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2025-06-04 15:41

32|【競泳】竹原秀一選手が世界選手権へ~恩師と共に二人三脚で培った独特泳法~

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」

7月にシンガポールで開かれる「競泳世界選手権」に、福岡県宗像市出身の竹原秀一選手が背泳ぎで出場します。竹原選手を小学生のころから指導したコーチを、大窪記者が取材。異色のフォームを「直さずに磨いた」恩師との二人三脚。ぜひ、お聞きください。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年4月24日

◆福岡・宗像出身の竹原秀一、異色フォーム貫き初五輪 「直さず磨こう」恩師と二人三脚
https://www.nishinippon.co.jp/item/1241280/

◆大窪正一記者の記事一覧
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サマリー

パリ五輪競泳代表の竹原秀一選手は、春岡スイミングスクールで独特の泳法を育成しながら成長しています。彼の練習に対する真摯な姿勢と独特なフォームが、水泳界に新たな風をもたらしました。竹原選手は独特の泳法で日本選手権に3連覇し、世界選手権への出場が決定しています。顧問の平コーチと共に築いたその泳法は、次のオリンピックに向けての足がかりとなっています。

00:01
西日本新聞ポッドキャスト
西日本新聞スポーツ余聞
この番組では記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが
アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話ししています。
こんにちは。福岡のニュースアプリ西日本新聞民の横山智則です。
今日もよろしくお願いします。
西日本新聞社の大久保秀一です。よろしくお願いします。
同じく西日本新聞社の中富一文です。よろしくお願いします。
中富さん、今日はスポーツ余聞の復習を1問出します。
福岡県恩賀郡水泳オリンピック選手
誰かわかりますか?完璧です。
鈴木さとみ選手。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
何回か前にしました。
そうですね。
今日の主役は結構近いです。
水泳オリンピック選手までは一緒で
恩賀郡の隣すぐそば、福岡県室方市
誰でしょう?
わかんないですね。
今日の主役でございまして、僕からご紹介しましょう。
竹原秀一選手の紹介と背景
今日の主役はパリ五輪競泳代表の竹原秀一選手です。
独特のフォームが有名だというふうに聞いてるんですけど、その選手なんですね。
はい、そうなんです。
で、村方なんですね。
僕が今、村方市局というところに入りまして、
村方市の生活圏にあるスイーミングスクールで
そこで育って世界へ旅立っていっていくというところで考え深くて
今日はちょっと思い出がいつも以上かもしれません。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
だけど鈴木さとみ選手はその隣町にいてさ。
なんすかね。
なんすかね。
やっぱなんか勝手にさ、川で泳いでるわけじゃないけど
恩賀川が近いからかなとかさ。
海が近いんで、みんなね、島まで泳ぐように訓練しようかなと。
そうそう。
いや別に川とか海で泳いでるわけじゃないのはわかってるけど、なんでかなと思いながら。
そうなんです。竹原さんなんですけど。
実は竹原さん自身もともとは村方のご出身ではなかったんです。
福岡市の出身で、そこから引っ越しで村方に住みだしたんですけど。
水泳自体は2歳から初めて。
2歳から。
村方市の春岡スイミングスクール。
こちらの方で土台を築かれたという。
うちの近所も春岡スイミングってあるから聞いたことある。
地元はね、福岡は多いですよね。
一応調べましたら福岡、熊本、山口に大体10校ぐらい春岡スイミングってあるみたいで。
なるほど。
だからこの辺りの人は春岡ねって言ったらこうなんかこう。
逆を言うと春岡その家以外知らないですね。
だから福岡とか大阪の人は春岡って感じになるんだと思うんだけど。
そういうことみたいですね。
独特の泳法とフォーム
で、ご紹介いただいたようにこの選手のポイントというか特徴の一つがフォームなんですね。
泳ぐフォームが独特でありますというところなんですけども。
水泳はクロールがあったり平泳ぎがあったりバタフラーがあって背泳ぎですね。
唯一天井を向いて泳ぐ競技なんですけども。
やはりなるべく抵抗を少なくするっていうのが競泳の基本的なスタンスですね。
どの泳ぎ方にしろ。
クロールだろうと平泳ぎだろうと。
