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2024-08-29 11:43

015 長時間労働の弊害と教員の持続可能な働き方~育児・家事と自分の仕事の主軸~

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多忙化進む教育現場でどのような働き方が求められるのか、私なりに考えてきました。長時間労働は美徳どころか弊害があるのでは?、子育てと仕事の両立のために必要な考え方とは?、何を主軸にして仕事をしていけば良いのか?、あれもこれも求められる中で見失ってはいけないものとは・・・。先輩の先生方から教えられたことを元にお伝えします。

こちらのお話しからインスパイアされました。

 

 

 

 

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みなさん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
このチャンネルでは、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてお届けしています。
今日は駐車場の車の中で録音しているので、ちょっとお聞き苦しい点があったらすみません。
先日、よく聞いているポッドキャストのナンバムットさんのチャンネルで、働き方についてのお悩みのようなものがつぶやかれていたので、
私はこの問題をぜひぜひお答えしたいなと思って、触発されて録音しています。
ナンバムットさんは子供さんが生まれたらしくて、さらに新人だった時代とは違っていろんな仕事を任されて、
やりくりにどうしていったらいいかなということを悩んでおられるようでした。
私も悩むことばかりだったんですけど、ずっとそういう経験をしてきて、自分なりにこれは大事だということが浮き彫りになってきたので、
これはベテランおばさんのちょっとした戯言だと思って聞いていただければと思います。
まず私は先輩に恵まれていて、いろんな助言をしてくれる、しかもそれが非常にまとえるような助言をしていただいてきた先輩を何人か持ってきたので、本当にその先輩には感謝しています。
まずある先輩に言われたのは、子育て、子供を育てるということは一番大切なことだと言われました。
子育てを通じて教員自身が教育者として成長するので、子供を育てるということは非常に大事にしなさいと言われました。
特に赤ちゃんが生まれてからの育て方で一番役に立ったのは、6歳までは絶対に肌を付け合ってスキンシップを大切にしてベッタリしなさい。
もうこれ以上ないっていうぐらいベタベタしなさいと言われましたね。
やっぱり肌と肌を触れ合わせて安心感を得るというのは、子供の絶対的な安心、安全な場、本当に肯定的に受け入れてくれる肉親が近くにいるんだということで、精神的安定につながります。
私の子供もいろいろあったんですけど、本当に安定していたなとは思います。
スキンシップが土台にあるということで、子供との関わりはいろんな波風たったけど、全体的に見て安定していたと思うし、いざという時には心と心を通じ合いながら深く話ができてたんじゃないかなと思います。
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6歳まではそうなんだけれど、結局のところ成長していくためにいろいろなターニングポイントがありまして、あんまりベタベタしていても子供が成長しないので、次第次第に距離を離していって、でも距離は離すけど目は離すなって言われて、子供をよく観察してました。
そうしたら細かい表情とかそういうのが日常的に観察するとわかってくるんですよね。
ここぞっていう時に声をかけて、例えば女の子だったら一緒にお風呂に入ろうかって言ってみると、そこで実はねっていうような本音が聞かれたりっていうようなことがありましたので、
子供に目は離さずに、子供一番で子供と触れ合いながら成長するということが自分自身の教育の面でも、そして何よりも家庭の安定のためにも、それはひいては仕事の土台というもののためにも必要なことだったんじゃないかなと思うので、
子供に関わる時間をこれから大切にしていってもらえたらなと思います。
しかしですね、子育てに割く時間が、仕事が多忙化して本当に取れないっていう悩みもナンバムットさんおっしゃっていましたね。
年々あのいろんなものが降ってきてですね、現場は多忙化しまくっておりまして、カリキュラムオーバーロードって言われるがいろんなものが降ってきました。ICT教育、それから探求、それから英語教育とか、それから眼教育じゃのなんじゃのとね、いろんなものが降ってきますね。
そのために組織がいろいろ細分化されて仕事も増えて複雑になってきてっていうことで、今やもう教育界は木に例えると肥大化しまくった木の根っことか枝がものすごい伸びて複雑に絡み合って、そして肥大化してしまったがゆえに栄養が行き届かずに、
その先っちょの方では栄枝が始まって腐ってきているっていうようなのが今の教育界で日も幸もいかなくなってきていると思うんですよね。そんなですからやっぱりある意味ここでは断捨離が必要だろうと私は思っています。
だから働く人自らがスクラップ&ビルドっていうことをいつも念頭において省力化効率化っていうのを図っていくべきだと思うし、そうやっていろんな問題を整理整頓して働きやすくするっていうのがこれからの教育現場では求められていくし、みんなが幸せになる方法だと思います。
