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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
2月8日土曜日、第37回、今日も明日も授業道オンライン交流会を開催しました。
テーマは、未来の国語教育を考えようということで開催したわけなんですけれど、あまりにもざっくりした話じゃ話にならないので、笠原先生にポッドキャストの実践発表をお願いしまして、
それを皮切りに、新しい時代を切り開く国語教育のあり方について、皆さんと考えてみました。
笠原先生の発表は、一度拝聴したことがあったんだけど、今回またバージョンアップされて、スライドもとても見応えがあるものに仕上がっていて、さすがだなといつも思うんだけど、いつも以上にさすがだなと思ってしまいました。
結局会は白熱して終わったんだけれども、私の中で笠原先生が最初にスライドでいろんなことをお示ししていただいたあれに帰ってきたなと思うんですけれど、今日はその模様をつらつらとお話ししたいと思います。
笠原先生は、自分自身のベースはやっぱり大村浜の探検学習、それからICTの活用、それからデジタルシティズンシップ教育というこの3本柱がご自身の中にあるそうです。
それがベースとなって授業をデザインするときには、生徒の生活実態、それから先生がこういうことをやりたい、こういうことを知りたい、こういうことを深めたいというところと、それから今の現代社会でまだ掘り起こされていない価値観を新しく言葉を使って掘り起こすということを念頭において授業を作られているようです。
私もここは新しい視点をいただいたんですけど、今の現代社会においてまだ自覚していない新しいものの見方、考え方を言葉によって掘り起こすというところは、なるほどそうだなと思って。
でも学者の方よりも新しいものはできないんだけれども、生徒も私もあんまりそこまで自覚していない、そういう新しいものの考え方、それから今の現実をもうちょっとより良くしていく価値観を得るということは非常に大事なことで、私も実は言葉は違えど価値観を更新していくということは、
単元構想していくときに大きく大事にしているところだなと、改めて自分を振り返って捉え直しができました。
ということで、これ結局ここはもう普遍なんだなってね、今回痛感しましたよ。
単元学習とICT、AIの活用と、そういう新しいツールが入ったからこそのデジタルシティズンシップ教育、どう使うか、どう付き合うか、そして授業を実際に形作るときには生徒の興味、関心に沿わせることと、先生自身の目標とかやりたいこととか、そして最終的には今の現実を新しく変えていくこと。
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捉え直すこと。それも結局大学でも習ったんだけど、改めて本当にここ大事っていうことがよくわかって、ここさえ大事にしていれば、まあ授業は走っていくんじゃないかと思いましたね。
その中でも笠原先生がポッドキャストに注目されたのは、やっぱり今若者を中心に流行っているので、これからどんどん発展していく分野だし、生徒も社会で生きていくときに音声配信っていうのは大事になってくるだろうと。
事実神山丸ごと高専というとても尖がった取り組みをしている学校さんでは、生徒がポッドキャストを配信しているということなんで、やっぱり時代に先駆けてやっていらっしゃるところは目の付けどころが違うなと私も思いましたね。
で、その音声を配信することによって、それを聞いたりなんかして知識も広げられるし、インプットとアウトプットがものすごく速度早く往還することもできるし、それからポッドキャストっていう番組を作ることによってコンテンツ作成能力もつけられるし、これは新しい国語化の一つの大きな取り組みになるんじゃないかなと私も思います。
で、デジタルコンテンツを作る力がつくってさっき言ったんですけれど、これからはテクノロジーを通じて社会とつながる時代になるので、本当にこういうデジタルを使っていろんな考えを発信していくっていう取り組みは、今までは各中心、紙中心だったんだけど、音声とか動画とかそういった、あとデザインとかを使ってね、自分の考えを発信していくっていうことは
本当にこれから大事になっていくなって私も思います。その際にどういう風に発信していくかとか、どういうことに気をつけたらいいかっていうことをデジタルシティズンシップ教育でしっかり生徒に学んでもらわないといけないっていうのは笠原先生のお話を聞いて、やっぱりデジタルシティズンシップ教育っていうのはね、国語化の一部でもあるんだなと思いましたね。
そして笠原先生の発表は、その後も丁寧にポッドキャストの実践を説明してくださったんですけど、そこはちょっと今日、今回は長くなるので割愛しますね。
その後、ブレイクアウトルームが開かれまして、いろんな人からいろんな話が聞かれました。
ここらへんは雑多でカオスだったわけなんですけれど、今回は国語教育以外の方も来られて、いろんな話をしてくださいまして。
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ちょっと紹介しますと、企業では社会広報部っていうところが音声でそういう広報の情報をクラウドとかにおいて、社内で共有したりっていう取り組みもあるそうです。
