2日目もですね、旅の始まりは6時台ですね。
6時50分ぐらいに宮古の城駅の方にまた行きまして、6時57分のですね、列車に乗りました。
宮崎神宮行きでしたかね、あと宮崎の市内の方に向かう普通列車ですね。
817系の電車に乗り組みまして、まだ朝早かったので席は普通に空いてたんですけれども、この日は残念ながら朝から大雨ということで。
そうですね、晴れ男パワーがどこにいたんだろう。
晴れ男はさすがにこの日までですね。
まあ梅雨ですもんね。
力及ばず。ということでこの電車に乗ってですね、移動しまして、宮崎市内の南宮崎駅っていうところに着きました。
実はですね、なぜこの駅で降りたのかというと、南宮崎からですね、宮崎空港っていう一つ路線があるんです。
厳密に言うとその次の田吉っていうところから一区間だけ宮崎空港線という路線があって、
一応そこもローカル線というよりは空港アクセス路線なんですけど、ただ在来線である以上はやっぱりですね、丁寧に拾っていくというのが今回の旅の方針なので、
短い路線ではあるんですけど宮崎空港まで行ってですね、またすぐ4分後の列車で折り返して、今度また南宮崎を越えて宮崎駅にまで行きました。
まだ朝ごはんを食べてなかったので、宮崎駅の駅弁を買いまして、この時間朝8時過ぎでしたけど、もう朝8時過ぎには宮崎駅の駅弁屋さん空いてたので、ここで駅弁を買い込んで行きました。
ここからですね、また南宮崎の方にまたこの電車で行きまして、この南宮崎からですね、いよいよ日南線の旅が本格的に始まります。
南宮崎駅から乗ったのは快速日蘭マリーン号というですね、渋島で行く、終点の渋島で行く列車だったんですけども、
今YouTubeご覧の方にはですね、駅の電光表示板が出てるんですけど、一両と書いてあります。
わざわざ名前がついてるけども一両なんです。
なんか名前がおしゃれだからすごい特急とかそういうやつなんですか?
なんかすごく豪華そうに見えますけど、やってきた車両はキハ40というですね、これも国鉄時代から走る車両で、車内もあんまり普通の列車と変わらないんですけど、
ただこのたまたま来て嬉しかったのが、国鉄時代のこの朱色の色に復元した列車だったんですね。
YouTubeご覧の方にはですね、この朱色に塗られたキハ40の後ろにクリーム色に青い帯が入った列車が映ってますけど、
JR九州のこの古いディーゼルカーはだいたいこの色が基本なんですよ。
ただ最近やはり国鉄時代昔の昭和を懐かしむような方も多くいらっしゃるということもあるんでしょうけども、
一部のこのディーゼルカーを昔の色に復元するということもやってまして、たまたまその車両ができてですね、これはラッキーでしたね。
テンションが上がるわけですね。
ただこの列車なんですけれども、やっぱり宮崎も観光地が多いせいか、結構外国の方が乗ってらっしゃって。
日曜の朝ですよね。
日曜の朝です。で、雨なんですけども、この先ですね、南宮崎を出てしばらく行くと有名な青島があるんですけども、
大雨の青島で降りていく外国人観光客の方も何人かいらっしゃって、
外国の方からするとせっかく宮崎来たのに、本当は晴れてほしいんでしょうけど、雨でもいいから青島に行きたいっていうのがあるんでしょうね。
その青島を過ぎてしばらく行くと車窓には有名な鬼の洗濯板、洗濯岩って言うんですかね、ものがあって、
線状のですね、いく筋もの通った線が海岸沿いに広がるという、なかなか珍しいものが車窓からも見えました。
そしてだんだんお客さんが減ってきたので、もうそろそろ良かろうと思って、宮崎駅で買った上等椎茸飯というですね。
上等椎茸にも上等な感じがしますね。
二段重ねの駅弁なんですよ。
この名前のとおり、椎茸が入ってるんですけども、本当甘く煮られててすごく美味しかったですね。
やっぱり二段重ねなのでボリュームたっぷりな感じで。
中原さんも乗り鉄ですけど、こういう駅弁を制覇したりとか、そういうモチベーションはあるんですか?
