坂本 よろしくお願いします
おだしょー では早速なんですけれども 皆さん そもそもアナトクについて
はこれまで知っていただいてました かね どうでしょうか 前のオレンジ
の方
坂本 五月に福岡に移動してきまして そこで西日本新聞さん
の紙面だったりとかアプリだとか 拝見して そこで初めて恥ずかしがり
ながら知ったような形になります
おだしょー 何か印象残っている 記事とかありますか
坂本 そうです 私 学生時代にアウトドア ショップで働いてたことがありまして
つい最近 モンベル 天神のモンベル がすごくにぎわっているというの
を拝見して 当時はそんなに何ですか ね 外国人のお客さんってあまり
いなかったので 今こういう状況 なんだというのを知ってすごく
面白かったです
おだしょー プロダクシャーが 知ってました
坂本 そうですね
おだしょー 住んだ人 坂本さんに デスクをしてもらいました
坂本 嬉しいですね 決して仕込み ではないですよ 嬉しい 嬉しい
ですね
おだしょー ちょっと嬉しかった ですね ありがとうございます 志郎
どうですか 今まで知っていらっしゃ いましたか 納得については
志郎 そうです 僕も恥ずかしがり ながら 五月に福岡の方に来て
から知りました
おだしょー 何か印象残っている 記事はありますか
志郎 そうです 僕は月のワグマ の記事が もともと札幌にいたという
こともあって それで熊の話を すごい関心があったので すごい
楽しく読ませていただきました
おだしょー 九州は月のワグマ が絶滅したというけど 本当ですか
みたいな
志郎 はい
おだしょー ですよね ありがとうございます
楊 なかなかないですよね この九州の新聞に熊の話題が乗る
っていうのは
志郎 ないです
楊 そうですよね ありがとうございます 今日は坂本さんにいろいろ穴読
のことですとか ジャーナリズムオンデマンド について気になることをどんどん
聞いていってもらいたいなと思 うんですけれども まずちょっと
坂本さんに補足時からずっと関 わっておられるわけですけれども
坂本さん自身 印象的な記事とか 報道ありますか
坂本 そうですね 私自身が関わった というのもあるんですけども キャリア
決済って今 スマホが普及して スマホのキャリアでいろんなもの
買えますけど あれに以前は詐欺 被害に遭ったときに保証がなかった
んですね グレジットカードは皆さん もし持っているかもしれません
けど グレジットカードで本人に 過失がない場合 何かの詐欺被害
に遭ったときは グレジットカード 会社が保険に入っていて 全額
補填してくれるんですが 以前は スマホ決済についてはその制度
がなかったんです 関西に在住の 方から あの特に調査依頼があって
キャリア決済で 自分は全く何の 過失もないのになりすましで 被害
に遭ってしまったと で キャリア に相談したら もう保証はできません
と言われたと 泣き寝入りするしか ないんでしょうかっていう相談が
あって 取材していく中で NTTドクモ が過去に遡ってキャリア決済の
詐欺被害も保証するっていうこと になって あとAUとソフトバンク
も同じような取り組みを始める ようになって 今ではもう日本中
のスマホ会社が全てキャリア決済 の詐欺について保証するっていう
制度ができたということで あの 時の報道が一つ 社会の仕組みを
作ったというのがすごく印象に 残ってます その方からお礼の
手紙が来て それを未だに机のマット の下に置いて連れるときは読み
返すように
なるほどですね 結構あんな とくってそういう制度自体を変
えたりとか そういった社会に変化 を生むような記事っていうのも
かなり出してますよね ありがとうございます ここで私も2019年からずっとあんな
とくやってますけど 結構苦労も たくさん 特に初期なんかはあるん
じゃないかなと思うんですけれど そのあたりはどうですか
最初はLINEで困り事 とか不正の告発とか地域の課題
を呼びかけて それを調査報道で 解決するっていうのがあんなとく
なんですけど 果たしてどんだけ ニーズがあるか 誰も来ないんじゃない
かっていうのがあったんですけど 蓋を開けてみるともう対応しき
れないぐらい調査依頼があって もう今1万9千件ぐらいですかね
調査依頼が来ていて その中で記事 にできているものが1,500本ぐらい
しかないっていうところで 一番の 困り事というか 我々の困ってる
点は 寄せられる調査依頼に全て 答えることができていないという
ところですね
心苦しいところではあります よね
そうですね
ありがとうございます では ここからは共同通信の皆さんに
自由に質問をお願いできたらと思 うんですけれど どうでしょう 穴
解く個別の記事でもいいですし 制度 自体とか最初どうやったんですか
とかでもいいですし
印象に残ってる記事を 残りの2人にも伺ってみたいですね
聞いてみたいです 赤いマイク の
強制的に言わせてもらって よろしいですけど
