2024-12-13 09:12

085 転勤は最大の研修

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なんばむっと。さんの配信から影響されて思いついた話題です。

なんばむっとさんは、初任者の方の評価観に驚いておられました。私もそうでしたが、まあ無理もないかな、と思います。

転勤は最大の研修とありますが、私学の先生はずっとそこで授業をされるので、転勤の機会に恵まれませんよね。なので、絶対外部研修に参加されることをお勧めします。

 

#転勤 #研修 #国語教育 #教育

 

 

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
今日は、親しく交流させていただいている、ポッドキャストでの配信者、ナンバムットさんの配信、初任者の評価感というものに影響されてお話をしています。
ナンバムットさんは、この間、いろんな校内の方と授業について語り合う会みたいなのが開かれたところ、
初任者、社会科の先生の評価の考え方に対して、とても違和感を感じたということで、面白かったですね。
その社会科の初任の先生が、いろんな評価の仕方について深掘っていく中で、その先生自身が衝撃的な評価感だったということで、どんな評価かというと、
例えば、提出物は最終的に出したものが評価されるものであって、ノートなんか全部出してないと丸にならない。
90%ぐらいができたら三角で、それ以下は×っていうような、そういった考えを出していらっしゃって、
その途中でどうやってその生徒が一生懸命取り組んできたかっていう形成的評価を見取るっていう考えとか、
いろんな能力の差がありながら、そこをどうやって乗り越えていくかっていうような、そういう考え方がなくて、
先生自身が持っていらっしゃるこのレベルに到達したらいい、それ以下はダメってみたいな、
そういう考え方に対してめちゃくちゃ違和感があるという、そういう配信でしたね。
生太さんもいろんな評価の勉強されているので、そういうことに違和感を抱きになられるんじゃないかと思いますけど、
かつての昭和の先生はだいたいそうなんじゃないかと思いますね。
もう出したらいいけど、1秒でも遅れたら罰とかね、そんな感じだったんじゃないかと思いますね。
私なんかそれで育ってきたので、わからないでもないなっていう感じですね。
この配信に影響されて、私が先日号泣してしまったお恥ずかしい物差しで、
字を測って年賀状を書いたっていう配信をしてしまったんですけれど、
本当にその生徒の生化物の背後にどれだけのものが背負われているかっていう、
そういうことについて私たち教員も、ちゃんとそこは見抜かないといけないんじゃないかと私は思ってるわけですし、
その見抜くっていうことが日頃から生徒をどうやって観察したり見ているかっていうことになってくると思うんですよね。
それを見ずしてその生化物でパッと判断するっていうのは教育的なんじゃないだろうと、私も思うわけですけれど。
でもしょうがないなっていう部分はあって、その先生の責任じゃないと思うんですよね。
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それ以前の教育がそういう教育だったし、それで育ってきたらそれがそうだと思うじゃないですか。
すり込み現象と一緒ですよね。
おまけに大学でもどういう大学に出られたのかわからないんですけど、教員要請過程だったらわりかし最新の評価についての勉強なんかもするんじゃないかと思うんだけれども、
学校の教員免許証取得のためのカリキュラマがどうなっているのかわからないけれど、
学校によってはそういったところが充実していない学校で免許証が出るシステムもありますね。
そういうふうに勉強する機会に恵まれなかった初心者にとってはそういうふうな考え方になるのは当然なんじゃないかなと思うんですね。
やっぱり問題はその人の学ぶ姿勢、思考停止になってないかっていうところが大きいポイントだと思います。
まだ若いんでこれからどんどん変わっていくと思うんですよ。
今回ナンバームートさんが研修会を開かれたのもいいきっかけで、そこで若干相対化された部分もあったんじゃないかなと思います。
まあでも一番自分が相対化されるのは転勤ですね。
私も今まで8回転勤してるんで、その転勤のために自分がもう根底から覆されてもう1回スクラップですね。
ビルドですね。全部の学校でスクラップ&ビルドです。
自分の殻とかそれを打ち破るとかそういうふうなこと言いますけど、殻なんかないみたいな感じで。
殻ができる前に次の移動先で打ち破らなければならないっていう感じだったんで、
本当に自分自身の再構築っていうのを何度も何度も繰り返していって、
そのたんびに転勤は最大の研修っていうふうに思いますね。
その学校その学校でいろんな価値観いろんな文化があるので、
まずそこが自分にとっては馴染まなかったり違和感があったり、そういうこともありますしね。
それから生徒実態も違うし教職員集団も違うからその中で授業をするっていうと、
自分の今まで積み重ねてきたものを一度捨ててまた再構築しないといけないという時も多々あるわけです。
そういう中で自分がどんどん作り変えられていくということになったかなと思いますね。
若い先生なんか特にこれから長いですので、今初人校が、
例えば今回ナンバームッドさんがいらっしゃるところは結構進学に力を入れないといけない学校さんなんで、
それでしっかり力をつけてもらって、どんどんいろんな教育現場を転勤していって、
多様な生徒に対応できるような力量をつけてもらうっていうのが大切なんじゃないかなと思いますね。
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でもねここだけの話、ここだけの話って言いながらポッドキャストで喋ってしまうんだけれど、
私が某自治体に所属していた時は、某引退した校長先生によると、
厳しい学校で持たない人もいるんだよとか言うようなことを呟いておられたりして、
厳しい学校で持たないって辞めちゃう先生がいるから、人事的にはその辺のことを配慮しながら人事を回しているというようなことを案におっしゃっておりました。
なので、もしかしたらずっと厳しい状況でやらないっていう状況の先生もいらっしゃるかもしれないですけれど、
あるいはこの先生はということで白羽の矢が立って、そういう学力重点校であったり研究指定校であったりっていうところをずっと任されてっていうような人もいらっしゃるんじゃないかと思いますね。
そういうと、教育の幅が狭くなっちゃうと思うんですよね。今、多様な生徒が少子化の影響でどんどん教室に入ってきていると思うんです。
そういった場合、ありとあらゆる生徒に対応していって、教室自体を安心・安全な場に近づいていって、できるだけより良い状況で授業をしていかないといけない時代が来ているので、
そういうある意味変な言い方偏った学力層の中で授業ができる状態っていう教員を養成するようなシステムはもうやめて、
多様な生徒に対応できるような教員を育てるっていうことを、もうちょっと組織的に自治体的にも取り組んでいかなきゃいけない時代に来ているんじゃないかなと思いますし、
もう自治体さんももちろんそのことを踏まえて、いろんな布石を打ってこられております。
聞くところによると、一時期は特別支援学校にある程度勤務して、それからいろんな学校を経験するっていうのは話も聞いたことあります。
ということで、やっぱり転勤は最大の研修というふうに思いますね。
教育の現場っていうのは、ある程度学力が高くて、生徒自体も安定していて、授業がやりやすいっていうところだけが教育現場ではないと思うんですよね。
そういったところで、多様な生徒に対応する力を身につけていくことっていうのは、我々教員に求められていることなんじゃないかなというふうに、
ここ最近の少子化に伴う生徒の多様性の増加と言いますか、それから不登校も増加しておりますから、
いろんな教育の方法を私たち教員が提供できるようにならないといけないというふうに思っています。
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それじゃあ今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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