7月のおすすめ映画紹介
特殊カルチャープログラム、NOIZ NOIZ NOIZ FM、今回はCINEMA 3x3をお送りします。今回もですね、ミュージシャンの新井麻里子さん、それから映画評論家でインディーDVDレーベルオーナーの広瀬にこふさんをお迎えしてお送りしていきます。
今回は後ほどゲストも登場していただく予定なので、そちらも楽しみにしていただければと思うんですけれども、
まずはいつも通りこの3人でお送りしておこうと思うんですけれども、一応先に全体の構成をお話ししておきますと、最初は7月に観て面白かった映画。
これは新作、旧作問わず配信とかでもOKというようなゆるい縛りで、おすすめ作、面白かった作品というのを紹介し合うというのがパート1です。
その後、今月の課題作ということで新作を1本取り上げて、それについてお話ししていくというのがパート2がありまして、
最後、パート3ではその課題作に合わせて見てほしい映画というのを各々が紹介するというような流れになっております。
ということで、今日はですね、まずは7月の面白かった映画の話からしていきたいと思うんですけれども、
そしたら今日もちょっと私からいこうかと思うんですが、
実は7月はあんまり映画が見れてないというか、振り返ってみると、課題作とその関連映画しか見てないくらいの感じだったんですけど、
とはいえ、今回はドラマで面白かったのがあったので、そちらをご紹介しようと思いまして、
Apple TVプラスのお試しみたいなやつで、3ヶ月間月200円で入れますみたいなのをやっていたので、それに入ってたんですよ。
結構Apple TVって入ってみるまで何があるのかもよく知らずに、知らなかったから今までわりとスルーしてたんですけど、
入ってみると結構オリジナル作品でクオリティの高いものが多くてですね。
ドラマでも、ディスクレーマーというケイト・ブランシェットがプロデュースと主演をやっている結構サスペンスドラマみたいなやつだったり、
あと、映画でもジョージ・クルーニーとブラッド・ピットがいわゆる掃除屋的なことをやるイケオジ対決みたいな映画があったりとか、いろいろ面白いのがあったんですけど、
ドラマで面白かったものとして、ザ・スタジオっていうのがありまして、これちょうど多分7月頭くらいにファーストシーズンが終わって、
即、セカンドシーズンも決定したっていうようなものなんですけども、コメディアンのセス・ローゲンがプロデュースとあと、脚本とか監督とか主演とかもやっているようなもので、
ハリウッド打ちまくものみたいなやつですね。セス・ローゲンが架空のハリウッドのメジャースタジオの社長になるっていうところから始まるんですけど、
この主人公のマットっていう社長がですね、もともとわりとものすごい映画が好きで、理想とする映画っていうのは芸術性と大衆性を合わせ持つような、ゴッドファザーみたいなやつっていうかね、
そういうのがやっぱりハリウッド映画っていうのは理想とするべきで、今流行っているようないわゆるIPものっていうか、キャラクタービジネスみたいなやつって、ああいうのは妥協するべきものだみたいなことを日頃公言してたんですけど、
CEOからお前を社長にしてやるっていう話になったら、っていう話が舞い込んできて、それでまずお前にやってほしいのはクールエイドの映画だと、ドリンクのね。
クールエイドのキャラクターのクールエイドマンっていう名前が出たら、あれを映画にしろって言われて、わかりましたやりますやります全然やりますみたいな感じで。
なるほど、クールエイドマン。
自分もそのクリエイターの一人だっていうふうに、本人は自負してるし、やっぱり周りにもそう思ってもらいたいっていうことで、なんかすごく監督とか俳優とかにも好かれたいっていう気持ちがすごい強いんですけど、
一方でやっぱり商売の話になると、そっちを優先しちゃう面なんかもちらほら出てくるし、あとすごいクリエイターたちに好かれようとする反面、クリエイター側からは財布くらいにしか思われてないっていうかね、お金出してくれる人くらいの認識で、
基本的にあんまり仲間に入れてもらえないみたいなところもあり、それでいろいろ映画の現場に出たりして、ドタバタが起きるっていうようなものなんですけど、もう第1話でクールエイドを映画にしろって言われた時点でですね、
当初普通に職人的な監督を周りに勧められて、じゃあその人で行こうみたいな話してたんですけど、スコセッシを訪ねていったら、人民寺院事件、いわゆる信仰宗教、カルト宗教の集団自殺事件が。
お!
