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2025-06-28 21:51

15|永田町あるある第1弾 お土産編

日本の国政の中心地・永田町で日々取材をする西日本新聞東京支社報道部の記者たちが、政治を身近に感じてもらえるように、ゆるりとニュース解説や裏話をする番組です。

15回目のテーマは閑話休題、いつも以上にゆるくお届けする「永田町あるある」の第1弾。記者や国会議員、秘書の生態、知られざる議員事務所のあれこれも明かしちゃいます。

◆出演:久保田かおり(MC/東京支社報道部デスク)、大坪拓也(東京支社報道部記者・官邸キャップ)、古川大二(東京支社報道部記者・石破首相担当)、岩谷瞬(東京支社報道部記者・前石破首相担当)、高野靖之(東京支社報道部長)/音声編集:中富一史(販売部)

◆収録日:2025年4月18日

◆東京支社報道部
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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞東京報道部 #政治 #石破茂 #首相官邸 #永田町

サマリー

このエピソードでは、永田町の政治記者たちが日常の裏話としてお土産文化について語ります。特に、与党議員の事務所に集まる多様な地方のお土産や、秘書との人間関係の重要性を探求します。また、永田町における独特の文化や風習、特に国会議員と記者の関係についても触れます。秘書が議員を「オヤジ」と呼ぶ現象や、頭を下げることの意味など、政治の現場にある興味深い事例が紹介されています。

