感動的な卒業生からのメッセージ
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は420回、教師の生き様が生徒の未来を創る構成要素となる、というタイトルでお届けしたいと思います。
今日は、私自身のある感動的な出来事についてお話したいと思います。
それは、毎日の授業で私たちがどのように取り組んでいるのか、その取り組みの有り様、生き様が生徒たちの未来にどれほど影響を与えているか、というようなことがテーマになると思います。
今、3月の中旬で、ちょうど1年間の授業を振り返るシーズンになっていますね。先日、そんな私の元に1枚のロイロノートのカードが届いてきました。
送り主は、私が2年間論理国語を持っていた3年生、卒業生でした。
正直言うと、この人とはあんまりお話をしたことがなくて、どっちかというと、おとなしくてクールで口数の少ない生徒で、先生にペチャクチャペチャクチャ話しかけるっていうタイプの生徒ではなかったので、カードが届いたこと自体がすごく意外でした。
読んでみると、志望校に合格しましたという報告で、わざわざ私のところに来て報告しようと思ったんだけれども、もうお帰りになっていて職員室にはいらっしゃらなかったので、カードでメッセージを送りますということでしたね。
まあね、この人とあんまり話をそこまでしたことのない上に、直接技術対策指導というのをほとんどしてこなかったんだけど、意外だなと思いながらメッセージを開くと、メッセージにはこのような言葉が書かれてありました。
職員室にいらっしゃらなかったので、ロイロノートでお伝えさせていただきます。
無事に志望校に合格することができました。
2年間熱心に授業の準備をして、授業が楽しくなるよう工夫している姿を見て、自分も同じように何事も熱意を込めて行動できるような人間になれるよう、大学に行っても励んでいきます。
ありがとうございました。
というメッセージだったんですね。あんまり感情を表に出さないクールな生徒だっただけに、わざわざこうやってメッセージを送ってくれたっていうことを非常に驚きました。
もうその分どうしても伝えたかったんだなと思って、まあちょっと後でじんわりじんわりきましたね。
教師の生き様と生徒への影響
こういった経験というのは、これをお聞きになっている同業の先生方の中にもたくさんこういうふうなエピソードはあるんじゃないかと思います。
この出来事を通して私は本当に改めて、毎日の授業の中で大人として、教員としてどうやって生きているかというのを示すというのが、実は生徒たちにはかり知れないぐらい大きい影響が与えているんじゃないかということですね。
毎日毎日の授業でやっぱりそういうことをしているということ、それを写し示すということはやっぱり大きい影響なんだろうなと思います。
以前、大学入試の評論文の問題でこういったくだりがありました。
教師は自分の生き方に得意気を含ませ、自分自身の人格を磨く姿を通して、生徒の人格形成に影響を与える。
そういうフレーズがあったんですけども、実際これを読んだときに、そうよねとかって思いながら同意していたんですけども、この出来事があってからますます、いや本当だったんだなというふうに、その言葉の重みを改めて振り返りました。
熱心に工夫し続けること、新しいことにチャレンジすること、そういった私の姿をこの生徒はしっかり見ていてくれていた。
完璧な人間ではないけど、自分の持ち味を生かして授業道に精進していくということが大切なんだなということを改めて認識しました。
私たちが思う以上に生徒たちは本当に実は細かく深く私たちの姿を見ているんだなと思います。
授業をするということが日常になってしまって、あんまり深くそういうふうなことを考えたことはないんだけれども、改めて私自身の生き方が生徒に影響を与えているということを自覚しました。
そういった意味では、自分の姿や生き方が生徒に伝わるといった意味では非常に身の引き締まる思いがしますよね。
自身の持ち味を活かす教育
例えば自分が愚痴っぽく不満たらたらで過ごしていると、そういうふうな人間性が伝わってしまうということになるわけで、
やっぱり先生自身がいつもストレスから解放されて、フリーな生き方をして充実した生き方をしているということは、教育現場ではとても大事なんだろうなというふうに思いました。
私は本当に完璧な人間でもなんでもないんだけれども、自分は本当に授業が面白くていろんな工夫をしていきたいという、そういった自分自身の持ち味というのは大事にして、
先生の授業はいつも楽しくて工夫していて面白いと思ってくれるようなことをどんどん追求していきたいと思います。
実は私の授業準備とか工夫はほとんど趣味に近いというか、面白くてやっているようなところがあるので、だからこそ続けられるのかもしれないと思うんだけれども、
こういう楽しく取り組めることをこれからも続けていきたいなと思いました。
生き方が周囲に与える影響
このエピソードがお聞きになっている皆さんの日々の仕事とか生活の中で役に立てればなというふうに思います。
どういうふうな立場であっても自分が情熱を持って取り組んでいる姿とか、自分自身が喜びに思いながらやっていることというのは周囲の人に影響しているんだなと思います。
となると生徒だけじゃなくて、このチームの人というか同僚の人というか学校の職場にいる人にも自分の人間性というのは影響を与えるということになるんですかね。
そうなると、周囲の人に対して不満を持つということはイコール自分の生き方はどうなのかという、そういうことへの問い直しにもなるということになって、
やっぱりビジネス本によく書いてあることなんですけれども、周囲を変えるというのではなくてまず自分を変えるということが一番大事なんだなというのは、回り回ってそういうふうに捉え直すということは大事なんだろうというふうに今しゃべりながら思いつきました。
AIによるサムネイル作成とまとめ
今回このお話をするときにサムネイルを生成AIナノバナナに作ってもらったんですけれども、そのサムネイル貼り付けておきますけど、黒板の版書は私の実際の版書の写真をそのままAIに投げかけて、これを黒板に使ってくださいと言ったらめちゃくちゃすごい精度で再現してくれて、それもまた感動しました。
AI使うの面白いですよね。
ということで今日はクールな卒業生からのメッセージを通して先生の生き様が生徒の未来に与える影響についてお話をしました。
本当に自分自身を振り返るいいきっかけになりましたね。
皆さんもぜひ自分自身の教育活動を振り返って、より楽しくより豊かに過ごしてくださるきっかけとなれば幸いです。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
