今日はですね、それこそ井出先生の研究事業、だから学校の先生たちの勉強会という言い方が分かりやすいんですかね。
研究事業と呼ばれているそうなんですけども、その話をちょっとしていただこうと思うんですけど、
そもそも研究事業ってどんなことなんですかっていうのは篠宮さんからいいですか。
井出さんを前に私が何かこんなことを話すのはなんか僭越な気がするんですけども、
簡単に言えば先生の授業参観なのかなっていうような感じのイメージでして、
先生が授業をしている様子を別の同僚の先生とか学校外の先生なんかも参観をして、
それでその授業の改善点を指摘したりだとか、参観をした先生が、
あの先生のこのやり方はすごくいいなと思って自分の参考にしたりだとか、
いうふうなことをやるっていうふうな学習会ですね。
これもう僕が49なんで、自分の小学校の時なんて言ったってしょうがないんですけど、
確かに記憶をたどるとですね、年に1回だったり何年かに一遍だとかもしれません。
子供の立場からいくとですね、ゾロゾロとその学校の先生だったり見たことない大人というか先生たちがやってきて、
なんか僕らが体育やってるのを一生懸命メモ取りながら見てるとか、
なんかここの授業聞いてるのを見てるとか、要はアレってやつですかね。
そうですそうです。
じゃあ昔からやってるアレですね。
ずっとあると思いますね。
そういうことなんですね。
今回それこそ記事にしたのも、
そういった記事ではですね、そういうこと。
そんな研究事業のあり方に一石を投じる教育者がいるという格好で、
井出さんが今回紹介されたんですけど、
井出さんの行った研究事業っていうのが、
今僕が説明したのにしのみやさんが話したようなスタイルとまたちょっと違ってっていうところなんですよね。
どんないわゆる研究事業なんですか。
そうですね。
さっきしのみやさんが言っていただいたみたいに、
基本的には教師の力量を上げていくための取り組みなので、
どちらかというと教師が何したか。
それで子どもがどんな反応したかっていうところに目が向くんですよね、基本的には。
なるほど。教師が何したか。
そうです。だからこんな質問発問をすると、
子どもがこんな風になったっていうのを見たいので、
基本的には教師が何をしてるかっていうところに目が向いてるんです。
それに対する反応。
わかりますわかります。
ちょっとアイデア事業みたいなものがあったりとか、そういうことですよね。
ただちょっとそれではなくて、逆に子どもの方に目を向けてみて、
子どもがどんな学びを作ってるんだろうっていうところでスタートしたので、
その45分とか50分の授業の中で1人子どもを選んで、
その子にずっと密着して動画を撮っていきます。
なるほど。今YouTubeご覧の方は教室を後ろから撮った写真っていうのがあるんですよね。
言ったら普通の授業参加であったり、今の研究授業であれば、
他の先生たちっていうのはこの目線で後ろから授業を見てて、
全体の様子を見ているという目線なんですけど、
ではなくて、ある意味この今後ろ姿ばっかりが写ってる子どもたちの誰か1人を、
定点観測じゃないけど、アップで撮って。
そうですね。
その子だけを撮ってっていうところから始まるんですね。
だから今後ろから撮ってますけど価格的には。
そうじゃなくてどっちかというと前から撮ってるイメージですね。
そういうことですよね。
その子を動画撮った後にですね、その動画をみんな先生たちは見て、
その後意見交換をする。
だからリアルタイムでいっぱいの人は見に来るわけじゃなくて。
ああ、そっか先生たちは後ろにゾロゾロいるわけじゃないんですね。
はい、じゃない。
だから同じ1人決めたお子さんの様子を動画撮ったやつを、
45分なり50分なりをそれぞれが見た上で、
その子に何が起きたんだろうとか、どこで目輝かせたんだろうとか。
なるほど。
っていうのをベースにして研修というか意見交換をしていくっていうスタイルをやってみたというところです。
なるほどですね。
そういう意味では確かに普通のって言い方が正しいかは別として、
従来のスタイルとだいぶ違うってことですね。
そうなると従来のスタイルとの課題であったり、
こっちの良いところとか悪いところみたいな話をするとどういったことになるんですか?
