こうしたメカニズムの結果として、いろんな病気がリスクとして上がってくるというふうに言われてるんですよね。
これも研究によってもちろん違うし、これが100%こうだというわけではないんですが、
報告によれば、心血管疾患による死亡リスクですね。
心筋梗塞とかそういった類のものですよね。が34%増。
大腸がんのリスクが28から44%増。
新型糖尿病のリスクが1.7倍。
さらに認知症のリスクも1.5倍というような結果も報告されています。
何死か座っていると、いろんな病気のリスクが上がってしまうという結果が割りかし出てきているんですよね。
そして、これは有名な話だと思うんですけれども、22万人規模の大規模な結果として、
1日の在置時間ですね、座っている時間が11時間を超えると、
座っている時間が4時間未満の人に比べて死亡リスクが40%増加するというデータが報告されたんですよね。
1日11時間座るって、だいぶと座っているなという感じではあるんですが、
何死かでもこれぐらい座ると、本当に死亡リスクが高くなってしまうというふうに報告されているわけなんですよね。
これはちょっと危ないですよね。
ということで、座りすぎてしまうとなぜ体に悪いのか、体の中で何が起きているのかということで、
1つ目が燃焼のスイッチがオフになってしまうということと、
2つ目はニートっていうね、日常動作での体の活動で消費されるカロリーが少なくなってしまうということと、
3つ目は下半身の筋肉が止まって、それがね血流悪化などを、
代謝の低下などを引き起こして、いろんな病気を巻き起こしてしまっているんだっていうことでしたね。
でも実際こんなこと言われても、うわ怖ーってなりますけど、
なんか自分には関係ないんじゃないかなとか、そんな意識になるかもしれないんですけども、
ここからが今日一番伝えたいポイントで、ランメイトの皆さんに自分は走ってるから大丈夫って思ってませんかっていうことを伝えたいわけなんですよね。
僕自身も思ってました。そうなんですよね。
走ってるから、僕運動してるから大丈夫でしょうと思っちゃうんですが、これが大きな間違いなんですよ。
研究者の間でこういう現象のことをアクティブカウチポテト現象なんて呼ばれたりしてるらしいんですけども、
毎朝ジムで1時間しっかり運動している人とか、ランニングしている人とか、
でもその後に例えば8時間から10時間とか座り続けたら健康リスクは依然高いままだという現象のことをアクティブカウチポテト現象というふうに言います。
これどういうことかというと、カウチポテト、カウチはソファーとかですよね。
ポテトはジャガイモということですよね。
要はソファーに横たわっているジャガイモっていう表現なんですよね。
これアメリカとかそっちの方の表現だと思うんですけど、
要は食べるばっかりして太っていてソファーの上に寝っ転がっている人、運動しない人、
そういうようなニュアンスの言葉でカウチポテトっていうふうな表現があるんですよね。
そこにアクティブっていう形容詞がつくと、
要はカウチポテト状態ではあるんだけど、意外とアクティブに動いたりもしているっていう人のことなんですよね。
でもあくまでカウチポテトなので、要はジムで1時間ぐらい動いたりアクティブで動くんだけど、
その後は全部カウチポテトであるっていうような状態ですよね。
この状態だと健康リスクは依然として高いままというふうに言われているんですよね。
2024年のアメリカ心臓病学会の研究ではですね、
週150分の推奨運動時間っていうのがそもそもあるんですけども、
これをクリアしている人であっても1日10.6時間以上座っていると、
心不全とか心血管死のリスクは優位にまだ高いままなんですよというふうに報告されたりしています。
要は推奨運動時間をちゃんとクリアしているよっていう優秀な、
要はちゃんと運動習慣が身についている人であっても、
座りすぎっていうのはダメなんですよね。不健康になってしまうということなんですよ。
つまり運動は運動、座りすぎは座りすぎということで、
これは混ぜてはいけない別の問題だということなんですよ。
運動で座りすぎを帳消しにすることはできないということなんですよね。
座りすぎの治療は決して運動ではないということですね。