そうですね、駅弁もできれば制覇したいんですけども、ちょっとですね、お値段が高めってこともあるし、
やはりタイミングが合わないと売り切れちゃったりとかするので、なかなか制覇はできないんですけど、
やっぱり駅弁のこの包み紙とかを見るとですね、やっぱり駅弁って良いなっていうのもありますので、
もちろん食べたものはちゃんと弁当箱の殻とか捨てるんですけど、弁当の包み紙は大体記念に持ち帰ってます。
そうなんですね。
そうなんですね。別にコレクションというか、本当にコレクションしてる人はいるんですけど、
そこまでではないんですけど、旅の記念として駅弁の掛け紙は持って帰ってますし。
なるほど、勉強になります。
その後どんどんでさらに南の方に行きまして、宮崎県の南部の日南市というところに着きました。
駅でいうとですね、南郷とか油津とかそういったところがあるんですけど、実はここのエリアがですね、
数年前に新海誠監督のアニメ映画で、スズメの閉じまりという作品がありましたけども、
作中でははっきりと言われてないんですけれども、この日南市のあたりが、
主人公の女子高校生がおばさんと住んでいるエリアじゃないかというふうに言われてました。
確かによく似た風景が出てきますし、実際ですね、この作品の冒頭ですね、
その高校生が学校に通うシーンがあるんですけども、そこで踏切が出てきて、
まさにこの日南線を走っているキハ40、しかもクリームに青い帯が入ったJR九州カラーのですね、
車両がチラッと映るシーンがあるんですよ。 これは結構角度が高いんじゃないですか。
そうですね、だから多分このあたりがモデルなんだろうなっていうのはですね、
そうだろうと思うんです。実は作中で一瞬ですね、地図が出てくるんです。地図のようなものが。
その地図もですね、だいたいこのあたりを指し締めていたので、
ちょっとそこまでつぶさには見たことがなかったですね、残念ながら。
ただ若干野望の話なんですけど、ただ日南線ってほぼ全区間が
一部を除いて、ごく一部を除いてほぼ全区間が非電化、ディーゼル化、電化されてないんですよ。
ただですね、私の見間違いじゃなければ、鈴木の戸締りでこの日南線が走っているところで、
なんかこのディーゼルカーの上に河川のようなものは描かれてたんですよ。
あれはどういうことなんだろうか。 普通に電車と思って、僕も描いちゃいますね。
間に合いできるや、そこがちょっと引っかかって。行きましょうか。
怒られちゃうので、その辺にしておきましょうかね。
この日南線っていうのは、ほとんど単線なので、途中の駅では行き違いの列車待ちとかもしました。
この行き違いの列車の時は、すぐに発車しないので、ホームに出て撮影したりとかですね。
これはわざと2つの列車を絡めて撮ってる。 そうですね。
こうやって来るだろうというのもあったので、計算した上で待ち構えましたけど。
そしてですね、さらにどんどん南の方に行って、ほぼ宮崎県の南端のあたりにある、
福島という町があって、そこに福島駅っていうのがあるんですけども。
実はこの福島の駅前に電車が1個置かれてるんです。 なんですかこれ。
これですね、YouTubeをご覧の方には行き先表示で広電前っていう行き先が出るんですけど、
名前の通り広島電鉄、広島を走っていた路面電車がこの福島の駅前に持ってこられて、
以前はですね、ここを訪ねた時はコミュニティスペースのような形で使われてたんですけど、
今はちょっとカーテンが閉められてて、今どういう風に使われてるのかわからないんですけど。
天気も悪いですよね。 そうですね。
ほんと先ほど言いましたように、日南線のこのあたりっていうのは電化されてないのに、
ですけど、しかも広島の路面電車が持ってこられてるっていう、そこがまた面白い。
謎ですね。 そうなんですよ。
ということでこういったものも日南線の車窓、ほんとちらっとしか見えないんですけど、
旅の楽しみかなというふうに思います。
そこからしばらく行くと鹿児島県に入って終点の渋滞駅に着きました。
この渋滞というのは今でこそですね、日南線の終着駅なんですけれども、
以前はここから大墨半島を巡る路線が他にも伸びていたんですけど、
この渋滞駅を終点として廃線になってしまったので、今は線路を等線路するような形で駅舎が建てられているというところになります。
渋滞というと、渋滞という駅名だけで志って感じが2つ入ってますけど、
駅前にはそれをネタにした看板があってですね、ようこそ渋滞市、渋滞町、渋滞へという。
よく噛まずに言いましたね。もう一回言ってもらっていいですか。
ようこそ渋滞市、渋滞町、渋滞へ。
すごいですね。
だから早口言葉だと思うんですね。
だからですね、この鹿児島県渋滞市は志がある町ということで売り出している。
なんかあるんですかね、志が。
そうですね。なので渋滞市、渋滞町、渋滞の渋滞駅みたいな。
なるほど。
先ほど言いましたように、渋滞からは昔ですね、この先にも線路が伸びていたので、
その線路跡を一部活用する形で公園になっててですね、近くに鉄道記念公園があって、
当時走っていたであろうSLC56ですね、C56というSLがあったりとか、
あとキハ52ですかね、あのディーゼルカーが置かれていたりとかして。
このディーゼルカー、前見た時は色褪せてたんですけど、今回見たらピカピカに塗り直されてて。
そうですか。
だからおそらく地元の方がしっかりメンテナンスされてあるんだろうなと思って。
南国の木とのコントラストがまたいいですね。
いいですよね。だからこういうの見ると、できれば現役の時にですね、まだ配線があるのに乗っておきたかったんですけど、
残念ながら私が生まれる前に配線になってしまって。
それはもう物理的に乗れないじゃないですか。
乗れなかったです。もうちょっと生まれるのが早かったらなと思って。
なるほど。
この渋滞ではちょうどお昼になったんで、さっき駅弁貯めたばっかりだったんですけども、
渋滞駅の近くに有名なラーメン屋さんがあるということで行ってきて、
鹿児島ラーメンの初代王者になったということで売り出されてたんですけど、確かに美味しかったですね。
さっき駅弁貯めてましたよね。
一応駅弁貯めてから3時間経ってたかな。
2時間は大丈夫ですね。
この渋滞では2時間近くですね、折り返しまで時間があったので、
このラーメンもですね、やっぱり麺とスープの辛みが良くてですね、
なんか美味しかったなっていう余韻がずっとその後もですね、残ったんです。
ラーメンの写真はないんですか?
