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2025-04-18 18:15

25|地名「別府」の謎を追う 九州7県に100以上、読み方さまざま「べふ」「べっぷ」「びょう」「びゅう」

あなたの声が社会を変える。読者と記者がSNSでつながり、暮らしの疑問から地域の困り事、不正の告発まで徹底調査し、あなたの「知りたい」にこたえるオンデマンド調査報道「あなたの特命取材班」(あな特)。

なぜ九州に「別府」という地名が多いのか。九州7県に100以上、読み方も「べふ」「べっぷ」「びょう」「びゅう」などさまざま。地名の由来は何なのか。記者が「別府」の謎を追いました。

◆出演:野村創(報道センター記者)、宮﨑真理子(あなたの特命取材班事務局長)、梁京燮(MC/販売部)/ 音声編集:中富一史(販売部)/ 映像編集:三笘真理子(me戦略担当)

◆収録日 :2025年3月27日

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サマリー

地名「別府」の読み方には多様性があり、九州では「べふ」「べっぷ」「びょう」「びゅう」と異なる地域が存在します。本エピソードでは、別府に関連する地名の由来や歴史的背景についての調査結果が共有されます。九州地方の地名「別府」にまつわる不思議を探求し、さまざまな読み方についての考察が展開されます。特に鹿児島や宮崎に多く見られる地名の由来や歴史的背景について、興味深い意見が共有されます。

