですけど。
いやでもあれも、なんかその似たようなやつにつぶやきGLSLっていうのがありますけど、あれと比べたらやっぱプロセッシングって短く書ける部分がかなりたくさんあると思うんで。
たくさんあるというかなんだろう。GLSLとかに比べるとより短いコードでもいろんな表現の幅があると思うんで。
結構やっぱり取り組みやすいし、なんていうんだろう、意外と絵になるっていうか、かなり綺麗な絵作りもできるから面白いですよね。
なんかあと普段会社でコード書いてる時は、結構JS書く時にコード設計とかをめちゃくちゃ気にして書くタイプなんですけど、
つぶやきプロセッシングめちゃくちゃじゃないですか。
めちゃくちゃですね。
その普段会社で書いてるカッチリしたコードとは全然違うやつなんで、会社でしてるコーディングのストレスをつぶやきプロセッシングで発散してるみたいなところはあるかもしれないですね。
ストック作成と応用
なるほどね。わかる気がします。それすげーわかるかもしれない。
確かにね。なんか設計とか難しいことを考えなきゃいけないプログラミングも別に楽しくないとは思わないですけど、全然違いますもんね。
やるまでで楽しいですけどね。
確かに全然違うから、なんも考えずにビジュアルを作ることだけを考えて手を動かせるっていうのは、本当になんかストレス発散じゃないけど、そういう感じで取り組めるっていうのは確かにわかるような気がしますね。
結構どうなんですか?そのデイリーでクリエイティブコーディングとかつぶやきプロセッシングとかやっていったら、それが仕事に実は生かされる場合もあるみたいなのもあったりするんですか?
でもたまにありますね。WebGLでこういう表現できないかなみたいなのを結構デザイナーさんに相談されることがあるんですけど、
そういう時に自分のデイリーで作ってきたストックのものの中から似たような表現を探して、それをちょっとカスタムして使ってみるみたいなことはたまにありますね。
なるほどな。確かにそうですね。作品がたくさん並んでいる中にこういう感じですかっていうふうに作例として見せるものがいっぱいある、ストックがあるわけですもんね。
それが全部自分のコードでできてるっていうのが結構強いですね。
確かにそうですね。確かにそうだな。つぶやきプロセッシングの場合はちょっと短く圧縮しちゃってると思うんで、
過読性はあれかもしれないですけど、少なくとも本人的には原理はわかって書いてるから。
たまにわかんない場合もあるんですけど、本人すらわかってない場合もある。
なんか偶然いい感じになっちゃったやつとかやっぱあるんですね。
いっぱいありますね、そういうの。
なるほど。そうなんだ。でもどうなんだろう。プロセッシングだったらつぶやきJLSLとかに比べたら偶発的にできちゃった系はなんか少なさそうというか、
割と考えて書いた通りのものが多いのかなと思いましたけど。
でも案外結構ありますね。逆にそういうのを狙って書く場合もあって、
つぶやきプロセッシングだけに限った話ではないんですけど、普通のP5で書くときも、
ジェネラティブな絵を出すときに、数学とか全然よくわかってないので、
狙って絵を作れないからこそ数式のかけるを悪に変えてみたりとかすると、
信じられない絵が出てくるんですよ。
全然想像できない絵が出てきて、それを逆に楽しんでいるところもありますね。
偶然性と楽しさ
いや、その話めっちゃわかるな。なんかね、JLSLもそんな感じのとこあります。
シェーダートイとか海外のガチシェーダー使いの人たちは、
ちゃんとコンピューターサイエンスだったり、GPUのアーキテクチャーだったり、そういうものを理解した上で、
ガッツリコンピューターと向かい合って作っている人たちも中にはいると思うんですけど、
俺みたいな素人に毛が生えたような感じだと、自分で教えてもらえば多少は理解はできるんですけど、
自分で理論を構築するレベルのことってやっぱりできないから、
身を見わねである程度のところまで行って手詰まりになっちゃう瞬間が来るというか、
まあ真似して似たようなものは作れたけど、この後どうしようみたいな感じになっちゃうことがあって、
そこで本当にあれですよね、その詩則演算の演算子を1個変えてみるとか、今まで描けてたものを割ってみたりとかすると、
確かに全然自分が想像もしてなかったような効果が突然目の前に広がる時っていうのはあって、
その偶然性みたいなところも含めてやっぱり楽しいって感じるところなのかなと思うんで、
やっぱりプロセッシングの場合もそういうのがあるんですね。
ありますね。
GLSLは本当にそんな感じですね。いきなり変な絵になるんですよ、ちょっと変えると。
今まで10倍だったやつを1万倍とかにしてみるとか、やってみるとめちゃくちゃが突き抜けすぎちゃって逆に面白いみたいな感じになるんですけど、
やっぱりそういうところはプロセッシングの場合も似たような感覚としてあるのかもしれないですね。
[音楽]
やっぱり仕事でやるのと、実際にデイリーでアウトプットするのとは結構しっかり意識的にはどっちかっていうと分かれてる感じなんですね、カニさんの場合は。
そうですね、全然違う、別物やってる感覚ではありますね。
クリエイティブコーディングみたいなやつも、結構カジュアルにやってる人が多いし、カジュアルであることがまたいいことでもあると思うんですけど、
クリエイティブコーディングの始め方
とはいえどう始めたらいいのか分かんないみたいなものでもあると思うんですよね、クリエイティブコーディングって。
なんか簡単に誰でもできるよって言いながらも、でもどうやって始めればいいのかなみたいなとこもなんかあるような気がするけど、
どういう感じで、まずは何もないコードペインがあるわけじゃないですか、空白のコードペインが。
そこにどういうモチベーションで文字を書き始めるんですか。こういう絵にしてみようみたいなビジョンが先にあって書き始めるのか、
なんかとりあえずまずは丸でも出してみるかみたいな感じで、手に馴染んでるものを適当につなげていくのか、なんかどんな感じなんですか、そういう時って。
それで言うと僕の場合は、割と目標物決めて書き始めることが多いですね。
なんか結構その生活の中で目にしたもので、なんかこれ、例えば床の模様だったら4分を二重で書ければ書けそうだなみたいなのとか、
そういうのをなんか最初に頭の中で描いておいて、でだんだんこう、なんか枠から作っていってディティールを詰めていくみたいな感じですね。
