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2025-11-12 10:38

55|忘れられない九州のドクターK、三嶋一輝投手

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。

DeNAは三嶋一輝投手(35)と来季の契約を結ばないことを発表しました。大窪記者にとって、高校野球の取材で今も忘れられない選手の一人です。福岡市出身。国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を乗り越え、約1年ぶりの勝利も手にしたプロ人生。変わらない強気のマウンドだった福岡工高時代の記憶がよみがえります。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年10月24日

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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞スポーツ余聞

サマリー

三嶋一輝投手についての話が進み、彼の高校時代やプロのキャリア、病気を克服した経験が語られます。福岡工業高校での活躍やプロドラフトの経緯、彼を支えた恩師たちについても触れられています。

三嶋一輝投手の高校時代
西日本新聞ポッドキャスト。西日本新聞スポーツ余聞。この番組は記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんがアスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しします。
こんにちは。豪華のニュースアプリ西日本新聞Bの横山智則です。西日本新聞社の大久保昌一です。よろしくお願いします。同じく西日本新聞社の中富一文です。よろしくお願いします。
YouTubeの画面にはですね、うちの近所の高校の男の子が映ってますが、どなたですか。
かわいい顔した男の子が映ってますけど。
僕が忘れられない九州のドクターKとして紹介させていただいた三嶋一輝投手ということで、福岡高校ですね、当時エースだったんですね。
今年、今期ですね、前回のスポーツ余聞で話したかもしれないんですけど、竹田翔太投手と同じようにそのDNAから戦力外通告を受けたということで、彼も現役続行は希望しているようなんですけど。
非常にこの投手、僕は取材記者として思い入れのある投手の一人なので、ぜひ紹介させていただきたいなと思います。
画面に映っているのは高校生の男の子ですけど、現在35歳ってことですね。
はい、35歳です。
ということは17年前ね。
そうですね、17年前。
初めての例が2008年4月、長崎で行われた高校野球の九州大会。
ここでの写真がこの動画に映っている写真なんですけど、この九州大会に福岡工業高校が出場したんですね。
いわゆるそれほど有名な甲子園常連の学校ではないですね。県立高校ですしね。
なんですけどこの三島投手の活躍でここまで来たということで、すごく冬場のですね、高校シーズンオフの冬場にものすごく急速が伸びたらしくて、スライダーの切れが厚く。
イメージスライダーですね。
めちゃくちゃキレキレのスライダーですね。すごく覚えてました。
インパクトがすごくてですね。
これ08年、これ08年の話ですね。
1回戦の相手が西宝高校、長崎の西宝高校ですね。
06年、2年前の春の甲子園で準優勝してて。
で、この2008年の1年後、09年の春の甲子園で長崎県で初の甲子園制覇するんですよ、西宝って。
それこそ何回か前に大久保さんに話していただいた、あの頃の強かった頃の西宝高校。
吉田監督、今村投手、有坂投手、そういうすごく強い時期。
その強い時期の西宝高校と1回戦に当たりまして、ここで三振を15個奪うんです。
すごいですね。
15個。
もうスライダーはもう一級品に感じました。
そこにですね、ネット裏にプロのスカウト来てたんですけど、これ将来楽しみだよ。
だって27アウトですよ、9回の半分は三振ですから。
だからイニングでいけば15割3個ですからね。
9回あるうちの5回は三振で終わってる。
そうですね、そういうことですよ。
計算上そうです。
すさまじい。
すさまじいですね。
見てる方は全部三振みたいな見方になる。
ほぼほぼ三振。
で、動画を見てる方はわかるかと思うんですけど、当番はですね、九州大会4試合してるんですけど、2回戦で沖縄小学、その夏優勝でした。
沖縄小学に14個の三振奪って勝ってますし、準決勝では東福岡、東西の常連校でしたね。
常連ですよ。
そこから10個の三振奪って。
最後決勝は浦添商業っていう、浦添商業って沖縄の甲子園結構出る学校なんですけど、ここから11個三振奪って、計4試合で50個の三振を。