すごい。
しかもちょっとクールエイドっぽい。ケースが、ケースっていうか、すごい。
ジョン・エイド、なるほどね。
で、なんかね、その人民寺院の人たちがクールエイドを愛好していたっていう事実が実際あったようで。
先読みだ、すげえ。
で、もうその社長は、その人民寺院を映画にしようと思った時点で、そうか、じゃあそれクールエイドってタイトルにしません?つって。
なるほど。
いいようにね、その、いやもうクールエイド映画作りますね、みたいな感じで言うんだけど、
なるほど。
みたいなところから、第1話で始まるっていう。
でもそれ以外にも、何だっけ、ゾーイ・クラヴィッツ。
ああ、ジェニー・クラヴィッツの娘さんですね。
ロン・ハワードとかですね、いろいろハリウッド有名人が本人役で登場してですね。
ロン・ハワードなんかは、実は超ヤな奴みたいな役だったり、あとゾーイ・クラヴィッツも割とそんな役でしたね。
みたいな感じで、そういうのを楽しそうに演じてる感じでですね。
面白そう。
いろいろその、映画の話が、映画の話題がたくさん出てくるわけですよ。
例えば、フィルム・ノワールの話みたいなのが出てきたり、そういう時にはなんかちょっとこう、
画面作りとかもフィルム・ノワールっぽい感じにしてあったりとかですね。
内容に合わせていろんな映画の引用がたくさんあったりするような感じで。
僕は正直そこまで細かい引用とかわからなかったんですけど、詳しい人ほど見れば面白いみたいなものなんではないかなと。
一方で、普通にドタバタコメディとしても超面白いので。
広瀬にこふの映画紹介
ちょっとアップルのお試しはもう終わってしまったので、
セカンドシーズンが始まった時にわざわざ加入してみるかっていうのは今、葛藤中ではあるんですけれども。
他にもいろいろ面白いドラマがあったりもしたので、そういうのが第2シーズンとか始まるようだったら、
また1ヶ月だけ入ってまとめてみるとかしようかなというふうに思ってます。
っていうようなものでした。
ありがとうございます。面白そう。
そのTシャツをわざわざ着替えに一回、
消えたと思った。
普通に換気扇回しっぱだったのを思い出して、
逆流として換気扇切って戻ってきただけです。
え、じゃあたまたまだったってことですか?
そう、今日このTシャツ着てたのは1日ずっとこれを着てたんですよ。
そうなんですか。こんなことある。やば。オカルトやオカルトや。
ただ実はこれは決して偶然ではなくて、
実は僕が1週間のうちの半分はジム・ジョーンズ絡みのTシャツを着てるという事実があったらどうですかね。
なるほど。自分の一番。
実は必然だったとしたらどうですかね。
っていうのは冗談なんですけど、すごいすごい偶然ですね。
すごいすごい。
びっくり。しかもネタも被りましたからね。
すごいすごい。すごいすごい。
そうだったのか。びっくりした。
これは海外のノイズ系レーベルがちょっとふざけて作った悪趣味なTシャツ。
なるほど。
あとにおっしゃってたように、ガイアナ・ジンミン・ジーンの人々がクールエイド好きだったっていうのは
ちょっとこういうふうにビームにもなってるので、
普通のドラマに使われてるんだなってびっくりしました。
そう、これが使ってるんだわーとか思ってたら、本当にそのまんまだった。
すごくインターネットになってるので。
その意味にクールエイドマンの役を演じる声優役としてアイスティーが登場したりします。
すごい。アイスティー。それって、あ、でもそっか。
アイスティーじゃない。ごめんなさい。すごい基本的な間違いでした。アイスキューブです。
びっくりした。アイスティーだとだいぶおじいちゃんだなって思っちゃったけど。
アイスキューブの方か。そっかそっか。
アイスキューブも別にね、歳は似たようなもんだと思うんですけど。
なんかアイスキューブって妙に若いってイメージになっちゃう。なんでだろう。
一番年下だからか。
なんかね、アイスキューブがクールエイドをやる、クールエイドマンの役をやるっていうことから
ちょっとそのキャスティングについてのその人種バランスは大丈夫かみたいな話で
すごいバタバタするみたいなエピソードがあって。
なるほどなるほど。
そういう割とこう風刺的なギャグがあって。
最近の映画スタジオの話ってことですよね。
そうそう。ほんとそうですね。
なるほど。面白そうですね。
面白そうですね。やっぱソフトとか出ないんでしょうね。
ソフト。欲しいよソフトがっていう。
欲しい。ソフトが欲しいんですよ。
スローゲン絡みの作品って大体面白いですよね。
なるほど。チェック、チェックよ。
という感じで、はい私からの一本でした。
じゃあ次はあるかな。
広瀬にこふさんの、今回も爆速2本でしょうか。
爆速2本。
