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85|福岡市西区「飯盛山」斜面むき出しの謎
2026-06-12 14:13

85|福岡市西区「飯盛山」斜面むき出しの謎

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。

「福岡市西区の飯盛山の斜面が大きく削れて土が丸見えになっている。ここ半年ほどで現れたようだが開発の様子はなく、不自然で気になる」という声が取材班に寄せられました。
記者が取材すると、伐採の背景には花粉症問題がありました。取材した記者が解説します。


◆出演:田代芳樹(報道センター記者)、黒田加那(MC/報道センター記者)/ 音声編集:中富一史(販売部)/ 映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘真理子(me戦略担当)

◆収録日:2026年5月21日

◆今回の記事
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サマリー

福岡市西区の飯盛山で、斜面が大きく削れて土がむき出しになっている現象について、西日本新聞の田代記者が解説します。この現象は、花粉症対策としてスギやヒノキの花粉を多く出す木を伐採し、別の木に植え替える森林整備の一環であることが判明しました。戦後の復興期に植えられたスギ・ヒノキが成長し、花粉飛散量のピークを迎えていることや、輸入木材の普及により国内林業が衰退した背景も明らかになりました。この取り組みは、花粉症問題だけでなく、将来的な景観形成にも繋がるものです。

はじめに:飯盛山の斜面むき出しの謎
西日本新聞Podcast
西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、読者の調査依頼に応える 西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの匿名取材班の果敢な挑戦を紹介し、リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、あなたの匿名取材班の黒田香菜です。
今日は、報道センターの田代義樹記者をゲストにお呼びしています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。田代です。
田代さん、すごい勢いで原稿を書きまくっておられますけれど、その秘訣を伺いたいです。
そういうわけでなくて、ただいろいろな皆さんからの依頼を見ると、結構個人的にも興味を引くものがいっぱいあってですね。
どうも性格的に面白くなってしまうと引き連れ、どんどん泥沼に入ってしまうところもあるんですけど、そういうところもあるのかなと思います。
結構自分の生活とも直結するような話とかいっぱいありますもんね。
そうですね。
今日はよろしくお願いします。
今日のエピソードは、飯盛山斜面剥き出しの謎をお届けします。
福岡市西区の飯盛山の斜面が大きく削れて土が丸見えになっている。
ここ半年ほどで現れたようだが開発の様子はなく不自然で気になるという声が取材班に寄せられました。
これ実際この写真とかどんな様子だったんでしょうか。
まさにこの方が見たのは、近くのショッピングセンターの駐車場から見たらしいです。
確かそういうところを見るとびっくりしますよね。この映像を見るとですね。
YouTubeで見ている方の写真が出ていますけど、ちょっと茶色く山肌の真ん中になっています。
この投稿者の方も一瞬水害があったのかなと思ったらしいんですけど。
本当にそんな感じですよね。山肌が露出して。ただこれ、重機があったりとかそういう検察しているのかなという感じでもなく。
そうですね。見ると。
伐採の背景:花粉症対策と森林計画
実際これは森林整備によるものだということなんですけれども、これどんな森林計画なんでしょうか。
実は今もう時期過ぎましたけれど、花粉が関係していまして。
花粉症の。
森林整備とあと杉、ヒノキの花粉をよく出す木を切っていってですね。別のその紅葉樹とかそういうのに植え替えていくという。そういう森林整備の一つです。
なるほどですね。だいたい人工林って杉とかヒノキとかそういう花粉をいっぱい出すような木ばっかりですもんね。
実は今杉、ヒノキさんたちひどく責められているんですけど、実はこの2つの本人たちのせいではないんですね。
