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おはようございます。挑戦する経営者のパートナー、中小企業診断士のオサナイ先生こと、オサナイ和志です。
普段は、AIを使って経営者さんと作戦会議をしたり、挑戦する人を応援するイベントを開いたりしています。
本日は、2025年7月28日月曜日でございます。
今月もあと1週間ということになりまして、最終週でございますね。
あっという間に7月も過ぎたような感じがしますけども、新しい1週間の始まりでございます。
今日も元気にやっていきたいと思いますけども、今日のテーマでございますけども、
みんなで考えるシリーズの第3弾としまして、僕が暮らす広崎で、今まさに議論が巻き起こっている問題について、
今日はテーマにしたいと思います。
今日のテーマはこちらです。
広崎公園の名称変更の提案
みんなで考える③ 広崎公園の名前、本当に変える必要がありますか?
というテーマでお送りしたいと思います。
皆さん、先日ですね、ヤフーニュースでも取り上げられていたんですけども、
実は今、広崎市で130年間も市民に親しまれてきました、
広崎公園という名称を広崎城公園に変更するという案が、
広崎市の方で検討されているということなんですね。
その理由を聞きますと、観光客にとってより分かりやすくするためにということなんですね。
市がですね、桜祭り期間中に実はこのアンケートを取ったんですね。
広崎公園を広崎城公園と名称を変更してもいいでしょうかどうかと、
賛成か反対かどちらでも良いかということでアンケートを取りました。
その結果が、賛成が40.9%、反対が17.6%、そしてどちらでも良いが41%という結果になったんですね。
もう一回言いますね。賛成が40.9%、反対が17.6%、どちらでも良いが41%という結果なんです。
このアンケート結果を見て、皆さんだったらどう見ますかこのアンケート結果って。
一見ですね、賛成が反対を大きく上回っているように見えるんですけども、
実はそう単純な話でもないようなんです。
ということで今日はですね、この問題を中小企業診断士として、
そして市市民としてですね、様々な角度からちょっと深掘りしまして、
皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
本題に入る前に少しお知らせをさせてください。
西の秋広公園会イン青森県広崎市が開催されます。
ということで連日お伝えしている通りでございますが、
9月22日月曜日ですね、
広崎市民文化交流館ホール、広野4階にございますけれども、
こちらで金子西の秋広さんをお呼びしまして、
公園会の方を開催するということでございます。
一般向けの公園会は実に2年ぶりということで、
昨年はですね、広崎学院生涯高校野球部向けにですね、
西野さんに生涯高校野球部に来ていただきまして、
公園会をやりましたけれども、
今回は一般向けに開催するということでございます。
広崎駅から徒歩3分の会場でございますので、
JRで来ていただいても結構です。
バスでも結構でございますし、
どちらでも結構でございます。
祝前日ということもありますので、
遠方からもかなり来やすいんじゃないかなというふうに思っております。
当日はですね、大変混雑が予想されますので、
できるだけ公共交通機関であったりとかですね、
相乗りでお越しいただければなと思っております。
よろしくお願いします。
チケットの方は自由席3000円税込みで、
PTXの方で販売しております。
概要欄の方にリンクを貼っておきますので、
ぜひそちらからよろしくお願いいたします。
さて、ということで、
今日の本題に戻りたいと思いますけれども、
広崎公園を広崎町公園に変えるというお話でございますけれども、
この名称変更問題をですね、
僕は市民としてもいろいろ考える中で、
僕として考えるべき論点というのを整理させてもらいました。
大きく3つあると僕は思っているんですね。
1つ目は何かというと、
費用対効果の検討
費用対効果に見合っているかどうかという点なんですよ。
中小企業診断士としてどうしてもまず最初に考えてしまうのが、
お金の話なわけですよ。
もしその広崎公園というのを、
広崎城公園に変えるとなると、
園内の案内看板はもちろんですけれども、
市内の道路標識や観光パンフレット、
公式サイトや関連グッズなど、
ありとあらゆるものを変更する必要があるわけですよね。
問いがあるとですね、
ヤフーニュースでも寄せられたコメントを見てみますと、
これには数千万円、いや億単位の税金がかかるのではないかという指摘もありました。
僕もまさにそう思っていて、
実際その費用対効果、
診断士的目線でいくとROIとかと言ったりするんですね。
ROIとは何かというと、
Return on Investmentということで、
つまり当日の費用に対してどれだけの利益を上げられるかという
指標のことをROIと言うんですけれども、
投資収益率とか言うんですよ。
ROIが高ければ高いほど、
投資効果が高いというふうに判断されるという指標があるんですけれども、
そういうROIが本当に高いのかどうかだったりとか、
いろんな指標の見方はありますよ。
ROIが古いという人もいるんですけれども、
分かりやすいのは僕はROIだと思って今出したんですが、
そういったことを含めまして、
それだけの投資をして、一体いくらのリターンを見込めるのかということなんですよ。
名前を変えたことで観光客が爆発的に増えるというですね、
そういった明確なデータであったりとか、