なるほど、面白いな。なんか言われて、言われてっていうか聞いて思い出したんですけど、たまにWebJの実装を目コピーしたりとかもしてますもんね。
あー、してますね。
こういう表現を見かけたからやってみましたみたいなやつとかもありますもんね。
なるほど。じゃあそういうのも自分が目に留まったものをできそうだなと思えば一旦やってみるみたいな感じなんですかね。
そうですね。なんか結構デイリーでやってると結構ネタ不足になりがちなので、
確かに。
コンピューター以外のところからネタを拾ってくるみたいなとこありますね。
あとはその季節、イベントに合わせておけばネタ不足にならないっていうのもあって、
日常生活におけるクリエイティブコーディングの意識
日付を毎回スケッチにつけてるんですけど、ちょうどこの間ひな祭りだったので桃の花のスケッチを描いてみたりとか、
そういうところで自分で最初から何作ろうか考えなくて済むようにはしてますね。
やっぱそういうところもなんかあれなんですかね。頑張りすぎないというか。
日々のアウトプットの余計な負荷を減らしていくっていうか、
ちょっとでも手を動かしやすい環境を作るっていうことが結構大事なポイントなのかもしれないですね、やっぱりね。
そうですね。なんか取っ掛かりさえ作ってしまえば結構すぐ手は動かせるタイプなので、
なんかテーマがないと何を作ったらいいのかで30分くらい悩んだりするので、
その時間が無駄だなと思い始めても最近は割り切ってますね。
そうですよね。30分悩んじゃったら多分毎日はできないですもんね、やっぱり。
そうですね。
そうだよな。床の模様とか、あとウェブ見てて気になった表現とか、
確かになんかそういうつもりで過ごしてれば気になるものいっぱいありそうな気もしますね、それ言われてみると。
結構、なんかその、何だろう、なんか実生活でものを見るときに、
その一個プログラミングフィルターを通すみたいな感じなんですけど、
なんか規則的に並んでるものがあったらこれ4分でいけるなみたいなとこをずっと常に考えてて。
面白いなそれ。ちょっとした職業病じゃないですか、それも。
そうですね、本当に職業病ですね。
デイリーコーディング職人の朝は早いみたいな感じ。
なるほどな。
いや、わかる気がしますよ。なんか、よくWebGL界隈でよく言われる、
WebGL界隈というかCG界隈でよく言われるのはやっぱり光があるところを常に見ちゃうというか、
光の反射とか、水面のキラキラとか、ああいうものを見ちゃうと、
もう全部CGのことを考えてしまうっていうのがやっぱりあるあるだと思うんですけど。
確かにクリエイティブコーディングだったら、何でもお題になると思うんで、
やっぱりそういう意識を持って過ごしてるかどうかによってだいぶ世界の見え方変わってきそうな気がしますね、なんか。
そうですね。
だって街歩いてても特徴的な壁とかいっぱいありますしね。
うん。意外といっぱいあるんですよね。
自分が気づいてないだけで結構いろんなところにそういうのがあって。
いや、それ面白いですね。
その感覚、すごくなんていうんだろう。
クリエイティブコーディングとかやってみたいなって思ってる人たちは、
ある意味そこをまず意識してみるだけでも変わってきそうな、なんていうかその費用対効果が大きい習慣というか。
もちろんその手を動かすっていうのもね、一番大事な部分だと思うんですけど、
心のモチベーションのその保ち方的にまずそういう視点で世界を見てみるっていうのはすごい大事なことかもしれないですね、もしかすると。
そうですね。自分との接点を作る方が多分始めやすいとは思うので、
いきなりエディターを触らせて何か書けるわけではないので。
確かにそうだな。
なんか好きなものを書いてみるとかから始めた方がいいかもしれないですね。
本当にそうですね。いや、すげえいい話だな、それ。
いや、本当になんかその通りだと思います。
なんか私、ちょっと急に自分の話しちゃうんですけど、最近本当にあの去年ぐらいにカメラを買ったんですよね。
そのちっちゃいコンデジ、コンパクトデジタルカメラっていうカテゴリーで呼ばれているもので、
街並みや被写体などを通して見るクリエイティブコーディング
そのレンズ変えたりとかもできないし、ちっちゃい本当にカメラなんですけど、
あれを買ったことによって世界の見え方が本当になんか変わってしまって、
もう道とか歩いててもカメラの画角で世界を見てるんですよね。
これぐらい映るなっていうこの、何て言うんですか、パースペクティブの資水台みたいなのが頭の中でこう見えてるんですよ。
これぐらいの何ミリの焦点距離だったらこれぐらい映るなみたいなのが、
ずっとなんかもう無意識に本当フィルターかかってて、この距離だったらこの入り口全体が一発でシャッターに収まるなみたいなことを考えちゃうんですよ。
今までだったら、なんかその、何て言うんだろう、普通にただ街並み、全体をなんかなんとなく東京の街並みとして見てたものが、
なんかね、やっぱ被写体になるかもしれないなっていう目で見ると全部が被写体になるような気がしてくるんですよ。どんなものでも。
で、ここをこういうふうに撮ったらこう見えるかなとかっていうのをすごい考えちゃうんですね。
で、それがなんかじゃあ負荷になってるかと言われると、まあ一人でブラブラ散歩しながら見てるだけなんで、
全然負荷にも感じないし、まあ楽しい、それは楽しいんですよね、すごく。
だから多分それと同じで、こう、がっつり探す気持ちで見なくてもいいと思うんですけど、
なんとなくこう、使えるんじゃないかなっていうのがうっすらこう常にフィルターかかったような感じで世界を見てたら、
いろんなものの見え方変わるんだろうなっていうことは想像がつくというか。
クリエイティブコーディングを生活に落とし込む
多分たかおさんとかもそうなんでしょうね。なんか日々の生活とか。
そうですね。
その暮らしの中で感じることとか。
なんか見えてる世界をどう自分の中に落とし込むかみたいなことを常に考えながら生活してるんだろうなと思いますけど。
なんかカニさんも多分そんな感じなんでしょうね、多分。
そうですね。
なんかどうなんだろう、なんかこういう人が一体どれくらいいるのかちょっとわかんないけど。
でも結構なんか、自分の場合はですけど、あんまり自分以外に見たことはなくて身近なところだと。
