面白さ音痴の考察
こんにちは、のらじおのmuroです。
こんにちは、かえです。
最近ね、これのらじおで話したかわからないんだけど、
僕、1年ぐらい前から、もうちょっと前かもしれない、
面白さについてちょっと考えたことがあるんですよ。
で、世の中には、面白さ音痴の人がいるかもしれないと思ったんです。
味音痴みたいな、味がわからないみたいな。
方向音痴、方向がわからないみたいな。
で、音痴そのものも音がわからない、音律がわからないっていうことじゃないですか。
で、面白さ音痴みたいな人がいるのかもって思って、
ちょっと詳細は省きますけど、
あるコンテンツを作ったんで見てくださいって言われて、
別に僕何かのコンテンツをジャッジできるような、評価できるような人間じゃないから、
なんかちょっと無視してたんですよね、その要望。
でもどうしてもやってくれって言うから、
そのコンテンツを鑑賞してみて。
僕の感想は、つまらないっていう感じだったんですよ。
で、つまらないのは、いくつか理由があると思うんですけど、
一つは企画自体が、なんていうのかな、
凡庸というか、よくある企画。
コンテンツの評価
でもよくある企画でも面白くなることって全然あるから、
こないだ僕、ある会社の合宿について行って、
そういう仕事があるんですよ。
ある会社の合宿について行ったんですけど、
テレビでよくやるゲームとかをみんなでやるんだけど、
めちゃくちゃ盛り上がりましたからね。
だからよくある企画だからダメってことはまずないじゃないですか。
それって見せ方とかやり方とか盛り上げ方みたいなのがあって、
うまくやればちゃんと面白いわけなんだけど、
いずれにせよまず企画の切り口みたいなのがすごく普通やなって思ったんですよ。
で、それは質問者が回答者にある質問をして、
それについて2人の意見が出るみたいなタイプのコンテンツで、
企画が良くないっていうことは、全体シリーズがいくつかあったものなんですけど、
シリーズ全体の企画構成も企画としては普通だなって思ったんだけれども、
それは別に何でもいいじゃないですか。
で、その会の企画も普通だなと思ってて、
その質問者が質問するっていう構成なんだけど、
質問自体も普通だったんですよ。
で、回答者の回答も普通だったんですよ。
で、全部予測可能な範囲内にあって、
で、その会話からコンテンツに携わっている人の色みたいなのが全然見えないわけですよね。
ずっと普通のこと言ってるから。
100人いったら、大体65人くらい同じこと言うよねみたいなこと言ってるから、
コンテンツを受け取る側も心の動かしようがないんですよね。
例えば写真撮るときに、
じゃあ写真撮ります。1-1は2って言って、
あんまり笑う人いないと思うんですよね。
普通じゃないですか。
100人いたら65人はそれを言うじゃないですか。
で、これを面白くできる人もいると思うんですよ。
あらかじめ秒温めておくとか、ずっと表記の動きをしてるとか、
いつものやついきますよ、みたいな感じで毎回利用しておいて、
じゃあ1-1は2みたいな、こう盛り上げる人もいるから、それでおもろいみたいなのもあるけど、
そういうのもないから、ずっと平板というか、
これを聞くことによってこっちの気持ちがどういうふうに動けばいいのかわからないみたいな感じだったんですよね。
だから僕は、とんがっているところがないので、
何かとんがっているところを作って、変わった質問にするか変わった回答にするかをして、
コンテンツの消費者側の気持ちとか心みたいなのを揺さぶるようなことをしないといけないと思うんですよねって言ったら、
へえ、そういう意見もあるんですねって言われて、
そういう意見もあるんですよねってどういうことだろうと思ったんだけど、
コミュニケーションと面白さ
あんだけすごく聞いておいてって思って。
褒めて欲しかったんじゃない?
