00:03
はい、では旧作の方のランキングに入りたいかなと思います。
これも同じく、まあおおよそ観た時系列順で、ちょっと一部ごちゃっと順番が時系列にならず混じってるところがあるって感じですね。
リバイバルで上映されたものであるとか、家で観たものとかも含めて、ちょっと私が今年観た映画っていうものでランキングしていきたいなと思います。
まず、アラビア・ノロレンスですね。これ、午前10時の映画祭ですね。
映画館で観たのは初めてで、前が本当に多分15年ぐらい前、ブランカンテレビで観てたんですけど、まあそこまで面白いイメージはなかったですけど、やっぱり映画館で観ると違いましたね。
本当にデカい画面で砂漠の真ん中で冒険するっていう感じが、やっぱり映画館で観てこそ出る映画でしたね。
アラビア・ノロレンス、中盤で前半が終わるってインターミッションに入るタイミングで、川のところで向こう岸から「Who are you?」って聞かれるって、「お前は何者だ?」っていうアラビア・ノロレンス全体を通じる、
ロレンスが自分自身が何者なのかっていうトークっていうテーマがあそこで象徴的に出てくるっていうのは、なんかいいなって思いましたね。
次が実力外伝大阪電撃作戦。いわゆる東映実力ものの1本で、新世界東映で観たやつですね。
これ松倉博さんが出ててめっちゃ面白かったですね。この後も出てくるんですけど、仁義の墓場であるとか、ヤクザの墓場、口の下の花っていう、同じく東映実力路線の映画で、
この3本は大阪が舞台になっているやつなんですね。大阪が舞台になると結構その組織として在日コリアン系のヤクザが出てきたりするんですけど、
結構その辺りに差別とかのテーマもあんまり嫌味じゃない感じにサクッと出てきてとか、ちょっとこの頃の映画だと当然そういう差別あったよねっていう前提のものとして出てきたりしてて、
今と雰囲気違うよなっていうのは見えたりして面白かったりはしましたね。続荒野の四字一歩、これリバイバルで上映されてたのがシネマート震災橋ですね。
大好きなんですよ。おーじゃんごーっていう、ほんとかっこいいですよね。看護刑引きずってやってくるビジュアルとか、ラストの十字架に銃がかかってる絵とか、たまんなくかっこいいですよね。
実はこれ今年映画館で2回見てて、1本がそのシネマート震災橋と、もう1回が京都南海岸のセルジオコルブチョウオルナイトで見たんですけど、こっちはちょっと疲れて寝ちゃいました。
他の2本に集中したかったので、どうせシネマートで見てたから毎回寝たって感じでしたね。でも本当に大好きな1本なので映画館で見られてよかったですね。
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次がガス人間第1号。ガス人間第1号ね、これ大阪のシネヌーボーっていう映画館で八草薫さんのツイート上映で見たんですけどね、東方の昔の怪人映画ですね、美女と液体人間とか伝説人間、それの1本ですね。
これは超超超超超超名作です、本当に。
日本武王の家元がちょっと没落しかけて、疲労会を開くお金もないという状態なんですけど、そこにガス人間による銀行強盗が起きて、どうやらそのガス人間は金を家元に寄付してるみたいな感じになるのかな、疲労会を燃やすためのお金を出すみたいな感じになるんですけど、
この男っていうのが本当に人生で良いことがなかったような人間で、その男がいわゆる今で言う推しですよね。推してる人間に見つぐことで自分の人生に価値があったものと思いたがるみたいなね、
自分の虚無を推しに見つぐことで満たそうとするっていうね、結構虚無な感情が描かれてて、割と今に通じるものかなと思ったりとか。
あとその家元側も相手に対しての感情は単に利用してやろうって気持ちもあるんですけど、その没落していってる武道の家元としてその唯一のファンでもあるわけなんですよね。
そこにあるお互いがお互い誰も認められなくなっている状況下で、互いを利用し合うっていうある種の相互依存関係みたいなのが描かれて、凄まじい人間の業が詰まってる大傑作なんですよ。これは良いですよ、本当に。
で、次がジャガー。これセルジオ・コルブ・チョウルナイトで見たやつで、そんなに良いでしたね、これは。ジャガー、これはそんなに。
