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2025-02-13 16:55

映画「蝶の渡り」

ジョージアの映画「蝶の渡り」を観てきました。

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こんにちは、ninjinkunです。
また見た映画が結構たまってきたんで、話していこうと思うんですけど、今日はね、この前の火曜日の祝日に見てきた
蝶の渡りという、ジョージアの映画の話をします。
もともとちょっと盤線で気になってて、たまたまこの前の火曜日に
アフタートーク付きの上映画があるということだったんで、ちょうど時間があったんで、じゃあこの機会に見てみようと思って
ジョージアの映画ってね、見たことないなと思って行ってきたんですけど、すごい良かったですね。 これはいい映画でした。
ジョージアって結構、映画の王国って呼ばれてるぐらい、映画が結構盛んなところらしいですね。
さらにジョージアは旧ソ連圏なので、独立まではソ連の支配下にあったと。
さらにちょっと歴史的背景としては、独立後もこのアブハジアと南オセチアというエリアが、ちょっとここは別の文化圏らしくて、
ここの独立運動をロシアがバックアップしたその内戦があって、内戦と呼んだり戦争と呼んだり、いろんな呼び方が立場によって変わるらしいんですけど、
そういうのがあって、今もそちらは実質的にはロシアの占領下にあるという。
なのでジョージアから見ると国土がロシアに奪われた状態という、そういう状態っていう、なかなか複雑なところで、
地勢的にもね、トルコとロシア、トルコの東側にあり、ロシアの南側にあり、
イスラム圏のイランとかから見ると北にあるという、なかなかいろんな文化圏に囲まれた国で、
その中でも独自の言語や文字や文化を保ってきた国という感じらしいです。
この映画はまさにジョージアが独立して、そこから独立のあたりから始まるんですけど、
最初は若者が騒いでいるシーンから始まって、その時はやった独立だっていうことを祝ってるシーンから始まって、
その後で実際の多分報道映像を使った戦争のシーンとかが入って、
どうもさっきしゃべったアブハジアとかの紛争だったり戦争があり、
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そこでどうもその登場人物の誰かが死んだらしいことがセリフだけで語られると。
そこから27年後がこの物語の舞台で、登場人物のコスタっていうイケオジと言いますか、がいまして、
彼は画家で、すごい古い家に、ちょっと半地下の、ずっと先祖の代から住んでる古い家に住んでいて、
自分でも絵を描いたり、後は衣装デザインの手伝いをしたりしてるんですけど、
いつも大して金はないと。
ただ、これはこの人非常にモデル感じで、常に女性が着れないタイプの男という、
これがコスタが主人公で、そのコスタが住んでるこの半地下の家に、
昔の仲間が今でも集まったりするという感じで、
最初に騒いでた若者の一人がコスタなんですけど、
彼がその27年後のおっさんになってからも、昔の友達とつるんでいる。
ただ、その昔の友達も、例えば一人の登場人物のナタは、
その夫だったズラっていう、これもコスタの友達なんですけど、
そのズラをアブハジア戦争で亡くしていて、今は修道院にお手伝ったりしてると。
なので、みんなちょっとずつそういう紛争とか、戦争とかも影を引き継ぎながらも、
なんとか楽しくやっておりますという感じで、
しかもみんな集まってくる人が多彩で、みんな何かしら芸術的な才能を持っていて、
絵が描けたり、衣装をすごく綺麗に作れたり、
あと音楽の才能がある人がいたら多くて、みんな楽器ができるみたいな。
そういう感じで、いきなり置いてあるピアノでセッションが始まったりとか。
特にミシャっていう、ちょっと髪がパーマをかかったような髪の音楽家で作曲家っていう設定の青年がいて、
彼は、そうですね、ヴィオラ奏者って書いてあるのはヴィオラだったのか。
バイオリンだと思ったけど、そういう弦楽器をいきなりパッと弾き始めたりとか、
そういう音楽器才能がある人が多くて。
なので、みんなそういう才能はあったり、実際のアートに囲まれて暮らしてるんだけど、