今回ですね、あまりの暑さから1本になりました。
どうしよう4本になる。
体力がなく冬は4本になります。
タムさんには強いんですか。
タムさんには強い。
タムさん。
年中上下黒だから無理なんですよね。
なるほど。
確かに消耗しますね。
なるほど。
はい。
そういう。
で、今回。
夏は危ない。なるほど。
そうなんです。夏は危ないので皆さんもお気をつけください。
はい。
気をつけたいと思いますけど。
さらに偶然をたぶるものですね。
今回ちょっと私が紹介するのも打ちまくものです。
がせいさん。
こちら、アホリックスリローデッド。
わーい。
わーいわーい。
はい、こちらですね、この背拍子の日焼けっぷりを見てお分かりいただける通りですね。
極めて昔というか、まだDVDが元気だった時代に出てたうぞうむぞうのうちの1本でして。
元々はマトリックスのパロディ映画でアホリックスっていうのがあったんですね。
それの続編のように仕立てられたんですけど、これ全く独立した作品なんですよ。
現代はコンフェッションズオブアンアクションスターっていう映画でして。
モキュメンタリー映画の探求
あるアクションスターの告白っていう、ドキュメンタリー映画調のフィクション。いわゆるモキュメンタリー。
架空のですね、フランクっていうですね、人物。
彼が元々ストリップダンサーだったんだけど、アクション俳優として抜擢されて、
バンダムとかがやってたような作品の続編の主演に抜擢されるところから映画は始まります。
アクション怪童って言ったところを、持ち前のストリップダンサー力でどんどん駆け上がっていくけど、増長に増長重ねて、
アルコール中毒になって一回落ちるところまで落ちて、そこから緩やかに再起を図っていくみたいなですね。
結構そういうティピカルなお話なんですけど、いろんなですね、スティーブン・セガールだったりとか、それこそタイトルになっているようにマトリックスだったりとか、
いろんなですね、アイコニックなアクションスターだったりのパロディーっていうのも全面に盛り込まれていると言った話なんですね。
で、なんで今回これをわざわざ見てたかと言いますと、こちらですね。
脚本と主演がデビット・リーチさんなんです。
デビット・リーチさん?
デビット・リーチは、もう今やですね。
デビット・リンチ?
リンチじゃないです。リーチです。
びっくりした。
このデビット・リーチさんっていうのは、シャドー・スタイルスキーさんと一緒に、マトリックスとかのアクションスタントをやってた人で、そこから映画監督とかされているんですね。
で、このシャドー・スタイルスキーとデビット・リーチの代表作はジョン・ウィッグ。
そうなんだ。すげえ。
そうなんです。で、そのジョン・ウィッグはシリーズを重ねるごとに、シャドー・スタイルスキーが引き継いでいくんですけど、その後にデビット・リーチはアトミック・ブロンドとか、レッドプール2とか、バレット・トレインとか、そういったようなですね、作品をどんどんどんどんこう作っていく。
実はですね、そんな風な、ジョン・ウィッグって言ってしまうと、近年のアクション映画の一個転換みたいな部分だったと思うんですけど、そこにですね、携わってた人が、実は昔はこんな映画を作ってたんだよ。
さらに日本でDVDが出て、もう2足3門みたいな価格で売られてたんですよ。ということを含めてですね、なかなか興味深いというふうに思いますし、あとこれ本当にモキュメンタリーとして非常にですね、面白いので、おすすめでございます。
なるほど。アホリックス。
アホリックスのリローデッド。
リローデッド。
アホリックスの方は、チャーリーシーンとかが出てたかな。
へー。
ハッパーサットとか、ああいう流れのパロディだったと思うんですけど、これはそれの続編に仕立て上げられちゃった、ねなしぐさんの作品っていうことですね。
なるほど。じゃあその両者に繋がりはマジでないっていう。放題がそうなっちゃったってだけ。
そうですね。で、あとこの映画でももちろん、やっぱりチャドスタイルスキーとデビットリーチがアトリックス絡みだったから、マトリックスのパロディもやってるので、まあまあそこで引っ張ってこられたのかなという感じですね。
なるほど、なるほど、なるほど。
にしても苦しいって感じは。
にしても苦しい。
逆にですね、今はもうデビットリーチって言ったらもう本当ビッグバジェット映画の監督でもあるので、なんかそっち方面でもう1回予想をよ新たにリバイバルとかやっても、これ言ってしまうとずっとデビットリーチが主演してるし、
まあ脚本も自分でやってるので、まあまあそういうですね、初期仕事、超初期仕事として、原点としてね。
なんか予想をよ新たに再評価することってありなんじゃないの?
