サマリー
映画「Flow」は、黒い猫が人間の痕跡の残る水没した世界で、他の野生動物たちと共に冒険するCGアニメーションです。ラトビア出身の監督ギンツ・ジル・バロディスが手掛けており、リアルな動物の表現や美しい映像が話題になっています。この作品は非常に低予算ながらもアカデミー賞を受賞した新しいアニメーションです。監督の創作によるストーリーやリアルタイムレンダリング技術が観客を魅了しています。
映画の概要
こんにちは、ninjinkunです。
週末、またすごい映画を見てしまいました。
アカデミー賞の長編アニメーション映画賞を、この前撮った、「Flow」というCGアニメーションの映画を見てきたんですけど、
いやー、これは凄まじかったですね。
主人公はですね、黒い猫ちゃんでですね。
この猫が、かなりね、週末の世界というか、人間がかつていたような痕跡があるけど、すべて今人はいなくなっていて、どうも野生動物たちが残された世界。
そこで、最初はね、悠々時的に暮らしていた猫なんですけど、どうもだんだんとですね、世界が水に浸されていく水位が上がってきて、自分がもともと暮らしていたエリアも、水がね、どんどん迫ってきて、高台に避難せざるを得ないず、
そうこうするうちに、いろんな動物たちと一緒の船に乗り込んでですね、あてどない旅に出ることになるという感じのストーリーで、猫とか他の野生動物、いろいろ出るんですけど、全部結構リアル方向に振ってる造形で、喋ったりも全くしないですね。
でもね、驚くべきことに、この動物たちの鳴き声、ほとんど当事者キャスティング、つまり動物がやってるらしいです。
カピバラだけ違う声って言ってたかな。
他の猫も犬もキツネザルも、ヘビクイワシっていうね、変わった鳥もいてね、このヘビクイワシは結構キー的な鳥なんですけど、全員本当の声で鳴いており、仕草も。
猫の仕草なんかは、自分も猫飼ったことあるんで、かなりリアリティがある仕草をしてましたし、
どころどころで、実際は動かんだろうっていう、能動的に例えば船を、方向性をね、舵を使って変えたりとか、そういうところは完全にファンタジーというかフィクションとして動くんですけど、それ以外はかなりリアリーな動きをしますと。
この猫がどうなるのか、そしてこの世界はどうなってしまうのかというのをひたすら追っていく、90分に満たないぐらいのアニメなんですけど、これがね、全然目が離せないというか、ずっとその猫の動きを追ってしまう、次どうなるんだ、次どうなるんだろうっていうね、すごく常に集中させられるような作りになってて、
これはね、もうね、私服でしたね。
監督と制作背景
で、例えばね、CGなんですけど、カメラが結構手持ちカメラっぽく作られていて、
少し上下に揺れるようなカメラで猫の動きを、結構ゲームっぽくも見えますね。
サードパーソンシューターみたいな猫を少し遠くから見て、見下ろし型とかで見ていくような視点がずっと続くようなシーンもあって、
CGですんで、ワンカットでね、いろんな服2のストーリーを繋ぐみたいなのもかなり大手のもので、
あれよあれよという間にですね、そのワンカットでどんどん話が進んでいくんで、これはもうずっと集中してみちゃうっていう作品になっております。
で、映像もね、すごく美しいし、少しトゥーンレンダリングっぽい感じの処理もあって、
だから、なんだろう、なんだろうな、そのCGと昔の手描きアニメの、まあ中間までいかないですね、もっとCGよりではありますけど、
質感がテカテカ反射するCGよりは少しベタっとした感じの塗りになっているっていう、それぐらいの処理になっています。
いや、これはね、なんだろう、見てもらわないとわかんないかもしれないな、これは。
なんかね、もう自分は本当にね、すげえなすげえな、すごいな、次どうなるんだろうなってずっと見ながらもうワクワクしてて、
やっぱりこの感じはね、ジブリアニメが持っているテイストに近いなと思って。
やっぱりこの監督のインタビューがね、あの、フィルムに載っていたんですけど、
ラトビア出身の監督、ギンツ・ジル・バロディス監督なんですけど、
この方はね、やっぱりその宮崎駿にかなり影響を受けているらしく、
結構この作品は、やっぱり主人公がね、動物なのもあって、