なんかあれ見て4文で書けるねって言っても、なんか笑われるぐらい。
またこうどんどんこと考えてるみたいな。
なんかそんな感じなんで。
それ面白いですね。これ4文で書けるねって言われたらちょっと、え?ってなるかもしんない。
まあそうだけどさってなるかもしんないけど。
いやそこでもし「ですよね」ってなったらそれ相当あれですね、テンション上がる出会いですね、それは。
仲良くなりますね。
ハウ君さんとかそんな感じなんじゃないですか、多分。
かもしれないですね。
クリエイティブコーディングに対する個人的な体験
似たようなところあるかもしれないから。
でも確かにな、これ4文で書けますね、ちょっといきなり言われたら、この人やばくなるかもしれない。
そういう人だと思って対面してるんだったらいいんですけど、
街歩いてて普通にお昼とか一緒に食べてて、あそこを4文で書けるねって言われたらちょっと、おいってなるかもしれない。
さすがに初対面の人とかは言わないですけどね。
そうですね、そうですね。
初対面だったらちょっと若干あれかもしれないですね。
なるほどな。
結構私、本当にクリエイティブコーディングとかそういう界隈に足突っ込んでるようで突っ込んでないっていうか、
自分はそういうことはあんまりやってないんで、知り合いの人たちはいたりはするんですけど、あんまり分かってるようで分かってないところもあるんですよ。
で、結構人それぞれだと思うんですけど、やっぱりモチベーションの部分だったりとか、あとは今日聞いてきた中でも話題にあげましたけど、
どういう感じで書いてるのかとか、結構いろいろ聞いてみたいなと思ってたんですけど、
カニさんの話はどれも自分の想像の斜め上みたいなことが多くて、すげえ聞いてて面白くなっちゃいました。
意外とみんな、これ本当に悪口じゃないんですけど、不思議な感じなんだなって思いました、すごく。
そう見えるんですね。
やっぱり見てる世界が違うなっていう感じがしました、そのいい意味で。
分かるんですけどね、言われれば分かるんですけど、なんか俺も街中歩いててポリゴンみたいだなあ、あのビルとか思うんですよ、やっぱり。
板がこう三角形が複雑に組み合わさった壁みたいなのとか見ると、ポリゴンだなって思うんですけど。
なんかそういうクリエイティブコーディングやってる人たちにもそういう傾向というか性質みたいなのがあるんだなと思ったら、すごい新鮮な感じがしましたね。
なるほどなあ。
そうすると、日々アウトプットしていくののネタ切れは今後も起こらなさそうですね、やっぱり。
そうですね、まあ、ないとは思います。
自分が出入りに飽きなければないと思います。
そうですよね。別にやめる、その一時やめてみるとかも別に全然いいと思うし、なんか逆にそこプレッシャーかけない方が良かったりしないですか、そこは。
そうですね、なんか最初の頃は、続き始めた頃は結構プレッシャーは気づかないうちに抱えてはいたんですけど、最近はもう1日ぐらい取りこぼしてもいいやぐらいの気持ちにはなっておきましたね。
そうっすよね。多分それぐらいの温度感がちょうどいいんじゃないかなっていう気はするなあ。
できなかったらできなかったで、いいやっていう風に割り切れるようにしておくというか。
楽しむっていうのが多分一番大事なんじゃないかなって。
そうですよね。いや、ほんとそう思います。なんかその、いや、ほんとそう思います。
だってなんか、ね、毎日やるって言うほど簡単じゃないですよ。やっぱ飲み会行かなきゃいけない日とかもあるわけで。
人によっては。
食事会とかに誘われたら、会社の飲み会とかだけじゃなくて、知り合い同士とか友達と遊びに行くとかだってあるわけじゃないですか。
そういう中でね、自分に絶対毎日やらなきゃいけないっていうものを貸してしまうと、そこは危うさがあるっていうか、できる人はいいと思うんですけどね、それでも。
あんまりそれをガチッと固めすぎてしまうと、逆にこう失敗しないことが第一になっちゃうというか。
そうするとやっぱ本来やりたかったことなんだっけになっちゃいますもんね。
いやほんとそうですよ。絶対そうだと思うわ。なんかもうWebGLスクールとかでもそういうのをいつも言ってます。
楽しいのがいいんですよっていうふうに言ってるんですけど。ほんとにその通りだと思いますね。
じゃあ今後もそのクリエイティブコーディング、続けられる限りは続けていくっていう感じですかね。
アウトプットに対する反応の不確定性
そうですね。今まで通りなんか淡々とやっていくんじゃないかなっていう気がしてますね。
なんか将来的にこういうふうにしていきたいとかそういうのが具体的にあるっていう感じでもないですか。
うん。なんか全然そういうのがないからこそこの日々の積み重ねを大事にしてるみたいなところはあるかも。
なるほどな。なんかそうですよね。別になんか見返りだったりとかそういうもののためにやってるわけじゃないんですもんね、最初から。
うん。そうですね。趣味みたいなもんなんで。
なるほどね。なんかそういうやっぱこれはなんかわかんないけど、やっぱ人によるというか性格によるんだろうなっていう感じもしますよね。
何かこう見返りがないとどうにもエンジンかからないっていう性格の人も絶対いると思うんですよね。
よしあしではなくて単純にそういう性質の人っていると思うんで。
そういう人だとなかなか毎日特に何の反応もなくてもただ作るっていうのができる人とできない人がいそうな気がしますけどね。
なんかちょっと、ちょっとぐらいは反応は気にしてはいますけどね。
Twitterで上げていくといいねが来るんで数字比べちゃったりとかしますけど。なるべく気にしないようには。
そうですよね。別に寄りどころにはしてないっていう感じですよね。
なんかたまに自分の思ってなかった、自分がそんなにいいなと思ってなかったスケッチが伸びたりとかしてるの面白いですね見てて。
いやわかる気がするなそれ。それ超わかる気がします。
逆に反応してほしいやつが全然受けなかったりとか。
そうっすね。いやわかるな。
総本山の記事もそうっすよ、本当に。俺の中で、もう最近ここ数ヶ月最強の記事書いたわと思っても、いいね一回もつかないとかありますからね。
いいね全くつかない。えぇ、超なんか俺のテンション上げ上げでこの記事書いたのに誰も反応しねえしっていうのとかマジでありますね。