私たちの頃は長時間労働している人が非常に評価が高いみたいな風潮がなきにしもあらずだったんですけれど、そんな中私は子育てでさっさと早く帰っていたわけですが、やっぱり長時間労働、長く学校にいるっていうことがすごいことなんだっていうそういう文化はもう若い人なんかは全く考えてないと思いますね。
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長時間労働が美徳だ、遅く残っていて精力的に働くことがすごいんだっていうようなこの風潮をそのままに受けて働き続けるということは知らず知らずの間に生徒にその価値観を示していることになると思うんですよ。
将来の生徒が本当に適切な時間で家庭もそれから仕事もうまくやっていくっていうのは知らず知らずの間に私たちの働き方で学んでいると思うので、先生自身がやっぱりワーク&ライフバランスのある働き方を生徒に示していくべきだと私は思います。
なので持続可能な働き方、ワーク&ライフバランスを整えた働き方をこれから私たち自身が模索していって、仕事の中でも自分の中でもそういうやり方をどんどんどんどん積極的にとっていくべきだと思います。
それから何に軸足を置いたらいいのかっていう悩み事も確かあったと思うんですけど、私の先輩の先生はこう言われました。授業が第一だよ、こういうふうに言われました。
私もなるほど、授業本当に大事だと思うんですよね。学校で過ごす時間の本当に大半、7割8割ぐらいは授業が占めますので、授業を大事にするっていうことは本当に教員の本分だと思います。
私がいろんな経験をしてきた中で、授業が上手い人っていうのは学校組織の中でも非常に信頼されますし、授業が上手くいっていると子どもも面白がるし、子どもは帰ってきて家でこんな面白い授業があったよ、この先生は面白い授業をしてたよということを言いますので、家庭でもその先生に対する信頼が増していくという好循環になるんですよね。
大体先輩の先生が言っておられましたけど、授業が上手い先生は公務文章のさばき方も上手いというふうにおっしゃっていたので、まず授業を上手にしていくということが一番大切なことなんじゃないかなと思います。
年月過ごすにつれ経験を積むにつれ、だんだんと自分が求められる役割も多くなってきます。上手にさばかないといけないんですけど、校長先生とか教頭先生とかそういった先生方から仕事を任される時っていうのは、組織の中でこの先生だったらこれができるだろうと、
そういう才能とかを認められてその仕事を任されることが多いです。適所適材を考えながら管理職の先生はそういうことを上手に分担されているので、自分に求められている仕事っていう認識をした方がいいと思うんですね。
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私だったら例えば保護者対応の仕事に就いたら、お母さんときちっと話ができる、そういうところを認められたから保護者との連携を頑張ろうとか。ある時には進路になった、これは進路指導にきちんと取り組んで生徒の学力を上げたり、それから進路指導の力をつけなさいということなんだなと。
それから総合的な探求の時間というところに配属された時には、新しい教育についてきちんとみんなを引っ張っていくようなリーダーの役割をしろということなんだなというように、やっぱりステージステージによって自分の求められてくるものも変わってきました。
なので管理職の先生と悩みとかをよく相談しながら、自分の取るべき道、自分の取り組むべきことっていうのを自分自身で確認しながら、大事なことを集中的にやって、本当にしんどかったら他を上手に省力化するようなスタンスでいくのが一番いいんじゃないかなと思います。
とはいえですね、多忙化する現場なので本当に自分がこのままでいいのかなって悩むことたくさんあると思います。そういう時こそ、周囲の人たちと相談し合いながら、みんなでいろいろと悩みを共有しながら教職員集団で対話しながらやっていくっていうのが私としては一番良かったかなと思っています。
若い人とかね、やっぱり本当に忙しくなると思うんですよ。なので私は結構いろんな仕事を上手に省力化しながら残していくように残していくようにいつも気をつけてはいます。
その中で一番省力化するスキルとして必要なのがICTだなっていうふうに思っているので、これからも私は生成AIをはじめとして新しいデジタルを学んで、学校現場をどうにか本当に持続可能な形にしていくようなものが残せたらいいなと思っています。
それじゃあたちまち今日は勢いで駐車場に停めて録音しておりますが、また働き方についてはいろいろな形で発信できたらいいなと思っています。
それじゃあ聞いてくださりありがとうございました。もしいいなと思われた方はスター評価ポチッと押してみてください。よろしくお願いします。
それではまたお会いいたしましょう。さようなら。
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コメント

本当に学校に要求されていることは増えたなあと思います。地域の人から何かを学ぶような取り組みも増えてはいるものの、結局先生が裏で動くことから回数は増やせず、中途半端な開催頻度で終わっているなあと。 もっと地域の力を組み込めればいいものの、そのためにはリアルイベントだけでは限界なんだろうなと感じました。ITを使った授業だけでなく、人同士のコミュニケーションにもツールを使っていきたいところですね。

黒瀬直美

学校の先生は多忙です。ものすごいマルチタスクです。授業どころじゃ無いんですよwwww

高見知英
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