00:00
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
いよいよ第98回ということで、100回まであとちょっとになりました。
今日は、よく考えたら、私はKindle本を出してるんですけど、全然そこらへんの宣伝してきてなかったなと思って、今日は私がちょうど1年前に出したKindle本の宣伝をしたいと思います。
タイトルは、「マンガを活用、楽しみながら進化する国語教員のためのアイディアブック。生徒の意欲、教員の元気を引き立つ授業作り。」ということで、これをKindle本で出したわけですけれど、
そもそもね、やっぱりあの私、いろいろしんどい学校で勤めてきた時に、私のこの状況を打開してくれてたのは、自分が幼い頃から慣れ親しんで書き続けてきた漫画。
この漫画を授業で取り入れることによって、本当に生徒が生き生きと授業に取り組んでくれるようになって、私自身も本当に元気を得たっていうね、そういう風な歴史を何年も持ってきて、この私の出発点をぜひともまとめて本にしてみたいなっていう思いがずっとありました。
というのも、ずっと昔、東京法令出版の月刊国語教育に10年間連載していたことがあって、この富木もお声掛けいただいたのが、漫画を活用して授業をやっているっていうね、そういうところに着目してくれた編集者の方が、私を長い間雑誌の連載に採用してくれたんです。
そういったところをね、本当に認めてくれた人がいたっていうのは、私の本当に運命だったかなと思っています。
こういう私の出発点ルーツをね、何か形にしたいなと思って、でも自費出版とかお金かかるし、それから当然出版社の方が私みたいな人に声をかけていただくっていうこともないんで、自力でささやかながら、経済的負担もあまりないキンドル本っていうのを選びました。
でも何をしていいやらわからないので、コーチをつけました。概要欄にも貼っておきますけど、りゅうさんっていう、本当に教育会のことを色々知っておられて、市民になって色々相談してくださる、そういうコーチをお願いして、それで去年の夏ぐらいからね、取り組み始めて3ヶ月ぐらいでキンドル本を完成させて出版することができました。
03:02
その内容についてちょっとお話ししたいと思いますね。これは漫画を活用して授業づくりに取り組んできた私の若かりし頃の悪戦苦闘ぶりを、面白おかしく楽しく書いた、国語教育のエンターテインメント本。
こういうふうなスタンスで行こうと思って、楽しんで軽く読む。重たい本は、ガチの本はいくらでも出てるんで、私は親しみやすさとかこのライトな感覚っていうのが自分の売りだなと思ってるので、エンターテインメント本というふうに目打ちました。
先ほども言いましたように、新任の頃からも教育困難校にずっと勤めていて、授業が成立しないという状態を何年も何年も体験してきて、その都度七点抜刀、トライしては破れ、トライしては破れというトライアンドエラーの繰り返しの日々を送ってきて、
自分が受けてきた授業も大学で勉強してきた子も全然通用しないような、そういう状態でしたね。その中で生徒が苦し紛れに書いた私の漫画に本当に食いついた。
先生が書いたの?これってこういう話だったのか?分かった!とかっていうふうに、生徒の目の色が変わったのが、私自身の自作漫画を使った授業だったんですね。
そういう状態だったもので、その中で私自身が本当に厳しい教育現場の中でどうやって授業を楽しく面白くしてきたのかということを、簡単な言葉で、ライドな言葉で面白おかしく語っています。
特に私が気をつけたのは、授業を面白く楽しくするには、自分自身が面白く楽しく過ごしていないといけないと思っていて、自分の失敗や苦労でさえネタにしてしまうという勢いで紹介していますし、とにかく面白いこと楽しいことをやってみようというスタンスで書いています。
これを読んだらおそらく、授業になかなか意欲を持ってもらえなくて、どうしたらいいのか悩んでいるような先生に少し元気を与えることができるんじゃないかなと思います。
ただ、これは特殊な本で、私の得意技が漫画イラストだったので、全員の先生に漫画を書きなさいとかって言ってるわけじゃない。自分の持ち味を生かしてトライアンドエラーで工夫し続けること。