もう一本セルジオ・コルブ・チョウルナイトがやったのは殺しが静かになってくる。これはね、大傑作でしたね。マカロニウエスタンって割と砂と岩の荒野みたいなイメージがあると思うんですけど、これは雪山なんですよね。
で、そのハンジかな?何かが支配してる街で飢えてる住人たちが盗賊みたいになってると。で、その盗賊になってるのを賞金稼ぎが狩りに来てるっていう。
で、狩られた盗賊たちは元々街に住んでたけど死んじゃうので、要は家とか取られていっちゃうみたいな感じだったかと思うんですよ。
で、どんどん支配を深められていってるって街なんですけど、そこにサイレンスっていう声の出ない賞金稼ぎがやってくると。これがね、本当に悲惨の一期に尽きるんですけど。
またね、敵、名前忘れちゃったけど、すごいですよ。映画史に残る強烈な悪役がいて、そいつとサイレンスの対決になるんですけど。
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本当に残酷だし、悪い奴はとことん悪いんですけど、なんかね、ある種のこの無慈悲な無法の地で生きるにあたって、人に厳しく生きることもある種の誠実さであるみたいな。
悪人側とのある種の無法っていうルールを、ルールがないというルールを共有し合う絆みたいなのがちょっとパッと見えるような瞬間があったりして、独特の味合いがあるなって僕は思ったんですよね。
殺しが静かにやってくるね、あの大大大傑作ですね、本当に。
狂い咲サンダーロード。これ、石曹5オンライトで見たやつですね。狂い咲サンダーロードね、僕大好きなんですよ。
邦画の中でもトップクラスに好きで、見ると元気出ますね。
めちゃめちゃね、調子上がり声でこの百姓とか言いまくるのはね、狂い咲サンダーロード見たとき、実家が農家で、普通に農家って自分のこと百姓って呼んだりするんですよね。
だから百姓って悪口と思ってなくて、なんでこの人百姓を悪口として呼んでるんだろう、普通の辞書なのにって思ってたんですよ。
実は悪口として使われてたっていうね。
そんな思い出があったりとか、狂い咲サンダーロードいいですね、かっこいいですね。
同じく石曽オールナイトのバーストシティ、爆裂都市と書いてバーストシティですね。
これね、意味わかんなくて寝ちゃったんですよね。
しょうがないかなって感じでしたね。
見たことある人に聞いても、やっぱりちょっと狂い咲サンダーロードに比べてわかりにくいって言われたんで、
あ、そっか、なるほど、次の機会で見ようって感じでした。
ほとんど寝てましたね。
同じく石曽オールナイトの逆風車家族。
逆風車家族、これはね、小林義典原作の漫画のある種の狂気に取り憑かれた一家の物語なんですけど、
マイフォームを手に入れた家でみんながノイローゼになっていくって感じだったから、
だんだん殺し合いになるっていうので、
小林義典、東大直線とかでも、
あれだと受験戦争で東大進学に取り憑かれた人間のノイローゼ的な狂気みたいなのが描かれていると思うんですけど、
これでその狂気の対象となっているのがマイフォームなんですよね。
バブルでみんな中流になって家を持とうみたいなのが社会規範としてあって、
こう生きるといいよねみたいなのが呪いになってノイローゼになっていく過程みたいなのが描かれていて、
中身はそこまでだったって感じでしたね。
信じられないこと言うんですけど、僕殺人の追憶見て寝ちゃったっていう。
信じられないでしょ。
この映画史に残ると言われる傑作を疲れて寝ちゃったっていうね。
途中まで面白かったような気はしてるけど、
後半の割と殺人事件とか起きてるけどノリとしては緩めだったりはしますよね。
後半、緊迫感が上がってきてからちょうど寝ちゃって残念。
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本当にちゃんと見たかったですね。
ただ、ラストの脳内の脇にある速攻みたいなところの中を覗く時の視線の緊迫感みたいなのはやっぱり強烈なものはありましたね。
元になった現実の事件の犯人が今捕まったっていうのも見え方が変わって面白いかなと思いましたね。