戦後、やっぱり夜景の原になって何もない時に即家を建てたり、いろいろ建てなくちゃいけませんよね。
その時に杉とかヒノキというのはまっすぐ延べる木で、成長も早いので復興のための具体としてはものすごく優良だったらしいんですよ。
その上、根もしっかりして水害対策とかにもなるものですから、どんどんどんどん植えていったわけですけれど。
それが今60年、何十年経ってこういう形になっているんです。実はその時点では花粉症なんていうのは全然想定されてないんですよ。
全然知られてない頃ですもんね。ただ便利なものになるし。
防犯にも役立つし、いっぱい生産するしということでどんどんどんどん植えていったんですけどね。
戦後にどんどん植えられていったものですから、世代的にももう交代しないといけない。
そうなんですね。ちょうど今だから一番花粉が多い量の時期に達しているらしいです。
なるほど。ある程度の年樹齢になると出しやすい。
さらにですね、どんどん。
市内でもこの地域以外にもやってるんですね。
森林整備の手法:種伐と間伐
計画的にやってますしによると、当然全部一気に切ったりすると危ないので、
ここだけじゃなくて市内のいろいろなところで計画的にやっていってるみたいです。
令和になってからすぐぐらいからですかね。
この伐採でも種伐と間伐っていう種類があるというのを今回初めて記事を読んで知ったんですけれど。
そうですね。知ったかぶりで書いてますから、私も取材で初めて今回わかったんですけどね。
種伐というのは開伐とも言うんですけど、普通に根こそぎその辺の周辺の木を全部切ってしまうって植え替える手法。
まさに今回の飯森山がそういう形になってるんですけど。
間伐というのはよく間伐だという言葉をよく聞きますけれど。
密集してあった木があったら杉を切るのは全部切るんじゃなくて、
少しずつ2,3番残しながら切っていってその後に別のを植えていくというやり方らしいですね。
今回のこの飯森山も種伐として一体まとめて伐採して、その代わりに別の苗木を植えている。
そうですね。いろいろ聞くとですね、必ずしも開伐、種伐をしたから防災上危ないということではないらしいんですよね。
そこはその場所場所によってどういう形でやるかというのを、とりあえず今回の場合も市役所にお聞きすると、
専門家の方にアドバイスを受けてですね、計画を立てたということで。
だから間伐をやりながらやってる場所もあるんですよね。
ただこういうふうに全部切った場合にはですね、その後の処置というか、
例えば一応今回も切った後の根は残してるんですけどね。
根は残して一応雨が降っても地盤が緩まないような対策はしてるんですけどね。
その根もやっぱ数年経つと駆逐していくらしいんですよね。
ただ新たに植えた木もそんなに急激には根が張っていかないので、
ある程度この5年間前後が一番注意しなくちゃいけない時期ということのようでした。
その辺のところ下草をきちっと整備したりとか、
あと水の流れを集中しないようにするとか、
そういう対策はした上で今回やってるということでしたね。
歴史的背景と現代の課題
なるほどですね。先ほどのお話で花粉症対策という面もあるということですけれど、
これはやっぱり国のそういった方針もあるんですか。
そうですね。国が打ち出しましたよね。その流れの中で今回こういう形でやってるということで。
なるほどですね。自治体の取り組みもそれに伴って。
そうですね。
これをいろいろと突き詰めていくとですね、ここもやっぱり計画性のないところが出てきてて。
杉檜実はどんどん植えていったのはいいんですけれど、
ちょうど花粉症が初めて臨床的に報告されたのとほぼ同時期1960年代になると、
今度は輸入木材の方が安くなってしまって、目もみんな向かなくなっちゃって、
どんどんそっちの方に行ってしまって、結局植えたはいいけれど、
切らないでそのまま放置されてという感じにずっとなっているらしいんですよね。
それが放置されているもんだからなおさらそういう花粉の量が多くなってしまっているということで、
厳しい見方をすればある意味人材と言えば人材なんですよね。今の状況。
なるほどですね。本来だったら切っていったらここまでたくさん花粉を出す時期になる前にも
花粉を使われていってどんどん廃止するっていう。
それはじゃあ行政だけは悪いのかというとそうじゃないと思うので、結局安いものにどんどん行くじゃないですか。
そうですね、消費者がですね。
そうなるとやっぱり安い木材ということになるじゃないですか。
