西日本新聞ポッドキャスト、星野松本のしゃべりぃよ。
この番組は、西日本新聞社の記者たちが、仕事や私生活のあれこれをザックバランにしゃべるポッドキャストです。
こんにちは。番組の進行を務めます、西日本新聞社写真部の星野岳人。
経済担当の松本さな子です。
よろしくお願いします。
今回も引き続き、遊軍セクションに所属しております本田彩子記者をお呼びしておりますので、本田さんいろいろ楽しい話をよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、前回の終わりに少し触れましたけれども、2011年、入社2年目の時にご結婚されて、その3年後ですかね、2お子さんが生まれたということで。
今、おいくつですか?
長男が小学校6年生で、あさにいるんですけど、次男が小学校3年生。
末っ子が女の子で、この4月小学生になって、全員小学生になりました。
1個ハードルを越えたと、自分の中では思ってます。
そうですよね。
じゃあ、3巻日とかはしごできるみたいな。
この間、ちょうど3巻日で10分ずつに分けて、15分、そしたらなんでこの時いなかったんだよ。
そうですよね。
しょうがない、全部回ってるからね。
発表してる時にいないみたいな。
タイミングでいて欲しかったのにとか。
難しいですね。
バタバタ回ってます、階段も。
おばあさん一人ですからね。
大変ですよね。
なるほど。3人奥さんがいるというか、1級とか3級のお話をお伺いしたいなと思うんですけど。
はい、私ですね、初日が熊本だったんですけど、そこから本社の方に戻ってきて、本社のいわゆる旧社会部時代に3人とも出産、同一級をしました。
当時、私の何個か上の先輩で、何人か子供をいながら働いてらっしゃる先輩なんですけど、今ほど多くなくて、今は子供をいて働くっていうのが結構当たり前になってるのかなと思うんですけども、
そういう時代じゃなくて、社会部は今やってる仕事と近いんですけど、すごい突発の対応が多いんですよね。
災害が起きたらすぐ現場に行く、何か大きな事件があったらもう数日、どんどん夜中まで働くみたいなことが起きて、すごく子育てしてる記者にはやりづらい。
なおしても制限がかかっちゃうんで、子供がいない時はやれたことができないっていうことがあったんですけど、そこでちょっと産んで、悩むことはすごく多かったです。
育休は3人とも取ってるんですけど、1人目は2月までなので、2月って保育園に入れないんですよ、年度末って。
なので4月まで伸ばして1年ちょっと取りました。
2人目は7月までで、7月までもまた中途半端なんで、ちょっと4月に繰り上げて、9ヶ月ぐらいの時に保育園に入れました。
3人目は2回育休3休取って、やっぱブランクってすごく自分も不安だしきついんで、ちょっと短めにしようかなって思って半年で、
育休を半年だけにして、半年で復帰しました。
早めに復帰しました。
結構早いですね。
早かったですね。なんかもう早く復帰したいなっていう気持ちが3人目の時はあって、ちょっと早めてしまいました。
それだけやっぱりちょっと間が空いたというか、ブランクがあるっていうと仕事前に来てますよね。
1人目の時は1年ちょっと休んで、復帰してから元のリズムに戻したりするのが結構大変で、いろんな感覚が鈍ってるなって思って、
休まって1年ですごくいろんなことが動くから、追いつくのに必死で、もちろん大事なんですけど、育休でしっかり子どもと向き合う時間を。
ちょっと焦りとかもあったのかなと思いますね。
ただ3人目、半年で復帰しちゃって、なんか人間の体って多分1年休まなきゃ生き残りもできてるんだなと思ったんですけど、すごく体が追いつかなくて、
半年で復帰した時は母乳で育児してたんですけど、ずっと飲ませてたものを急に止めるんで、もう体がおかしくなっちゃって、
乳栓炎って言うんですけど、もうパンパンに張って、それでも熱が自分も復帰して3日目くらいに40度くらい出て、なんでこんなに放置してたのって言われたんですけど、それですごく苦労しましたね。
同じ経験がある人は多いのかな。1年だって復帰してもそうなる人は。
身体がちょっと追いついてなかったなーって気持ちだけ先走って。