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西日本新聞あな特Podcast
このPodcastは、暮らしの疑問や地域の困り事から不正の告発まで
読者の調査依頼に応える西日本新聞の課題解決型調査報道
あなたの特命取材班の果敢な挑戦を紹介し
リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおうという番組です。
こんにちは、西日本新聞社のりょうです。
あなたの特命取材班の宮崎です。
そして今日はまた久々に野村さんにも来ていただいてます。野村さんよろしくお願いします。
野村です。よろしくお願いします。
皆さん今日はどんなお話になるんでしたっけ?
別府の読み方の多様性
野村さんが最近越してきた別府のお話と聞いております。
じゃあ野村さんお願いします。
最近でもないんですけど、2年前に常南区の別府というところに住むようになって
いろいろ気になることがあったんですけど
一つは住所とかを県外の人に説明するときに
別府と書いて別府と読みますとか
その1回1回説明しないといけないとか
別府もそうなんですけど
他にも別府とか別府とかいう地名があるなというのもあったんで
ちょっとこの福岡の見方という面があって
その取材にこの別府の不思議を調べてみようかなということで
今回ちょっと記事にさせてもらいました。
私も山口県から福岡に出てきたときに
それこそ成南学院大学という大学に行ったんですけど
別府って読めなかったですもん
別々の別に大阪府の府って書いて別府
これ有名なのはやっぱ別府ですよね
そうですね
別府は多分みんな読めますですよね
そうですね
全国
全国温泉側で有名だからですね
どこ行っても多分別府はいけると思うんですけど
別府は読めないと思うんですよね
他にも何かいろいろ読み方があったというふうに聞いてますが
それはまたちょっと後ほど話はするんですけども
病とか病とかそういったところを読むところもあるみたいですね
地名の由来を探る
なるほど
じゃあちょっと別府の話から聞いていきましょうかね
福岡市成南別府ですね
最初取材に別府という名前が多いということで
県立図書館の方に行って
新日本地名作員ということで調べてみまして
別府とか別府とかの地名がどれくらいあるかということを調べると
110ぐらいあったんですよ
九州だけでですね
110もあるんですか
全国で180あってそのうち110が九州だったんですけど
別府に下別府とか上別府とかついたりとか
別府団地とかもそうなんでしょうけども
そういう地名全部合わせるとそれくらいあって
九州が半分以上あったということで
やっぱり九州になんで多いのかなというのと
地名のなんで別府という名前がついたのかということで
ちょっと調べるようにしまして
まず最初に住んでいる別府公民館に行ったら
何かわかるんじゃないかということで公民館に行ったんですけども
公民館に行くとですね
その別府の由来をやっぱり公民館の方も
創立50周年の記念誌を作るときに調べたらしくて
その中に書いてあったんですけども
2つ説があって
一つ目はですね
功績のあった役人とかに田畑を与えるということなんですけども
その時に別直不伝って言って
別は別府のべで直はですね
天皇の命令という意味なんですけども
直令とか
直に不というのが竹冠の不なんですけども
天皇が授けたという意味らしいんですけども
その田んぼで別直不伝ということが省略されて
別府になったと
それが一つの説なんですけども
もう一つはですね
ダザイフ古代の九州を統括した国の機関で
ダザイフというのがあったんですが
そのダザイフの出先機関
ということは別の府というか
都みたいな感じなんですけども
別の府というのが置かれて
その長として権力を振るった人物が
ベフの太郎とか言われてたらしくて
これもですね
ちょっと本当のことなのか伝説なのかよくわからないんですけども
そういったことで
この別府の地名が生まれたというようなことを
二つの説があるというふうに
官庁さんから聞きしまして
ただそのもう地域の人もですね
なりぶん昔の話なので
そういうのが分かる人というのは
もういませんということで
でした
ただいずれにしろ古代から中世ぐらいのかけての
硝煙制度みたいなところで
関わってるんじゃないかなという
推測を立てたんですけども
そういうぐらいが分かりました
すみません
硝煙制度
硝煙ですね
硝煙
お寺とか貴族とかが
田んぼを耕してですね
自分のものにするという
地域ごとの地名の変遷
昔はですね
律令制度で
田んぼはですね
国のものだというふうなことになってたんですけども
自分で耕した田んぼは自分のものにしていいみたいな
制度が改まった時に
有力な貴族とかお寺とかが
そういう硝煙というのを作ったということらしいんですけども
その一端があるんじゃないかなということで
ちょっと調べを続けました
ベップの由来はどうなんでしょうか
ベップといえばまず思い浮かぶのが
自分たちのベップということなので
ベップ代の先生に話をお聞きにきまして
まず全国のベップについてですね
ちょっとお聞きしたら
全国のベップの地名はやはりですね
中世の土地制度から発生したものがほとんどと
地方を治めていた国師っていう方から
発給された土地の支配とか
税金を取ることを
特例を認められた文書
それがですね
別の免付とか言うんですけど
これ難しいんですけど
別に収める
別に収める
意図変の収めるですね
免罪数の免の竹冠の付なんですよ
この別の免付とかいうことの略称で
ベップとかベップとかになったということなので
福岡市のベップとかなり似てるかなと思ったんですが
ただしベップ市の場合はそうじゃなくて
ウサジングって大分にあるんですけども
ウサジングの支配領地でですね
ここは弁文とかいうふうな名前で呼ばれてて
弁文というのはですね
小さい土地を示す言葉で
その弁文が名まってベップになったという
ベップになったという
そういうふうなことで
弁文は本当は小さい土地を指すんですけども
大分県のベップの場合はですね
弁文自体が町の中心部にあったもんで
弁文がそもそも市の地名にまでなったと
そういったことを言われてました
なるほどですね
同じ漢字でも全然違うんですね
ベップとベップではですね
ベップという名前が
だからちょっと違うというわけでもないらしいんですけども
ベップでも元々の最初に言ったですね
ベフのベッチョクフデンとか
そういった名前から来ているものもある
今回の特にベップ市のベップは
そういう弁文から来たんじゃないかというようなことで
いろんなパターンがあるというようなことですね
面白いですね
福岡県内にもベップベフ同じ漢字がいっぱいあるんですよね
福岡ではですね
門川日本地名大辞典というのをちょっと見て調べたんですけども
福岡市のベフのほかに
恩賀と氏名、築城、吉富の四町に
このベフという字が書いた地名が残っていました
いろいろちょっと聞いたんですけども
はっきりわからなかったんですけども
例えば氏名町のベフは
箱崎偶の車両だったというような人とか
恩賀町のベフは
ベップをもって開墾された土地というふうに
別の特例をもって開墾された土地というような意味だったとかですね
そういったようなことでした
なるほど
ちょっと変わっているのがですね