座りすぎを解消するためには座りすぎないこと、動くこと、これが重要なんですっていうことなんですよね。
ここが盲点ですね。僕も盲点ですね。
毎朝ランニングとか、毎朝じゃなくてもいいですけど、
ある一定の頻度でランニングしているっていうことが座りすぎの免罪不利はならないということなんですよね。
これがね、僕もちょっとショックというか盲点だったなと思いました。
僕自身、一日中座りっぱなしっていうような仕事ではないんですよね。
病棟とか救急外来とか外来とか異曲だったりとか、
いろんなところに移動するので座りっぱなしってことはないんですけども、
夕方以降とかカルテ作業で2、3時間ぶっ通しで座りながら残業することとかも、
ザラにあるわけなんですよね。
ランニングしてるから油断してたけど、
もっと座り続けないように工夫しないといけないなと今回で思いました。
あとは臨床的な経験で言うとですね、
これは別に研究したわけでもなければ、
ただの僕の個人の感想というか知見でしかないんですけれども、
座りすぎてしまう構造にある職業の方っていうのは、
ちょっと不健康ガチだなっていう印象はなんとなくあったりして、
この前感じたこととかは、タクシーの運転手さんですね。
これおそらく一日中、車で移動してるので動いてはいるけどもちろん座り続けて運転してるわけですよね。
タクシーの運転手さんとか長距離のドライバーさんとか、
特に夜間とかもドライブする必要がある方とかなら特にだなと思うんですけども、
やっぱり糖尿病だったりとか心臓病とか脳卒中というようなご病気を抱えている患者さんって
なんか多いような気がするなと。
ちょっとバイアスかかってるかもしれないけども、なんとなく感じたりしますね。
やっぱり座りすぎて良くないのかもっていうふうに思わされました。
ここまでちょっと怖い話をしてきましたが、安心してくださいと。
とりあえず怖いのは怖いんだけれども、しっかり対策すればOKですということで。
対策はシンプルですね。
もう明日からすぐできることを3つお伝えしますね。
先ほど言った、免用クリニックの記事でもお勧めされていたもので、
いいなと思ったものをちょっとピックアップしてまいりました。
まず1つ目、30分に1回立ち上がる。
これが黄金ルールです。
30分ごとに2、3分ぐらい立ち上がって体を動かすということですね。
これだけで血糖値とか血圧とか中性脂肪の数値が改善するということが
研究で報告されたりもしているみたいなんですよね。
ちょっとでもいいからちょっと動きなさいと、こまめに動きなさい。
そんな感じですね。
立ち上がってちょっと歩くだけでいいので、
例えばお手洗いに行くとか飲み物を取りに行くとか、
ちょっとストレッチをするとか、それだけで十分だと思います。
実際、仕事をしてても煮詰まってくるタイミングってあるじゃないですか。
だからそういったタイミングでストレッチして、
気合を入れ直すというか、
集中力をさらにもう一回スイッチを入れ直すみたいなイメージでも
いいんじゃないかなというふうに思います。
コーネル大学のヘッジ博士は、
20分座って8分立って2分動くというサイクルを提唱されてたりしますと。
こういうのはポモ泥テクニックと組み合わせてもいいかもなというふうに思いますよね。
ポモ泥テクニックですよね。
ある一定時間ごとに休憩を挟むっていうやつですね。
だいたい25分集中して5分休むとかそういうことが多いですけど、
この休むタイミングで体を動かす、こんなイメージでしょうかね。
2つ目、スタンディングデスクを姿勢チェンジのきっかけとして使うというものですね。
スタンディングデスク持ってない方はぜひおすすめですので、
高いものもあれば、でも安いものも世の中にありますし、
この前IKEA行ったときもいろんなスタンディングデスク売ってました。
僕もスタンディングデスクを使っているんですよね。
やっぱり座りっぱなしっていうのは良くないから、
作業をするにしても姿勢を変えるっていうのは良いことなんですよね。
ただ1個注意点があるんですよね。
実は2024年の最新の研究で、
立ち続けるだけでは健康効果は限定的なのではないかっていうような話も出てるんですよ。
要は立つだけじゃ意味なくねっていうことなんですよね。
