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2025-04-20 15:12

12|天守はあった?絵図から分かる福岡城の本当の姿とは【福岡城基礎編】

この番組は、福岡県内だけでも1,000近くあったとされる戦国時代の山城の魅力を、現地探訪を交えて紐解き、熱く語り合う番組です。山城研究は地理学、歴史学、軍事学、地域経済学などいくつもの側面があります。かつて、その地で暮らした人々の息吹をあなたも一緒に感じてみませんかー。

福岡市民の憩いの場として親しまれている福岡城跡。天守の存在を巡る議論が交わされていますが、実際の姿はどうだったのでしょうか。当時の資料を読み解くと、天守に匹敵する巨大な櫓の存在が見えてきました。

◆出演:清田進(郷土史家)、坂本信博(報道センター総合デスク)、梁京燮(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/ 音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:中山 紘一郎(しかのすけ/販売部)

◆収録日:2025年3月30日

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Summary

福岡城の歴史と構造について詳しく探るエピソードです。特に、平山城としての特徴や江戸時代の様子を描いたスケッチを通じて、その重要性を理解しています。福岡城の天守の存在やその歴史については、文献や写真から推測される情報に基づいて議論しています。また、ブグヤグラの移設や文化庁とのやり取りについても触れています。

福岡城の研究と紹介
西日本新聞Podcast
西日本新聞 戦国山城Podcast
この番組では、福岡県内だけでも戦近くあったとされる
戦国時代の山城の魅力を、現地を歩きながらお話ししてまいります。
山城の研究は、地理や歴史だけでなく、軍事や経済学など、いくつもの側面があります。
かつてその地で暮らした人々の息吹を、一緒に感じてみませんか。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞MEの横山智則です。
今回のシリーズなんですが、残念ながらいつものメンバー、
お城映像クリエイターの堀切さん、そして西日本新聞の鹿之助君、お二人ともお休みでございます。
その代わり、うちの西日本新聞からお二人、普段は一緒に山登りはしているけど、
喋っていない坂本さんと梁さん、来てもらいました。
まずお二人、自己紹介をお願いします。
西日本新聞報道センターの坂本信弘です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。西日本新聞社の梁と申します。
我々プロデューサーですね。どっちかというとですね。
今回は一緒に喋ってもらうと。
ピッチヒーターということで。よろしくお願いいたします。
それとですね、心強いゲストをお招き。
二人では堀切さんと鹿之助の穴埋められないということで、
京都鹿清田進さんに来ていただいております。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
清田さん、ご紹介をすみません。
ご紹介ですか。福岡市内でですね、歴史講座といいますか、歴史街歩きなどを企画しております。
清田と申します。ボジボジやってるんですが、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それで今回は山城ではなくて、町の真ん中のお城をご紹介したいと思っております。
町の真ん中に城があるんですよね。
僕らの地元、福岡県福岡市の福岡城が今回のテーマになります。
理由は二つありまして、山城ではないんですけども、西日本新聞の番組としては最初から一番近いお城ですし、早い段階で一回取り上げておきます。
これがまず一つ目の理由。
二つ目の理由は、最近福岡城周りがちょっとザワザワしてます。
西日本新聞をめくると、この半年だけでも30本以上の記事が。
よく見る。
あれができた。この人はこんなことを言うよ。いろいろとあってまして、そういったこともありますので、
今日も報道センターの坂本さんは取材なんです。清田さんを取材するという。
ということで、それに同行しながら収録をしようということでございます。よろしくお願いします。
福岡城の構造と特徴
山城ではないんですけども、福岡城は平山城と言われるジャンルで、平に山城と書く。定格式平山城。
はしごに定格の角に式平山城ということで、本丸の周りを2本3本を2の丸3の丸が囲む形のものを平山城と。
定格式平山城ということで、まさに戦国山城モッドキャストの番外編というふうにお伝わりかなと思います。
平たい城ってあるんですよね。
ちょっと山もある。
