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2025-10-22 16:32

52|変わる運動会 背景にあるもの、変わらないもの

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。

学校の「特別活動」にあたる運動会。近年はコロナ禍を機に、半日の運動会が多くなりました。運動会の華でもあった組み体操は2016年にスポーツ庁が安全性を確認できない場合は実施を見合わせるように通知を出したり、徒競走の在り方が見直されたり、運動会の姿は変わってきているようです。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年9月29日

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サマリー

運動会の開催時期や形式は地域によって異なることが多く、福岡では春と秋の両方で実施される学校が増えていることが紹介されています。また、コロナ禍による影響や温暖化に伴う運動会の形態の変化についても語られています。運動会における変化や進化が語られ、特に高校での技術革新や体育館の利用が注目されています。また、運動会の開催に伴う課題や子どもたちの体験の大切さが強調されています。

00:01
西日本新聞ポッドキャスト。
西日本新聞スポーツ余聞。
この番組は、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが、
アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しします。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞MEの横山智則です。
西日本新聞の大久保翔一です。
同じく、西日本新聞社の中富一文です。
YouTubeをご覧の皆さん、ここどこか分かりますか?
分かったらすごいですよ。
運動会の開催時期
西日本新聞で、それこそデータベースで、運動会と検索をしましたら、
いっぱい出てくるわけですよ。
あれやこれや。
これ、天神の真ん中にあった大名小学校の最後の運動会の写真です。
今ね、大名ガーデンシティですけど。
すごい、いわゆる天神ビッグバンでとんでもないビルが建ってて、
そこもね、多分運動場の場所は今でも広場になってると思うんですけど。
人工芝みたいな。
最後の運動会を取材して、さすが写真部の方が撮ったいい感じの写真になってますけど。
秋ということですね。
スポーツの秋ということで。
スポーツの秋といえば、一つ運動会というのが通常行われるんですけど、
私自身、出身が大阪だったんですけど、私自身もそうですし、
イメージでは、運動会といえば秋のイメージが強かったんですね。
こういう仕事という形で、福岡に行くようになって、
春と秋、両方あるということがまずちょっと、
僕自身は結構面白いなという新鮮な感覚があったんですよ。
調べて取材をしたりしていて、
私自身の運動会自体が、
あり方とかすごくどんどん変わってきているなということを、
今日お話しできればなと思いまして、
皆さんの思い出とかも理解しながら、
まさに聞いている方も共感していただければなと思うんですけど。
福岡の運動会って数えたわけじゃないですけど、
春と秋にあって、半分ずつかどうかわからないですけども、
別にうちの学校は春だけど、隣の学校は秋だよなんていうのは、
どうかいっぱいありますよね。
どっちだから珍しいっていう話でもない。
そうですね。
福岡市内の小学校なんですけど、
福岡市立の小学校ですけどの学校を調べると、
おっしゃるように5月か10月の運動会がこれまでずっと多かったんですけど、
今年は11月も20校ぐらいあって、
11月に運動会という学校も増えてきているんですね。
イメージとして11月ってもう寒いイメージですけどね。
運動会の変化
でもやっぱり今だいぶ温暖化でいいから。
やはりそこを見たいですね。
熱中症とかそこの対策を考えて、
11月にというところも非常に増えてきている。
これも運動会の一つの変化なんですね。
あと、私の勤務している場所が村形市がエリアなんですけど、
村形市の方の運動会聞きますと、
村形市も運動会は基本5月10月に分かれているんですけど、
その運動会がなぜ10月にあるのか5月にあるのかっていうところをちょっと聞いてみたら、
諸説あるという話だったんですけど、
一つは村形となりますと大都会というよりは農村地帯もあるし、
漁業とかそういうどちらも第一産業ですね。
そういうこともお仕事に疲れている方が多い。
その中で5月だと田植え。
田植えの時期が、昔々運動会をやっているのは地域の学校っていうのは地域のシンボルというか、
地域の中心にあるものでしょうが特に小学校。
その中で地域と一体となってやっていく運動会の中で、
