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2025-10-20 17:00

54|脱炭素で二酸化炭素減…原料不足でドライアイス高騰 九大発ベンチャーが解決へ道

西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しする「西日本新聞me Podcast」。地球温暖化対策の進展で製油所などから排出される二酸化炭素(CO2)が減り、それを使ったドライアイスの価格が上がっているようです。脱炭素を巡る思わぬ「副作用」が生じる中、九州大発ベンチャーが、CO2を効率的に回収する技術を開発しました。報道センターの下村ゆかり記者が話します。

◆収録日:2025年9月25日

◆出演:下村ゆかり(報道センター)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞mePodcast #西日本新聞ポッドキャスト

サマリー

脱炭素の影響で二酸化炭素が不足し、ドライアイスの価格が高騰しています。このポッドキャストでは、ドライアイスの需要の増加や供給の難しさが取り上げられており、製油所や輸入の必要性が論じられています。九州大学発のベンチャー企業JCCLは、二酸化炭素を効率的に収集する新技術を開発しており、これによりドライアイス高騰の問題解決を目指しています。特に家庭用給湯器や農業用途での有効活用が期待されています。

ドライアイスの価格高騰
西日本新聞Podcast
西日本新聞me Podcast
この番組では、西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれをお話しします。
こんにちは、福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
今日は、報道センターの下村さんに来てもらいました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
おかげさまで1周年でございます。
もうそんなになりますかね。
1年ぐらいです。これね、配信が10月20日ですけど、確か始まったのは去年の10月頃だったかな。多分大体そんな感じです。
そうなんですね。意外と続くもんですね。
意外と続くもんです。下村さんのおかげです。
いやいや、すぐネタ切れになるかなと思ったけど。
いやいやいや、それで言うと、今回はドライアイスの話をしていただくんですが、結構この1ヶ月で下村さんの記事を読み返しますと、迷うぐらい色々あるよね。
そう?
また話してもらおうと思ってますけど、やめ茶の話もああと思ったんですよ。
そうね、抹茶の話ね。
抹茶の話も、これまたちょっと次回かなと思ってるのはその回だし、あと金田雄さん。
福岡のいわゆるおいしいお店の看板は同じ人が全部書いてるみたいな。
そうそうそう、すごい土産庫とか見たりとか昼と夜とか見て、この文字見たことあるなって。
駅から三百歩横丁とか見て、またこれまた見たことあるな、この文字みたいな。
めんちゃん小手入って、いや絶対私これ見たことあると思って、全部グループっていうかチェーン店なんかと思ったら違うっていう、全部バラバラやけどみんな同じ人に依頼をしてるっていう。
大人気の方らしいという話とかもいろいろあるんですが、そのたくさんあるネタの中から今日は、まだ暑いですね、多分10月もどうせきっと暑いだろうと思いまして、
トライアイスの話なんですけど、それこそ10月ではまたいろんなものが値上がりしてるんでしょ、10月って。
10月EPからまた価格改定とかいろいろありますよね。
3,000品目がどうのこうのって。
値上がりしますよっていうね、よく調査会社とかが調べてますもんね、そういうのもあるし、10月EPからふるさと納税の仕組みも変わりますよね、ポイントがつかなくなる。
二酸化炭素の供給状況
みんな駆け込みでふるさと納税だから楽天とかがすごいPRしてる。
なるほど、そうなんですね。今日は9月の25日なんで収録時点ではまだ間に合ってるんですけど、配信時点ではこれ聞いてる人で、ああ、しくじったってもう終わったって言う人いるでしょうね。
あれでしょ、ポイントがちょっと加熱しすぎたんでちょっと抑えてくれよって。
なんかね、いろいろ途中途中やっぱりいろいろ変わっていきますよね、ふるさと納税もね、最初はもう商品券だとかね、
