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2025-08-20 14:08

43|【ボクシング】福岡市・中村学園女子高出身の女子ボクシング選手、34歳でタイトル奪還、防衛

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。

世界ボクシング協会(WBA)女子ミニマム級タイトルマッチが6月26日に東京・後楽園ホールで行われ、王者の黒木優子(真正)=34歳=が挑戦者で同級4位の鈴木なな子(横浜光)を判定で下し、初防衛を果たしました。実は大窪記者、高校生のころの黒木さんを取材したことがあるそうで。今日はそんなお話です。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年7月23日

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サマリー

福岡市出身の女子ボクシング選手、黒木裕子さんは34歳で世界タイトルを奪還し、その防衛戦に成功します。彼女は中村学園女子高校出身で、若い頃からストイックな練習を重ねてきた努力家として知られています。エピソードでは、彼女のキャリアや競技への情熱、アスリートとしての生き様に焦点が当てられています。

ボクシングの魅力
西日本新聞ポッドキャスト
西日本新聞スポーツ余聞
この番組は、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが、アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しします。
こんにちは、福岡のニュースアプリ、西日本新聞民の横山智則です。今日もよろしくお願いします。
西日本新聞社の大久保昌一です。よろしくお願いします。
同じく、西日本新聞社の中富一文です。よろしくお願いします。
中富さん、野球はもちろんスポーツ全般詳しいですが、ボクシングは?
ボクシングはですね、大きな大会をテレビで見るぐらいで、あとあれですね、ダイエット目的でキックボクシングしてます。
そっか、いいよ。まだしてる?
まだ、確かにしてないです。
見に行ったことあります?ボクシングしてるって。
ボクシングないかもですね。
やっぱ、さすがに一回行きたいなと思いますけどね。格闘技って僕も見たことないんですよね。
相撲も含めて見たことないです。
本当ですか?
いわゆる生でっていう。
プロレスラーも?
いや、テレビでは見ない。
生ではない。
生で観戦に行ったことないです。
ぜひぜひ、生で観戦するとですね。
血が騒ぎますよね。
リアルな、音がやっぱり違う、空気感が。
確かにね。
波動じゃないですけど。
響きは、なんていうか、耳に響くような感じ。
その緊迫感。
すみません、大好きなラグビーの話で。
ラグビーと似通って、格闘要素のところは、おっしゃったように闘争本能を刺激するのかもしれない。
ということで今日は、ボクシングでも女性ボクサーのお話を大久保さんに聞こうかなと思っております。
黒木裕子選手の経歴
そうなんです。今はボクシングって言いましたけども。
なかなかボクシング、昔はですね、すごいテレビ中継とかあったりして、目に触れる機会もあったかと思うんですけど。
だんだん、例えばK-1とか、いろんな格闘技が出てきたり。
あと、スポーツが多様化してきて、あまりボクシングって目立たなくなってきたのかなと個人的には思ってですね。
なおかつ、女子にもボクシングがあるという、ここを知ってもらいたいなと思いまして。
さらに、その女子ボクシングで活躍している福岡市出身のボクサーがいる。
このお話を今日はしたくて。
なるほど。
題材を選ばさせていただきます。
今年の6月26日ですね、ボクシングの世界ボクシング協会の女子ミニマム級タイトルマッチっていうのが東京の高楽園ホールであったんですよ。
ここに福岡市出身の王者、黒木裕子選手が世界初挑戦の相手に対して判定で完勝したんですよ。
これがですね、やっぱりこのベテラン選手、なぜ私今取り上げさせていただきたかったのか。
実はですね、彼女がボクシングをまだ始めた頃ですね。
今ですね、神戸市のジムに所属しながら、ご両親がいらっしゃる福岡と2拠点みたいな形でされてるんですけど。