でなんかこう、特に紹介するもんないから過去のなんかブックマークしてたものの中から引っ張り出してきただけの記事とかがめっちゃいいねされたりとかあります確かにそれは。
なんかよくわかんないですよね反応って。
よくわかんないですよね確かにね。
だからなんか私もこう日々アウトプットするときに自分のよしよしあんまつ考えない方がいいなって思ってますねなんか無意識に。
作品のクオリティについて
自分で自分を評価するのマジで意味ねえなと思います。
いいって判断するのも悪いって判断するのも自分でしちゃって実際そうかどうかって絶対一致しないから。
わかんないけどとりあえず出してみるっていうことが結構ある多い気がしますね。
それに通ずるもんがあるのかもしれないですねクリエイティブコーディングにも。
そうですね。
確かにね。この作品の何がいいってまた言語化するのも難しいじゃないですか自分がその見る側になった時に。
自分がいいねした作品なんでいいねしたんですかなんでこっちはいいねしなかったのにこっちはいいねしたんですかって言われて。
いや別にそんなこと考えてないじゃないですか。
なんとなくこう脊髄反射でいいなって思ったらポチっていいねするから。
あんまりこう自分で事前にこれは良いもの悪いものみたいなのを決めない方がいいなっていうのは私も結構感じることがありますね。
実際多分カニさんもツイートする時にあんまりそうこうは考えてないですもんね多分。
そうですね。もうデイリーでやってるととりあえずツイートするかぐらいの感じですね。文字数収まったし。
そうですね。
でもなんかちょっとこれもしかしたら答えにくい質問になっちゃうかもしれないですけど、
事前にこう自分で作品の良し悪し分からないっていう話をしてきた中でこんなこと聞くのもちょっとあれかもしれませんが、
とはいえなんかやっぱレベルの差ってあるなっていう風に感じる時があるというか、
クリエイティブコーディング誰にでもできるし気軽にやれるものだし、
その良い悪いとか勝ち負けじゃないというかっていうのはあるんですけど、
やっぱなんかすげえって感じるものを作る人とそうじゃない人っていると思うんですよね。
その誰がってことではなくて。そういうのってあると思ってて。
で結構その、私自身があんまりクリエイターじゃないからっていうのもあるんですけど、
見ててこのアウトプットのセンスすげえなっていう風に感じる人ってやっぱ何人かいて、
結構カニスさんの作品とかはやっぱちょっと一風…一風じゃないか違うというか、
ちょっと…
そうですか。
ちょっとやっぱなんかかっこいいというか何て言うんだろう、レベルが高いなって感じるんですよね。
なんかその辺のこう気をつけてることというか、例えば何なんだろう、
さっき自分でゴールを決めるみたいな話もありましたけど、
なんかここまでやったらっていうところの満足できるラインが人によって違うとか、
そういうところがやっぱ差になって現れてくるんですかね。
でも確かに言われてみるとクオリティラインみたいなものは多分無意識のうちに引いてる節はあって、
なんかデイリーでやってはいるけど、
その全く同じ絵はあんまり出さないようには気をつけていて、
なんか別にその、何だろうな、高尾さんとかみたいな、
そのデイリーコーディングずっと続けてらっしゃる方とかだと、
なんか同じ絵が出てもいいでしょうぐらいの気持ちだと思うんですけど、
自分の場合はまだそこまで気持ちが至ってないので、
なるべく違う絵出そうとはしてはいるんですよね。
クリエイティブにおけるレベルの差
で、その中でその出てくる絵の、なんか偏りみたいなものは確かにある気はしてて、
自分の好みみたいなところだと思うんですけど、
なんかノイズとか使うとすぐ切れない絵は出せるけど、
その歪ませ具合の自分のお気に入りのスポットを見つけるぐらいの、
なんかそういうラインはありますね、確かに。
いや本当なんか言葉で説明するの本当になんか難しい感覚なんですけど、
なんかね、いやこれ本当何の芸術とか何のクリエイティブにも言えると思うんですけど、
いっぱい人がいていっぱい色んな作品を出してて、
みんな別に一生懸命やっててそれ自体は悪いことじゃないし、
いいことなんですけど、でも言うてその中でもレベルの差っていうか、
この人なんか違うなっていう人ってどんなクリエイティブの世界にもいると思うんですよね。
やっぱそういう人たちがね、他の人たちと何が違うのかって俺結構すごい考えちゃうというか、
写真とかもやっぱそうなんですね、写真撮ってて誰でも写真って撮れるじゃないですかぶっちゃけ。
でも真面目にちゃんと写真勉強するとめちゃくちゃ奥が深くて、
でそれをその聞きかじった通りにやってみたりするんですけど、
なんか俺の写真別にパッとしないなって思っちゃうし、
なんかやっぱそのフォロワーがめっちゃ多い写真系のアカウントの人とかの写真を見ると確かに、
いやなんか違うなって思うんですよね見て。
同じような街の風景ただ撮ってるだけっぽい写真なのに、
なんで違うんだろうっていうふうに思うし、
多分そこを自分でこう見て言語化できないとしたらわかってないってことなんだろうなと思って一生懸命紐解こうとしてみるんですけどやっぱわかんないんですよね。
わかんないからなんか、ちょっとわかんねえからとりあえず放置っていう感じで、
アウトプットから見えるクリエイターの特徴
わかんないならわかんないで諦めちゃうというか、
辛くならないように一旦そこで考えるのやめちゃうんですけど私の場合は。
ただそのやっぱどんなクリエイティブにもどんなアートの世界にも、なんかその悲しい現実じゃないけどやっぱレベルの差みたいなのってあるような気がしてて、
でクリエイティブコーディングの文脈だと多分作品1個で完結しないっていうのが面白いところだと思うんですよね。
写真の場合も写真展とかってなるといっぱい写真があって、それ全体として見たときに感じることっていうのがやっぱあると思うんですけど、
なんかクリエイティブコーディングの世界も作品1個で物語になっているものももちろんありますけど、
なんかその日々のアウトプットされてきたものを全体的に見ていったときに、
この人やっぱこういうもの作るなっていう感覚に見えるものとかあったりすると思うんですよね。
だからパッと見の印象がなんかこう手抜きとかシンプルだからとかそういうなんかすごい狭い領圏のことを言いたいわけじゃなくって、
もっと広いスコープで見たときに、日々のアウトプットされているものを全体的に眺めたときに、
