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【現地収録】新天町商店街の"お宝"岡本太郎「挑む」、再開発後はどうなる?
2026-06-05 18:54

【現地収録】新天町商店街の"お宝"岡本太郎「挑む」、再開発後はどうなる?

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。

 「天神ビッグバンに伴う新天町商店街の建て替えで、従業員食堂に飾られている故岡本太郎さんの作品はどうなるの?」という声があな特に寄せられました。その食堂「新天町倶楽部」の壁に、縦1.9メートル×横3.8メートルの大作が静かに掛かっています——岡本太郎さんの「挑む」です。

 1981年10月、岡本さんは商店街の創業35周年イベントに招かれ、即興で絵を描く予定が体調を崩し、持参した作品「挑む」の前でトークショーとサイン会だけをしました。新天町にこの作品が残った経緯やなぜ岡本太郎さんだったのか、イベント当日の模様、当時の新天町の様子など、今回はスタジオを飛び出して現地「新天町倶楽部」から、しばた洋傘店代表取締役社長の柴田嘉和さんと、報道センター文化セクションの塩田芳久編集委員に聞きます。

◆出演:柴田嘉和さん(しばた洋傘店 代表取締役社長/ゲスト)、塩田芳久編集委員(報道センター文化セクション)、宮﨑真理子(MC/あなたの特命取材班事務局長)
音声編集:中富一史(販売部)/ 映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)、三笘真理子(me戦略担当)

◆収録日:2026年5月25日

◆今回の記事
https://www.nishinippon.co.jp/item/1490046/

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◆収録スタジオ「N-Studio TENJIN」(福岡市)
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サマリー

福岡の新天町商店街にある従業員食堂「新天町倶楽部」の壁には、故・岡本太郎氏の作品「挑む」が飾られている。この作品は、1981年の商店街創業35周年イベントを機に、当時の宣伝部の企画で招かれた岡本氏が体調不良のため持ち込んだ作品を展示したことがきっかけで残された。再開発が進む新天町商店街において、この貴重なパブリックアートの今後が注目されている。本エピソードでは、しばた洋傘店代表取締役社長の柴田嘉和氏と、西日本新聞報道センター文化セクションの塩田芳久編集委員が、作品の背景や岡本太郎氏との関わり、そして商店街の歴史や文化について語り合う。