かなり直径の層なんですかね、宮崎アニメの系統の中にあるんじゃないかなと思いますね。
で、ラトビアね、そう、バルト三国でしか知らない、バルト三国の中のリトアニア、ラトビア、エストニア、
で、暗示させられたラトビアですけど、
だからどういう国かは自分も知らなかったんですけど、かなり小さい国。
で、今回はフランスとかの、そういうインフラも使いながら作った作品ですね。
なんですけど、この監督はね、今年30歳ぐらいっぽいですね。
で、独学でCGを勉強して、今回監督、脚本、音楽、で、あと最初のモデリングとか、
カメラのね、カメラワークとかもこの監督が支持していて、
もともと独学でCGアニメーションを学んで、
自分でね、作品を今まで独力で完成させてきたっていう、
今までいくつか短編と、えっと、2019年にアウェイっていう長編があって、
これどうもね、アマプラで見れるらしいんですけど、
あと今一部の劇場ではリバイバル上映してるんですけど、
アウェイというのは、アメリカのアニメーション、
アメリカのアニメーション、アメリカのアニメーション、
アメリカで見れるらしいんですけど、
あと今一部の劇場ではリバイバル上映してるんですけど、
それぐらいね、自分で何でもできてしまう監督が、
今回はチームを編成して、いろんな人の力を借りながら作ったという作品になってて、
そうそう、音楽もできるのすごいですよね。
今回音楽はもう一人プロの人が入ってるんですけど、
こういう風にしてね、こう自分で独力で何でもできる人が、
こういう風に国際的な評価を得出すっていうのは、
やっぱり新海誠監督に重なるものがありますけど、
しかもね、それがラトビア出身の、
つまりあんまり今までアニメーションの認知がないところから出てくるっていうのが、
技術的な革新
時代というか、そういう巡り合わせを感じますよね。
さらにこの映画はですね、
ブレンダーっていうオープンソースのCGのソフトで作られてるっていうのも結構話題で、
ブレンダーは私も名前は知っていて、
結構いろんなCGモデリングとか、3Dプリンターの何かモデリングするとか、
あとは最近のVRとかのアバターを作るとか、VRのワールドを作るとか、
いろんな用途で使われているツールですけど、
これはフリーのツールなんですよね。
大体のアニメーションっていうのは、
自分もCGアニメーションを25年くらい前に高校生の時に
ちょっとShadeっていうソフトでかじったことがあって、
その時のローボーイの記憶とその後を追った記憶でいうと、
やっぱり有名なのはMayaっていうね、すごい高価なツール。
監督も元々Mayaを使ったらしいんですけど、
だから普段はすごいお金がかかるツールを使うのが普通なんですけど、
今回はこのブレンダーっていう無料のソフトを使って、
さらにリアルタイムレンダリングエンジンを使ってるっていうのが、
Eeveeっていうリアルタイムレンダリングエンジンを使ったらしいんですけど、
これも普通はリアルタイムじゃないレンダリング、
つまりモデリングをしてアニメーションの動きを作ったら、
CGを出力するのに結構待つんですよね。
そうするとコンピューターがCGのアニメーションをレンダリングして
出力してくると。
こうするとコンピューターのパワーを全部CGを作るのに使えるので、
非常に光の角度の計算とかを細かくした高精細なアニメーションが作れるんですけど、
これに対してリアルタイムレンダリングエンジンっていうのは、
もっとゲームに近いような最近のグラフィックGPUを使って、
実際にその場で映像を合成して、
リアルタイムレンダリング技術の活用
多分その映像の中でカメラをグリルを動かしたり、
アニメーションを直接実行したりできるっていう、
だからよりダイレクトに動きをリアルタイムに反映していくような作り方なんで、
でもそういっても、
動物の動きとかは事前にプリセットで作っておかないといけないから、
どういう理由でリアルタイムレンダリングエンジンが使われたかは謎なんですけど、
カメラワークとかもしかしたらリアルタイムで、
何かしらのARとかVR的なものを使ってつけてるかもしれないですね。
それぐらい手持ちのカメラの感じはリアリティがあったんで、
