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2025-07-23 18:06

39|ポスト川崎、ライバルは明石、不動のショートへの道、今宮健太選手の存在感(後編)

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。

2011年、川崎宗則選手(現独立リーグ・栃木)がMLB挑戦で退団。翌12年の春季キャンプでは、ぽっかり空いたショートの穴を誰が埋めるかが注目されました。ここで、3年目の今宮選手と、5歳上で天才肌の明石選手の一騎打ち。今宮選手が、不動のショートになるまでの道を、大窪さんが解説します。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年6月26日

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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞スポーツ余聞 #ソフトバンクホークス #今宮健太 #明豊高校

サマリー

今宮健太選手のプロ入りからの成長や独特なキャラクターが明らかになります。また、ショートとしての競争に関するエピソードが語られ、特に川崎宗則選手との激しいポジション争いや、現在の不動のショートとしての存在感に焦点が当てられています。今宮選手は、様々なポジションをこなす中でショートの地位を掴み、2012年シーズンにはパリーグ記録を更新するほどの存在感を示します。一方、彼のバント技術や打撃力も注目されており、今後の活躍に期待が寄せられています。

今宮選手のキャラクター紹介
西日本新聞ポッドキャスト。
西日本新聞スポーツ余聞。
この番組は、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが、
アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しします。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞MEの横山智則です。
今日もよろしくお願いします。
西日本新聞社の大久保翔一です。よろしくお願いします。
同じく、西日本新聞社の中富一文です。よろしくお願いします。
今回はソフトバンクホークス、今宮選手の2回目。
前回は高校生の頃の話を中心にしましたけども、
今回はプロに入ってからの話をお聞きしたいなと思うんですけど、
やんちゃ系の見た目がいいのかわからないんですけど、
うちの今高校生になる娘は、だいぶ小さい頃、幼稚園とか小学校の頃から今宮、今宮って言うんですよ。
別に野球のプレースタイルを見て言ってるわけじゃなくて。
顔です。
顔で言ってるんで、お父さんとしてはそうなのかなと思いながら。
今宮マニー失礼です。
なんかこう、ちょっとこうなんて言うのかな。
やんちゃがいいんですよ。
やんちゃがいいんですよね。
ちょっとこう、危険な香りがする。
でもすごくいい子ですね、今宮選手の人が。
じゃあ早速話出て。
それこそやんちゃとかいう形でいう話でいけば、忘れられるのが入寮の時の取材です。
当時まだ斎藤崎に寮があった時代なんですけど。
福岡市東区ですね。
そうです、福岡市。
そこで寮が、入寮取材をしたんですけど、
今言ったようにやんちゃ系のイメージがあるんですけど、
持ってきたものを、僕らが取材するんですよ。
その中で忘れないのが、愛用の抱き枕。
好きなバスケットボールアリーナにスラムダンクのDVDを持参して。
スラムダンクね。
海民に不可欠なんですっていう、自分の相棒として、
当時のクマの癒し系キャラクター、リラックマ。
分かります、僕何のイワンか見ますよ。
ポジション争いの裏側
この抱き枕を持って。
かわいらしいですね。
なんかすごい意外やった。
それはこっそり持ってくるもんじゃなくて、
記者にリラックマ持ってるって言ったら恥ずかしい。
それはいいんですかね、そういうこと?
僕らが根掘り羽織りするんです。
着くじゃないですか、荷物運び込むじゃないですか。
これ何入ってんの?
そうなんですね。
結構紙面で入寮した時の写真で出るんですけど、
なんか珍しいものと一緒に撮ることがあるじゃないですか。
あれって記者がそうやって誘導してるんですね。
記者が持ってきた。
何かを持たせてということはないですね。
そういうやらせはないんですけど、
持ってきたものの中で珍しいものがあったりしたらというところで、
今宮選手の時は枕を持ってきたっていうのがすごい覚えてますね。
あとバスケ自体もバスケアニメはスラムダンクが流行りましたんで。
当時流行ってたんだよ。
すごいDVD持ってきたってのもすごい覚えてて。
桜木花道、主人公ですね。
彼のものすごい自信と運動神経抜群な姿が、
自分もああなっていきたいみたいなことを言ってた。
それを覚えてますね。
全巻持ってきましたよとか。
可愛かったです。
でもスラムダンクちょっと時代が違うんですよ。
今ふと思ったんですけど。
だからちょっと時代が変わらず、
