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2025-07-03 11:51

35|新緑の人吉・球磨旅③「くま川鉄道」全線再開へ…復旧進む「球磨川第四橋梁」を訪ねて

ご乗車ありがとうございます。この番組では西日本新聞の“乗り鉄”記者が鉄道旅の魅力について広く深くマニアックに語っていきます。

今回は人吉・球磨地域(熊本県)の旅の最終回です。寝台特急「はやぶさ」で使われた寝台車を活用した宿「ブルートレインたらぎ」を後にし、くま川鉄道に乗車しました。くま川鉄道は肥後西村~人吉温泉間の5.9㌔が2020年の豪雨災害で不通になっています。この日は2026年度上半期の全線再開に向けて復旧作業が行われている球磨川第四橋梁のほか、近くの川村駅を徒歩で訪ねました。人吉市内にあるJR肥薩線・球磨川第三橋梁の様子もお伝えします。


◆旅人=中原岳(人事部、元長崎総局記者)、車掌=宮下雅太郎(MC/お客さまセンター) /音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネスマーケティング部)

◆旅の時期:2025年5月2、3日

◆収録日:2025年5月14日

◆中原岳記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/79/

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サマリー

熊川鉄道は2020年の豪雨による被害から復旧を進めており、特に熊川第4橋梁の復旧状況が紹介されています。番組では鉄道の魅力を伝えながら、復旧工事の様子や周辺の状況が語られています。新緑の人吉や球磨の旅を通じて、くま川鉄道全線再開に向けた復旧の進展が伝えられています。特に、球磨川第四橋梁を訪れ、鉄道復旧の期待と現状が紹介されています。