オープニングと自己紹介
西日本新聞Podcast
西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発など、あなたの知りたいに、西日本新聞の記者が答える調査報道、あなたの匿名取材班の番組です。
こんにちは、あなたの匿名取材班事務局の宮崎真理子です。
こんにちは、西日本新聞報道センター文化セクションの塩田義久です。
新天町商店街で活躍をしております柴田と申します。よろしくお願いします。
改めましてよろしくお願いします。
今回は報道センター文化セクションの塩田義久編集員と、ゲストに柴田洋画座展代表取締役の柴田義一さんをお迎えしました。
お二人ともこの番組は初めてのご出演です。
そして今日はいつものスタジオを飛び出しまして、商店街の一角にあるビル3階の従業員食堂、新天町クラブにお邪魔しております。
柴田さん、新天町商店街の皆さんは今日は本当にこの場所をお越しいただきありがとうございます。
まずはお二人とも初めてのご出演になりますので、自己紹介をお願いしたいなと思います。
まずそしたら柴田さんお願いします。
新天町商店街で笠屋をしております。柴田と申します。
新天町は始まった時からお店を出していますので、今年で80年になります。
その親がやっていたので、私は3代目になります。3代目でなくさないように気をつけて頑張っていますので、よろしくお願いします。
お願いします。塩田さんお願いします。
日本新聞報道センター文化セクションの塩田と申します。
日頃は主に文化畑、つまり文学とか音楽とか演劇とか歴史とか、そういうところをカバーして取材しております。
福岡で生まれ育ちまして、いまだに明治通りを幹線とか電車通り、あるいは昭和通りを50メートル道路とかいったりしている、そういう古い人間ではあります。
新天町でも昔は二鷹でスポーツのグッズを買ったりとか、パクセンで博多人形を覗いたりとか、社会人になってもギャラリーを推して取材したりとか、ずっと深くお付き合いさせていただいています。
今日はよろしくお願いします。
塩田さんと柴田さんって面識があるってちょっとお伺いしたんです。
私が中学、うちの中学校はちょっと変わってて、全体同窓会が中学の同窓会をやっててですね。
その同窓会でお会いして、最初の出会いです。
ただ、塩田さんのところは子どもさんも同じ学校でね、そんな具合で結構仲がいい学校です。
そんなご縁が。
はい、では本題に入っていきます。
岡本太郎作品「挑む」の紹介と経緯
天神ビッグバンに伴う再開発で新天町商店街は建て替えが予定されています。
授業飲食堂に飾られている岡本太郎の作品は再開発後どうなるの?
という読者からの声があなた方に寄せられました。
それで私が取材したんですけれども、今日は岡本太郎さんの作品ということもあり、文化セクションの塩田さんにお越しいただきました。
塩田さんも柴田さんにいろいろとお聞きしたいことがあるそうなので、
2人にたっぷりとお話ししていただけたらなと思います。よろしくお願いします。
こちらの作品ですね、新天町クラブの壁に飾られてまして、サイズが縦1.9、横が3.8メートルほどのすごい大きい作品になります。
ご覧いただくとわかると思うんですけど、赤、青、黄色、緑と各々のような文字が踊っているかと思います。
そして、挑むとこの作品のタイトルが織り込まれているのも特徴の一つです。
鑑賞の引き付け方というのは人それぞれだと思うんですけど、私が感じるのはこれは岡本太郎さんらしい作品。
岡本太郎さんの特徴を捉えた作品の一つだと考えます。
岡本さんの主張の中に対局主義というものがあります。
これは例えば、中傷と愚症、性と同、あるいは反発と吸収、愛と憎、そういった2つの異なるものが1つの画面の中に描かれているものであるということです。
この作品を見ましても、例えば赤は赤、緑は緑って、非常に元の色、オリジナルの色というのが対局。
混じり合うことなく2つの色がそのまま置かれています。
これはまさに岡本太郎さんの対局主義というのを表した作品だと思います。
そしてこの非対称的と言いますか、バランスが偏っているというか、左右対称じゃないですよね。
それもなんかやっぱ岡本さんの力の広がり、この線一つ一つを追っていくと外に向けて力が放出されるような、そんなイメージがある。
非常に岡本太郎的作品だと自分では思っています。
柴田さんにもご質問なんですけど、この作品が新展所に残った経緯って一体何でなんですか。
これは昭和35周年というのがあったんですけど、そのときのイベントを、私は当時、宣伝部でイベントを考えるのが私の志望寺だったんですけど、
そのときに毎年秋になるといろんな、10月が新展所が10月に創業しているので、創業祭を10月にやってましたけどね。
そのイベントとして考えて、あとはちょっと前に時計塔ができた。
今もだいぶ時間がたって、同じ頃なんですけど、同じときに時計塔も作られて、そのようなイベントのときに岡本太郎さんとの縁ができたという、そういう具合ですけど。
宣伝部のときに、どんな企画をやるかというときに、秋になると、例えば食欲の秋とか、読書の秋とか、いろんな音楽の秋とか、いろいろときに、
