強みの重要性
さて今回は、スペクトラム東京に載っていた、山下一さんのコラム、「強みを紐解くことから考える。これからのシニアクラスのデザイナーキャリアについて、深く見ていきたいと思います。」
山下さん。はい、よろしくお願いします。 一樹。これ、デザイナーだけじゃなくて、多くのキャリアに共通する話ですよね。特に自分の強みをどう見つけて、どう生かすかみたいな。
山下さん。そうですね。この記事、キャリア中盤の停滞感みたいなものを、ただの危機って捉えるんじゃなくて、シニアクラスの転機っていう、もっと前向きな機械なんだという見方が面白いなと。
一樹。ああ、なるほど。避けられない変化を、むしろ自己理解のチャンスにすると。 山下さん。そういうことです。 一樹。著者、ご自身の経歴もちょっとユニークで。
山下さんの? 一樹。もともとはネットワークエンジニアで、ソフトウェア開発も経験されて、気づいたらデザイナーになっていたっていう。最初からデザイン一筋ってわけじゃなかったっていうのが、なんかこうキャリアの多様性を示していて。
山下。そうですね。すごく説得力がありますよね。 一樹。で、多くの人がぶつかるであろう、このままでいいのかなみたいな問いに対して、どうアプローチするか。
一樹。ここで山下さんが指摘しているのが、ロールモデルを探すことの限界というか。 山下。そこですね。他人の成功パターンをなぞるんじゃなくて、まずは自分自身の強みに目を向けましょうと。
一樹。強みですか。よく聞く言葉ですけど、この記事ではその強みをどう定義してるんでしょうか。 山下。ここがすごく大事なところでして、強みっていうのは単にスキルとか知識のことじゃないと。
他の人より楽に、しかも再現性を持ってできることで定義されてるんですね。 一樹。ああ、なるほど。意識しなくてもなんか自然にやっちゃってることみたいな。
山下。そうそう、そういう感覚に近いかもしれません。自分固有のパターンというか。 だから知識、技術、強みっていうのをちゃんと分けて言葉にすることが、まず自己理解の第一歩なんだと。
一樹。なるほどな。コミュニケーション力とか、そういうちょっと曖昧な括り方じゃなくて。 山下。違いますね。 一樹。もっと具体的な自分なれの考え方とか行動の癖みたいな、そういうパターンを見つけるってことですね。
山下。そうですそうです。 一樹。他の人だったらまあこうするかもしれないけど、自分だったらこういうふうにこの課題を乗り越えるなみたいな、そういう感覚ですかね。
自己成長と社会貢献
山下。まさに自分ならこの山をどう登るかっていうその問いかけが重要だと。 一樹。他の人と比べるんじゃなくて、あくまで自分軸で考える。
山下。その通りです。で、見つけたその強みをですね、最初はまあ自分のために使うんですけど、シニアクラスになってくると、それを私たち、つまりチームのためにどう生かせるかっていう視点にこう移っていくことが求められると。
山下。自分の得意技で貢献するだけじゃなくて。 一樹。そうなんです。 山下。チームメンバーそれぞれの強みもちゃんと理解して、それをうまく組み合わせることでもっと大きな成果を出していくみたいな。
一樹。個人の成長がちゃんとチームの力になっていく。 山下。なるほどなるほど。 一樹。で、さらにその視点はもっと広がって社会へと。 山下。社会ですか。
一樹。はい。自分の強みを生かしてチームだけじゃなく、もっと広い社会のニーズに対して自分は何ができるんだろうかと考える。 個人のキャリアを追求していくことが結果的に社会への貢献にもつながっていく。
そういう考え方ですね。 山下。デザイナーっていう仕事を通して社会に価値を提供し続ける。そのエンジンになるのが強みなんだと。 一樹。そういうことだと思います。
山下。強みを見つけてそれを育ててチームへ、そして社会へと貢献の輪を広げていく。 キャリアの転機っていうのをそういう自己成長と貢献のサイクルを始める
きっかけとして捉えるわけですね。 一樹。そうですね。この一連の考え方でやっぱり特にしさりとむなぁと感じるのは、その強みの捉え方と視点が移行していくプロセスですよね。
キャリアで悩んだりすると、どうしても外の情報とか他の人の成功例とかに目が行きがちですけど。 山下。わかります。 一樹。この記事を読むと、いやいやまずは自分自身の内側にある再現性のある得意なことにちゃんと向き合うことが大事なんだなと。
山下。本当にそうですね。自分ならこの山をどう登るか。この問いかけはデザイナーに限らずどんな仕事をしている人にとっても、なんかハッとさせられるものがあります。
あなたはご自身のキャリアという山をどんな強みを使ってこれからどう登っていきたいですか。 ちょっと立ち止まって考えてみるのも面白いかもしれませんね。