5月は田植えが忙しい。
5月は避けてほしいというような流れもあって、秋に。
収穫もちろんあるんですけども、秋にというような学校もあって、
そういうのが慣例というかいう形で続いていて、
5月、10月、別れて春というのが起きました。
その理由って面白いですね。
考えつかなかったですね。
私自身は逆にですね、
ストンと落ちたというか、秋のイメージしかなかったものですから、
スポーツの秋、運動会みたいなイメージだったんで、
なるほど、理由がそういうふうに運動会の時期っていうのはあるんだなと思いまして、
運動会自体、ちょっと調べたら、
要は運動会っていうのは、いわゆる学校の特別活動にあたるということで、
要は学校行事の一つですね、運動会。
なんで、とにかくこうしろ、ああしろっていうのは決まってなくて、
基本的には各学校の裁量なんですね。
たぶん成田地域もそうだと思うんですよ。
要は地域とつながって運動会っていうのも維持されてきたので、
なんで学校の裁量だから、学校ごとに演目だし、
在り方とか決めるということなんですけど、
ただ、今というかコロナですね、コロナ禍に入って、
非常に運動会の在り方が結構ゴロッと変わったみたいです。
みなさんの。
そうですね、コロナ禍うち小学校、子どもが小学校やってたんですけど、
結構ですね、1、2年生は時間的に8時、9時とか、
3、4年生が9時、10時、5、6年生が11時、12時とかで、
午前中で終わるし、しかも1時間単位で親御さんが行く時間って決まってて、
密を避けるという意味で、結構コンパクトというかでやってましたよね。
うちはそれこそコロナ期は中学生、高校生だったんですよ、それぞれね。
高校生はそれこそ親は見に来ないでくださいって動画配信でした。
すごいですね。
それはすごいです。
それも運動場を遠くから撮っただけとかいうだけじゃなくて、
カメラが多分3台、4台入って、
本当に世界陸上かオリンピックかみたいな、
ちゃんとテレビ局があったわけじゃないんだろうけど、
こんな感じのちゃんとした動画配信でした。
自分の子どもがどこ走るとか、カメラで見える感じ。
すごいですね。
それはそれでおおっと思いながら。
確かにそうやって、あと接触ですね。
コロナの時期に接触が注意というか警戒されたので、
演目も種類が変わっていったりとか、
ダンスとかが増えたりとか、距離離れますもんね。
なるほど、ダンスはコロナ向きなんですね。
離れますし。
組体操とかもね、なかなか難しいですよね。
組体操自体は、私自身の時は小学6年生がやる、
最高学年がやる運動会の花みたいな感じ。
ピラミッドを打ったりとかいう組体操っていうイメージだったんですけど、
2016年にですね、スポーツ庁の方が安全性を確認できない場合は、
実施を見合わせるようにっていう通知を、2016年ですか9年くらい前ですかね。
コロナの前ですね。
そうですね、コロナの前くらいにそういう通知も出て、コロナもあって、
あと温暖化、熱い夏が9月まで続きますよね。
5月も熱中症対策、こういったものが合いまって、
あともう一つ教員の働き方改革っていうその部分ですね。
そういった要素も加わって、運動会っての在り方が非常に見直されている状況ですね。
運動会の意義
半日かとかですね。
お弁当なしみたいな。
そうです、もう弁当なし。
昔はお弁当は家族とかみんなめちゃくちゃ集まってから食べてましたよね。
うちも子供が本当に小さい時は、僕らの両親が来るから、
だから両方おばあちゃん、おじいちゃん、おばあちゃん、おじいちゃん。
十人十何人になる。
そうですよね。そういう良さというか、今っていうのもちょっと薄れるつつあるという部分もありますし、
ただその学校の裁量なので、組体操を絶対してはいけないということではなくて、
形を変えて、例えば私が取材した村形市の方では、
例えば組体操のピラミッドなんかも通常に四つん這いになって組み上がっていく形ではなくて、
1段目、2段目は斜めに肩をかけるような感じにして、形状ピラミッドに見えるような見栄えはない。
危険性が少なくしているということですね。
危険性をなるべく排除した上で組体操ができないかという取り組みを、
学校ごとの先生が一生懸命考えられてされていたりしたりもするというのをお話し聞きましたし、
さっき言った熱中症ですね。そこの対策で塩木の数を減らしたりとか、そういうこともあって、
非常に運動会のあり方自体が今変わり目にあるということなんですが、
そこで根本、さっき言った運動会は学校の特別活動にあたるということで、
いわゆる学校行事というのは、これは私自身の考えもあるんですけど、
そういう人間関係をですね、築いて連帯感を強める、さっき言ったお弁当もある意味その延長上にあると思うんですけど、
強めて子どもたちの自主性を育てる、そういうのがあると思うんです。
そういう意味で、いわゆる主役は子どもだと思うんですね。
だから主役は子どもというところが原点にある運動会ですので、