今の子でもスラムダンク好きな人多いですから、
ずっと好かれてるんでしょうね。
愛されてる。
そうか、確かにそれで言うとジャンプ連載中っていうのは僕だったり?
小学校とか。
そうだよね。
そうですね。
それでいけば川崎宗則さんなんかも大好きだったから。
まさに川崎宗則選手は時代。
超時代。
時代の頃からね。
だいぶしたよね。
そうですね。
で、なんか主人公が断固たる決意とか言ってましたよね。
それをプロで使っていくグラブに刺繍で入れてたんで。
それを見せてもらいました。
なんかすごい、それぐらいすごい好きだったんですよ。
好きだったんだね。
あと、前回ちょっとお話しした菊地投手。
一重生投手。
彼も西部でドラフト1位で入ってて、
ライバルっていうふうな思いだったんで、
甲子園で対戦したときのDVDも持ってきて。
そうなんですね。
録画したやつを。
はい。
で、自分がちょっと弱気になったり負けそうなときに、
忘れられない悔しい思いっていうのを焚き付けて、
頑張ろうと思って持ってきたんです。
一番悔しい時だったんでしょうね。
瞬間がね。
それにしても新聞記者はネホリハホリ聞くのが新聞記者ですけど、
本当にネホリハホリ聞いてますもんね。
そのDVD何ですか?みたいな。
本当にネホリ聞いてましたですね。
ただ、取材こういうふうにしましたけど、
基本的には今宮選手、人見知りというか、
けっこう恥ずかしがり屋なところがあってですね。
プロに入った後も、
例えば僕、鹿児島での勤務も長かったんで、
鹿児島においしい豚シャブ屋さんとか知ってるんですね。
そこに一緒に行こうって誘ったりして行ったりもしたんですけど、
けっこう緊張する感じで、なかなか。
途中からずんずん喋るんですけど、
ある意味今と変わってないかもしれません。
その当時から。
なんか受け答えが淡々としているという。
そうです。だからインタビューしても淡々としてる、
真面目な会見をするイメージですよね。
そうですね。
いわゆるヒーローインタビューとかでも。
あんまりはっちゃげないというか。
砕けないです。
そうなんですね。
リーダー機質は当然当時からあって、
例えば巨人に移籍した、
カイタクヤさんですね。
育成で入ってきたんですけども、
同じ大分だったということで、
それこそ食事を今宮選手と行こうって時に、
一緒にいいですかって、
カイタクヤさんを、
まだ育成だったけど一緒に誘って、
面倒見がすごい良かったなという印象が、
その入団した時の印象、
入団当初の印象がすごい強いですね。
で、もう次の印象といったら、
ショート、今は不動のショート、
今は受験側をしてますけど、
不動のショートを勝ち取ったこの、
ポスと川崎という激しいショート争い。
これがちょうど僕が高番をしてた時に、
ビシッとハマった時期で、
ちょうど2011年に川崎さんが、
不動のショートへの道
メジャーリーグ挑戦するんだって対談になって、
翌12年、2012年、このキャンプが、
ショート不在でスタートしたんですね。
ショートのレギュラーっていうのは、
誰か分かりませんよという状態でした。
今となってはもう逆に言うと、
今宮以外が浮かばない状況になっているのは、
俺だけっすよね。
ここ10年ぐらいはそうですね。
だだその時の話。
その時は今宮選手は3年目だったんです。
3年目で守備はすごい評価されてましたけれども、
少しやっぱり打力がまだ伴ってないというところが弱みであって、
今宮選手の5歳上に赤市、
赤市か。
赤市賢治ですね。
今コーチになられてますよね。打撃コーチ。
赤市賢治、当時のことなので選手と言います。
赤市選手がいて、この2人の一騎打ちになったんです。
個人的に僕は、言ったように愛着を持っている選手だったので、
争うのが複雑な心境でそれを見ていた記憶がありますけれども、
赤市選手は当時国母首相だったアリゾナ・ジシュトレに呼ばれるぐらい将来目をかけられていて、
助言も受けていて、
今宮選手のほうはプロ1年目からボールさばきではものすごく目立ってました。
これすごいなという守備力だった。
なのでどっちが、赤市選手は打力がやはりすごかったんですね。
足も速い、ポジションどこでもこなせる器用さ、身体能力。
こういう両方ともすごいんだけど、ただ決めてにかくみたいな状況でキャンプがスタートするんですけど、
ここで赤市選手が右肩2でちょっとキャンプ出遅れるんです。
で今宮選手がリードしますよね。
リードしたと思いきや、今度赤市選手がその出遅れを取り戻すように打ちまくるんです。
紅白戦とかオープン戦とかここでめちゃくちゃ打ちまくって、
それで結局開幕のスタメンのショートは赤市選手で実はショートになってるんですよ。
だからこの年って今宮選手が後から話すんですけど、ショートにいたっていう印象が強いシーズンなんですけど、
実は開幕のショートは赤市選手。
ポジション争いは赤市選手が勝ったんですよという話。
これをもう僕はキャンプ中だったんで、毎日のように今日は赤市が打ってこれぐらいだとかで、
今宮選手は守備で見せたみたいな。
書いたとかすごい覚えていますね。
で開幕選手は赤市選手が取ったんですけど、ここでプロで必要な強運を持ってたのは今宮選手。
