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2025-07-09 06:26

玉露は日本茶のエスプレッソ

玉露、超濃厚な旨味が特徴なお茶なので、普通のお茶みたいに淹れちゃうと勿体無いよ。


個人事業主として、お仕事の依頼も受け付けております。例えば、「カフェとか飲食店で日本茶を仕入れて何かしてみたいけど知識がなくてよくわからないんだよね〜」とか、あるいは「お茶の会社やってるけど店舗のWebサイトを作りたいんだよね」「うちの商品をオンライン販売してみたいんだよね」といった方に向けてお力になれるかと思いますので、お気軽にご相談ください。

サマリー

今回は、日本茶の中でも特に高級な玉露について、その特徴や淹れ方を詳しく解説しています。玉露は、まるでエスプレッソのような濃厚な味わいを持つお茶であり、消費者の理解を深めることが重要です。

玉露の特徴と基礎知識
こんにちは、日本茶インスタラクターのねもとです。
この番組は、日本茶インスタラクター資格を持つ私、ねもとが、
日本全国あるいは世界のお茶にまつわる話を言えるかをお届けする番組です。
本日は玉露についてお話しします。
たまにペットボトルでも玉露入りって書かれているけど、
結局玉露って何なのかわからないっていう人いるんじゃないでしょうか。
はい、それについてわかりやすく説明します。
私が小さい頃は、それこそ親に玉露って何って聞いても、
なんか少ししか収穫できない高級なやつじゃないとか、
当時ネットで調べても全然ピンとこなかったので、
聞いている人にはぜひ知ってほしいなと思います。
よかったら最後まで聞いてください。
私、ねもとは普段は音楽関係の会社でプログラマーとして働いておりまして、
本業とは別に、個人事業主としてお仕事の依頼も受け付けております。
例えば、カフェとか飲食店で2本茶を仕入れて何かしてみたいけど、
知識がなくてよくわからないんだよねとか、
あるいはお茶の会社やっているけど店舗のウェブサイト作りたいんだよね、
うちの商品をオンライン販売してみたいんだよねという方に向けて
お力になれるかと思いますので、お気軽にご相談ください。
はい、今日は玉露について話していきます。
前回、やめ茶について語った配信でも少し触れたんですけど、
玉露、かぶせ茶、ふつうせん茶という種別があって、
そのうち玉露というのが何なのかを説明します。
僕がその人に説明するときはもう作り方とかじゃなくて、
まずは飲む側の目線としてわかりやすく、
2本茶のエスプレッソって表現しています。
コップ1杯をごくごく飲むようなものではなくて、超濃厚なお茶です。
それはウイスキーを舐めるみたいに楽しむものなんですよね。
エスプレッソって何かっていうと、わからない人に向けて一応説明すると、
コーヒーを高圧で抽出した濃厚な1杯ですよね。
少量だけどものすごく濃くて、コーヒーとしての風味が凝縮されている。
それは通常のコーヒーカップじゃなくて、小さいカップで出てきますよね。
これは玉露にすごく似ているので、よく例えに出して説明しています。
玉露っていうのは、以前もお話ししましたが、
覆いした栽培といって、茶葉を摘む前に約20日間程度、
藁とか寒霊砂っていうシェードというか日焼けで覆いをかけて、
ニッコを遮断して栽培します。
それによって甘み旨み成分であるテアニンが葉っぱの中に蓄えられます。
テアニンという甘み旨み成分は、お茶の木の根っこで生成されて葉っぱに蓄えられるんですが、
これが日光に当たるとカテキン類に変化していくので、
砂降下ではこの変化が抑えられるので、旨味が多くなり渋みが少ないお茶が出来上がるようです。
次に玉露の淹れ方ですが、少なく濃厚に淹れるのがベストだと思ってください。
通常の煎茶だと急須に大体1人前2〜3gで人数分用意してみんなで飲んだりしますけども、
消費者の理解と教育
玉露って基本的におチョコみたいな小さい湯飲みでちょっとずつ味わうものなんですね。
お湯の温度が50〜60℃ぐらいの温めのお湯で、時間をかけてゆっくり抽出します。
氷とか水とかでさらにじっくり入れてもいいです。
急いで入れたらダメなお茶ですね。
味の表現も、だしのようなとよく言われるんですけど、超濃厚で、
その一杯にすべて凝縮されているようなすごい味がします。
ストロングな味がします。
これに何も知らずにお茶だよって言っていきなり渡されたら結構びっくりしちゃうと思うので、
大体自分が人に出すときはそれなりに濃厚なお茶だよって説明してからお出しします。
ちょっと話変わるんですけど、
とあるコーヒーショップ、喫茶店でですね、
お店の名前出すと良くないんで伏せますが、
コーヒーのメニューに混ざって宇治の玉露がラインナップされていて、
ちょっとおって思ったんですよね。
やるじゃんと思ってちょっと飲んでみようかなと思ったんですけど、
メニューの写真見るとグラスのポットの中にティーワックがポンって入ってて、
それに氷とか入っていて、
本当に普通のアイス緑茶みたいな感じで出されてたんですね。
ちょっと思ってるのと違うんだよなって思いつつ頼まなかったんですけど、
これはしょうがないですよね。
日本人ってエスプレッソですら単品で注文したら、
なんだこれ少ないじゃんってクレームつけるお客様いそうですし、
これを緑茶でおチョコ一杯みたいな出し方をしたら、
普通の飲食店だとまず扱えないですよね。
玉露っていう時点でのりのような高級感のあるお茶の香りが、
ジメチルスルフィドっていう成分なんですけど、
その香りが少し強いアイスティーということで、
割り切ってメニューに出しているんでしょうけど、
若干もったいないなって思ってます。
やっぱり消費者側も教育が必要というか、
日本茶の面白さをもっと正確に届けるためには、
生産者側だけじゃなくて消費者側も成熟するって結構必須だと思うんですね。
なので日本茶リテラシーを底上げしていきたいです。
僕なんかのポッドキャストを聞いてくれてる方は、
日本茶の消費者として勉強になったら幸いです。
というわけで、今回は玉露は日本茶のエスプレッソというお話でした。
この番組の文字起こしはリスンでも読むことができます。
リスンでも読む、お茶好きが集まるSNS、茶スキーも運営していますので、
気になった方は番組の説明欄のリンクをチェックしてみてください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。バイバイ。
06:26

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