なるほど、確かに。
なんかね、まともな放題をつけてリバイバル上映とかしたら普通に見に行くんじゃないかって気がしますけどね。
そうなんですよね。もうそれぐらいデビットリーチってもう人呼べる監督になりましたので。
バレットトレインとかも結構コメディな作りだったんですけど、なんかそれも意外とコメディ上手いなぁとか思ってたら、もうこの人だから脚本として携わってたもうかなり初期の仕事がコメディだったんだっていうことで、だいぶそういう納得感もありので。
なるほど。
はい、そんなわけでですね、この夏一服の清涼剤として、ホリックスリローデッド、皆さんにお勧めさせていただきます。
ホタルの墓の再評価
ありがとうございます。
パンパンパンパン。
アトリックスみたいですね、なんか。
アトリックスにしちゃうと。
アトリックス、パンパンパンパン。
これ一瞬、アホのサカタも吹き替えで出てるらしいです。
そんな細かさいらない。
いらないですよね。なんかあれですよね、こういう映画に吹き替えがいちいち作られてたっていうのも、
なんか贅沢な時代。
豊かな時代だったな。
なんか、AVとかでもいっぱいなんかパロディ出てましたもんね、なんか。
こういうマトリックスをなんかちょっともじったようなやつが変なのがあるみたいなの。
なんかいっぱいありましたもんね。
なんかそれをちょっと思い出せますね、アホリックス。
もうね、今こんなのがポーンとソフトとか出ることはないでしょうからね。
ポーンと、そうですね、ポーンとって感じですね。
そんなわけで多少の教習とともにですね。
時代的にはやっぱりマトリックスくらいの時期のものなんですか?
これ2005年の映画ですね。
2007年か。
2007年ですね。
なのでそう考えるとだいぶマトリックスよりも。
リロード。
一番初めのマトリックスはでも99年。
そうそう、そのくらいですよね。
リローデッドってわりとすぐ作ったか。
2005年より前だったんですよね、2003年とかですかね。
開いたとしても2、3年だと思うので。
そうですよね。
マトリックス、リローデッドとレボリューションズは僕映画館に見に行ったんですよ。
その時小学生だった記憶なんですよね。
そうなると記憶を、さかのぼる記憶を。
大学に入ったのが2011年だからその4年前だから中学2年生の頃。
やっぱりマトリックスの運、まだ余熱って感じですね、これじゃあ。
そうですね、私マトリックスは映画館で見ましたよ。
マトリックスとリローデッドは。
レボリューションは見てないけど。
レボリューションまで見ましたね、映画館で。
すごい、みんなのマトリックスの思い出。
マトリックスやっぱり初めて見たのはテレビだったんですけどね。
面白い、すげー、怖いとか思いました。
怖かったんですね。
でもそうですよね、まだ広角機動隊とか知らないわけだし。
そうそう、全然知らないので。
マトリックスに初めて出会った、ああいう世界観みたいな。
うんうんうん、そうですよね、そうですよね。
私もそんな感じだったな、面白いって思ったな。
僕は逆にもう大学生で、ウィリアム・ギブスンの小説とかも読んでたので、
本家ギブスンを映画化したJMとかが、そんなにっていう感じだった中、
なるほど、こういう風になったか、サイバーパンクがこういう風に表現されるようになったか、
っていう風に思った覚えがありますね。
大人、もう大人だ、大人や。
今日一番マトリックスっぽい格好されてんの、大学生。
そうです。
確かに。
本当だ、本当だ、本当だ。
画面上にですね、サングラスかけてる方4名いらっしゃる。
本当だ、本当だ、4名。
4人目の。
ありがとうございました。
マトリックス。
マトリックス。
リロードよろしくお願いします。
リロード。
ありがとうございます。
じゃあ続けて兄さんお願いします。
はい、私はですね、また意外と私アニメを紹介してるなと思ったんですけど、
今回もアニメなんですけど、しかもすごい基本中の基本みたいなことを言って申し訳ないんですけど、