そうですね 七徳って知らずに ネットとかで記事が回ってきて
よく見たら 西日本新聞七徳だった みたいなことが結構多くて 先ほど
おかれが言った熊野記事もそう ですし あとは選挙関連で記事出さ
れてたと思うんですけれども その話題物で結構記事がSNSとか
で回ってきてよく読むことがある ので 何本か印象に残ってるんですけ
ども
ありがとうございます 白鳥さんはどうですか
白鳥 私はですね ボンタン飴の 記事がすごく話題になってたかな
と思うんですけど フォットキャスター の方も拝聴しますし
嬉しいですね
白鳥 ボンタン飴の商品が置いて あったようなというのもあるんだ
なと 中身は実際に大学生を呼んで 検証されている記事だったかと思
うんですけど SNSがホッタンで話題 になって その後 しっかり記事に
するために取材していくという のがすごい新聞社として記者として
ああいうのをやってみたいなと思 えました
流行っているというの だけだとニュースで終わってしまう
ので 実際に記者が長崎大学の学生 さんに協力してもらって 本当に
効果があるのか 輸入作用を抑える 効果があると言われてますけど
それを検証したという記事でした よね なので それがまさにツモ
なので それを褒めていただいて 嬉しいです ありがとうございます
結構 素朴な疑問をちゃんと 突き詰めるっていうのが面白い
ところでありますよね どうですか 他にもこんなテーマでこういう
双方向性の報道を取り組んでみたい とか やってみたいテーマとかあれば
教えてもらいたいんですけれども 他の方も
このポッドキャストのお話 最初いただいてて 双方向のやつ
ってどんなのがあるかなと思って いろいろ考えてたんですけど その
中で 私神奈川で神奈川出身なので あまり方言って馴染みなくて 最初の
初認知も北海道だったので 北海道 はそんなに激しく方言あるわけ
じゃないので そういう方言のやつ とか面白そうだなと思っていたら
なんかすでにアナトクではないん ですかね JODのほうでやられてた
うちで やっぱりやってるんだな と思ってますね そういうのは記事
自体はまだ拝見してないですけど 面白いだろうなと思って ちょっと
書いたら読もうかなと思いました ありがとうございます
神奈川だと神奈川新聞 さんがアナトクのパートナーで
北海道だと北海道新聞のパートナー なので 我々が書いた記事が神奈川
新聞とか北海道新聞に載ることも あって その辺が記者のモチベーション
にもなってます
ありがとうございます 方言の他 どうですか 皆さん
僕は高校まで東北仙台 で生活を過ごしていて 大学が京都
で初任地が福岡になったんですけど いろんな地域で住むことで味の違い
がかなりあるなと思っていて 東北 はしょっぱいものが好きなんですけ
れども 九州は醤油が甘かったり とか 関西はうどんのだしがもう
九州とか甘かったりとか いろいろ 地域によって日本食でもいろいろ
味が違うので そういったいろいろ いろんな地方に住むことで出てくる
疑問とかをやってみたいなと思いました 地の違い面白いですね
いいですね それこそ この JODパートナーシップでアナトク
でつながるローカルメディアの 連携で味比べとか
そうですよね ちょっと味 とはずれますけど 節分の豆に何
を巻くかっていうのを JODの融資 でやったことがあってですね 皆さん
何巻きます
大豆ですね
ああ大豆派ですよね 九州 の中でも南のほうは落花生を巻くん
ですよ また北海道とか北のほう も落花生巻いたりしてて そういう
違いが見えて面白いみたいな何 年か前やりましたけど
落花生派の方いらっしゃ いますか
いなかったですか
最初幼少期落花生だったん ですけどね
僕が落花生アレルギー になったので大豆
なるほど そうなんですね やっぱりそういう文化の違いとか
地域性が見えるっていうのもこの JODのパートナーシップの面白い
ところではありますよね ありがとうございます 坂本さんに今後 JODのパートナーシップ
とかもするんですけど 名徳とか JODをどんどん推していきたい
とか逆に課題とかは伺いたいん ですね
なかなか手が出せない ものがあって まともと最初 JOD
パートナーシップっていうのは ジャーナリズムオンデマンドって
我々が作った造語なんですけど オンデマンド調査報道的手法で
つながるメディアのネットワーク で 一番最初のきっかけは関西地方
に奈良県の方だったと思うんですけど 奈良県の参拝施設の不正について
のだいぶ告発があったんですよ あんなとこに寄せられたんですけど
我々九州の新聞なんですって言ったら 西日本ちゃうやんってお叱り
を受けます このままだと せっかく 信頼を積み重ねてきたのに 信頼
を失ってしまうと そうしたら われわれがなかなか取材に行く
のは難しいので 全国各地のメディア の仲間と連携したらいいんじゃない
かっていうので始めたのが あな とこだったんですよね なので
そのネットワークをもっと強化 していきたいですし 今までは県