そうですね。
やはり従来型の文はですね、
教師が何かしら子供たちに問いかけたり投げかけたりすることが、
どれだけ効果があったのかっていうことを一生懸命検証していくわけですね。
こんな資料を出すと子供は目を輝かせるんじゃないかなって、
実際どうなったのか、そうなったのかなってことをやっていくわけですね。
仮説を検証していくみたいな。
その良さとしてはやっぱり力量がどんどん上がっていくというか、
技が磨かれていくみたいな。
子供にしてみれば同じ算数の授業、同じ国語の授業でも、
面白くなるって言い方はおかしいけど、
魅力的な授業にするための研修でしょうから、そうなっていくってことですね。
あの先生の質問とかはよかったよね。
じゃああれちょっとやってみようかなみたいになっていくと。
ただその一方でやっぱり教師スタートの議論になりますので、
それ以外に起きていた子供のワクワクとかキラキラみたいなのが、
もしかしたら抜け落ちていってるんじゃないかなと。
だから教師だけが学びを作ってるわけじゃなくて、きっと子供たちの関係性だったり、
その子の経験だったりの中からも、その時間ワクワクキラキラがあったと思うんですよね。
それがちょっともしかしたら抜け落ちてると、
教師としてなんか本当は目を向けるべきところがちょっと忘れられてたり、
落とされてる可能性があるので、
逆に教師はもちろん子供たちがワクワクキラキラするように何かしらするんですけど、
そこスタートではなくて、子供が純粋にこの時間どんな風になってるのかっていうのに目を向けることから始めてみることで、
なんか見たい子ばっかり見るんじゃなくてとか、仮説がどうなったかじゃなくて。
見たい子ばっかり見るっていうのは何か分かるけど、いわゆる先生がここ一番工夫したぞって言った時に、
仮に30人いる子供たちの中で、5人10人が元気よく手を挙げたと言ったら、
元気よく手を挙げた子たちを見て、ある種のうまくいったという話になりがち。
悪いことじゃないんだけど、仮に一人ビデオを撮ってる子供が全然つまらなさそうに、
ある種外で雲でも仲間でいたっていう話になると、なぜそうなんだろうっていう別の学びが出てくるってことですね、先生にとっての。
で、そうなると、その45分の中で何が起きただけじゃなくて、実はあの子ちょっと朝から調子悪くてとか、
昨日友達と喧嘩しててとか、お家で何かあったかもしれんねとかいうところまでちょっと話が膨らんでいく場合もあって、
そうなるとやっぱ子供を理解というか、その45分の教室の中だけにとどまらない意見交流になっていくっていうのは、
まあ良さだったかなという気はしますね。
なるほど。忍さんなんか補足すると何かあります?
