で、福津市に取材に行かれたんです。福岡県福津市ですね。
そうですね。
どんな感じだったんですか。
福津市のそちらの赤ちゃん食堂は公民館で月1回開かれてるんですけれども、だいたい6から7人ぐらいが毎回店員で、
私が取材した時は7組の子がいらっしゃってました。赤ちゃんはだいたい離乳食を食べ始めるのは5ヶ月以降ぐらいが多いんですけど、
6、7、8ヶ月ぐらいの子が中心で、1歳超えた子も1人来てたんですけど、その子はお兄ちゃんで下の子がお母さんが妊娠中ってことで、
基本的にはだいたい1歳までぐらいの子が来て、親子で来て、その時は皆さんお母さん、母親と赤ちゃんと一緒に来て、
赤ちゃんに対しては離乳食は、例えば5ヶ月か8ヶ月か9ヶ月かで全然食べる内容が違うからですね。
事前に聞き取りされて食べられる食材と食べたことある食材しか出せないんですけど、アレルギーとかその危険があるので。
なるほど。もう家でも食べてるよっていう。
そうですね。
人参食べたことないっていう子に人参食べされるわけじゃないから。
いきなり食べさせて、もし何かがあったらやっぱり普通の子供以上に危険、リスクは高いので、
初めて食べる食材じゃないもので、かつもうアレルギーがないって分かってるものを、
一つ一つ公民館の中にある調理室で助産医さんたちが調理され、その日ですね。
調理されて、硬さとか大きさとかもその月齢、いわゆる5ヶ月の子なのか9ヶ月の子なのかっていうのに合わせて丁寧に作られて、
かつお母さんたちの食事も作られて提供されてました。
ありがたい。
すごいですね。
すごいですね。
びっくりしました。ここまでされるんだと思って。
へー。
最初に赤ちゃんが食べる時間、お昼前くらいからされてるんですけど、
お母さん、親同士での交流とか普通に話したりされて、ご飯が並べられたら先に赤ちゃんたちを、お母さん、親が先に食べさせるんですけど、
そこに助産医さんが入って話を聞きながら、同じくらいの月齢の赤ちゃんが何食べてるかとか、
そういうご相談とかしながら食べさせて、食べ終わったら今度母親たちの食事の時間になるんですけど、
その間は助産医さんたちが全部面倒見てくれるんで、ゆっくり昼ご飯が食べられるっていう特典もまたついてるという取り組みですね。
ゆっくりお昼ご飯って、やっぱその頃の赤ちゃんがいると食べられる。
そうですよね。
思い出すでしょ。
私も思い出します。
今、子供みんな小学生になってるんですけど、特に離乳食が始まると作るのも結構大変で、
1回食から2回食、3回食って変わっていくんですけど、3回食べるってなるともう毎回準備して大人と同じものを食べさせられないんで、
大人の分と赤ちゃんの分と作るのも大変だし、食べさせるのも結構食べてくれなかったり悩んだりするのがすごく多い時期なんじゃないかなと思って、
こういう時に、だから自分が食べるのは後回しになって一食抜いてしまったりとか、そういうのはすごく多い時期なんじゃないかなと思います。
親子で食べさせてくれるもそうですけど、相談、もちろん助産師さんはプロだから相談できるし、
同じ悩みを抱えた7人のママさんたち、パパさんたちと話ができるだけでもありがたいですよね。
それもすごく親同士でも結構会話されてて、年が近いともうちょっとしたらこれぐらい食べれるようになるんだとか、そういうのを参考にしてますっていう方もいらっしゃいましたね。
うちの子はまだ小さいからこんなの食べれないけど、もう少し大きくなったらこういう食べさせ方があるんだ。
そういう勉強にもなるし、すごい子ども同士も刺激を受けるというか、まだ保育園とか通ってない子が多いんで、
同じような子たちが何を食べてるんですか、一緒にテーブルでご飯食べるんですけど、それで刺激を受けて食べるようになったとか、そういう話もされてましたね。
ちょっと上のお兄ちゃんとお姉ちゃんが食べてると興味を示して。
はい、興味を示して。
そういうことを中心にされている野口さんって方はどんな方なの?
野口さんは助産師さんで、助産師さんっていうとあんまりイメージが湧かないって方もいらっしゃるんですけど、
一番メインは赤ちゃんを出産するときに赤ちゃんを取り上げてくださる方が助産師さんなんですけど、
今それだけじゃなくて、出産には立ち会わないけど、産前とか産後の母親のケアをするのも今助産師さんの役割ですけど、
この野口さんは、もともとはお産とか出産にも立ち会ってらっしゃったんですけど、
今はフリーの産後ケア、産前産後ケア専門の助産師として仕えてます。
なるほど、だから産婦人科に勤めてますでない?
なくて、助産院を持ってらっしゃるって形になるんですけど、助産院でもそこで出産がメインではなくて、訪問型の産後ケアをされてるんですけど、
出産された間もないお母さん、母親のところのご自宅に伺って悩みを聞いたり、体とか母乳が出るようにマッサージをしたりされるってことをされてる方ですね。
その方がそれこそ訪問もそうなんだけど、今回でいうと公民館で月に一度集まってもらってそういう会を開こうかと始められたってことなんですね。
そうですね、やっぱり産前から関わって産後直後ぐらいに関わる中ですごく悩んでらっしゃる親が、母親が多いってことを感じられたみたいで、
心身ともに精神的にも参る時期なので産後は一人で、あと親が近くにいないとかいう方も今すごく多いので、頼れずになかなか外出もできないし自分のご飯も食べてないって方の声を聞いて、
これはもっと継続的な支援が必要なんじゃないかと考えてこの取り組みを始められたとおっしゃってました。
なるほど、聞けば聞くほどいいですね。
そうですね。