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地図が上手に描けない人の話を聴いて、地図を読むのに必要なスキルを思い浮かべ、それができないということが示唆する考え方のクセについて考えてみました。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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をご覧ください。


地図を読むのが下手な人の見え方を想像して、考え方の癖を知る
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、
「地図を読むのが下手な人の見え方を想像して、考え方の癖を知る。」というものです。
土曜日は、地図を読む話をしています。
僕は子供の頃から地図が好きで、特に理由なく地図を読んでいるので、地図が上手に読めないという状況がよくわかりません。
全く想像するしかないのです。
それでも、たまに、「あれ?この地図は読みにくい。」と思うことがあって、そういう時にはちょっとワクワクしてしまいます。
目の前の問題を解決するよりも、うまく読めない理由の方に興味が湧いてしまうからです。
うちでは、神さんが仕事で地図を扱うことがあるそうです。
そんなわけで、日常的に地図の話をすることがあるのですが、
その中で、地図が読めないことについて、一つヒントになることがありました。
とある人が書いた地図が、全く意味をなさない地図だったという話でした。
その地図は、目的地とその前の道路と近くにあるお店などが書かれているものだったそうです。
これだけを聞いて、別に問題を感じなかった人は、地図を読むのが苦手な方かもしれません。
問題は、もう少し広い範囲から見て、その場所がどこなのかを特定できる情報がないということだと神さんは言っていました。
その話を聞いて、僕は地図が読めない人の頭の中を想像しました。
第一に、俯瞰の目線が得意そうだということ。
第二に、視線の回転が得意ではないということ。
第三に、必要十分の情報の抽象化ができなさそうだということを考えたんです。
第一の観点は、自分の頭の後ろからの景色をイメージできるかということです。
地図を読むときは、これをかなり高い位置から行う必要があります。
第二の観点は、第一の俯瞰で見たイメージを別の方向からもイメージできることです。
この二つができると、簡単な地図は読めるようになると思います。
第三の観点は、自分の位置を掴むのに必要な情報を抽出して、単純化した形で組み立て直すということです。
最寄りの駅から、自宅までを想像してください。
毎日通っているので、ある程度その道筋はイメージできると思いますが、
人に説明するとしたら、目につくものを順に使って説明しますよね。
この目印の位置関係を二次元的に再構成することができないと、地図は読めないのです。
なぜかというと、汎用的な地図は情報量が多いからです。
その中から必要な情報を拾い出して、ある意味でそれ以外のものは見ないようにして地図を読んでいく必要があるからなのですね。
このような見方が不十分だと地図は読めません。
地図が読めない人の頭の中を想像
ナビゲーションシステムを使うとかなり楽になるのは、
二次元に広がる大量の情報からポイントとなる情報を絞り込んで、一次元に編集し直してくれるからなのです。
逆に言うと、ナビに従って進むと自分の位置がわからなくなるのですね。
これ、地図以外のものの考え方にも言えることなんです。
ピンポイントの答えだけを求めていると、十分に思考する力が尽きません。
ぴったり答えに当てはまらなくても、関連するいくつかの要素が見つかれば答えを探すことはできますが、それが決定的に苦手になってしまうのです。
案外、地図を読むという行動の中に思考の癖が現れているかもしれません。
まあ、これは過言と言っていいでしょうけどね。
でも、地図を読むということは、多面的な思考を楽しむということなのです。
今回は、地図を読めないということはどういうことなのか想像することで、思考の癖というちょっと難しい問題に着地しました。
こうやって言語化していくのは面白いですね。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
05:28

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