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2025-12-15 13:58

62|福岡でも広がる「赤ちゃん食堂」 悩み共有で「頼れる場所」

西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しする「西日本新聞me Podcast」。離乳食期の乳幼児とその親に手作りの食事を提供する「赤ちゃん食堂」が、各地で広がりつつあります。主に助産師が主催し、育児相談にも応じる内容。1人で育児を抱え込む「孤育て」対策が目的で、くつろぎながら親同士も知り合える「集団型産後ケア」として注目されているようです。取材をした報道センターの本田彩子記者に話を聞きます。

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サマリー

福岡県の赤ちゃん食堂は、主に助産師が運営しており、0歳から1歳の赤ちゃんとその親に離乳食を提供しています。この取り組みは、育児相談や親同士の交流を通じて、特にコロナ禍で孤立した母親たちに安心できる場を提供しています。福岡の「赤ちゃん食堂」は全国に広がり、地域の人々が集まり支え合う場所が増えています。この取り組みは子育て中の家族にとって貴重な交流の場となり、食事や子育ての情報共有が行われています。

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西日本新聞 Podcast
西日本新聞me Podcast
この番組では、西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれをお話ししています。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
今日は、報道センターの本田さんに来てもらっています。よろしくお願いします。
報道センターの本田です。よろしくお願いします。
赤ちゃん食堂の概要
今回はですね、赤ちゃん食堂。
はい。
子供食堂は聞いたことありますが、娘も行ったことあるって言ってました。
子供食堂。
もうちょっと前ですけどね。高校生なんで、別に高校生が行ったらいけないわけじゃないんですけど、多分もう少し小さい時に行ったとかって言ってましたけど。
赤ちゃん食堂っていうのがあるよというのを、11月ですかね、の記事で読みまして。
そうですね。
えーっと思いながら、その話してもらおうかなと思っておりますが、赤ちゃん食堂。
10話から行きましょうか。
赤ちゃん食堂は、さっきおっしゃった子供食堂の赤ちゃん版っていう形が一番わかりやすいかなと思うんですけど、
主にやってらっしゃるのは今、助産師さんが多くて、
子供食堂と同じように食事が提供されるんですけど、赤ちゃんなんで、0から1歳までぐらいの子が対象で、離乳食を作って提供してくださって、
かつその親も一緒に来て、親の分の食事も出るので。
ありがたい。
助産師さんが育児相談もそこで、ご飯を食べるだけじゃなくて、育児相談にも乗ってくださるという取り組みが全国で広がりつつあるということです。
広がりですね。
そうですね。私も知って、これ自分の時に会ったら絶対参加してたなって思いました。
そうですよね。
あー、それはいいですね。
福津市での実例
で、福津市に取材に行かれたんです。福岡県福津市ですね。
そうですね。
どんな感じだったんですか。
福津市のそちらの赤ちゃん食堂は公民館で月1回開かれてるんですけれども、だいたい6から7人ぐらいが毎回店員で、
私が取材した時は7組の子がいらっしゃってました。赤ちゃんはだいたい離乳食を食べ始めるのは5ヶ月以降ぐらいが多いんですけど、
6、7、8ヶ月ぐらいの子が中心で、1歳超えた子も1人来てたんですけど、その子はお兄ちゃんで下の子がお母さんが妊娠中ってことで、
基本的にはだいたい1歳までぐらいの子が来て、親子で来て、その時は皆さんお母さん、母親と赤ちゃんと一緒に来て、
赤ちゃんに対しては離乳食は、例えば5ヶ月か8ヶ月か9ヶ月かで全然食べる内容が違うからですね。
事前に聞き取りされて食べられる食材と食べたことある食材しか出せないんですけど、アレルギーとかその危険があるので。
なるほど。もう家でも食べてるよっていう。
そうですね。
人参食べたことないっていう子に人参食べされるわけじゃないから。
いきなり食べさせて、もし何かがあったらやっぱり普通の子供以上に危険、リスクは高いので、
初めて食べる食材じゃないもので、かつもうアレルギーがないって分かってるものを、
一つ一つ公民館の中にある調理室で助産医さんたちが調理され、その日ですね。