なんかこの人やっぱちょっと違うなっていうふうになる人と、
あんまりこう言い方ちょっと良くないですけど、変わり映えしない感じがしてしまう場合とあるような気がしてて、
なんかその差はね、本当どっからくるのかなーみたいなのはすごいなんか感じるというか不思議に思うことが多いですよ。
個人的な話になっちゃいますけど。
なんか意外となんか本人も気づいてないというか、なんか感覚でやっちゃってるのがこう表情化しちゃってる。
で、それを他の人が見てこう近くできるっていう、なんか本人あんまり気づかずやってるパターンも結構ありそうな気はしますね。
そうなんですかね。
まあだからそこらへんってこう本人的にはどう思ってるのかなみたいなことをなんか俺すぐ聞きたくなっちゃうんですけど。
いろんな人と話してる時にいつもそういうなんか答えにくいことばっかり聞きたくなっちゃうんですけど。
カニさんの場合はじゃああんまりそこまで自覚的ではないというか、
自分なりに線を引いていくっていう話がさっきありましたけど。
一応そのなんか何かしらのクオリティラインは設けてはいるんですけど、
他のクリエイティブコードの方のスケッチとかと見比べると、なんか自分の作ってるものってそんなになんか特徴がめっちゃあるとかでもないので、
なんかどっちかっていうとそのアウトプットもまあ一応大事にはしてるんですけど、
コードとアウトプット50%ずつぐらいの感じで制作物として考えてて、
コードも含めて作品みたいな感じの感覚って言いますね、自分の場合は。
そのコードも作品っていうのはなんかその書いてる時間みたいな部分も含まるんですか、そこには。
そうですね、ちょっと前、去年だったかな、YouTubeでそのつぶやきプロセッシングをしている様子の収録を上げてたりしてた時期があったんですよ。
で、つぶやきプロセッシングってツイートのコードからだと全然解読しないとわからないので、
そのコードを書いてる様子っていう文字を詰めてる最中っていうのが多分一番クリエイティブだと思ってて、
アウトプットのコードだけじゃなくて、ここのコードをこう書いてると文字数が縮まるよとかこの絵が出るよみたいな、
そういう試行錯誤してる時間も含めてのクリエイティブコーディングと思ってますね、自分は。
なるほどなぁ。でも本当そうですよね、なんか一番最後に出来上がったグラフィックス一枚だけじゃない部分があるってことですよね。
その裏に隠された試行錯誤の表に出なかった行動たちがいっぱい、いろんな可能性があるんですよね。
確かに。いや、本当そういう配信とか見てるの結構楽しいですよね。視聴者として見てるのも楽しいし。
クリエイティブコーディングと制作過程
なんかその、やっぱ意思というか考えみたいなところが見えますもんね、やっぱそういうところを見てると。
どういう過程で作ってこういう絵になってるのかっていうのは、やっぱりそういう制作過程みたいなのを見ないとわかんないんですよね。
いや、本当そうだなぁ、本当そうっすね。なんかつぶやきGLSLとかも最終的な結果だけ見ちゃうと、もう何が何だかわかんないから。
何が何だかマジでわかんないから。どうやったあの形になってったのかとかがね、見れたら本当面白いだろうなと思いますけど。
でも言葉でちゃんと説明付きでやってくれなかったら多分わかんないと思いますけどね、その描いてる様子だけ見てても。
確かに。
なるほどなぁ、確かにそうっすね。いや、でもその考え方すごくいいですね。その出来上がった絵だけじゃないよっていう。
少なくともその本人にとってそういうものであればいいと思うんですけど、見る側からしたらね、作品だけ見てすごいでも全然いいと思うんですけど、
本人の中でその経験とか体験みたいな部分も含めてクリエイティブコーディングだよっていうのは、なんかすごい名言っぽいですね。
今日一の名言出ましたっていう感じがしました。
なんかでも、自分の場合はさっきクオリティラインの話をしたんですけど、このスケッチとしてここで完成させますみたいなラインを絶対どこかで引かないといけないんですけど、
そこが結構優順不断で迷ったりするんですよ。
で、その後ろにある見えてない部分、ここの変数こうしたらこういう絵になったのになみたいな可能性も含めて、なんか届けたいみたいなところはあって、
そのコードとアウトプット半々でって言ってたんですけど、なんかそういうところも多分理由としてはあると思いますね。その制作過程も含めてって言ってたのが。
なるほど、確かにそうですね。それが何かしらの形で残ってればね、誰かのアイデアになるかもしれないですもんね。
うん。
うーん、なるほどなぁ、確かにそうですね。
雑誌連載のテーマと連載内容
いやなんか本当にあれですね、なんかすごくいろいろ、自分の想像以上のことをいろいろ考えながらクリエイティブコーディングされてるんだなと思うと、なんか聞けば聞くほど頭が上がらなくなってきますね。
いえいえ、全然そんな。
いやまああんまりこうやってなんかそのクリエイティブコーディング自体のハードルを上げちゃいけないなと思うんで、楽しくやればいいんですよっていうのが大事だとは思うんですけどね。
はい。
いやこれ本当になんかあの、見た時すげえびっくりしたんですけど。
自分も話が来た時めっちゃびっくりしたんですよ。
はい、あの雑誌のソフトウェアデザインっていう雑誌の連載を担当されているということで、ちょっとそのあたりの話をね聞いていけたらなと思うんですけど、
一応そのソフトウェアデザインっていう雑誌がどういうテーマを扱ってるかとか、あとはそのカニさん自身がどういう連載をされているのかとかちょっと聞いてもいいですか。
はい、そうですね。なんか自分はそんなにあんまり読んだことはなかったんですけど、ソフトウェアデザイン自体は割とバックエンドとかシステム系のエンジニアさんが多分読者に多いと思いますね。
はい、そういう系の記事がよく連載されていて、その中で3JSの連載、6回くらい連載をするんですけど、
3JSでお手軽3Dプログラミングっていう連載を先月2月に発売した号からやってますっていう感じです。
いやーすごいですね。2月に発売される3月号みたいな感じでしたっけ?
そうですね。ちょっと雑誌ややこしいんですけど。
連載の始まり
雑誌はだいたい翌月とかですもんね。だから2月発売の3月号の中に連載の第1回が出てるっていう感じですか?