あ、この視線で後で犯人を追い詰めるんだって思うと、
捕まったよね、犯人に視線向けるのと。
いつか捕まる犯人に視線向けるのとって全然映画的なメッセージ変わるよなと思って。
ちょっとそういう面白さもありましたね。
寝てたけど。
寝てたなりに前半面白かった記憶はあります。
えっと、コマンドー。
これ、テレビ放送時の吹き替え版で塚口さんさん劇場で上映してたやつですね。
いや、面白かったっすね。
さすがコマンドーって感じで。
完全インターネットミームとかしてますけど、やっぱりそのバカバカしさのドライブ感がすごいというか止まらないですよね。
うんうん、面白かったっすね、やっぱり。
ビッグハーマン。
これはえっと、スタヤのオンラインレンタルで借りて見たやつですね。
ミッドサマーのタイミングで見たって感じでしたけど、
まあその伝説的カルト映画と呼ばれていて、
地方のカルト宗教の信仰されているところに行くある種のフォークロアホラーというか田舎ホラーというか、
まあそういう面白さ。
ちょっと衝撃というより気持ち悪さですよね。
やっぱり違和感の蓄積みたいなところでミッドサマーに通じるものはあって面白いなとは思いました。
ある程度ね、ちょっとその有名作すぎてネタバレというか、
もう話がだいたい想像ついちゃうみたいなところはあったりはするので、
さすがに古い映画、有名すぎる古い映画としてちょっと微妙なところはあったかなって気がしましたね。
マイインターン、これ配信で見たやつですね。
ちょっと好きじゃなかったですね。
アンハスウェイがかっこいいとかはわかるんですけど、
ロバート・デニールをはじめ男性陣のノリがちょっと好きになれなかったというか、
結構割と職場でエロいことを考えているみたいな、
男同士でエロいことを考えているみたいなのがね、
ちょっと清潔感なくて微妙に嫌だったというか。
で、またその後、アンハスウェイとロバート・デニールがちょっと出張でホテルで泊まったときに、
同じベッドでくつろいでるみたいな映画があったかと思うんですけど、
ちょっと僕、抵抗感ありましたね。
やっぱそのお互いの信頼感の現れとはいえ、なんか日を許しすぎなのではみたいな、
前のシーンでロバート・デニールが性欲あるところとかも見せる展開があったので、
その流れでちょっと同じベッドでくつろいでるみたいなのは、
いくらなんでもそこの線引きは緩めてはいけなかったのではっていう、
なんかね、思っちゃったんですよ。
性的な何かを超えた男女の信頼関係みたいなのはいいものだと思うんですけど、
ちょっとその関係性を見出す前に、ちょっと僕は抵抗を覚えてしまって、
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飲み込みきれなくなってしまったっていうのがありましたね。
アン・ハサウェイのファッションのかっこよさはめっちゃかっこよかったですけどね。
少女革命っていうのはね、僕が多分テレビシリーズアニメで一番好きなアニメなんですよね。
それの劇場版で、テレビシリーズで長いこと時間かけてやってたことを、
ちょっとぶっ飛んだ表現で2時間弱にまとめたって感じで、
前も見たことあるんですけど、その時は飲み込めなかったけど、
今見るといけたって感じでしたね。
面白かったですね。
あ、なるほど。今なら飲み込めるわって思ったりはしました。
えーっと、マインドゲーム。マインドゲームね、やばかったですね。
ずっと評判は聞いてて、見たい見たいと思いつつ、なかなか見る機会なくて、
今年に入ってからDVD、ブルーレイかな?で見たんですけど、すごかったですね。
好きな展開が、本当にクライマックスで例の場所から脱出する時に、
わけわかんないテンションで、ホラー穴みたいなところから脱出するシーンありますよね。
あそこで、かつて自分が過ごしてた、割と別に何かの意思決定のきっかけになるような、
そんな大きな経験ではない、記憶の表情にずっと残り続けるような強い印象を持った記憶ではない、
ふとした何か、日常の中の何かの瞬間みたいなのが、
今今日生きるための一歩を支える礎になるみたいな展開があるんですよね。