身体のペースと体のペースと呼吸のペースが一致してなくて、やっぱり産んだばっかりの体っていうのは戻すまでに1年はいるんだなって。
3人目にして初めて知るみたいな形でした。
育休、産休とか、取らせましょうよ会社はみたいな世の中になってますけど、やっぱりそれでも人にもよりますし、後に復帰した時にどうリズムを戻すかみたいなことも結構大変になる。
そうですね。大体、女性はほとんど今取ってると思うんですけど、まだ基本1年、長かったら1年半とか。
その間に、基本ずっと育児に集中したリズムから、今度は復帰したら、育児をしながらの仕事っていう点でもまた大変なんですけど、すごく最初はリズムを整えるのが難しい。
だいぶ昔のように感じますけど、今でも思い出します。
育休って話になると、私の同期、男性の同期がいるんですけど、この間半年ぐらい育休を取ってて、感覚として、男性も取れる時代になってきてるんだなって近くで見てて思ったんですけど、その辺の変わってきてるなみたいなのもありますよね。
本当、すごく変わってきてるなと思って、私1人目産んだ時とか、男性が取るっていう常識も10年以上前ですけど、っていう感覚はほとんどみんななかったんじゃないかなって。産んだ女性だけが取るものっていう感じだったけど、今は西日本新聞社でもそうですけど、男性も同じように育休を取るっていうのがすごく当たり前になってて、ちょっと期間が短いとか、いろんな課題はまだあると思うんですけど、
それはすごく1人で子育てするのと、2人で夫婦でできるのは全然違うと思うんで、変わってきたなってすごい思いますし、そうやって男性が育児に当たり前のように参加してくれるようになったおかげで、今まで女性にしかわからなかった常識が男性とも共有できるので、すごく働きやすくなりました。
こんだけ子どもが熱を出すんだよとか、こういう時はこうやって愚図るんだとか、家に帰ってからの時間が仕事の忙しい時間にかぶる悩みとかを、女性しか共有できてなかったのが、男性記者ともすごく共有できるようになって、私はすごい働きやすくなったなっていうふうに。
年代問わずそうかな、最近は。
そうね。
いいと思います。
やっぱりこう想像だけじゃわからないからね。
そうなんですね。
最近しないと。
そうなんですよ。
わかんないからですね。
その同期分、仕事とは別の期間があるみたいな。
そうなんですよ。
それをなんか、家でやってるって思うとちょっと楽って、やったことない人は思うかもしれないんですけど、結構仕事終わってからの時間のほうがきついっていう経験をみんなで経験したら、違うのかなっていうふうに思いますね。
あとなんか、孤独というか、結構なんかあんまり人と会わない時間も長くなるから、奥さんと一緒に、同期の話なんですよ。奥さんと一緒にっていう時間が長くなると、なんかいろいろ話したくなるみたいな。
私に電話かけて聞くとかもしてますし、だからそういうなんかちょっと寂しさ的なのもあるのかな、育児っていうのは。
育休のときとかってことですよね。
そうです。
確かに育休のときは、やっぱ育児ってすごい楽しいけど、すごい孤独なんですよね。
誰からも認めてもらえないし、結構悩みもこれでいいのかなって自分で考えながらやるから、そういうのを共有、共感してくれる人があるっていうのは、すごい大きいのかなって思いますね。
優しく接しましたもんね、奥ができたら。大変やな、俺も大変やから分かるぞってちゃんと。
すごい良い経験ですよね、男性としてもこんだけとったことが。
そうですね、身近にいるとですね。
お子さんが小さい間はそこそこ熱を出しちゃったりとか、予想しない、予想できないこともたくさんあると思うんですけど、両立っていう面では難しい点とか。
よく私、子どもさんにいることもあって、よく取材相手の人とか社内からも、よく両立できるねって言われるんですけど、自分の中では全く両立できてるとは思ってなくて、やっぱりいろんな仕事と子育てとどちらかを常に犠牲にしながら、言い方はあれなんですけど、やってるなっていうのはすごい感じていて、
完璧に子育てもちゃんとやってるって言えないし、仕事も子育て関係なくがっつりやれてるって言えないから、いまだに子育て始めて10年以上ですけど、それは感じてますね。
