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2025-07-14 14:49

40|西部ガス巨額投資(前編) 北九州市の「ひびきLNG基地」タンク増設へ、総投資額500億円

西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しする「西日本新聞me Podcast」。

脱炭素化の潮流を背景に需要が高まる液化天然ガス(LNG)の受け入れ態勢拡充に向け、西部ガスホールディングス(HD、福岡市)は「ひびきLNG基地」(北九州市)のタンクの増設を進めています。経済セクションの木村知寛記者が2回にわたって解説します。

◆出演:木村知寛(報道センター経済セクション)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年5月19日

◆LNGタンク増設は「成長投資」…西部ガス、脱炭素化に商機あり
https://www.nishinippon.co.jp/item/1287310/

◆木村知寛記者の記事一覧
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サマリー

西部ガスは、北九州市で液化天然ガス(LNG)タンクの増設に向けて、総投資額500億円を計画しています。このプロジェクトは、過去2番目に大きな投資になると見込まれています。タンク増設は北九州市の「ひびきLNG基地」で行われており、環境負荷の低いLNGの需要増加を背景に、エネルギー供給の安定性を確保することを目的としています。

西部ガスの巨額投資計画
西日本新聞Podcast
西日本新聞me Podcast
この番組では、西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれをお話ししています。
こんにちは、福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
今回は、福岡県、熊本県、長崎県の一部地域に、都市ガスを供給している西部ガスさん、福岡ではおなじみの会社ですけれども、西部ガスさんが巨額投資をするというニュースが、
去年の秋ぐらいから、ちょいちょい新聞に載ってまして、その話をちょっと聞きたいと思って、スタジオには経済セクションの木村さんに来ていただいています。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
木村さん、初めまして。
初めましてです。
ですよね。
なので、自己紹介、先に簡単によろしいでしょうか。
はい。
皆さん、こんにちは。経済セクションの木村智則と申します。
2011年の入社でして、今の記者歴は14年、中堅どころに差し掛かってます。
中堅どころに差し掛かってますね。
はい。
そうですね。北九州で一緒にしてた頃っていうのは、あれ入社何年目だったんですか。
あの時はですね、入社67年ぐらいで。
が、北九州大。
はい、だったんですけれども、それからずいぶんちょっと歳も出て。
白髪も多少増えてきて。
そうですね、増えてきて。
北九州を多分僕より先に離れたと思うんですよ。
はい。
僕より先に行って、僕が後から北九州に来て。
で、その後多分木村さんが先に出て行って、あの後どこに行って何してたんでしたっけ。
あの後はですね、所属として社会部、県警、福岡県警の担当をして、事件、事故を追う記者として勤めておりまして。
その後、2021年から久留米総局の方でお世話になりまして、昨年の夏から経済セクションの方で担当しております。
そういう意味では、経済をメインで追いかけるのは。
初めて。
初めてなんですか。
何年目にして初めてなんですか。
そうなんです。ちょっと、なかなかちょっと重責ではありますがですね。
本当にあの、今エネルギー業界を担当しているんですけれども、本当にもう生活に身近なものでありますので、分かりやすくお伝えできるように頑張っております。
そうですよね。
それこそ、この番組にちょいちょい出てもらってる、いわゆる木村さんがいると先輩の下村記者さんの話によると、金融とエネルギーは新聞書くの難しいんですよという話が聞きまして、これは何でですか。
これはもうズバリですね、目に見えないものを扱うと、これがもう本当に難しいと。
目に見えないものを説明するっていうのはなかなかこう、難しいなって想像ですね。読者の方に想像していただけるようにするっていうのは。
エネルギーの話って今回のガスの話であり、それこそ給電さんの電気の話であり、ということになるんでしょうけども、確かに目に見えないですもんね。
そうなんですよね。
金融もまた同じくってことですよね。
それはお金という形で目に見えてるという話とはちょっと、金融の記事を書くっていうのは違うと思いますんで。
それと比べれば、食べ物の話とか、ワンビルできました、都市開発の話とかっていうと、僕らも目の前に大きなビルがあったり、お米だったりっていう話になってくると、分かりやすいけどってことなんですね。
僕もね、そこがちょっと分かんないなっていうのもあってですね。
