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2025-07-12 22:00

17|どうなる参院選!?㊦ 選挙結果を見る上でキーとなる数字は?選挙後の政界は?

日本の国政の中心地・永田町で日々取材をする西日本新聞東京支社報道部の記者たちが、政治を身近に感じてもらえるように、ゆるりとニュース解説や裏話をする番組です。

きょうのテーマは、どうなる参院選!? 選挙結果を見る上でキーとなる数字や、選挙後の政界まで大胆に予想します。

◆出演:久保田かおり(MC/東京支社報道部デスク)、大坪拓也(東京支社報道部記者・官邸キャップ)/音声編集:中富一史(販売部)

◆収録日:2025年7月1日

◆東京支社報道部
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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞東京報道部 #政治 #石破茂 #首相官邸 #永田町

サマリー

参院選を控え、与党である自民党と公明党は50議席を目指しており、過去の選挙結果を踏まえた展望を語っています。一方、野党も改選過半数の獲得を目指し、選挙の展開を分析しながら多様な要素が影響を及ぼす可能性を示唆しています。参議院選挙の結果が政界に与える影響についての議論が進んでおり、特に与党の議席数への関心が高まっています。また、石場氏の今後の動向や自民党内の状況も注目されています。

参院選の目標設定
西日本新聞ポッドキャスト
皆さんこんにちは、西日本新聞ゆるり政治考。この番組では、日々長田町で取材をしている西日本新聞東京報道部の記者が、政治を少しでも身近に感じられるようなニュース解説、そして裏話をゆるっとしていきます。収録日は今日7月1日。
今日も暑いですね、本当に。前回に続き、司会の私、デスクの久保田香織と一緒にお届けするのは、官邸キャップの大坪拓哉さんです。
こんにちは、よろしくお願いします。
こんにちはーっつってなかったね。
はい、今日も台本なしぶっつけ本番でお届けします。よろしくお願いします。
今日のテーマも前回に引き続き、どうなる参院選下ということでお送りいたします。
いよいよ参院選、参議院議員選挙が講じされました。今は17日間の選挙期間中ということですが、お住まいの地域とかでも各候補者や政党が様々な訴えをして選挙活動をしていると思います。
前回、大坪さんに諸数4、10日で迎える参議院選なので、いつもと違いますよということをまずお話しいただきました。
今回はもう少し具体的に、この参議院議員選挙の結果で注目される数字を少し掘り下げながらですね、今後の結果次第ですが、政治がどうなるかというのを見ていきたいと思います。
まずは与党、自民党、公明党からすると、どれぐらいの議席を目標にしているかというところ、全体の話から知ってもらいましょうか。
定数が今どれぐらいで、というところから少し教えていただけますか。
今回定数はですね、参院の定数としては今248あります。今回改選となるのが125議席ですね。3年ごとに改選されるんですけど。
125議席を争うということですね。
で、自民党、公明党両方で50議席を目標としています。
50議席、何か低くねって思った人がいらっしゃる方はかなりの誠実ですね。というのはどういう理由なのでしょうか。
この50議席というのはですね、50を取れば、今回選挙がない、まだ任期が残っている、3年残っている方たちの議席を合わせて248の過半数を取れるということですね。
非改選、つまりは足し算、私の苦手な算数ですけど、非改選、選挙をしない与党の人たちが持っている議席が75あるということですね。
なので、プラス50を取れば、さっき言った定数の半分の125、上回ることができちゃうよ、ということを算数できました。
今の自民党与党からすると、現有議席という言い方をしますが、今持っている議席からいくら減らすと50届かないんでしたっけ。
だから、66持っているから17減らすとダメってことですね。
そうですね。16議席まで減らしてもOKよということになります。