でも褒めるとこないので、
で、まあまあ別にいいんだけど、
あなたは何が面白いと思いますかって聞いたの。
面白いものがあっても作り方がわからないとかあるじゃない。
別に、この料理おいしいなって思っても、それを再現できると限らないじゃん。
この音楽美しいなって思っても、それが再現できると限らないみたいなことがあるから、
これ面白いなって思っても、それを再現できないみたいなこともあるだろうなって思って、
じゃあ何のこと面白いと思いますかって言ったら、
まあ結構みんなが好きな人気コンテンツの名前をバーって出して、
ああそうなんですね、それどこが面白いですかって言ったら、
そうですね、まあみんなも面白いって言ってるしって言ったんですよ。
で、その時に僕はって気づいたんですよ。
この人の中に面白さがないんだって思ったんですよ。
何が面白いかはみんなが面白いと思うかどうかなんだって。
だから企画が煩悩だったんだって。
みんながその企画をやってるから、同じことをすれば面白くなると思ったんだこの人はって思って、
そう言ったんだけど、まず自分が何が面白いかを考えて、
でそれが刺さらない人も全然いると思いますよと。
あなたが面白いと思ったこと1000人いたら999人面白くないと思うかもしれません。
でも1人面白いと思えばいいじゃないですかと。
1万人いたら1人面白いと思えばいいじゃないですかって。
で日本で1万人の中から1万分の1で面白い人いたらいくらになりますかと1000人はいるじゃないですかと。
1万人が課金してくれたらそれでマネタイズできるじゃないですかって。
だから1万人の1人に刺さるようなことでも全然いいんで、あなたが面白いと思うことをコンテンツにしないと、
受け取る側もどういうふうに心が動けばいいかわからないと思うんですよねって言ったら、
ちょっとオンとしてて、
ヤマロコシさんなんか仕事なくて大変みたいですけど、なんか力になることがあれば僕いつでも力になりますからって言われて。
終わった、話終わった。
なんかマウンティングされて終わったんだけど。
面白い、面白い人だなってその時思った。面白いというか、面白い人だなっていうのは言い方が良くなかったですね。
なんか面白さがわからない人っているんだなってその時に思って、
これ、なんか面白さがわからないみたいなことはあるししょうがないと思うんですけど、
僕自分のことがめちゃくちゃ面白いとは別に思わないんですよ。
一般的な僕が面白いと思うことが1万人に1人に刺さるとは思ってなくて、
もっと少ないだろうなと思ってる。
だから自分がそのメガヒットコンテンツを作り出せるとも思ってないし、
自分が万人に受けるような面白いことを言えるとも全然思ってないんですけど、
かえって話が難しいとか、何言ってるかわかんないみたいなフィードバックを受けることが多いから、そうなんだろうなと思ってるんだけど、
でもやっぱたまに、むろこしさんの言ってること面白いですねみたいな言われることあるわけで、
こないだ僕なんかすごい久々にめちゃくちゃ面白かったのが、食客でシェアハウスに呼ばれたんですよ。
あのあれですね、むろこしさんと呼んでお食事を送るっていうやつですよね、食客って。
僕に食事を送ってくれたら僕が2時間付き合いますっていうやつを食客ってやってるんだけど、
あんまり大抵的に募集してないんで、あんまり応募者もいないんだけど、たまにいるんですよね。
で、なんか本当すごいホテルの高級ラウンジに連れてってくれるとか、めっちゃ夜景の綺麗なラウンジとか、
テココホテルのアフタヌーンティーを送ってくれるとか、なんかそのうなぎを送ってくれるとかなんか、
もうある一方で、シェアハウスでお好み焼きパーティーするんで来てくださいって言われて、
ちょっとなんか楽さみたいなのあるよね、僕やっぱさすがにね。
双方気を悪くしないでほしいんですけど、あるなと思ったんだけど、そういう機会もないからと思って、
あるシェアハウスに行って、お好み焼き食べたんです。
で、その呼んでくれた方と、また別のところで会った僕の知人みたいな人がいて、
それ以外は全員僕のこと知らない場だったんですよ。
5、6人から7、8人いたのかな。出たり入ったり出たり、シェアハウスに出たり入ったり、いろんな人が帰ったり来たり帰ったりするから、
常にいるってわけじゃなくて、ご飯食べたりいなくなったりとかしてたんですけど、ほとんど僕のこと知らない人っていう場面で、
で、その場面の中で僕が話をしていたら、20歳ぐらいの全然僕のことを知らないモデルをやってるって男の子が、
え?ヘゲのおじさん何者っすか?なんか話がおもろいっすねって言われて、
嬉しいっすね。
めっちゃ嬉しかったですよ。
めっちゃ嬉しいですね。それめっちゃ嬉しい。
そういうことは、いやー嬉しいなーって思って。
嬉しいですね。
で、なんていうか、この2つの話から、僕がちょっと言いたいことってどういうことかっていうと、
人間ってお金以外にも通貨みたいな感じでいろんなものを贈答してるというか、交換してると思うんですよ。
で、たとえかわいさとかもそうだし、かわいさと援助みたいなもの多分そうだろうし、交換されてるだろうし、
なんていうかな、暴力の気配とその経済的メリットみたいなのも交換されてることもあるだろうし、
