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2025-07-01 09:08

271 ダグラス・アダムスの法則というのを知って思う世代差

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https://www.naomi-sensei.com/ict-workshop/

ダグラスアダムスの法則という言葉から、世代格差というモノを見直ししてみました。

やはり、生まれた時代によって価値観が形成されるのはどうしようもないもののようです。

それなら、どうしていくのか、課題解決に向けてポイントを絞るしかありませんね。

#研修会 #ダグラスアダムスの法則 #世代格差 #デジタル化

サマリー

ダグラス・アダムスの法則を通じて、世代間の技術に対する理解や受け入れ方の違いが考察されています。特にスマートフォンや生成AI、キャッシュレス決済、SNSなどの技術に関して、年代による認識のギャップが明らかになっています。

ダグラス・アダムスの法則の紹介
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は271回、ダグラス・アダムスの法則というのを知って思う世代差というタイトルでお届けしたいと思います。
ダグラス・アダムスの法則というのをご存知でしょうか。私はネット検索とかネット記事を見ていて、この法則に出会いました。
ダグラス・アダムスの法則というのは、イギリスの作家ダグラス・アダムスさんという人が提唱した技術的なものを獲得するユーモラスな法則についてです。
大体ざっくりまとめますと、自分が生まれた時にすでにあるものは自然なものだと思うということと、15歳から35歳の間に登場した技術というのは、新しくて革新的でワクワクして自分をレベルアップさせてくれるものと捉えるということ。
そして35歳以降に出てきた技術というのは、どうも不自然で受け入れがたいと感じやすいという、そういう世代ごとの新しい技術についての考え方や反応の仕方、そういったものについて色々と考察しているエッセイになりまして、なんか学術的な論文ではないそうです。
ちょっと具体的な事例を挙げてみますと、今の中学生高校生というのは、スマホは生まれた時から身近にある、普通にあるものなので、これを使いこなすということについては当たり前で自然なものです。
だけども、例えばお年寄りとかそういう人たちは本当に不自由でよくわからないもの、使い方が難しいとか、若い人は画面ばっかり見て歩いているというように、現代社会では本当にお年寄りは不自然で使いづらい、若者批判もしたりしてますよね。
それから生成AIなんかについても、10代20代はこれは使わないとダメだろうと、使いこなすべき革新的なツールだというふうに思っている反面、50代以上はこれは嘘つきなんだとかね、アナルシネーション多すぎるとか、人間の仕事を奪うとか、あんなものばっかり読んでると頭がおかしくなるとかね。
そんな風な否定的な見方を持つ人っていうのもたくさんいるんじゃないでしょうか。年代によって特に生成AIなんか受け取り方が全然違うなあっていうふうに思っています。
あとね、キャッシュレス決済なんかもそうなんじゃないかな。私もキャッシュレス決済、本当なじみがないんだけど、若い人たちは10から30代、スマホ決済っていうのは当たり前で現金を持たない方が便利だっていうふうに考える人が多いけれども、50代以上の人は現金の方が安心だし、操作ミスが起きたらどうするのとかね、そういう不安が多かったりなんかします。
それからSNSなんかもそうなんじゃないかな。私なんか使いこなしてる方なんだけども、もうTikTokとかインスタなんか普通ですね。もう使いこなして普通だし、使えないっていうのはもうボールペンで字が書けないっていうレベルなんじゃないかなと思いますけれど。
ところが40歳50歳以上の人はFacebookとかLINEとかが多くて、TikTokやインスタっていうのはね、やらなくて、文字のコミュニケーションが多いんじゃないかな。私も文字派かな。TikTokやインスタにちょっとまだ馴染んでないっていうのがありますね。
っていうように、やっぱりあの生まれた時からある技術っていうものについてはもう当たり前だと思ったり、新しく出てきた技術っていうのは革新的で、これから自分のレベルを引き上げてくれるんだっていうな、そういうふうに思いがちだっていう、そういうふうな傾向があるんだっていう分析なんですけど、なるほど、日常のものを見渡しても私は本当にそういうふうに思いますね。
教育現場でのデジタル化
で、こういう流れは教育の現場でもそうなんじゃないかと思うんだけども、ICTについての格差もこれに当てはまるなと思ってて、若手の教師の20代から30代の人はもう本当にあのギガスクール構想世代ということで、Google Classroomとかそれからロイロノートとかそういったものを使いこなすの当たり前になってますね。自然になってます。
だけども、ベテラン世代は版書とプリントっていうね、そういうふうなものをメインにまだまだしていて、操作が不安だからICTは取り入れてないっていうね、授業の形が今まで作り上げてきた授業の形が崩れるのが怖いと思ってらっしゃる人もいたり、オンライン授業なんかも訳がわからないからやりたくないとかね、オンラインでは対面だったらもう反応がわからないから何してるかわかんないじゃないか制度っていうね。
それなのに若手の人はじゃんじゃん使ってブレイクアウトルームなんかで話し合わせたりなんかすることに抵抗感がなかったりします。
それからデジタル化についてもそうかな。若手の先生はクラウドなんかをバンバンに使ったり情報共有したりTeamsとかああいったものを使って情報共有するし共同編集とかもしたがるけれど、ベテランの先生は紙のほうがいいとかね。
こういうのを秘密が漏れたらどうするんだとかね。そういったような人もいるし、学校の教育現場でも本当に世代間で格差があるなっていうふうに思います。
世代間で格差って言ってもこれは個人によるとも全然違いますね。人によって違うなっていう部分もあると思います。私なんかもがっつりついてきている方なんで、あまり若い人との世代格差を感じたことはないんですけれど、逆に若い人が全然デジタルが難しかったりなんかするっていうそういうこともありまして、個人差も激しいなっていうふうに思います。
そんな中でこれからどうしていったらいいのかなっていうふうなことがあるんだけど、デジタルにどんどん傾いていくのはもう当たり前の世の中なんで、デジタル化っていうことにどんどん舵を切っていくのはもう時代の必然だなっていうふうに思います。
そんな中、世代格差を乗り越えるためには、やっぱり若手からベテランに、そしてベテランから若手にいろんな経験とか知識とかノウハウとかを蓄積したものをお互いにシェアするような、そういうふうな研修会とかそういうものを持つっていうのは大事だと思いますね。
だから研修会も若手ベテランが対面するようなんじゃなくて、自然にお互いがお互いに情報をシェアするような形にできたらいいなと思いますね。
それからあとは、こうやったら便利なんだよとかね、そういった便利さをどんどんICTで宣伝して、便利になって相手に喜んでもらうっていうシーンをたくさん作るっていうのはね、とっても大事だと思いますね。
だから研修会のあり方って本当に重要だと思うんですよね。こういうことやったら便利になった、幸福になった、自由な時間が生まれたっていうような研修会、そしてこういうことやったらすごく生徒が喜んで生徒が成長したっていう、そういった研修会、そういうものが実感できるような研修会が良くて、
なんかこう、よく知ってる人が教え込むっていうような、そういう研修会じゃなくて、こういうことをやったら幸福になった、自由になった、成長できた、お互いに助け合っていきましょうみたいな研修会が大事なんじゃないかなと思います。
で、私は過去いろんな研修会を開催してきて、そういった研修会では本当に皆さんの評価が良くて、頑張ってやろうという気になったって評価してもらえた研修会を開催してきましたので、そのコツについてはブログにまとめているので概要欄にリンクを貼っておきます。
漫画で学ぶICTで有名な前田康博先生、大分大学だったかな、前田康博先生にもこれは素晴らしいというふうにお褒めの言葉をいただいたブログ記事です。ぜひ皆さん読んでいただければ嬉しく思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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