熱中症、働き方改革、コロナの影響、いろいろ様々な要素がありますけれども、
裁量はそれぞれの学校があるし、
在り方というのを子どもたちと考えながら、いい形というのをですね、
運動会の在り方みたいなのも考えていく。
運動会の変化と進化
僕は運動会自身、やっぱりあるべきだと思いますし、
学校の授業がですね、結構今の子どもたちやることが増えて、
教育時間というか、授業のコマ数というか、
この中でできることっていうのも限られるとは思うんですけども、
より良い、より良いというか、子どもたちがやってよかったなと思える運動会、
これが今こちらが放送されるときですね、
開かれていればいいなというふうに思いましてですね、お話したところなんですが。
もうお子さんたちの運動会は行かれる?
行きます。
今年も?
今年はもう中学生ですけど、基本的には1,2,3年生も合同で、
それでもやっぱり昼までって感じで終わりますね。
ということはうちは娘が高校3年生で最後の運動会だったんですけども、
これもちろん見に行ったんですよ。
コロナで見れないっていう時間もあったからね。
で、テリー派の立派な体育館をするわけですよ。
そうなんですか。
まずそれに驚くわけです。
そんなところでするんだって言って、うちの娘は応援団とか出てて、
なんていうの、高校3年生の運動会体育祭を力いっぱい本人楽しんで、
肩を抱き合い、涙ぐむみたいな美しい姿を親として見せていただきましたと。
という一つの話と、それと別にね、
あそこのテリー派の体育館って、上にさ、大きなサイコロみたいなスクリーンが作れるんですよ。
ライブの時とか、バスケの試合の時とか、たぶんうちの金集記、玉林球の時もたぶん使うんだと思う。
あれをね、高校生が最大限に利用して、すごいんですよ。
映像技術が。
時にはアナウンス、時には先生からの応援、なんていうの。
事前に全部仕込んであるわけですよ。
それがずっと流れ続けるんよ。
上手なんよ、プロみたいなんよ。
それ専門家がやってるんですか。
聞いたらね、結局体育館を使うようになって、そのテリー派の。
今何年かなってるんだ。コロナ開けてからだと、ちょっと分かんないけど。
毎年、いわゆる先輩たちのみんな見てるから、どんどん技術がもっと上、もっと上、もっと上になってくるみたいで。
びっくりして、これ高校生が作ったとのレベルなのよ。
ピカピカピカといなずまが出てきた。なんていうの、すごいわけですよ。
演出がすごいわけです。
だから、それはそれで、見てる方は飽きさせないというか。
演出としてさ、すげえなとか思いながら。
それはすごいですね。
変わりゆくという意味では、それもたぶん、昔はこげることなかったぞっていう意味では、変わりゆく運動会なんだなと思います。
運動会に伴う課題
確かに、もう今おっしゃった屋内っていうのも、今後考えられていくのかもしれません。
学校自体、今、例えば体育館、冷房とか、そういう施設増やしていますもんね。
そういうのもありますし、あと日程が、要は予備日とかよくありましたけど、そういうのがなくて日程ずれずに、いろんな授業との兼ね合いもこなせるし。
本当、いろんな部分が変わっていくんだとは思うんですが、根本は子どもたちの部分ですよね。
僕は子どものために子どもたちが。
確かに雨でずれるって、結構一番先生にとって大変だと思うんですよ。
確かに今年だったから、雨で雨で次の週みたいな時もあったりするんで、もうね、それずらしたらやっぱ全部変わっちゃうから。
なんかお父さんなんかは、そのお休みをせっかくここ取ったけど流れて平日に、予備日は平日で行けなくなったみたいな声も聞いたりもしますね。
しょうがないですもんね、雨はね。
そういう意味じゃね、体育館ってめちゃくちゃ。
体育館めちゃくちゃですね。
なんかさ、だから多分先月か先々月だったけど、まだ暑いわけよ、実際問題は。だけど全然ヘッチャラだし。
熱中症も関係ないし。
関係ないですよね。
見てるほうもクーラーきいてるし。
確かに。
見てるほうもいいですよね。
すごい、いろいろ変わってますね。
変わってますね、確かに。
そうですね。
なので、こういう運動会シーズンですし、一度また一回考える機会を皆さん持っていただければなと思いまして。
ありがとうございます。ここでいいですかね。
最後に一つお知らせです。
西日本新聞ポッドキャストの1周年を記念してオリジナルのステッカーを30名にプレゼントいたします。
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ここまで聞いていただきありがとうございます。
大久保さんのスポーツ余分は西日本新聞とスマホアプリ西日本新聞MEで好評連載中です。
ぜひご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも西日本新聞MEです。
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