抵抗が少ない方が前に進みにくいっていうのが理屈上ではそうなんですけど。
この竹原選手なんですけど水面から上半身が飛び出したり沈んだり上下動しちゃうんですね。
上下動を進むのが独特のフォームなんです。
これっていうのはポップ選手では珍しくて結構そういう泳ぎ方をしていたら
今言ったように抵抗が大きくて速くスピードが出せないからやめましょうという形で修正されるのがありがちな流れなんです。
この選手はそれを全く変えずにオリンピックまで到達したんですよ。
この選手は元々基礎としてとにかく練習を手を抜かない。
まずベースにコツコツコツコツ取り組む選手なんです。
これを聞いたのは春岡に今も小学生時代から指導していらっしゃるタイラーコーチというのがいらっしゃるんですけど
このコーチに昨年のオリンピック前にちょっと話を伺ったので
そのお話をちょっと紹介させていただこうと思います。
要は当時も教えていたし今も現役で春岡で教えていらっしゃる。
そうです。春岡で指導なさっているコーチでいらっしゃって
竹原さんを小学生の頃から指導なさっています。
特徴を一番覚えていらっしゃることはどういうことですかということは
まず一番に挙げられたのが単調な基礎練習。
こんなんでもとにかく手を抜かず一生懸命やっていた。
それが普通小学生だと飽きちゃうと。
次これしたいこれしたいってなるんだけど
そういうのを丁寧にしていたのがすごく印象に残っている。
野球でキャッチボールをずっと常にちゃんとやっているということですね。
野球しか例えられないんだけど。
その通りです。
なんでそういう選手だったというのがまず印象にあって
エピソードとして中学校1年生の時に
歩けないといけないといけないというのが
中学校1年生の時に歩けないぐらいの激痛が太ももに続いたそうなんです。
一緒にあちこちの病院に行ったけど異常はありませんよということで診断されたんですね。
当然痛いから練習量は落ちちゃいますよね。
だけど平コーチが覚えているのは
痛いということよりもやりたい練習ができない悔しさで足を叩いてたんです。
そこまで思い入れられるんですね。
いいですね。中学校1年生で原因不明。
結局原因不明のままでただ半年ほどで消えたらしいです。
それと同時にタイムが飛躍的に伸び出したらしいです。
先ほど言ったように水の抵抗を減らすために
ハイエイというのは上下動をしないことが理想なんですけども
上下動をする移植のフォームでタイムがどんどん伸びるから
全国大会に行くといろんな指導者から
いつ竹原選手のフォームは修正するんですか?修正した方がいいですよと言われたそうなんです。
だけど私もいつか直そうかと思ってたんですけどタイムが伸びていた。
なるほど。
だからタイミングを見ていたということをおっしゃってました。
するとですね、ただフォームをじっと分析すると
フォームというのが上下動が他の選手の上下動とは違うんだそうなんです。
右手を回す時だけに頭が上がったり、上がり方が斜め上だったり
そのリズムが推進力を生んでいると感じた。
単に上下運動をして水の抵抗を増やして邪魔をしているわけでなさそうだということなんですね。
ここはもうちょっと専門的すぎて難しくて。
ただ単なるおっしゃるように上下動ではなくて
それが逆に推進力を呼ぶ動きをしているんだという分析を2人で話し合った。
高校時代の成功と進学
だからフォームを直すのではなくて磨こうという方針転換。
福岡市の東福岡高校に進学したんですけども
指導は変わらず村方のこの春岡。
平高地の指導を仰いで
泳ぎを今言ったように
こういう風な泳ぎ方をした時はこのタイムとか
細かい分析をしてフォームを
この時の泳ぎだとこの右手の上げ方はこの形の時がタイムが出ているぞ
左手の時はこういう動きした時がタイム出ているぞみたいな
これを一つ一つ積み重ねていってフォームを作り上げて
すると高校2年生の時に全国総体
いわゆるインターハイですね。
こちらで背泳ぎで2巻を。
すごいですね2年生で。
独特のフォームのままです。
ここがポイントだと思うんですよね。
普通なら直す。
例えば1級の大好きな中止さんの中で一郎選手の
中止さんの中で一郎選手も直さずに極めましたよ。
なるほど。
ふりこだほ。
だったりのも。
トルネード東歩なんか。
無駄な動きって思うじゃないですか。
あのひねりが。
でもそうじゃないっていうね。
そういうことあるんですね。
だから本当コーチって指導っていうのは難しいんだというのも
僕はちょっと思ったりもしたんですけど。
ただ長所を磨くっていうのが成功したんだと思うんですね。
東洋大っていうのが水泳が有名な名門大学。
そこら方に進学をして。
進学したシーズンがパリオリンピックを目指すシーズンだったんですね。
なるほど。
パリオリンピックを目指すシーズンで
実際に動画をYouTubeを見てる方は分かると思うんですけど
この2人映っていて。
どっちがどっちですかっていう。
竹原選手は左側の選手です。
竹原選手の日本選手権
