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2025-05-01 05:53

ゲーム・SNS・トラブル続出!小学校ICT教育の現実と先生たちの苦悩

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小学校での「1人1台端末」導入によるICT教育の現場で起きている課題やトラブルを、実際の先生の声をもとに詳しく掘り下げます。ゲームやSNSの問題、操作ミス、情報モラル教育の難しさなど、ICT教育のメリットとデメリットをバランスよく解説し、今後の教育のあり方について考えます。

サマリー

最近のICT教育では、一人一台の端末が導入されることにより、授業中にゲームやネットトラブルが増加しています。そのため、教師たちはさまざまな課題に直面しており、同時に情報モラルやデジタルネイティブとしての教育が求められています。

ICT教育の現実と課題
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスへようこそ。進行役の水野太一です。
こんにちは。アシスタントの高橋さやかです。今日もよろしくお願いします。
今回は、東洋経済オンライン、2025年4月25日掲載の記事をもとに、
一人一台端末が生んだICT教育の現実についてお話しします。
この記事は、公立小学校の先生が実際に体験したICT教育の課題を紹介しています。
最近、一人一台端末ってよく聞きますが、どんなイメージがありますか?
一人一台端末って、子供たちがみんな、自分専用のパソコンやタブレットを持って勉強するイメージですよね。便利そうだけど、実際どうなんですか?
そうですね。確かに便利な面もありますが、実際の現場では、授業中にゲームをしたり、
流行りのネットスラングなど、音声入力で検索したりする子もいるそうです。
先生が教団からは子供たちの画面も表情も見えなくて、何をしているのかわからないという新たな課題が出てきています。
えっ、そんなことが起きてるんですか。先生が近づくと教材の場面に切り替える子もいるって、まるでいたずらみたいですね。
そうなんです。まるでゲーム機を渡して勉強しなさいと言っているようなものだと先生は例えていました。
特にADHDなど、自己コントロールが苦手な子には、目の前に誘惑が多くて学習に集中しにくい状況になっているそうです。
なるほど。確かに、誘惑が多いと大人でもつい遊んじゃいそうです。他にどんな問題があるんですか?
例えば、課題が終わっていないのに終わったーっと嘘をついてパソコンを閉じてしまう子も多いそうです。
紙のドリルなら一目で進み具合がわかりますが、デジタルだと確認にも時間がかかるんですね。また、家での宿題も親がチェックしにくいという声もあります。
それは困りますね。親も先生も子供たちが本当に勉強しているかわかりにくいんですね。SNSやゲームのトラブルも多いんですか?
はい。TikTokやYouTube、オンラインゲームの影響で暴言を吐いたり不適切な言葉やダンスを学校で披露してしまう子もいるそうです。
ラインのトラブルや課金問題も増えているとのことです。
SNSやゲームって楽しいけどトラブルもつきものですよね。情報モラルの教育ってやっぱり大事なんですね。
その通りです。ただ、現場ではトラブルが起きてから自分ならどうすべきかを考えさせるケースが多く、じっくり議論する余裕がないのが現実です。
しかも、文部科学省が紹介するのは成功事例ばかりで、失敗例や対処法がなかなか共有されないんです。
成功した話ばかりじゃなくて失敗した時にどうしたかも知りたいですよね。現場の先生たちはどうやって対応しているんですか?
実際にはパスワードを忘れてしまったり、ログインできなかったりといった初歩的なトラブルも多いです。
子供たちはデジタルネイティブと言われますが、アカウントやクラウドの仕組みは理解していないことが多いんです。
自分のパスワードを友達に教えてしまう子もいるそうですよ。
それは危ないですね。写真のアップロードとかもリスクがありそう。
まさにその通りです。ふざけて撮った写真がクラウドにアップされて、誰でも見られる状態になってしまうリスクもあります。
こうした失敗事例や対策を国や自治体、学校がもっと共有できるといいですよね。
ICT教育って良い面もあるけど問題もたくさんあるんですね。先生たちも大変そう。
情報モラルとデジタルネイティブ
はい。情報主任の先生はICT機器や教材の導入からトラブル対応まで一人で抱えていることが多いです。
専門家でもないのに責任を負わされるのはかなりのプレッシャーだと思います。
教員養成課程でもICTの使い方やトラブル対応をもっと学ぶ必要がありそうですね。私も不安になってきました。
さやかさんのように、これから先生になる人がICT教育の現実を知っておくことはとても大切です。
ちなみに音声入力も便利な反面、手書きの機会が減ってしまうことや指でなぞる漢字練習のやり方が変わってきていることも指摘されています。
手書きの習慣がなくなると筋力とか集中力にも影響がありそうですね。アナログの良さも見直したいなと思いました。
実際、授業前にパソコンを触ると興奮してしまう子が多いので、読書で気持ちを落ち着けてから授業を始める工夫もしているそうです。
紙のドリルの方が進み具合やつまづきもすぐにわかるというメリットもあります。
最近、フィンランドやスウェーデンでも脱デジタル化が進んでいるって聞きました。やっぱりアナログとデジタルのバランスが大事なんですね。
その通りです。恋愛の導入が進む社会でもアナログの良さを生かしつつ、ICTの利点も取り入れることが求められています。
現場の先生は失敗事例も含めてノウハウを共有し、新しい教育の形を模索しているんですね。
今日のお話を聞いて、ICT教育の現場のリアルがすごく伝わってきました。便利なだけじゃなくて、いろんな課題があるんだなと実感しました。
ICT教育はまだまだ発展途上です。現場の声を大切にしながら、アナログとデジタルの両方の良さを生かしていくことがこれからの教育に必要だと思います。
私も将来先生になったら子供たちの様相をよく見て、ICTもアナログも上手に使い分けたいです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。これからも教育のリアルな話題をお届けしますので、ぜひ次回も教育カフェテラスをお楽しみに。
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