そこでめちゃめちゃ感動して、意味のありそうな人生の分岐点みたいなものだけが、
人生の価値のある瞬間みたいなのって思ってしまいそうになると思うんですけど、
そうじゃなくて、何気ない瞬間こそ今の一歩一歩の礎になってるみたいなことって、
意外と言われたことないなと思って、それを言ってくれたっていう喜びがありましたね。
マインドゲームね、全体的にすごい良くて、明るくて派手でぶっ飛んだ映像表現の割には、
言ってることが非常に渋くて苦い、人生の重み。
こういう風に生きてしまった人生はもう取り返せない、過去はもう取り返せないが、
未来はあらゆる可能性が同時に存在しているみたいなものを平行して描くんですよね。
未来の可能性が開けているほど、過去はもう確定してしまっているっていう切なさも際立ったりして、
すごい良い映画ですね、マインドゲーム。
テルマ&リーズ、これは午前中に映画祭で見たやつかな。
めっちゃ良かったですね。
ちょっと現代にも今日にも通じるシスター・フッドみたいなものの原点って言ったら、
さすがにちょっと言い過ぎたと思うんですけど、90年代当時ですでにここまでのことをやってたっていう。
ある種の破滅的な道行きではあるんですけど、
今ならもう少しきっと希望的な描き方ができると思うんですけど、現代ならね。
当時として破滅的な着地をするしかなかったのかっていうアメリカニューシステム的な匂いもするわけなんですよね。
15:02
暴力的な男性によって抑圧されている女2人の男性社会に対する反抗っていう、
既存の権威に対する反抗をしたやつは破滅するよねっていう、
アメリカニューシステムのルールみたいなものに近い描き方がされてて、
アメリカニューシステムが好きなんで、その感じがあってよかったですし、
例えばちょっと破滅の道行きになるとしても、意思の部分で負けない、気持ちの部分で負けないみたいなのがあって、
非常にシスター・フッドものとしてもよかったですし、
エンパワーメントの意味合いでもすごい元気の出る映画だなと思いました。
すごい映画でしたね。
ピアノ・ロリンスよりも面白かったかもしれない。
オズの魔法使い。この機会に見たんですよ。
ジディより後に見たんで、もうジディ・ガーランドが搾取されてるっていうのがわかっちゃってるから、
いたたまれなくて見れなかったんですよね。
あと、さすがに話自体が幼いミュージカル映画っていうのがあんまり話として楽しめなくて寝ちゃったんですよね。
オズの魔法使いのところに行くぐらいまで結構飛ぶんですよ。
カカシとブリキとライオンが仲間になった後、結構記憶飛んでるな。
魔女が潰されてるところとかは微妙に覚えてる。
オズの魔法使い、本当好きな人多いじゃないですか。楽しみたかったんですけどね。
いろんなものが噛み合わなくて、残念ながらあんまり楽しめなかったって感じはありましたね。
千と千尋の神隠し。やっぱいいっすよね、千と千尋。
千と千尋何がいいって結局めちゃめちゃえげつない話ですよね。
子供に対する労働搾取の話だけど、結構みんな明るいファンタジーとして楽しんでるじゃないですか。
結構いびつな映画だなと思ってて、作品自体の内容がいびつだし、
結局名前を奪って風呂部屋で働かせると。
来るのは汚れを貯めてる神様から汚れを抜いてあげるっていう少女が女の子がですね。
正直かなり不健全な商売なわけじゃないですか、あの家屋っていうのは。
なのにそこに少女の成長物語を重ねて描いてますし、
せひょうみたいなものも明るいジュブナイルとしてとられてますよね、ファンタジージュブナイルとして。
すごいいろんなものがねじれの構造になっていると思うんですよ。
そこがある意味面白いというか、
あの千と千尋の中の世界観自体もいろんなものが歪んでるなと思ってて、
そこがね、興味深いなと思って。
普通にこれがウケてるってすげえなって。
良くも悪くもすげえなっていう気持ちがありますね。
えーと、もののけ姫。
もののけ姫ね、あのね、最高ですよね。
ジブリで一番好きだわって今回思って、もののけ姫。
アシタカかっけえっていうのもまずあるし、
18:00
あのウルフウォーカー界でも話してたんですけど、
まあその自然と文明の対立とか、負けていくものの物語とかね、