それならまあそのいちいちすごい手間がかかるので、それよりも安く輸入してという、
なった結果が今の状況を生み出しているという風に。
だから例えば多少お金かかっても地元できちっとそういういろんなことをしながら林業も育成しながらやっていけばですね、
結果的に見ればその例えば看護師になった方々なんかの医療費なんか考えると、
トータルで見ればどっちの方が安かったかなという感じもなったりするので、
ちょっとこの話を取材していて思ったのは、私たち自身もそういう生活とか趣向とかいうのを見直していかないと、
結局安かろうばっかり追求していった時に山も守られなくなったり、いろいろしていくのかなというのをすごく感じましたね、別の面で。
そうですね。普段の買い物でも値段だけ見比べがちですけど、やっぱり国産なのかとか地元の産業なのかとか、そういったところもポイントとして考えたいところでありますよね。
林業の担い手がほとんどいなくなってしまっているものですから、結果的にこういう形をしなきゃいけなくなっちゃうんですよね。
花粉症の多様性と今後の展望
そうですね。一方で今回植えた苗木、山桜とかそういった木がだんだん新しい景観を作っていったり、新しい森になるということで、花粉症の方からするとちょっと朗報というか嬉しいニュースかもしれないですね。
花粉症というのはですね、杉とヒノキだけが悪いんじゃないんですよ。どんなものでもなり得る可能性があるんですよ。
ただそれは量があったとき多いじゃないですか、杉とヒノキが植えている量が。量が多いから吸い込む量も多くて、結局それに耐えきれなくて花粉症とかして出ているんですけれど、
例えばヨーロッパなんか見ていると、牧草なんかが出す花粉、稲荷のやつとかですね、豚草とかですね、そういうのでなる人がものすごく多くて、
さらに立ち上がるのが悪いことに、日本みたいに杉とかヒノキみたいに特定なものに注出したいものだから、いろんなものがアレルギーのものとなっていて、
どれを潰していいのか分からないみたいな感じになっていて、結構一年中花粉症に悩んでいるらしいです。
確かに日本でも月替わりで杉の次はヒノキで、次は秋が草でみたいな、一年中結構大変な方もいらっしゃいますもんね。
北海道なんかは実は杉、ヒノキ全然関係なくて、白樺の乾燥が大変らしいんですよ。
白樺も出すんですね。
出すんです。だから木は出すんですよ。
とにかく花が、木は桜以外はあまり綺麗な花でないように見えますけれど、木も全部花を咲かして花粉を出してるんですよね。
それがたまたま量がどうだったとか、たとえば風で運ばれる花粉だと花粉症の意味もなりやすいし、
粒が大きければそれはなかなか機関種まで入っていかない。
花粉症にならないかもしれないけど、どんどんどんどん小さくなっていくやつは花粉症になる可能性が随分高くて。
だからそういう意味から言うと杉、ヒノキだけが悪いんじゃないところも、かわいそうなところもあるんですよね。
大名詞みたいになっちゃってますけどね。
両親の出身は栃木なんで、なんせ杉が、日光杉じゃないですけど多くて、3月ぐらいには行きたくないですよね、あまり。
もう布団なんか押すと真っ黄色になっちゃったりするぐらいので。
杉のイメージがありましたけど、白樺とか他のことを聞くと土地が変わると全然事情が違って面白いですよね。
ご存知かどうか知らないけど、千葉沢さんの歌の「北風になる」っていうのがあるんですけれど、あれ最初にいきなり白樺というのが出てくるんですけどね。
私も何か取材していって、あの白樺も花粉症があるのかというのは初めて知ってびっくりしたんですけど。
そうですね、どっちかというとお菓子の元チープになったり風流のいい木のイメージがあったので。
まとめと情報提供
ありがとうございました。福岡市西区の飯森山について田代芳樹記者に聞きました。
今回の記事は西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。記事のリンクは概要欄に貼っています。
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メッセージの受付フォームは概要欄に貼っています。リスナーの皆様からのメッセージをお待ちしています。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
みんなのなんで?に答えるあなたの匿名取材派です。西日本新聞で検索。
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