今宮選手実はですね、当時不動のセカンド、ポンちゃんと言われては本田祐一さんが不動のセカンドだったんですけど、
一時首を痛めて戦列を離れたんです。
本田さんがね。
本田さんが離れました。
でなると本田さんが開いたらセカンドが開きます。
ここに今宮選手が入るかと思いきや、
赤市選手は先ほど右肩痛って言ったようにちょっと肩が痛めてる部分があったので、
セカンドの方が優しい。
やりやすい。
やりやすいということで今宮選手がショートに入った。
今宮選手のポジションの変遷
で赤市選手がセカンドに入ったりしましたし、
で赤市選手自体が6月ぐらいですかね、ぎっくり腰で一時戦列を外れて、
その時もまた今宮選手はショートに入ったり。
あと8月に今度は3rdの松田選手。
松田選手がデッドボールで骨折して離脱するんですよ。
そうなるとまた3塁に赤市選手がコンバートされて、
で今宮選手がショートに入るっていうようなこういろんな巡り合わせがあって、
開幕は赤市選手でショートスタートしたんですけど、
この結局2012年シーズンは今宮選手ショートの先発で84試合。
半分以上。
そうですね。でショート以外も合わせると計126試合に成功して、
いわゆるレギュラーな足掛かりをつかんだシーズンになったんです。
これだからタラレバーですけど赤市選手が怪我しなかったり、
松田選手が怪我しなかったり、本田選手が怪我しなかったりしたら、
そこまで試合には出れなかったでしょうし、
だからすごくやっぱりプロって同じような力を持っているので、
運っていうのがすごく大事なんだな。そこも強運がいるんだなっていうのを
すごく感じさせられるのがこの2012年のシーズンでした。
赤市選手も器用なだけにいろんなポジションが分かれるからこそそうなっちゃったんですね。
ウルトラ7と言われててポジションをどこでもこなせるんですよ。
7つのポジション。ガイアもできたんです。
キャッチャーもなんか準備してたんです。
ケガケガの時ブルペンでキャッチャーの練習したり、させられたりしたとかいうのがあったり。
もう7つのポジションをこなせる。それくらい器用だったっていう。
またいろんな巡り合わせがショートのポジションを今宮選手が掴む要因になったんですけど、
ただ掴んだら能力は非常に今宮選手高いので、もうガッチリここ外しませんよということで、
前回お話ししたようなショートでの一軍の試合数がパリーグ記録を乗り換えたというぐらい、
ショートといえば今宮になったという事です。
打撃力と今後の展望
そういう意味では打つ方はっていう話になるんですけど、最近はそんな感じはしませんけど、
昔それこそ娘と一生懸命野球を見てた頃はバントばっかり今宮選手してたイメージがあるんですよ。
今宮選手といえばバントでしょ。
バンと合ってますよね。
送り人みたいな名前で言われてて、2021年に通算306ギダでパリーグ新記録を達成する。
ギダ職人みたいなところはもちろんあるんですけど、前回言ったように高校時代は通算62本塁打放つぐらい、
特に今宮選手の特徴はリストがすごい強かったんですよね。
グッて押し込む力が強くて、実は4年連続で2桁本塁打もしてるんですよね。
ぐらいパワーも実はあるんですよね。
2016年から4年連続で10本、14本、11本、14本。
パンチ力もあるんで。
思ったんですけど、もともと高校時代ホームランばっかり打つ選手がバント職人になるっていうのは、もともとしてたわけじゃないでしょ。
ないんですよ。
やっぱり能力、彼らはね。
やってみたらできましたみたいな感じ。
すごいですよね。
あの当時の今宮って多分あんまり打たないなっていう面もあったけど、バント間違いなく、何が起こっても間違いないっていうのは。
バントってめちゃくちゃ難しいんですよね。
そういうことですよね。
今宮選手を見てると、バントって簡単なんじゃないかと思われるような。
そんな感じで打ってましたね。
だからそこが野村選手とか川瀬選手とか若手中堅対等してますけれども、なかなか山田負けられんぞっていうところには守備だけじゃなくてパワー、パンチ力もあるの両方があると。
だから今、怪我で離脱しているこの放送の時点ではですね、収録の時点ではしてますけど、もうぜひ復活して切磋琢磨していただいて、また今宮選手の優勢も見たいなという思いで、このちょっと2回に分けて語らせていただきました。
ありがとうございました。中村知事さんどうでございましたか。
いや本当にショートのこだわりが強くて今宮選手は。
坂本選手がショートで2戦試合出て、まだ34歳ですか。まだまだ現役もありますので、ぜひそれを超えるぐらい活躍していただきたいなと思ってます。
そうですね。それこそ今宮選手もそうですし、今その今年のフォークスはやっぱり怪我に泣かされてるじゃないですか。でも一方で、だからこそいわゆる交流戦もそうでしたけども、若手が活躍したりしてましたんで、やっぱりプロの世界っていうのはある。いつの時代もそういうことって起こるんですよね。
だから怪我してでも出るみたいな選手もやっぱり多かったです。多かったですし今も多いね。
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