今日は細部ガスさんの巨額投資といって、新聞では大きく取り扱う日ももちろんあるんですけども、一体何をしようとしているのかっていうことを、木村さんに話を聞ければなと思っておりまして。
簡単に去年の秋からの細部ガスさんの記事の話をすると、去年の10月、11月ぐらいに、いわゆる液化天然ガスの大きなタンクを増設するという発表がありましたと。
これはYouTubeをご覧の方ならあれですけど、今大きなタンクが2つ並んでますけども、これ北九州の響きながらですよね。
そうです。
これの3つ目を作ろうかと言ってるってことなんですよね。
はい、まさにその通りです。
ということなんですね。これは細部ガスさんにとっても大きな投資になる。
そうですね、過去2番目に大きな投資になるということです。
2番目となると、1番目って何ですか。
まさにこのタンクが場所を作るための費用が1番、過去1番。
なるほど、それに次ぐ投資になるってことなんですね。
そうです。
なるほど。
今年の春になってからのニュースで、ジェラという会社と組むようになったという話もあって、
これもまた1つ大きなニュースになったんですけども、
今日は細部ガスさんが何か、それこそ過去2番目に大きな投資をして、聞き慣れないような会社と組んで何かしようとしてるぞということまではわかります。
実際どういう話になっていくのかっていうのを今日聞ければなというふうに思っています。
液化天然ガス(LNG)とは
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
最初に液化天然ガスって何ですかからお願いしていいですか。
初級編で申し訳ないんですけど。
まさに液体にした天然ガスということで、
元は天然ガス、地下深くから得られる化石燃料でして、それを産出したものが天然ガス。
これを機体で運ぶのがむずいんだけど海外からですね、
ほぼほぼ海外から持ってくるんですね。
そのために船に積み込むには機体よりも液体の方が運びやすい、小さくなるし運びやすいということで、
液体にしたものがLNG、液化天然ガスですね。
だから地下から出てくる時点では機体ですと、
機体、ガスです、天然ガスです。
そのままじゃ船に乗せるにも乗せられんから、
いわゆる液体にして小さくして船で日本に運んでいるというのが液化天然ガスです。
運んだ上でどうやって我々は使ってるんですかって話になると、何に使われるんですか。
これは原料であり燃料なんですけれども、
私たちが日々使っているお風呂を沸かしたり、ガスコンロをつけたり、
このガスですね、都市ガス、供給受けている都市ガスの原料として使われています。
僕も細部ガスさんと契約してますから、いわゆるそこで使っているガスはそれこそ海外から運んできて、
いわゆる1回液体にして運んできたものを、僕がまた使っているってことになるんですね。
そうですね。
他にもでいうと、そこまでは想像つくんですよね。他にも何に使っているんですか。
もう一つ燃料ということなんですけれども、
これは燃料というのは何かというと、火力発電の燃料として使っています。
なるほど。いわゆる九州でいうと、給電さんが火力発電所を持ってますよね。
それの燃料はある意味、細部ガスさんが運んできたガスを使っているんですよみたいな。
そればかりじゃない。
そういった形で使われるガスね。本当にLNG幅広く使われて、
工場の燃料であったり、船の燃料などにもLNGというのは使われているので、
本当に幅広く活用されている。
なるほど。
車席燃料になります。
車席燃料なんですね。
一部は車にも使っているって書いてますね。LNGバスとかいうのがあるんですかね。
そうですね。本当にいろんな動力源にも。
タンク増設の理由
だから普通に都市ガスとして使ってますよ。一部は火力発電所、工場のボイラーとか燃料。
本当に一部なんでしょうけど、バスとか船とかにも使っているっていうのがLNG、液化天然ガスなんですね。
で、さっきも言ったようにほとんど運んできてるんですが、日本じゃ取れない。
日本ではなかなか産出ができないというか、海外の大きな産出できる場所からすると、なかなか日本だけではそれができない。
だからもう海外に頼らざるを得ないというのが現状になってます。
なるほど。
で、それのタンクの3つ目を細部ガスさん作ろうとしてるんですけど、この背景にはみたいな話をすると、
なんでその3つ目がいるようになるんですか。2つで足りないんですかってことになるんですよね。
そうですね。まさに足りないからというのが理由でして、現状実はこのガスタンクっていうのは航空機2個分ぐらいの大きさを誇るものすごく近くで見るとものすごく巨大なタンクなんですけれども、それがもう一つできる。
これまではどうしても人口が減ったりとか、あと今オール電化なども住宅も増えてきて、ガスというものを使う需要が落ち込んできてるんじゃないかというふうに言われてきた中で、
ただ一方でLNGが非常にこの先々大事な化石燃料だということで見直す動きであったり、活用していこうという動きが最近。
いわゆる普通に都市ガスとして使ってるだけの分だったら、九州全体でいくと今後流れとしては九州全体とか日本中そうなんでしょうけど、人口は少しずつ減っていくと。