とんでもないですね。
すごい。
先ほど冒頭に言いましたように、九州のドクター系だみたいな形で西日本スポーツ当時、大々的に宣伝したことを覚えてますね。
すごい。
とんでもない選手やなと思って、これ夏が期待だと思ったんですけど、夏はちょっとやっぱこの投げ過ぎもあったんでしょうね。
ちょっとこの九州大会後ちょっと腰を痛めてしまいまして、副長しながらだったんですけど、やっぱり夏の県大会もちょっと本調子ではなくて甲子園はいけずという形だったんですね。
プロ入りとその後
彼はそのままプロではなく法政大学に進んだんですね。
法政大学でもやっぱり当学を。
僕当時、流れ上なのかわからないんですけど、法政大学に彼が行っている時にちょうど東京の運動部の記者で。
東京六大学とか神宮球場でする試合を取材することもあってですね。
もうすごくその時もスライダーの切れ、いいのはもちろんです。
速球の急速も上がってました。
記録に僕調べたんですけど、その時その1年生で152キロぐらい。
これ法政の時ですね。
法政の時に投げたんですよ。
それが記録だというような記事を僕書いた記憶があるんですけど。
今でこそ150キロってバンバン出るけど、当時まだそこまで出てないですよね。
何度も動画を見るんですが、体を見たらわかるように大きな選手じゃないんです。
170半ばぐらいかな身長は。
高尚でですね。
全然大きくないピッチャーなんですけど、この馬力でですね。
すごい。
これはこれは早くプロに来てほしいみたいな。
それもフォークス。
できればね。
そうですよね。
思いを感じた曲があるんですけど。
結局ドラフトやっぱりかかります。
ドラフト2位でDNAの方に先ほど言いましたけども入りまして、プロの道を歩み始めたということで。
プロ入ってからも取材はさせてもらったり東京運動部だったものでしてたんですけども。
やっぱり強気の言葉、強気のピッチングも強気なんです。
すごくそれが印象に残っているピッチャーですね。
すごくこの高校時代の50歳の時も三振狙ってました。
そんな高校生なかなかいない。
でもよく聞くと人見知りで結局自分を鼓舞するため。
自分を言ったら自分を追い込むみたいな感じですね。
そういう意味合いもあってビッグマウスじゃないけど強気な言葉を言ってたって明かしてくれました。
すごく気持ちの強くいい選手だったんですけど。
すごくプロでも活躍してたんですけども試練もありまして。
2022年ですね。
2022年に国指定の難病、黄色人体国家症っていうの。
ホークスデーは大隣り頭脂肪になった病気があるんですけど。
これになってしまいまして手術をして。
そしてそれを乗り越えて2023年は登板したんです。
で、よかった、カムバックしてくれたと思って安心してたんですけど。
やっぱり怪我というのがやっぱりサイズもあるのかな。
体のサイズもやっぱり酷使するピッチャーって体を酷使するピッチャーとか全然話は飛びますけど。
和田剛さんなんかすごいと思います。
あの体、体格大きくなくて長くなくて。
やっぱり体の小さい選手は怪我も多い。
そういうこともあって2024年なかなか投げれず。
今年もということで戦力外という形になったんですけど。
恩師と復活の期待
恩師、その福岡工業とかですね。
三島投手を飛躍させたっていうのは恩師が高校時代2人いて、
1人はその福岡工業の時の監督さんで、その前に森山さんって方がいらっしゃったんですけども。
直前まで福岡工業で監督になさって、森山さんから下見瀬さんっていう監督に変わるんですけど。
この2人の恩師が高校時代の飛躍を導いたんですけど。
そのお二人にお話聞いたこともありますけど、すごくクールに見えるけど義理人情に熱いタイプで、
福岡帰ってきたらすぐ連絡くれるような話も言ってましたし。
森山さんは40まで元気しろよって彼には言ってるんだよみたいなことも言ってましたので、
今30半ばだからまだまだきっとやってくれると思うんですよね。
今もうアスリートの人生って結構長くなってますね。
だからぜひもう一度その病気も乗り越えたんですが復活してほしいというエールを送りたいと思いまして、
お話をしました。
ありがとうございました。中富さんいかがでしたか。
やっぱりプロ野球選手、特にピッチャーなんですけど、怪我がつきものだと思うので、
その辺をうまく克服しながらですね、もう一花咲かしてほしいですね。
本当そうですね。一花でも二花でも。
ありがとうございました。ここまで聞いていただきありがとうございます。
大久保さんのスポーツ余分は西日本新聞とスマホアプリ西日本新聞MEで好評連載中です。
ぜひご購読をお願いいたします。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
10:38

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