私、彼女がまだ福岡で拠点、福岡のジムに通ってた頃ちょっと取材させていただいたことがあって。
その思い出がちょっとあるもので、この6月26日の、まだ頑張ってるんだって。今お年が女性、選手なのでいいんだと思うんですけど、34歳で。
実際キャリアとしてはですね、実は17年近い。
34歳ってあれですよね、もうベテランでしょうね。
もうベテランになりますね。
デビュー当時がですね、いわゆる、今こういう言葉を使うのかわからないですけど、異色の女子高生プロボクサーという形で紹介させていただいた記憶があります。
女子高生、高校生からお話ししてるんですね。
すごいですね。
実はですね、中村学園女子高校の3年生の時に黒木裕子さんはボクシングをやってらっしゃって、その時の記憶が私の方にありました。
あのですね、お話を聞くと、中学2年生の時にですね、彼女って、お父様が警察官でらっしゃって、お父様のお勧めでフィットネスを始めたんですって。
練習重ねてたら、やるからには強くなって、プロボクサーになりたいよって考えるようになって、福岡市内のジムに通うようになって、そしてプロテストにも合格したという。
当時私、知り合いの紹介で、こういうボクサーがいるよってことで取材に行くことがあって、そのジム、実際にジムに行ったんですけど。
本当に見かけは女子高校生なんですけど、グローブ巻いて練習を始めると、目の鋭さって感じ。
僕よく言いますけども、表情がカチンと切り替わる。その印象がすごい残っていますね。
それ取材したっていうのは、高校生で強いっていう有名だったんですか。
やはりボクサーとして、高校生でプロテストに合格したというこのあたりから、注目を浴びる存在にはなってたんです。
ただお話を聞いた時、覚えてるのが、やっぱり女子高生というか普通の女子高生だなと思ったのは、虫が苦手で、お菓子作りが趣味。
そうですね。もうだからすごくそうなんですけど、ただ練習に対してはすごくストイックで、高校時代その毎日通学前にランニングしたり、放課後は2時間の練習とか、そういうのをずっとこなしてきた。
その印象が残っていて、そういう子がこういう子でもプロボクサーになるんだなっていう風な印象が残っててですね。
ちなみにですね、やっぱり運動神経はもともと良かったんだと思うんですよね。
スキー、実はスキーも小学校2年生でやっててですね。
福岡ちゃん珍しいですね。どこでやるんだろうと思って。
ボクシングも珍しいし、スキーも。
そうですね。
アルペン選手として、これは直接お聞きしたんじゃないんですけど、中村学園女子校時代には全国総体、いわゆるインターハイですね、国体にも出場していると。
それはボクシングだけでスキーで?シャギで?
だからやっぱり多彩というか、さっき言ったように趣味がお菓子作りだったりとか、すごい多彩な選手です。
そういうなんかこういう若い頃の印象が僕の中で残っていたので、この6月の、今年6月のですね、試合を結果を見た時に、新聞、うちの西日本新聞社の新聞でも。
載ってましたね。
これを見て、ああと思って、このお話をしたいなと思いましたし、実際当時、プロデビューが17歳8ヶ月は当時の最年少デビュー記録だったんです。
それは新聞載りますよねって話ですよね。
で、実際には、ただ順風満帆ではなくてですね、2度ほど世界王者に陥落もしている。ただ息長く戦って、まず1月、今年の1月にタイトルを奪還して、その防衛戦がこの6月だったんです。
女子ボクシングの意義
だから、先ほどお話ししたような、若い頃からキャリアをずっと積み重ねていって、ここにたどり着いているんだというのを知ってもらいたいなと思いましたし、スポーツっていろんな競技があって、いろんな物語があって、その中には一つ一つ自分たちの思いだとか込めているんですよね。
だから本人だってここまで続けようと思っていたのかって言ったらどうなのかなとは思いますけども、ただもうこれ僕自身です思うんですけど、やっぱり女子プロボクシングってそこまでいわゆる有名メジャー競技ではないと思うんですね。
その中で17年近く続けてくるっていうのは、やはりこの競技を知ってもらいたい思いっていうのもやっぱり心のどこかにあった。だからこそ負けられないという思いも、実はその6月挑戦を受けた選手は25歳だったそうです。