すごい好きなものが詰まってるし、
最後そのあんまりハッピーエンドじゃないというか、
とりあえず決着はついたけど、
失われたものは持ったり戻せないっていうかなりビターなエンドでもあったりして、
あのいろんなもののバランスがすごい好きだなって思うんですよね。
もののけ姫。
本当あの、傑作ですよね。
えーと、海底47m。
映画公開のタイミングで一作目を家で見たんですけど、
あのー、サメが怖いというよりは本当に海が怖いって感じですよね。
泥が舞ってて前が見えない海の底の恐怖って、
急にその底が、海底がなくなって、
一気に海溝、崖になって、
底が見えない、足元が見えないとかってなるっていう、
あの恐怖感。
海に対する恐怖感。
水に入ることに対して恐怖感ってありますよね。
それの恐怖を割と煮詰めたような話になってて、
ラスト、結構雑な結末にはなるんですけど、
その恐怖の作り方としては結構すげえ映画なんじゃないかなって思いましたね。
かなり面白かったですね。
インセプション。
えーと、あれですね。
テネット公開前に、
クリストファー・ノーラン監督作品のリバイバルしてた時に見たんですけど、
多分10年ぶりぐらいに見たんですよね。
あのー、公開当時映画館で見たんで。
うん、やっぱ面白かったですよね。
正直僕はクリストファー・ノーラン作品って深さみたいなものはあんま感じなくって、
基本的には純粋に面白い明らかんとしたエンターテイメントの人だとは思うんですよ。
その明らかんとしたエンターテイメントを楽しむためのフレーバーとして結構重い話をしてるかなと思うんですけど、
割とその、うん。
マヌケなぐらいの明るさというか、
ライトな映画を撮る人だなと思って。
インセプションも割とね、その要素がいろいろ凝縮されてるというか、
賢そうに見えて割とやってることはバカバカしいことやってるっていうね、
その二律背反みたいな面白さがあるかなってちょっと思ったりはしましたね。
素晴らしき映画音楽たち。
これ、映画音響の方と合わせて近いタイムで見たんですけど、
うん、あのー、やっぱ音楽が映画に命を与えるっていう感じが。
特にその音響全般はその映像に命を与えるって感じですけど、
音楽はやっぱり物語に命を与えるって感じがありますよね。
うん。
エモーションとか、ドラマとかを、
映画の中で音楽の部分が担っている部分って大きいと思うんですよ。
映像ってあくまで事実説明だから、
その裏にあるエモーションとかって実は音楽がないと表現できないことだったりするのかなとか思ったりとかね。
うん。
すごかったですよね。
えー、青春電撃デキデキ。
これ、塚口さんさんさんさん劇場のリバイバルで見たやつ。
うん、ちょっと合わなかったかな。
うん。
クラナンでもちょっと山がなさすぎたかな。
うん、あのー、やっぱりこの手の話、
その音楽を始める若者の青春ストーリーって、
21:01
あのシングストリートが完成されすぎてるなって思ってて、
逆にちょっとあれを離れちゃうとあれって思っちゃうぐらいかなって思いました。
うん。
青春というより本当に60年代の風景を見る映画なのかなみたいな気持ちでは見ましたね。
アリス・スイートアリス。
これ、ポッドキャストでも収録したんですけど、
あのー、めっちゃ面白かったですね。
伝説的スラッシャーホラー映画。
うん。
結構ね、そのー、内面のね、ちっこさみたいなのが出てて、
好きな映画でしたね。
かなり好きな映画でしたね。
えー、アングスト。
まあ、あのー、かなりセンセーショナルな受け方をしてスマッシュヒットしてた映画ですけど、
まあそのー、猟奇殺人犯みたいなのが出てくるわけですけど、
圧倒的、超常的な天才犯罪者とかじゃなくて、
ちょっとまあ、凡庸。
凡庸だからか、むしろ人より能力としては劣っているような雰囲気。
明らかに鈍臭いし、容量が悪いんですけど、
まあそこがあのー、怖いというより気持ち悪いという感情をすごく掻き立てる映画でしたけど、
正直そのー、センセーショナルさが先走りすぎて、
あのー、公開当時、80年当時だとさすがになんか強烈な映画だったのかもしれないですけど、