その一概に市場価値のつかないものが言語外で交換されていることってあると思うんですよ。
だから、貨幣価値だけで見ると、めちゃくちゃ規制されてるみたいに見えるんだけど、そうじゃないみたいな局面もあると思ってるんですよね。
全然そのお金ではこの人の価値全然わからないんだけど、この人の出してる価値みたいなものがあり、それにお金払われてるみたいなことってあるなと思ってて。
で、面白さもそうだなと思ってて。
で、これ言ったらそんなこと考えてる人あんまいませんよって言われたんだけど、やっぱコミュニケーションとかに関して、面白さを提供できるかどうかって結構鍵だなって思うんですよね。
コミュニケーションを継続させるために、自分が面白くなり続ける必要があるというか、その相手に対してこの人とコミュニケーションすることのメリットみたいなものを常に提示続けないとコミュニケーションって終わっちゃうと思うんですよね。
で、相手が面白かったときに、相手の面白さだけをずっと受け取ってると、相手も奪われたという感覚になるから、お互いに面白さを出さなきゃ。この人がそれがたったいトントンにならなくても、トライする必要あると思うんですよね。
トライみたいなのって相手に通じるから、その生島さんの10万円みたいな感じで、3000万円には全然到達しないんだから、とりあえず何か勝ち出そうとしてきたらこいつみたいなの、やっぱ通じるので。
めっちゃ通じるから。なんかトライすることみたいなの、多分大事だなと思っていて。なんていうかな。だからコンテンツを作るときみたいなのも、別に本当に誰にも聞かれない、本当に100万人に1人に届けばいいみたいな感じで、
チューンしないみたいなことって全然オッケーだと僕思うんですよね。そういうタイプの面白さって全然あるし、誰もわからないけど僕だけはこれ面白いと思ってるみたいなこと全然あるじゃないですか。
ポッドキャストとかも全然あるなと思っていて、僕のほうに全然聞いてないだろうなって思うけど、僕はめっちゃ面白いみたいなポッドキャストってあるから、そういうことも全然あると思うんで、別になんでもいいんですけど。
でも何か自分自身が、これは面白いよねみたいなことを、今私が話してる話は面白いんですみたいな、本人のほうに確信がないと、なんていうのかな。聞いてるほうには難しさあるよなって思う。
っていう感じ。
だから、その面白音痴の人の時にも思ったんだけど、せめてあなた自身はあなた自身が言ってること面白いと思わないと、僕としてはもうどうしようもないみたいな。
面白さの本質とは
もしかしたら腕っこ気のプロデューサーにかかれば、全然面白くなるのかもしれないよ。僕の能力が全然ないだけかもしれないけど、でも君も面白さがわかってないのに、なぜ僕に面白さが説明できると思ったのかみたいなのは、ちょっと思ったんだよねって話。
そうですね。
なんか、そうですね。表現の仕方っていうか、言い方、いろいろあると思うんですけど、
私も、美しいとかと同じような感じで、美しいとはどういうことかみたいな感じ、やっぱ面白いってどういうことかみたいなのは、考えた時に、私の言葉で考えているのは、本当じゃなきゃダメだなって思うんですよね。
それは、事実とか真実とかじゃなくて、っていう意味の本当じゃなくて、世界の事実とか世界の真実っていう意味じゃなくて、自分の中の本当じゃないと、借り物ではダメっていう感じ。
そうね。
で、それが難しいっていうのをすごく思う。
それが本当に自分の本当なのか、どこかで拾ってきたもんなんじゃないかとか、誰かの評価を見ているものなんじゃないかっていうのを見極めるのが、やっぱりその訓練がいるんだと思うんですよね。
で、車谷さんの展示、車谷聴吉さんの展示、あれだけ心を打たれたのは、全部本当だからだと思うんですよ。
あー、なるほどね。
全部が本当だから。
うん。
で、その、赤目石塩滝真珠未遂、この物語自体がフィクションだとしても、ここに書かれている温度とか、音とか、
そうだね。
その、ピリッピリした緊張感とかが本当だから面白いと思うんですよ。
おっしゃるってことですね。
で、それが伝わる、これはなぜ伝わるか分からないけど、これが伝わるんだと思うんですよね。
うん。
これがなぜ伝わるか、嘘がばれるかは、上手に説明できないけど、でもばれるんですよ。
うん。
で、これがばれるとしらける。
うん。
で、これが本当だと思った時に、やっぱり面白いと思うと思うんですよね。
うん。
で、その目のこしさんに託されたコンテンツが面白くないのは、本当のことが何もなかったからだと思うんですね。
事実と表現の編集
うん。
借り物しかなかった。
うん。
自分にとっての本当、だからそれは本当に自分が面白いと思っていることだったり、本当に自分が感じていることだったり、本当に自分が信じていることがないから。
はい。
何を見ればいいか分からないと、面白くないと思うのかなっていうふうに、最近。
そうかもしれない。
で、これがすごい絶妙なのは、僕に託されたコンテンツは、事実の話をしてるんですよね。
うんうんうんうん。
事実の話をして、その事実に対して本人が本当に思ったことを言ってると思うんですよ。
うん。
ただ、どうしたらいいのかな?何て言ったらいいのかな?