減らすの前提みたいな話をしてますが、それはちょっとまた後ほど解説してもらいましょう。
なるほど。50議席が一つ目安ということですね。
分かりました。低そうって思ったのは、やっぱり前回も番組でお伝えしました。
自民党に東京都議会議員選挙でも厳しい結果になったし、これまでも何回も言ってます通り、あんまり内閣支持率が高くないとか、石破さん思ったほど人気ないとか、やっぱりそういうところで50議席っていうのをラインに設定してるんですかね。
そうですね。おっしゃる通り。
まず、50議席っていうのがどんなものかというと、3年前と少し比較すると、
岸田さんの時ですかね。岸田文夫さんが総理だった時。
そうですね。この時はですね、実は自民党単独で63議席を取ってるんですね。
すげーと思いましたね。今の50を聞くと。50だってしかもさっきの話だと与党で50取ればいいってことでしたよね。
そうです。
今の目標でした。なのに自民党単独で岸田さんの時は63も取ってたと。
それに比べるとかなり低いよねっていうのがやっぱり当然与党内でもありますし、もっと高い目標設定すべきなんじゃないのっていう人も中にはいます。
野党の戦略と目標
けれど、さっき岸田ですくんがおっしゃったように、いわゆる参議院選、前哨戦、統議選では惨敗したと。
結局内閣支持率も一時上がったけども、またほぼ元に戻っちゃってると。
米高下っていうことを前回お伝えしましたけど、それもちょっと今になって微妙って感じですね。
そういった中で特に勝敗を握る32ある、1人しか受からない選挙区である1人区。
1人区、32選挙区ありますね。
他は比例区ですね。よく一名度の高い方が出たりしますけど、そこでももしかしたら議席が伸び悩むんじゃないかっていう見方も出ています。
当然自民党内では、東京都議会議員選挙でも独自に調査したみたいに、こういう国政選挙でも党独自でも調査をしますが、
それもなかなか自民党が思ったようには、っていう感じですかね。
そうですね。私たちが感じている肌感覚よりは、自民党の調査は少し良いんですが。
良いとされる。
実際、自民党や政権の関係者に聞くと、やっぱりちょっと甘いんじゃないかというふうな。
自民党の見立て自身が。なるほど。
これマニアックな領域に入りますけど、世論調査のやり方あるあるが結構ありますよね。
今、固定電話にご家庭とか企業さんとか事務所とか、固定電話にかけるだけのタイプと、固定電話ともう皆さんほぼ持ってらっしゃる、いわゆる携帯電話、スマートフォンにかける。
両方やる者もあれば、党もあれば、固定電話だけっていうところもあって。
結構それでも固定電話しかないところって、やっぱり高齢者層の数字が強く出ちゃうんじゃないかとか、そういうので世論調査の、いわゆる数字のブレみたいなのがありますよね。
そうですね。おっしゃる通り、自民党の調査がどうやっているかっていうのは、完全な厳密なところは私たちも把握できてない部分もあるんですが、
いろいろな方に聞くと、固定電話にかなり頼っている部分があるという風に、そういう風に言われる方が多いです。
なので、今の携帯電話を持っている層の、いわゆる動向っていうのが反映されにくいというか、できてないんじゃないかということで、結果的にちょっとずれているというようなことが結構長田町では言われているので、
もし世論調査、なんで例えばマスコミごとにこんな違うの?とか思う方は、そういうやり方の違いだったり、もともとの数の取り方の違いとか、そういうのもあるんだよっていうのをちょっと知っていただければと思います。
なるほど。じゃあ今の空気感としては、自民党、公明党でこの50という3年前から比べたら相当低めの目標設定ですら、ちょっと厳しいと。
そうですね。簡単なハードルではないなというところですね。で、あと一方でですね、なかなか読み切れないところがあって、いわゆる野党がかなり乱立している部分もあって、政権支持率が低い。
まあ都議選で負けた。だからもうダメだというふうに簡単に言えないところもまたあって、これはもうかなり記者泣かせの状況なんですけど、そこをこう、例えば最近いろいろ新興野党、新しい。
