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2025-05-31 20:40

11|時の人、小泉進次郎農相ってどんな人。昨年の自民党総裁選を取材した記者が明かします

日本の国政の中心地・永田町で日々取材をする西日本新聞東京支社報道部の記者たちが、政治を身近に感じてもらえるように、ゆるりとニュース解説や裏話をする番組です。

11回目のテーマは「時の人、小泉進次郎さんってどんな人」。自称「コメ担当大臣」の小泉さんは知名度抜群の超有名政治家ですね。自民党総裁選を取材した記者が意外と知られていない人となり、政界の評価などをたっぷり語ります。

◆出演:久保田かおり(MC/東京支社報道部デスク)、金子晋輔(東京支社報道部記者・自民党担当)、岩谷瞬(東京支社報道部記者・前石破首相担当)/音声編集:中富一史(販売部)

◆収録日:2025年5月23日

◆東京支社報道部
永田町の首相官邸、与党、野党から、霞が関の各省庁、日銀、民間経済、文化まで。日本の中枢で取材に走り回っています。
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サマリー

小泉進次郎農相の人柄や政治的背景が明らかにされるエピソードです。彼の家族背景や自民党内での評判、最近の総裁選における発言などが取り上げられ、独自のスタイルとその影響力について考察されています。小泉農相の人柄や政治活動についての知見が語られ、特に地域密着の姿勢が強調されています。彼の過去のエピソードを通じて、独自の考えや行動が政治に与える影響が探られています。