仕事がないんで何せよ金がないという感じで、みんなうっくつしてその地下に集まって、たまに騒いだり酒を飲んだりするというような感じで日々をね、のらりくらりと暮らしていると。
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で、そこにこのアーティストをね、ジョージャーのアーティストを海外に紹介するタソーという人が、
アメリカのお金持ちが来るから、アートをね、あなたたちが持ってるアートをね、紹介して、
さらにそれでちゃんとね、相手に売ってお金を持てなさいよというのをね、言ってきて、
で、そこに連れられて、スティーブという人が来て、で、そのねアートを見に来るよというところあたりが物語の最初らへんですね。
で、あとはこのね、ニナというね、この人は非常にきれいな人で、元バレエダンサー。
で、こうね、コスターとくっついたり離れたりしているという関係で、この人が突然ね、一時期別れていたんですけど、帰ってきて、
このコスターとね、また一瞬距離を戻すんですが、このニナがこのアメリカの美術コレクターのスティーブに見染められて、
結婚するのかどうか、求婚されて、結婚してそのジョージアをね、出ていくのかどうかみたいな、そういうところが結構物語のキーになるという感じです。
なんでまあ、こういうコスターを中心とした友達の集まりがまずあり、そこからね、段々と友達たちが離れていくというか、ジョージアを去っていくっていう、それが割とキーになってますね。
なんで、この映画のタイトルが蝶の渡りになっているのも、出ていく人たちを蝶になぞらえて、そういう人たちがね、国外に出ていくということを示唆しているタイトルになってますね。
なんでかっていうと、何にせよ仕事がないんで、みんな外国に行けばもっといい暮らしができるかもしれないと思って外国に行って、
他にもさっき言ったミシャとか音楽をやっている人たちも実際にクラブでスカウトに来た人たちについてアメリカの方に渡ったりとか、そういうふうにして徐々に人がいなくなっていくっていう、そういうことを描いていくという作品です。
このあたりが、実際に監督をしたこのナナ・ジョルジャゼ監督、女性の監督で、もう70代らしいんですけど、この監督もすごい経験したことで、このジョージアで芸術家としてやっていくのはとても厳しいと。
なので、才能がある人たちはやっぱりみんな国外に出ていくパターンがすごく多いと。
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なので、一回例えばヨーロッパの方に行って、オランダ経由でドイツに行く人が多いって言ってたかな、そういうパターンと、アメリカに親戚がいたらそっちを頼ってアメリカに行くパターンもあるし、何せよみんなそういう一度は海外に出て、海外を拠点にしてたまにジョージアに戻ってくるような感じじゃないと活動できないっていう現状があるらしくて。
それをもっと身近な人物として描いたのがこの映画っていう感じだと思いますね。
で、私はね、やっぱりジョージアっていう国の状況も知らなかったし、あと文字が独特の文字でちょっと丸っこい文字で、最初は切れる文字じゃないしなんだろうなと思ったんですけど、これはジョージアの独自の文字で、文字を保っているというのが彼らの誇りの一部らしいんですけど、そういう独自の文字や言語があるということも知らなかったし、
実際にいろんな戦争や独立で傷ついて、才能がある人が国外に出なくちゃいけないという状況だということも知らなかったし、その中でもこの映画はそういう状況の中でも渋滞というか、生きていく人たちを描いていて、それがとても自分の胸には響いた感じですね。
やっぱり自分は今のところ日本を出ていく予定はないんですけど、やっぱり自分の国から出なくちゃいけないという切実な状況がある人たちっていうのは世界には一定数いて、そういう人たちと自分の状況はあまりにも違うんで、できるだけそういうことを理解したいなって思っているんで、
難民とかそういうことを前提に話してますけど、ジョージアはそこまでの状況ではないにしても、やっぱり外に出ないと何かしら大きなことができないっていう状況にあるらしく、なかなか自分がこの国に生まれたらどう思うかなとか、勉強して海外に留学しようと思うだろうなとか、そういうことを考えたりしました。