そうですね。井出さんが言われたことですごく印象に残ったのが、通常の研究授業であれば、
先生は自分の授業を抱えながら、その研究授業の参加に行くっていうことで、
子供たちにちょっと自習しといてねみたいなことを言ってから、数分抜けてその研究授業の様子を参加して、
自分のところに戻って行って、授業を続けて、後で意見交換するみたいな感じのこともあったって聞いたんですよ。
そうなってくると、その授業を最初から最後まで聞くことができなくて、
断片的に見た情報を元にしてやり取りになってしまうということで、
そうじゃない良さが一人の子供を最初から最後まで追うっていうことであるんだっていうことを言われてあって、
それは確かにそうだなと思いましたね。
やっぱりある種新しいというか、今までそういった視点はなかなかなかったってことなんですね。
ですし、やっぱり難しかったんだと思います。
今これできているのは、ICTがこんだけ進んで、
なるほど。
クラウドとかで、広内で共有できて、同時に見れるし、好きな時間に見れるというかですね、
っていうことが可能になったからじゃないかなって。
そこにもこういうスタイルもあったんですけど、なかなかそういう場を作るにはハードルが多かったんじゃないかっていう気がします。
確かにそうかもしれないですね。
今僕もビデオカメラみたいなこと言いましたけど、そんなものなくてもスマホでちょいとやって、
なるほどですね。
ちょうど忍さんは今回井出さんを紹介する連載の中で、いわゆる教員研修についてずっと書かれてきましたけども、
ある種、そうですよね、先生をずっと学び続けないといけないんですよね。
ベテランだからもういいって話じゃないんですよ。
そうですね。
そう思うと今後先生の学びの場ってどう進化していくというかあるべきだと忍さんは思われますか。
そうですね。それがもう国が示してる方針だと思いますし、
実際に現場を取材しながら変わってきてるなっていう感じをするんですけれども、
例えば授業を思い浮かべてみていただければわかりやすいと思うんですが、
以前であれば今もそうですけど、
先生が前に立って大体何かしら解説をして、
基本的には先生の指示通り授業中、子供たちが多くというふうな場合が多かったと思うんですよ。
研修も同じように教育委員会の方が教えてその指示通りに学ぶとか、
学校隊員であれば学校の管理職とかそういう担当の方の言う通りに学んでいくみたいなことが多かったと思うんですよ。
そうであれば実は私も取材してなくてですね、
そうじゃないやり方に変わってきてるんで取材しようと思ったっていうこともあって、
どう変わってるかといえば先生一人一人が自分にはこの学びが必要だと考えてみれば当然で、
先生ごとにも課題だとか意識とか違うわけで、
その時々で必要なことを先生が考えて学んでいるというふうな姿が見受けられて、
そういうふうに研修も変わってきたので取材しようと思ったっていうことがありますね。
これからさらにその傾向が進むんじゃないかなと思いますね。
そういうことは記事が出て、いろいろと反響もあったという先に教えていただければ。
紙面で出たときは行政関係はよく取っているので見たよという連絡が多かったです。
あと管理職の学校で取られているところとか管理職の方とかから見たよ見たよって言って、
すごく子供に目を向けるって基本的、教師としてはやっぱりあるべき姿。
でもそれが逆にこうなんていうんですかね従来型だと本来そうありたいのに、
無自覚のうちに自分たちが何かしたら子供たちがこうなるだろうっていう、
なんかちょっと効果があるかどうか問題に無自覚のうちにやっぱなってたかもしれんねとかっていうお声とかもあって、
だからそういう意味ではとても刺激的だったよっていう声もいただきましたし、
あとネットに記事が出てからは実は同世代ぐらいからどんどん連絡が来てですね。
一番驚いたのは大阪から電話がぴょっと入りまして、記事読んですごく興味深かったので来年ちょっと話しに来てくれませんかみたいな。
もうちょっと詳しく聞きたいと他の県の方から連絡あったりとかですね、
すごくやっぱこの報道の力ってすごいなーって改めて思いながらいたところでした。
僕も記事見てへーって思いましたもんやっぱり。
こういう、なるほどみたいなですね、決して言われてみればその通りだけども、
トリッキーな話じゃないけど、でもこうねってそう言われてみればしたことなかったよね、
そういう目線ってなかったよねっていう部分だと思いますもんね。
だから従来型のものっていうのはどちらかというと教師の引き出しを増やしていくみたいなイメージだと思うんですよね、技を増やしていくみたいな。
今回ちょっと紹介した分はどちらかというとその技があるのでそのどの引き出しを開けるかみたいなことの基準となるのはやっぱ子供の姿だと思うので、
そっち側の見るみたいな子供を見るってどういうことなんだみたいなことの幅を広げるっていう、
こっちのある意味両輪と言っていいかわからないですけど、このバランスが今後、しのみさん言われたみたいにもっともっと進んでいくんじゃないかなっていう気はしています。
どうも今日はありがとうございました。そんなとこで。
はい。
いいですか。ありがとうございます。ここまで聞いていただきありがとうございます。
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本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも西日本新聞MEです。
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