今見ると正直ちょっとそこまでというか、単に雑なようにも僕には見えちゃいましたね。
まあなんか、資料的価値というか、あの頃はこの感じでいけたのかなみたいな、
そういう気持ちで見たりはしました。
はい。えーと、ゲジョ。
これはえーと、京都南海岸のキムギオン特集で見に行ったやつですね。
ゲジョ。
えーとね、あのー、パラサイトの引用元の一つとか言われてる、
家の中での階段の上下関係とか使ってその格差構造とかを表現した映画のモチーフになってるって感じですよね、パラサイトの。
これは面白かったですね。
1960年とかの映画だったかな。
で、ここねそのー、家で雇ってる家政婦がちょっとまあ、家の主人と関係を持ってしまって家庭が崩壊していくって感じなんですけど、
ラストね、なんかチャンチャンみたいな鈍然返しというかまあ、あのー、夢落ちみたいな感じになっちゃうんですけど、
多分当時の倫理観で言うと、あのまま結末に至っちゃうと、あまりに不道徳な映画になっちゃうから、
もう描きたいことを90、ラスト99%ぐらいのとこまで撮って、みんなこういうことしちゃダメだよって言って、
あの撮ってつけたような、逆説をつけることで見ていいことにしてるみたいな、なのかなーって思ったんですよね。
具体的な映像のパンチ力というか、薄気味のあるさみたいなのがすごかったですね。
限界などは知っている。
これもキムギイオン特集ですね。
これはもう日本の戦争中の話でしたけど、結構間がね、そのフィルムとか音声とかがもう紛失してて、間飛んじゃったりはしてたんですけど、
なかなか迫力のある話でしたね。
えー、神儀の墓場。神儀の墓場。
以前のポッドキャストでも話してたんですけど、
24:02
本当ね、衝撃的というか神儀なんて全くない男が自分の墓に神儀って掘るっていう衝撃とかね。
ここまでその無機能なヤクザと、正直そのヤクザにもなれないぐらいはみ出しちゃってるんですよね、行動が。
アウトサイダーというか。
そんな人間が神儀っていう言葉に何を身に出してたのかなとか考えると、ちょっと味わい深い映画ではありましたね。
ヤクザの墓場口出しの花。
こっちはね、割とね、悪いけど多少正義感もある警察官みたいなのを渡井哲也さんが演じてて。
神儀の墓場よりどっちかというとこっちの方が僕は好きかもしれないですね。
えーと、雄性からの物体X。これも京都南海岸に行ってみたやつですね。
あのー、日本の工業圏が切れるってことで映画館でやれなくなっちゃうと。
ああ、スラミト館とダメだなと思って行ったやつで。
やっぱね、あのー、雄性からの物体Xいいですよね。
真面目な閉めてるところは本当に閉めてるけど、よく考えたらどういうことだみたいなところもちゃんと遊びがあるというか、
バカなところは割とちゃんとバカっていうところがね、いいなって思いますね。
あとあのー、結構前見たときのこと忘れちゃってるから、誰が規制されてるとかね、分かんなくなってるんですよね。
それをまた見るとね、もう一回見るとすげー面白かったりしますね。
ガメラ大怪獣空中決戦。これはね、すごかった。
梅田ブルクのドルビーシネマで見たわけなんですけど、本当にね、怪獣映画とドルビーシネマってこんな相性いいんだなと思って、
怪獣が光を追いつくして画面が暗くなったときに本当に漆黒になるんですよね。
あれは暗さがもはや、ちょっと圧を帯びてるみたいな感じになったりだとか、やっぱ音響の迫力もすごかったですし、怪獣映画とドルビーシネマってこんな相性いいんだと思って。
今年見た映画体験の中ではトップクラスですね。
作品としてはEXITが一番好きだったんですけど、映画体験っていう意味では一番だったかもしれないですね。
トータルリコール。これも4Kリマスターで劇場で公開されてたやつですね。
正直ね、ちょっと疲れてて眠っちゃったんですよ。
面白いけど、ポール・バーホーヴェン監督作品だったらロボコップの方が好きっていう感じでしたかね。
今回初めて見たんですよね。テレビとかでもタイミング合わなくて見たことなくて。
SFの中でもかなりダークなことをやってると思うんですけど、シュアちゃんが主人公になることで暗さがなくなってて、よくわからない塩梅の映画になってるんですよね。