調理されて、硬さとか大きさとかもその月齢、いわゆる5ヶ月の子なのか9ヶ月の子なのかっていうのに合わせて丁寧に作られて、
かつお母さんたちの食事も作られて提供されてました。
ありがたい。
すごいですね。
すごいですね。
びっくりしました。ここまでされるんだと思って。
へー。
最初に赤ちゃんが食べる時間、お昼前くらいからされてるんですけど、
お母さん、親同士での交流とか普通に話したりされて、ご飯が並べられたら先に赤ちゃんたちを、お母さん、親が先に食べさせるんですけど、
そこに助産医さんが入って話を聞きながら、同じくらいの月齢の赤ちゃんが何食べてるかとか、
そういうご相談とかしながら食べさせて、食べ終わったら今度母親たちの食事の時間になるんですけど、
その間は助産医さんたちが全部面倒見てくれるんで、ゆっくり昼ご飯が食べられるっていう特典もまたついてるという取り組みですね。
ゆっくりお昼ご飯って、やっぱその頃の赤ちゃんがいると食べられる。
そうですよね。
思い出すでしょ。
私も思い出します。
今、子供みんな小学生になってるんですけど、特に離乳食が始まると作るのも結構大変で、
1回食から2回食、3回食って変わっていくんですけど、3回食べるってなるともう毎回準備して大人と同じものを食べさせられないんで、
大人の分と赤ちゃんの分と作るのも大変だし、食べさせるのも結構食べてくれなかったり悩んだりするのがすごく多い時期なんじゃないかなと思って、
こういう時に、だから自分が食べるのは後回しになって一食抜いてしまったりとか、そういうのはすごく多い時期なんじゃないかなと思います。
親子で食べさせてくれるもそうですけど、相談、もちろん助産師さんはプロだから相談できるし、
同じ悩みを抱えた7人のママさんたち、パパさんたちと話ができるだけでもありがたいですよね。
それもすごく親同士でも結構会話されてて、年が近いともうちょっとしたらこれぐらい食べれるようになるんだとか、そういうのを参考にしてますっていう方もいらっしゃいましたね。
うちの子はまだ小さいからこんなの食べれないけど、もう少し大きくなったらこういう食べさせ方があるんだ。
そういう勉強にもなるし、すごい子ども同士も刺激を受けるというか、まだ保育園とか通ってない子が多いんで、
同じような子たちが何を食べてるんですか、一緒にテーブルでご飯食べるんですけど、それで刺激を受けて食べるようになったとか、そういう話もされてましたね。
ちょっと上のお兄ちゃんとお姉ちゃんが食べてると興味を示して。
はい、興味を示して。
そういうことを中心にされている野口さんって方はどんな方なの?
野口さんは助産師さんで、助産師さんっていうとあんまりイメージが湧かないって方もいらっしゃるんですけど、
一番メインは赤ちゃんを出産するときに赤ちゃんを取り上げてくださる方が助産師さんなんですけど、
今それだけじゃなくて、出産には立ち会わないけど、産前とか産後の母親のケアをするのも今助産師さんの役割ですけど、
この野口さんは、もともとはお産とか出産にも立ち会ってらっしゃったんですけど、
今はフリーの産後ケア、産前産後ケア専門の助産師として仕えてます。
なるほど、だから産婦人科に勤めてますでない?
なくて、助産院を持ってらっしゃるって形になるんですけど、助産院でもそこで出産がメインではなくて、訪問型の産後ケアをされてるんですけど、
出産された間もないお母さん、母親のところのご自宅に伺って悩みを聞いたり、体とか母乳が出るようにマッサージをしたりされるってことをされてる方ですね。
その方がそれこそ訪問もそうなんだけど、今回でいうと公民館で月に一度集まってもらってそういう会を開こうかと始められたってことなんですね。
そうですね、やっぱり産前から関わって産後直後ぐらいに関わる中ですごく悩んでらっしゃる親が、母親が多いってことを感じられたみたいで、
心身ともに精神的にも参る時期なので産後は一人で、あと親が近くにいないとかいう方も今すごく多いので、頼れずになかなか外出もできないし自分のご飯も食べてないって方の声を聞いて、
これはもっと継続的な支援が必要なんじゃないかと考えてこの取り組みを始められたとおっしゃってました。
なるほど、聞けば聞くほどいいですね。
そうですね。
全国的な広がり
それこそ福岡でもあちこちあるもんなんですよね。
調べましたら、もともとこの赤ちゃん食堂という言葉を使って全国で始まったのは神奈川県で助産員を営んでらっしゃる。
やっぱり助産員さんなんですね。
助産士さんが2022年に始められた。
まだ何年の話なんですね。
これがコロナ禍がきっかけだというので、このコロナ禍が影響してより孤立する妊婦、産後の母親が多くなっているんじゃないかということで、