まあそれはまた話があると思うんですけど、そういった新たに勢いがついている野党がどういうふうな票を取るかとか、一本化の効果がどれぐらいあるのかとか。
野党の一本化ですね。
そういったところをかなり、いわゆる加味して考慮しないといけない要素が野党にもたくさんあるので。
なかなかその自民党だけ見ててもわかりにくい。
で、都議選の結果がこうだから参院選ってイコールにいかないのが、都議会議員、都議会の特色でもあるんですけども、小池知事が特別、小池祐子知事が特別顧問を務める地域政党のトミーファーストの会という会が強くて、
基本はこのトミーファーストの会、もともと小池さんって自民党の方ですから、いわゆる保守だと。
だから保守の受け皿としてトミーファーストの会が今回第一党ですよね、になったわけですけれども、国政政党ではないので参議院議員選挙にはもちろんトミーファーストの会はないと。
いわゆる票というかシンプルに言うと、そこが参議院選挙ではどこが受け皿になるかという意味で、先ほど大坪さんが言ってくれたような乱立する野党が受け皿になるのか、果たして消極的な意味もあるけれども自民党に回帰するのかとか、そこらへんもちょっとすんなりいかないので、ここが大きいですよね。
そうですね、今おっしゃった通り小池由里子都知事の影響力というのは基本的には多分東京都内ではあると思うんですが、今回例えば小池さんは自民公明党を支援するということをおっしゃったりですね。
一応小池さんのトミーファーストと自民公明、この3つで都議会与党というすごくわかりづらい構図でもあるので、選挙では戦う相手なんだけれども、議会に戻ったときは会派としては一定協力するということですもんね。
そういった、ある意味ちょっとイレギュラーな状態が、東京都という非常に大きな象徴的な場所でありまして、そこがどうなるか。東京都は非例選挙にも大きな影響を、人口としては非常に人口が多いので、非例の結果にも影響を与えてくると。そこをどう読むかとか、いろいろ難しいものはあります。
じゃあ一旦もう一回参院選の話に戻してもらって、先ほど与党で50議席というやや低い目標だよということだったんですけど、戦う野党側、前回番組では内閣府新任案、立憲民主党が出さずに祝々とというか、国会は終わりましたというお話ししましたけれども、
一応立憲民主党はこの参議院選挙、野田さんがよく言うのはホップステップ、政権を取りに行くためのステップの選挙だと位置づけて、次の衆院選でホップステップジャンプで政権を取るんだよってことを再三言ってるわけですけれども、その立憲民主党側、野党側からすればどういうところを目標に置いてるんでしょうか。
そうですね。野党第一党の野田さんのおっしゃることを踏まえると、野田さんはですね、報道各社へのインタビューで、まずは野党で改選過半数を獲得する。改選、つまり125のうちの半分以上をまず野党で取る。これも最低限の目標だとおっしゃってます。
その上でですね、参院全体で野党過半数割れまで追い込めるよう頑張りたいとおっしゃってます。
参院全体でというのは非改選、今回選挙ない人たちまで合わせて、低層148のうちの過半数を奪いたいということですね。
だからさっき、野党の話をしましたけど、野党を補充を取れないようにする。
するということですね。それが最低限。
こうすることによって、今後の今おっしゃった政権交代、政権を取る足掛かりにするということですね。
投開票日への期待
表と裏みたいな感じですね。
有権者の皆様にとっては、この結果派、投開票日に50というのを、
野党側から見ても、野党側から見ても、キーポイントとか最大の数字を意識していただいて、ちょっと見ていただければということですね。
まだ選挙戦がありますので、どういう訴えをしているか、ちょっと耳を澄ましていただいて、というところで、
一旦、先ほど蔡さん言ってます、衆議院で少数与党で、参議院選挙ももしこの50を割っちゃって、石場さん、さらに苦しいねとなったら、
この後の長田町政界というのは、どういうふうになっていくというのは、相当難しいと思うんですけれども、今言われているのはどういうことでしょうか。
仮にですね、苦戦がかなり続いてしまって、今回選挙を迎えない控え線の形も含めて、