根拠というのは今のところどこにも示されていません。
Yahooニュースのコメントにもありましたけれども、
神奈川県の方ですらね、
弘前公園の名前で十分知っているというふうにおっしゃっているわけですよ。
ですから多額の税金を投じる以上はですね、
その投資を何年で回収できるのか、
その視点がこの議論には僕は不可欠かなというふうに思います。
これが1点目です。
市民の意見と感情
2点目ですけれども、市民の本当の声はどこにあるのかという点なんですよ。
アンケート結果をもう一度見ていきたいと思うんですけれども、
賛成が40.9%、反対が17.6%、
どちらがどちらでもよいが41%なわけですよ。
僕の数に聞いてみたんですけど、
まさにこの敷地でどっちでもいいという意見が多数なんですよ。
ここでどっちでもいいという意見が多数なんですよ。
ここで重要なのはどちらでもよいというのは、
積極的に変えてほしいという強い意思表示ではないということなんです。
つまり反対とどちらでもよいを合わせると、
約6割の人が現状の弘前公園という名称に
強い不満を抱いていないというふうに
読み取ることができるんじゃないかなというふうに僕は思います。
ですから公園の維持管理費というのは、
まず第一に市民の税金で賄われているわけですよね。
ですから観光客の意見ももちろん大切なんですけれども、
130年間この名前に愛着を持ってきた市民の感情を
どう捉えるべきなのかということなんです。
知るだけ市民だけで見ますと賛成が35%、
反対も34%ぐらい傾向しているんですよね。
ですので、
これはどうなのというところ、
名称変更の是非
僕はそれこそどちらでもよいという人が多いんじゃないのか、
どっちでもいいということは、
今の現状でも全然問題ないような、
不満を抱いていないんじゃないかというふうに
読み取れるんじゃないかなというふうに僕は思います。
そして最後3つ目ですけれども、
これはこの話のタイミングと背景なんですよね。
実は弘前市では来年4月に
市長選挙が控えているんです。
Yahooニュースに寄せられたコメントの中にも、
市長の実績作りのために動いているんじゃないの?
というふうな非常に鋭い指摘に
あったんです。
例えば中心市街地の活性化とか、
もっと先に解決すべき喫緊の課題がたくさんある中で、
なんで今、このタイミングで
市民の意見が大きく割れる名称変更の話を
進める必要があるのかということなんですね。
ですからその背景を僕らは冷静に見る必要があるかもしれないな
というふうに思います。
ですので、これらの点を総合的に考えると、
僕個人の意見としては、現時点での名称変更には反対です。
なぜなら、さっきも言いました。
投じるコストに対する効果が不明確だということ、
そして市民の積極的な支持が過半数を超えているとは言えません。
そして、もっと優先すべき課題があるから
というふうに感じるからなんですね。
名前を変えれば観光客が増えるというのは、
あまりにも短絡的ではないかなと僕は思います。
本当にやるべきは、名前という形を変えるのではなくて、
例えば、観光客向けの無料Wi-Fiを整備したりとか、
今は観光客がガンガン来ているんですよ。
無料のWi-Fiが繋がりにくいとか遅いとかという声があったりします。
それであったりとか、
インバウンドも来ていますから、
多言語対応のデジタル案内板を設置したりとか
そういった市民も観光客も誰もが喜ぶ本質的な価値の向上に
お金と知恵を使うことなんじゃないかなというふうに
僕は思います。
ということで、今日の話でございますが、
一言でまとめを言ってみますと、
物事の優先順位を見極め、表面的な形ではなく、
多くの人が喜ぶ本質的な価値にこそ、
資源を投下すべきだということである。
これは行政だけではなくて、
今話したことというと、
企業の経営だとか、
行政においても全く同じことが言えると思うんです。
目先の見栄えであったりとか、
一部の人の思いつきで大切なものを失ってないかということなんですよ。
今本当に時間とお金をかけるべきことは何なのか、
そのことを常に自問自答する視点が、
我々には求められるんじゃないかなというふうに
僕は思います。
優先すべき課題
ということで、
今日も聞いただきましてありがとうございました。
今回は僕の地元の少しリアルな話を
させていただいたということで、
皆さんの街でもこれと似たような問題はあるかと思うんです。
今日の問題について、
皆さんだったらどう考えるかということも含めて、
ぜひスタンダードFMの方のコメントで
お聞かせいただければと思います。
ということで、今日は
みんなで考える③、弘前公園の名前、
どう考える必要がありますかというテーマでお送りいたしました。
弘前が人生だ。
それではまた明日この時間にお会いしましょう。
今日も元気にいってらっしゃい。
最後にご報告でございます。
聖愛国語野球部に書籍を寄贈する件に支援をくださった方々の
お名前を読み上げさせていただきたいと思います。
まずはコミュニケーション大全黒金バージョンを
80冊もご支援いただきました。
クラウドファンディングで支援していただいた
皆様のお名前でございます。
4冊購入いただいた方のお名前でございます。
2冊支援いただいた方のお名前です。
以上の皆様方からご支援いただきまして
集まっている冊数が112冊でございます。
ありがとうございます。
160冊を目指しておりますので残り48冊でございます。
引き続き皆様からのあったかい応援をお持ちしております。
概要欄にベースショップのリンクを貼っておきますので
そちらからご支援いただけますので
ぜひよろしくお願いいたします。