2025-04-13 09:52

2030年日経平均10万円?新・プラザ合意の先に待つ日本株バブル再来に不可欠なピースは日銀の姿勢か|2025/4/13相場雑感

週末、トランプ関税に対して緩和的な姿勢が示され、サンデーダウやサンデーダックスは猛反発。まるで“新・プラザ合意”のような展開が、日本株バブルの再来を予感させる。だが、バブル再来にはまだ“ひとつ足りないピース”がある。それが「日本銀行の緩和的姿勢」だ。常に無慈悲に動くマーケットは、まず利上げを促し、その先に円高不況を形成。結果的に、日銀に緩和を“強いざるを得ない”状況をつくるかもしれない。この金融ストーリーの中で、我々はどう乗るか。

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Over the weekend, a dovish shift in Trump’s tariff stance sent the Sunday Dow and Sunday DAX soaring—echoing the vibes of a new “Plaza Accord.” Could this spark a second coming of the Japanese stock market bubble?


But one critical piece is still missing: the Bank of Japan’s dovish posture.


Markets move without mercy. They may first pressure the BOJ into a rate hike, engineer a yen-driven recession, and then force the BOJ back into easing. This sequence could unlock the ultimate setup for a historic bull market in Japan.


The question is—are we positioned to ride that narrative?

サマリー

2025年以降、日本株のバブル再来には日銀の金融緩和的姿勢が必要であり、トランプ関税が市場に与える影響も重要です。円高不況を経験しながら、日銀が利上げから緩和に転換するシナリオが考察されています。