なんていうか、その本当だけのことを言うということは、もちろん誰でもできるというか、全然難しくないと、その事実だけを言って、本当に面白いと思いましたとか、本当に美しいと思いましたとか、言うっていうのは、
それが、車谷さんが一生苦しんだことだと思うんですけど、
何て言うかな、でもその言わないということも、一種の編集じゃないですか。
例えば、事実を喋っている、事実だけを述べて、それに対して、本当に自分が思ったことを言っていてとしても、
編集がかかっている、自分の中で絶対に。
そうですね。
編集するときに、なんだろう、その、やっぱり自分が寝ないと、やっぱり面白くない。
そうね。
無印良品みたいな、無印良品好きですけど、悪いと思わないけど、
企画化されたっていうか、統一された、すごく無機質な感じにまとめた、その前に絶対何かある、分かんない、ないのかな。
あるんじゃないかと思うんだけど、編集されてるんじゃないかなって思うんですよね。
それが出てきたら、面白いんじゃない?
編集されてないからじゃない?ないから面白くないんじゃない?
そうかな、そうか。
あの、でも一緒か。
編集ってか隠されてる、隠されてるっていう感じ。
まあまあ、でもだからそれは、自分が何が面白いかを、分かって、何が面白いということに注目してないから、
おお、これ面白いと思いますか?って尋ねられるってことになると思うんですけど。
私結構、98%ぐらいのラジオの出してるやつ、めっちゃ面白いって思ってますよ。聞き返して。
あのラジオの?
うん、あのラジオの。
ポッドキャストの98%だったかと思った。
違う違う違う、あのラジオの出してる収録の98%ぐらい、めっちゃ面白いって思ってる。
まあ僕もめっちゃ面白いと思うけど、まあ5万人に1人ぐらいの感じなのかなとはちょっと思うけどね。
で、まあ別にこれ私にとって何でもないから、仕事とかじゃないから、誰も面白くなくても別にいいって思って。
だから僕もその人に聞いてみたんですよ。このコンテンツどうしたらいいんですかと。
なんか楽しくやれればいいんですかって言ったら、いや社会を変えたいっていうから、
社会を変えたいのかと。
どういうこと?
なんかそのコンテンツを通して社会を変えるためにもっと広くこのコンテンツを聞いてもらいたいんですけど、どうしたらいいですかって言っていて。
でもそこで語られていることが、砂の山を蹴ったら山が崩れたみたいな話をしているから、
何も不思議なことが起きてない、何も面白いことが起きてない、何も面白いことが起きてないのを人に聞かせるっていうのは結構難しいというか、
もうあとは味の素というか、嘘を混ぜていくしかないと思うんですよね。嘘が面白くするしかないと思うんですよ。
コンテンツの創作と相性
そういう方法もありますよね。創作っていう。
創作していくしかないと思うんだけど、でもそれも方向性がいるじゃないですか。
何を面白いと思うか、本人が何を本当に面白いと思うかか、本当に神のマーケティングみたいなのが必要じゃないですか。
大衆はこれを求めているみたいな。インテリをめちゃくちゃ臭せば、大衆は喜ぶみたいなのがあればいい。
だからそこまで自分を消す覚悟があるか、もしくは自分を出すかしかないじゃない。
そうですね。
でも欲望はあるけど、自分も出ず。でも面白くなりたいみたいなのは、でも面白さって何か分かりませんみたいなのは結構むずいなと思っていて。
そうですね。だって楽しいのかな、それって思うね。
僕、ポッドキャストにめっちゃ及ばれするじゃない。最近及ばれしてないけど。めっちゃ及ばれするなと思ってて。
多分回数で言うと100本以上出てると思うんですよね。
まあ100番組じゃなくて、分割されてるのもあるから、100本超えてると思うんですけど。
企画書を書いてきたのは、水野さんのとこだけ。ゆる言語学ラジオだけだった。
まあそこはでっかいポッドキャストで、会社でやってるっていうのもあると思うけど。
でも堀本さんが水野さんをゆる言語学ラジオに誘ったときも企画書送ってきたみたいなんだよね。僕見せてもらったんだけど。
で、自分が何面白いと思っており、それがこのようにみんなにリーチするはずだから、そうするとこうなるみたいなこと書いてあるんですよね。
だからこの番組、この回、収録回っていうのは、これを目指していて、こうなるためにあなたをこういうふうに使いたいから呼びました、みたいになってるんだけど。
別に僕文句言ってるわけじゃない、僕呼んでくださった番組に別に文句言ってるわけじゃないんだけど、多くの番組は別にないわけですよ。
野良ジオも人呼んだとき企画書出したことないけどね。
でも野良ジオは別にどうなってもいいじゃないですか。