そうですそうです。
じゃあまさに今最新号を買ってもらえればみたいな感じの状況ってことですね。
最初から読めます。
いやーもうマジこれびっくりしました、あの見たとき。えーと思って。
なんかどういう経緯だったんですか、これは。
もともとは僕がKiitaで3JSの記事を書いてたんですよ。
3JS超入門っていうなんかすごい大それたタイトルつけてたんですけど。
大それたタイトル、はい。
それをだいぶ前、4年くらい前に書いた記事があって、いまだになんかいいねとかされてはいるんですけど中身はちょっと古いままなんですけど。
それをソフトウェアデザインの担当者さん、編集さんが目にしたらしく、そこから連絡が来て連載をやりませんかっていう形で依頼が来たっていう感じですね。
めちゃくちゃびっくりしました、僕も。
そうですよね。
いや俺もしそんなん来たら本当にびっくりすると思いますわ、雑誌の連載とか言われたら。
しかもなんか商業紙でちゃんと記事を書くっていうのが初めてだったので、なんか本当に大丈夫なのかよっていう。
いまだに本当に大丈夫だったのかなって思ってます。発売されてるのに。
いまだに、はいはい。
いま分かる気がします。なんか私も一応雑誌ではないんですけど、書籍は出したことがあるんで、なんかその感覚は分かる気がします。本当にこれでええんかっていうのは。
3JSの入門内容
でも雑誌ってなるとちょっとまた勝手が違いそうだなっていうのもあったんで、なんかその辺もちょっと聞いてみたいなと思ったんですけど。
基本的にはなんかあれなんですか、毎月原稿を出すっていう感じなんですか、最初に全部書くのかではなくて。
毎月一応、まあ最初に全部書くこともできるとは思うんですけど、自分の負荷的に難しいので、毎月締め切りに間に合うように書いてるっていう感じですね。
連載の内容は、さっきもおっしゃっていただいた通り3JSの入門っていう形だと思うんですけど、本当に内容はオーソドックスに3JSの使い方を説明してるみたいな感じですか。
そうですね。3JSの最初は使い方とか開発環境をNode.jsで立ててっていうところから始まって、
あとは基本的な座標の概念とか、グループにまとめたりとか、アニメーションとかシェーダーを触ってみたりみたいな一通りを想定してますね。
もし話せないことだったら無理に言わなくて大丈夫なんで、質問数だけしてみたいなと思うんですけど、ソフトウェアデザインの担当者さんが聞いたの記事を見て、
お声掛けしてくれたって話でしたけど、こういうものにしたいんですとか、こういう理由で今3JSを特徴したいんですみたいな、
そういう具体的な目的意識というかどういうためにやるみたいなところってあったりするんですか。
あんまり聞いてなかったかもしれないですね、そこは。
でもなんかそのソフトウェアデザインの中でグラフィック系の記事を扱うっていうのが全然してなかったっぽくって、最近。
そうですよね。
なんか久しぶりにグラフィックやりますみたいな空気感ではありましたね。
今の時代だったらウェブでしょうみたいな感じだったのかな、どうせなんかわかんないけど。
いや結構なんか思い切ってるなって思うんですよね、なんか本当にソフトウェアの話をしてる雑誌で、
ウェブのライブラリを使った表現の連載って結構異色なんじゃないって思ったから。
異色ですね。
なんかその辺のなんか思想というか、そういうのがなんかあったのかなと思ったんですけど、事前に別にそこら辺の説明とかがあったっていう感じでもなかったんですね。
そんなに細かく説明はされずっていう感じだったと思います。
実際どうなんですか、やっぱ大変ですか、書くの。
大変ではありますね。ただ初回を乗り切ったんで多分もういけるかなっていう気持ちにはなってはきてますけど。
正直どれぐらい時間かかりましたか、ざっくり。
なんかその1回、連載1回分の記事の、記事書くだけじゃなくてスクショ撮ったりとかもあると思うんですけど、
全体として、どれぐらい、なんか俺の想像では月1で出さなきゃいけないとしたら、
多分そうだな。俺だったら多分20時間以上は書けないな、多分。
ドンピシャそのぐらいですね。
20時間ぐらい。
まあそれなんですね。
毎月20時間ぐらい見てやってますね。
そうですよね。
どうしてもなんか調査をして確かめないと心配になっちゃうので、
そのMDNとかちゃんとした公式のリファレンスを見て整合性をとってってやっていかないといけないので、そこの確認作業とか結構時間がかかりますね。
そうですよね。いや、ほんとそうだと思うし、なんか仕事しながらそれやるのめっちゃ大変そうなこと思っちゃいますけど、どうなんですか?
今んとこ無理なくできてるんですか?あそこで無理してますとは言えないと思うんですけど。
そうです。一応半分仕事みたいな感じでやらせてもらっているんで、その会社の名前を出しているって言って。
なので、まあめちゃめちゃしんどいっていう感じではないんですけど、一応毎月締め切り前は結構しんどくはなりますね。
そうですよね。なんかちょっと想像ですけど、普通のなんか書籍を出す場合だと、まず第1案の総考って呼ばれているような原稿を一番最初に編集さんに出して、
単純に点作、その、誤字脱字みたいな点作をしてもらったり、あとは1回メートしてもらって、ここはこういう風な補足が必要じゃないですかみたいなのが返ってきて、
みたいなのを多分2,3往復ぐらいして、場合によってはレビューアーさんに入ってもらって、そのレビューアーさんの意見を聞いて、
まあまた2,3回やって、だいたい終わりかなぐらいの感覚なんですけど、私の中では。雑誌の場合もやっぱ似たような感じで、何回か行き来する感じですかね。
そうですね。それでいうと、今回ソフトウェアデザインさんの方で、そのグラフィック系に詳しい方ってあんまり多分いらっしゃらなくて、
点作でいうと本当に文章の文字ここが違いますよとか、そういうレベルの構成を書いた本人と編集さんとで2,3回やってっていう感じですね。
雑誌の連載について
なるほどな。じゃあやっぱりその辺はあんまり変わんないのかもしれないですね。雑誌だから結構スピード感が大事だったりするのかなとか、いろいろ想像しちゃいますけど。
そんなに言うほどボリュームはめちゃめちゃ多いわけでもなくて、初回は8ページだったんですけど、2回目以降は6ページでなってるんで、ちょっとボリューム減った分楽にはなっては来てますね。
なるほどね。8ページは結構あるじゃないですか。8ページは。なかなかありますよね。
なかなか図も作らないといけないし、コードも載せてみたいな結構大変でした。
いやーすごいな。なんか俺も経験がないから想像で話すしかないけど、プレッシャーすごそうだなって思っちゃいますね。
すごいですよ、プレッシャー。
プレッシャーすごそうっすよね。
ずっとずっとかかってます。
いやー本当ですよね。
そうだよな。雑誌の連載はちょっと、普通に商業出版の書籍を出すのと同じっちゃ同じなのかもしれないけど、雑誌の方が、なんて言ったらいいのかな、雑誌の方がこう、
例えば書籍だと、それに興味がある人が読んでるじゃないですか、書籍だったら。でも雑誌ってそうじゃない人も見てると思うんですよね。