変な映画と思いながら寝てました。
白標の殺人とガチ王国の夜のタイミングで塚渕さんの劇場でリバイバルされてたんですけど、めっちゃおもろかったですね。
僕ガチ王国の夜よりこっちの方が好きでしたね。
中国が発展していく中で発展から取り残された街の人々みたいな擦り切れた雰囲気がすごい良かったりとか、
27:06
社会的な雰囲気みたいなのも貧しさみたいなのが反映された話になってたりとかね。
この白標の殺人の方にはヒロインが女の的感がある造形だったかなと思って。
スマしてるけど男に好かれてて、そこが他の女の人からしたら気に食わない女に映るみたいな雰囲気のあるキャラクターだったかなと思うんですけど、
そこがガチ王国の夜になるとちょっと変わってたかなと思って。
ファム・ハタールを女の的は女のものっていう理屈の下にあるものにしないみたいな考えあったのかなとかちょっと思ったりとかね。
白標の殺人はめっちゃ面白かったですね。
バトルロワイヤル特別編、これは新世界東映に見に行ったやつですね。
バトルロワイヤルめっちゃ良くて、割と翌世代的にバトルロワイヤルが公開されたタイミングで中二ぐらいだったんですよ。
だからドンピシャ世代だったかと思うんですけど見たことなくて、今回見てめっちゃ良かったんですよね。
青春映画のある種の結論みたいなものになったんじゃないかなと思って。
バトルロワイヤルの状況に置かれて、命のやり取りをするわけなんですけど、
結局学校の中であった優越感とかコンプレックスとか、お互いにあるちょっとした不審感とかっていう、
学校空間の中での互いの感情みたいなのが殺し合いっていう状況の中で誇張されるわけですよね。
生きてた時に、学校に普通に行ってた時代に思ってたこと、恋愛感情であるとか憧れの感情とかっていうものを持ったまま若者たちが死んでしまうと。
そこに何か現実の普通に過ごしている学校、学園モノでは届かない何か象徴というか、
凝縮されたエッセンスみたいなのがね、残酷な状況から、だからこそ滲み出てくるんですよね。
だからすごい、すごい感性された青春映画だなと思って、大傑作だったんじゃないかなって。
宇宙からのメッセージ。これも同じくバトルロワイルドと同じタイミングで新世界とかで見たんですけどね。
こっちはね、フィルムが色飛びしててセピアなんですよね。宇宙空間映ってるのにずっと茶色だからよくわかんなくて。
話もね、本当に当時ならではのトンチ系SFで、なかなかこれが新品でしたね。
パプリカ。これはナンバーパークスの爆音映画祭で見たやつですね。
パプリカね、いいですよね、本当に。なんか、本当に、なんていうかな。
思考の流れがダダ漏れしてるみたいな感じの映像を、言語化しがたい何かを映像で見せようっていうところがね、すごい良くて。
リトルミスサンシャイン。これも何かのタイミングのリバイブルで見たやつですね。
面白かったなー。リトルミスサンシャインめっちゃ良かったですね。かなり上ですね。
30:04
じゃあ旧作も全作品上がりました。順位読み上げさせていただきますね。
10. 族公園の用心房 9. 白標の殺人 8. 狂い咲きサンダーロード 7. リトルミスサンシャイン 6. バトルロワイヤル特別編 5. 物の啓明 4. マインドゲーム 3. ガス人間第1号 2. 殺しが静かにやってくる 1. ガメラ大怪獣空中決戦
以上、10位から1位まででした。
以降、11位以下。
合計で…
新作と旧作合わせて112本の映画をランキング付けながら、短く感想等を述べていただいた感じですね。
はい。合計録音時間3時間超えてるわ。疲れた。喉がもうすでにやられてる。
どうしよう。これ編集やれるのかな?
というわけで、よしなりの2020年映画ベスト新作旧作それぞれ出させていただきました。
この結果をまたTwitterとかに上げさせてもらうかもしれないですね。
長いので、もしこの回ポッドキャスト上げるときは前後編とかに分ける可能性ありますので、またそれぞれちょっと短めの時間で聞いてもらえたらなと思います。
それではこれにて、よしの映画酒場第13回2020年映画ベストの順番を決める回を終えさせていただきます。
それではまたお会いしましょう。皆様、良いお年を。