あとみんなやたらワインを飲んで騒いだり、ジョージアワインは結構有名だと思うんで、私も飲んだことあったかな、ちょっとはあると思いますね。
最近日本でも若干手に入りやすくなっているという噂ですが、ワインはジョージアが発祥だと言われてるらしくて、めちゃくちゃ歴史があるらしいです。
こんな感じかな。
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でも街並みもすごい美しいし、
あとみんなこの映画の中では英語は喋れる設定ですね。
だからそれだけ海外と仕事をしないと、前提として英語できないと仕事がないという状況かもしれないですね。
もしかしたらただ都合が良い設定なのかもしれないですけど、でも芸術家だったら多分英語できないと仕事ないかもな。
などなど考えた映画でございました。
あとこの映画を実際に映像で見た後にアフタートークがついてて、そこでは美術コレクターの人とこの映画を配給している会社の社長の人がお話をしてて、
美術コレクターの人はかなりこの後の状況には明るくて、ジョージアの現代作家の話とか、
あとこの映画の中にはすごくたくさんジョージアの作家の作品がアメリカから来る金持ちに絵を見せるシーンで、
実際監督の友達の作品がいっぱい展示されてて、それを見て回るっていうシーンがあって、そこでいろんな作品が紹介されてるんですけど、
今も世界で活躍しているジョージア出身の作家っていうのはこういう人がいてって話をされてて、
あと自分が結構記憶に残ったのはこの映画を配給している人の話があって、配給している側の人の話ってあんま聞いたことなくて、
機会がある場合は、ゼロじゃないんでしょうけど、ちょっと珍しかったんで、
この映画はね、たぶん実際今公開感もそんな多くないし、今見たら5巻でしかなかったんですけど、日本で。
すごくお客さんが入るイメージはなかったんだけど、
その方は元々別の方からジョージア映画の軍統を受けて、ジョージア映画って素晴らしいんだよっていうのを紹介されて、そこからジョージア映画を追っかけてて、
前に配給した別の作品の金の糸っていう映画があって、その中でこの監督が主演したらしいんですよね。
この監督は監督でもあるけど女優、その時の中では女優をしていて、その時にこの監督の名前を知って、
そのジョルジャゼさんが新しい作品を作っているってのを聞いて、これはちょっと何としても見ないとと思って、実際に現地の映画祭に行ったのかな。
そこでもうこれは買い付けようと決めて、買い付けてきましたという感じで、この方のパッションで自分がこの映画を日本の映画館で見れたって思うと、
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こういう個人がいろんな情熱とか、商売でもあるんでね、赤字になったら多分そういう子もあるでしょうけど、
でも多分こういう小さい作品というか大手がバーンと廃棄するじゃない作品っていうのは、個々人の人に支えられているんだなというのが分かって、
すごいそういう人の株が見れたのはとても良かったかなと思いますね。
最後に軽く横を通る機会があったんで、良い映画でしたってちょっとだけお声掛けさせていただいて、それは良かったかなと思いますね。
これからはこういう小さい作品は廃棄用側の人がどういう風に考えているのかも注目していこうかなと思います。
パンフレットを今回は買って、そこに配給のお話しした方の、配給会社ムビオラっていう会社ですかね、同じ方がコメントを寄せられているところがあったんで、
こうやってパンフを買えば配給側の人の気持ちも分かるんだなというのが分かってきたんで、やっぱり余裕があるときはパンフを買おうと思った次第です。
というわけで多分これぐらいの公開基本の作品だと配信とかにはなかなか来ないと思いますけど、この蝶の渡りはとても良かったんで、自分はお勧めしたいかなと思います。
このジョージアの映画っていうのは今後も注目していきたいと思います。
ありがとうございました。
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