泉佐野市とかの方かな、とかすごいいろいろAmazonの商品券もらったりとかいろいろあったり。
ありましたね、今でもですね、泉佐野市のふるさと納税って結構いろんなもの売ってますよ。
本当に?
もちろんルールを守った上でってことなんでしょうけど、僕も時々泉佐野市からなんかタオルとかふるさと納税で、タオルとか有名なのかなあんまりよく分からんけどって思いながら。
そうなんですね、結構ね探すといろいろありますよね、化粧品とかもこれいいなと思ったりとかね。
本題いきましょうか。
ドライアイスの値段が上がってるって、それは熱いかな?
そうですね、ドライアイスね、需要ありますよね。
アイスとかも当然買いに行った時につけてもらったりだとか、ケーキ買う時にも前はつけてもらったりとか。
今保冷剤に結構切り替わってるかな、なんかそういうのあったりだとかしてましたけど、
熱いだけじゃなくてこの脱炭素、今二酸化炭素は地球温暖化につながるから、
国も企業も各目標を定めてCO2排出量を減らしていきましょうねっていう風にやってる、ある意味弊害みたいな。
脱炭素を進めると当然二酸化炭素が足らなくなり、二酸化炭素を原料としているドライアイスが足らなくなる。
なるほど、多分リスナーも僕もですけど、ああそうやったと、昔習ったと、ドライアイスって二酸化炭素なんですね。
二酸化炭素を固めたら、固めたくしたらドライアイスになります。
そういうことなんですよね。
水は氷になります。二酸化炭素はドライアイスになります。
中学とか理科科で習ったりとか。
やりましたよね、低温火傷になるけん直で触りなさんなよみたいなことを言われてね。
それがいわゆる二酸化炭素を減らしましょうのいわゆる世界的な流れの中で、いわゆるドライアイスの材料が減ってるみたいな。
そうですね、日本とか特にそうなんですけど、まあそれもあって製油上とかもどんどん効率化もあったり、脱炭素の流れもあったりとかして、製油上が減っていってると、処理能力がどんどん減っていくと当然それで出てくるCO2。
製油上から出てくるCO2ってすごい濃くて効率がいいので、やっぱ二酸化炭素薄いこの空気中にある二酸化炭素を使おうと思っても全然足らないので、どっかでやっぱ濃縮しなきゃいけない。
できればまあね、九十何パーセントはやっぱないといけない。でなった時に製油上から出てくる二酸化炭素って本当に効率がいいんだけれども、そこが減ってってるんで、二酸化炭素ってドライアイスにも使います。ビール飲みます?
ビールとかコーラとかね。炭酸飲料のシュワシュワも二酸化炭素。発泡剤も二酸化炭素ですね。ああいうのに使ったりだとか、あとは工業のところでいくと溶接だったり、産業排水の中和だったり、いろんなところで
そう、アルカリ性炎に炭酸ガスを突っ込んだら、これまた理科の話みたいになりますけど、そういうのを使ったりとかして、結構年間需要量が100万トンって試算されてるところがありましたけど、それぐらいやっぱり炭酸ガスって日本の国内で毎年使われてるんですよね。
製油所っていうのは何?ガソリンとかを作るってこと?
そうそうそう。どうしてもほら、今もう少子高齢化とかで車乗ってる人が田舎のほうとかガソリンサンド減ってってるじゃないですか。そういうのもあったりだとか、あとは電気自動車だったりだとか、あとは燃費もね、車良くなってるとかもあったりして、製油所がどんどんどんどんちょっと減ってきてるっていう。
原油をガソリンにしますような製油所ってこと?
そうそうそう。持ってきて、そこからいろいろ人類生成していくっていう、あれがなくなってきてる。減ってってるんですよね。それもあってちょっと日本の国内の処理業がどんどん減ってってるんで、副産物の二酸化炭素も減ってってるということ。
減ってる。で値段が上がってる。
需要の多様化
そうなんですよね。その分足らない分は結局中国とか韓国とかから輸入してるんですよね。
ドライアイスを輸入する。二酸化炭素を輸入する。
もう意味わかんなくなってくるよね。
意味は二酸化炭素を輸入する。
そうそう。それの方が安いからって高濃度の炭酸ガスは輸入した方が早いっていうので、もうもはや脱炭素とは何ぞやっていう話に。いつでもこういう話をすると思うんよね。
脱炭素で二酸化炭素を減らして、船で二酸化炭素を吐き出しながら二酸化炭素を運んでくるっていうもう。
確かにそういうことだ。
ね。もうもはや何ぞやみたいな。
でもこの夏が暑いのは地球温暖化のせいなんでしょ。
