西日本新聞Podcast
西日本新聞 鉄ガクの旅
ご乗車ありがとうございます。
この番組では、西日本新聞の乗り鉄記者が、鉄道旅の魅力について、広く深くマニアックに語っていきます。
ご案内します車掌は宮下正太郎、旅人は中原岳さんです。中原さん、今回もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
中原さん、今回は新しいテーマですが、どういったお話になりますでしょうか?
はい、今回ご紹介する旅は、オール九州ロケです。
オール九州ロケ、すごく溜めていましたけど、あれですよね、この番組って結構今まで、アメリカだったり東京だったり、あんまり我々が地元九州を取り分けてなかった気がするんですが。
はい、そうですね。もしかするとそういったことを思っていらっしゃる方もいるかと思いまして、今回は九州に寄せていこうと思います。
やっと得意の縄張りに入ってくるわけですね。
はい、そうですね。
今回どういった具体的な旅になりますか?
はい、今回の旅はですね、1年ほど前になるんですけども、2024年2月に福岡からドンコウ列車を乗り継いで鹿児島まで温泉に入りに行った話をしようと思います。
それは何泊かかけての?
もちろん日帰りです。
え、ドンコウ列車ですよね。日帰りで鹿児島までドンコウってそもそも行けるんですか?
行けますね。厳密に言うと一部ですね、第三セクターの施設に変わったところがあるので、全てJRで行けるわけではないんですけれども、在来線だけで行くことができます。
全然あの、すいません正直やったことがないので、その福岡から鹿児島までドンコウで行くって時間ってどれぐらいかかるんでしょうか?
そうですね、福岡市内を出て鹿児島市内の一番大きい駅である鹿児島中央駅までは6時間半ほどかかりました。
9時間半ですか。そもそも新幹線で行くと博多鹿児島間って確か1時間半もあれば着くと思いますので、ちょっと6時間半しかも往復ですよね日帰りということ。
そうですね、帰りはちょっと違うルートも通ったんですけども、片道それくらいかかるというところになります。
今回もちょっと一般人には真似できそうもない旅になるかと思いますが、ぜひご紹介をお願いします。
はい、ではスライドを進めていきたいと思います。
まずですね、今回の旅最初に乗ったのはJRではなくて西鉄天神大板線の特急でした。
今回の旅ではですね、以前長崎ランタンフェスティバルの回でも使った切符ではあるんですけども、JR九州さんが発売している旅名人の九州満喫切符という切符を使いました。
この切符はですね、現時点では3日分使えて11,000円という金額で販売されていて、JRの普通列車、快速列車に限らず、西鉄だとか第三セクターの九州のいろんな鉄道に乗り放題になるという魅力的な切符があります。
この切符はですね、2025年の4月から1,000円値上げされることになりまして、
結構な値上げですね。
今年のですね、2025年4月1日購入分からは1万2,000円になるとJR九州さんから先日発表がありましたので、ちょっとご注意いただきたいのと、
あと九州のですね、いろんな鉄道に乗れますよって言いましたけれども、4月1日購入分からは長崎のオノメンテンシャルである長崎電気軌道が利用できなくなるというそういったルール変更もあるということで、
これから使う方はですね、ご注意いただきたいなと思うんですけれども。
その切符って、青春18切符のように例えば長期休みであるとか、ある程度その購入期間って限られてるんでしょうか。
いえ、この切符はですね、購入してから3ヶ月以内に使う必要があるんですけれども、18切符のように春と夏と冬だけではなくて、その間の期間でも通年で発売されているというものになります。
今回この切符を使ってですね、午前7時に西鉄福岡駅、福岡市の天神にある西鉄福岡駅を出まして、約1時間で福岡県南部の大向田まで特急で移動しました。
西鉄の特急はですね、この二人名人の九州マーキッズ切符で使えるので、一気にですね、福岡県内を1時間で南下していったというところになります。
この後はですね、JR鹿児島本線の方に乗り換えまして、熊本で乗り換えて、熊本県の八千代というところまで行きました。
この八千代がですね、一旦ここで鹿児島本線が途切れることになります。
ここから南はですね、もともと鹿児島本線が続いてたんですけれども、九州新幹線が部分開業したときに経営分離といってですね、JRの特急が走らなくなったので、
熊本県の八千代駅から鹿児島県の仙台駅までの間は第三セクターの鉄道に転換するということになるので、ここから先はですね、第三セクターの鉄道になるんですけれども、
熊本といえば熊本ということで、駅前には熊本ですね。
今この動画をご覧の方は写真が、中田さんが実際に撮った写真が写ってるんですが、青空で旅日寄りな気候だなというふうに思いますね。
そうですね。やっぱり2月というのは空気が済んでいることが多いというふうに聞くんですけれども、このときはすごい青空でですね、
八千代の駅前にですね、おそらく八千代名産のバンペイユじゃないかなと思うんですけど、らしき果物を持った。
写真を見るから黄色いボールにしか見えないんですけど、おそらく八千代ということでそうでしょうね。
はい。駅前の広場の一角にですね、そのバンペイユと思われる黄色いボールのようなものを持った熊本に立っている写真をですね、
YouTubeをご覧の方にお見せしているんですけれども、やっぱり熊本を見ずに熊本は通れないなと改めて実感したところであるんですけれども、
実際ですね、この後乗った第三セクターの1つオレンジ鉄道の車両も熊本のラッピング列車でですね、何体熊本が乗っているんだというぐらいですね、熊本だらけのラッピングが車体。
すごい全面オレンジで見えますね。
車内もですね、座席の枕カバーもですね、熊本が一つ一つ描かれててですね、熊本だらけの車両に乗っています。
上にもいろいろ浮いてますよね。
そうなんですよ。吊り革の部分にも熊本がぶら下げてあったんですけど、旗から見ると何かの刑罰を受けているような感じじゃないんですけれども、本当に熊本が大好きな方からするとまさに魅力的な車両なんじゃないかなというふうに思います。
この列車に乗って八津城駅を出まして、白渚海を車窓に見ながら、この日本当に晴れていたので海がすごく綺麗に見えました。
鹿児島県に入って、泉駅というところへ乗り換えました。
泉駅というのはですね、駅のホームにはですね、泉平野で有名な鶴。
毎年冬になるとですね、シビリアから飛んできた梅雨が越冬のためにですね、泉平野で過ごすということで、泉駅のホームには鶴のオブジェもあるんですけれども。
ちょっとわかりにくいですけど、私の後ろらへんにいますね、鶴が。
そうですね、今YouTubeをご覧の方には見えてるかと思うんですけども、鶴が三羽、後ろ姿ですけども映っております。
いつでも置物ですね、生きてるいつでも。
そうですね。
でもですね、この先行くとですね、車窓に鶴らしき姿が見えたんですよ。
いますか?
どこにいるかわかります?
いや、真ん中らへんのなんかの、ちょっと灰色というかですかね。
そうですね、まさに田んぼの真ん中に三羽、頭の首から上が白くてですね、胴体部分が茶色の鶴らしき鳥が三羽いるのがわかります。
おそらくですね、これは鍋鶴ではないかなというふうに思うんですけども。