でもたまに室越さん来たけど面白くなかったなみたいな感じになることある、収録があったと。
そういうことか。
でも面白さを提示されてないんだよ、僕。
あなたのこのような部分は面白いと思うのでっていう、それを出してほしいみたいな。
僕は僕の感じで出たけど、うまくはまらないみたいなことあったりとか。
あとは本人の面白さ感が、僕の視点からするとちょっとずれてるみたいなこともある。
本当に何かラジオとかテレビとかの企画をなぞりたいみたいなタイプの人もいるから。
それをやっても別に面白くはならないと思うがやりたいみたいな人いるけど、
なんかやってみても面白くはならなかったなみたいな。
山本孝司さん呼んだの失敗だったかなみたいな雰囲気出されたりとかする。
もうお前の企画やけどなって思うんだけど。
とかはあって、別に全部いいんだけど、それで。
結構難しいなとは思う。
自分の中の面白さがないのに面白いものは作るのは結構むずく。
意図がないのにみたいなことかな。結構むずいのではと思ったりとかすることはある。
逆に意図が強すぎてむずいみたいなこともある。
別に台本とか企画書とかを提示されてないのに、おそらく本人の中にこう生きてるんだろうなみたいなのがあり、
それは別に僕は得しないからやりたくないんだけどなみたいなのに、ずっと乗らずに最後向こうが不機嫌になったとかあるみたいなこともあるのはあるよね。
そうですね。でもやっぱりとうとう器用じゃなかったら、自分が面白いと思うことをやろうとするしかやっぱりない。ないって感じますね。
相当器用じゃなかったらっていう。
だから、まあ室越さん来てくれたら喋ってくれたら何でもいいよだったら僕全然いいんだけど、
室越さん来てくれたら面白くなるかもっていくのはちょっと難しいんだよなって思う。
だってあなたの中に僕のどこが面白いのかってないもんねってなるよね。
そうですね。しんのらんじょうって話題っていうかテーマ、私の方から出すときは、この話室越さん面白がるだろうなっていうのがやっぱり一番。
そうなんだ。初めて知った。
一番は面白いと思うんだけど、面白かったこととか、面白いことっていうのがあって、
この話の多分この部分室越さん面白がってくれるんじゃないかなみたいなのがあって、
でも全然違うとこが取られることもあって、それでもいいんですけど、そしたらそれはそれで私も面白くて、
ここがピックアップされたみたいな、だからそれは当たっても外れてもいいんだけど、当たりはつけてる。
それはでも別に室越さんだけじゃなくて、誰か私の何かテーマっていうか、
俺について話したいと思って話すときは、結構そう。
だからこの人にはこの話するけど、この人にはこの話しないとかいうのもめっちゃあるし、
この人だったらこの話面白いんじゃないかなっていうのと、この人にこの話したらもっと広げてくれそうっていうか、
もっとこう、なんか発展しそうみたいな。
でもそれってできるとかできないとかじゃなくて、ジャンルだから相性みたいなのは、
それ結局で私一番面白いのは私だからみたいな感じですね。
でも今失敗することもあるけど、何にもならないことも、あ、うまくいかなかったなっていうこともあるけど。
それはありますよね。
室越さんと話してきたら歴が長いから、結構高確率で面白くなるみたいな感じ。
面白い話が聞けるっていう感じ。
僕はあんまりそれ思ってなかった。
こんだけ偉そうに言ってて申し訳ないけど、何にもこの話のここが面白くなるかもってあんま思ってなくて言ってるかも。
あの、かえちゃんが何ていうのか知りたいで話題選んでるかも。
で、それが究極おもろなくてもいいっていう感じかもしれない。
でも結構会話全体そうかも。
あの、この話したらこの人何て言うんやろうみたいなのを結構期待してるかも。
それもそうですね。
でもそれ言うのって、でもあれじゃない?やっぱり。
あ、そうか。
じゃあみんなに?平等に?
僕だいたい全員に同じ話をするし、同じ人にも何回も同じ話をする。
多分同じ人に何回も同じ話をしているのは、あの、記憶に残る反応じゃなかったからだと思う。
えーって言われた話を多分何回もしてるから、多分つまらん話を何回もする人って思われてると思う。
でもこの話をしたらこの人こう言ったみたいなのは結構覚えてたりとかするから、それがおもろいみたいになる。
落語と話の魅力
そうすると話が膨らんでいくというか、この話はこの人こう評価していて、この人はこの評価していたみたいなのが出てきて、
面白い、その落語の話みたいに、こう磨かれていく。
あー、そのテーマが?
そのテーマが。
データが揃ってくる。
そうそう、だから僕のレパートリーで言うとあれだよね、異星で神様に会った話とか。
あー、それ聞いて何と反応するかってこと?