早速、初心者もおりますので、福岡城ってどんな城から説明していただければなと。
清田さんのご案内で福岡城を歩きながら学んでいくという。
ここはどこですって言っておきましょうか。
ここは大堀公園の、たぶんボートハウスってのはわかると思うんですけども。
白鳥のボートに乗り場があるところ。
昔からのレストランが隣にあるところが今日の出発地点ということになります。
今から清田さんと一緒に歩きながら説明してもらって、番組が2本3本4本続いていく予定ですね。
ということでよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
福岡城は今全域が見えるところに立っておりまして、福岡城は南側の江戸時代で言いますと大急山と言っておりました。
現在、動物園ですとか植物園がある山ですね。
山から丘陵がずっと海に向かって降りてきてます。
その丘陵の途中を使って福岡城は作られているわけです。
だから給料を使ってますから半分山城だということもあって定格式平山城と言ってらっしゃる先生が多いということでございます。
福岡城自体はご存知のように関原の合戦で黒田が東軍に降りまして、
もともと武全の中津に降りましたが、中津に降るときは18万石程度だったんですけども、
52万石の築前に培造して家康から福岡藩の領地をもらってですね、
新たに城を作ろうというときに3つほど候補地があったんですけども、
大急山から降りてくる給料が一番いいということでここに福岡城を建設するということになりました。
だいたい慶長5年に福岡に中政、黒田中政入ってくるんですけど、
事実上慶長6年から建設が始まってですね、7年間で完成したと言われております。
それでですね今立ってます。
先ほど申し上げましたように大急山からの給料が一望で見えております。
天守にまつわる考察
中ほど私はちょっと気に入らないんですけど、
最近で私には新築なんですけど、新築天守が鉄パイプで作られておりますけども見えております。
あそこに天守台があって天守家具があったわけでありますが、
まず全体を説明しますとですね、
これは文化分析のですね、奥村玉蘭という商人なんですけどね、
暇だったもんだから隠居して築前中をですね歩き回ってスケッチした、
築前名所図鋭というのがありまして、そのうちの福岡城の円形を描いた図です。
これですね、先ほど説明しましたように右が大急山、現在の動物園等がある給料から降りてきて、
中ほどに3層のヤグラが描かれてます。
これは現在あそこに新築福岡園主学の横にあったヤグラなんですね。
天守の南を守るヤグラ、ググヤグラです。
左に降りてきますと小さなヤグラがですね、給料の先端、堀にありますね。
これが今再建されました潮見ヤグラです。
これをですね、文化分析の奥村玉蘭が描いてますから、
江戸時代福岡城がどういう状況だったかというのがしっかりと全体像で分かる図になってます。
これはどこから見たかと言いますとですね、右側がありますよね。
ここにはですね、実は黒田藩の茶屋がありました。
茶室ですね、茶室があった。
これはまあ慶長6年とか7年とか長政寒平の時代にですね、ここに茶室を作りました。
この茶室っていうのは現在で言いますと南東人小学校あたりです。
これより西側にですね、向こう側に2,300メートル、大堀は広かったからですね。
そこにですね、鳥海城という小さな平城があったんですね。
そこにですね、現在の鳥海八幡宮があったんですよ。
鳥海八幡宮が始まりまして、もともとは鳥海城だったんですけど、そこに鳥海八幡宮があって、
それを防衛の観点からですね、鳥海八幡宮は現在あります唐津街道のところに移させたんですよ、長政が。
唐津街道あたりで何かあればそこに兵を鳥海八幡宮に集中させるっていうのは意味があったと思います。
移したところにですね、事実上石垣峠あったと言われてますから防衛施設なんですけども、そこに茶屋も作っておったわけでございまして、
この茶屋でですね、黒田長政あるいは親父の官兵衛がですね、神谷総担とお茶を飲んだということも神谷総担日記には書かれてまして、
まさにですね、その時代神谷総担日記に書かれてます神谷総担と黒田長政と父の官兵衛がお茶を飲んだ時と同じ景色をですね、奥村玉良はここに再現してくれてるんですね。
神谷総担ってことは西暦1601年ですか?
そうですね。この図自体は文化分析ですから幕末に近いことですけどね。この図自体はですね、ただその景色としてはですね、その頃と一緒ってことですよね。
向こう側の現在の南通り小学校辺りから見た、江戸時代の福岡城の図ですね。福岡城の天守閣、私の言うと新築なんですけどもね。
ところが実はこの武宮倉はですね、大きさとしては規模としては伊予松山城の天守閣クラスの大きさがあるんです。
しかも30ですからね。
これは一番こっち側の隅谷倉と言いまして、一番西側のですね、これ今から登っていけばわかるんですけど、現場まで行けば。