あわせても与党関数を維持できなければ、石場さんは退陣やむなしじゃないかという声が多数です。
自民党内ではという感じですかね。
基本的には、やはり時効で与党50議席を獲得するという目標は掲げているわけですから、それが達成できなかったら責任を取るというのが、ある意味政界では浄土だと言われています。
石場さんからすれば衆議院議員選挙も勝てなかったから、少数与党になっちゃってるわけで、シンプルに言うと2連敗ということになりますよね。
これで政権継続、給信力というのもダダ下がりになっていて、誰がついていくの?という国民から、有権者からすると、2回石場さんじゃダメよというふうに言われているってことなので、
石場さんがシンプルに言うと退陣するという可能性が濃厚になるということですかね。
そうですね。それが基本的なシナリオなのかなと思います。
その後の石場さんの後の、じゃあ誰になるの?とかいうのは、またまたこれちょっと難しいので、今の段階でちょっとあんまり詰め込めないですね。
かなり普通であるとですね、選挙で負けた場合、何かしら退陣した場合は、次に自民党の総裁選をして、新しい総裁を決めて、その方が総理になるとか、そういうステップが普通なんですが、
少数与党になっているので、仮に自民党総裁になっても、すんなりと総理大臣になれるか。
衆議院で、いわゆる首半指名選挙というのがあって、そこで衆議院はもともと少数しか持ってないわけなので、前回は石場さんがカラクモとか野党が割れたということもあって、石場さんが首相になりましたけれども、
今回もそうすんなり行くか、その公認がですね、というのはなかなか難しい。
そこもなかなか本当に読めない状況。野党も正直まだとはいえ、すぐに一枚岩になれる状況でもないので、どちらにしろちょっと先がわからないということなんで、今日はこのぐらいにとどめたほうがいいかなと。
自民党の未来
間違う可能性があるし、やっぱり今永田町で言われているのは自民党、公明党からするとその負け方、負け幅がどれぐらいかによってそこも全然変わるだろうし、野党からするともう勝ち幅というか、前回番組でも言ったみたいに、
自主党政権が誕生した時のような衆議院選挙での大勝ちみたいなことになれば全然参議院選挙ですけれども、今回空気は変わりますが、なかなかそこも見通せないし、勝ち幅がどれぐらいになるか、野党間の足並みがどう揃うかとか、そこにももちろん影響しますし、
ちょっとそこらへん、まだまだ我々激流というワッペンをつけて、去年からずっと国会や政界の動きをウォッチしてますけども、ますます参議院選挙の結果次第では、さらに激流が何?
滝?滝?ちょっと待って。滝?上から下に。滝流ってそんな言葉ない。滝行じゃないけど。濁流はダメだしね。ちょっと考えないといけないですよ。激流がさらにもっと激しくなる。もう言葉のプロはしくれとして浮かびませんが、そういうこともちょっと考えながら取材をしているぐらい、
ちょっと緊張感が高まっていると、さらに政界が流動化する可能性があって、前回もお伝えしたように、石破政権の枠組み、大臣も含めてですね、枠組みも変わる可能性もはらんでいる選挙だということで、有権者、視聴者の皆さんからすると、
この10月、11月からの石破政権がどうだったかとか、そういうことも含めて投票に来ていただければと思いますね。
ありがとうございました。大坪さん、長丁子。西日本新聞では様々なこの間、参院選の企画を展開しています。よろしければ、西日本新聞MEでぜひご覧になって、投票の参考にしていただければと思います。
それではエンディングです。お付き合いくださりありがとうございました。我々西日本新聞東京報道部と一緒に長田町の政治をウォッチしたいという方は、ぜひとも西日本新聞、またはスマホアプリ、西日本新聞MEのご購読をお願いします。
お申し込みは概要欄からできます。それでは次回の配信まで、皆さまどうぞお健やかにお過ごしください。暑いので、ぜひ水分補給をしながら過ごしていただければと思います。ありがとうございました。
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