講演の準備と背景
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は360回、兵庫県の国語部会に登壇します。というタイトルでお届けしたいと思います。
さっきまで、里舞さんというユーチューバーの動画を見ていたんだけれども、AIが面白くない、AIの書く文章がつまらない原因は何かというのを見事分析していらっしゃいました。
私、本当に色々とAIと付き合っていく中で、ノート記事とか、このポッドキャストの台本とか、それをちょっとAIに吐き出してもらっているんだけれども、何か面白くないと思っていたんですよね。
でもね、まとめる時間が短縮できますし、ざっくりと自分の吐き出すものをまとめてもらうには非常に時短になるので使っていたんだけど、究極面白くないなと思っていたんだけど、その原因がわかりまして、ズレと身体感覚と変化、これがないということで、またこのことについては別の回でまとめてみたいと思います。
というわけで、前回3本分はAIに原稿を書いてもらったんだけど、今回はもうAI原稿なしでいきたいと思います。
本題を元に戻しますと、私は11月17日の月曜日、兵庫県の幾野高等学校で行われる兵庫県田島地区国語部会研修会、その中の講演の部で登壇させていただくことになりました。
本当にありがたいお話、ありがとうございます。
依頼が来たのはメールできまして、兵庫県の高等学校の校長先生からメールで依頼が来まして、推薦してくれたのは私の大学時代の先輩で、今は大学の先生をしていらっしゃる人です。
まあ、卒業以来全然会ったことないんだけど、先輩は私がいろいろ活動していることを見聞きしていらっしゃって推薦してくださったんじゃないかなと思います。
本当にありがたいことだなと思ってますね。
ということで、11月17日に私は兵庫県に行ってまいります。
どういった内容にしたらいいかというのを、いろいろと担当の校長先生とすり合わせまして、
田島地区の先生方の国語の先生方の問題意識についていろいろと伺い、
結局のところ、やっぱり学習指導要領にある対話的主体的で深い学びというのをどのように作ったらいいかというところ、
これが一番近いだろうということで、講演タイトルは、
生徒が生き生きと取り組む国語化授業のデザイン、
マンションの使い方&ICT活用&AI活用、そして自分らしさを生かしてというタイトルにしました。
だいたい講演時間が1時間30分という90分という時間をもらっているので、
講演の構成をまず第一部基礎編ということで、
主体的に生徒を授業に取り組むにはどうしたらいいかという授業デザインの話を前半でやりまして、
その前半の話、私の講演は正午30分ですね。
その後15分ぐらい小グループで対話をしてもらって、疑問点や気づきなどを出していただきまして、
第二部実践編ということで、事前に質問をいただいたので、
その質問に答えるコーナー&対話会で出た質問や気づきや感想について深掘りしていくコーナーを第二部実践編として設定して、
それで第三部を振り返りコーナーにしたいと思っています。
ということで、当日田舎の山奥にあるということで、学校に行くこと自体結構時間がかかるので早めに行きまして、
当日はプロジェクターとスクリーンも用意してもらいまして、それで展開したいと思っています。
校長先生は非常にこまめな方で、すぐにいろいろメールしても返事くれて、打ち合わせがスムーズにいきまして、
大変こちらとしてはやりやすかったなと思っています。
スライドについても、もう2週間前には出来上がりまして、あと細部を調整しようと思っています。
ということで、私のスライドも出来ちゃったんだけど、実は過去にもこういった講演をいろいろとさせていただいているので、
それを今回、この田島地区の国語部会用に再編成したというような形になります。
いつも思うんだけども、これやる時に私自身がどういうふうな立ち位置で教育を行っているのかということを必ず入れるようにしています。
授業デザインの重要性
いらない話かなと思って省いていた時もあるんですけども、やっぱりこの話を入れると入れないとでは、
聞いてくださっている方の聞き取り具合とか前のめり具合というのが全然違うんですよね。
だから最初に大体講演のスタイルとしては、本日のゴールというのをちゃんと決めまして、
本日のメニュー、見通しを皆さんにお知らせしました。
それから簡単な自己紹介を行い、私の背景をお話しすることにしています。
私はやっぱり皆さんも何度もこのポッドキャストを聞いてくださっている方はご存知のように、
多様な学校に勤めた経験を持っていまして、中でも非常に子どもが主体的には取り組まない、
学習意欲が低い学校に半分は勤めていたので、この長いベテランの時代の半分は、
本当に勉強が嫌いな子どもたちと一緒に勉強してきたので、
そのことについて私の教育者としてのライフヒストリーをコンパクトに5分ぐらいで語ります。
そうしたら、本当に皆さんここで目の色が変わるわけですね。
それぐらい私は自分自身のキャリアについて、以前は本当にひけ目というか、
追い目というか劣等感というか、全然教科指導面で追いついていないというような、
そういった思い抱いていたんだけれども、そうじゃなくて結局多様な生徒に対応できるんだという、
そういった強みを自分は持っているということが、ここ5年ぐらいでわかりまして、
そこの自分の強みを今回出して、そうすることによって聞いてくださっている方は、
私に対してある程度の信頼を持って話してくれる、聞いてくださるわけです。
そういうベース作りした後で、生徒を主体的にさせる授業デザインについて語りまして、
ここはいつも定番の語りなんですけれども、大村浜先生を引き合いに出しながら語り、
それで多様な生徒実態でどのように生徒を意欲的にさせてきたかということを語るわけですね。
その後、第2部では質問に合わせまして、どうやったらこの授業で、
そういったことを生き生きと立ち上がらせることができるかという具体例をお話しし、
その後は第3部、実践編ということで、質問に対して応答するということになっています。
思ったんだけども、質問の半分以上は既にいろんなところで答えている内容でして、
特に自分、模擬授業動画というのを作っているんですけど、
それを見てくださいということで答えられるような内容もありました。
ということで、自分にとっては今まで非常にいろいろなところで発表したり、答えたり、
それからDMとかで若い先生から質問があったりして、
講演の効率的な進行
それを何とかしてあげたいという気持ちで動画を作ったりしている。
そういった今までの自分の蓄積をここでうまいことリメイク再編成して、
それで講演することができたので、準備としては本当に効率的に行えたと思っています。
当日は結構今まで自分の中で何度も何度もやってきたことを再構成して、
田島地区の先生方の問題意識に合わせたようなおしゃべりができるんじゃないかと思っているので、
楽しく講演会に臨んでいきたいなと思っています。
ということで、今日は農原校でしゃべったわけですけれども、
AIを使ってしゃべるときよりも、どうでしょう、何となく自分の楽しいなとか面白いなとか、
今まで自分がどういうふうな思いで講演してきたのかなというのを思い起こしながらのおしゃべりだったので、
身体性も伴って、あとずれや雑味もあってよかったんじゃないでしょうか。
また、田島地区の国語部会での研究発表についての報告は後でも行いたいと思っています。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