一番西側の谷倉だけポンと書いてるんですけど、ずっと東に向かってですね、70m平谷倉というのがありまして、その向こうにも同じ規模の、言ってみれば東隅谷倉ですね。
30の谷倉が建っています。大変大規模の谷倉でですね、先ほど申し上げましたように、伊予松山の天守閣、松山城の天守閣の規模があります。
例えば青森の弘前城というのは大変小さなお城ですけども、当然弘前城の天守閣の倍の大きさがあります。
天守閣はですね、私は作るの反対とじゃなくて、現状でですね、資料がない状況の中で、
まあ潮宮倉が再建されたのは写真は残っているというのが何よりも、それと実際その取り壊された時期が近いからですね、いろんな資料が残っているから最近は文化庁が許したんですけども、
福岡城の天守の謎
まあ天守閣の場合はですね、図面も残ってない、それから写真画像もない、幕末まであれば写真が残っている可能性があったんですけども、
今回博物館のですね館長である中野人志先生の論文では、関栄15年までにはなくなったんだと、それまであったということを言っていますので。
関栄15年ってことは1638年?
1838年とそれぐらいですね。
だからですね、私に言わせると新築になるんですよ。新たに図面を作って、ところがそれは文化庁が許すわけがないんですね。
だから建設が反対というか文化庁が許さないですよということを言ってるんですけども、
それこそ文化行政はどうでもいいって言うんだろう、そしたら幻の信長の安土城をあそこに建てればいいじゃないかという話になるんですよね。
ところがですね、ブグヤグラは実は写真が残ってるんですね。
終わった際に写真もですね、ブグヤグラは後ほど話しますけど移転するんですね。
現代になって明治時代になって移設するんです。今では浜の町の方に移設するんですけども、その移設前の写真も残っています。
移設した、浜の町というのは要するに黒田様の別邸なんですけど、黒田様の別邸に移設して建てます。その写真も残っています。
さらにおはつらい向きにですね、移設後なのか、移設前なのか、骨組みの技も残っているんですよ。
残っています。発掘調査も終わっています。10年ぐらい前だったと思いますけど、
ということは再建をするにあたってですね、文化庁への資料としてはもう十分揃ってるんですよ。
私に言わせると、塩宮倉の方が、その間実際立ってましたからね、各省の資料が多いということだったんでしょうけど、
だいたいですね、塩宮倉の再建にあたってですね、学園さんに聞くと、文化庁とのやり取りは6年かかったって言うんですよね。
今からもしもブギアグラをですね、再建するんだということになっても6年かかるんで、文化庁から許可が降りることが考えられない、
展示画新築よりもですね、さっさととにかくブギアグラ、伊予松山の松山県の展示画クラスのブギアグラをですね、
検査すれば今ここから見えている鉄骨のあれの横にですね、横に、あの高さまではないですけども、しっかりとブギアグラが見えるという景色になります。
その上塩宮倉がですね、再建されてますから、福岡市が頑張ってですね、あの建物もGHQの本部だった建物ですから、レンガ色の建物があるんですよね。
今あれですよ、ゆうちょ保健の建物、あれも歴史的な建物なんですけども、GHQの九州の本部があったそうですから、
あれがなくなればですね、その辺りからですね、この景色が再現されるということです。
塩宮倉も見えて、それでブギアグラも見えるという。
それで皆さん案内するとき、ここからですね、この図を説明しながら案内するということなんですけども。
ブグヤグラの移設
一旦ここら辺で終了しようか。
はい、大丈夫です。
はい、エンディングの前に一つお知らせをさせてください。
西日本新聞のポッドキャスト番組がまた一つ誕生いたしました。
番組のタイトルは、西日本新聞ゆるり政治講。
政治を考えるで政治講。
長田町で日々取材をする東京報道部の記者たち。
政治を身近に感じてもらえるようにゆるりとニュース解説や裏話をする番組です。
毎週土曜日、配信で始まりました。
どうぞ聞いてください。
よろしくお願いします。
はい、それではエンディングです。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
堀切さんが全国のお城をドローンで撮影したYouTube番組
空から攻めるは好評配信中です。
ぜひそちらもご覧ください。
それから堀切さんの空撮と専門家の解説で九州のお城を紹介する
城九州戦国ドローンは
西日本新聞とスマホアプリの西日本新聞ミーで連載中です。
ご高読のほうぜひよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
皆さん、アナとくちゃんだよ。
困っていること、調べてほしいことあったらどうします?
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