小泉進次郎の紹介
皆さんこんにちは、西日本新聞ゆるり政治考。この番組では、日々長田町で取材をしている、西日本新聞東京報道部の記者が、政治を少しでも身近に感じられるようなニュース解説、そして裏話をゆるっとしていきます。
収録日は、今日5月23日です。司会の私、デスクの久保隆織と一緒にお届けするのは、自民党担当の金子鑫介さん。よろしくお願いします。
はい、あざます。石場茂首相の前の担当の岩谷俊さんです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
さあ、今日のテーマはですね、どんな人シリーズって、まだ3回目ですけども、パフパフパフということで、あざます。
新たな農省農林水産大臣になった小泉慎二郎さん。どんな人ってことで、いつも以上にゆるくお届けします。
江藤前農林水産大臣の出現があって、白羽の矢が立った小泉さんですね。
たぶん、今現役の国会議員の中で最も知名度が高いと言ってもいいんじゃないかと思うぐらいの小泉さん。
もうね、紹介私がするほどもなく皆さんご存知だと思いますが、簡単に略歴をお伝えします。
小泉慎二郎さん、今は当選衆院議員で当選6期ですかね。神奈川県第11区ということで横須賀市が地盤です。
1981年4月14日生まれということで、あまりにも有名ですが、小泉慎一郎元首相の次男でもあります。
今は農林水産大臣ですけども、かつては内閣府復興大臣政務官をされたり、環境大臣のイメージが皆さん強いかもしれませんね。
叩かれた発言もありましたが、党の中でも着実にと言いますか、いろんな役職を経て今農林水産大臣になりました。
総裁選における印象
記憶に新しいのは昨年の自民党総裁選に出馬されて、過去最多9人のうちの1人でもありました。連日メディアでも取り上げられて印象残っている人も多いと思います。
その総裁選で実は慎一郎さん小泉さんを担当したのが金子さんですね。横須賀まで行ってましたね。
行きました。カレーも食べました。
カレーも食べた。ありがとうございます。
じゃあ一言シリーズですから、小泉さんといえばどんな人を一言で言うとどうでしょう。
短く切れ味鋭く言葉をチョイスする方だという印象です。
これはお父さん譲りということですかね。
まさにお父さん。自民党をぶっ壊すといってムーブメントを起こしたお父さん譲りだと思います。
例えば昨年の総裁選に出た時は様々な政治課題を決着させる。新時代の扉を開けますと。
聞くとおそらくリスナーさんもそうだと思うんですけど何かやってくれそうだなと。そういう印象になると思います。
なるほど。その発信力の高さみたいなのがずっと自民党内でも定評がありますし、分かりやすい言葉で説明すると。
確かに決着と同時に改革もめっちゃ言いますよね小泉さん。
改革大好きです。
確かに総裁選の出馬体験でも何回改革って言ってたって感じでしたね。
改革好き。ぜひそれを今回のコメ制作で発揮してほしいですが、総裁選で他にかぬこさん印象に残っていることとか、感動したこととかでもいいんですけど、小泉さんエピソードありますか。
ちょっと感動とは違うんです。
違うんかい。
言葉の分かりやすさの反面、説明が時に長くなったりして、いろいろ取材している私たちもその場ではうんうん、なるほどと。
何かいいこと言っているような気がするんですけど、よくよくテープレコーダーを改めて起こしてみると、私たちの質問とは違う、真正面から答えていただけなかったようなこともやっぱりありました。
かぬこさんテープレコーダー。
テープレコーダー、ICデバイトじゃない。失礼しました。
いやいや、三つの字じゃない。
時代って。
時代すごいバチャっていうやつでしょ、テープ。
あの、失礼しました。
いやいや、かぬこさんの天然キャラがずっと押されてる。
確かにそうですよね。長いことも結構ありますもんね。
質問の論点ずらしというか、あれってA聞いたのに、何かあさっての方向のことを答えて、答えた後どうやみたいな。
そこもブレずに答えられるのが一つ、自民党側からするといいと。私は記者任せではあるんですけど。
なるほど、そのいわゆる質問に載せられて答弁、予定していない答弁をしちゃうことがないということですね。
なるほど、何を聞いても答えが決まっているというのは我々としてはすごく困ることですけども、記者も試されるって感じですね。
いや私が残念すぎるなぁとちょっと思ったのは、その昨年総裁選の時に日本記者クラブで全9人でしたかね。
9人ですね。
並んで総裁選の立候補者たちが討論するという会があって、かなりメディアが取り上げたので覚えていらっしゃる方もいると思うんですが、
その中で小泉さんが外交はどうするんですかとある候補から聞かれた時に、一番強調してたのが、当時のカナダの首相がトルドーさんという方で、その方の名前を挙げて、
同い年なんです。
え、そこ?みたいな。
いやいや、外交をどうするのかっていうものすごく深い重いテーマで、そこの趣旨としては同い年だっていうところを活かして、外交もきっちりやっていくということをおっしゃりたかったんだと思うんですが、
いや別に同い年だから外交がうまくいくんだったら苦労はしないよね。
イエーイ!同い年!みたいなノリで。