だからそういう意味で、視聴者側というか見てる側の属性がばらつくというか、そういうとこありそうな気がするんですよね。
だから、もし自分で雑誌の連載とかやらなきゃいけなくなったら、すげー悩みそうだなっていう想像するんですけど、大変そうですね。
大変そうだな。 それで言うと、ソフトウェアデザインで扱ってるのは結構システム系とかバックエンド系が多いので、
その3GSの記事の方の内容も割とクラスとか継承とかを軸にして解説をするようにはしてて、
だから本当に初めてフロントエンドやりますっていう人向けっていうよりかは、多少言語の知識はあって、
クラスも継承もわかりますよぐらいの人を想定して記事を書くようにはしてますね。
なるほど。なんかその辺はいろいろ、雑誌の種類によっても変わってくるだろうけど、ソフトウェアデザインの場合は確かにそうですね。
エンジニアリングというかソフトウェアの設計とかを普段やられてるような方々が多分読者になるから、
絶対そこら辺は前提にしちゃっても。 そうっすよね。
だからなんか、やっぱちょっと普通の書籍の感じとちょっと違うというか、大変そうだなって思いますね。
どっちが大変なのかはどうにも優劣はつけられませんけど、両方やってる方とかもたまにいますけどね。
普通に雑誌の連載もやってて書籍も何冊も出してる人とかもいたりはするし、
グラフィックス界隈とかではなくって普通にソフトウェアとかプログラミングっていう文脈で見たときはそういう人いっぱいいるなと思いますけど、
あんまりないですもんね、この界隈で書籍のネタになることってあんまりそもそもないから。
そうですね。結構すぐ入れ替わっちゃうんで、情報が。
そうですよね。
雑誌の連載と書籍の違い
なるほどなぁ。
なんかそこで、いや、3GSじゃなくてプロセッシングにしましょうみたいなのは別になかったんですか、そこは。
それはなかったです。なんか3GSありきで企画が来た感じです。
いやーすごいなぁ。
でも本当に間口を広げてるっていう意味では、すごい意義のあることだと思うんで。
ご本人から企画したものではないとはいえ、相手からお願いされてやっていることとはいえ、すごく意義の大きなことをされてるなっていうふうに思うんで。
大変だと思うんですけど、頑張って続けていきましょう。
ちょっと半年、6月ぐらいまでは続くので、ちょっと頑張ります。
なんか一応こんな感じの話をしようみたいなのはもう大体決まってるんですか。
そうですね。初回の記事を書く前に、一応編集さんとは全体でこういうネタをやりますよみたいなトピック案みたいなものを送ってて、
大体は決まってはいるんですけど、やっぱり書いてみると文章量が足りないから次の回から持ってきたりとか、いろんな調整があってどんどん中身変わっていくんですよ。
あれあれですね。
それはあれあれですわ、本当に。書いてみたらやっぱダメじゃんのパターンは。足りないっていうのもあるし、入りきれないっていうのもありますからね。
うん、ありますね。
いやわかる気がします。結構本当になんかわかんないけど、書籍を執筆されたことがあるプログラマーさん全員を平均にとったらわかんないんですけど、
私の場合は結構こういう内容にしようって言ってアジェンダ的な感じで書き出していくんですけど、その通りにはならなかったですね。
その通りにはならませんでした、私の場合は。
どんどん変わっちゃいますよね、書いていくと。
どんどん変わっちゃいますね。
うん。
やっぱ特になんか、やっぱこれ説明してからじゃないとこれ言えねえなっていうのがいっぱい出てきちゃうんですよね。
最初はなんとなくこう自分の中に思い浮かぶものでポンポンポンって項目を書き出していくんですけど、
いやこれ言うためにはまずこっちから説明しなきゃダメじゃんみたいなのがいっぱい出てきちゃって、
どんどんページ数が膨らんでいくっていう、地獄のような自分で自分の首を絞めていく行為をしてましたね。
それで言うとあれですね、連載だともう1回2回とか出てしまった後に差し替えがきかないんで、順番変えれなくなっちゃうのがちょっと怖いですね。
そうですね。やっぱある程度先に、ある程度の段取りまではつけておかないと結構後々取り戻せないっていうのは難しい部分もあるかもしれないですね。
雑誌の連載の制作過程
うん。
そうっすよね。まあ書籍だったら出す前だったらいくらでも直せますからね。雑誌だともう出ちゃってるってことになるから。
大変だよな。
落としようもない。
だから小説とかもなんか連載ものの小説と書き下ろしで一冊で出てくるやつとあると思うんですけど、それに近いのかもしれないですね。
うん、そうですね。
全体像はなんとなくイメージした状態で、でも小さくはまとめて一つの完結したストーリーとして出していかなきゃいけないから。
大変そうだな。なんかそんな時にこんな収録をお願いしちゃってなんかすいません。
全然大丈夫ですよ。
全然大丈夫ですか。
まさか呼んでいただけなんて思っちゃったんで。
いやいやいや、もうこのなんか雑誌の話見た時に、いやもうこれ今呼ぶしかないと思って、すぐ呼ばなきゃと思いました。
ありがとうございます。
だってね、これもう全部連載終わっちゃってからじゃちょっとあれじゃないですか、また。
そのタイミングでね、話を聞くよりかは、今から追いかけられるタイミングで聞いた方が絶対いいなと思ったから。
はい、まあ結構ノーマライズFMはもうそんな感じで、そんな感じでゲストに声をかけています。私の気まぐれで。
みんななんか呼ばれてすごい、自分なんかが呼ばれると思ってませんでしたみたいなのをみんな言ってくれるんですけど、
俺からしたらね、俺からしたらもうみんなすごい人なんで、こうやってお話聞けるだけで本当に嬉しい楽しいって私自身は思ってるんで。
こちらこそですね。
あんまり、あんまりなんかこういう機会もないからね、なんかせめていい思い出にしてもらいたいなって思ってはいるんですけど、
でもあれですね、今日はかなり、なんかカニさんはもう全然落ち着いて喋ってくださるんで。
あ、よかったです。
私としては喋りやすい感じではありましたね。
雑誌の連載とか、本当雑誌とかだって、下手したら今後何十年かでなくなっちゃうかもしれないじゃないですか、紙の雑誌なんて。
そうですね。
すごい貴重な経験というか。
まさか自分が雑誌に載る記事を書くなんて思ってなかったですからね。
いや、本当そうですよね。そこはなんかあらかじめ人生の予測リストに入れらんないですよね。
なんか凄まじいスピードで実績解除してしまったみたいな気持ちですね。
まあそうだよな。本当そうだと思います。俺も自分がなんか書籍書いたりとか、そういうことできるようなことは全く思っていなかったし、
いまだになんかもう、本当に俺なんかでいいんですかって思っちゃいますもんね。
だからなんかおっしゃってることはすごくわかる気がしますね。
でもそれをちゃんとこうやれてるっていうのはやっぱさすがだなってのもありますよね。
でもなんか自分の性格的にその追い込まれないとやれないタイプなので、
あえて引き受けることによってやってしまおうみたいなとこはあります?