熊川鉄道の概要
西日本新聞Podcast
西日本新聞 鉄ガクの旅
ご乗車ありがとうございます。
この番組では、西日本新聞のノリ鉄記者が、鉄道旅の魅力について、広く深くマニアックに語っていきます。
ご案内します車掌は宮下正太郎、旅人は中原岳さんです。
中原さん、今回もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
まず今回は、熊本人吉地方旅編の3回目になりますが。
前回は、人吉市の郊外の太良木町にある、かつてのブルートレイン寝台特急を活用した宿、ブルートレイン太良木についてご紹介しました。
今回は、ブルートレイン太良木のそばを通る熊川鉄道。
この熊川鉄道なんですけれども、ブルートレイン太良木のそばの区間は、走る区間は復旧しているんですけれども、一部5年前、2020年の水害で橋が流されて、まだ普通になっている区間があるんですけれども、
今回はその熊川鉄道の普通区間の復旧工事の様子を見てきましたので、お伝えしようと思います。
復旧工事の進捗
今、YouTubeをご覧の方には、熊川鉄道の太良木駅の写真をお示ししているんですけれども、ここでちょっと熊川鉄道のことをご紹介しようと思います。
熊川鉄道というのは、熊本県南部の自治体とか民間企業が出資している第三セクターの鉄道会社なんですけれども、もともとは今のJRにあたる国鉄湯沢線というのが前身でして、この区間としては、人吉中心部に近い人吉温泉駅と湯沢線の湯沢ですね。
湯沢駅の間を結ぶ全長24.8キロがこの熊川鉄道なんですけれども、
先ほど申し上げたように2020年の熊本豪雨で前線が一旦運休した後、その翌年に人吉温泉と日後西野村以外の区間は何とか運行再開にこぎつけたんですけれども、
この人吉温泉と日後西野村の間の5.9キロに関しては鉄橋が流されて、熊川第4橋梁という鉄橋があったんですけれども、それが熊川と川辺川が合流する辺りなんですけれども、
川の氾濫で鉄橋ごと流されて、その周辺の線路も被災して、一部の駅も被災しているので、まだ復旧できていないんですね。
今のところは、2026年度の上半期までに、普通になっているところも含めて復旧させて、前線再開する見通しにはなっているんですけれども、
ただまだ人吉温泉と日後西野村の間の5.9キロは普通になっていて、平日に関しては代行バスが済んでいるというところになっています。
今回、復旧工事が進んでいるところを見に行こうと思いまして、朝早く午前7時20分にブルートレイン田田駅をチェックアウトして、午前7時34分発の人吉方面に向かう列車に乗り組みました。
この日は5月3日ということで祝日だったので、そんなに高校生が乗っていないかなと思ったんですけれども、
熊川鉄道自体が高校生の通学客が多いということで、鉄道として残っているという側面もあるんですけれども、
この日は祝日ということで、数は少なかったんですけれども、中には歩行があるのか、部活動に高校生たちも乗ってきました。
3両目ある一番最後尾の車両はガラガラだったので、車内の写真を撮ったりとかしたんですけれども、
この車両はJR九州の車両のデザインで有名な水戸岡英二さんが手掛けた車両ということで、
窓に背を向けて座るタイプのいわゆるロングシートの座席なんですけれども、背もたれ部分がキレイにできていたりとか、
その座席のシートの柄も独特な赤とか白とかの縞模様だったりとか、そういったちょっとユニークなデザインになっています。
水戸岡さんデザインって感じですね。
そうですね。吊り革もよく見たら、おそらくあれは木でできているものですね。
という感じで、床も木でできていて独特な車両になりました。
この列車に乗って、たらぎ駅を出発したというところになります。
たらぎ駅を出発したら、すぐ進行方向右手に、昨日寝ろと回ったブルートレインたらぎの寝台列車が見えています。
昨日はあちらからこっちを見ていたわけですね。
でもこうして見ると、ブルートレインたらぎのこの青い客車も、駅に停まっているような、それを追い越していくような感じで見えて、
いいポジションに置いてあるなと改めて思いながら登ったんですけども。
そしてまた20分ほど乗って、今鉄道の終点となっている比古西野村駅まで行きました。
ここから先は、平日であれば代行バスがあるんですけれども、祝日はないので、
一般の路線バスに乗るしかないようなんですね。
ただ、私はここから先にある熊川鉄道の復旧の様子を見たかったので、一旦ここからは歩きで行きました。
ただ、今乗ってきた列車が折り返していく、数分後に折り返すということが分かったので、
近くの田んぼの方に行って、田んぼの中を通っている道路から、
折り返しの熊川鉄道の列車を取って、ちゃんと産業がしっかり入るように収めて、
取った上で、熊川鉄道の復旧の様子を見に行くことにしました。
途中、熊川鉄道の踏切を渡ったんですけども、この踏切は現在普通区間の中にあるので、
線路が錆びてしまって、しばらく長年列車が通っていないというのがよく分かったんですけども、
ここも2026年度の上半期には復旧予定ということなので、
あと1年余りすれば、列車が再び走り始めるんじゃないかなというふうに思います。
鉄道の魅力
そして、しばらく歩いて、20分ほど歩くと、ちょうど川辺側にかかる橋の上からでしたかね、
写真を撮ったんですけれども、そこから見ると、新しい三角形に鉄骨を組んだトラストの橋が見えたんですけど、