永田町のお土産文化
西日本新聞ポッドキャスト
皆さんこんにちは、西日本新聞ゆるり政治考。この番組では、日々永田町で取材をしている、西日本新聞東京報道部の記者が、政治を少しでも身近に感じられるようなニュース解説、そして裏話をゆるっとしていきます。
収録日は今日4月18日です。司会の私、久保田香織、ディスコしてます。と、一緒にお届けするのが官邸キャップの大坪拓哉さん、石場首相担当の古川大治さん、首相になる前の石場さんの担当岩谷俊さん、そして今日はおなじみのご意見版、高野康幸東京報道部長にも加わってもらいます。
いえい。というわけで11回目は、緩和旧題、いつも以上にゆるゆる聞いてほしい持ち込み企画ということで、永田町あるあるをお届けしたいと思います。リスナーの皆さんにはなかなか見えにくい永田町の普段の姿ですが、その空気、雰囲気をお届けしようという真面目な狙いもあります。
記者の生態だったり、国会議員あるあるだったり、自由に語っていただきたいと思います。誰から行きますか、手挙げ方式を押してください。
あれ、あれ、あれ、なんか盛り上がってない感じが。もういいや、じゃあ、私から。いいですか。
うーん、久保田あるある。長田町あるあるじゃないですか。久保田が思う長田町あるある。お土産あるある。最近注目された石場さんの商品券10万円お土産、10万円分お土産が批判を呼びましたけど、そこからちょっと紐解いて繋がってじゃないけど、あれ?と思って、私も10年前、第二次安倍政権の時に、
ここら辺で5年ぐらい担当しましたけど、その時、私が見た限り有力議員であればあるほど、私、野党はちゃんと担当したことないんですけど、主に与党なんですが、有力議員であればあるほどですね、議員事務所にお土産が集まり勝ち、お土産のラインナップが豊富。
日本各地、北は北海道から沖縄まで、色とりどりのお土産、特に名貨、お菓子ですね、があるんですよ。で、密かな楽しみと言ったらちょっと怒られますけど、昔話として、圧倒的に某安倍政権で力を持ってた議員がいたんですが、そこに行くと、
これ入手困難とか言われてる世の中でですね、言われてるようなお菓子とか、これは予約必須ですというようなお菓子があるんです。
で、「あ、これなんとかですね。」とか言って、秘書さんと言ったら、「あ、知ってる?」みたいな話で、「はーいって有名ですよね。」みたいなことが日常的にかわされるぐらい、お土産のラインナップが豊富かつクオリティというか、日本のおいしいものここに集まってんじゃねーっていうふうに記者でもちょっと会話したぐらい、政治力とお土産のラインナップの豊富さは比例するんじゃないかと思う。
思うぐらい、永田町あるあるお土産を見れば、言い過ぎかもしれません。政治力が見えてくると、ちょっと私は思ってます。
地方とお土産の影響力
で、時にはもうすごい量のお土産が結構来るので、私の時はね、コロナ前でもありましたんで、食べきれないと秘書さんとかSPさんとか、もう皆さんで分けても食べきれないから、
番記者がおこぼれに預かると。もうちょっとこれ賞味期限来るから。いや、もう過ぎてるから食べないみたいな感じで言っていただくこともあって、それが議員事務所に足茂く通う動機のひとちゅう?
いや、そこまでは言えませんね。ちゃんと仕事ですからね。でもありがたいなと思いながら、いただいておりました。
いや、確かに。ちゃんと押してください。はい、高野部長。はい、ご意見番です。
お土産だからね、誰がどこに持っていくのかっていうのを、昔からいろいろ、どうやって集まるのか、ひとつはね、永田町って鎮城分。そうなんです、そうなんです。地方のひとつ。そうそうそうそう、おっしゃる通り。
東京に行って、先生どうぞみたいな感じで、皆さん、秘書も皆さん、食べてくださいとかね、そういう形。あとは、族議員って言われるような人たち。道路族とか、文化族とか、よくね。
さっきの全国のいろんなものが集まるっていうのは、まさにそういうところで、影響力を持っている大物って言われるような人のところに、日本全国の人たちが先生っていう。お願いしますひとつみたいなね。まさに永田町的文化の一端かなと思いますね。
特に自民党ね、だから、お、税庁のね、年末の季節とかも結構お土産が。お、岩谷さん。
私、野党も与党もどっちも担当してるからわかるっていうのもあるんですけど、そういう意味では確かに、野党の大物議員の部屋とかに行っても、ないことはないんですが、お土産っていうか茶菓子みたいなのは置いてあることが多いんですけど、じゃあその、これもらってきたからっていうのはそこ、自民党に比べると確かに少ないんです。
それははっきり言えると思う。
いやそうなんですよ。
でその、ちょっとねこう、注釈というかフォローしておくと、何も議員側、秘書さんとか事務所サイドがお土産を持ってきてくださいねとは絶対言ってないと思います。
むしろ秘書さんが気を遣わないでくださいね、もう手ぶらで来てくださいねって言ってる場面の方が私は記憶にあるので、だからおそらく陳情される側、訪れる側の人たちが気を遣って、何とかわざわざ忙しい国会議員が時間取ってくれる、秘書さんが時間取ってくれるんだったらこれぐらいはっていう、まあ儀礼的範囲内ですよ。
まさに10万円とか、そんなじゃなくて3000円とか5000円ぐらい高くて、ぐらいのやつなんですけれども、やっぱりそれが定番化しているのかなと。
