2025-02-25 09:09

150 生成AIと学校教育のセッション参加報告~edcamp Hiroshima2025~

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2月23日(日)に参加したedcampHiroshima2025。その際、参加したセッションの報告をしたいと思います。

このグラレコは私作です。左下は、あれこれ運営をしているときに隣の人にタッチ交代してもらいましたw

 

#対話 #edcamp #生成AI #学校教育 #AI活用

サマリー

edcamp Hiroshima2025では、生成AIと学校教育に関するセッションが行われ、多様な参加者がAI活用に関する課題や現状を共有しています。参加者は、企業と学校現場でのAI活用の格差や、教育におけるAIの使い方の重要性について議論しています。

edcamp Hiroshima2025の概要
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
昨日は、edcamp Hiroshima2025に参加してきました。2月の23日日曜日ですね。
このedcampについては、先日宣伝配信した通り、教育に関心のある人が集まって、日頃考えている問題意識を共有しあって、それをいろいろなグループに分けてセッションし合う、対話し合うという、そういうイベントです。
私は、運営お手伝いとして頑張ってきました。皆さんが書いた、付箋詞での問題意識を元にグルーピングして、合計15個の問題に分けて、グループ×3回のセッションを行いました。
今回は、その中で私が参加した、生成愛と学校教育というセッションについて、内容を紹介したいと思います。
このグループは6人参加して、いろんな立場の人がいろんな方向から自分の思いを語り合ったわけですけれども、まず最初は、学校のAI活用状況が話に上がりました。
学校では同意書を取っていないのに、生徒はどんどんどんどん使っている実態があって、学校の対応が遅れているというお話や、明確なガイドラインがないまま使わせていいのかというようなお話。
それから、DXの補助金が下りた学校では、どんどんAI活用に踏み切っているところもあるというように、かなり学校によって格差があるという話が問題になりました。
それから、AIの活用アプリを企業が作って、それを導入して、それでAIを生徒が使っている様子を管理できるという、完全管理状態で導入している学校もありますけれど、
これは、AI活用アプリをちゃんとお金を払って導入しているわけで、企業の参入を、お金儲けの場を、どんどん許しているという状況になっているのではないかというお話もありました。
そんな中で、企業にお勤めの人もいらっしゃって、学校現場ではそういう、なかなか格差ができたり、導入が難しい状態が続いているにもかかわらず、企業ではどんどんAI活用が進んでいるという状況だそうです。
メールの返信についてもそうだし、数字やデータの分析、アンケート分析などなど、かなり活用が広がっていて、どんどん進んでいるというお話でした。
その中で、なぜこんな違いが出るのかという話もありました。
企業はビジネスなので、結果を出さないといけないから、データ化してそれを分析してより良くしていくという業務改善がどうしてもマストなわけですよね。
データを処理するという関係上、どんどん使いやすい状況になりますし、
企業向けの活用状況、事例共有しやすいということがあって、やっぱり学校現場との違いが大きく影響しているのではないかという話になりました。
かたや教育現場となると、生徒の感情とか、それから生徒自身の自分のストーリーとか、そういったものに使うこともあったりして、ちょっと使いにくいところも多いのではないか。
そんな中でAI活用がどんどんドリル向け、添削アプリなどに振り切っていくという、そういうAIが、いわば処理に、勉強の処理にどんどん使われていて、生徒自身がその処理に追われてじっくり施工するという場を作れていないのではないかという、そんなお話にもなりました。
AI活用をクリエイティブなことにもっともっと使っていって、処理に使うということにならないようにするにはどうしたらいいんだろうかとか、そういうお話にもなりまして、そのためにはAIをパートナーとして使わないといけないわけなんですけど、そのパートナーとして使うためにはゴールのイメージをある程度持って使うということが必要で、
そこまである程度こっちが使い込んでいくというバックボーンがないとそこまでなかなか指導できないんじゃないか、いずれにしても先生の教える側のAI活用の勉強が必要なんじゃないかというお話になりました。
教育者の学び続ける必要性
これはいつもそこに帰着するなと思うんだけど、じゃあ先生が本気で勉強するようになるにはどうしたらいいかという話があって、私がここで課金したら使うようになるよということで笑いが起きまして、やっぱりお金をかけて元を取ろうと思うので、ついついAIを使うようになって、その結果ある程度習熟が進むというようなお話をしました。
そんな中で果たしてAIにクリエイティブなことをさせていて、ちゃんと教育になるのかという話もありまして、私がそこでやっぱり身体性を伴った情報共有、対話でないと深く生徒に染みてこないという実感を自分の国語の中では持っているというお話をしました。
というのも、この間お話ししたんですけど、この配信でも西垣徹先生という情報工学の先生がおっしゃってたんですけど、情報というものはそういうデジタルデータ以外にも身体性というのが入っていて、私たちは言語を習得するので、やっぱり身体性が伴わないと完全な情報理解にはならないんだっておっしゃってたんですよね、あの本の中で。
私自身もやっぱり教室で授業していて、そこで対話するっていう身体性、生徒と生徒と目線を合わせながら身振り手振りで情報共有していくっていうことがないと、なかなかその完全に生徒に落ちていくっていう感覚が得られてないので、それは激しく同意するところです。
そういう中でAIとそれから演劇とかそういうAIと身体性を組み合わせる使い方はとても面白くなっていくんじゃないかと、そういう話の中で最終的には生徒がAIをどう使うか、AIをどう生かすか、AIをどうコントロールするかを教えていかないといけない。
そのためにはそれを語れる教育者が求められる。ということで結論はいつも先生も学び続けなくてはならないというお話になりました。
その他にも余談として、やっぱりAI活用すると批判的指向がとても育成されるよねっていうようなお話にもなったりして、それは批判的指向力を育成するというのにはAIがちょうどいいよねっていうようなお話もありました。
それからいろんなAIアプリのお話もありました。ということで限られたいつもの友達関係とか知人関係とか職場関係の中でAIを話しているだけじゃなくて、
全然今まで知り合ったこともない人とAIについて語ることによって様々な視点からいろいろな指摘があり、お話は広がり深まりということができたかなと思います。
やっぱり対話はいいですね、対話はね。こんなふうにAIについてまた視点が深まったかなと思いました。
そんな一方で私の知人の先生が初めてエドキャンプに参加して、とてもいい感想を送ってくれました。
ありがとうございます。やっぱり外の人と関わらないといけないなって思いました。
帰りに一緒になった方は死脅威をやめて私学に行かれたとかです。すごい刺激になりました。
自分がどうやっていきたいか考えてみようと思います。というようなラインをくださりました。
やっぱりね、いつもと違わない自分というのがずっと閉鎖的な空間の中で過ごしていると、バージョンアップとか更新とかどうしてもできなくなっちゃうというか機会がないというか。
だけどやっぱりそこから一歩離れて熱量の高い人と刺激し合うというのは自分を更新してくれるなって思います。
ということで、江戸キャンプ広島2025セッション参加報告でした。
それでは聞いてください。ありがとうございました。今日はここまでです。またお会いいたしましょう。
09:09

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