皆さん、こんにちは。あなたの声が社会を変える、あなたの特命取材班。
このポッドキャストは、暮らしの疑問や地域の困りごとから不正の告発まで、読者の調査依頼に応える、
西日本新聞の課題解決型調査報道、あなたの特命取材班の果敢な挑戦を紹介し、
リスナーの皆さんからの取材リクエストにも応えちゃおう、という番組です。
どうも、西日本新聞社のリョウです。
報道センター総合デスクをしています坂本です。
あなたの特命取材班事務局長の宮崎真理子です。
いやいや、また早くも2回目ということで、始まりましたけれども。
始まりました。
どうですか。
そうですね。今回は、ちょっと具体的なあなた特の記事を紹介させていただきたいと思います。
私と宮崎さんで取材をした、あなた特なんですけれども、
実は、JR博多駅前の老舗地下街に、大きな城の階段アートがあるのをご存知でしょうか。
どこですか。
満開の桜の向こうにそびえる天守閣の画像に、
ウェルカムトゥ博多と英語が添えています。
今、ポッドキャストを聞いている方は分からないかもしれないですけど、
実はこれYouTubeでも配信されているということなんですけど、
YouTube見ている方は分かると思うんですけど、
博多駅前にいるわけではないんですよね、我々ね。
場所といいますと、博多駅前2畳目の福岡朝日ビルと福岡センタービルの地下のサンプラザ商店街ですね。
地下1階と2階をつなぐ大階段なんですよね。
ここに大きな城の絵が描かれていると。
実は去年の11月に、福岡県出身のお笑い芸人のカンニング竹山さんがSNSで、
大阪城です。
っていうのを竹山さんがツイート、Xでポストしていた。
それで、なぜ福岡城じゃないの?という問い合いがあらたくに寄せられて、私たちが現場に取材に行ったと。
取材の経緯はどうだったんですかね。
直接お尋ねしたら、大阪城ですって言われて、
なぜ大阪城にしたんですか?っていうことをお尋ねしたんですね。
例えば福岡城だったりとか、九州の玄関口なので熊本城だったり、
あと福岡だったり、北九州だったら小倉城とかもありなんではないかというところがあったそうです。
で、まずインバウンド向けに、ここ結構階段で皆さん写真を撮ったりとかする場所で、
もともとこういう写真をお花畑とか、そういったのをよく階段アウトでされてたそうなんですね。
で、今回は日本らしい風景って言ったお城と桜っていうところで、何かないかって言った時に、
大阪城の写真が一番日本らしい。
で、なぜ福岡城にしなかったのかっていうのは、
その天守閣がないので、復元図とかもあるけど、ちょっと著作権の関係で難しいだろうということで大阪城になったと。
で、これも若い中に入ってるテナントのスタッフ、店長さんたちの提案で始まって、声を聞き入れてこれをやったっていう。
一時期熊本城も検討されてたんですかね。 そうですね、はい。検討はしてたみたいなんですけど、小倉城とか。
小倉城、桜綺麗じゃん。 そうですね、ただ話にかかってみると階段アウトなので城を踏んでしまうことになると。
でも大阪城だから踏んでいいってことではもちろんないんですけども、地元の方にとっては自分の心のシンボルである熊本城とか小倉城を踏むわけにはいかないだろうと。
ということでいろんな判断があって、大阪城の写真になったと。
実際私たちが現場に行った時もここで記念写真撮っている方はいらっしゃったんですよね。
そうこそ日本に来た外国の方は嬉しいですよね、そういうのがあると。
結構撮ってらっしゃる方もいらっしゃったし、ここは少し昔は暗かったらしいんですよね。
明るくしてこういった階段アウトをしたり照明を明るくすることで待ち合わせ場所とかとしても活用してもらいたいというところがあったそうです。
なるほど。
博多駅前っていうことで思い出したのはモスキートーンですね。
モスキートーン。
あそこJR博多駅の入り口付近でモスキートーンがすると。
調べてくださいということで私と宮崎真理子さんで行って、私は一切聞こえなかった。
あれ聞こえる人とあれですよね。
そうですよね。耳が柔らかいと言いますか、耳が若い方は聞こえる。
あれは最初その若者が集まると迷惑だからということなんじゃないかみたいな色々な疑問があったんですけども、実際取材してみるとそうじゃなかったんです。
そうですね。逆に若者に来てほしいという。あれはネズミをネズミ帽子、ネズミが入ってくるのをこないようにする。
ネズミって結構頭がいいらしくて、おいしいものが目の前にあると、ちょっと多少その周波数で痛い思いをしても行くらしいんですよね。
ネズミと人間の戦いみたいな形になってて、来て博多さんも建設が始まるところからもちゃんとモスキートーンをずっと鳴らして、中に入らないようにしてたそうです。
あなたと取材してみると、大阪城を勘違いして福岡城って書いてるんじゃないのとか、若者に来てほしくないからモスキートーンを鳴らしてるんじゃないのみたいな誤解があるんですけども、取材をしてみると、もちろんそんなことはなくてという誤解も解けるというところもあるんですよね。
西上、そうやってある疑問を解消するというか、誤解を解くというか。
そうですね。博多駅の大阪城で言えば本当におもてなしの心とか地元の人の細かな心情に配慮した中で商店街の方が写真にしてたとか、モスキートーンにしてもそうですよね。安全安心でショッピングとか楽しんでもらうところで、そういったこの福岡の街の魅力を掘り起こしていくことにもつながるんだなと。