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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
地形の表現方法を知った思い出から学びについて考えた、というものです。
火曜日は、地図と時刻表の話をしています。
今回は地図の話です。
地図には様々な情報が載っています。
今は、割と身近に使う地図は、Googleマップのようなネット地図ですよね。
海底の人は、何かの場所を調べるためにネット地図を使うでしょう。
そういう時、あまり地形のことは気にしないのではないでしょうか。
地図は二次元で表現されますが、実際の地形が真っ平っていうことはもちろんありませんよね。
地図を見ながら実際の場所に行ってみたら、結構起伏があって坂道が大変だったなんてことはよくあると思います。
Googleマップには地形を表示するモードがあって、山などに陰影をつけることで起伏を表現することができます。
まあ、市街地では情報が多くていまいちよくわからなかったりはしますが、
縮尺を大きくしてみると山並みの陰影が出て、この辺りは険しいなあなんてことがわかったりします。
僕が最初に地図に興味を持ったのは小学1年生の頃でした。
住んでいた田舎町の駅前にあった本屋さんで、中学校で使う地図帳を買ってもらったのが始まりです。
その地図帳の最初の方には地図の表現方法がいろいろ載っていました。
例えば、メルカトル図法とかモルワイデ図法みたいな世界地図の図法に関することや、
3次元方向の情報をどう表現するかみたいなことでした。
その中に地形表現に関することもあって、例えば投降線の意味みたいなものが書かれていました。
投降線は同じ高さの場所を結んだ線ですね。
山が歪んだバウム空辺みたいに表現されるものです。
そういう高さが読み取れる表現のほかに、地図が立体的に見えるような表現もあります。
バウム空辺のシマシマが広いところはなだらかで、狭いところは急坂になりますが、これは地図上でも視覚的にそう感じられます。
視覚的な表現はそれだけではありません。
色の濃淡で表すこともできますし、左上に光源を置いて陰影で表すこともできます。
その中で強く印象に残ったのはケバ方式というものでした。
地形の最大傾斜の方向に二次回線をたくさん引くのですが、その線の太さとか長さ、密度を変えることで環球を表現するのです。
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どんな方式か見たい方は資料のアドレスを概要欄に置きますのでチェックしてみてください。
この方式結構立体的に見えるのですが、明治時代に作られた地図では割と人の感で描いているような感じで、実際とはちょっと違うんだろうなと思ったのですね。
そういう正確さの話はとりあえず置いて、なぜ僕の印象に残っているのかというと、ケバという名前が面白かったのですね。
実際描かれた地図はケバケバしているって感じなんです。
見ているとちょっとムズかゆいような感じがしてくるものです。
なので他の方式は全然覚えていないのに、ケバだけは印象に残っていたのでした。
僕はこの地図帳の最初の数ページがとても好きでした。
地図の読み方がかなり具体的に書かれていたからです。
今でも様々な資料の反例を見るのは大好きですが、その始まりはこの地図帳と同じ時期に買ってもらった時刻表でした。
中学の地図帳も時刻表も小学1年生には難しいもののような気がしますが、案外何なく読んでいたような気がするのです。
そんなわけで僕は様々なことを小さい子には難しいかもっていうふうには考えないのです。
それは大人でも同じ感じがします。
分かる時には分かるから焦らなくてもいいよっていろんな場面で話すことが多いのは、自分のそういう体験がベースになっているのですね。
興味を持つっていうのは本当に大事だなと思います。
皆さんはどんなふうに思いますか?
今回は、地形の表現方法を知った思い出から学びについて考えたという話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストア化で、ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから見に行くことができます。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。