秘書ネットワークの重要性
たぶん隠して、いや違う、みんな収納されたりして見えないお土産もいっぱいあると思うんですけど、私が見てきた有力議員は隠すところがないほどに溢れてるんですよ。応接セットのところにドコホホホって出て。
すごいね。
もうその下の方、賞味期限切れだからさ、もうちょっと持って行ってみたいな、そんな空気があるぐらい。
記者も例えばどっか出張行きましたとか帰省しましたとか言ってたら、国会議員にちょっとした1000円とかのお土産持っていくんですけど、それも食べられないまま放置されてると。要は他のお土産が豪華すぎて。
っていう光景も目にして、私は心の中で国会議員にお土産はいらないなと、と思ったぐらいです。
確かに。
お、ツボキャップきましたが、お土産から変えていかないといけないんですよ。
じゃあちょっとだけお土産に触れて。
いや、おっしゃる通り、私はこっちに来て某重鎮の担当をしたことあるんですけど。
自民党で。
そうですね、自民党で。やはり常にそういうお菓子があって、会員にならないと絶対食べれないクッキーとかですね。
そうそうそうそう。多分同じメーカーが頭に。
美味しいもんね、あれね。
ただ、甘いやすいクッキーになれた私にはちょっと物足りなかった。
おっしゃる通り、衝撃を受けたのがですね、やっぱり長田町はGNPの文化だと。
お、出してきましたね。
ギリト人情プレゼント。
幹事長経験者の、有名な幹事長経験者の方がよくおっしゃってたようで。
私の知ってる記者もいきなり初対面で、おいお前ちょっとみかん持っていけと。
お前のところの新聞がそういえばあそこにあるもんなとか、その方すごい知識が詳しい方で、
そこであの人は人情味があると。
みかんをもらった記者は少し感銘を受けていたというか、
あの人は本当に人間くさいなというふうに喜んでいるのが浮かびました。
あとちょっとプレゼントから、国会議員のプレゼントからGNPから入れると、
秘書さんであるあるというかですね。
秘書さんによってはもう国会議員以上の大和の秘書っていうのがやっぱりいるんですね。
わかる。
この道30年40年やっていると。
例えば初めて就いた人が大臣経験者のバリバリだと。
その方が引退して、例えば若い議員さんの秘書に就くとかですね。
そうするともう議員が頭が上がらないとか。
特に政策秘書でね、おられる方とかは。
そういうケースもあって。
これ時々あるんですけど、記者がですね、議員じゃなくて秘書に会いに行く。
秘書に会いに行ったんだけど、急に議員に通されて話題がなくて困るということが私は実はありますけど。
わかる。
あるある。
本当に長田町ってどこの世界でもそうなんですけど、誰と誰が仲がいい、悪い。
ああいう人はあれらしいよ、噂、人間関係。
これがもうなんか潤滑意みたいなところがあって。
これ良かれ悪かれ記者はそれを把握していると、ここでこの話題を振ったらダメだなとか。
この人とこの人はつながっているからここの話題を振ればこういう話ができるなとか。
いわゆる本題に入る前の枕でそういったものがあるかないかっていうのはもう正直国会議員より秘書さんの方がすごく知っているので。
一緒にタバコ部屋でちょっと話をするとか。
まあそういうところはやっぱり正直秘書さんっていうのは秘書ネットワークっていうのが凄まじいので。
秘書会っていうので衆議院も参議院も定期的に集まられて情報交換したりされてますし。
霞ヶ関の官僚に聞いても秘書さんにだいたい先にアポイントをもちろん取って政策の資料を届けたりして、
説明してそこから議員に行くんでいきなり議員にっていうのはなかなかねあまり時間も取りにくいっていうのもあって、
政策もめちゃくちゃ詳しい秘書さんいますもんね。
そうですね。本当にしっかりしている議員事務所っていうのは秘書さんがコロコロ変わらないんですよね。
やるよね。
やっぱりパワハラをしてとかっていう秘書さんはいるんですけど。
それも長田町あるだろうですね。秘書を見れば政治家がわかるんですけど。私も先輩から言われました。
だから秘書の教育を議員がちゃんとできてるのかっていうことも含めて、
あとは秘書と議員の連携がちゃんとできてるのかっていうのも含めて秘書さんを見れば議員がわかると。
なるほど。真面目。
最初東京来た時にちょっと不思議だなと思ったのが今の秘書の話なんですけど、
自民党を長く秘書した人が野党の議員の秘書をやってることもあるじゃないですか。
野党の秘書経験者が自民党議員の秘書をやってることもあるじゃないですか。
これ今だったら秘書ネットワークも含めてわかるんですけど、
最初来た時はちょっと不思議で、お互いに敵同士ではあるからですね。
なんでこんなことが曲がり通ってんだろうっていうのは正直来て最初驚きました。
秘書さんはね、議員の当楽にすべて直結するから、いくら優秀でも議員が落ちちゃったら別の事務所に移る。
それを党がちゃんと面倒を見るところもあれば、自力で探すタイプもあるらしくて、
なかなか本当に大変な仕事で、絶対できないなと間近で見てて。
急に議席が増えると秘書が足りなくなるっていう、今の野党、第三党だったり立憲民主党もそうですけど、
この前の衆議院でグンって立憲民主党、国民民主党、議席がですね、ポンって増えたから、