なので、キャリアが9歳、おっしゃるように10歳ぐらい、新旧対決と注目された試合だったそうなんですけども、やっぱりもうそこを王者のプライドじゃないですかね。そんな簡単に明け渡さないぞっていうのは逆に言えば、それだけ自分が長く積み重ねてきた、やってきたものだということだと思いますし。
僕が記憶に定かだと、僕が取材していた頃、当時そのこっちに福岡で拠点に置いてた頃も言ってたと思うんですけども、別の報道によればですね、今度は12月にドイツで世界王者同士の統一戦、そういうのを計画して、要は世界統一戦みたいなものもやってみたいということを言っていた記憶が私の中であるんですよね。
だからそういうものもあるってことは、やっぱりなおさら長く続け、自分がいることでこの競技に光を当てたいっていう、言葉は悪いですけど、マイナースポーツならではの意地とか、そういう誇りとか、そういうものが黒木さんから伝わってきて、繰り返しますけど新聞載ったときに、
まだやってるんだ、頑張ってると思って、ぜひお話ししたいなと思ったのが今回でした。
ありがとうございました。中富さんいかがでしたか。
今回一番びっくりしたのはですね、高校3年生のこの黒木優吾さんの取材をして、16年前ですかね。で今はこういった形で、スポーツ記者あるあるかもしれないですけど、やっぱりまだまだ王者にもなってない頃を取材して、今に至るというところまで終えるってすごいなと思って。
そうですね。スポーツ記者の多分これは醍醐味だと思います。スポーツ選手のアスリートのキャリアの人生を一緒に追っていけるというかですね、以前お話しした江下陽大さん、今はロッテで通訳をしている日本ハムで、彼なんかとも今でもずっと交流をしてますし、なんか家族をもって、
とかこういう生き様をですね、生き様という言葉は今は使わないのかな。生き方みたいなものをずっと追えるのはスポーツ記者の醍醐味だと思います。
そうか、他の取材でないとは言わないけど、スポーツ記者ってやっぱりそういう要素は多いかもしれないですよね。
なんか追うってなかなかないじゃないですか。スポーツ記者以外であんまり。
それもこう、なんていうか節目節目ね。
ちなみにYouTubeをご覧の方は今写真を撮ってるんですよ。これはね、10年ぐらい前の写真でして。
24歳ぐらい。
24歳ぐらいじゃないのかな。
っていうのがね、最近の写真もあったんですが、試合中の写真でね、なかなかこうなんていうかYouTubeで大きく写すような感じじゃないわけですよ。
怪我されてる。
この顔もあれたりしてるから、あれかなと思ってこの写真を撮らせていただきました。
そういえば思い出したけど、結構女子プロ選手、プロボクサーってお化粧しない選手もいるんですけど、このYouTube動画見ていただいた時、きちっとそういう会見だとか、そういう場ではお化粧きちっとしてるのもすごい印象に残る練習でした。
ちなみにこれは写真用で撮ってるんですか、そのメイクをした状態で。
こちらは写真用かどうかちょっと…。
普段メイクをしてボクシング練習。
基本的に。
そうですか。
練習の時はそこまでしてないと思うんですけど、例えば会見だとかそういう時は。
試合前の記者会見みたいな。
間違いなくしてます。
まあそういうことでございます。
余談でございます。
余談でしたすみません。
最後に一つお知らせです。
西日本新聞社では西日本新聞Bの法人会員様向けのサービスとして、会社や団体の研修会に記者を講師として派遣いたします。
例えば、新入社員研修で効率的な情報収集のコツや、営業でも役立つ雑談力、コミュニケーション力のお話をしたり、幹部、中堅クラスの方に政治や経済、地域の課題などのニュース解説をお話したりします。
概要欄のメッセージ受付ホームからご連絡をいただければお理解をいたします。
お気軽にお問い合わせください。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
大久保さんのスポーツ余分は西日本新聞とスマホアプリ西日本新聞MEで好評連載中です。
ぜひご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。
大久保 ありがとうございました。
西日本 西日本新聞MEです。
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