そうなんですよね。なんかわかります?それ。俺もそういうタイプです。なんか追い込まれないとやれないですよ。
だからすぐね、アグラ書いちゃうんですよね。
なんかこう、いっかなーってすぐ思っちゃうし、なんか緊張感がないというか、まあ大丈夫だろうってすぐ思っちゃうから、
なんかこう、ケツを叩いてくれる何かがあるとやっとやる気が出てくるんですけど、
なんかちょっと不思議だなって思うのは、なんかそういう性格なのに日々日々続けたりとかはできるんですよね。
確かにそうですね。
夏休みの宿題とかも絶対最後までやる気が起きなくて、
全然やってませんでした。
そうですよね。めちゃくちゃ溜めちゃって、もうなんかやっぱさ、やっぱ日々やっとけばよかったんじゃんって後で後悔するんですけど。
宿題とかはダメですね、僕は。なんか自分の好きなことは続くけど、そういうなんか与えられたタスクみたいなやつは絶対最後まで残すタイプでした。
いや、そうですよね。だからなんかそこもやっぱなんか不思議、不思議なような感じもするけど、
自分で、自分でやる、やりたいって思ったら全然苦じゃなく、人がびっくりするようなね、頻度でできるのに、
やんなきゃいけないってならないとなかなかエンジンかかんないっていうその性格がこう、同居してるっていうのがちょっと面白いですよね。
多分やることによってその特性が分岐してるみたいな感じですね。
いや、ほんとそうだと思います。なんか、なんかこう、本当にね、嫌なこと全然やりたくないんですよね。
やりたくないです。
自分の、自分でやりたいことだけやっていたいんですよね。だから、まあそれがこう突き詰めていくとそういう結果になっちゃうんでしょうね。
宿題はやりたくないけど、自分の好きなことは毎日でもできるっていう風になっちゃうんでしょうね。
なるほどな。
クリエイティブコーディングと日々のアウトプット
なるほど。じゃあちょっと、雑誌の話から少し脱線してしまったんですけど、6月ぐらいまではちょっとまだまだ連載の執筆とかもあるっていうことなんで、大変だと思うんですけど、
でもクリエイティブコーディングとか日々のアウトプットはやっぱり継続していきたいっていうのは変わらないですもんね、その中でも。
そうですね。もう日常みたいな感じなので変わらないですね。
もうそこはなんかあれですよね。自分の中で負荷というか、消費するものになってないというか。
逆になんか、むしろ瞑想タイムみたいな感じで回復してるまであるかもしれないですね。
なるほど。その執筆で消耗したMPをそこで回復していると。
うん。
なるほど。まあそうですね。いやわかるような気がするけど、なんかちょっとやっぱ変な人だなって思いました。
そういうところがないと続けられないのかもしれないな。
いやでも本当に今日の話の中で一番俺が共感できたのは、楽しくないと続けられないっていうのは、マジでそうだと思いますね、本当に。
多分、書籍の執筆とかは楽しい作業ではないんですけど、とはいえ、自分の使命感に駆られてじゃないけど、やるからにはちゃんとやらなきゃなって。
そういうものに取り組むモチベーションはそれはそれとしてあると思うんですけど、それとは別にこうやっぱ、日々やるってなると楽しいっていうものをガソリンにしてエンジン吹かしていかないとダメですよね。
いやそれは本当にその通りだと思いますね。だから多分、カニさんの場合も楽しいって感じる限りはずっと続けていくんでしょうね。
そうですね。楽しくなくなったらちょっと一旦休止してみたいな感じになると思います。
いや本当そうですよね。別にそれも悪いことじゃないと思うもんな、俺は。なんか一回離れてみるっていうのも全然いいと思うし。離れてみたらまたやりたくなってくるかもしれないですからね。
♪
初めに
はい、えーとでは今日もですね、結構あっという間に時間が過ぎていって、本当になんか、今日本当に初めて話す感じだったんですけども、いろんな話が聞けて、すごく楽しい時間だったんであっという間に時間が過ぎちゃったんですけども、今日はこのあたりで終わりにしていきたいと思います。
はい、で最後にカニさんの方からお知らせなどありましたらお願いします。
はい、先月発売したソフトウェアデザインの2023年3月号から3JSでお手軽3Dプログラミングという連載をしております。
もしご興味ある方いらっしゃいましたら、ぜひご購入をよろしくお願いします。以上です。
はい、まあちょっと本編の方でも出てきましたけど、6ヶ月分あるっていうことなんで、はい、あのぜひ、ぜひ皆さん全冊買っていただいて。
これなんか電子版的なのもあるんですかこれって。
電子版もあります。
内容は全く同じように出てる感じですよね。
そうですね、内容は一緒でレイアウトだけ若干違うって感じですね。
はい、まあちょっと紙で買うのはなーって人もいるかもしれないんで、そういう方は電子版もあるということなんで、はい、ぜひね興味のある方は見てみてもらえたらと思います。
なんか私もちょっと全然あの実物見ないで今日喋っちゃったんですけど、後ちょっとポチっときます。
はい、一応手元に手元にあります。
そうですね、これちょっと今ポッドキャストだから映像がないけど、私の今目の前に見せていただいたやつが、実物がかにさんの手元にあるということで。
なんかやっぱ実物手元にあるとちょっと実感わきますよね。
そうですね、しかもなんか新伝採なので表紙にまでタイトル書いてあって、本当、これ本当なのかなと。
自分が書いたやつが本当に紙に載ってるっていう。
紙になってるわーっつって、いやーわかります。
なんか、あの書籍の普通の商業出版の書籍の場合も見本の本が届くんですけど、その時点でなんか本当に出るんだっていう気持ちになるんですけど、それと似たような感覚なのかもしれないですね。
はい、ありがとうございます。じゃあ、もしその雑誌を見た方とかいらっしゃったら、ぜひ感想とかもかにさんに直接伝えていただく形でもいいと思いますし、もしよければノーマライズFMのハッシュタグ付きでつぶやいてもらえればそれもキャッチアップできると思いますので、
何かね、その雑誌に関わることでも今日の話した内容に関することでもいいので、何か思うところがあればね、ぜひ皆さん感想を聞かせていただけたらと思います。
お知らせ
はい、じゃあかにさんちょっと長い時間になりましたけども、今日はお付き合いいただいてありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
はい、ありがとうございます。じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。最後まで聞いてくださってありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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ありがとうございました。
ありがとうございました。
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