芸術の秋という芸術という言葉が出てきたときに、ちょうどその頃テレビのコマーシャルで、マクセルというカセットテープのコマーシャルがずっとしょっちゅう掛かっていたので、
もう頭の中に芸術といったらマクセル、岡本太郎がかび上がって、それでじゃあ岡本太郎さんを呼べないかなというね、その方向になって、もう一瞬でその方向が決まって、岡本太郎さんを呼ぶということになって、
それで宣伝長に来ていただいて、本当はあそこの時計塔の前で、この絵を描いてもらう予定だったんですけど、
ちょうど風邪ひいてるんで調子悪いんでということで、もうこの絵をそのまま持ってこられてて、それでその前でトークショーをね、お客様とのトークショーをやったり、そんなことをやってましたね。
それでどうしてここにあるかという話になりますと、それはイベントが終わった後、もう持って帰られてたんですけども、
しばらくしてですね、宣伝長に送ってきてですね、それで、それから宣伝長のものという感じになったんですけど、それまでは全然まさか送ってくれるなんて思いもしなかったんでですね、ちょっと驚いた記憶があります。
そうですね、取材でわかったんですけどもともとこの食堂は事務所とホールで、この作品はホールの壁に飾られていたっていうものだったらしいですね。
作品の設置と岡本太郎の芸術性
で、ここの食堂に改装するに合わせて1階倉庫で眠って、そのまま90年代初頭に、新天町商店街公社の足立則寛社長が、あの、預かってますよっていう預かり性の存在を知って、あ、じゃあ食堂に飾ろうってなったみたいなんですね。
で、その、ただ大きすぎて階段で運べないので、その時の当時の公務店が3階に足場を組んで、若手メンバー、新天町の若手の人たちが3、4人で上から屋上から引っ張ったんだっていう話をして、そこから3階の窓からこの絵を入れたというふうに取材では聞きましたが、結構大掛かりな作業だったんじゃないかなと。
何しろこんな大きさですからね。最初から額に入っている状態で預けてあったんで、それを聞いた時にはね、これをどう上げるかっていう話であったらどうかと思いますけど。
その上げた若手メンバーの一人が中西康博さん、今の専務部長なんですけど、落としたら本当に危なかったって言われてて、それだけ大事にされてたんだろうなと思います。
その当時のイベントの話に戻るんですけれども、実はこの記事、私が書いた記事を読んだ足立社長がちょっとその当時のことを思い出してくれて、
岡本太郎さんが当日のイベントで角がついた鐘のような作品、立体作品を持ってこられて、ガンガン叩きながらその芸術は爆発だって言ってたんよっていうふうに言われてました。
それは多分足立マクセルのビデオカセットテープのCMを自ら再現されたような。
そのCMが流れたのがこの絵が持ち込まれた1981年で、その時発した芸術は爆発だというのが後の流行語になったと思います。
それまで岡本太郎さんというと前衛芸術の基地ということで知られてましたけど、当然大阪万博の太陽の塔の制作者とか、
ただやっぱお茶の間に入ってきたのはこのCMがことだったと思うんですよ。
それで今皆さんが思い浮かべる岡本太郎像というのは、この時形作られたと思うんですよね。
それを真っ先に、まだそこまで人口に感謝していないような岡本太郎さんの北伊勢と言いますか、
芸術性の高さに注目されたのはやっぱ新店長ならではだったんですかね。
芸術性の高さを注目していたとは限らなくてですね、商店街は宣伝ですからね。
いかに話題になるかって話題を作れるかと。
あと新店長は特にオリジナルのイベントをやりたいという気持ちがその当時もあったんで。
それでこれは新店長にとってはいいイベントだというイベントとしての捉え方と。
それでその時に岡本太郎さんのことをいろいろ見てて、この人はすごい人なんだという感じで。
当時のイベントの様子と新天町の状況
さっきのトークショーの時にはですね、岡本太郎さんが今の毎年山傘が立っている場所に舞台があって、
そこから話をしてるんだけども、責務官さん側の方にずっとケーブルを並べて、
それで岡本太郎さんの本とかね、いろいろなものを並べて。
私はどうしようかというと、できるだけイベントをどう効果的にやるかというのが僕の目標だったんで。
それを一生懸命やってたんで、後ろの話が全部は聞いてなくてちょっと残念だったんですけど。
手を向けてしまって。
でもやっぱり人が多くてですね、結構グレードが高いイベントだったような気がする。
客層も良かったしですね、いらっしゃった方々も良かったなという、
そういう印象がイベントとしての印象ですよね。
ちょうど45年前の新店長ってどんな姿をしてたんですか?
ちょうどね、その前が昭和51年とかね。
その辺に天津加害ができたり、その前の年に赤田大丸が天津に出てきたり、
天津大激戦の時で、そこで頑張らないといけないということで、天津の大改修をやったり、新店長のですね。
今の新店長の形は、その時に改修をやった形が現在の形なんですね。
そういう大激戦の時で、その後、新店長の社員食堂に関しては、
新しい商業ビルができたら、どんどん社員を取られると。
いい社員がどんどんここには見つからなくなるのが、とても心配でね。
それで、社員のための社員食堂をやろうやということで、これが出来上がってですね。