助産士さん、助産員が始めたのをきっかけに全国に広がったというふうに言われているようです。
この助産員は他にも全国でやりたいという方がいらっしゃったら、ノウハウをまとめた冊子とかも無料で、助産士仲間ネットワークみたいな形で配布されていて、
そこの調査によると今全国で52カ所。
52カ所。
少なくともなんですけど、把握されている限りで52カ所広がっていて、
九州では佐賀県を除く6県9カ所で開かれているということでした。
わずか2、3年である種全国各地50カ所、52カ所に広がっているという意味では、どんどん広がっているという言い方もできるようで、
県内でも1つとか2つとかだし、九州でも、どの町にもあるよ、どの公民館でもやってるよってなれば素敵だなと思うんですけど、今からでしょうね。
そうですね。私がこの福津市の取組を取材した時も準備中の団体さんとかがあったんで、まさに今広がっていくっていう形なのかなっていうのを感じました。
なるほど。
でも本当に子ども食堂ってもう、それこそあれは何年前なんだろうと思うけど、子ども食堂もそんなに昔からある話じゃないかと思いますけども、
やっぱりどんどん広がって、そういうことをうちの子も行くっていうのは多分同じ小学校とかにできたから行ったとかいう話だと思って、今は珍しい話ではない。
そうですね。いろんなところに子ども食堂はまさに広がっているし。
よく聞くのは子どもだけじゃなくて大人も来ていいんですよっていう話も聞くし、そういった意味ではこの赤ちゃん食堂っていうのもなんかどんどんね、いわゆる世の中の当たり前になっていけばいいなっていう話ですよね。
そうですね。この初めて全国で始められた助産師さんも実家みたいにまいつくいけて地域とさらにつながれる。その後も関係が続けられる。
そうですよね。
そういう場所がコンビニみたいに当たり前のように広がったら、もっと幸せな社会になるんじゃないかっていうふうにおっしゃってました。
地域とのつながり
そうですよね。コンビニと同じ数だけあったら、それはそれであれですよね。
はい。
いわゆる国のいう少子化対策みたいなものもあるし、こういった取り組みこそがあって思わなくないですよね。
そうですね。ちなみにこの赤ちゃん食堂の参加費は子どもは無料で、大人の食費として1000円はかかるんですけど、私実際に食べたんですけど、大人の食事ももう7、8種類ぐらいがあって、デザートとかもついててすごく豪華な、とても1000円では食べられないような、
1000円で食べたら1500円から2000円ぐらいするだろうなっていう内容で、ちょっと贅沢な気分を味わいましたし、お子さんの食事ももう、それこそいろんな種類、たくさんの種類、一品だけとかじゃなくて、
お粥だけ?
じゃなくて、おかずも何品も準備されていて、すごく手間暇かかってるなぁとは感じました。
そうなんですね。
そしたらそこで、それこそ赤ちゃんのレシピとか聞いて食べたりすればね。
そうですね。すごくよく食べるから、これどうやって作るんですかっていう話でも盛り上がってましたね。
そうなんですよね。別に毎回、我が家で7、8品作らなくても順番にね。
食べれるものをこうやって作ると食べるんだとかいうのも、皆さん初めて子育てする方にとってはすごい貴重な場だなっていうのを感じました。
へー、そんなに頑張りすぎなくても切れちゃうって、あの助手席にも言ってあげたいぐらいの気持ちだったね。
そうですね。でも月に1回の贅沢な時間っていう。
これは素晴らしい。ありがとうございました。
ありがとうございます。
西日本新聞から最後にお知らせをさせてください。
西日本新聞のレテラン記者によるニュース開設のイベントを1月22日19時から福岡市天神で開催します。参加は無料。
応募が多ければ抽選で40名ご招待することになります。
申し込みは概要欄からできます。ぜひご参加ください。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
今後とも番組の応援、西日本新聞、スマホアプリ、西日本新聞Bのご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも西日本新聞ミーです。
このアプリではあなたの知りたい記事から福岡の経済、社会、子育て、教育、イベント情報、ライブカメラ、マップでわかる防犯情報に特集記事調査を依頼できるあなたの特命取材班速報。
そう、福岡の味方西日本新聞ミー。今すぐダウンロード。西日本新聞。
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