この旭の制作の詳細もまた追ってみたいですけど、
とにかくリアルタイムレンダリングエンジンを使っているせいもあって、
結構ゲームっぽく見えるところがありますね。
さっきもちょっと言ったんですけど。
というわけで、とにかく無料のツールを使い、
リアルタイムレンダリングエンジンを使い、
さらにそのおかげで非常に低予算で作られているというのもあって、
400万ドルだそうなんですけど、
日本円で言うと5.5億円。
だから日本のアニメ映画ぐらいの規模ではありますね。
ただ、この前言った野生の島のロズ、
ドリームワークスのあれは非常にちゃんと気合が入ったアニメーションですけど、
あっちだと7800万ドルだそうなんで、
20分の1の予算でできているっていう。
国際的なアニメーションとしては非常に低予算で作られている。
それがなんと今回アカデミー賞のアニメーションを取って、
その前のアヌシーとかでも取っているので、
非常にほんまるなアワードでバンバンと賞を取ってしまったというのは、
これはやっぱりニュースだと思いますし、
私もその前に野生の島のロズ、現代ワイルドロボットの話をしたんですけど、
賞でどっちが勝つかは正直あんまり分からないんですけど、
自分としては断然こっちの方が好きですね。
こっちのフローに感じるこの新しさとか、
このフレッシュさとすごい才能が出てきたなっていう。
しかもそれがラトビアっていう、
全く今までイメージがなかったところから出てきて、
そういうオープンソースのソフトを活用したり、
非常に低予算で独力で仕上げてくるっていう人が出てくること自体が、
かなり興奮するニュースだと思いますし、
というので、そういう作り手側の情報も含めて、
自分はかなりこれは興奮する作品だなと思います。
映画のストーリーと体験
そういうメタ的な情報抜きでも、
間違いなくこれは見て楽しいですね。
自分が劇場に見に行ったら、
右隣りが家族連れで、
多分年の頃は5歳か6歳ぐらい、
小学校に上がる前ぐらいに見える女の子が、
自分の右隣りに座ったんですけど、
その子をたまにちょっと視界に入ったら、
食い入れるように見てて、
いやそうだよねっていう、
それこそたぶん自分だと、
小さい頃にジブリアニメを食い入れるように
トトロとか見てるわけですけど、
ああいう感じで見白きしてなかったですね。
だからそれぐらいの子だと、
途中で飽きちゃったりしてもおかしくないかなって思うような、
1時間半なんだからあるわけなんで、
作品ですけど、もうずっと集中してた。
それぐらい自分もこれわかるなっていう、
自分も子供なら食い入れるように見るし、
何ならおっさんだけが食い入れるように見たわみたいな、
そういう作品になってるんで、
そういう体験も含めて、
本当に小さいお子さんから大人まで、
とても没入して楽しめる作品だと思います。
ストーリーは結構、
ざっくり言うと、
ある世界が終わっていく、
話というふうに言えるんじゃないかな。
結構ね、
キリスト教的な世界観を感じましたね。
別に何かしら神的なモチーフがあったり、
必ずしもそういうわけではないんですけど、
やっぱり、
その一つの世界の行くせいを見るみたいなところは、
これはもう本当に、
終末の世界みたいな雰囲気もあり、
途中に宗教的なシーンに見えるシーンもある。
何でしょうね。
簡単に言うとエヴァンゲリオンみたいな感じ。
この最初の猫の雰囲気からすると、
エヴァンゲリオンになるとは全く思えないわけですけど、
自分はそれを想像するようなシーンもありました。
という感じで、
ここまでの情報でどういう映画か、
分かった人は全然いないと思いますが、
とにかくね、自分はこれめちゃくちゃ楽しかったので、
いろんな人にお勧めしたいなと思いますし、
やっぱりここにフレッシュさを感じる人は多いんじゃないかなと思いますね。
今ね、劇場で絶賛上映中ですので、
ラトビア出身の監督のアニメフロー、
絶賛上映中ですので、
皆さんもぜひご覧になってください。
それでは今日は、
映画フローについてお話ししました。
ありがとうございました。
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