今は社員も一般の方も結構使ってはいただいてますけど、新店長にとって結構いい場所かなというふうに思ってますけど。
私も結構お昼に食べに行ったりとかして、ゆっくりで行きますし、おいしいご飯もたくさんあるから。
時間でね。
この作品を見に来られる方とかっていらっしゃる?
作品の認知度とパブリックアートの意義
特に聞いて来られる方がいますね。
この場所自体が一般的に知られていないというかね。
この番組を聞いていらっしゃる方がどこにあるのかというと、
新店長の一番奥というか、奥の階段を上がるとこの場所に来るんですけど、
それ自体があまり知られていなくてですね。
知られていないところの美容さんもあるんだけど、
もう少しこんな立派なものはね、もっといっぱいにも見てもらいたいなという気持ちもありますね。
だから結構聞いて来られるというかね、どこですかという感じで。
だから見ての感想よりもどっちかというと、聞いて来られる方の方が多いようですね。
新店長の一番西側、郵便局が2階にあって、そのもう1階上。
ぜひ皆さんおいでください。
ただここも、この作品の良さって、美術作品が美術館にあるわけじゃなくて、
食堂にあるっていうのが、やっぱり日常の中に溶け込んでるっていうところに面白さがあったり意味があるなと思うんですけど、
それに関しては塩田さんはどう思いますか。
そうですね。岡本作品の特徴の一つとして、
公共の場所にあるというのがポイントとして挙げられると思います。
自らガラスの中での展示を拒んでたというエピソードが残っているとおり、
一人でも多くの人が意識することなく、美術館にお金払って入ってくるのではなく、日常の中で作品を見てもらうという、
まさに岡本さんの思いが現れているような展示の仕方だと思います。
再開発は、本年度以降に事業計画を策定して、2030年早期の完成を目指すと聞いています。
商店街の再開発担当者は、歴史や文化を語る上で重要な作品を残していく方向ですと話されていますが、
食堂については未定というお話でした。
作品の今後と新天町の文化的な街づくりへの期待
塩田さんとしては、この作品がこれからどうあってほしいですか。
作品の問題というのは、まず食堂がね、こんな場所が例えば展示にあるのはいいんじゃないかなというのがあって、
だから今的な新しい場所っていうんじゃなくて、ちょっと野外的な雰囲気にね、人との間が近い、そういうふうな場所って。
そこの場所に今あるっていう、ここの状態はとても僕は気に入ってるというか、
だから話題にすればするし、見過ごせば見過ごすっていうね、
なんかそんな場所でちょうどいいスタンスで、かなというふうに思ってます。
だから再開出の時にも、何らかの形でどこかにオープンだけど、
もう少しオープンの人にも見てもらいたいなって気持ちもあるし、
でもあんまりオープンに見えすぎると、なんかこういう街角的な雰囲気がちょっと減るのでね。
だから結構、それは私が勝手に思ってることなんだけど、完全オープンじゃないけどこういうのがあるっていう、
そしてすぐ分かって、かなりの人たちが見れるという、なんかそういうものがですね、
そしてそれが語られるとかね、こんなものがあったよっていうね、
新店長にこんな絵があったよっていうね、そんな話が広がるといいなというふうに思いますけど。
ありがとうございます。塩田さんはどうでしょう。
この岡本太郎作品が45年にわたって守られてきたと、この新店長でですね、
これはもう新店長という街のあり方だと思います。
今でこそ少なくなりましたけど、かつて新店長にはギャラリーがたくさんあって、
歩けばいろんなアートと出会える、美術品に触れられるというような空間でもありました。
振り返って福岡の街づくりを考えますと、どうもなんかその潤いという、文化の潤いと言いますか、
芸術に触れられる機会というのが、なんか冷たい箱の中に収められてなくなっているような気がします。
ぜひ再開発につきましては、新店長さん、この絵を大切にするとともに、かつてのような、今も継続しているかもしれませんが、
文化の香りのする街づくり、商店街づくりを目指してほしいなと考えます。
ありがとうございます。今回は新店長クラブにお邪魔して、岡本太郎さんの作品「いどむ!」とともに柴田さんと塩田さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
エンディングと番組告知
ありがとうございました。
今回の記事は、西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEでお読みいただけます。記事のリンクは概要欄に貼っています。皆さま、ぜひご購読をお願いいたします。
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情報提供は、あなたの匿名取材班の投稿フォームやLINE公式アカウントで受け付けています。文末にハッシュタグ西子キャップの記入をお願いいたします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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