秘書どうしようってなって、秘書ネットワークを通じたり、いろいろコネとか、コネっていうかツテかな?を使って、
なんとか解かれたっていうようなところがあるみたいですね。
なるほど。結構出てきますね。
東京歴としては一番フレッシュな古川さん。
国会議員の文化
なんかこう素朴な驚きとかでもいいんで、どうでしょう?
そうですね。岡議員の方だったり、それ以外の方でもそうですけど、取材が終わって車に乗られていくと。
黒塗りのね。
黒塗りの車に乗られていくんですけど、他の皆さん、何人もいらっしゃる中で、綺麗に頭を下げるっていう文化というかですね、
頭を下げられて見送るというカルチャーなのか、習慣というかそういうものがあって、
なかなか地方だとですね、取材先にこう、そういう形で見送るってことはあまり経験したことがなかったので、
最初はすごくちょっと戸惑うというかですね、驚いたところ。
そうですね。なんかすごい当たり前になっちゃってるところもありますけども、
あれ?みたいに原点からすると、我々はね、追求をすることも仕事ですし、
監視って言ったらちょっとあれですけど、権力の監視っていう側面ももちろん大事ですし、
会社の上司じゃないしみたいな、自分は秘書じゃないしみたいな、どうやって頭下げるんだろうみたいな、
でも向こう、私も最初同じ違和感を持ってたんですけど、
私も安倍政権の時に取材してた議員は、議員さんも頭を下げるタイプの人がいて、
必ずエレベーターが閉まる時に、毎回頭下げるんですよ、記者に。
いますね。
で、私びっくりして、多分それは支持者とか有権者とか、いつどこであってもこの人たちは、
信任をされないといけないんだっていう緊張感からなのかなと私は思ったんですけど、
毎回頭下げてこられて、ナチュラルに。
だからなんか思わず頭下げられて、しかも目上は目上ですよね。
国会議員だからとか、権力を監視するとか、そういうことは抜きにして、
人間としてはそこは頭を下げるのが礼儀だなとかいうこともあるし、
そこはちょっと間合いがあれかな、難しいかも。
秘書と記者の関係
ご意見は?
秘書と国会議員の関係と、あとはそこに記者の関係っていうのは今ちょっと話になってるけど、
秘書が自分とこの国会議員をオヤジと呼ぶ。
あるあるある。
何人か顔が浮かびますよね。
でも減ってないですか?
減ってる。
ただ秘書が自分のついている国会議員をオヤジと呼ぶっていうのはなんとなくね、
記者がね、
昔、派閥がまだ、
昔ね、若い頃、何歳、20年前くらいでしたっけ?
自民党の派閥っていうのがまだ幅を利かせた頃とかだと、
記者がうちのオヤジがとかね、
普通にオヤジ呼びをすると。
あーなるほど。
派閥があったこの前まで、そういう記者もいたのはいます?
ゼロじゃなかったですけど。
オヤジではないけど、かなり近しい呼び方をする方も確かに中にはいるのかもしれないですね。
近さっていうのが一つ、政治部的には大事に評価されるポイントの一つではありますよね。
でも我々地方史としては、それでも何を書くか遠くてもきっちり書くということを大事にしていきたいなという在野精神でやらせてもらわせるんですけれども、
分かるオヤジって聞かないですよね。今はだいぶね、
ナチュラルに言ってる人ってそんな、
ゼロじゃない?
自民党が政権交代する前だから、
2009年?
そうそう、より前。8年。
総政権の頃ってこと?
なるほど。
そういう方々もいらっしゃったと。
そうですね。
私はこれはどこまで本当かわからないんですけど、やっぱり報道機関によっては
担当する議員さんがどう偉くなるかによって自分の出世というかですね、ステップアップも関わると。これは全てではないと思うんですけど。
そう言われる部分もありましたよね。
ガラッと政権交代があれば、そのメンバーも変わるっていうのも見てきたこともありますし、記者側もね。
じゃあオヤジうちでもやります?
オヤジ?
そうそう、たぶんオヤジ。部長じゃなくて。
オヤジ!
気持ち悪い。
今日原稿これ書くっすみたいな。
久保田さんどうなるんですか?おかんでいいんですか?
いやいやいや。
おかんで?
おかんで書いたよーって言いながら。
いやちょっと厳しいですね。産んでないしね。
いやどうなんだろう。呼ばれる側の真理としては、それだけ慕ってくれてるっていう嬉しさがあるかもしれないですね。
いつか聞けたらね、ここのあるあるで報告しましょうか。
あれからだいぶ時代も変わりましたし。
そういう人も中にはね。
中にはいるっていうことで、みんながみんなじゃありませんし。
面白い。やっぱり定例化できるんじゃないですか?長田町あるある。
皆さん好評であれば続けていきたいと思いますので、少しでも政治の中心の長田町の空気が伝われば嬉しいなと思います。ありがとうございます。
それではエンディングです。ご視聴くださりありがとうございました。
東京報道部と一緒に長田町の政治をウォッチしたいという方は、ぜひとも西日本新聞またはスマホアプリ西日本新聞MEのご購読をお願いします。
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それでは次回の配信までお健やかにお過ごしください。ありがとうございました。
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