いやだからちょっとそこは、センスといったらすごく怒られるかもしれませんが、重い質問に対しての答えとしては軽いと受け取られかねないことが結構、新次郎さんある気がします。
あれがまさに詳細戦でのターニングポイントだったよね。
そうですね、うちもかなりそこ、本質じゃないっておっしゃる方もいるかもしれませんが、やっぱりどういう思考回路でどういう言葉を選ぶかっていうのは政治家としての本質だと思うので、そこを本社は結構書いたんですけれども、
うん、あれはドン引きしてた結構自民党関係者もいましたよね。
やっぱり支援している、総裁選で応援している議員の中にも頭を抱える人がいましたね。
あの発言はまずいと。
結構ネット上はね、でも新次郎さんのいわゆる応答ぶりというか謎の言い回しなんて言われてるんですか?
むしろリスナーの若いリスナーの皆さんにとっては、新次郎口文の方が今馴染みがあるかもしれませんね。
口文、言い回しが独特と。
同じ言葉を繰り返して強調したり、言ってるように見せて言ってない。
小泉進次郎の人脈
さっきの論点ずらしみたいな。
なるほどですね。
そこら辺が短い切れ味鋭い言葉と、そこがやっぱりメディアでは量産されていくというか、繰り返し報道されるので伝わる印象深い方も多いかもしれませんが、
全体を聞くと、ん?っていうこともあるよということをお伝えしましたが、
今回新次郎さんが、小泉さんが農書に抜擢と言っていいのか、非常に難しい今の農政を司る立場になったというのは、
石破茂首相との朝からの関係であるということが影響していると思うんですけれども、
岡谷さん、お二人の関係のエピください。
はい、わかりました。
石破総理個人でまず見ますと、石破さんと小泉新次郎さんは、前々回の総裁選2021年の時に一緒に連携して河野太郎さんの支援に回りました。
あった。
小石川連合って当時は言われてて、自民党の中での改革派として契約が通じる間柄だというふうなところはあります。
それは今でも関係は続いていたというのはありました。
ただ、石破政権全体で見ると、もっと仲がいいというか、関係が近い人たちがいまして、
一人は石破さんの即勤、再即勤の赤澤良生経済産生担当大臣。
この方はかなり小泉さんと近い関係です。
そうなんですね。意外ですね。知らない方もいらっしゃるかもしれません。
そうですね。
赤澤さんのXでも挙げてらっしゃるし、小泉さんの方もXで挙げてたんですけど、
今月の初めに赤澤さんが関税交渉でアメリカに行っている時、小泉さんも別ルートと言いますか、アメリカに行って、2人でアメリカで話をしたりですね。
なんで仲良くなったのかっていうのが、赤澤さんがもともと石破さんに近い。
昔あった派閥の石破派にも所属していました。
水月会員。
ただ赤澤さんは他のグループにもやっぱり関係を作って、行こうというところで、
菅義偉前首相?
前?
元首相ですね。
元首相ですね。
自民党の副総裁ですね。
菅さんのグループとも関係が築いていた時期がありました。
そこで真次郎さんとも知り合ったという話ですね。
菅さんと真次郎さんって言ったら、多分知っている方も多いと思うんですが、同じ神奈川選出であり、
菅さんがお父さん代わりじゃないですけども、出馬の時からずっと可愛がってきたというような関係ですよね。
菅さんも派閥を作らない人でしたし、小泉さんも派閥に属さないというところで、お互い改革志向が高いというところが共通で。
なるほど。
もう一人足近で、藍柴さんの足近で、橘圭一郎官房副長官という方もいらっしゃいます。
例えば選挙家の方ですけども、この方が小泉真次郎さんと同期、当選同期でした。
当選同期。2009年ですね。
民主党政権の時に政権交代した選挙ですね。
自民党にとってはめちゃくちゃ厳しい選挙だったと。
2009年で初当選組で今も残っている方というのが、
現役の方ですね。
すみません、言葉が悪かったです。
現役の方ですね。
いわゆる同期組というところが、他に斉藤健さんと、今地方創生担当大臣をやっている伊藤義孝さん。
この4人しかいなくてですね。
4人で四肢の会、漢字で言うと四に志と書いて四肢の会。
というグループを作ってですね。
ものすごい結束力が強い。
なるほど厳しい選挙を戦い抜いた俺たちっていう。
そういうような間柄が実はあります。
なるほど。
真次郎さんって先ほどご紹介あったように無派閥ではあるんだけども、これだけ人気者ですし、
今ご紹介してくれたようにいろんなところでやっぱり人脈があって、結構あれなんですかね。
政治、永田町ってジェラシーっていうか、これだけもうスーパー親がセレブルっていうかだと、
なんか羨ましいっていう議員もよく聞くんですけど、絶対選挙強いわけじゃないですか。
何の心配もないって言ったら怒られるかもしれない。努力されている上だと思うんですけども、
その中で真次郎さんが着実にステップアップしてきて、やっぱり真次郎さんの人柄的なところも何か金子さんあるんですかね、自民党で。
昨年の秋の総裁選に負けた直前ですね。
質疑の中に個人、本人はあったと思うんですけども、応援してくれた議員の事務所を訪ねて回っていて、
ひっそりと本人がいれば本人と会話して、本人いなければ秘書と挨拶して、
秘書の方にも一人一人握手をして、ありがとうございましたと握手をして、
進次郎の人柄と地域密着