両立するっていうよりも、割合、ここだけは子育てを譲れない時間だから、子育てを優先させる時間と、仕事も状況によっては、どうしても子どもに寂しい思いをさせてるところもあると思うんですけど、優先させるべきところはあると思うんで、そのバランスを見ながら、今ももがいてるっていうのが正しいのかなっていう風に自分では思ってます。バランスを考えながらやってますね。
どっちかを選ぶみたいなパフォーマンスも結構多いですね。
そうですね。やっぱり仕事が忙しくなると、たぶん無意識のうちにすごいイライラしてるから、子どもも感じ取るんですよね。
自分が仕事に余裕があると、子どももすごく穏やかなから、子どもを見て自分を振り返るというか、今はちょっと自分余裕ないんだなっていうのを教えてもらってる感じですね。
一生両立できないのかなって思いつつ、引っ越すなんてしてますけど。
そうですか。なかなか自分の優先順位というか、その辺の自分の中のルールとかもあると思うんですけど、記者の仕事をしてると、結構引っ越しを伴う年金であったりとかもあったりして、結構いろいろ変えざるを得ないとか、リズムを変えざるを得なかったりすると思うんですけど、その辺なんかありました?
そうなんですよね。私だから子どもでからは、ずっと本社のほうで働いてて、本社内の移動でやってるんですけど、というのが、私は友働きで、夫がずっと単身不妊の状態で3人育ててきたんで、ほぼワンオペだったんですよね。
感覚が違うとですね。
これ最初にね、こういう価値観一致してると思ったのに違う。
なることもあるのかな。
ありがとうございます。
相談所みたいにしてきました。
育児と記者の仕事もずっと両立というか一緒に並行してされてきたと思うんですけれども、それで良かったなと思うことはありますか。
やっぱり新聞記者って当事者であることってすごい強いと思うんですよ。
基本的にその弱い立場にある人の声を届けたりするのが記者の仕事の一つだと思ってるんで、
育ってとか子どもの問題って今私もすごい子どもの問題関心持ってやってるんですけど、
すごく社会的な課題がまだたくさんあって、それを当事者として経験できてるからこそ取材相手に共感もできるし、問題を問題として見抜けるというか、
すごく自分の価値観だったり経験が広がったと思ってます。
なんですごい記者にとってこの子育てをする。
その中でジェンダーの問題とかもすごい感じることが多いんですけど、
ジェンダーの問題にも関心を持ってかけるし、それはすごくプラスになったなっていうのが一つと、
すごい急な呼び出しとかも多くて、なかなか一人の時は24時間がすごく自由に使えて、
いつどれだけ仕事をしてもいいっていう状況が全く変わってきて、つまり子どもを中心に仕事をするので、
そうなるとこの仕事を明日までに終わらせればいいと思ったら、その明日に呼び出しが来たらどうしようとか考えると、
時間をいかに働けるときにいかに働くかってことをすごい考えて仕事をしてるので、
いわゆるコスパというかタイパというか、容量よく仕事することは時間が限られてる。
明日はもう働けないかもしれないっていう気持ちでやってるところはすごくスキルになります。
だらだら仕事したくなったっていうのはあります。
そうなんですね。
時間軸が変わりそうですね。
そうですね。
自分だけに使える時間がすごいありがたい時間なので、そこでいかに結果を出すかってことを考えてると思います。
今のお育てとかお子さんができたとかご結婚とかがちょっと仕事とは別の勉強だったり、
そういうふうにつながったっていうのも小田さん少しお聞きしたので、それは次回お話を聞きましょうかね。
はい。ということでお時間が来てしまいました。
西日本新聞社やこの番組を応援したいと思っていただける方、
ぜひ西日本新聞もしくはニュースアプリ西日本新聞MEのご購読をよろしくお願いします。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
小田さん次回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
どうも西日本新聞MEです。
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