まあね、異常気象ね。それをトランプさんに言わせるとこの間も違うって言ってたけど。
で、YouTubeでいうと画面左側でいいのかな。下村さん側に映ってるのはこれ飯塚まで行ってきて来られたんでしょ。
そうなんですよ。ドライアイスちくほうさんにお邪魔してドライアイスをカットしてるところを撮らせていただいたんですけれども。
ドライアイスって皆さんが目にするところ多分31とか。31行ったらドライアイスつけてくれるんで、そういったところで見たりすると思うんですけれども。
それ以外のいわゆるお菓子とか冷凍食品、コープとか配達してもらう時についてるやつとか。
ああいうののプラス、例えばドライアイスを使って機械の洗浄とかをしたりもするっていう。
ドライアイスの性質としていいのは、例えば冷たいペットボトルとかをそこに置いてたら結露して周りびちゃびちゃになっちゃうじゃないですか。
ドライアイスって全部また二酸化炭素、気体に戻っていくんで周りがびちゃびちゃにならないっていうのもあって。
精密機械とかがいっぱい電子機器とかが揃ってるところでは水が出ないんで、そういう現場にも持ち込みやすいっていうので。
それで一つ保冷剤とかで使われるのもそうだけれども、あとその気体になる時ってドライアイスって個体から気体になりますよね。
その時に体積がだいたい750倍ぐらいに膨張するんですって。
だからドライアイスをバーって吹きつけて、一回熱ショックというか急速冷却みたいな感じでまずその汚れの付着力が弱まって、
気体になる時バンって膨らむのでそれで汚れがバンって機械の表面から汚れが取れるっていう性質を使って機械の洗浄とか。
そういったところにも使われているっていう製造現場とか機械に噴射して汚れ落とすっていうやり方らしいですけど。
水だったらベシャベシャになるからそううまくいかないと。
そうなんですよ。電子機械とか使ってるところでは当然水もダメだし洗剤もダメだしっていうところでドライアイスを使って洗浄するっていう。
なるほど。
っていうやり方もあるんで。でもやっぱりドライアイスさんのちこほさんのところに聞いても需要は増えてるらしいんですよ。
家庭向けに今さっきも言ったけどネットスーパーだったりだとかそういったの利用は増えてるし、夏場の期間も長くなってたりだとか。
あと葬儀場。ご遺体を冷やすのにドライアイス使われたりだとか。
あと今ペットの葬儀とかもあるんで。ペットの葬儀とかだと家族が集まるまで何日間かとか1週間とかご遺体を冷やすペットのね。
っていう需要もあるんで。ドライアイスの需要って結構底堅いっていうか伸びてるっていう部分もあるらしいんですよね。
それもあって需要はあるでも仕入れはねちょっと難しくなってきてるっていう仕入れ値がこの5年間コロナ以降でやっぱり1.5倍になっちゃって。
やっぱりもうねその分持ち帰り商品のドライアイスを有料化するお店も出てきたりだとかそういうふうになってきてるっていうところですね。
そういうことなんですね。意外とやっぱ考えてみればそうだけどドライアイスCO2いろんなところで使われてるし。
なんだんだこれは問題ももちろんあるんですけど。でそういう中今度はYouTubeの画面で言うと右側の僕の方に映ってるこの男性の方が
今度はまたドライアイスを作る機械とはまた違うような機械の前で立ってらっしゃいますけどここにも取材に行かれたと。
JCCLの技術概要
そうですね。九州大学の先生なんですけれども。二酸化炭素ってそういう意味では減らさなきゃいけないでも集めて有効活用もしなきゃいけないっていうところで。
ここ旧大発のベンチャー企業JCCLなんですけれどもここ二酸化炭素を非常に安く効率的にギュッと高濃度で集められるっていうところが優れているっていうところでですね。
もちろん産業用の機械大手の大きい工場とかそういう向けにも機械を納入できるんですけれどもそれと同時に最近実証実験で成功されたのが家庭用給湯器ってありますよね。
昔で言うとこうカチカチカチカチカチでね。でその時もあそこあれボイラー大抵二酸化炭素排出してますよね。
あれもガスでほら炊くからね。ガス給湯器。あそこから出る二酸化炭素も効率的に集めることができるってああいう小型な家庭用にも対応できるっていう二酸化炭素収集器っていうのが収集できるようになったっていうのでですね。
いろいろ今注目されてるんですけれども。福岡の会社?福岡です福岡です。旧大発ベンチャーで今これね伊藤キャンパスの近くで撮らせてもらったところなんですけれども。