吉富町なんですけども
吉富町もですね
もともとは弁文と書かれてたということで
ベップ氏と同じパターンじゃないかということなんですが
もう特徴的なのは読み方ですね
読み方がこれはベフでもベップでもなくて
病というふうに読まれるということで
youtube見てる方はわかると思うんですけど
このベフ団地っていうのがですね
2つあるんですけども
右側が福岡のベフ団地
でからベフ団地って言うんですけども
僕の方ですかね
そうですね
後ろにあるやつ
吉富の方はですね
ベフ団地と書いてこれは病団地というふうに
同じ漢字ですよね
そうですそうです
ちょっと今宮崎さんで隠れちゃってあるんですけど
見えた見えた
見えた見えた見えた
なるほど
同じ漢字で絶対読めんですね
読めないですね
これもですね
南九州の方ではですね
ビューと読むところもあるらしくて
ただ病は珍しいという話だったんですけども
その吉富長子の中では
本来はベフだったが
生って病と言うとかいうような記述がありまして
もともとはベフだった可能性もある
近くに住む男性に聞くとですね
昔はビューというような人もいたらしくて
バステルの名前を決めるときに
役場がビューと病があったんで
いろんな人の話を聞いて
病に統一したというような話を聞きました
面白いですね
だからいろんなパターンがですね
なりますよね
でもなんかその
硝煙制度だとか
太宰府の視点じゃないけど
そういう由来が似てるところがあるんですね
そうですね
地名の考察
いずれにしても土地のね
制度みたいな問題が
絡んでくるのかなということでしたね
そうですね
特に九州に何で多いのかというのが
そういう疑問だったんですけども
先ほどのようなウサジングーのような
広大な硝煙領主による支配が
長く続いたというようなことがあるんじゃないかと
これは学者先生のことでちょっとお聞きしたんですけども
そういったことで地名が多く残ったと
ベフの地名が多く残ったんじゃないかというようなことでしたね
面白いですね
何分ですね
ちょっと昔の話なので
そのはっきりとしたことまでは
確証までは得られなかったんですけども
取材してみると
なんとなくなんか見えてきたかなというふうに
面白いですね
お話し聞きながらちょっと思ったんですけど
これ地名の話なんで
ちょっと全然違うかもしれないけど
苗字で鷲島の方とか行くと
オカペップさんとか
ケミベップさんとかいらっしゃるんですよね
いますね
これもなんか由来たどるとそういうことかもしれないですよね
今回ですね
鹿児島にも相当数のベフとか
特にビョウとかいう
ビュウですかね
地名があるんですよ
ですからたぶん鹿児島も
地名と関連があるんじゃないかなとは思ってます
ただちょっと今回鹿児島まで調べる余裕がなかったので
地域の歴史の探求
調べてないんですけど
鹿児島多いですね
鹿児島宮崎も多いですよね
確かに多いですよね
ぜひなんかこんなの知ってるよとか
いう方いらっしゃったらね
ご投稿いただければ
いろいろ知る機会になりますのでよろしくお願いします
よろしくお願いします
面白いですね
宮崎さんどうでした
なんか古代から中世にかけて
硝煙制度とかにまつわる
土地とかっていうのを全然知らなかったので
面白いなと思って
しかも読み方が全然違うので
ビュウとかビョウとか
初めて聞いたので
ちょっと驚きでした
本当ですね
なんかこうあれですよね
ちょっと考古学じゃないけど
歴史を紐解く感じの話になりました
そうですね
全く意図はしてなかったんですけど
なんか結構難しい話になったかなと
思いますけどね
面白いですね
ロマンがあるという
そうですね
最近もなんかこういう取材してですね
地名とかで気になるようなのは結構あって
大名ってあるじゃないですか
大きい名前
あれは同じ字でですね
大名と読むところがあるんですよ
沖縄にもあったんですけど
九州にもあったような気がするんですけど
それもなんでかなというのはちょっとね
気になるんですけど
なるほど
面白いですね
ぜひ聞きたいですね
見たいですね大名の由来
大名ですね
前の回になるのかな
坂本さんとさっき話してた時に
物の始まりみたいなのを
紐解いていくの面白いよねみたいな話してて
これもなんかそれに通ずるようなお話だった
そうですね
結構ねずっと身近にありながら
なかなか調べようと思わなかったんで
今回調べてみて
なんか結構面白かった良かったなと思います
本当ですね
ぜひなんかね気になるものがあれば
それも投稿していただいて
あんなとこまで寄せていただけたら
野村さんがビビッと
渡辺がやるか
他の人がやるか分かりませんけど
じゃあということで
これで終わりにしたいと思うんですけども
野村さん最後なんかこう
皆さんに伝えたいメッセージとか
なんか今日の感想とかあれば
そうですね
地名とかですね
名前とかはちょっと
なんかいろいろ意味が
それぞれにあるんじゃないかなと思うので
それをちょっと調べてみたら
面白いんじゃないかなという気はしますよね
自分の住んでるところで
あんまり普段調べようということは
あんまり思わないと思うんですけど
調べてみたら私面白かったので
例えば子どもだったら
学校の自由研究とか
そういったのにも使えますし
大人だったらね
知って子どもたちに教えたいとか
地域のことを見直す機会にも
などかなと思いますので
本当そうですね
僕が住んでるところも
ちょっとうまく今話できないんですけど
そのような話があって
紐解いていくと
その土地の歴史が見えてくるんですよ
なんでそこがそういう
名前になったのかっていう
今回今野村さんがおっしゃってくれたようなことは
大事なことでもあるような気がしますよね
調べ方って最初に図書館に行くとか
公民館とか
氏名だったらやっぱ公民館の人が
いいかなと思う
公民館に物知りな人がいるとか
物知りな人紹介してもらえるとか
今回の場合は記念誌みたいな本があったので
そういったのが使えるかなと思いますし
図書館もですね
郷土のコーナーとかありますので
そこで調べるっていうことはできるかなとは思いますね
気になったらすぐ聞きに行かないといけないですね
そうですね
そういう生き地引きみたいな人が
いつまで健康で
っていうのがわからないから
そうですね
そういう人に紹介したいと思っている方も結構いらっしゃるので
ぜひ行かれて
公民館とかに行かれたら面白いかもしれないですね
いい話でしたね
じゃあここまで聞いていただきありがとうございます
野村さんと宮崎さんの記事は
西日本新聞とニュースアプリ西日本新聞MEで
お読みいただけます
記事のリンクは概要欄に貼っています
そしてもっと西日本新聞を応援したい
野村さんと宮崎さんの記事をもっと読みたい
いうそこのあなた
もうご高読はお済みでしょうか
ご高読していただけるとずっと読めますので
ぜひご高読をよろしくお願い致します
そしてこれからもアナトクは読者の皆さんと一緒に成長していきます
情報提供はあなたの匿名取材班の投稿フォームや
LINE公式アカウントで受け付けています
文末にハッシュタグ西ポキャの記入をお願いいたします
引き続きよろしくお願いしますありがとうございました
ありがとうございました
18:15

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