これが現在復旧工事中の橋ですね、熊川鉄道の橋です。
熊川第4橋梁という名前です。
右側が欠けてますよね。
そうですね。まだ全部つながっているわけではなくて、どちらかというと、
湯の前側のほうはできているんですけども、人吉市側はまだつながっていなくて、
これから欠けるところであろうと思います。
そのあと少し森の中の道を抜けていって、先ほどの橋のすぐ近くまで来ました。
ちょうど危ないから入っていけませんという柵があったので、もちろんその柵には入らずに、
安全なところで写真を撮っていたんですけども、
先ほどの薄い緑色の橋が途中まで欠かっているんですけども、
反対側の岸に向かうほうはまだ橋脚はできているんですけど、橋まで欠かっていないというところで、
このあと1年以内にはここに橋が欠かって、鉄橋が復旧するんだろうと思われます。
その時の業務ではこのサイズの橋が流されたという。
そうですね。今は同じような雨が降っても流されないように、より頑丈なコンクリートの橋脚なんですけども、
その今ではまだ古い時代の橋だったので、川の流れに耐えきれずに流されてしまったというのがあったんでしょうけども。
この鉄橋に向かっていく上り坂も森戸もだいぶ出来上がっている要素でして、
まだレールは敷かれていなかったんですけども、
なんとなくこの上に線路が通るだろうなというのは想像できるくらいまで形が復旧しておりました。
この熊川第4橋梁の近くに川村駅という駅があるんですけども、そこまでも歩いて行ったんですけど、
川村駅自体はまだ復旧作業があまり着手されていない様子で、
この駅は2020年の午後から1週間後ぐらいに取材で現地に入った時にも訪ねたんですけど、
その時とあまり変わってなかったんですね。
球磨川第四橋梁の復旧状況
川の流れ、濁流にのまれてホームが陥没したぐらいの被害があったんですけども、
ホームに上がる手すりとかもまだぐにゃっと曲がったまま、水の勢い力で曲がったまま残ってたりとか、
電柱も倒れた様子がまだ残ってたんですけども、
この川村駅のすぐそばでは線路があったところに工事用の車両が止まってて、
これからそこも石を敷いてレールを敷く準備がこれから始まろうとしているところだったので、
前線再開する時にはこの駅もまたきれいになるんだろうなというふうに思います。
そしてこの川村駅入り口から路線バスの3号バスに乗って、
人石市の中心部の方に戻ってきました。
この人石市の中心部に戻るバスの車窓からもう1個別の鉄橋が見えたんですね。
これはJRの飛達線の熊川第三橋梁という、
先ほどの鉄橋からするともうちょっと下流の方になるんですけども、
第三橋梁というものが見えたので、
こちらは被害が比較的少なくて原型を留めていたんですけども、
この橋も覚えているのは豪雨があった直後の出張の取材で現地に見た時には、
この橋にも上流から流されてきた木とかが引っかかっているのを見た覚えがあるので、
もちろんそういった木とかは片付けられていたんですけれども、
片付けられていて、レールとかも残ってはいたんですけども、
ただこの区間も今は普通になっているので、列車は通っていないというところですね。
その近くの道路から見たんですけども、
道路ももちろんもともと踏切があったと思われるんですけども、
その道路周辺もレールが一部剥がされていて、
おそらくレールがあると踏切、車の一旦停止しないといけないと思っちゃう車を考えたのか、
レールが剥がされていて、基本的にはそのまま通れるようになったんですけれども、
レールが剥がされているのを見ると、すぐには復旧させるつもりはないんだろうなというのはちょっと思ったりはしたんですけど。
旅の終わりと今後
この区間は被殺戦のうち、熊本県の八千代と人吉の間は、
2033年頃をめどに鉄道で復旧させるということが決まったんですけども、
この熊川大山橋梁がある人吉から鹿児島に吉松の間は山越えの区間なんです。
ここに関してはどうやって復旧させるか、そもそも復旧させるかどうかも含めて、
まだ決まっていないところではあるので、
私としてはやはり前線復旧させてほしいなと思うんですけれども、
またここに列車が走る日が来ればいいなというふうには思っております。
先ほど見ましたようにここは道路なんですけども、もともとは踏切があったんでしょうけども、
線路と道路が交差するところはレールが完全に剥がされていまして、
一般の道路のような形に使われていて、警報器とか残っていたんですけれども、
この周辺のレールも草で覆われていて、
本当に廃線のようになっていたので、このまま廃線で終わってほしくないなと思ってはいるんですけれども。
そしてここからは、ひとよし市を後にするために、また高速バスで後にしたんですけれども、
ここからまた20分、30分歩いて、ひとよしインターのバス停まで歩いていって、
またB&S宮崎という高速バスに乗って、ひとよし市を後にしました。
そして九州自動車道を通って、山合の地域を通っていって、
終点の新八代駅まで戻ってきました。
これで一旦ひとよし熊野の旅は終わりなんですけれども、
せっかくまた熊本まで来たということで、もう1個熊本県内で乗りたい路線があったので、
次回はまた違う路線の話をしようと思っていますので、
次回もご乗車お待ちしております。
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