市とかブロック市との連携だったん ですけど もうちょっと幅も広げ
て 例えば日本農業新聞とか教育 新聞とか 専門市のネットワーク
も今 増えてきたので JODパートナーシップ あなとく的中央でつながる連携
をもっと多重的に拡大もしていき たいなと思っています
向井 ありがとうございます 特に これから横の連携というか どう
やってニュースを届けていくか とか 面白いものを作っていくか
っていうところで 他の会社と協力 していくっていうの大事になって
きますよね
平岡 ありがとうございます 今日は あなとくの企画を考案した坂本
信宏記者に 共同通信の若手記者 の皆さんが取材してくれました
皆さん 初めてのポッドキャスト 出演いかがでしたでしょうか 初めて
出演された方 ほとんどですよね どうですか
坂本 すごくありきたりになって しまうかもしれないですけど 普段
我々は文字で伝えるっていう仕事 をしていて なかなか言葉で喋って
伝えるってすごく難しいなっていう のを改めて感じました
向井 わかります とってもわかります どうでしたか 白鳥さんも
平岡 ちょっと全く台本がないん だなと
平岡 普段はもうちょっと 私は結構 作ってるんですけど 今日はほとんど
白紙です
向井 ありがとうございます
平岡 まだ追加でも大丈夫ですよ 何か
平岡 言い漏らしたことがあれば ぜひこの機会に
向井 ちょっと1個質問なんですけど あなとくで調査依頼が来たとき
に 何もやるとは思うんですけど だいたいどれぐらいの期間をかけて
取材されているのかなと
平岡 どうですか たくさん取材をしてきた
黒崎さん
黒崎 そうですね もう本当に物によって
それこそその日の午後に来た投稿 をもう永夜で その日の夕方には
もう記事で配信したというとき もありましたし それは結構前に
電話の着信履歴でアセンション島 っていうよくわからない島からの
着信履歴が届いてるけど何でだろう みたいなのが何件か来てですね
平岡 SNSとかでも見たら結構同じ 電話がいっぱい来たよっていう
投稿が相次いでて 要するにはワン 切りをかけてそれでかけ直した
ときにいくらかお金がチャリンチャリン と入る仕組みになっているので
迷惑電話の一種みたいなものなんですけど ちょっとそれで困ってる人もいっぱい
いるし 今じゃないと出さないと 意味ないよねっていうやつだったん
で 永夜と出したときもあればもう 足掛け1ヶ月とか2ヶ月のやつも
ありますよね
ちょっと個人的には長くかかる やつとパッパと出すやつと両輪
でやらないと長いものばかりかか えるとちょっと自分がきつくなる
なというイメージを持ってます
岡田 長いものもありますね
平岡 そうですね
ありがとうございます
岡田 ありがとうございます
平岡 あとどうですか 西島みなさん何か
西島 質問
平岡 はい
西島 そうですね
いろいろ穴徳で取材依頼が来る 中でどういった取材をするどういった
基準でこれだって選んでいくのかな というのはいかがですか 気になります
西島 そうですね 私の場合はやっぱり 社会性があるかどうかとか基本的
には結構個人の困りごとっていう のが多いんですけれど 例えばですけど
隣の何とかさんが迷惑だみたいな やつだとちょっとなかなか個別
の個人の話になってしまうので 難しいなと思うんですけれど 個人
の困りごとでもよその市とかよ その県とか他の地域でもあり得る
よねっていうような問題いっぱい ありますよね 例えば保育園の待機
児童の問題なんかもそうですし いろいろこの人個人の問題のよう
であって同じことで困ってる人って たくさんいるなっていうことがたくさん
あるので そういうところを一つの 基準にはしていますね
平岡 穴徳は手挙げ方式を原則に しているので Aという記者がこれは
自分はニュースじゃないんじゃない かと思っても Bという記者がこれは
ニュースだと思うからやりたい といったらその記者がやっていい
という仕組みをとっているので なるべくあなたの匿名取材犯という
名前なんですけども 特定の取材 犯がいるわけではなくて 一日本
新聞の記者全員が穴徳の取材犯 なので いろんなそれぞれの価値観
とか興味関心でやれるようには していますけど まさにさっきクローザー
記者もおっしゃってましたけど 社会性があるかっていうのが一つ
のポイントだし 困ってる人がいる っていうだけでもニュースだっていう
のが穴徳を始めて分かったんですね 何か答えが分からなかったとしても
これだけこういうことで困ってる 人がこれだけいるということを
伝えるだけでも我々報道の役割 もあるし それを見た何か企業とか
団体の方が自分がこういうこと でその人を支援しようみたいな
動きにつながれば またそれは それで新聞社だけでは解決できない
課題もより良い方向に向かって いけるということがあるので その
辺が我々報道機関のメディアって 媒介って意味ですけど 困りごと
を伝えるというだけでも価値が あるなというのを思いながら
やっています