ネトフリに来ていたので、ホタルの墓、高畑勲監督のホタルの墓を、
もう本当5億年ぶりぐらいに見たんですけど、
たぶん最後に見たのっていう言い方もあれですけど、
たぶん中学生とかだったと思うんで、
改めて映画として見ようみたいな、
かわいそうな戦争、夏休み、子供映画みたいな感じの感覚でしかたぶん見てなかったはずなんで、
前回見たときは。
改めて映画として見ようと思って見たら、
めちゃめちゃ怖い話だったんだと思って。
かつ、ちょっと吸血鬼ものでもあるのかもしれないと思って。
で、すっごく、皆さんホタルの墓見たことありますよね、お二人は。
見たことないんですよ、私。
え、見てない?
実はないんですよ。
あ、そうですか。広瀬にこさんも実はない系ですか。
ないんすよね。
これでもうっすらともしかしたら、ちっちゃい頃に見てる感じみたいなレベル感であって。
そうですよね、そうですよね。
そっかそっか。
でもまあきっと有名な作品なので。
やっぱり改めて見ますと、完成度がすごく高くて、
演出とかもすごいし、
なんかさりげないボソッという一言とかのボディーブローのように聞いてくる感じだったりとか、
それが本当に本当に怖い映画だったんだと思ったんですよ。
ホラー映画だったんだなと思って。
マトリックスの影響
で、ひとつじゃあ、なんで吸血鬼ものだったのか。
吸血鬼っていうか、血を吸うっていうことがひとつ大きな、
なんて言うんですかね。
意味があるというシーンをちょっと1個紹介させていただきたいんですけど、
もし見ることがあれば注目して、怖いからっていう話したいんですけど。
最初のシーンが、男の子いるじゃないですか、セータっていうお兄ちゃんの方が、
幽霊になって自爆霊になってるんですよ。
神戸の駅で、1986年にホタルの墓って公開になってるんで、
その1986年になった今でもセータはここから動けないみたいな、
自爆霊になってるっていうところから始まるんですけど、
さかのぼって、1945年までさかのぼって、
戦争後事として駅で死んでるんですけど、
その時に有名な節子、妹の持ってたドロップのカンカンを、
片目みたいな感じでお兄ちゃん持ってるんですよ。
それを駅員さんが、死んでるわこのガキみたいな感じで、
持ってるものを、ドロップだみたいな感じで拾うんですよ。
それを拾ったら、手をそれで切っちゃうんですよ。
ホタルの墓の考察
すっごいちっちゃいシーンなんですけど、奥の方で起こってることなんですけど、
切っちゃったって、なんかチュってそれを舐めるんですよ。
で、なんだこれみたいな感じで、ポーイって外にそれを捨てるんですね、そのまんま。
そしたら節子のお化けがドロドロドロって蘇ってきて、
それでホタルの墓って始まるんですよ。
いろいろ、うよ曲折というか、
聖太君と妹の節子ちゃんが、けなげに戦後の、
戦中戦後を乗り切って、みたいなストーリーはみんな知ってるじゃないですか。
最後、節子ちゃんは家用失調で死んじゃいます。
死んじゃいました、節子ちゃんっていうのを、最後のシーンで、
死んじゃった節子ちゃんは、お兄ちゃんが留守番してる間、
二人で暮らしてたんです。留守番してる間中、
一人遊びをしていましたっていう、
泣ける光景として、バーって映るんですけど、
その時に、お孫とお母さんの役をやってるんですよ。
演技でご飯作ったり、赤ちゃん抱っこしたりみたいな、
女の一生みたいなのを、なぞっているような一人で、
なぞってっていう中で、縫い物してるんですけど、
縫い物して指切って、あってなって、チューってそれを吸うんですよ。
それが最後のシーンになってて、
なんかそんなの、わざわざ最後に、
その駅員さんがそれで切ってチューってするシーンも、
なんでこんなシーンがあるんだろうと思ったら、
節子が最後に指切って血吸ってんだと思って、
え、すごい怖いと思って、
なんかすごく怖いな、怖いなって思いながらずっと見てたんですけど、