何と反応するかで喋ってたけど、だいたいデータが集まってきてたんで、なんか面白い話してくださいで、
この話をすると、だいたい話のこの部分でこういうボリュームで受けるみたいな感じになってる。
そんな鍛錬してるんですね。
そういうのはないな。
うん、は知ってるかもしれない。
面白いな。
なんか本当ですね、落語家みたいですね。
同じ話何回もして、だんだん、もうちょっと盛り上げようみたいな、もうちょっと強調しようみたいな。
ここ持っとこうみたいなのとか、この話は省略しとかなきゃいけないみたいな。
そんな繰り返し何回も同じ話したことない。
常に今の話だけしかできない。
ユフィの山中で遭難した話とかね。
コロンビアで警察団だった話とか。
ネタが多いもんね、持ちネタが。
持ちネタが多いもん。
キューバーで警察に連れて行かれた話とか。
そんななんか、ドラマチックなことそんなにたくさんないもん。
でも僕がかえちゃんだったら、鉄人兵団の話とかは、もう5倍ぐらい盛られてるよね、今頃ね。
もう200回ぐらい話されてると思う。
ああ、すごい。
あの話2回ぐらいしかしたことない。
ラジオがもう1位で。
僕だったら、もう4年間で200回ぐらいはかけてる話を。
すごいですね、熱いコンテンツですね。
面白いからね、絶対ウケるしね。
だからあれ、私面白いと思うけど、
むろこしさんだったら絶対面白がるだろうなと思って、安心して喋ってるって言ってたから、ラジオで。
例えば同じ話でも、同じぐらいの子供がいるお母さんとかに話すんだったら、
もっと違う喋り方すると思う。
なるほどね。
調整すると思う、たぶん。
三鳩屋の亀とかももう100回喋っとるな、僕だったら。
あの話ウケると思う。
ウケます?あの話。
あの話、家族とラジオでしか音してないです。
僕だったらもう100回はかけてる。
もう3回聞いたとか5回聞いたみたいな人が出てくると思う、あの話は。
でもね、あれは結構まとまった話じゃないですか。
ひとりがたりの話じゃないですか。
あれはむろこしさんに、というかラジオで収録で話す前に、自分の中で10回ぐらいやってる。
自分の中だけで。
稽古はしてる?
そう、稽古はしてる。
僕も稽古はします。
ちゃんと、たぶん、ああいうときみたいに戻ったりしたら、たぶんしらけるっていうか、薄いだから、スムーズに話が流れて、最後までいけるように、
構成をね。
そうそう、順序だって、言い忘れがないように、10回ぐらい自分の中で練習して、満を持して、発表会みたいな。
よかった、おもしろかった。
よかった、うまくいってよかったって感じで。
わかるわかる。僕も風呂の中とかで、ひとりで稽古したりしてるもん。
すごいですね、ちゃんと声に出して。
声に出すこともあるし、
頭の中でね。
人がいるときに、ずっと自分の中で、頭で話をしていて、お家のところだけ声が出ちゃったりとかするから、
一緒にいる人がすごい驚いたりとか、何の話みたいになったりとかすることはある。
それは結構でも、やってるな。
一回自分の中で練習っていうか、まとめるみたいな。
いけるかな、みたいな。まとまったな、みたいな。
おもしろい。
自分は全然おもしろいと思ったんだけど、全くウケないこととかは、もう何回もしゃべっちゃうもんね。
それはそれで。
絶対おもろいはずなのにな、と思って、しゃべっちゃうよね。
だから僕が好きで結構しゃべってるんだけど、あんまりウケないなって思ってんのは、
僕らの指導教官と合宿に行ったときに、怖い話をしようって言われた話。
その話したことある?僕。
え、わかんない。
たぶん飽きたんだと思うんだけど、飲み会に。
怖い話しようぜって言い始めて。
ちょっと丸くなって、怖い話するからって言い始めて。
誰か怖い話はないかって言って。
みんな進展してるから、じゃあ僕からって言って始めて。
黒猫の怨念の話です。話し始めて。
宗教学者じゃん、僕の先生。
だから何の話になるかなと思って、めちゃくちゃ期待するじゃん。
めちゃくちゃ期待する。うわーすごい、どんな話になるかなと思って、
黒猫の怨念の話するっていうから、ある人がいまして、道を歩いていたら、黒猫が通り過ぎまして、
その男は言いました。黒猫が怨念。ってこういう感じになるじゃないですか。
いや、黒猫の怨念の話をしますって言われても、オチがわかってしまった。
だから、こういう雰囲気になるんで、僕もね、弟子として、どうにかしなきゃと思ったから、
先生に、この空気が怖いってことですねって言ったら、先生が急に真顔になって僕の方を切ってみて、
君の指導教官は誰だって言ったの。先生です。先生が指導教官ですって思ったって話。