そして何度破れ去っても積み上げ続けること。これがやっぱり私自身のこの目の前をどんどん切り開いてくれるそういう力になったと思っています。
06:08
なので、今目の前にいる生徒たちのことを一番知っていらっしゃる、いろいろアクセントしていらっしゃる先生は、目の前の生徒たちのことを一番知っているからこそできる。その人それぞれの唯一無二の実践があるはずなんですね。
そういう元気と勇気を持って、そういう日常の教育活動に取り組んでほしいなという思いで、エンターテインメント本と銘を打って出しました。
ささやかな実践ですし、ほんのしょうもない小さな工夫ですし、見てもらったらなんじゃこりゃっていうライトな工夫なんだけど、そういう日常的な土壌作りがだんだんと生徒を大きくしていって、数年先には大きな木に育っている。
そういうふうな日々を送っていらっしゃる全ての先生に元気になってもらいたいなと思って書きました。
ということで、私のアクセントぶりを面白おかしい漫画本にして、漫画本って言うんですかね、イラスト入りの実践漫画付きで出してますんで、一応Kindle Unlimitedに入るとタダで読めますけど、400円で出してます。
そして時々無料セールもやってるんで、その時に買っていただくのが一番いいかな。次は3月かな。またTwitterとかインスタとかでも配信しようと思います。
それで、やらせっぽいんですけれど、何人かの知り合いの人がレビューを書いてくださっていて、その中に私がアクセントでやってる時に、生徒だった子、その時の生徒だったかもういい大人の40代ぐらいなのかな、それぐらいになっていらっしゃって、こんな風に書いていらっしゃいます。
アンリビバブルっていうテレビ番組があったんですけど、その時に放送された著者の高校の生徒でした。真面目に向き合いながらも誘惑もあり、オンとオフがはっきりした素敵な先生でした。
あれから28年経ちましたが、トライアンドエラーを繰り返し地道にコツコツとバージョンアップしてきた先生の姿が目に浮かび、楽しく読ませていただきました。子供にも読ませたいと思います。ということで、あの時の生徒がコメントをくれてますね。
私は本当に、あの時頑張ってましたね。でも楽しかったし、その楽しさは生徒にも伝わってるんじゃないかなと思います。その他にも、若手もベテランもみんな大変な時代、でもこの本を読めば楽しみながら授業ができるかもっていう嬉しいコメントをいただいていたり、現場にいる者にとってはうなずくことばかりです。
09:11
この1時間をどう乗り切ろうかと悩んでいる方におすすめです。対話的な授業が厳しい学校でも、生徒への働きかけを諦めることなく工夫されてきた著者の真摯な姿勢に頭が下がります。こういう教師に出会えた生徒は幸せだと思います。改めて自分の日々の授業を振り返って反省させられました。読み物としても面白いです。こういうレビューを書いてくださっている人もいました。
おすすめしたいと思いました。どのようなアプローチをしていけばいいか悩んでいる方の参考になるのでは、ICTとも相性のいい実践だと思います。ありがとうございます。
その他にも、現場で悪戦苦闘されたリアルが描かれていて必死な笑いとしても面白いエンターテイメントです。とともに、教育現場のリアルを知る意味でも貴重だなと思います。教員志望の方、教員を始められた方にとってはたくさんの学びがあるんじゃないかな、文句なく面白い一冊です。
という風に書いてくださっておりますね。ありがとうございます。ということで、皆さんのレビューも紹介しながら、自作Kindle本を紹介してきましたけれど、これから私も引き続いて、先生方を元気にするようなアイディア本とかネタ本とか、授業をこうやったらちょっと面白おかしくうまくいくよ。
こういうエンターテイメント系の国語教育の本をこれからも出していきたいと考えているわけなんですけれど、いかんせんね、日常の授業でもう一生懸命になりすぎるとこれを出す時間がなくなっちゃうっていう、そういう苦しい状況なんですけれど、どうにかして年に一冊ずつぐらいは何とか書いてみたいなと思っています。
ということで、今日は私のKindle本の宣伝をいたしました。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。