トランプ関税と市場の影響
はい、今日は2025年4月13日、日本時間の22時23分になります。
Guten Abend。ドイツの方も聞かれているということなので、ドイツ語で挨拶してみました。
僕は大学時代、ドイツ語専攻だったんですけれども、挨拶ぐらいしかできません。
ということで、ちょっと今日のお話に入っていこうと思いますけれども、
昨日あたりにですね、Japan's No.1の再来というお話をさせていただきましたけれども、
これに関してですね、もう少し深掘りしたいなと思っています。
今日、サンデーダウンとかですね、サンデーダックスというところを見ると、かなり猛反発していまして、
サンデーダウンに関しては1.66%、今土日で上昇しているというところと、
ドイツのダックスに関しては3.3%ですね、上昇しているということで、猛烈にリバウンドしているような状況ですね。
土日にトランプさんのコメント等でですね、かなりトランプ関税に関する緩和的な発言が出されたというところもありますので、
そのあたりが影響しているんじゃないかなと思っています。
やっぱりですね、トランプさんの性格上ですね、彼はやはり失敗を恐れないタイプの人間であるというのは皆さんご存知だと思いますね。
なので、どちらかというとやっぱり失敗を恐れずに、かなりのアクション、アグレッシブなアクションをとりつつ、
万が一それが間違いであれば、もう普通に手の平を返すタイプの人ですし、
手の平を返して株価なり市場が回復すればですね、もう俺の手柄だというようなことを言うタイプの方だと思うので、
その辺を肝に銘じながら、これからの4年間は付き合っていく必要があるんじゃないかなというのが、今日のディバウンドを見ていて感じるところではあるんですけれども、
日銀の金融政策の重要性
ちょっと本題のところに入りますというところですね。
昨日のお話で、このトランプ関税とのバーター取引としてのドル安政策というのが、
日本のみならず、いろんな国で推進されるんじゃないかなと思ってまして、それが新しいプラザ合意になるというところで、それによってですね、
1980年代に起こった日本のバブルの起点となったプラザ合意というところから、
また今回、2025年からそういった流れがですね、40年越しに始まるんじゃないかなというところを前回話したというところなんですけれども、
その中でやっぱり振り返ってみると、一つだけ一個足りないピースがあるんじゃないかなというのを感じてまして、
やはりバブルを形成するにあたってですね、中央銀行の緩和的な姿勢というのは不可欠だと思うんですね。
一方で今の日銀というのは、どちらかというと利上げを推進されているような状況ですよね。
おそらく次ですね、5月にですね、金融政策決定会がありますけれども、そこでもしかしたら利上げしてくる可能性もあると思います。
となったときに、どうやって日銀に金融緩和をさせるかというのが、次のテーマになるんじゃないかなとちょっと思っているんですね。
なのでやはりこのバブル、日本化バブルの再来というのを生むのであれば、日銀に金融緩和をさせる。
これが不可欠なんじゃないかなというところですよね。
その中で考えたときに、僕はとんでもないシナリオを思いついたので、ちょっとこれを話半分に聞いていただければと思うんですけど、
おそらく今トランプ関税で急激に市場が冷え込んだというところで、ただこの土日も含めてですけど、緩和的な姿勢で株価が反転してくるんですね。
ここから株価がおそらく猛烈な勢いで戻るんですよ。猛烈な勢いで。5月までに。
そうするとですね、日銀は、あ、これ利上げしていいじゃんって多分なるんですね。
で、そこで利上げするじゃないですか。利上げした途端、大暴落もしかしたら、8月のようですよ。
昨年の8月に日本株で起きた大暴落のようなものが再度起こると。
そうするとですね、日銀は、やばいやばいと。これは緩和しなきゃいけないという状況ができるんです。
いわばこれが円高不況というやつですよね。プラザ合意からバブルが発生するまでの1度起きたプラザ合意後の円高不況。
これによって日銀が金融緩和をやったわけですよね。そこからバブルになったと。
それの歴史をなぞるのであれば、今トランプ関税の緩和によって戻ってきた株に対して、
その5月の頭にある議員政策決定会合、日銀の議員政策決定会合で利上げをするんですよ、上田総裁が。
そうすると株式主義は大暴落するんですよね。こんな時に利上げかっていう形で円高不況を演じるわけですよ。
そうした時に6月次の議員政策決定会合で、これはまずいと。金融緩和だって言って、上田総裁はマーケットに後押しされる形で金融緩和に走ると。
ただですね、その時っていうのは日銀は金融緩和しやすい状況であると思うんですよね。
このトランプ関税によるドル安政策で円が円高になっている状況であれば、別に金融緩和をしたとしても円が円高なのであれば、
インフレという可能性というのはこれまでの超円安化と比較するとだいぶ抑え込めると思うので、
日本株のバブル再来のシナリオ
この通貨高であれば、まあまあ言って金融緩和をしても問題ないっていう判断があるかもしれないと。
そうするとマーケットに後押しされる形で金融緩和を行い、それによって市場がついに日本株のバブル再来、
ジャパンアズナンバーワンのストーリーが出かけるというわけなんですね。
なので、やはりジャパンアズナンバーワンの再来として、新プラザ合意後の日本株バブルを形成するのであれば、
もちろん円高っていうのは不可欠ですけど、それにプラスアルファで日銀の緩和的姿勢を作る必要がある。
その儀式のために円高不況を一回演じる必要があると思う。
というのが僕の考えたとんでもしないです。
ただ、僕が思うにマーケットって常に無慈悲だと思うんですよ。
こんなこと起きないよねっていうのが無慈悲に起こるのがマーケットだと僕は思っているので、
やはり緩和的姿勢をかたどるためには、マーケットはこういう無慈悲な動きをして、
日銀に一回利上げをさせて、その後に緩和をさせる。
これによって日銀は利詰めというか詰め将棋の形で利下げせざるを得なくなる。
緩和的な姿勢をとらざるを得なくなるという可能性があるんです。
なので、こういうシナリオも十分にあり得ると想定しながらマーケットに乗るのがいいんじゃないかなと思っています。
なので、トランプ大統領というアグレッシブな大統領に加えて、
この日銀の利下げ利上げ論争というのが、この2025年大きく動かし得るイベントになるんじゃないかなと思っていまして、
そういったとんでもないシナリオもあるんだというところをちょっと頭の中に1%でもっておくと、
このマーケットの荒波に飲まれないようになるんじゃないかなと思って、
僕のためにも記録しているというところですね。
どうしても1ヶ月は多分僕これを記録しておかないと忘れちゃうんで、というところで、
まあまあそういうことがあり得ると思います。
ということでまとめるとですね、
日本株のジャパンアーツナンバーワンのバブル再来に向けては、
もしかすると円高不況を演じるというマーケットイベントが必要不可欠であり、
そのためにはまだまだマーケットの荒波が押し寄せる可能性がありますよというところですね。
今日は以上になります。
それではまた明日。
09:52

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