だから社会に出たら、そうやって音声阪神するっていうことも仕事のうちに入ってくるっていうことなんですよね。
あと、情報のやりとりは音声だと非常にスムーズで早くて、量も、たくさん量も、それからスピードも早くやりとりできるということでした。
ということは、言葉でやりとりすることが増えるということなので、ますます国語が大切になってくるんじゃないかということでしたね。
そういうことで、やっぱりポッドキャストっていう音声配信については、新しい国語の領域としては注目すべきことだっていうことは各ブレイクアウトルームでお話があったようですが、
その中でも企業にお勤めの方は、社会に出て企業に勤めていると、私もよく愚痴っているように、もう学びたくない年齢の方がいらっしゃるわけですよ。
もう自分はある程度成功体験を積み上げてきてここまでの地位を獲得しました。
今さらAIとか何なんだそれと、ICT活用、紙で書いたほうがいいじゃないかっていう、もう学びをやめちゃった人たち、学びを止めちゃった人たち、デジタルっていうものについて、新しい分野について非常に拒否的な人たちがいらっしゃいます。
そういうふうな年齢の人たちが未来を生きる子どもの邪魔をするんじゃないかというお話もありました。
大人が知らなさすぎて子どもの邪魔をするっていう、教育分野じゃない方からそんな話を聞くとギクッとさせられました。
これちょっと強烈じゃないですか。大人が知らないせいで子どもたちの邪魔をする、子どもたちが育っていく邪魔をするっていうのは、
現実あるし、教育の分野でもあるんじゃないかと思いましたね。
これは私にとって今回通列な言葉でした。
ということで、そういう話やら未来の国語教育についての話も出まして、デジタルがこんなに発達していくとフィードバックをAIがするようになる。
じゃあAIのフィードバックと、それから授業で私たち教員がやっているアナログ的なフィードバックは何の違いがあるのかとか。
やっぱりAIは効率的にやってくれるんで、AIはたくさんの人数を相手にすることができるけれど、私たち教員はなかなかたくさんの人数を相手にすることができないから、
効率よくするところと、それからしっかり対話するところの使い分けが大事になってくるんじゃないかというお話の中で、
結局AIがしゃべることよりも、そこに人間が介在する、人間と人間の対話でないと、しっかり生きた言葉になって生徒の中に落ちてこないんじゃないかっていうお話もありました。
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だから、AIでフィードバックをもらうのも大切なんだけれど、究極は人と人との対話の中で、人間は認識を深めていくんじゃないかというような話があり、そんな中で、情報っていうのは置き換え可能なんだけれど、
知識っていうのは体験とか経験を伴って獲得できるものだというようなお話もあり、情報は本当にAIにあるいはデジタルでどんどんやり取りできるんだけど、それを生きた知識として私たちの中に定着させるには、人が介在しないとダメなんだっていうことを、
その皆さんのブレイクアウトルームでの共有の時間に、皆さんも多分その言葉を深く肯定していただいていけたんじゃないかなと思いますね。そんなふうに話が進み、さらにこのままAIがすごいスピードで進化していったらどうなるんだろうっていうのは心配事を私が口にしたら、
やっぱりAIっていうのはものすごい電力を食うし、ものすごい負荷がかかるので、AIの進化にも一定の限界があるんじゃないかっていう、そういうお話もいただきました。なので、AIがこれから進化するって言っても、もうあまりにも進化のスピードが速すぎるっていうことも、もしかしたらないのかもしれないですね。
だってすごい電力を食うらしいんで、アメリカだったら原子力発電所を建てようかっていうぐらいなんで、それを考えると本当に進化しちゃっていいのかなっていう気にもなったりなんかしますけどね。
というように、ベイクアウトルームでのお話をシェアするときは本当に混沌としてたんだけど、その混沌の中にもやっぱりこれ大事っていうようなものが浮かび上がってくる、そういう回となりました。
結局のところ、これからICT活用、AI活用は留まることを知らないぐらい進化していくっていうような中で、結局教育はあるいは社会は進化していくだろう。変化が激しい時代なんだと、これは皆さん思っていることで、そんな中でも人間と人間とのやりとりは大事だし、結局その変化に対応していくには学び続ける人間が大事。
だから生徒を学び続ける人間として育成していかないといけないし、先生も学び続ける人間にならないといけない。その学び続けるためには楽しくないといけない。
ということで、やっぱり楽しく学ぶっていうことを基軸に据えて、AI活用、ICT活用をしていくこと。これがやっぱり重要なんじゃないかな。結局、普遍的なものは変わらないんだなっていうふうに、この度の会を開催して思いました。
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ということで、非常に混沌とした会だったんですけど、本当に大事なものがその中で救い取れた。この大事なものを絶対に離さないようにして、AICTやAIと付き合っていきたいと思います。
それでは今日はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。