いやー、この話はダメだな、だって私知ってるもん、その先生。
やっぱ先生を知らないとこの話面白くないか。
先生知ってたらめっちゃ面白いもん。
ちゃんと先生の表情と動作で再現されるもん。
この話はちょっと僕の中で結構面白いんだけど、何回話してもあまり受けないですね。
すごいですね、落語家みたいですね、文字家みたいですね。
ユーモアの調整
いや、なんか落語の教室ないかなと思って、探してみてるんですよね、今。
落語教室みたいな。
ありそう、落語サークルみたいな。
落語サークルみたいなね、素人落語大会みたいなのもあるはずだから。
創作落語で出たらいいじゃん。
創作落語で。
めっちゃネタある、全然できますよね。
母性の話もできるし、給料の話もできるし。
クラネコの女の話もできる。
できるし、つかみはマザー、家族。
そうか、ね。
みんなね、面白いことだけやったらいいですよね。
面白くないことは、わざわざやらなくても。
そうね、面白くないことはわざわざやらなくてもね。
自分の信じる面白さにもっと自信を持ってほしい。
うんうん。
自分なんかにさ、面白くないって言われても別にいいじゃん。
知らんやん、別に。
いや、おもろいんですけどってなればいいじゃん。
自信持つみたいなの、めっちゃ大事な気がしますね。
自信持ってる感じでも面白さ出せますしね。
私はこれ面白いと思ってますっていうの、もうすでに面白い。
面白いかもってなるもんね。
引っ張られますよね。そうかもってなる。
みんなが面白いと思うものを面白いと思ってるみたいなの、いいけど別に。
あると思うけど別に。僕もスターウォーズ大好きだし。
この世界に何億人というスターウォーズファンの一人ですけど。
でもここが好きみたいなのあるじゃん。
そういうの大事だなって思うし。
そういうものが僕は見たいって感じかな。
そうですね。見たい見たい。
上手、全然上手じゃなくてもいいんだよね。
この人ずっと、何ていうのかな。
何言ってるかわかんないけどおもろいみたいなことってあるもんな。
あるあるある。
最近、中学生と25歳ぐらいのお兄さんが2人で話すポッドキャストを聞いてるんだけど。
若者言葉なんだよね。
どっちも?
どっちも。だから僕、ほんと方言聞いてるみたいな感じで。
たぶん理解度が70%ぐらいなんだよね。2人の喋ってることの。
でも面白くて。
何がどう面白いっていうのすごい難しいんだけど。
水素学部のことずっと水部って言ってんの。
そういうの面白いですよね。
てか、水部やばくてみたいな。水部やばいって何とかやろうみたいな。
いやいや、そんな言うんじゃなくてみたいな。
いやいや、もうそうだってみたいな感じで。
中学生の方が話し始めてるのに、中学生の言いたいことはこのようであるって25歳の方が決めつけて、
ずっとまた外れなことを言ってるんだけど、また外れだっていうのを中学生が言い続けてるみたいな。
めっちゃ面白いですね、それ。
話は全然前進しないみたいな。
めっちゃ面白いですね。
コント、漫才みたいな。
そうそうそう。
で、中学生は中学生で、突然話が急展開するから。
子供の話ってそうじゃん。
うんうんうん。
5歳ぐらいまで子供って本当取り留めなく話すじゃん。
うん。
から、たぶんそれが残ってるんだと思うんだけど。
てかさ、ゴンチャがさ、水分の話でどうしたみたいな。
面白いね。
水分だるい話でどうしたみたいな。
聞きたい、聞きたい。教えてください、後で。
ちなみに僕はこれ、たきなみさんから教えてもらった。
えー。
めっちゃおもろいね、これ。
めっちゃ気になる。子供中学生だし、1歳ぐらいの子と思ったら、めっちゃ興味ある。
何も、何にもわかんない、言ってる頃は。
あー、面白いね。
めっちゃ面白そう。
うん。
2人とも疑いがない、自分の言ってることに。
私、たぶんすごい信頼関係があるんでしょうね、その2人。
あーうん、なんかそんな感じ。
うん、そうじゃないとならなそう。
うん。面白い。
うーん。
いいね。
そういうもう。
なんかね。
なんかポッドキャスターちょっと贅沢なんだよな、そういうの聞けるのがね。
面白い。
うん。
ちょっと贅沢なんだよね。
だって聞けないじゃん、中学生が何喋ってるかみたいな。
いや、そうそうそう。
やっぱりそれ本当じゃないですか。
うん。
それこそもう全部本当の話。
全部本当、全部本当なんだよね。
最高。
全部本当なんだよね、あの話。
すごい。
話されてることにね、嘘が、何の寺合いもないからね。
いや、マジで純度高いですね。
やっぱり私、なんか喋って、水部がって言っちゃったら、
あ、それは水素科学部のことなんですけど、って言っちゃうもん。