目を閉じてる。
そうです。
ブルーの水泳メイク。
黒の東洋と水泳キャップが入ってると思うんですけどね。
青いゴーグルをつけて。
もう疲れ果てたみたいな感じの顔をしてるのが竹原選手。
右側はEA凌介選手。
これは実は知る人ぞ知る日本俳優会の第一人者だったんですよね。
この方と日本選手権でオリンピックの出場権を争って勝って
入江選手からおめでとうみたいな形で握られてる写真ですね。
そうなんですね。
本当は入江選手悔しいのか、世代交代と思ったのか分かんないですけど。
まさにそのシーンなんですね。
まさに時代の転換点みたいな感じですね。
竹原コーチ、普段なら竹原さんの大会は春岡を離れて行ってますから
なかなか見に行けないんですけど。
この時は虫の知らせという言葉の言い方がおかしいんですけど
直感がしてこの試合は見に行かないといけないと思い立って
試合を東京までチケットを取って見に行ったそうです。
相当な自信を持ってるなって予選の泳ぎとか見て
いても立ってもいられなくなったそうです。
実際にこうやって優勝を決めて
普段優勝した時、竹原さんと写真は撮らないそうなんですね。
まだまだ次がある。
ここで終わりじゃないんだっていう風に
これで満足しちゃいけないみたいな思いも
竹原さんにもそういうのを芽生えさせてはいけないという思いで
一緒の記念写真を撮らなかったそうなんですけど
この大会のこのイリエさんがねぎらってる試合っていうのは
もうベストパーパフォーマンスが出てるとなって
平コーチは一緒の記念写真を撮ってくださったんです。
これが西日本新聞の方には
新聞の方には掲載させていただいているんで
もしかしたらご覧になった方もいらっしゃるかもしれないんですけども
2人並んでやったよみたいな感じで
竹原選手と平コーチが並んだ写真を掲載してるんですけど
これはそれぐらいフォームの無限の可能性みたいなのを感じ取れたということなんで
実際パリオリンピックの方出場して
決勝には実は届かなかった。
そうなんですね。
ですけども着実に足跡を残して
オリンピック帰ってきて
次はという形で今いるという状況ですね。
今年です。
今年の3月にまた竹原選手が日本選手権
3連覇。
この独特のフォームのままでまた3連覇。
世界選手権の代表というのはこれで内定も勝ち取ったんですね。
世界選手権自体は今年7月にシンガポールの方であります。
世界選手権に向けて
7月11日から8月3日までシンガポールであるみたいですね。
それからさっき紹介した鈴木さとみ選手も平泳ぎで出場されるということになっておりますね。
そこで出られるんで
実はオリンピックを経験して
一冬越えて一川向けた竹原選手というのが
世界選手権でこのシンガポールですね
見られるんじゃないかなというふうに思っていますし
今おっしゃった音楽軍の鈴木さとみ選手
大ベテランも出る世界選手権なので
ぜひ競泳の世界選手権にも注目していただきたい
そういう思いで今日は話させていただきました。
なるほど。中臣さんいかがでしたか。
この回もちょっとタラレバーになるんですけど
この竹原選手はこの平さんに監督に
小学校時代合わなかったら
この独特のフォームに修正されるかもしれない。
だからそういうのもやっぱり理解者がちゃんといるっていうのは
すごく大事なことなんじゃないかなと。
タラレバーでいうと確かにそうよね。
でも大きいですよね。
絶対でかいと思います。
やっぱり直せよってないんだと思うんだよね。
野球もそうですよね。
だから変なバッティングフォームだと
直せって絶対言われるんですよ。
東急フォームも。
ただこうやって理解してくれる人がいるっていうのは
本当大事ですね。
直して上手くなる子もまたいるしね。
だから一概にどっちとも言えないけど
そこがやっぱり指導者の頑力というかやり方というか。
本当これで結果を出してほしいなと思うんですよ。
おっしゃったようにそういうことが生まれることによって
今横山さんがおっしゃったように
指導者っていうのがいろんな個性を生かせよう
生かそうという泳ぎを
またさらに指導の進歩っていうのが
繋がるんじゃないかなと思うので
ぜひ竹原選手には結果を出してほしいなと。
そうですね。
この写真じゃないけど
新聞に載ってる写真は確かに竹原選手の泳ぎ方が
やっぱり特徴が上半身が見にくいかな。
やっぱ上半身がビュンと飛び出てますよね。
すごい独特のフォームですね。
ありがとうございました。
じゃあ締めましょうか。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
大久保さんのスポーツ予聞は
西日本新聞とスマホアプリ西日本新聞MEで
好評連載中です。
ぜひご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
15:41

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