ラーメンはですね、撮影する許可をその時撮ってなかった。
もちろん自分の記録では撮ってるんですけども、ここではお示ししないので、ぜひ皆さん。
真面目ですね。
今いろいろと言われる時代ですからね。
そうですよね。
言われないかもしれませんけど、一応今回は皆さんの目でそのラーメンの美味しさを確かめていっていただけ、
目じゃない、皆さんの舌でですね、確かめに行ってほしいなというふうに思います。
終点に着くのが夜の10時過ぎなので、そこまで飲まず食わずはきついなと思って。
すぐですね、駅行き前にスーパーがあるので、ちょっと急ぎ足で買いに行って、バッと買い込んで乗り込みました。
そしたら買い込んで駅に戻ったらですね、ちょっともうすでに博多行きの日輪シーガイア入線してました。
少しホームに長く停まるので、5分ぐらい停まったので発車間際に行ったわけじゃなかったんですけども、
すでに入線していましたので、撮るべき写真は撮ってですね、ちゃんと後ろからも撮ってという形で。
この宮崎にだから博多の文字が見れるというのがね。
確かにですね、遠いですよね。
遠いと思います。この日は指定席を選んだんですけど、
まだ南宮崎の時点ではそんなにお客さんもってなくてですね、カラフな座席も取らせてもらったんですけど。
南宮崎を出て、宮崎を出ると宮崎から結構お客さんが乗ってきてですね、少し車内が賑やかになったんですけれども、
宮崎駅を出て日本本線を乗って宮崎県をずっと服上していくと、
途中の車窓にですね、こういうコンクリートの橋が見えてきました。
宮下さんこのコンクリートの橋、何だと思います?
宮下 ええ、高速道路かなんかですか?
見えますよね。実は昔ですね、これ実はかつてここで行われていた
リニアモーターカーの実験船の跡なんですよ。
コンクリートの橋はそういうふうに使われたもので、今リニアモーターカーの実験船って言うと山梨に映ってるんですけど、
それまではこの宮崎でやっててですね、
田園風景の中をリニアモーターカーがかっ飛ばしてたっていう写真を見たことあるんですけど、
ただ今はこんな感じで使われてなくて、ただ一方で高架橋なので周りの木とかに邪魔されないってことで、
一部はですね、ソーラーパネルが置かれていて、太陽光発電の場所として使われてるんですけど、
でも本当こういった緑のですね、豊かな田んぼの中にこういう高架橋のようなですね、
コンクリートの高架橋のような近代的なものを見るとなんかすごく、ある意味ではミスマッチが面白いなと思うんですけど。
そしてですね、宮崎県北部の延岡っていうところを出ると、延岡ではやっぱりお客さん結構な数降りてしまって、
また社内が少し静かになったんですよね。そういう感じになってきたので、なってきて、
さらに延岡を越えて大分の県に入って、埼玉とかつくみとか止まったんですけど、
やっぱりそのあたりもあんまりお客さん持ってこなかったので、その時間がなってくるともう夕方の6時半とかになってきたんで、
お客さんも少ないしと思って、ここでですね、先ほど南宮崎で買い込んだ食料を広げてですね、晩御飯をしました。
いろいろ、弁当とかですね、鳥のたたきとか買い込んでですね。
お酒もいっぱい買ってますね。
そうですね。まさに居酒屋、日にし居酒屋と言ってもいいぐらい。
もちろんお客さんがたくさんいたらなかなか広げづらいんですけど、
福岡、福岡ですね、隣の席も誰もいず、ちょっと広げさせていただきます。
その辺の周りのお客さんへの配慮とか、よく蒸気がとか匂いがみたいなのがたまにSNSで問題になったりしてますけど、
その辺の配慮とかさすがいいノリですね。
あとやっぱり温めるとやっぱり匂いが広がりやすいので、今回はお弁当は冷めてましたけども、
ちょっとビールを片手にしながら、旅の風情を楽しみながらだったらまた別の美味しさがあるなと思って、
あともうそんなに時間をかけずパパッと食べてきました。
大分県に入るとまた時折ですね、海沿いを走ってですね、
ただやっぱり残念ながら雨の模様の車窓だったんですけど、
ただ大分市内に入ってくるとだんだん空が明るくなってきて、少し夕焼けも見えてきました。ほんのわずかですけどね。
大分からはですね、今度はまた福岡方面、小倉方面に戻るお客さんでですね、
市中席はほぼ満席になってるんですね。
だんだん夜も深まってきて、小倉に着きました。