それもうノイズだもん。
正直。
でも言っちゃうもん。
うん。
いや、ちゃんといねいじごうさんが言ってる。
水素科学部ね、水素科学部ねって。
水部って言っても誰にも通じんからってか言って。
いや通じるでしょ。
めに言ってるでしょ、水部って。
めに言ってるじゃん。
めっちゃいい。めっちゃいいな。
すごいありがたいですね、ほんとに。
ありがてえよ。
ほんとに。
だって、私と中学生の子供が喋っても、向こうが絶対チューニングしてくるから、大人用に。
あ、そうだよね。
だからその、中学生のナラティブみたいなのを、ゲットしにくいんですよ。
でもそれ絶対、それは第三者として聞けるから、ありがたいですね。
若者言葉のポッドキャスト
だから、そのポッドキャスターも全然違うんだけど、加藤俳音さんって、昔のブロガーがいて、まだ残ってると思うんだけど、
加藤俳音さんは看護師科なんかで、
私読んだことあるな。
かえちゃんに何回か送ったことあると思う。
結構、なんか25歳ぐらいから35歳ぐらいまでブログ書いてるのかな、ちょっとわかんない。
20代後半から30代ぐらいまでブログ書いてて、個人止まっちゃったんだけど、2014とか5とかに止まってると思うんだけど、
自分が高年齢で生体験がないみたいな話をずっと書いていて、
その生体験がないというのを前提にしながら、自分の生活の話とか看護師の仕事の話とかをずっとブログに書いてて、
ずっと、もう、純度100パーで面白いんだよね。
面白いですね、それは。
あと、同時期にあったコータのブログっていう、毎日二郎を食べている人が、自分が食べた二郎の簡単なメモを残してんの。
二郎なんとか店、ラーメン大、うずら3個みたいな、トッピングからめ増し増しみたいな。
で、豚はこうだったとか、スープはどうだったとか、麺はどうだった、店員さんと何の話をしたみたいな、簡潔なメモなんだけど、
それがやっぱ数年間ずっと続いていて、やっぱ純度100、おもろいんだよね。ずっと読んでしまう。
特に情報ないんだけど、ずっとおもろいんだよね。
しょっぱい、簡易ごっぞさんとか書いてあって。
いいですね。
しょっぱかったら簡易すんなよ、みたいなもんだけど、毎回簡易してんの。
そういうの、みんな自信を持って、自分の信じるおもしろさにって感じ。
おもろいよ、あんたおもろいよって感じ、かな。
本当を見せてほしい、本当を。
その人もコンテンツより、この起きた出来事全体がおもろいと思うんだよ。
訳わからん無職人さ、自分のコンテンツがおもろいかどうか聞くとかさ、それがおもろいやん。
そうですよね。
そういう話をしたらええやんっていう。
で、突然説教されてさ、説教されたのが我慢できなくてマウントして帰ってくるとかさ。
そのコンテンツで自分のことがおもしろいかどうかわからないって話したらめっちゃおもしろいと思いますね。
めっちゃおもろいと思う。
ムルコエさんに。
聞いたんだけどって。
ムルコエさんに君は何がおもしろいと思うって聞かれて、
いやみんながおもろいって言ってるからって言ったらがっかりした顔してたんだよねって言ったら。
めっちゃおもしろいって。
それおもろい。
そういうだなと思いました。
こういう感じですかね。
別におもしろくなくてもいいしね、なんていうか。
そうそうそうそう。
社会を変えようとしなければ別に、社会も別におもしろくなくても変えられるから、
全然コンテンツ作って社会を変えるとか遠いからさ、
もっと直接ビジネスとか起こしたほうがいい、資金調達して会社起こしたほうがいいから社会変えようと思ったら、
別にとか選挙出たほうがいいから。
なんか自分たちのアバンチャーコンテンツで世界変えようとしてることがおもしろいじゃないですか。
社会変革の可能性
どういうふうに世界変えるつもりなのか聞きたいもんね。
そういうのもないんだろうね。
それも聞いたもん。
それ変えてどうするんですかって。
だからやっぱ変えたほうがいいと思ってって言ってたから。
そりゃ変えたほうがいいと思っとる気にあったらやるんやろって。
それ変わったらどうなんの僕たちって。
いいと思って変えたほうがって言ってた。
ちなみに新日本ダジャレ協会は世界変えようと思ってるんで。
いいですね。
ダジャレが落語に並ぶ世界に。
いいですね。志がありますね。
多分志が。
ほんと。
なんか神戸町かなんかの演芸場、落語演芸場みたいな感じで、
ダジャレ演芸場ができるぐらいに。
ダジャレ氏が国立演芸場に呼ばれるように頑張っていきます。
頑張ってください。
悪いわ。
こんなもんすかね。
それではまたお会いしましょう。ご機嫌よう。
ご機嫌よう。