最後の吸血、血を吸ってるシーンで、
これやっぱりそういう意図があったんだのかな、このホラー。
ホラー物っていう感じの意図が、もしかしたらあったのかもしれないと思って、
高畑勲をインタビューを見たので、ググってみたんですよ。
そしたらやっぱ真珠物として描きたかったみたいな。
だから節子がやっぱりお兄ちゃんを行かないでって言って、
引きずり下ろすみたいな様子、皿屋敷的なっていうか、
皿屋敷ってそういう話じゃないか、そういう話じゃないですけど、
階段もの、真珠して女のお化けが男のお化けを、
人間の男を引きずり、地獄に引きずり下ろすみたいな、
そういう話だったんだと思って、
戦争映画、戦争反対映画みたいなことでもあるんですけど、
それはもちろんみたいな、
でもなんかそういうちょっと気持ち悪い意図っていうか、
気持ち悪いっていうのも変ですけど、
ホラーな意図みたいなものもあったんだろうと思って、
すごいと思いました。
この戦争ね、1580年ということと、
それから怖いね、夏だ、ゾッとしたいね、
ホラーとしても非常に面白いと思うので、
そういう意味でホタルの墓を見直してみるの、
すごく面白いんじゃないでしょうかと思いました。
ぜひお二人も暇があったら、
ホラーとかの映画とかを見ている人として見たら、
すごい怖いって多分なると思います。
いろんな意味で。
感動しました。
映画への興味
というわけで、ホタルの墓を紹介させていただきました。
ありがとうございます。
変な説明になっちゃってすいません。
いやいやいや、
ホラー映画は好きなんですが、
怖そうで見れずにいる映画っていうのが2本あって、
ホタルの墓とダンサー・イン・ザ・ダークなんですけど、
なるほどなるほど。
ダンサー・イン・ザ・ダークなんか全然怖くないです。
ホタルの墓に比べたら全然怖くないです。
ダンサー・イン・ザ・ダーク。
まあでも今の話で見てみようかなと思いましたね。
そうですね。
やっぱり、
映画とかで、
まれにですけど文章を書くお仕事とかをもらっている身としてですね、
やっぱりジブリ見てない、
ディズニー見てない、ピクサー全然見てないみたいな、
やっぱあるんですよね。
そう受けちゃってるところ。
でもやっぱそれってむしろ、
めっちゃ多くの人が見てるものだから、
それを見てないようなやつが、
映画とか本当に語っていいわけとか言われたらもう、
本当半笑いすみませんって言いようがないというか、
でも多分そういうふうに、
落としちゃってるものの中に、
すごい大事なことってあるんだろうなっていうのが、
やっぱりちゃんと見てみないとなぁと思いましたね。
なんか本当舐めてたわと思って、
別に私ジブリって好きでも嫌いでもないって感じで、
見てないのもあるし、
でもほとんど見てるかなって感じなんですけど、
過度に評価とかをするタイプではないので、
宮崎と高畑だったら高畑さんの方が、
みんな顔が死んでて好きかなって思うぐらいだったんですけど、
いやちょっとかなりびっくりしました。
映画詳しい人とかが、
やっぱね、結構みんなジブリとか逆に見てないとか、
嫌いだ、嫌いみたいな感じの、
ちょっと距離を置いてる人とかもいるじゃないですか、
やっぱひねくれている人たちは特にっていうか、
私も割としゃに構えてちょっと見てみたんですけど、
すごいなと思ったので、
ぜひひねくれた人たちが見る、
ホタルの墓の感想を聞きたいなと思って、
気持ち悪かったですよ、いろいろ。
怖かった。
いや意地悪だなっていうふうに思いましたね。
いろんな場面が。
はい、でした。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございました。
というような感じで、
3人が7月に見て面白かった映画、
私のはドラマでしたけども、
の3本紹介してまいりました。
ということでパート1はここで終了にしまして、
この後パート2で今月の課題作について
お話ししていきたいと思います。