なのでオール電化の家も増えてきたねっていうことであれば、これを2つを3つにする必要は本来ないと思われていたけども、そうじゃなくなってきてるってことなんですか。
まさにそのとおりです。
そうじゃなくなってきてるというのは何がそうじゃなくなってきてるってことになるんですか。
LNGの環境への影響
これがですね、まさに産業界、工場であったりっていうところですごく使われてきてる。
なぜかというとこのLNGというものは、二酸化炭素の排出量が、石鹸料理なので燃やせば二酸化炭素を排出するというものなんですけれども、
これが今ある石炭であったり石油であったり、これよりも少ない、抑えられるというところで環境に負荷が比較的少ないというところで着目されている。
これが理由になります。
どのくらいいわゆる化石とか石炭と比べたらどのくらい少ないんですか。
石炭と比べるとですね6割ほど抑えられるという。
なるほど。
そうですね、石炭が排出する量よりも6割程度で。
現行4割って書いてある。
すみません、失礼しました。4割です。
4割削減、6割になる。
6割になるっていうことですね。すみません、ちょっと説明とかしました。
6割になる。
大丈夫ね。
ということなんですね。だからまあ半分は言い過ぎだけども、いわゆる二酸化炭素の排出量が6割で抑えられるから環境に良いと。
だからもっといろんな場面で使っていいんじゃないのという動きになっている。
そうですね、それを使いたいというニーズも増えてきて、そこまで見込むともっともっとそのLNGの使う量というのは増えてくるだろうというふうに見込んで細工化スタンダードの投資というふうに繋がった。
なるほど、そういうことになっていくんですね。
はい。
それこそ最近は何?断るケースもあったみたいなことを記事で確か書いてたと思うんですけど、そんなに増えてるってことなんですか?
そうですね、とりわけこの国分吸収においてですね、今その産業の収積っていうのが順調に推移してきている中において、
まだその石炭など燃料として使っている企業さんからのほうから、もっと環境負荷を抑えていくために切り替えをしたい。
燃料の転換、燃点というふうに業界のようでも使われるそうなんですけど、そういった形で細工化スタンドのほうも需要があるというふうに見込んでいるという。
このでかいのもう一個作ろうかっていうぐらい需要があるってことに進んでいる。
そうですね、本当に大きなものになるんですよ。
それこそ自動車とか半導体とかの工場ってこの後も吸収ではあっちでもこっちでもできていくっていう流れがあるんです。
その工場でも使いたいっていうことになるんですか。
そうですね、まさにその熱を使う会社、本当にいろんなものを作る自動車などもそうですし、
例えば紙ですね、紙を乾かしたりする工程で。
紙、新聞の紙の紙。
熱によって乾かしたりっていう。
本当にあらゆる産業に熱というものが必要になってくると。
それを今までは石油燃料、石炭の燃料で工場も乾かしてた。
例えば紙を乾かしてた。
を天然ガスにすることで環境に負荷がゼロとは言わないけども半分近くに抑えられるということが世の潮流になってくる中で、
投資と需要の見通し
細工学さんとしては踏み込む決断をしたってことになるんですか。
そうですね、大きな決断になったと思うんですけどもですね。
やはりそれでも社会の情勢を見て、やはり細工学さんとしてはこのが本業下がっていくじゃなくて、
これから必要とされていくというふうに見込んでの大きな闘心になったのかなというふうに見ています。
いわゆるお風呂とか台所で僕らが使うガスだけの話をすると人口も減っていくしな、
今2つも大きなタンクあるし、それで十分かなと思ってたけども、
いわゆる九州の産業が、それこそもう一回り大きくなろうとしている。
言い過ぎ?
言い過ぎじゃない。
タイミングでやっぱり根っことなるエネルギーっていうのが、
安定的に使えないとみんな困るという状況になる。
逆に言えば安定的に供給が得られるから九州というのが選ばれている。
なるほど、そういうことになるんですね。
実はこの後、僕もジェラって何ですかって話を聞きたかったんですよ。
知らなかったですもんね、この会社のことを。
になるんですけども、ちょっといい時間になったんで、
これはちょっと来週に回すとしまして、
一旦ここで今週は終わりにしてですね、
来週はジェラと細部ガスが今度提携をするんですと。
それによってまたという話をしていければと思っております。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
それではエンディングでございます。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
木村さんと一緒に福岡、九州の経済ニュースを追いかけていきたいと思っていただけましたら、
ぜひ西日本新聞、もしくはスマホアプリの西日本新聞MEのご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも、西日本新聞MEです。
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