とある女性の秘書は、真次郎さんは人の心をつかめるのが上手いね、
こういうことできる人が人に好かれるよねっていうことをおっしゃってたんです。
そういう記名の細かさが真次郎さんの特徴の一つだと思います。
なるほど。意外と長田町でそれできる人っていない。
いい時はいいのに、悪い時こそどういうふうに向き合うかっていうのは試されるってよく言われますけれども、
ある総裁選の同じ出た人はお礼もしなかったとか言われていて、
だから次も応援しないとかって言って応援した議員からは文句っていうか出るぐらい、
後処理って何事も大事ですけど真次郎さんはそこが卒がないということなんですね。
他にも何か個人的なところで、横須賀も何回も行かれてますし、
過去のエピソードでもいいですけど、何かありますか。
やっぱり地域、お父さん純一郎さんは総理も勤めてたっていうのはもちろんあると思うんですけど、
週末国会議員って地元に帰るっていうのはごく自然なことで、
総理の住席にお父さん純一郎さんはなかなか帰ってこなかった。
そういう父を見て総理さんは週末はほとんど地元に帰って、
地域の祭りにも顔を出して、周辺によるとやっぱりどんな小さな祭りでもいいから、
とにかく行事を入れてくれというふうに。地域、地元で育って地域を愛してるっていうのを全面に出してるんだと。
政治的な責任と期待
すごい良い話に。
いやいやいや、素晴らしい。
それもね、意外と、金子さんは福岡での政治の取材経験も長いですけど、
全然帰ってこんもないっつみたいに、支援者の。
よく言います。
選挙の時だけ頭下げて、もう普段はもうお前らさまな、みたいな。
よく聞きますよね。
よく聞きますよね、そういう。
そういう人に限ってやっぱり選挙なかなか票を集められない。
やっぱりその、いかに地元密着っていうか、しっかり普段から支援者の方だけじゃなくて、地元と根下ろしてコミュニケーションをとっているかっていうのは大事ですよね。
なるほど。
さらに、私はその金子さんが当時総裁選で頑張って取材してくれて、いろんなエピソードをね、聞いたの中で、その印象的だったのは野球部時代でしたっけ。
野球部に所属された時。
今も割と言葉が鋭い、きちっと割と的確に言うんですけど、当時野球部で上下関係でね、なんか言った時に先輩たちの監修とかがおかしい。
なんかそういうエピソードも我々世代でもなかなか上下関係で言えなかったのに、新次郎さんは当時。
金子さんは昭和56年生まれ。
1981年ですよね。
はい。
当時中学校、高校で野球部に所属してたんですけれども、その時まだ丸刈りって当たり前だったと思うんですけど。
丸刈りが主流でしたよね。
今でこそボーツは珍しくないと思うけど。
今ボーツが珍しくなって髪の毛伸ばしてもいい状態ですよね。
当時小泉さんは丸刈りが主流の中で、なんと髪を伸ばされてたと。
それぞれ個人個人の考え方に基づいてするべきだという野球部の関係者がおっしゃってました。
先輩たちが遅れてきたのに待たなくてもいいじゃんみたいなエピソードになりました。
だって時間守らないのは先輩たちが悪いのに。
それもありましたね。
後輩の立場の小泉さんはもちろん後輩が試合の準備もしなきゃいけないので早めに行ってそういう準備を整えようという。
今にも繋がるような曲がらないという。
おかしいことはおかしいというふうに、たとえ先輩だったり目上の人でも進言するというか。
そこを怖がらないみたいな姿勢は今に通じる感じが。
私もそのエピソードを読んで、なるほどと思いました。
はい。
すごいしんじろさん推してるみたいな番組になりましたけど。
すいません。
ただね、政治は結果なので人柄がご紹介したように豆だとかいうこともポイントは当然有権者の方にしたら高いとは思うんですけど。
やっぱり今求められるのは国民の関心が高い米価格でどういう結果を出せるか。
しんじろさんが言う決着ですか。
やっぱりしんじろさん自身が見せる小泉さん自身がきちんと農場として役割を果たすってことがね、最も大事だし。
しんじろさん個人が政治家として総裁に出るってことは総理になりたいってことでしょうから。
今後もしまた再度総裁を目指すのであれば間違いなく今回の農場としての責任の果たし方というか。
結果がどう出るかっていうのが間違いなく大事なポイントにはなってくるので、我々も注目していきたいなと九州にも関わりが。
小泉さんはルーツが鹿児島にありますので。
できましたね最後。
最後にまさにチェックしないといけない。
鹿児島ということで皆さん一番関心が高い米価格。
しかもその人気者のしんじろうさん小泉さんがなってどう変わるのか変えてくれるのかという期待が高いと思いますので。
番組もあえてぶっこんでこのタイトルにしてお届けしました。
それではエンディングです。お付き合い下さりありがとうございました。
我々東京報道部と一緒に永田町の政治をウォッチしたいという方は。
ぜひとも西日本新聞またはスマホアプリ西日本新聞ミーのご購読をお願いします。
お申し込みは概要欄からできます。
それでは皆様次回の配信までどうかお健やかにお過ごしください。
ありがとうございました。
あなたの匿名取材班です。西日本新聞で検索。
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