立つことではなくて動くことっていうのが重要っていう風に考えた方が無難なのかなと。
でも少なくとも座り続けるよりも立つ方が動くのにアクセスが近いので、
やっぱりスタンディングデスクは有用なんじゃないかなという風に思います。
さらに人によっては例えばその場でステップをグッグッグッって踏めるエクササイズ器具とかもあるじゃないですか。
そういうのを活用するのももちろん良いと思うし、
立ってるとちょっと体を動かしたりとかしやすいので良いんじゃないかなという風に思ってます。
3つ目、直後2分の軽いウォーキングですね。
これは先週46話で血糖値の話した時にも通じるんですが、
直後に軽い運動をしましょうということですね。
インスリンと血糖値の話でいくと、2分間でも直後に歩くだけで直後の血糖スパイクを抑えられるんですよね。
直後血糖値がバーンって上がって、インスリンがいっぱい出てシューッと血糖値が下がる。
これを血糖スパイクと言いますが、これが体に悪いんですよね。
集中力も削がれるし眠たくなったりイライラしたりとかそんなことも起こるわけなんですよね。
しかも脂肪の燃焼も起きにくくなってしまう。
こんな悪いことがいっぱい起きるわけなんですよね。
でも直後に歩く、エクササイズ、運動をすることによってこの血糖値が上がりにくくなるんですよ。
筋肉で糖を消費してくれるからなんですよね。
これは血糖値の側面でもいいわけなんですけれども、今回の座りすぎの予防にもいいわけですよね。
昼食の後すぐにデスクに戻るんではなくて、2分だけでいいからオフィス内を歩いてみるとか、ちょっと外を歩いてみるとか、
この現象をアクティブカウチポテト現象というふうに言います。
皆さん、アクティブカウチポテトにならないように注意する必要があります。
座りすぎを予防する対策としてはですね、30分に1回立つ、食後に2分歩く、シンプルですね。
こんな形で少しでもいいから座りすぎ、座る時間を短くしていくことが重要です。
シンプルな対策で血糖値、血圧、中性脂肪など少しずつ改善していくことが重要だと思います。
正直言うとですね、僕自身今回のテーマを調べるまで走ってるから大丈夫だろうというふうに思ってたんですけども、
今回調べてみてちょっと変わりましたね。
やっぱ日々勉強だなと、日々精進だなというふうに思わされました。
運動は運動、座りすぎは座りすぎ、別問題なんだと勉強させていただきました。
だからこそランナーの皆さんにもこれから運動を始めようという皆さんにも知ってほしい内容だなと思いました。
僕も今日から意識を変えていこうと思いますので、一緒に気をつけていきましょう。
今回の話は以上です。
次回は金曜日のランニング会です。
テーマは膝が痛いは走り方のせいじゃない。
怪我を防ぐ医学的ケアの正解について話していきたいなと思います。
皆さん膝痛くなったことあります?
ありますよね。
多分あるんじゃないかなと思うんですけども、
初心者の方がランニングを諦める最大の原因っていうのはやっぱり膝の痛みかその他の怪我だと思うんですよね。
この怪我について一視目線でしっかりお話ししたいなというふうに思っています。
ランニングしている方もこれから始めようという方もぜひ聞いてくださいね。
今日の話が役立ったと思った方はデスクワークの多い友達や同僚にシェアぜひしてください。
あなたのシェアが誰かの健康を変えるきっかけになるかもしれませんよ。
コメント欄に感想を書いてくれたらランメイトとして非常に嬉しいです。
今日から30分に1回立つようにしますとか何でもいいので一言でもいいのでぜひ励みになります。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。
今日から一つだけでもいいので試してみてくださいね。
仕事中に30分に1回だけ立ち上がる。絶対できますよ。
スマホのタイマーをセットするだけでOKなのでね。
それだけで体は変わり始めますからね。
役に立ったら面白いなと思ってくれた方はぜひ番組のフォローと高評価をお願いします。
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それでは今日も絶好調な一日を。ランニングドクターねごでした。バイバイ。