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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「団子虫にも心があると思います。」というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本を語っています。
語るといっても、本の内容とは限りません。
タイトルを見て、思い浮かんだことを話すことが多いです。そんなつもりでお聞きください。
今回のイマジネーションの元は、「団子虫に心はあるのか?」という本です。
団子虫に心はあると思いますか?
心の定義にもよるかもしれませんね。僕はあると考えています。
というのは、僕は心について、実はとても単純なものではないかと思っているからです。
どんなふうに思っているかというと、
自分の体の内外で起きる現象を、何らかの感覚器が捉えたときに、
それを契機に起こる様々な反応の一部が心ではないか、みたいな感じに思っているからです。
この本に出てくる団子虫は、実験で平面の迷路のようなところを走らされます。
この時の団子虫の反応のほとんどは、ごく単純なものになるそうです。
右に行ったら次は左に行くみたいな、ごくシンプルな動作になるわけです。
ただ、ずっとそれをやっていると、ある時急に平面の迷路の上側に飛び出す個体が出てくることがあるのだそうです。
こういういきなりランダムに見える行動に繋がるところに、心の邦画があるのではないか、というようなことが書かれていたと思います。
ちょっと記憶がいまいなので、間違っていたらごめんなさい。
団子虫よりもよほど複雑な生物である猫を見ていると、たぶんこんなことを思っているんだろうなぁと想像することがよくあります。
お母さんのところに行って、ごろんと横になってお腹を見せたら、なでなでしてくれて、
それからおやつの棚の方に行って、お母さんの方を見たら、おやつがもらえるはず。
あれ?くれなかった。どうしてくれないのかなぁ。
ぷんぷん。
ちょっと爪でちょんちょんしてみよう。
これはうちのキーちゃんがよくやる行動を僕が代弁してみたものです。
この行動はまるで言葉を話すように正確です。
まあ飼い主も同じように正確な反応をしているということで、単純に習慣化したものだといえますが、この中には心と言えそうなものを感じます。
例えば予想を裏切られたときに見せるちょっと苛立ったような行動ですね。
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多分大量の試行錯誤からの学習なのでしょうが、予想通りにならなかったときに次の行動に出る一瞬に心が垣間見えるような気がするのです。
このおかげで生物は行動のバリエーションを増やすことができているのではないでしょうか。
僕は心の動きも同じようなシンプルなことの積み重ねで、その量が大量ではあるものの、始まりのところはダンゴムシが突然上の方向に動いてみようとしたことと変わらないのではないかと思うのです。
心のことはいろんな考え方があると思います。僕はそんな風に感じているというだけのことではあります。
住人トイロというところでしょう。この本を読んでみると、そんなことを考えると思います。
そして、そんなことを考えているときは、心にある日頃の悩みを忘れていたりします。
そんな風にいろいろ考えることができる、面白いタイトルの本だと思いませんか。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。
ではまた!