すごいここ優れてるのは先生に聞いた時にどうやったら要は二酸化炭素効率的に集めれるかというと二酸化炭素って廃棄ガスというか排出されますよね。
その時にそれだけをたたたに集めても濃度が低いんですって。
まあまあわからんじゃないですかね。 そうそう100%二酸化炭素というよりかは酸素とか窒素とかいろんなものが混ざってるっていう。
その中からやっぱり高濃度の二酸化炭素を取り出して集めるっていうためには今まで他の工場大きな工場とかだと一回その廃棄ガスをすごい高温にボイラーとかで炊いて高温にしたらギュッと集めれるっていう乾燥させておうどんを開けてってすると集めれるらしいんですけれども。
当然また二酸化炭素を集めるために高温にするってことはまたボイラー炊くでしょ。またはいらん二酸化炭素というかいらん燃料を使うでしょ。もはやまた脱炭素とは何ぞやみたいな話になるけど。
それがやっぱり非効率的だよねっていうところで、CO2を集める素材ですね、吸収剤がここ独自の星野先生という方が開発をされて。
星野先生に話を聞いた時ですね、私も文系なんですごいざっくり言いますよ。星野先生に教えてもらって。
星野先生がCO2を集める膜とかを作るときに一体何の素材が、素材の研究のも本当はプロなんで、どの素材が一番効率よく二酸化炭素を集めれるかなって考えたときに人間の肺。
人間の肺ってすごく効率よく空気を吸ってその中から酸素二酸化炭素をちゃんと分けて取り出すっていうのをすごく効率的にできるすごい優秀な器官であると肺はと人間はと。
その肺を参考にして作ったのがアミンという素材らしくて、アミン含有ゲルトの使いはすごく100度とか200度とかに上げなくても50度程度で二酸化炭素が効率的に回収できるっていう風になったっていうのでこのJCCLの技術力がそこが注目されてるとこなんですけれども。
なんでまず二酸化炭素を集めたいってちゃんと排出量を減らしたいっていう企業のニーズはそこなんですけれども。じゃあでもそんな風に簡単に二酸化炭素を高濃度で集められるとそれを効率よくまたドライアイスの減量にするっていうのもそうでしょうし。
今、農業用ハウスに二酸化炭素をやって、植物の成長とかをうるさくするのもやってるし、イチゴとかの収容とかがやっぱりイチゴのハウスとかにそれをすると1.5倍とかになるらしいんで。そういうのもやったりだとか、二酸化炭素。
野菜や果物がよく育つ。
そうそうそう。
ビニールハウスの中に二酸化炭素。
そうそうそう。っていうのとかもされてたりだとか。なんで二酸化炭素ってもちろん削減していくっていうところではあるんだけれども、社会に不必要かって言ったらそうではないっていう。
だからこういうふうに有効活用をしていきましょうねと。JCCLのこの技術がいろんなところに浸透していったら、今さっき言ったみたいに中国韓国とかからコストをかけて輸入してこなくても済むようになるねっていうので、じゃあこっちに投資する意味があるねとかそういう小型化ができるんだったら、
例えば船とか自動車とかから排出する排気ガスから直でこのJCCLの機械をつけて吸収吸着させられないかっていう相談とかも今来てるっていうので、結構いろんなところから相談が、JAXAとかとも連携してるらしいですよ。
市場への応用
すごいですね。まだそうは言いながらまだベンチャーなんですね。
いや面白かったです。やっぱり吸収大学いろんな研究されてる先生がいるんで、いろんなベンチャーが立ち上がってますけど、こういうのを見るとね、なるほどっていつも取材行くときには多分10回ぐらい、はーなるほどしか言わずに多分会話を。
そういえばなんか球体のイチゴのアーチも昔書いてませんでした?
あーなんかねそうそういろいろ。球体面白いよね。なんか本当なんか前カブトムシの幼虫をいっぱい育ててる先生とかもいたな。
そういうことですね。大体いいお時間になりました。ありがとうございました。
それこそさっき言いましたように1周年なんですよ。西日本新聞ポッドキャストが。ということでオリジナルステッカーをですね、30名の方にプレゼントいたします。
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本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
17:00

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